JPH082617A - スタッカクレーン - Google Patents

スタッカクレーン

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JPH082617A
JPH082617A JP13204494A JP13204494A JPH082617A JP H082617 A JPH082617 A JP H082617A JP 13204494 A JP13204494 A JP 13204494A JP 13204494 A JP13204494 A JP 13204494A JP H082617 A JPH082617 A JP H082617A
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JP
Japan
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pallet
stacker crane
movable fork
empty
movable
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JP13204494A
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English (en)
Inventor
Shigeharu Yokoya
重治 横矢
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Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタッカクレーンにおける可動フォークの前
後X軸方向に平行な水平方向長さを大きくせずに、比較
的簡単な作動で空パレットの回収と実パレットの供給と
を行ない得て、実パレットの入れ替え時間を短縮できる
ようにした自動立体倉庫のスタッカクレーンを提供す
る。 【構成】 スタッカクレーン31に対して、上下の何れ
か一方に位置されて各ラック装置11の保管棚12内に
物品等を収載した実パレット14aを供給する実パレッ
ト用可動フォーク33aと、他方に位置されて保管棚1
2内から物品等を取り出して空になった空パレット14
bを回収する空パレット用可動フォーク33bとを配備
して構成し、また、実パレット用可動フォーク33aに
対して、空パレット14bを受け入れるだけの上下間隔
を隔てて空パレット用可動フォーク33bを配備して構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物流システム等の自動
立体倉庫に適用されて、収納物品の搬出入を行なうスタ
ッカクレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動立体倉庫は、多数の保管棚
を配置させたラックを対向して並立させた状態で、各ラ
ックの相互間を走行する搬出入装置、いわゆるスタッカ
クレーンを設けて構成してある。例えば、物流システム
等において、多品種少量の各物品等をそれぞれケース内
に収納してパレットに収載させ、該スタッカクレーンの
可動フォークによって、個々のパレットを各ラックの対
応する保管棚に区分して保管し、かつ必要に応じて任意
選択的に取り出し得るようにした収納手段としての自動
立体倉庫がよく知られている。
【0003】また、この種の自動立体倉庫においては、
最近に至って、前記スタッカクレーンの可動フォークに
より、ラックの各保管棚に一方の側から挿入して保管さ
れるパレット上の各製品等を収納したケースを、該保管
棚の他方の側から人手又は自動ピッキング装置によって
取り出すようにした方式が多く採用されている。
【0004】ここで、この種のピッキング方式を採用し
た従来の一例による自動立体倉庫の概要構成を図4及び
図5に示す。図4は自動立体倉庫の平面図、図5は正面
図である。
【0005】この従来例による自動立体倉庫は、前後X
軸方向に延長されるとともに、左右Y軸方向に所定間隔
で相互に対向して並立させた複数本(ここでは、2本)
の各ラック装置11と、該対向する各ラック装置11間
の床面中間部にあって、前後X軸方向に平行するように
敷設された走行レール21上を走行する1台のスタッカ
クレーン51とを有している。
【0006】前記相互に対向する2本の各ラック装置1
1は、前後X軸方向に向けて相互に隣接する複数列の保
管棚12を個々に区分配置させ、かつ該保管棚12列を
上下Z軸方向へ複数段にわたって配設させるとともに、
各段毎の保管棚12列の対向しない側にあっては、この
場合、人手によるピッキング操作のための作業者が歩行
するプラットホーム13をそれぞれに付設させて構成さ
れている。後述するように、保管棚12は、可動フォー
クによるパレットの上方からの挿入格納と下方からの掬
い上げ取り出しとが可能なように、該可動フォークが入
り込める余地がある。
【0007】そして、前記個々の保管棚12内に対して
は、例えば、物流システムの場合、多品種少量の各物品
等を収納するケース15を収載させたパレット14を格
納して保管し、前記プラットホーム13側から作業者に
よって取り出されたケース15は、適宜に、該プラット
ホーム13上に備えられる搬出用コンベア16によって
外部に搬出される。
【0008】なお、ここでは、説明の都合上、前記パレ
ット14について、以後、ケース15を収載させた状態
を実パレット14aとして表わし、該ケース15がすべ
て取り出されて無くなった状態を空パレット14bとし
て表わすものとする。
【0009】一方、前記走行レール21上を前後X軸方
向に向けて走行されるスタッカクレーン51は、上下Z
軸方向へ向けて各列の各保管棚12毎に制御昇降作動さ
れるキャリッジ52を有し、該キャリッジ52上には、
作動距離に対応したスペース節減のために2段機構に形
成されるとともに、前記各保管棚12に対して、左右Y
軸方向へ向けて制御進退作動される可動フォーク53を
備えて構成する。
【0010】従って、前記構成による自動立体倉庫にお
いては、スタッカクレーン51の可動フォーク53によ
って、ケース15を収載した実パレット14aを各ラッ
ク装置11の対応する保管棚12毎に一方の側から区分
挿入して保管し、かつ該実パレット14a上のケース1
5に収納された各製品等については、該保管棚12毎に
他方の側、つまり、プラットホーム13側から作業者に
よってケース15と共々に取り出される。
【0011】そして、前記作業者による各製品等のケー
ス15の取り出しにより、実パレット14a上の各製品
等が無くなると、該当の保管棚12内に残されている空
パレット14bを回収した上で、新たな実パレット14
aを供給して入れ替える必要があり、この実パレット1
4aの入れ替えに際して、従来のスタッカクレーン51
の場合には、次のように操作している。
【0012】すなわち、前記空パレット14bの発生が
予告もしくは通達されると、制御操作部では、先ず最初
に、スタッカクレーン51を空パレット14bが発生し
た保管棚12の該当列位置に向けて前方X軸方向へ走行
させながら、併せて、キャリッジ52を該当段位置に向
けて上方Z軸方向へ上昇作動させる。そして、該キャリ
ッジ52が空パレット14bを保管している保管棚12
の該当位置に到達した時点で、キャリッジ52上の可動
フォーク53を前方Y軸方向へ前進作動させて、対応す
る空パレット14bの下方に挿入させた上で、さらに、
これを所要量だけ上方Z軸方向へ上昇作動させることに
より掬い上げて保持する。その後、これとは全く逆の操
作を行ない、該空パレット14bを払い出しステーショ
ンに搬出して回収する。
【0013】次いで、新たな実パレット14aが準備さ
れた供給ステーションないしは保管ラック位置に対し
て、前記スタッカクレーン51を移動させた上で、ここ
でも該準備されている実パレット14aを掬い上げて保
持させた後に、引続き、前記払い出しの場合と全く同様
の操作を繰り返すことによって、前記空になった保管棚
12内に新しい実パレット14aを供給して補完させ
る。
【0014】つまり、上記従来例によるスタッカクレー
ン51の構成では、空パレット14bの回収と、新しい
実パレット14aの供給とをそれぞれ別の作業工程によ
ってそれぞれに実行するものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、前記従来
のスタッカクレーン51の場合には、空パレット14b
の回収と新しい実パレット14aの供給とをそれぞれ別
の作業工程によって実行しなければならないために、該
空パレット14bと実パレット14aとの入れ替えに多
くの時間を必要とする。しかも、その間は、必然的に作
業者による集品作業を中断せざるを得ず、この結果とし
て作業能率が格段に低下することになるという不利があ
る。従って、ここでの空パレット14bと実パレット1
4aとの入れ替え時間を、簡単な機構構成により短縮可
能にし得るスタッカクレーン51が望まれている。
【0016】一方、前記スタッカクレーン51による実
パレット14aの入替え作業の能率を高めるために、図
6に示されているように、該スタッカクレーン51にお
けるキャリッジ52の前後X軸方向幅を大きくして、前
記空パレット14bの回収と新しい実パレット14aの
供給とを各別選択的に行ない得る2台の可動フォーク5
3a,53bを、該前後X軸方向に平行する水平方向に
特定のピッチ間隔Pで並列させた装置がある。この装置
によれば、何れか一方の可動フォーク53aによって空
パレット14bの回収、他方の可動フォーク53bによ
って実パレット14aの供給をそれぞれに行ない得る
が、この場合には、該実パレット14aの入れ替えに際
して、次のような問題点を生ずる。
【0017】つまり、前記水平方向に2台の可動フォー
ク53a,53bを特定のピッチ間隔Pで並列させたス
タッカクレーン51の場合には、一方の可動フォーク5
3aによる該当保管棚12内からの空パレット14bの
回収を終了した後に、一旦、前記特定ピッチ間隔Pに対
応してスタッカクレーン51のそれ自体を前後X軸方向
に平行な水平方向へ移動させてから、他方の可動フォー
ク53bによって該当保管棚12内への実パレット14
aの供給を行なう必要がある。このために、これらの2
つの動作を同時に行うことが困難であり、その処理時間
も長くなるという好ましくない不都合がある。併せて、
一般に比較的重量のあるスタッカクレーン51を一旦、
停止されている状態から、その度毎にわずかずつ移動さ
せるのも大変で作動エネルギーに無駄を生じ易く、かつ
同様に相応の時間を必要としている。
【0018】また、前記のように改良されたスタッカク
レーン51では、2台の可動フォーク53a,53bが
前後X軸方向に平行な水平方向に並列されていることか
ら、極めて当然のことながら、これらの各可動フォーク
53a,53bの水平方向の配置長さ、ひいては、キャ
リッジ52の幅が、前記1台の可動フォーク53を用い
る場合よりも大きくなる。その結果、例えば、ラック装
置11の端部に位置する格納棚12への実パレット14
aの入れ替えを考慮すると、図6に2点鎖線で示すよう
に、前記キャリッジ52の大きくされた幅相当部分が、
該ラック装置11の端部よりも外側へはみ出してしま
い、倉庫内空間の有効活用が図り得なくなるという不都
合もある。
【0019】本発明の目的は、このような従来の課題や
欠点を解消することにあり、可動フォークの前後X軸方
向に平行な水平方向長さを大きくしたりせずに、比較的
簡単な作動で空パレットの回収と実パレットの供給とを
行ない得て、実パレットの入れ替え時間を短縮できるよ
うにした自動立体倉庫のスタッカクレーンを提供するこ
とにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、下記構成により達成される。 前後X軸方向に向けて複数列の保管棚(12)を配
置し、かつ該保管棚(12)列を上下Z軸方向へ複数段
にわたって配設するとともに、左右Y軸方向に所要間隔
で対向する少なくとも2本の各ラック装置(11)を有
する自動立体倉庫に配備され、該対向する各ラック装置
(11)間で前後X軸方向に走行可能にされ、前記保管
棚(12)に対して、物品等の収載用パレットを供給・
排出する可動フォーク(33)を左右Y軸方向へ進退作
動可能に装備させたスタッカクレーン(31)におい
て、上下の何れか一方に位置されて前記保管棚(12)
内に物品等を収載した実パレット(14a)を供給する
実パレット用可動フォーク(33a)と、他方に位置さ
れて前記保管棚(12)内から物品等を取り出して空に
なった空パレット(14b)を回収する空パレット用可
動フォーク(33b)とを配備させたことを特徴とする
スタッカクレーン(31)。
【0021】 前記空パレット用可動フォーク(33
b)が、前記空パレット(14b)を十分に受け入れ得
るに足るだけの上下間隔を隔てて、前記実パレット用可
動フォーク(33a)に対して下部側に配備されている
ことを特徴とする前記に記載のスタッカクレーン(3
1)。
【0022】
【作用】前記に記載のスタッカクレーンにおいては、
例えば、実パレット用可動フォークを上方側、空パレッ
ト用可動フォークを下方側に設定した場合、実パレット
用可動フォーク上に実パレットを載置したままの状態
で、先ず、該実パレット用可動フォークと空パレット用
可動フォークとを上下Z軸方向へ作動させ、該当する空
パレットを保管している保管棚の下方に対応する位置ま
で移動させた後に、引続き、左右Y軸方向へ前進作動さ
せることにより、実パレット用可動フォークが空パレッ
トの上方空間内に、空パレット用可動フォークが該空パ
レットの下方にそれぞれ位置される。
【0023】そして、前記状態のまま、前記空パレット
用可動フォークを上方Z軸方向へ僅かに上昇作動させる
と、空パレットが該空パレット用可動フォークによって
掬い上げられるために、このように空パレットを掬い上
げて保持した空パレット用可動フォークを左右Y軸方向
へ後進作動させることにより、該空パレット用可動フォ
ークがスタッカクレーン側に復帰され、このようにして
空パレットをスタッカクレーンに回収できる。
【0024】次いで、前記のように空パレットをスタッ
カクレーン上に回収した状態で、今度は、前記保管棚の
上方空間に残された実パレット用可動フォークを下方Z
軸方向へ下降作動させることによって、該実パレット用
可動フォーク上に載置された新たな実パレットを該保管
棚上に保管させ得るもので、その後、該実パレット用可
動フォークを左右Y軸方向へ後進作動させてスタッカク
レーン側に復帰させる。
【0025】すなわち、以上の作用により、該当する保
管棚上からの空パレットの回収と、該保管棚上への新た
な実パレットの供給とを行なうことができ、該空パレッ
トの回収と実パレットの供給の操作は、前記スタッカク
レーンのそれ自体を全く作動させずに、単に実パレット
用可動フォークと空パレット用可動フォークとを作動さ
せるのみで実行し得るのであり、該操作に必要な時間の
短縮が可能になるほか、倉庫内空間を有効に活用し得
る。
【0026】また、前記に記載のスタッカクレーンに
おいては、空パレット用可動フォークが、空パレットを
受け入れるだけの上下間隔を隔てて、実パレット用可動
フォークに対して下部側に配備されているので、前記空
パレットの回収と実パレットの保管との操作に際し、空
パレット用可動フォークの上昇作動距離、及び実パレッ
ト用可動フォークの下降作動距離をそれぞれに少なく済
ませることができて一層有効である。
【0027】このように、本発明に係る自動立体倉庫の
スタッカクレーンは、スタッカクレーンに対して2台の
可動フォークを上下Z軸方向に配置させるとともに、一
方の可動フォークについては、空パレットの払い出し専
用とし、他方の可動フォークについては、実パレットの
供給専用としたことにより、装置を大型化することなく
空パレットの回収と実パレットの供給を行うことができ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明に係る自動式立体倉庫のスタッ
カクレーンの実施例を図1〜図3に基づいて詳細に説明
する。
【0029】図1は本実施例を適用したスタッカクレー
ンの概要構成を模式的に示す正面断面図であり、図2は
同スタッカクレーンの要部斜視図、図3(a),(b)
は同スタッカクレーンの動作態様を順次模式的に示す作
動説明図である。
【0030】この図1に示す装置構成において、本実施
例によるスタッカクレーン31は、この場合、先に述べ
た従来例によるスタッカクレーン51に対応されるもの
で、同様に、相互に対向して配設される各ラック装置1
1間に適用され、走行レール21上を前後X軸方向へ走
行可能に制御される。
【0031】すなわち、前記走行レール21上を前後X
軸方向に向けて走行可能に制御されるスタッカクレーン
31は、基体32上にあって、上下Z軸方向へ向けて各
列の各保管棚12毎に制御昇降作動される上部及び下部
の各キャリッジ32a,32bを上下に位置するように
配置させるとともに、本実施例の場合、上方に配置され
る上部キャリッジ32a上にあっては、物品等を収載し
た実パレット14aを前記ラック装置11の保管棚12
内に供給するための実パレット用可動フォーク33aを
実装させ、また、下方に配置される下部キャリッジ32
b上にあっては、物品等を取り出して空になった空パレ
ット14bを該保管棚12内から回収するための空パレ
ット用可動フォーク33bを実装させる。
【0032】そして、前記上部キャリッジ32aと下部
キャリッジ32b、ひいては、前記実パレット用可動フ
ォーク33aと空パレット用可動フォーク33bとにつ
いては、実パレット用可動フォーク33aに対して、空
パレット用可動フォーク33bが、前記空パレット14
bを十分に受け入れ得るに足るだけの上下間隔を隔てて
配置される。
【0033】また、前記実パレット用可動フォーク33
aと空パレット用可動フォーク33bとは、先にも述べ
たように、作動距離に対応したスペース節減のために2
段機構に形成される。
【0034】次に、本実施例構成によるスタッカクレー
ン31を用いた保管棚12上からの空パレット14bの
回収、及び該保管棚12上への新たな実パレット14a
の保管動作について簡単に述べる。
【0035】前記構成のスタッカクレーン31では、前
記ラック装置11の特定保管棚12内に保管されている
パレット14に収載されているケース15が取り出され
て空パレット14bを生じた場合には、図示省略した供
給ステーションないしは保管ラックから、予め準備され
た該当する新たな実パレット14aを実パレット用可動
フォーク33aにより掬い上げて保持させた上で、該当
する空パレット14bを保管している保管棚12の位置
まで、該スタッカクレーン31を前後X方向へ走行させ
る。
【0036】そして、このように前記実パレット用可動
フォーク33a上に実パレット14aを載置させたまま
の状態において、先ず、上方側の実パレット用可動フォ
ーク33aと下方側の空パレット用可動フォーク33b
とを上方Z軸方向へ上昇作動させて、空パレット用可動
フォーク33bが該当保管棚12の下方に対応する位置
まで移動させた後に、引続き、これらの各可動フォーク
33a,33bを左右Y軸方向へ前進作動させることに
よって、図3(a) に示されているように、上方側の実パ
レット用可動フォーク33aが、空パレット14bの上
方空間内、つまり、ケース15の全てが取り出されて空
間になっている空パレット14bの上方位置に、また、
下方側の空パレット用可動フォーク33bが、該空パレ
ット14bの下方位置にそれぞれ移動される。
【0037】そして、前記状態のままで、前記空パレッ
ト用可動フォーク33bを上方Z軸方向へ僅かに上昇作
動させることによって、図3(b) に示されているよう
に、前記空パレット14bが該空パレット用可動フォー
ク33bによって掬い上げられることになり、引続き、
このように空パレット14bを掬い上げて保持した空パ
レット用可動フォーク33bを左右Y軸方向へ後進作動
させることによって、該空パレット用可動フォーク33
bがスタッカクレーン31側に復帰され、一旦、該空パ
レット14bをスタッカクレーン31上に回収する。
【0038】次いで、前記のように空パレット14bを
スタッカクレーン31上に回収した状態で、今度は、前
記保管棚12の上方空間に残された実パレット用可動フ
ォーク33aを下方Z軸方向へ下降作動させることによ
って、該実パレット用可動フォーク33a上に載置され
ている新たな実パレット14aを該保管棚12上に保管
させ得るのであり、以上の操作の終了後は、該実パレッ
ト用可動フォーク33aを左右Y軸方向へ後進作動させ
てスタッカクレーン31側に復帰させる。
【0039】この場合、前記各部の作動については、前
記実パレット用可動フォーク33aを下方側、前記空パ
レット用可動フォーク33bを上方側に設定した場合に
あっても、その上下関係位置を考慮するのみでほぼ同様
に行なわれる。
【0040】すなわち、以上の作用によって、該当する
保管棚12上からの空パレット14bのスタッカクレー
ン31上への回収と、該保管棚12上への新たな実パレ
ット14aの保管とを行なうことができるもので、その
後、該スタッカクレーン31を図示省略した払い出しス
テーションに移動させて、同様な操作を行ない、該払い
出しステーションに空パレット14bを搬出させて回収
すればよい。
【0041】そして、前記空パレット14bの回収と実
パレット14aの保管との前記スタッカクレーン31に
おける操作については、該スタッカクレーン31のそれ
自体を全く作動させることなく、単に、実パレット用可
動フォーク33a及び空パレット用可動フォーク33b
の前進作動(定位置への移動)と、該空パレット用可動
フォーク33bの上昇及び後退作動(空パレット14b
の回収)と、該実パレット用可動フォーク33aの下降
及び後退作動(実パレット14aの保管)とを行なうの
みで容易に実行し得るのであり、その作動の間には、何
らの障害も生ずる惧れがないために、該操作に必要な時
間の短縮も可能になるという利点があるほか、一方で
は、第1及び第2の各キャリッジ32a,32bが横方
向に大きく離されていないことから、たとえ端部に位置
する保管棚12に対する空パレット14bの回収と実パ
レット14aの保管との操作であっても、該当部分が枠
外にはみ出したりせず、結果的には、倉庫内空間を有効
に活用し得る。
【0042】また、一方では、前記実パレット用可動フ
ォーク33aと空パレット用可動フォーク33bとの上
下間隔を、該空パレット用可動フォーク33bが、空パ
レット14bを十分に受け入れ得るに足るだけの大きさ
に設定すればよいために、僅かな空間を必要とするのみ
で実施可能であり、しかも、空パレット用可動フォーク
33bについては、ケースが収載されていない軽量の空
パレット14bを処理するだけであるから、その簡略化
が可能である。
【0043】さらに、前記空パレット用可動フォーク3
3bの僅かな上昇作動については、同時に前記実パレッ
ト用可動フォーク33aを上昇させるようにすること
で、該空パレット用可動フォーク33bを単独で上昇さ
せる必要がなくなるために、ここでは、これらの両者の
上昇手段を共通化できて、その機構構成の簡略化をも容
易に図り得る。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
前後X軸方向に向けて複数列の保管棚を配置させ、かつ
該保管棚列を上下Z軸方向へ複数段にわたって配設させ
た複数の各ラック装置を有し、これらの各ラック装置を
左右Y軸方向に所要間隔で相互に対向して配設させ、ま
た、保管棚に対して、物品等の収載用パレットを供給、
排出する可動フォークを左右Y軸方向へ進退作動可能に
配備させたスタッカクレーンを設け、スタッカクレーン
を各ラック装置間で前後X軸方向に走行可能にした自動
立体倉庫において、スタッカクレーンに対して、上下の
何れか一方に位置されて保管棚内に物品等を収載した実
パレットを供給する実パレット用可動フォークと、他方
に位置されて保管棚内から物品等を取り出して空になっ
た空パレットを回収する空パレット用可動フォークとを
配備させたので、装置が大型化しない簡単な構成である
のにも拘らず、空パレットの回収と実パレットの保管と
の作動を極めて容易かつ短時間で行なうことができると
いう優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスタッカクレーンの概
要構成を模式的に示す正面断面図である。
【図2】同実施例によるスタッカクレーンの要部斜視図
である。
【図3】同実施例によるスタッカクレーンでの可動フォ
ークの動作態様を順次模式的に示すそれぞれに作動説明
図である。
【図4】従来の自動式立体倉庫の概要構成を説明する模
式的に示した平面図である。
【図5】図4に示す構成の正面図である。
【図6】従来の改良された一例による自動式立体倉庫の
概要構成を模式的に示した平面図である。
【符号の説明】
11 ラック装置 12 保管棚 14 パレット 14a 実パレット 14b 空パレット 15 物品等を収納するケース 31 スタッカクレーン 32 基体 32a 上部キャリッジ 32b 下部キャリッジ 33 可動フォーク 33a 実パレット用可動フォーク 33b 空パレット用可動フォーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後X軸方向に向けて複数列の保管棚
    (12)を配置し、かつ該保管棚(12)列を上下Z軸
    方向へ複数段にわたって配設するとともに、左右Y軸方
    向に所要間隔で対向する少なくとも2本の各ラック装置
    (11)を有する自動立体倉庫に配備され、該対向する
    各ラック装置(11)間で前後X軸方向に走行可能にさ
    れ、前記保管棚(12)に対して、物品等の収載用パレ
    ットを供給・排出する可動フォーク(33)を左右Y軸
    方向へ進退作動可能に装備させたスタッカクレーン(3
    1)において、 上下の何れか一方に位置されて前記保管棚(12)内に
    物品等を収載した実パレット(14a)を供給する実パ
    レット用可動フォーク(33a)と、 他方に位置されて前記保管棚(12)内から物品等を取
    り出して空になった空パレット(14b)を回収する空
    パレット用可動フォーク(33b)とを配備させたこと
    を特徴とするスタッカクレーン(31)。
  2. 【請求項2】 前記空パレット用可動フォーク(33
    b)が、前記空パレット(14b)を十分に受け入れ得
    るに足るだけの上下間隔を隔てて、前記実パレット用可
    動フォーク(33a)に対して下部側に配備されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスタッカクレーン
    (31)。
JP13204494A 1994-06-14 1994-06-14 スタッカクレーン Withdrawn JPH082617A (ja)

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