JP2019031776A - 厨子移載用容器 - Google Patents
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Description
例えば、被引掛部が、本体部における厨子のスライド移動方向に対して交差する方向に位置する端部に設けられている場合、棚と本体部との間に被引掛部を位置させるためのスペースが必要となるため、自動倉庫の大型化の要因となってしまう。よって、被引掛部は、本体部における厨子のスライド移動方向に位置する両端部の少なくとも一方に設けられていることにより、棚と本体部との間に被引掛部を位置させるためのスペースを設ける必要が無くなり、自動倉庫が大型化してしまうことを回避することができる。
従来では、基本的に、一つの収納部に一つの厨子しか収納しないため、例えば、一つの厨子に一家族の骨壺しか収容しないとすると、自動倉庫において、棚の収納部の数を増やさなければならなくなるため、自動倉庫が大型化してしまい好ましくない。よって、従来から存在する標準的な厨子は、内部が仕切板によって二つの収容スペースに仕切られており、一つの厨子に二家族分の骨壺が収容されていた。したがって、二家族が一つの厨子を共有しており、それぞれの家族からすると、厨子が自分の家族専用のものであるという特別感が薄い。そこで、本体部が、厨子のスライド移動方向に厨子を複数並べた状態で載置可能になっていることで、一家族の骨壺の大きさに合わせた大きさの厨子を一つの厨子移載用容器に複数載置することができる。したがって、自動倉庫において、棚の収納部の数を増やすこと無く、一つの厨子に一家族の骨壺のみ収容することができ、厨子が自分の家族専用のものであるという特別感を参拝者に与えることができる。
これによれば、移載機における収納部に対する厨子の出し入れにバリエーションを持たせることができるため、移載機における収納部に対する厨子の出し入れを効率良く行うことができる。
図1に示すように、自動搬送式納骨堂で用いられる自動倉庫10は、棚11を備えている。棚11は、複数の支柱12及び複数の棚板13により構成されている。複数の支柱12は、図1において矢印X1で示す連方向に所定の間隔を置いて複数配列されるとともに、矢印Y1で示す前後方向に所定の間隔を置いて2列配列されている。複数の支柱12は、矢印Z1で示す上下方向に立設される四角柱状である。複数の支柱12は、それぞれが互いに平行に上下方向に延びている。連方向で隣り合う支柱12同士の距離は、前後方向で隣り合う支柱12同士の距離よりも短い。
図3及び図4に示すように、厨子移載用容器20は、厨子16が載置される本体部21を備えている。本体部21は、平面視長四角形状の底壁22と、底壁22の両短側縁からそれぞれ立設する第1側壁23及び第2側壁24と、底壁22の両長側縁からそれぞれ立設する第3側壁25及び第4側壁26と、を有している。
厨子16を棚11の収納部14に対して出し入れする際には、移載機40の一対の引掛ピン43bが第1被引掛部31に引っ掛けられた状態で、移載機40によって収納部14に対して厨子16が厨子移載用容器20と共に水平方向にスライド移動する。よって、棚11の一対の棚板13の載置部13b又は移載機40の載置台44に対しては、厨子移載用容器20が直接引き摺られることになり、棚11の一対の棚板13の載置部13b又は移載機40の載置台44に対して厨子16が直接引き摺られることが無くなる。
(1)厨子移載用容器20は、厨子16が載置される本体部21と、本体部21に設けられるとともに移載機40の引掛部43が引っ掛けられる第1被引掛部31及び第2被引掛部32と、を備えている。そして、厨子移載用容器20は、本体部21に厨子16が載置された状態で厨子16と共に収納部14に収納され、引掛部43が第1被引掛部31又は第2被引掛部32に引っ掛けられた状態で引掛部43が水平方向に移動することにより収納部14に対して水平方向にスライド移動する。これによれば、厨子16を棚11の収納部14に対して出し入れする際には、移載機40の引掛部43が第1被引掛部31又は第2被引掛部32に引っ掛けられた状態で、移載機40によって収納部14に対して厨子16が厨子移載用容器20と共に水平方向にスライド移動する。よって、棚11又は移載機40に対しては、厨子移載用容器20が直接引き摺られることになり、棚11又は移載機40に対して厨子16が直接引き摺られることが無くなる。したがって、厨子16を大切に扱っているという印象を参拝者に与えることができるとともに厨子16の損傷を抑制することができる。
○ 図16に示すように、本体部21における厨子16のスライド移動方向に位置する両端部の少なくとも一方に被引掛部33が二つ設けられていてもよい。二つの被引掛部33は、連方向に並んで配置されている。この二つの被引掛部33は、例えば、第1被引掛部31において、連結部31eを境に第1被引掛部31を連方向に分割した形状である。要は、本体部21における厨子16のスライド移動方向に位置する両端部の少なくとも一方に被引掛部が複数設けられていてもよい。
○ 実施形態において、本体部21に第2被引掛部32が設けられていなくてもよい。要は、被引掛部は、本体部21における厨子16のスライド移動方向に位置する両端部の少なくとも一方に設けられていればよい。
○ 実施形態において、第1側壁23における底壁22に対する立設方向の長さH1、及び第2側壁24における底壁22に対する立設方向の長さH2が、第3側壁25における底壁22に対する立設方向の長さH3、及び第4側壁26における底壁22に対する立設方向の長さH4と同じであってもよい。
Claims (4)
- 自動倉庫の棚の収納部に収納される厨子を移載機によって前記収納部に対して出し入れする自動搬送式納骨堂で用いられ、
前記厨子が載置される本体部と、
前記移載機に設けられる引掛部が引っ掛けられる被引掛部と、を備え、
前記本体部に前記厨子が載置された状態で前記厨子と共に前記収納部に収納され、前記引掛部が前記被引掛部に引っ掛けられた状態で前記引掛部が水平方向に移動することにより前記収納部に対して水平方向にスライド移動する厨子移載用容器。 - 前記被引掛部は、前記本体部における前記厨子のスライド移動方向に位置する両端部の少なくとも一方に設けられている請求項1に記載の厨子移載用容器。
- 前記本体部は、前記厨子のスライド移動方向に前記厨子を複数並べた状態で載置可能になっている請求項1又は請求項2に記載の厨子移載用容器。
- 前記被引掛部は、前記本体部における前記厨子のスライド移動方向に位置する両端部にそれぞれ設けられている請求項3に記載の厨子移載用容器。
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2017
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