JPH08260327A - キュプラ長繊維複合不織布およびその製造方法 - Google Patents

キュプラ長繊維複合不織布およびその製造方法

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JPH08260327A
JPH08260327A JP7069730A JP6973095A JPH08260327A JP H08260327 A JPH08260327 A JP H08260327A JP 7069730 A JP7069730 A JP 7069730A JP 6973095 A JP6973095 A JP 6973095A JP H08260327 A JPH08260327 A JP H08260327A
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JP
Japan
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pulp
fiber
fibers
cupra
nonwoven fabric
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Withdrawn
Application number
JP7069730A
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English (en)
Inventor
Hideo Ikezawa
秀男 池沢
Masaru Kadota
優 門田
Takahisa Mizoguchi
隆久 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生分解性および、吸水性に優れ、乾燥状態で
はハンドリングと加工に適した剛性を有し、湿潤状態で
は適度な柔軟性と良好なハンドリング性を有し、優れた
厚手感を有する複合不織布、およびその製造方法の提
供。 【構成】 木材パルプ繊維層の少なくとも片面に、高圧
水柱流処理により交絡されたキュプラからなる不織布層
が積層され、かつこれらの繊維が互いに交絡しているキ
ュプラ長繊維複合不織布を、キュプラ長繊維不織布の上
に、木材パルプシートを積層し、必要により、さらにそ
の上にキュプラ長繊維不織布を積層し、得られた積層体
に、高圧水柱流処理を施してパルプ繊維とキュプラ長繊
維とを交絡させ、それにより各層を一体化する方法によ
り製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生分解性を有し、吸水
性に優れたキュプラ長繊維複合不織布およびその製造方
法に関する。さらに詳しく述べれば、本発明は、乾燥状
態では、良好なハンドリング性と加工に適した剛性とを
有し、湿潤状態では適度な柔軟性と良好なハンドリング
性を有するばかりでなく、優れた厚手感を有し、土中等
へ埋設した場合には、微生物による分解が可能なキュプ
ラ長繊維複合不織布およびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】レーヨン短繊維やコットン繊維をカード
機で解繊してマット状に積層し、次に、これに高圧水柱
流処理を施すことによって短繊維同士を交絡して不織布
を得る方法は、従来から知られており、その製品はワイ
パー、又は拭き布等として使用されている。しかしなが
ら、このようにして得られた不織布は、乾燥状態でも柔
軟なため、これに加工を施す場合にトラブルが発生しや
すく、また湿潤状態では柔らかくなり過ぎてハンドリン
グ性が劣るという欠点があり、しかもその上価格も高い
という問題を有していた。
【0003】一方、多数の紡糸孔から、銅アンモニアレ
ーヨン原液を押し出して形成された多数の連続フィラメ
ント状流を、凝固液とともにカーテンウオール流として
支持体上に流下させるとともに、該支持体にその進行方
向と直交して左右に揺動運動を与えながら支持体上にキ
ュプラ長繊維集合体を形成し、次いで精練工程の後に、
必要に応じてこのキュプラ長繊維集合体の上から高圧水
柱流処理を施し、キュプラ長繊維を水流交絡した後乾燥
させて不織布を得る方法も知られている。この方法で得
られたキュプラ長繊維不織布も、湿潤状態では柔らかく
なり過ぎてハンドリング性が劣り、厚手感に欠けるとい
う欠点を有している。
【0004】複数の繊維シートの積層体に、水流噴き当
て交絡法を施して、繊維同士を交絡させ、それによって
複合化不織布を得る種々の方法が知られている。例え
ば、米国特許明細書3,493,462号には、ポリエ
チレンテレフタレート連続フィラメント層の両面に、ス
テープルレーヨン繊維層と木材パルプ繊維層とを結着し
た複合不織布の製造方法が開示されており、特開平3−
268936号公報には、合成繊維連続フィラメントか
らなる不織布の片面あるいは両面に、合成繊維ステープ
ル層と天然短繊維層とを積層結着した複合不織布の製造
方法が開示されている。更に、特開平5−253160
号公報には、合成繊維からなるスパンボンド不織布層と
パルプシート層が積層された複合不織布の製造方法が開
示されている。
【0005】これらの従来の複合不織布は、乾燥、湿潤
のいずれの状態においても柔らかく、乾燥状態で高剛度
が要求される用途には適さない。更に、いずれも完全な
生分解性を有さず、これらの不織布を多量に使用した場
合、ゴミを発生するという問題を生ずる可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、かかる
現状に鑑み、上記欠点を解決するために種々検討を行っ
た。その結果、特定のキュプラ長繊維不織布と木材パル
プよりなるパルプシートとを、これらの繊維の三次元的
交絡により一体化した複合不織布により、上記欠点を有
効に解消できることを見出し、本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明は、従来技術の上記の欠点を
解消し、生分解性を有し、吸水性と厚手感に優れ、乾燥
時には各種加工に適した剛度を有し、湿潤時には適度な
柔軟性と良好なハンドリング性を有し、かつ不織布を構
成するキュプラ長繊維とパルプ繊維とが効率よく絡合一
体化しているため、表裏差が少ないという長所を有する
キュプラ長繊維複合不織布およびその製造方法を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明に係
るキュプラ長繊維複合不織布およびその製造方法により
解決することができる。
【0009】本発明のキュプラ長繊維複合不織布は木材
パルプ繊維からなるパルプ繊維層と、このパルプ繊維層
の少なくとも1面上に積層され、かつ銅アンモニアレー
ヨン長繊維からなる少なくとも1層のキュプラ長繊維層
とを有し、前記キュプラ長繊維層中のキュプラ長繊維が
互いに絡合し、かつ前記パルプ繊維層中に進入してその
パルプ繊維とも絡合し、それによって前記キュプラ長繊
維とパルプ繊維との三次元絡合構造が形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0010】本発明のキュプラ長繊維複合不織布は1層
のパルプ繊維層と、その片面上に積層合体された1層の
キュプラ長繊維層とからなるものであってもよい。
【0011】また、本発明のキュプラ長繊維複合不織布
は1層のパルプ繊維層と、その両面上に積層合体された
2層のキュプラ長繊維層とからなるものであってもよ
い。
【0012】本発明に係るキュプラ長繊維複合不織布の
製造方法は、多数の紡糸孔から銅アンモニアレーヨン原
液を押し出し、この押し出された多数の銅アンモニアレ
ーヨン原液のフィラメント状流を、それと接触して凝固
する凝固液とともにカーテンウオール状流を形成し、こ
のカーテンウオール状流を、一定方向に進行しながら、
この進行方向に対し、ほぼ水平に交差する方向に揺動し
ている支持体上に流下させて、この支持体上に、凝固し
たキュプラ長繊維の繊維積層シート状物を形成し、前記
シート状物に、多数の高圧水柱流を噴き当てて、前記キ
ュプラ長繊維を互いに、アットランダムに交絡させ、得
られたキュプラ長繊維シート状絡合体を乾燥してキュプ
ラ長繊維不織布を作製し、別に木材パルプを湿式抄紙し
てパルプ繊維シートを作製し、前記パルプ繊維シートの
少なくとも1面上に、前記キュプラ長繊維不織布を積層
し、この積層体に、その少なくとも1面側から、高圧水
柱流を噴き当てて前記積層体中のパルプ繊維と前記キュ
プラ長繊維とを三次元的に交絡させて一体の複合不織布
を形成する、ことを特徴とするものである。
【0013】本発明のキュプラ長繊維複合不織布の製造
方法において、前記パルプ繊維シートの片面上に前記キ
ュプラ長繊維不織布が積層され、この積層体に、そのパ
ルプ繊維層側から前記高圧水柱流噴き当て処理が施され
てもよい。
【0014】本発明のキュプラ長繊維複合不織布の製造
方法において、前記パルプ繊維シートの両面上に前記キ
ュプラ長繊維不織布が積層され、この積層体に、その片
面側から、又は両面側から、前記高圧水柱流噴き当て処
理が施されてもよい。
【0015】前記本発明のキュプラ長繊維複合不織布の
製造方法において、前記支持体上に形成されたキュプラ
長繊維のシート状重合体に、精練処理を施すことが好ま
しい。
【0016】
【作用】本発明の複合不織布において使用されるキュプ
ラ長繊維不織布を製造するには、銅アンモニアレーヨン
原液を多数の紡糸孔を通し押し出し、この押し出された
多数の連続フィラメント状流を、凝固液に接触させ、凝
固させるから、これと一緒にカーテンウオール状流とし
て支持体上に流下させる。このとき、支持体を一定方向
に進行させ、かつこの進行方向にほぼ水平に交差する左
右揺動運動を与える。すると支持体上にキュプラ長繊維
の繊維積層シート状物が形成される。このシート状物
に、精練処理を施した後、このキュプラ長繊維集合体
に、その上方から高圧水柱流処理を施してキュプラ長繊
維を互いに交絡させた後、これを乾燥することによって
キュプラ長繊維不織布が得られる。このようなキュプラ
長繊維不織布とには、市販されているもの(例えば、商
品名:ベンリーゼ、旭化成工業社製)を利用することが
できる。
【0017】本発明に使用可能なキュプラ長繊維不織布
の目付は、10〜100g/m2 、好ましくは、13〜
60g/m2 である。この目付が10g/m2 未満の場
合、地合の良好なキュプラ長繊維不織布を安定して製造
することが難しいことがある。逆に、キュプラ長繊維不
織布の目付が100g/m2 を越えると、高圧水柱流に
よるパルプ繊維とキュプラ長繊維との交絡が難しくなる
ことがある。
【0018】本発明の一実施態様では、前記キュプラ長
繊維不織布は、プラスチックワイヤーやステンレスワイ
ヤーのような多孔質支持体上に載置され、このキュプラ
長繊維不織布の上に木材パルプ繊維シートを積層し、こ
の積層体の表面から裏面に向かって高圧水柱流処理を施
し、パルプ繊維とキュプラ長繊維とを交絡させて複合不
織布を作製する。
【0019】本発明の他の実施態様においては、前記の
ようにキュプラ長繊維不織布の上に木材パルプ繊維シー
トを積層し、この木材パルプ繊維シートの上に更に別の
キュプラ長繊維不織布を積層して3層からなる積層体と
し、その表面から裏面に向かって高圧水柱流処理を施す
ことによって前記繊維同士を交絡させ、複合不織布を得
ることができ、この場合には、積層体の表面から高圧水
柱流処理を施した後、必要により、更に積層体の裏面か
ら再度高圧水柱流処理を施してもよい。
【0020】本発明のキュプラ長繊維複合不織布は、前
述のようなキュプラ長繊維不織布層と、それに高圧水柱
流処理により合体された木材パルプ繊維層とからなる2
層積層物であってもよく、或は、2層のキュプラ長繊維
不織布層と、その間にはさまれ、高圧水柱流処理により
合体された木材パルプ繊維層とからなる3層積層物であ
ってもよい。
【0021】本発明において使用する木材パルプ繊維シ
ートは、木材パルプを湿式抄紙して得られるものであ
る。木材パルプとしては、公知のものを任意に使用する
ことができる。例えば、針葉樹あるいは広葉樹木材をク
ラフト法、ソーダ法、ポリサルファイド法等で蒸解して
得られる化学パルプ繊維、またはグランドパルプ繊維、
サーモメカニカルパルプ繊維等の機械パルプ繊維を、晒
あるいは未晒の状態で、単独あるいは混合して使用する
ことができる。
【0022】木材パルプ繊維シートの坪量は、適宜に設
定し得る事項であるが、特に、JIS P 8124に
示された方法で測定した値が、10〜120g/m2
範囲であることが好ましい。木材パルプシートの坪量が
10g/m2 未満では、得られる複合不織布中のパルプ
繊維の絶対量が少ないため、得られる複合不織布の嵩高
さが不足することがある。逆に、木材パルプシートの坪
量が120g/m2 を越えると、パルプの絶対量が多過
ぎて、木材パルプシートを含む積層体に高圧水柱流を施
した場合、パルプシート中のパルプ繊維の解離が困難に
なることがあり、このため、キュプラ長繊維とパルプ繊
維との交絡が不十分となることがある。
【0023】木材パルプ繊維シートの密度(JIS P
8118の方法により測定)は、好ましくは、0.2
〜0.65g/cm3 である。木材パルプ繊維シートの密
度が、0.65g/cm3 を越えると、高圧水柱流を施し
た場合にパルプ繊維の運動が抑制され、キュプラ長繊維
とパルプとの絡合が十分でなくなることがある。また、
前記密度が0.2g/cm3 未満の場合、このようなパル
プ繊維シートの製造は実際上困難である。
【0024】木材パルプ繊維シートの湿潤引張強度(J
IS P 8135の方法により幅25mmの試験片につ
いて測定)は、0.04〜1.5kgf の範囲にあること
が好ましく、より好ましくは0.04〜1.0kgf の範
囲である。湿潤引張強度が0.04kgf 未満の場合に
は、高圧水柱流処理を施す際に、水柱流との接触によ
り、また水の飛散によってもシートが容易に破壊され、
穴空きや断紙が生じ、安定して連続的に複合不織布を製
造することが困難になることがある。一方、湿潤紙力強
度が1.5kgf を越える場合には、高圧水柱流を施して
も、パルプ繊維シートを構成しているパルプが単離し難
いことがあり、そのためキュプラ長繊維とパルプ繊維と
を十分に交絡させることが難しいことがある。
【0025】本発明の複合不織布においてパルプ繊維シ
ート成分とキュプラ長繊維不織布成分との重量比率(J
IS P 8124の方法で測定した坪量の比)は、
1:0.1〜3であることが好ましく、より好ましく
は、1:0.2〜2である。パルプ繊維シート:キュプ
ラ長繊維不織布重量の比が1:0.1を越え、キュプラ
長繊維不織布の含有率が過度に小さくなると、得られた
複合不織布中のパルプ繊維の比率が高くなり過ぎ、湿潤
時の柔軟性が不十分になることがある。逆に、パルプシ
ート:キュプラ長繊維不織布の比が1:3を越えてキュ
プラ長繊維不織布の含有率が過度に大きくなると、得ら
れる複合不織布中のパルプ繊維の比率が低くなり過ぎ、
嵩高性が低下するばかりでなく、コストアップの原因に
なることがある。
【0026】以上に述べた構成条件を考慮して、2層か
らなる積層体の場合は全体の坪量が20〜200g/m
2 の範囲にあり、また3層からなる積層体の場合は30
〜200g/m2 の範囲に調整されることが好ましい。
坪量が前記範囲の下限値より低い場合は、積層体がうま
く形成できないことがあり、また、坪量が200g/m
2 を越えると、下記高圧水柱流による繊維の交絡が不十
分になることがある。
【0027】本発明に使用される高圧水柱流は、微細な
直径のノズル孔を通して、高圧で水を噴出させて得られ
るものであり、例えば、孔径0.05〜0.3mm、好ま
しくは0.05〜0.2mmの微細な多数のノズル孔を通
して、20〜200kg/cm2の圧力で噴出させて得られ
るものである。この水柱流を前記積層体に噴き当てる
と、水柱流によりパルプ繊維シートが破壊され、水柱流
は、更にパルプ繊維シートを構成するパルプ繊維を単離
させるとともに、パルプ繊維とキュプラ長繊維不織布を
構成するキュプラ長繊維に曲げやねじれ等の変形を起こ
させ、次いで, パルプ繊維やキュプラ長繊維に運動エネ
ルギーを十分に与えて、これらの繊維にランダムな運動
を生じさせる。その結果、これらの複合作用によって、
パルプ繊維同士、キュプラ長繊維同士及びパルプ繊維と
キュプラ長繊維とが絡み合い、積層体が交絡により一体
化するのである。
【0028】この場合、本発明に使用する前記のキュプ
ラ長繊維不織布は、合成繊維を散点状に熱圧着し、繊維
間がしっかり固定されたスパンボンド不織布に比べ、キ
ュプラ長繊維間の結合が弱いので、高圧水柱流によって
その集合層が容易に破壊される。このため、本発明で用
いるキュプラ長繊維不織布を構成する個々のキュプラ長
繊維の自由度は極めて大きく、短繊維状のパルプ繊維と
効率よく絡合し、表裏差が少なく、厚手感があり、乾燥
時にはパルプ同士の水素結合がシート全体に効率よく配
置されるために、各種加工に適した剛度を有し、湿潤時
にも、パルプ繊維の存在によって、適度な柔軟性とハン
ドリング性を保持することができるのである。高圧水柱
流処理後の複合不織布は、公知のドライヤーで乾燥され
る。
【0029】
【実施例】本発明を下記実施例により、具体的に説明す
る。しかし本発明は勿論これら実施例に限定されるもの
ではない。尚、下記の実施例において、特に断りがない
限り「比」および「%」は、全て、「重量比」および
「重量%」である。
【0030】実施例1 銅アンモニアレーヨン原液を紡糸して得られた多数の連
続フィラメントからなる坪量18.5g/m2 のキュプ
ラ長繊維不織布(商品名:ベンリーゼSF184、旭化
成工業社製)の上に、針葉樹晒クラフトパルプを湿式抄
紙して得られたパルプ繊維シートを積層して積層体とを
形成した。このパルプ繊維シートの坪量は29g/
2 、密度は0.50g/cm3 、湿潤引張強度0.10
kgf であった。パルプ繊維シートとキュプラ長繊維不織
布との比は1:0.64であった。次に、この積層体を
パルプ繊維シート層が上になるように、ポリエステルワ
イヤーからなる搬送ベルト上に載せ、30m/分の速度
で移送させながら、パルプ繊維シート上からキュプラ長
繊維不織布(ポリエステルワイヤー側)を貫通するよう
に、50kg/cm2 の水圧で高圧水柱流を噴き当てた。高
圧水柱流のノズルの孔径は0.15mmであり、ノズルピ
ッチは1mmであった。高圧水柱流処理された積層体を、
スルードライヤーで乾燥したところ坪量が45g/m2
のキュプラ長繊維複合不織布が得られた。上記操作間の
パルプ繊維流出量は僅少であった。
【0031】実施例2 銅アンモニアレーヨン原液を紡糸して得られた多数の連
続フィラメントからなる坪量18.5g/m2 のキュプ
ラ長繊維不織布(商品名:ベンリーゼSF184、旭化
成工業社製)の上に、針葉樹晒クラフトパルプを湿式抄
紙して得られたパルプ繊維シートを積層して積層体とし
た。このパルプ繊維シートの坪量は60g/m2 、密度
は0.543g/cm3 、湿潤引張強度は0.30kgf で
あった。またパルプ繊維シートとキュプラ長繊維不織布
との比は1:0.31であった。次に、この積層体を、
パルプ繊維シート層が上側になるように、ポリエステル
ワイヤーからなる搬送ベルト上に載せ、15m/分の速
度で移送させながら、パルプ繊維シート上からキュプラ
長繊維不織布(ポリエステルワイヤー側)を貫通するよ
うに、80kg/cm2 の水圧で実施例1と同様にして高圧
水柱流を噴き当てた。高圧水柱流のノズルの孔径は0.
15mmであり、ノズルピッチは1mmであった。高圧水柱
流処理後の積層体は、ドライヤーで乾燥したところ坪量
が74.5g/m2 のキュプラ長繊維複合不織布が得ら
れた。上記操作間のパルプ繊維流出量は僅少であった。
【0032】実施例3 銅アンモニアレーヨン原液を紡糸して得られた多数の連
続フィラメントからなる坪量27.5g/m2 のキュプ
ラ長繊維不織布(商品名:ベンリーゼSF302)の上
に、針葉樹晒クラフトパルプを湿式抄紙して得られたパ
ルプ繊維シートを積層した。このパルプ繊維シートの坪
量は29g/m2 、密度は0.50g/cm3 、湿潤引張
強度は0.10kgf であった。またこのパルプ繊維シー
トとキュプラ長繊維不織布との比は1:0.95であっ
た。次に、この積層体を、パルプ繊維シートが上側に位
置するように、ポリエステルワイヤーからなる搬送ベル
ト上に載せ、30m/分の速度で移送させながら、パル
プ繊維シート上から実施例1と同様にして、50kg/cm
2 の水圧で高圧水柱流処理を施した。高圧水柱流のノズ
ルの孔径は0.15mmであり、ノズルピッチは1mmであ
った。高圧水柱流処理後の積層体を、ドライヤーで乾燥
したところ坪量54g/m2のキュプラ長繊維複合不織
布が得られた。上記操作中のパルプ繊維流出量は僅少で
あった。
【0033】実施例4 銅アンモニアレーヨン原液を紡糸して得られた多数の連
続フィラメントからなる坪量60g/m2 のキュプラ長
繊維不織布(商品名:ベンリーゼJF601)の上に、
針葉樹晒クラフトパルプを湿式抄紙して得られたパルプ
繊維シートを積層し積層体とした。このパルプ繊維シー
トの坪量は40g/m2 、密度は0.52g/cm3 、湿
潤引張強度は0.15kgf であった。パルプ繊維シート
とキュプラ長繊維不織布との比は1:1.5であった。
次いで、この積層体を、パルプ繊維シートが上に位置す
るように、ポリエステルワイヤーからなる搬送ベルト上
に載せ、15m/分の速度で移送させながら、パルプシ
ート上から実施例1と同様にして、80kg/cm2 の水圧
で高圧水柱流処理を施した。高圧水柱流のノズルの孔径
は0.15mmであり、ノズルピッチは1mmであった。高
圧水柱流処理後の積層体を、ドライヤーで乾燥したとこ
ろ坪量が95g/m 2 のキュプラ長繊維複合不織布が得
られた。
【0034】実施例5 銅アンモニアレーヨン原液を紡糸して得られた多数の連
続フィラメントからなる坪量18.5g/m2 のキュプ
ラ長繊維不織布(商品名:ベンリーゼSF184、旭化
成工業社製)の上に、針葉樹晒クラフトパルプを湿式抄
紙して得られたパルプ繊維シートを積層して積層体とし
た。このパルプ繊維シートの坪量は90g/m2 、密度
は0.55g/cm3 、湿潤引張強度は0.42kgf であ
った。パルプ繊維シートとキュプラ長繊維不織布との比
は1:0.21であった。次に、この積層体を、パルプ
繊維シートが上に位置するように、ポリエステルワイヤ
ーからなる搬送ベルト上に載せ、15m/分の速度で移
送させながら、パルプシート上からポリエステルワイヤ
ーに向けて、100kg/cm2 の水圧で高圧水柱流処理を
施した。高圧水柱流のノズルの孔径は0.15mmであ
り、ノズルピッチは1mmであった。高圧水柱流処理後の
積層体を、ドライヤーで乾燥したところ坪量103g/
2 のキュプラ長繊維複合不織布が得られた。
【0035】実施例6 銅アンモニアレーヨン原液を紡糸して得られた多数の連
続フィラメントからなる坪量18.5g/m2 のキュプ
ラ長繊維不織布(商品名:ベンリーゼSF184、旭化
成工業社製)の上に、針葉樹晒クラフトパルプを湿式抄
紙して得られたパルプ繊維シートを積層した。このパル
プ繊維シートの坪量は40g/m2 、密度は0.52g
/cm3 、湿潤引張強度は0.15kgf であった。次い
で、このパルプ繊維シートの上に、更に別の坪量18.
5g/m2 の、銅アンモニアレーヨン原液を紡糸して得
られた多数の連続フィラメントからなるキュプラ長繊維
不織布(商品名:ベンリーゼSF184)を積層し、3
層からなる積層体とした。パルプ繊維シートと2層のキ
ュプラ長繊維不織布との比は1:0.93であった。こ
の積層シートを、ポリエステルワイヤーからなる搬送ベ
ルト上に載せ、25m/分の速度で移送させながら、積
層シートの表面から、その後続いて裏面から、順次に、
実施例1と同様の高圧水柱流処理を施した。高圧水柱流
の水圧は70kg/cm2 、高圧水柱流のノズルの孔径は
0.15mmであり、ノズルピッチは1mmであった。高圧
水柱流処理後の積層体を、ドライヤーで乾燥したとこ
ろ、坪量73g/m 2 のキュプラ長繊維複合不織布が得
られた。
【0036】実施例7 銅アンモニアレーヨン原液を紡糸して得られた多数の連
続フィラメントからなる坪量18.5g/m2 のキュプ
ラ長繊維不織布(商品名:ベンリーゼSF184)の上
に、針葉樹晒クラフトパルプと広葉樹晒クラフトパルプ
を、針葉樹クラフトパルプ:広葉樹クラフトパルプ=7
0:30の割合で配合した混合パルプを湿式抄紙して得
られたパルプ繊維シートを積層し積層体とした。このパ
ルプ繊維シートの坪量は50g/m2 、密度は0.58
g/cm3 、湿潤引張強度は0.23kgf であった。パル
プ繊維シートとキュプラ不織布との比は1:0.37で
あった。次いで、この積層体を、パルプ繊維シートが上
に位置するように、ポリエステルワイヤーからなる搬送
ベルト上に載せ、20m/分の速度で移送させながら、
パルプ繊維シート上から実施例1と同様にして、50kg
/cm2 の水圧で高圧水柱流処理をした。高圧水柱流のノ
ズルの孔径は0.15mmであり、ノズルピッチは1mmで
あった。高圧水柱流処理後の積層体を、ドライヤーで乾
燥したところ坪量65g/m2のキュプラ長繊維複合不
織布が得られた。
【0037】比較例1 銅アンモニアレーヨン原液を紡糸して得られた多数の連
続フィラメントからなる再生長繊維不織布の代わりに,
繊度2.3デニール、坪量15g/m2 のポリプロピレ
ンスパンボンド不織布を使用したことを除き、実施例1
の操作を繰り返し、坪量42g/m2 の複合不織布を得
た。
【0038】比較例2 針葉樹晒クラフトパルプを湿式抄紙して得られた坪量1
8g/m2 、密度0.28g/cm3 、湿潤引張り強度
0.05kgf のパルプ繊維シートを使用し、高圧水柱流
の水圧を50kg/cm2 にしたことを除き、実施例4の操
作を繰り返して、坪量74g/m2 のキュプラ長繊維複
合不織布を得た。パルプ繊維シートとキュプラ長繊維不
織布との比は、1:3.3であった。
【0039】比較例3 針葉樹晒クラフトパルプを湿式抄紙して得られた坪量6
0g/m2 、密度0.72g/cm3 、湿潤引張り強度
1.10kgf の針葉樹パルプ繊維シートを使用したこと
を除き、実施例2の操作を繰り返して、坪量83g/m
2 のキュプラ長繊維複合不織布を得た。パルプ繊維シー
トとキュプラ長繊維不織布との比は、1:0.46であ
った。
【0040】比較例4 銅アンモニアレーヨン原液を紡糸して得られた多数の連
続フィラメントからなる坪量60g/m2 のキュプラ長
繊維不織布(商品名:ベンリーゼJS601、旭化成工
業社製)を用意した。
【0041】比較例5 レーヨン短繊維をカード法で解繊しマット状にした後、
高圧水柱流処理を施して作製した坪量60g/m2 のマ
ットシートを用意した。
【0042】比較例6 ポリプロピレン樹脂を溶融紡糸して得た多数の連続フィ
ラメントからなる、繊度2.3デニール、坪量60g/
2 のスパンボンド不織布を用意した。
【0043】テスト 実施例1〜7、比較例1〜6で得られたシートを下記の
試験方法で試験し、その品質を評価した。すなわち供試
不織布及びシートを用いて下記に示す試験法で、吸水
性、湿潤状態でのハンドリング性、乾燥状態での加工
性、厚手感及び生分解性を試験し、その品質を評価し
た。
【0044】試験方法 (1)吸水性 不織布或いはシート上に水滴を落とした時の吸水の早さ
を、目視評価した。評価は、以下の5段階で行った。 5…吸水性が極めて良好である。 4…吸水性が良好である。 3…吸水性が普通である。 2…吸水性が劣っている。 1…吸水しない。
【0045】(2)湿潤状態のハンドリング性 不織布或いはシートを水に浸漬後、手で軽く絞った後の
不織布或いはシートのハンドリング性を官能で評価し
た。評価は以下の5段階で行った。 5…柔軟性があり、ハンドリング性が極めて良好であ
る。 4…柔軟性が少しあり、ハンドリング性が良好である。 3…柔軟性が少ししかなく、ハンドリング性が普通であ
る。 2…柔軟性が少し不足し、ハンドリング性が劣る。 1…柔軟性が不足し、ハンドリング性が極めて劣る。
【0046】(3)乾燥状態における加工性 温度20℃、相対湿度65%の恒温恒湿室で24時間調
湿後の不織布あるいはシートのハンドリング性を官能で
評価した。評価は以下の5段階で行った。 5…剛度があり、ハンドリングと加工性が良好である。 4…剛度が少しあり、ハンドリングと加工性がやや良好
である。 3…剛度が少ししかなく、ハンドリングと加工性が普通
である。 2…剛度が少し不足し、ハンドリングと加工性がやや不
良である。 1…剛度が不足し、ハンドリングと加工性が不良であ
る。
【0047】(4)厚手感 温度20℃、相対湿度65%の恒温恒湿室で24時間調
湿後の不織布あるいはシートの厚手感を官能で評価し
た。評価は以下の5段階で行った。 5…厚手感が良好である。 4…厚手感がやや良好である。 3…厚手感が普通である。 2…厚手感がやや不良である。 1…厚手感が不良である。
【0048】(5)生分解性 不織布あるいはシートを、東京都江東区東雲一丁目10
番6号、新王子製紙株式会社東京商品研究所の屋外の土
中25cmの深さに埋設し、6ケ月後の不織布あるいはシ
ートの形態変化を目視で評価した。評価は、以下の2段
階で行った。 ×…パルプ繊維の分解は認められるが、長繊維不織布部
分の分解は認められない。または、パルプシートが用い
られていない場合、繊維の分解が認められない。 ○…パルプ繊維及び長繊維不織布のいずれの部分とも分
解が認められる。あるいは、パルプシートが用いられて
いない場合、繊維の分解が認められる。 実施例1〜比較例6の上記テスト結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】表1から明らかなように、本発明の複合不
織布は、吸水性が優れ、乾燥状態では加工やハンドリン
グに適した剛度を有し、湿潤状態では適当な柔軟性と良
好なハンドリング性を有するばかりでなく、いずれも厚
手感と生分解性を有していた。これに対しポリプロピレ
ンスパンボンド不織布を用いた複合不織布(比較例1)
では、吸水性、湿潤状態でのハンドリング性および厚手
感には優れていたが、ポリプロピレン繊維が生分解性を
有しておらず、また乾燥状態では柔軟なために、加工性
が劣っていた。またパルプシートの比率が低い複合不織
布(比較例2)では、生分解性が良好であり、吸水性に
優れていたが、不織布中のパルプ繊維の割合が低いため
に、厚手感、湿潤状態でのハンドリング性が劣り、乾燥
状態では剛度が不足し、加工やハンドリング性に劣って
いた。
【0051】高密度のパルプシートを用いた複合不織布
(比較例3)では、パルプシートの密度が高過ぎるた
め、高圧水柱流処理を施しても、パルプシートからパル
プ繊維が十分に単離せず、パルプ繊維とキュプラ長繊維
との絡合が不十分となり、吸水性はよく、乾燥状態での
加工性は普通であったが、厚手感と湿潤状態でのハンド
リング性に劣っていた。キュプラ長繊維のみからなる不
織布(比較例4)は、生分解性があり吸水性に優れてい
たが、乾燥状態と湿潤状態のいずれの状態でもハンドリ
ング性が劣っており、厚手感も不良であった。またレー
ヨン短繊維のマット状シート(比較例5)は、生分解性
があり、吸水性と厚手感に優れていたが、乾燥状態で柔
軟性が高いために加工性に劣り湿潤状態でのハンドリン
グ性に劣っていた。ポリプロピレンスパンボンド不織布
(比較例6)は、乾燥状態でのハンドリング性と加工性
は普通であったが、生分解性と吸水性が殆どないもので
あった。
【0052】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
のキュプラ長繊維複合不織布は、生分解性が良好で、吸
水性と厚手感に優れ、乾燥時には各種加工に適した剛度
を有し、湿潤時には適度な柔軟性と良好なハンドリング
性を有し、かつ不織布を構成するキュプラ長繊維とパル
プ繊維とが効率よく絡合一体化しているため、表裏差が
少ないものであって、実用性にすぐれており、また、本
発明方法は上記キュプラ長繊維複合不織布を工業的に効
率よく製造することを可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A47L 13/16 A47L 13/16 A (72)発明者 溝口 隆久 宮崎県延岡市旭町6丁目4100番地 旭化成 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材パルプ繊維からなるパルプ繊維層
    と、このパルプ繊維層の少なくとも1面上に積層され、
    かつ銅アンモニアレーヨン長繊維からなる少なくとも1
    層のキュプラ長繊維層とを有し、 前記キュプラ長繊維層中のキュプラ長繊維が互いに絡合
    し、かつ前記パルプ繊維層中に進入してそのパルプ繊維
    とも絡合し、それによって前記キュプラ長繊維とパルプ
    繊維との三次元絡合構造が形成されていることを特徴と
    するキュプラ長繊維複合不織布。
  2. 【請求項2】 多数の紡糸孔から銅アンモニアレーヨン
    原液を押し出し、この押し出された多数の銅アンモニア
    レーヨン原液のフィラメント状流を、それと接触して凝
    固する凝固液とともにカーテンウオール状流を形成し、 このカーテンウオール状流を、一定方向に進行しなが
    ら、この進行方向に対し、ほぼ水平に交差する方向に揺
    動している支持体上に流下させて、この支持体上に、凝
    固したキュプラ長繊維の繊維積層シート状物を形成し、 前記シート状物に、多数の高圧水柱流を噴き当てて、前
    記キュプラ長繊維を互いに、アットランダムに交絡さ
    せ、 得られたキュプラ長繊維シート状絡合体を乾燥してキュ
    プラ長繊維不織布を作製し、 別に木材パルプを湿式抄紙してパルプ繊維シートを作製
    し、 前記パルプ繊維シートの少なくとも1面上に、前記キュ
    プラ長繊維不織布を積層し、 この積層体に、その少なくとも1面側から、高圧水柱流
    を噴き当てて前記積層体中のパルプ繊維と前記キュプラ
    長繊維とを三次元的に交絡させて一体の複合不織布を形
    成する、 ことを特徴とするキュプラ長繊維複合不織布の製造方
    法。
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