JPH0825867B2 - 入浴剤 - Google Patents
入浴剤Info
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- JPH0825867B2 JPH0825867B2 JP63268891A JP26889188A JPH0825867B2 JP H0825867 B2 JPH0825867 B2 JP H0825867B2 JP 63268891 A JP63268891 A JP 63268891A JP 26889188 A JP26889188 A JP 26889188A JP H0825867 B2 JPH0825867 B2 JP H0825867B2
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Description
に関するものである。
で温め、精神的にもリラックスさせる等の種々の効果が
あり、日常生活上欠くことのできない行為である。
ける入浴後の肌のかさつきを訴える人が多い。そして、
このような人は、入浴後の肌のかさつきを抑制するため
に、通常、入浴後にローションやクリーム等の各種のス
キンケア商品を使用しているのが現状である。しかし、
スキンケア商品を使用する場合、その塗布等に労力を要
し、特に老人にとっては充分に体の隅々までスキンケア
商品を塗ることは困難である。
について検討されており、入浴剤には油の添加や保湿剤
の添加が行われている。そして、このような入浴剤を用
いることにより、入浴中にスキンケアすることは、ロー
ションやクリーム等を塗布する労力が省け、全身をケア
の対象とすることができる。
使用した場合でも、スキンケア効果が不十分であった
り、また、油性成分をその添加効果が発揮されるに十分
な量添加した入浴剤を使用した場合には、入浴後に油性
成分が必要以上に肌に残るために特有のべとつき感が生
じる等の問題があった。
問題が生じる程過剰にしなくても、スキンケア効果を十
分に発揮する入浴剤を提供することにある。
て、特定のエステルを配合することにより、上記目的を
達成する入浴剤、即ち、スキンケア効果の著しく改善さ
れた入浴剤が得られることを知見した。
分としてジ脂肪酸グリセリンエステルを含有する、入浴
剤を提供するものである。
テルとしては、融点が30℃以上のものが好ましく使用さ
れる。これらは、グリセリンと脂肪酸とのエステル化、
グリセリンと天然動植物油脂又は硬化天然動物油脂との
グリセロリシス、或いは高級脂肪酸低級アルコールエス
テルとグリセリンとのグリセロリシス等の一般的な製造
方法で得られる脂肪酸グリセリンエステル(ジエステル
含有量50%以上)を分子蒸留、溶媒抽出等によって分離
精製することにより得られる。これらのうち、2−エチ
ルヘキサン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、イソステア
リン酸等の脂肪酸の1種又は2種のジグリセリンエステ
ルが特に好ましい。
リセリンエステル以外の油性成分としては、油脂類、ロ
ウ類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高級アルコール類、
エステル類、シリコーン油類、並びに角質細胞間脂質類
及びその類似構造物質類等があげられ、特に角質細胞間
脂質がスキンケア効果の観点から好ましい。
糖セラミド、コレステロール、脂肪酸、コレステリルエ
ステルがあげられるが、その中でもセラミド、糖セラミ
ド、コレステリルエステルが好ましい。これらは哺乳動
物脳組織等の天然物から抽出されたものでも、また合成
によって得られたものでもよい。
飽和若しくは不飽和の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪酸のコ
レステリルエステルがあげられ、その中でもモノメチル
分岐脂肪酸コレステリルエステルが好ましい。
しい例としては、セラミドの類似構造物質があげられ
る。
とこれらの間にOH基とアミド基とを有し、且つ当該分子
が一平面上の立体配座をとることのできる脂質誘導体を
言う。かかる化合物としては、例えば次の一般式(I)
で表されるものがあげられる。
若しくは不飽和の炭化水素基を示し、R2は炭素数9〜25
の長鎖若しくは分岐鎖の飽和若しくは不飽和の炭化水素
基を示す。) また、本発明の入浴剤に用いられる上記以外の油性成
分としては、例えば、次のようなものがあげられる。
油、オリーブ油、カカオ油、ゴマ油、パーシック油、ヒ
マシ油、ヤシ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、
これらの天然油脂を水素添加して得られる硬化油及びミ
リスチン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸グリセリ
ド等の合成トリグリセリド等。
スタリンワックス、セレシン、スクワラン、プリスタン
等。
ン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン
酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等。
アルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコー
ル、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等。
ピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロ
ピル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、
オレイン酸デシル等。
使用することができる。
テルと前記のその他の油性成分との配合比率(重量比)
は、前者:後者=1:1〜1:50とするのが好ましい。
入浴剤(全組成成分)100重量部中、好ましくは0.1〜50
重量部であり、その他の油性成分として、例えば角質細
胞間脂質及び/又はその類似構造物質を用いた場合には
その他の油性成分の0.1〜20倍(重量基準)、特に0.1〜
10倍の範囲で配合するのが好ましい。
更に水溶性高分子、界面活性剤等の、油性成分の分散剤
又は乳化剤を含有させ、入浴剤を浴湯に溶解した時、油
性成分が水面に浮かないようにし、且つ浴湯を白濁さ
せ、0.01重量%の水溶液の透明度が40センチメートル以
下、好ましくは20センチメートル以下とし、牛乳風呂の
高級なイメージを醸し出すこともできる。
アルギン酸プロピレングリコールエステル、アラビアガ
ム、キサンタンガム、ペクチン、トラガント、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、カ
ルボキシビニルポリマー、ポリエチレングリコール、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、乳タンパ
ク質、大豆タンパク質、ゼラチン、卵タンパク質、カゼ
インナトリウム、ホエータンパク等があげられるが、ア
ラビアガム、キサンタンガム等のガム剤及びカゼインナ
トリウむ、ホエータンパク等の水溶性タンパク質が好ま
しい。
ン性・ノニオン性、天然・合成のいずれの界面活性剤も
使用できる。
油性成分100重量部に対して5〜100重量部配合されるこ
とが好ましい。
る公知の下記の入浴剤原料を配合することができるが、
配合できる入浴剤原料は、例示されたもに限定されるも
のではない。
ム、ホウ砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、セスキ
炭酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、酸化カ
ルシウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、塩化カリウム、硫化カリウム等。
安息香酸等。
薬、ショウキョウ、菖蒲、センキュウ、トウキ、チン
ピ、ソウジュツ、カノコソウ、ビャクシ、トウヒ、薄
荷、ブクリョウ、人参等。
令により定められたタール色素別表I及びIIの色素、ク
ロロフィル、リボフラビン、クロシン、紅花、アントラ
キノン等の食品添加物として認められている天然色素
等。
等。
菌剤、防腐剤、その他製剤上必要な成分等。
任意成分を加えて混合することにより調製される。この
際の、前記任意成分の配合量は、通常、本発明の入浴剤
の前記必須成分100重量部に対し、0〜2000重量部が好
ましい。
当量の水、好ましくは油性成分の約50〜500重量%、よ
り好ましくは100〜400重量%の水を加えて乳化させた乳
液の形態とすることもできる。この他、本発明の入浴剤
は、公知の入浴剤と同様に、粉末、顆粒、錠剤、液体等
種々の剤型(形態)にすることができる。
れ、その場合、通常油性成分濃度が浴湯中で10〜500pp
m、特に20〜100ppmになるように1回使用量を決めるの
が好ましい。
し、本発明の効果を具体的に明らかにする。
した。調製した各入浴剤を、パネラー20名に、常法によ
り使用させ、各入浴剤について、入浴剤としての全体評
価(総合的な使用感)、入浴後の肌のしっとり感及びべ
とつき感を調べた。その結果を下記第2表に示す。
ストイルグリセロール2重量部、アラビアゴム10重量部
及びデキストリン40重量部に水200重量部を加えて常法
により乳化した後、乳化物をスプレードライ(噴霧乾
燥)して粉末を得た。この粉末に硫酸ナトリウム10重量
部及び色素・香料微量を加えて均一に混合し、1回使用
量30gの入浴剤を得た。
油、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド、2−エチル
ヘキサン酸ジグリセリド、オクタン酸ジグリセリドの各
試料10μlをマイクロピペットを用いてそれぞれ静置
し、5分間放置した。各試料(油)について、皮膚上で
拡散しなかった余分の油を注意して吸い取った後、上質
紙を油の拡散した皮膚にあてがい、拡散した油を上質紙
に転写し、転写した油の輪郭をすばやくエンピツで書き
込んだ。転写した油の輪郭をもう一度別の上質紙上に転
写し、その輪郭にそって上質紙を切り抜き、その重量を
精密に測定した。この試験を被験者7人に対して行な
い、各試料についての平均重量値を測定した。その結果
を下記第3表に示す。
グリセリンエステルは、皮膚上での拡散性が良いことが
判る。
しなくても、スキンケア効果を著しく改善することがで
きる。
Claims (2)
- 【請求項1】油性成分としてジ脂肪酸グリセリンエステ
ルを含有する、入浴剤。 - 【請求項2】油性成分が、角質細胞間脂質を含むもので
ある、請求項(1)記載の入浴剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63268891A JPH0825867B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 入浴剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63268891A JPH0825867B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 入浴剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02115117A JPH02115117A (ja) | 1990-04-27 |
JPH0825867B2 true JPH0825867B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=17464705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63268891A Expired - Lifetime JPH0825867B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 入浴剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825867B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2627586B2 (ja) * | 1991-02-27 | 1997-07-09 | 日清製油株式会社 | 浴用組成物 |
FR3044556B1 (fr) | 2015-12-08 | 2019-10-18 | Pierre Fabre Dermo-Cosmetique | Utilisation de diglyceride 1,3 dans une composition topique pour lutter contre la fragilisation de la barriere cutanee |
-
1988
- 1988-10-25 JP JP63268891A patent/JPH0825867B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
SEIFEN OLE FETTE WACHSE=1986 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02115117A (ja) | 1990-04-27 |
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