JPH0825715A - 印刷装置および印刷装置の出力処理条件設定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力条件設定操作負担を軽減して適切な出力
結果を得る。 【構成】 使用する印刷媒体の種別情報を入力する外部
装置１から入力された前記種別情報に基づいて、ＣＰＵ
４がＲＡＭ５を参照して出力部６に対する出力処理条件
を設定制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータ機
器等の外部装置から印刷データを受信し、用紙等に印刷
する印刷装置および印刷装置の出力処理条件設定方法に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の印刷装置は、制御部と印刷機構部
が両者で取り決めた特定のインタフェース／プロトコル
で電気的，ソフト的に接続されている。そして、ユーザ
の操作によって印刷媒体と印刷モードなどの各種印刷方
法情報を正しく指定しなければならなかった。

【０００３】また、制御部の作成したビットマップイメ
ージデータ（バイトマップデータも同様）を、印刷機構
部に対してそのままの形で、先のインタフェースを通し
てデータを転送し、そのデータを印刷機構部が用紙等に
印刷するように構成されていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ユーザが印刷装置に対して操作パネルや、制
御命令で用紙の種類と印刷モードに合わせた指定を行っ
ているため、その両方の組み合わせを正しく指定するの
にユーザがマニュアルを参照する等の負担がかかり、用
紙と印刷モードとがミスマッチするような指定操作を行
った場合には、ユーザが意図する印刷結果が得られない
という問題点があった。

【０００５】また、印刷装置の高解像度化やカラー化等
により、ビットマップイメージデータの転送量はますま
す増加する一方であり、インタフェースを通して行うデ
ータ転送はプロトコル処理（信号線の状態判断，状態設
定なども含む）や、データ幅等の条件により一般的に通
常のメモリアクセスより多大の時間が必要となる。

【０００６】このため、上記データ量の増加によって印
刷装置内における制御部から印刷機構部へのデータ転送
にかかる処理コスト，時間も同時に増加し、その負荷に
よって印刷装置全体のパフォーマンス低下も余儀なくさ
れる事態を招来するという問題点があった。

【０００７】特に、印刷装置におけるコピー機能等の実
現により同一ページのビットマップイメージデータを何
度も印刷機構部へデータ送信する場合などは、ビットマ
ップの描画処理が終了しているため、当該同一データに
要する転送処理時間のみが目立ち、他の入力データ処理
に時間を取れなく等の問題点があった。

【０００８】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、第１〜第８の発明の目的は、指定され
る印刷媒体に応じた出力処理条件を自動設定するととも
に、展開されたビットマップイメージデータを印刷機構
に転送する前に圧縮し、該圧縮された内部転送データを
印刷機構に転送して伸張しながら印刷することにより、
出力条件設定操作負担を軽減して適切な出力結果を得る
ことができるとともに、印刷機構に対するビットマップ
イメージデータの転送処理効率を格段に向上できる印刷
装置および印刷装置の出力処理条件設定方法を提供する
ことである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明に係る第１の発明
は、外部装置から入力される印刷情報を解析して所定の
データ処理を施してページ展開したビットマップイメー
ジに基づいて印刷媒体に印刷を行わせる出力手段と、使
用可能な複数の印刷媒体の種別情報と各種別情報に対応
する前記出力手段の出力処理条件をそれぞれ記憶する記
憶手段と、使用する印刷媒体の種別情報を入力する第１
の入力手段と、この第１の入力手段から入力された前記
種別情報に基づいて前記記憶手段を参照して前記出力手
段に対する出力処理条件を設定制御する制御手段とを設
けたものである。

【００１０】本発明に係る第２の発明は、出力処理条件
は、展開されたビットマップイメージに対する反転処理
条件を含むように構成したものである。

【００１１】本発明に係る第３の発明は、出力処理条件
は、印刷方法の種別条件を含むように構成したものであ
る。

【００１２】本発明に係る第４の発明は、使用する所望
の印刷方法情報を入力する第２の入力手段を設け、この
第２の入力手段から使用する所望の印刷方法情報が入力
されている場合に、制御手段が第１の入力手段から入力
された前記種別情報に基づいて前記記憶手段から取得し
た出力処理条件中の印刷方法を前記第２の入力手段から
入力された所望の印刷方法に代替するように構成したも
のである。

【００１３】本発明に係る第５の発明は、外部装置から
入力される印刷情報を解析して所定のデータ処理を施し
てビットマップイメージにページ展開する出力手段と、
この出力手段から出力されるビットマップイメージデー
タに基づいて印刷媒体に印刷を行う印刷機構とを有する
印刷装置において、ページ展開されたビットマップイメ
ージデータを圧縮して内部転送データを生成するデータ
圧縮手段を前記出力手段側に設け、前記データ圧縮手段
により圧縮された内部転送データを伸張してビットマッ
プイメージデータに復元するデータ伸張手段を前記印刷
機構側に設けたものである。

【００１４】本発明に係る第６の発明は、データ圧縮手
段は、所定のバンド単位にビットマップイメージデータ
を圧縮して内部転送データを生成するように構成したも
のである。

【００１５】本発明に係る第７の発明は、コピー枚数を
指定する枚数指定手段を設け、この枚数指定手段により
指定されたコピー枚数分の印刷が終了するまで、データ
圧縮手段は、生成したページ単位に圧縮した内部転送デ
ータを枚数指定手段により指定されたコピー枚数分の印
刷が終了するまで保持するように構成したものである。

【００１６】本発明に係る第８の発明は、外部装置から
入力される印刷情報を解析して所定のデータ処理を施し
てページ展開したビットマップイメージに基づいて印刷
媒体に印刷を行わせる出力手段と、使用可能な複数の印
刷媒体の種別情報と各種別情報に対応する前記出力手段
の出力処理条件をそれぞれ記憶する記憶手段とを有する
印刷装置の出力条件設定方法において、使用する印刷媒
体の種別情報を入力する入力工程と、該入力された前記
種別情報に基づいて前記記憶手段を参照して前記出力手
段に対する出力処理条件を設定する設定工程とを有する
ものである。

【００１７】

【作用】第１の発明においては、使用する印刷媒体の種
別情報を入力する第１の入力手段から入力された前記種
別情報に基づいて制御手段が前記記憶手段を参照して前
記出力手段に対する出力処理条件を設定制御して、指定
された印刷媒体に適切な出力処理条件設定を自動化し、
操作者の出力処理条件設定負担を軽減する。

【００１８】第２の発明においては、指定された印刷媒
体に適切な出力処理条件としての展開されたビットマッ
プイメージに対する反転処理条件の設定を自動化する。

【００１９】第３の発明においては、指定された印刷媒
体に適切な出力処理条件としての印刷方法の種別条件の
設定を自動化する。

【００２０】第４の発明においては、使用する所望の印
刷方法情報を入力する第２の入力手段から使用する所望
の印刷方法情報が入力されている場合に、制御手段が第
１の入力手段から入力された前記種別情報に基づいて前
記記憶手段から取得した出力処理条件中の印刷方法を前
記第２の入力手段から入力された所望の印刷方法に代替
して、自動設定された印刷方法をユーザが意図する所望
の印刷方法を自在に設定可能とする。

【００２１】第５の発明においては、出力手段側でデー
タ圧縮手段がページ展開されたビットマップイメージデ
ータを圧縮して内部転送データを生成しておき、出力手
段から転送される該圧縮された内部転送データを印刷機
構側のデータ伸張手段が伸張してビットマップイメージ
データに復元して、出力手段から印刷機構側へのデータ
転送処理時間を短縮することを可能とする。

【００２２】第６の発明においては、データ圧縮手段
は、所定のバンド単位にビットマップイメージデータを
圧縮して内部転送データを生成して、出力手段から印刷
機構側へのデータ転送処理時間を短縮することを可能と
する。

【００２３】第７の発明においては、枚数指定手段によ
り指定されたコピー枚数分の印刷が終了するまで、デー
タ圧縮手段は、生成したページ単位に圧縮した内部転送
データを枚数指定手段により指定されたコピー枚数分の
印刷が終了するまで保持して、コピー印刷処理時におけ
る同一のビットマップイメージデータに対する転送処理
を減らし、かつ転送時間を短縮することを可能とする。

【００２４】第８の発明においては、使用する印刷媒体
の種別情報を入力し、該入力された前記種別情報に基づ
いて前記記憶手段を参照して前記出力手段に対する出力
処理条件を設定して、指定された印刷媒体に適切な出力
処理条件設定を自動化するもである。

【００２５】

【実施例】

〔第１実施例〕本発明をシリアル・プリンタであるバブ
ル・ジェットプリンタ（以下ＢＪプリンタと略す。）で
実施する場合を例として説明する。

【００２６】図１は本発明の第１実施例を示す印刷装置
の構成を説明する概略ブロック図である。

【００２７】印刷装置の全体的な動作概要を本図にした
がって説明する。

【００２８】図において、１はホストコンピュータなど
の外部装置で、印刷装置にデータを送るためのもので
り、アプリケーションソフトウェアなどを実行するもの
である。２は入力部で、本印刷装置に対して送られてき
たデータを受信する。３はＲＯＭで、制御プログラムや
各種情報を格納している。なお、ＲＯＭ３には、後述す
る出力方法情報や、データ転送方法などの情報も格納さ
れている。

【００２９】４はＣＰＵで、ＲＯＭ３に格納された制御
プログラムを実行し、入力部２で受信した印刷データや
制御命令の解析等を行ってページのレイアウトを行い、
実際の展開処理等を行うことを主たる機能とし、さらに
装置全体の制御管理等を行うものである。

【００３０】５はＲＡＭで、ＣＰＵ４によって処理され
た描画データを格納したり、フレームメモリとしてビッ
トマップ展開を行う。また、印刷媒体情報や、印刷方法
情報等を保持する変数等も格納されている。

【００３１】６は出力部で、ＲＡＭ５に展開されたビッ
トマップイメージデータを用紙等に印刷を行うととも
に、用紙の給紙処理，印刷処理，排紙処理等も行う。

【００３２】以下、本実施例と第１〜第４の発明の各手
段との対応及びその作用について図１等を参照して説明
する。

【００３３】第１の発明は、外部装置１から入力される
印刷情報を解析して所定のデータ処理を施してページ展
開したビットマップイメージに基づいて印刷媒体に印刷
を行わせる出力手段（出力部６）と、使用可能な複数の
印刷媒体の種別情報と各種別情報に対応する前記出力手
段の出力処理条件をそれぞれ記憶する記憶手段（ＲＡＭ
５あるいは図示しないＮＶＲＡＭ）と、使用する印刷媒
体の種別情報を入力する第１の入力手段（外部装置１か
らのコマンド指定あるいは図示しない操作部からのキー
入力指示）と、この第１の入力手段から入力された前記
種別情報に基づいて前記記憶手段を参照して前記出力手
段に対する出力処理条件を設定制御する制御手段（ＣＰ
Ｕ４の機能による）とを設け、使用する印刷媒体の種別
情報を入力する外部装置１から入力された前記種別情報
に基づいてＣＰＵ４がＲＡＭ５を参照して出力部６に対
する出力処理条件を設定制御して、指定された印刷媒体
に適切な出力処理条件設定を自動化し、操作者の出力処
理条件設定負担を軽減する。

【００３４】第２の発明においては、ＣＰＵ４は指定さ
れた印刷媒体に適切な出力処理条件としての展開された
ビットマップイメージに対する反転処理条件の設定を自
動化する。

【００３５】第３の発明においては、ＣＰＵ４は指定さ
れた印刷媒体に適切な出力処理条件としての印刷方法の
種別条件の設定を自動化する。

【００３６】第４の発明においては、使用する所望の印
刷方法情報を入力する第２の入力手段から使用する所望
の印刷方法情報が入力されている場合に、ＣＰＵ４が第
１の入力手段から入力された前記種別情報に基づいて前
記記憶手段から取得した出力処理条件中の印刷方法を前
記第２の入力手段から入力された所望の印刷方法に代替
して、自動設定された印刷方法をユーザが意図する所望
の印刷方法を自在に設定可能とする。

【００３７】図２は、図１に示したＲＯＭ３に記憶され
る印刷媒体に応じた印刷方法情報を格納したテーブルの
一例を示す図である。

【００３８】この図に示すように、印刷媒体に応じて印
刷方法と変換方法の２つの数値の組みをサポートする印
刷媒体（例えば普通紙，コート紙，ＯＨＰフィルム，バ
ック印刷フィルム，封筒等）数分並べた状態に対応し、
インデックス「０」〜「４」で示すことにより、特定の
印刷媒体に最適な印刷方法と変換方法との組合せを読み
出せるように構成されている。

【００３９】本実施例では、ユーザが印刷媒体の指定を
制御命令や図示していないユーザインタフェース用のパ
ネルスイッチ等により、ユーザが印刷媒体を入力する入
力手段を設け、入力された印刷媒体情報をＲＡＭ５の記
憶領域に保持する。そして、実際に印刷する際に、印刷
媒体情報を参照して、先の印刷方法情報テーブルのイン
デックスとして印刷モードや、変換処理方法を取得して
処理を行うものである。

【００４０】図３は本発明に係る印刷装置における反転
変換処理状態を説明する概略図である。

【００４１】図中の（１）の（ａ）がユーザの所望する
印刷結果であり、（ｂ）は通常の用紙に印刷する場合の
標準を示し、（ｃ）は反転変換処理を行った印刷結果で
ある。これは、ＯＨＰフィルムのような半透明のフィル
ムにこのような左右反転印刷を行い、実際に使用する際
は、裏返すことにより表面がフィルム加工された印刷結
果（ｄ）が得られるものである。

【００４２】これに対する変換処理は、単にライン単位
に最左端から最右端にかけてのビット列全体（図３の
（２）に示す）を反転すればよく、１ラインの外側のバ
イトペアのデータをそれぞれＭＳＢからＬＳＢにかけて
のビット列を反転して（図３の（３）参照）、交換する
ことによって得られるものである。なお、７はビットマ
ップイメージ領域である。

【００４３】以下、図４に示すフローチャートを参照し
ながら本発明の第１実施例を示す印刷装置における印刷
処理について説明する。このとき、反転処理等は１プレ
ーン分しか説明していないが、カラーなどの場合は必要
なプレーン全てに対して同一の処理を行うだけなので省
略してある。

【００４４】図４は本発明に係る印刷装置の出力処理条
件設定方法の一実施例を示すフローチャートである。な
お、（１）〜（１６）は各ステップを示す。

【００４５】まず、ステップ（１）で処理ライン数を示
す変数linecnt に「０」を、処理しているラインの先頭
アドレスを示す変数lineptr にビットマップイメージ領
域７（図３の（２）参照）の先頭アドレスを、１ライン
のデータ数を示すframewidthにビットマップイメージ領
域幅を設定する。

【００４６】なお、変数media は、本実施例でユーザ指
定の印刷媒体情報を保持しているものである。変数tabl
e は、図２で示した印刷方法情報等を格納したテーブル
配列を示している。

【００４７】ステップ（２）で、印刷媒体に適した変換
処理方法をテーブル配列を変数media をインデックス値
として参照し、変数convmodeに設定する。次いで、ステ
ップ（３）で、印刷媒体に最適な印刷モード情報をテー
ブル配列を変数media をインデックス値として参照し、
変数printmode に設定する。

【００４８】次いで、ステップ（４）で、変数convmode
を参照して現在指定されている印刷媒体には反転変換処
理が必要かどうかをチェックし、ＮＯならばステップ
（１３）以降に進み、反転変換処理が必要な場合は、ス
テップ（５）で、ラインの最左端から１バイトずつアク
セスする左側アドレス変数workptr １に変数lineptr の
値を、ラインの最右端から１バイトずつアクセスする右
側アドレス変数workptr２にlineptr ＋framewidth−１
を設定する。

【００４９】次に、ステップ（６）で、workptr １の示
すアドレスから１バイトのデータを取り出して、ＭＳＢ
＜−＞ＬＳＢ反転を行い、左側データdata１に格納す
る。次いで、ステップ（７）で、右側アドレス変数work
ptr ２の示すアドレスから１バイトのデータを取り出し
て、ＭＳＢ＜−＞ＬＳＢ反転を行い、右側データdata２
に格納する。

【００５０】次いで、ステップ（８）で、左側のデータ
であるdata１を右側のデータアドレスであるworkptr ２
の示すアドレスに設定し、右側のデータであるdata２を
左側のデータアドレスであるworkptr １の示すアドレス
に設定する。

【００５１】そして、ステップ（９）で、左側アドレス
変数workptr １は１つ進め、右側アドレス変数workptr
２は１減じることで、１バイトずつ内側のデータを対象
とするように更新する。次いで、ステップ（１０）で
は、左側アドレス変数workptr１と右側アドレス変数wor
kptr ２を比較し、左側アドレス変数が右側アドレスを
越えていたかどうかによって１ラインの処理が終了した
かどうかを判断し、越えていない場合は、まだ残りのデ
ータが存在するので、ステップ（６）に戻って残りのデ
ータ処理を行い、越えていた場合は、１ラインの処理が
終了したので次のラインを対象とするために、ステップ
（１１）で、変数linecnt を１進め、変数lineptr にfr
amewidthを加算することで次のラインに進める。

【００５２】そして、ステップ（１２）で、変数linept
r を参照して全ラインが終了したかどうかを判断し、ま
だ未変換ラインが存在する場合は、ステップ（５）に戻
って次のラインの変換処理を行い、全ラインが変換終了
した場合と、ステップ（４）で、反射変換処理が指定さ
れていなかった場合は、ステップ（１３）で、先に設定
したprintmode を参照して従来通りの印刷モード設定処
理を行う。

【００５３】次いで、ステップ（１４）で、用紙の給紙
処理、ステップ（１５）で、先のビットマップデータ領
域の転送処理、ステップ（１６）で、用紙の排紙処理を
それぞれ行い出力処理を終了する。

【００５４】なお、上記第１実施例では、ユーザは印刷
モードに関して一切介入しないものであったが、制御命
令や図示していないユーザインタフェース用パネルスイ
ッチ等の操作により、ユーザが印刷モードを入力する入
力手段を設け、入力された印刷モードを記憶する領域に
設定するようにする。

【００５５】そして、ユーザが印刷モードを指定する際
に、新たに‘自動’というモード設定を行えるように
し、自動が指定された場合は上記実施例と同様に固有の
印刷モードを選択し、‘自動’でない場合は、その印刷
モードにしたがった印刷処理を行うようにすることも出
来る。このときの出力処理は、図４のステップ（３）の
処理を図５のステップ（３−１），（３−２）に示す処
理に置き換えるだけでよい。以下、本実施例と第８の発
明の各手段との対応及びその作用について説明する。

【００５６】第８の発明は、外部装置から入力される印
刷情報を解析して所定のデータ処理を施してページ展開
したビットマップイメージに基づいて印刷媒体に印刷を
行わせる出力手段（出力部６）と、使用可能な複数の印
刷媒体の種別情報と各種別情報に対応する前記出力手段
の出力処理条件をそれぞれ記憶する記憶手段（ＲＡＭ５
または図示しないＮＶＲＡＭ）とを有する印刷装置の出
力処理条件設定方法において、使用する印刷媒体の種別
情報を入力する入力工程（図４のステップ（１）および
その前処理）と、該入力された前記種別情報に基づいて
前記記憶手段を参照して前記出力手段に対する出力処理
条件を設定する設定工程（図４のステップ（２），
（３））とを実行して、指定された印刷媒体に適切な出
力処理条件設定を自動化するものである。

【００５７】なお、上記実施例では、印刷媒体に固有の
情報として、印刷方法と変換処理についてのみを説明し
ているが、出力部の機構的な条件により給紙処理や、印
刷処理で、印刷媒体に応じた情報が必要になる場合があ
る。

【００５８】そこで、図６に示したように印刷媒体の厚
さや、給紙モードなどを図２に示したテーブルを拡張し
た形で持つことにより、印刷媒体を指定することによっ
て最適な厚さ情報を機構的に指定できることによって、
給紙処理や印刷処理を行うようにも構成できる。

【００５９】上記第１実施例によれば、ユーザが使用す
る用紙に対して最適な印刷モードを自動的に設定するこ
とで、通常のユーザは印刷操作に設置する用紙の種類だ
けを設定すれば最適な印刷結果が得られる。

【００６０】また、任意の印刷モードで印刷したいユー
ザのために自動設定モードを解除し、任意の印刷モード
で印刷することも可能となる。

【００６１】さらに、印刷媒体によっては左右反転印刷
処理を行う必要があり、この情報もあらかじめ記憶して
おくことで、印刷媒体の指定だけですべて印刷処理が最
適化することができる。 〔第２実施例〕図７は本発明の第２実施例を示す印刷装
置の制御構成を説明するブロック図である。

【００６２】図において、１１はホストコンピュータ等
の外部装置で、印刷装置にデータを送るものであり、ア
プリケーションソフトウェア等を実行するものである。
１２は本印刷装置に対して送られてきたデータを受信す
る入力部である。１３は制御プログラムや各種情報を格
納するＲＯＭである。１４は前記ＲＯＭ１３に格納され
た制御プログラムを実行するＣＰＵで、制御プログラム
によって入力部１２で受信した印刷データや制御命令の
解析等を行ってページのフォーマットを行い、実際の展
開処理等を行うことを主たる機能とし、さらに装置全体
の制御管理等を行う。１５は前記ＣＰＵ１４によって処
理された描画データを格納したり、フレームメモリとし
てビットマップ展開を行うＲＡＭである。作業用の変数
やバッファ等もここに格納される。１６は前記ＲＡＭ１
５に展開されたビットマップイージデータを印刷機構部
１８に送信処理を行う出力部である。入力部１２，ＲＯ
Ｍ１３，ＣＰＵ１４，ＲＡＭ１５，出力部１６をまとめ
て制御部１７と呼ぶことにする。なお、出力部１６に
は、ビットマップイメージデータを圧縮して内部転送デ
ータを生成するデータ圧縮部１６ａを備え、印刷機構部
１８には圧縮された内部転送データを伸張してビットマ
ップイメージデータに復元するデータ伸張部１８ａを備
えている。

【００６３】１８は用紙等に印刷を行う印刷機構部であ
る。本印刷機構部１８と、出力部１６はあらかじめ定め
られたインタフェースにより接続されており、出力部１
６からのデータ送信による指示による印刷機構部１８
は、用紙の給紙処理，印刷処理，搬送処理，排紙処理を
行う。

【００６４】本実施例でのインタフェース例は、出力部
１６から印刷機構部１８に対して、印刷データをライン
単位に送信し、１ライン搬送指示を行うことで、印刷処
理を行うものである。カラー印刷の場合は、例えばイエ
ロー，マゼンタ，シアン，ブラックの４色を同一ライン
に色指定して送信し、その後１ライン搬送指示を行うこ
とで印刷するものである。

【００６５】以下、本実施例と第５〜第７の発明の各手
段との対応及びその作用について説明する。

【００６６】第５の発明は、外部装置１から入力される
印刷情報を解析して所定のデータ処理を施してビットマ
ップイメージにページ展開する出力手段（出力部１６）
と、この出力手段から出力されるビットマップイメージ
データに基づいて印刷媒体に印刷を行う印刷機構（印刷
機構部１８）とを有する印刷装置において、ページ展開
されたビットマップイメージデータを圧縮して内部転送
データを生成するデータ圧縮手段（データ圧縮部１６
ａ）を前記出力手段（出力部１６）側に設け、前記デー
タ圧縮手段により圧縮された内部転送データを伸張して
ビットマップイメージデータに復元するデータ伸張手段
（データ伸張部１８ａ）を前記印刷機構側に設け、出力
部１６側のデータ圧縮部１６ａがページ展開されたビッ
トマップイメージデータを圧縮して内部転送データを生
成しておき、出力部１６から転送される該圧縮された内
部転送データを印刷機構部１８側のデータ伸張部１８ａ
が伸張してビットマップイメージデータに復元して、出
力部１６から印刷機構部１８側へのデータ転送処理時間
を短縮することを可能とする。

【００６７】第６の発明は、データ圧縮部１６ａは、所
定のバンド単位にビットマップイメージデータを圧縮し
て内部転送データを生成して、出力手段から印刷機構側
へのデータ転送処理時間を短縮することを可能とする。

【００６８】第７の発明は、コピー枚数を指定する枚数
指定手段（外部装置１１からコマンド指定あるいは図示
しない操作部からのキー指示）を設け、枚数指定手段に
より指定されたコピー枚数分の印刷が終了するまで、デ
ータ圧縮部１６ａは、生成したページ単位に圧縮した内
部転送データを枚数指定手段により指定されたコピー枚
数分の印刷が終了するまで、例えばＲＡＭ１５上のフレ
ームメモリ領域内に保持して、コピー印刷処理時におけ
る同一のビットマップイメージデータに対する転送処理
を減らし、かつ転送時間を短縮することを可能とする。
この際、ＣＰＵ１４は他の処理を行う。

【００６９】図８は本発明に係る印刷装置におけるビッ
トマップイメージデータの一例を示す図である。

【００７０】この図に示すように、用紙上に図８の
（ａ）のような出力が必要な場合、１ページ分全ての領
域をＲＡＭ１５からビットマップイメージ領域として確
保した場合は図８の（ｂ）のようにフルビットマップに
そのまま描画する。

【００７１】一方、１ページを分割して描画する場合
は、例えばＲＡＭ１５からページ高の１／５の領域のビ
ットマップイメージ領域を確保した場合を図８の（ｃ）
に示す。この時は、ずらし描画処理と転送処理を５回行
って１ページ分を描画出力するものである。この時の分
割の１つをバンドと呼ぶことにし、この場合は、５バン
ド／ページとなる。

【００７２】図９は、図７に示したＲＡＭ１５に確保さ
れるビットマップイメージ領域と送信バッファとの関係
を説明する図である。

【００７３】図９は、特に図７に示したＲＡＭ１５に確
保されるビットマップイメージ領域１９を転送する場
合、送信バッファ２０にデータ圧縮処理を施したデータ
を格納した後、出力部１６が印刷機構部１８に転送する
状態に対応する。

【００７４】図１０は本発明の印刷装置のデータ転送方
法の一実施例を示すフローチャートである。なお、
（１）〜（８）は各ステップを示す。また、図８の
（ｂ）の場合と、図８の（ｃ）の１つのバンドを出力す
る場合のデータ転送処理に相当するものである。

【００７５】以下、ビットマップイメージデータの描画
が終了し、出力部１６から印刷機構部１８へデータ転送
するところから説明する。

【００７６】なお、本実施例中では、多プレーンを使用
した場合は同様のことをプレーン数分行うだけなので、
１プレーン分で説明してある。また、印刷機構部１８に
対する給紙，排紙制御は省いてある。

【００７７】データ転送は、ステップ（１）で転送した
ライン数を示す変数linecnt を「０」に、転送先となる
ビットマップイメージ領域の先頭アドレスを変数linept
r に、ビットマップイメージ領域幅を変数framewidthに
初期設定する。

【００７８】次いで、ステップ（２）で図示していない
フラグ領域を参照して、現在転送しようとしているラス
タに印刷すべきデータがあるかどうかをチェックする。
このフラグ領域は、ページレイアウト時や、描画時など
にそのラインにデータを描画する指示や、描画したか等
によって設定されるもので、このフラグが設定されてい
ないラインは印刷データが存在しないことを意味するも
のである。

【００７９】ステップ（２）で転送すべきデータが存在
しなかった場合は、ステップ（６）以降に進み、印刷す
べきデータが存在すると判定された場合は、ステップ
（３）で、圧縮後のデータ格納領域の先頭アドレスを示
す変数bufptrに図９で示した送信バッファ２０の先頭ア
ドレスを設定する。

【００８０】そして、ステップ（４）での圧縮処理ルー
チンを実行して、引き数として元データ先頭アドレスli
neptr と、圧縮データ格納アドレスbufptrと、元データ
長framewidthからデータ圧縮処理を行い、圧縮データ格
納アドレスbufptrから順に圧縮データを格納し、全ての
データを圧縮格納した後、戻り値として圧縮データ長を
返す。

【００８１】次いで、ステップ（５）の転送処理ルーチ
ンを実行して、１ライン分のデータ転送処理を行う。こ
の時は、引き数として、転送データ先頭アドレスとして
圧縮データ格納アドレスbufptrとステップ（４）の戻り
値である転送データ数から、印刷機構部に対してあらか
じめ定められたプロトコルに従ったデータ転送処理を行
う。

【００８２】次いで、ステップ（６）で、１ライン分の
用紙搬送処理を行い、ステップ（７）で元データ先頭ア
ドレスlineptr をビットマップイメージ幅分加算するこ
とで次のラインを対象とするように更新し、転送ライン
数カウンタlinecnt を「１」進める。

【００８３】次いで、ステップ（８）で全ラインが終了
したかどうかをlinecnt から判断し、転送が終了してい
ない場合は、ステップ（２）に戻って次のラインの処理
を行い、全ラインが終了した場合は転送処理を終了す
る。

【００８４】なお、上記第２実施例では、出力部１６と
印刷機構部１８間のデータ転送はすべて転送時にデータ
圧縮したものを転送するものであった。 〔第３実施例〕本実施例では、図８の（ｂ）のようなフ
ルビットマップイメージのマップイメージの場合で、制
御命令等のコピー枚数設定手段によりコピー枚数に２枚
以上が指定された場合における転送前圧縮処理について
説明する。

【００８５】図１１は本発明の第３実施例を示す印刷装
置における転送データ処理状態を示す概略図である。

【００８６】この描画の終了したフルビットマップ領域
２２の各ラインを元データとし、圧縮処理作業用バッフ
ァ２１に圧縮データを作成し、圧縮データ数を各ライン
に対応した圧縮データ数格納用配列２３に格納し、その
後、圧縮処理作業バッファ２１の内容を元の領域にコピ
ーすることでフルビットマップ領域全体をライン単位に
圧縮し、転送時はそのまま圧縮データをページ数分転送
して印刷処理するものである。

【００８７】図１２は本発明に係る印刷装置におけるデ
ータ圧縮転送方法の一実施例を示すフローチャートであ
る。なお、（１）〜（２０）は各ステップを示す。

【００８８】なお、本実施例において、該データ圧縮転
送処理は制御命令等のコピー枚数設定手段等によりコピ
ー枚数の指定が２枚以上の時で、フルビットマップに描
画データがすべて描画された後に実行される。

【００８９】先ず、ステップ（１）で圧縮したライン数
を示す変数linecnt を「０」に、転送元となるビットマ
ップイメージ領域の先頭アドレスを変数lineptr に、ビ
ットマップイメージ領域幅を変数framewidthに初期設定
する。

【００９０】ステップ（２）で図示していないフラグ領
域を参照して、現在転送しようとしているラスタに印刷
すべきデータがあるかどうかをチェックし、印刷すべき
データが存在しない場合は、ステップ（７）以降に進
み、印刷すべきデータが存在する場合は、ステップ
（３）で、圧縮後のデータ格納領域の先頭アドレスを示
す変数bufptrに図１１で示した圧縮作業用バッファ２１
の先頭アドレスを設定する。

【００９１】そして、ステップ（４）での圧縮処理は、
引き数として元データ先頭アドレスlineptr と、圧縮デ
ータ格納アドレスbufptrと、元データ長framewidthから
データ圧縮処理を行い、圧縮データ格納アドレスから順
に圧縮データを格納し、すべてのデータを圧縮格納した
後、戻り値として圧縮データ長を返すように構成されて
いる。そして、ステップ（５）で、圧縮処理の結果返さ
れる圧縮ータ数を圧縮データ格納配列２３のlinecnt 番
目に格納し、ステップ（６）で圧縮処理作業バッファ２
１の先頭アドレスbufptr、格納アドレスをlineptr 、転
送バイト数を圧縮データ数配列２３のlinecnt 番目の値
を基にして、圧縮データのコピー処理を行う。

【００９２】これにより、元となった１ライン分のデー
タが圧縮処理されたものとなる。

【００９３】次いで、ステップ（７）で元データ先頭ア
ドレスlineptr をビットマップイメージ幅（framewidt
h）分加算することで次のラインを対象とするように更
新し、転送ライン数カウンタlinecnt を１進める。そし
て、ステップ（８）で全ラインが終了したかどうかをli
necnt から判断し、転送が終了していない場合は、ステ
ップ（２）に戻って次のラインの圧縮処理を行い、全ラ
インが終了した場合は圧縮処理が終了し、すなわち、フ
ルビットマップの圧縮処理が終了する。

【００９４】次に、指定枚数分のページ印刷処理に移
り、ステップ（９）で指定されているコピー枚数を変数
copycnt に設定し、ステップ（１０）で用紙給紙処理を
行う。これは出力部１６が印刷機構部１８に対してあら
かじめ定められたデータ列を送信することで行われる。

【００９５】そして、給紙後、ステップ（１１）で転送
したライン数を示す変数linecnt を「０」に、転送先と
なるビットマップイメージ領域の先頭アドレスを変数li
neptr に、ビットマップイメージ領域幅を変数framewid
thに初期設定する。次いで、ステップ（１２）で図示し
ていないフラグ領域を参照して、現在転送しようとして
いるラスタに印刷すべきデータがあるかどうかをチェッ
クし、印刷すべきデータが存在しない場合はステップ
（１５）以降に進み、印刷すべきデータが存在する場合
は、ステップ（１３）で圧縮データ数を圧縮データ数格
納配列２３のlinecnt 番目から取り出し、ステップ（１
４）で１ライン分のデータ転送処理を行う。

【００９６】この時は、引き数として転送データ先頭ア
ドレスのlineptr とステップ（１３）で取得した圧縮デ
ータ数を転送データ数として印刷機構部１８に対してあ
らかじめ定められたプロトコルに従ってデータ転送処理
を行う。

【００９７】次いで、ステップ（１５）で１ライン分の
用紙搬送処理を行い、ステップ（１６）で元データ先頭
アドレスlineptr をビットマップイメージ幅（framewid
th）分加算することで次のラインを対象とするように更
新し、転送ライン数カウンタlinecnt を「１」進める。

【００９８】次いで、ステップ（１７）で全ラインが終
了したかどうかを変数linecnt から判断し、転送が終了
していない場合は、ステップ（１２）に戻って次のライ
ンの処理を行い、全ラインが終了した場合は１ページ転
送処理が終了したので、ステップ（１８）で用紙排紙処
理を行い、ステップ（１９）で変数copycnt を「１」減
じ、ステップ（２０）で全ページ出力がなされたかどう
かを、変数copycnt が「０」より大きいかどうかでチェ
ックし、変数copycnt が「０」より大きい場合（ＮＯ）
は、コピーページが残っているので、ステップ（１０）
に戻って次のページの給紙，印刷，排紙処理を行い、変
数copycnt が「０」の時はすべてのページの印刷を終了
したので出力処理を終了する。

【００９９】上記第３実施例によれば、印刷装置内にお
ける制御部から印刷機構部へのデータ転送に際し、制御
部側にデータ圧縮処理機能，印刷機構部側にデータ伸張
処理機能を設けることによって、制御部と印刷機構部間
のデータ転送量を減らすことにより、転送時間の短縮を
計ることができる。

【０１００】また、コピー機能等により同一データを何
度も印刷機構部へデータ転送する必要がある場合は、圧
縮処理を転送時ではなく、印刷データそのものに対して
１度だけ行い、以後は圧縮された印刷データを印刷機構
部へデータ転送するという手段を採ることによって、処
理コスト，時間コストを低減し、印刷装置全体のパフォ
ーマンスを上げることができる。

【０１０１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第１
の発明によれば、使用する印刷媒体の種別情報を入力す
る第１の入力手段から入力された前記種別情報に基づい
て制御手段が前記記憶手段を参照して前記出力手段に対
する出力処理条件を設定制御するので、指定された印刷
媒体に適切な出力処理条件設定を自動化し、操作者の出
力処理条件設定負担を軽減することができる。

【０１０２】第２の発明によれば、指定された印刷媒体
に適切な出力処理条件としての展開されたビットマップ
イメージに対する反転処理条件の設定を自動化すること
ができる。

【０１０３】第３の発明によれば、指定された印刷媒体
に適切な出力処理条件としての印刷方法の種別条件の設
定を自動化することができる。

【０１０４】第４の発明によれば、使用する所望の印刷
方法情報を入力する第２の入力手段から使用する所望の
印刷方法情報が入力されている場合に、制御手段が第１
の入力手段から入力された前記種別情報に基づいて前記
記憶手段から取得した出力処理条件中の印刷方法を前記
第２の入力手段から入力された所望の印刷方法に代替す
るので、自動設定された印刷方法をユーザが意図する所
望の印刷方法を自在に設定することができる。

【０１０５】第５の発明によれば、出力手段側でデータ
圧縮手段がページ展開されたビットマップイメージデー
タを圧縮して内部転送データを生成しておき、出力手段
から転送される該圧縮された内部転送データを印刷機構
側のデータ伸張手段が伸張してビットマップイメージデ
ータに復元して、出力手段から印刷機構側へのデータ転
送処理時間を短縮することを可能とする。

【０１０６】第６の発明によれば、データ圧縮手段は、
所定のバンド単位にビットマップイメージデータを圧縮
して内部転送データを生成するので、出力手段から印刷
機構側へのデータ転送処理時間を短縮することができ
る。

【０１０７】第７の発明によれば、枚数指定手段により
指定されたコピー枚数分の印刷が終了するまで、データ
圧縮手段は、生成したページ単位に圧縮した内部転送デ
ータを保持するので、コピー印刷処理時における同一の
ビットマップイメージデータに対する転送処理を減ら
し、かつ転送時間を短縮することができる。

【０１０８】第８の発明によれば、使用する印刷媒体の
種別情報を入力し、該入力された前記種別情報に基づい
て前記記憶手段を参照して前記出力手段に対する出力処
理条件を設定するので、指定された印刷媒体に適切な出
力処理条件設定を自動化することができる。

【０１０９】従って、出力条件設定操作負担を軽減して
適切な出力結果を得ることができるとともに、印刷機構
に対するビットマップイメージデータの転送処理効率を
格段に向上できる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例を示す印刷装置の構成を説
明する概略ブロック図である。

【図２】図１に示したＲＯＭに記憶される第１の印刷処
理条件テーブルの一例を示す図である。

【図３】本発明に係る印刷装置における反転変換処理状
態を説明する概略図である。

【図４】本発明に係る印刷装置の第１の出力処理条件設
定方法の一実施例を示すフローチャートである。

【図５】本発明に係る印刷装置の第２の出力処理条件設
定方法の要部処理を示すフローチャートである。

【図６】図１に示したＲＯＭに記憶される第２の印刷処
理条件テーブルの一例を示す図である。

【図７】本発明の第２実施例を示す印刷装置の制御構成
を説明するブロック図である。

【図８】本発明に係る印刷装置におけるビットマップイ
メージデータの一例を示す図である。

【図９】図７に示したらＲＡＭに確保されるビットマッ
プイメージ領域と送信バッファとの関係を説明する図で
ある。

【図１０】本発明の印刷装置のデータ転送方法の一実施
例を示すフローチャートである。

【図１１】本発明の第３実施例を示す印刷装置における
転送データ処理状態を示す概略図である。

【図１２】本発明に係る印刷装置におけるデータ圧縮転
送方法の一実施例を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ 外部装置 ２ 入力部 ３ ＲＯＭ ４ ＣＰＵ ５ ＲＡＭ ６ 出力部

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部装置から入力される印刷情報を解析
   して所定のデータ処理を施してページ展開したビットマ
   ップイメージに基づいて印刷媒体に印刷を行わせる出力
   手段と、使用可能な複数の印刷媒体の種別情報と各種別
   情報に対応する前記出力手段の出力処理条件をそれぞれ
   記憶する記憶手段と、使用する印刷媒体の種別情報を入
   力する第１の入力手段と、この第１の入力手段から入力
   された前記種別情報に基づいて前記記憶手段を参照して
   前記出力手段に対する出力処理条件を設定制御する制御
   手段とを具備したことを特徴とする印刷装置。
2. 【請求項２】 出力処理条件は、展開されたビットマッ
   プイメージに対する反転処理条件を含むことを特徴とす
   る請求項１記載の印刷装置。
3. 【請求項３】 出力処理条件は、印刷方法の種別条件を
   含むことを特徴とする請求項１記載の印刷装置。
4. 【請求項４】 使用する所望の印刷方法情報を入力する
   第２の入力手段を設け、この第２の入力手段から使用す
   る所望の印刷方法情報が入力されている場合に、制御手
   段が第１の入力手段から入力された前記種別情報に基づ
   いて前記記憶手段から取得した出力処理条件中の印刷方
   法を前記第２の入力手段から入力された所望の印刷方法
   に代替することを特徴とする請求項１記載の印刷装置。
5. 【請求項５】 外部装置から入力される印刷情報を解析
   して所定のデータ処理を施してビットマップイメージに
   ページ展開する出力手段と、この出力手段から出力され
   るビットマップイメージデータに基づいて印刷媒体に印
   刷を行う印刷機構とを有する印刷装置において、ページ
   展開されたビットマップイメージデータを圧縮して内部
   転送データを生成するデータ圧縮手段を前記出力手段側
   に設け、前記データ圧縮手段により圧縮された内部転送
   データを伸張してビットマップイメージデータに復元す
   るデータ伸張手段を前記印刷機構側に設けたことを特徴
   とする印刷装置。
6. 【請求項６】 データ圧縮手段は、所定のバンド単位に
   ビットマップイメージデータを圧縮して内部転送データ
   を生成することを特徴とする請求項５記載の印刷装置。
7. 【請求項７】 コピー枚数を指定する枚数指定手段を設
   け、この枚数指定手段により指定されたコピー枚数分の
   印刷が終了するまで、データ圧縮手段は、生成したペー
   ジ単位に圧縮した内部転送データを枚数指定手段により
   指定されたコピー枚数分の印刷が終了するまで保持する
   ことを特徴とする請求項５記載の印刷装置。
8. 【請求項８】 外部装置から入力される印刷情報を解析
   して所定のデータ処理を施してページ展開したビットマ
   ップイメージに基づいて印刷媒体に印刷を行わせる出力
   手段と、使用可能な複数の印刷媒体の種別情報と各種別
   情報に対応する前記出力手段の出力処理条件をそれぞれ
   記憶する記憶手段とを有する印刷装置の出力処理条件設
   定方法において、使用する印刷媒体の種別情報を入力す
   る入力工程と、該入力された前記種別情報に基づいて前
   記記憶手段を参照して前記出力手段に対する出力処理条
   件を設定する設定工程とを具備したことを特徴とする印
   刷装置の出力処理条件設定方法。