JPH11203070A - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JPH11203070A
JPH11203070A JP10009172A JP917298A JPH11203070A JP H11203070 A JPH11203070 A JP H11203070A JP 10009172 A JP10009172 A JP 10009172A JP 917298 A JP917298 A JP 917298A JP H11203070 A JPH11203070 A JP H11203070A
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ram
data
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要なRAM容量を低減して低コスト化する
と共に、画像データの展開および転送処理を高速化して
印刷に要する時間を短縮する。 【解決手段】 ホストコンピュータ1から送られる画像
データをRAM4上にイメージ展開する際に、副走査方
向の複数のバンドに区切って展開処理し、そのイメージ
展開した画像データをビデオDMAコントローラ6によ
ってRAM4から読み出してプリンタエンジン3へ送出
する際に、印刷する画像が存在しないホワイトバンドの
場合には、ビデオDMA動作を行わずに自動的に白デー
タを生成してプリンタエンジン3へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホストコンピュ
ータ上にて作成される画像データを展開してレーザビー
ムプリンタ等のプリンタエンジンへ送って印刷を実行さ
せるプリンタ制御装置(一般に「プリンタコントロー
ラ」と称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタコントローラにて画像を展開す
る際には、通常、印刷する領域をバンドに区切って行う
ようにしている。従来のプリンタコントローラにおい
て、印刷するページを副走査方向のバンドに区切って任
意RAMアドレス上にイメージ展開し、パーシャルビッ
トマップ方式で処理する技術として、例えば特開平5−
96794号公報に見られるものがある。また、印刷す
る画像をバンドに分けて描画および展開を行ない、空白
の領域に対しては空白データを生成して出力する方式の
ものが、例えば特開平8−258378号公報に見られ
る。そこで、これらの技術の説明を行う。
【0003】ホストコンピュータにより使用者は印刷し
たい画像を作成し、印刷を行うプリンタを指定して、作
成した画像の印刷命令を出す。印刷命令が出されると、
ホストコンピュータでは、接続されたプリンタにあった
プリンタドライバ・ソフトにより、プリンタコントロー
ラ側にて解釈が可能な命令コードの体系に画像データを
変換し、その変換した画像データを接続先のプリンタの
インタフェースに出力する。
【0004】プリンタコントローラでは、ホストインタ
フェースによって印刷する画像データの受信が開始され
ると、送られてきた画像データをプリンタコントローラ
内部に持つCPUがRAM上にイメージ描画して展開す
る。プリンタコントローラで画像データを描画して展開
する方式としては、1ページの印刷イメージをそのまま
記憶するフルビットマップ方式と、印刷イメージをバン
ドに区切って記憶するパーシャルビットマップ方式とが
ある。
【0005】例えば、図8に示すような画像をRAMに
記憶する際には、フルビットマップ方式の場合、図9に
示すアドレスマップのように、描画開始アドレスから描
画終了アドレスまで、1ページ分のイメージデータをそ
のまま記憶させる。ただし、実際のアドレスマップは1
バイトずつのコードデータとなっており、画像の先頭番
地からシリアルに画像データが並ぶ構成となっている。
【0006】また、パーシャルビットマップ方式の場合
には、印刷する画像を図10に示すように副走査方向に
同じ幅のバンドに区切り(この例では8バンドに区切っ
ているがバンド数はいくつでもよい)、そのバンド毎に
図11に示すように、ワークRAM上のバンドが入りき
る空いている領域をそのバンドに割り当てて画像の描画
を行なう。
【0007】このように、パーシャルビットマップ方式
を用いることにより、ワークRAM上に必ずしも1ペー
ジ分の連続した空き領域を確保できなくても、イメージ
展開が行えることになる。次に、CPUにてRAMへの
イメージ展開がされた後、プリンタエンジンに印刷起動
命令を出して印刷を開始するとともに、イメージ展開し
た画像データをプリンタエンジンに出力して印刷を実行
させる。
【0008】ただし、通常、プリンタエンジンに画像デ
ータを出力する(ビデオ出力)場合には、膨大な量のデ
ータを短期間で転送しなければならないため、ビデオD
MAコントローラにてDMA処理を行なって高速化を図
っている。また、パーシャルビットマップ方式の場合に
は、ビデオDMAコントローラに、印刷を行うバンドの
DMAの開始アドレスと転送回数を指定して、設定した
転送回数分のDMA動作を行う。
【0009】さらに、ビデオDMAコントローラは、D
MA転送が終了するとCPUにビデオDMA終了のイン
タラプトを発行して終了を知らせる。するとCPUは、
次に続くバンドのDMAパラメータを再びビデオDMA
コントローラに設定し、ビデオDMAコントローラが同
様なビデオDMA動作を行うことを繰り返すことによ
り、プリンタエンジンへの画像データの出力を完了す
る。
【0010】また、画像データのイメージ展開が終了し
た時点では、展開したイメージデータで印刷する画像が
最後に出てくる部分を探し出す。図10に示した例で
は、バンド6の画像が最後のデータであると判別する。
そして、それ以降の領域は全て空白(白)であるから、
ビデオDMA動作は行わず、強制的に白データをプリン
タエンジンに対して出力するか、または空白領域描画命
令を出すことにより、CPUは次のページの画像データ
のイメージ展開をすることが可能になり、処理の効率化
および高速化を図っている。
【0011】なお、プリンタエンジンにおいて用紙ジャ
ムなどのエラーが発生せずに印刷が完了した時点で、C
PUはイメージ展開した画像のRAM領域を全て白デー
タに書き換え、RAMクリアを行うことにより、次回以
降の処理のための再利用ができる。このような処理・操
作を行うことにより、使用者が作成した画像データをバ
ンドに区切って印刷することが可能になり、画像の後端
部の空白部分のビデオDMAを行わずに印刷が可能にな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】近年のレーザプリンタ
エンジンの発達に伴い、高速で高解像度の画像を扱うマ
シンが増え、さらにカラーのレーザプリンタも開発され
ている現状から、プリンタコントローラには大容量のR
AMが必要となってきている。それに伴い、圧縮技術を
用いてより少ないRAMでプリンタコントローラを構成
する必要が出てきている。
【0013】しかしながら、上述した従来のパーシャル
ビットマップ方式のプリンタコントローラでは、次ペー
ジの印刷画像のイメージ展開の効率化を行って、印刷時
にプリントアンダーランを極力避けることを主眼として
いる。そのため、印刷する1ページの画像データの内の
最後の画像データがどこにあるかを検出して、検出した
場所以降の印刷部分のみを空白領域として、ビデオDM
A動作を行わずに強制的に白データを出力することによ
り、RAMが接続されているバスのトラフィックを低下
させて、次ページの画像データ受信およびイメージ展開
の高速化を図っている。
【0014】したがって、最後の画像データよりも前に
空白のバンドが存在している場合は、その空白領域に対
しても白画像を出力するためのビデオDMA動作を行わ
なくてはならず、無駄な処理時間を費やしてしまうとい
う不具合があった。また、最後の画像データ以前に空白
のバンドが存在している場合であっても、その空白部分
のイメージ画像を記憶させておくのに必要なRAMの記
憶領域(メモリ容量)を確保しておかなくてはならなく
なり、その分だけコストが高くなってしまうという不具
合もあった。
【0015】さらに、この空白部分を記憶させるRAM
領域に対しても、次のページの印刷のためのメモリクリ
ア処理を行わなくてはならず、メモリクリアの処理速度
を落してしまうという不具合もあった。
【0016】また、通常のプリンタコントローラでは、
イメージ展開した画像データを圧縮して記憶させてお
き、ビデオDMA動作によってプリンタエンジンへ出力
する際に、イメージデータの伸張処理をして出力するの
が一般的であるが、空白領域のバンドであるにもかかわ
らず、RAMから圧縮処理がされた画像データを読み出
し、伸張処理を施した後に出力しなくてはならないた
め、圧縮効率が悪いばかりか、RAMが接続されている
バスのトラフィック量が増加してさらに処理速度を落し
てしまうという不具合もあった。
【0017】さらに、ホストコンピュータからプリンタ
コントローラへの画像転送の際にイメージ転送して印刷
する方式の場合においても、空白の画像データを転送し
なくてはならず、画像転送量が増してしまい、処理速度
を落してしまうだけでなく、ネットワーク環境に接続し
て動作させる場合などには、ネットワーク全体のトラフ
ィック量を増加させてしまうという不具合もあった。
【0018】この発明は、パーシャルビットマップ方式
のプリンタ制御装置において、上述のような不具合を解
消して、RAMの記憶領域の一層の効率的な利用を図
り、必要なRAM容量を低減して低コスト化すると共
に、画像データの展開および転送処理を高速化して印刷
に要する時間を短縮することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、ホストコン
ピュータ上にて作成される画像データを展開してプリン
タエンジンに送り、印刷を実行させるプリンタ制御装置
において、上記の目的を達成するため、次の各手段を設
けたものである。
【0020】すなわち、上記画像データをプリンタエン
ジンでの副走査方向の複数のバンドに区切ってRAM上
にイメージ展開する展開処理手段と、そのイメージ展開
した画像データを上記プリンタエンジンに出力する際に
上記RAMに直接アクセスして高速に出力させるビデオ
DMAコントローラと、上記RAMにイメージ展開した
画像データが各バンド毎に空白であるかどうかを判別す
る判別手段と、該判別手段によって空白と判別されたバ
ンドについては、上記ビデオDMAコントローラにRA
Mの画像データ読み出させることなく、白データを発生
して出力させる空白データ出力手段とを設けたものであ
る。
【0021】このように構成することにより、中間のホ
ワイトバンドのイメージデータ出力時にも、バストラフ
ィックを低減させて、処理を高速化することができる。
さらに、上記展開処理手段は、連続する複数ページの印
刷を行う際には、上記判別手段により空白と判断された
バンドに対してビデオDMAコントローラが白データを
出力中であっても、次ページの印刷データのイメージ展
開を行う手段を有するようにすれば、画像データのイメ
ージ展開処理を高速化することが可能になる。
【0022】あるいは、上記展開処理手段に代えて、画
像データをプリンタエンジンでの副走査方向の複数のバ
ンドに区切ってRAM上にイメージ展開し、展開処理が
必要なバンドにのみRAMの割り当てを行う展開処理手
段を設け、ビデオDMAコントローラが、上記展開処理
手段によってイメージ展開された画像データをプリンタ
エンジンに出力する際にRAMに直接アクセスして高速
に出力する共に、上記展開処理手段によって画像データ
が展開されなかったバンドについては、白データを発生
して出力するように構成してもよい。
【0023】このように構成することにより、画像デー
タをRAMにイメージ展開する際に、印刷する画像デー
タが存在するバンドのみにRAM領域を割り当てること
ができ、冗長な白画像をRAMに記憶させる必要がなく
なるので、RAMの記憶容量が少なくて済むためコスト
を低減させることが可能になる。
【0024】上記各プリンタ制御装置において、展開処
理手段が、画像データをイメージ展開するバンドの幅を
任意に設定する手段を有するとよい。それによって、白
画像の幅にあったバンド幅を設定できるため、例えば、
複数行に亘るテキストデータを印刷する場合などに、行
間をホワイトバンドと指定することができ、RAMを効
率よく利用することが可能になる。
【0025】また、上記展開処理手段は、展開処理が必
要なバンドにRAMの割り当てを行う際にのみ、該RA
Mの割り当てた領域に白データを書き込むRAMクリア
処理を行なう手段を有するとよい。すなわち、この発明
によるプリンタ制御装置は、ワイトバンドを印刷する際
には自動的に白データを出力できるため、印刷終了後に
通常行ってきたメモリクリア処理を行わず、イメージ展
開の際に画像データが存在すると検知した時点でそのバ
ンド領域のメモリクリア処理を行うことにより、不要な
領域のメモリクリア処理を行う必要はなくなり、処理を
高速化させることが可能になる。
【0026】さらにまた、展開処理手段が、複数のバン
ドに区切ってRAM上にイメージ展開した画像データを
圧縮してRAMに記憶させるようにし、その圧縮された
イメージ画像を伸張してビデオDMAコントローラに出
力すると共に、そのビデオDMAコントローラが白デー
タを発生して出力している際には、次のバンドの圧縮さ
れたイメージ画像の伸張処理を予め行う伸張手段を設け
るようにするとよい。このようにすることにより、RA
Mの記憶領域を一層効率よく利用できる。なお、この場
合に、上記伸張手段によって伸張処理した画像データを
一時的に記憶するメモリ(バンドバッファ)を設けるの
が望ましい。
【0027】さらに、上記伸張手段が伸張処理を予め行
う場合には、ホストコンピュータからの画像データの受
信、および上記展開処理手段による画像データのイメー
ジ展開と圧縮処理を優先的に行わせる手段を設けるとよ
い。それによって、次ページ以降の画像データのイメー
ジ展開や、ホストコンピュータから次ページ以降の画像
データの受信等が行われていないときのように、バスア
ービトレーションの優先順位を落して、バスが空いてい
る期間中に圧縮されたイメージデータの伸張処理を行う
ことができ、処理の効率化と高速化が可能になる。
【0028】また、ホストコンピュータ上にて作成さ
れ、プリンタドライバによってプリンタエンジンでの副
走査方向の複数のバンドに分けてプリンタ制御装置で解
釈できるコード系に変換されて送られる画像データを展
開してプリンタエンジンに送り、印刷を実行させるプリ
ンタ制御装置においても、次の各手段を設けることによ
って前述の目的を達成することができる。
【0029】すなわち、上記コード系に変換されて送ら
れた画像データを複数のバンドに区切ってRAM上にイ
メージ展開する展開処理手段と、そのイメージ展開した
画像データをプリンタエンジンに出力する際にRAMに
直接アクセスして高速に出力させるビデオDMAコント
ローラと、上記プリンタドライバによって空白のバンド
であると指定されたバンドについては、上記ビデオDM
AコントローラにRAMの画像データ読み出させること
なく、白データを発生して出力させる空白データ出力手
段とを設ける。
【0030】これらのいずれのプリンタ制御装置におい
ても、上記展開処理手段が、複数の色を重ね合わせて印
刷するための画像データを展開処理する手段である場合
には、その印刷する各色毎に画像データをイメージ展開
するバンドを個別に管理する手段を有するのが望まし
い。それによって、ホワイトバンドの発生頻度を上げる
ことができるので、ROMのメモリ容量を抑えて安価な
カラープリンタ制御装置を提供することが可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。まず、この発明の第1
の実施形態について説明する。図5はこの発明の第1の
実施形態のプリンタ制御装置であるプリンタコントロー
ラを用いたプリンタシステムのブロック構成図である。
【0032】このプリンタシステムは、ホストコンピュ
ータ1とプリンタコントローラ2とプリンタエンジン3
とによって構成されており、プリンタコントローラ2と
プリンタエンジン3とが一体となってプリンタを構成し
ているものも含む。
【0033】プリンタコントローラ2は、ホスト・イン
タフェース(以下「ホストI/F」と略称する)12,
中央処理装置であるCPU13,プログラムメモリであ
るROM10,およびデータメモリであるRAM4とが
システムバス5によって相互に接続され、マイクロコン
ピュータを構成している。
【0034】さらに、そのシステムバスに接続されたビ
デオDMAコントローラ(以下「VDMAC」と略称す
る)6と、伸張器9,セレクタ7,およびエンジン・イ
ンタフェース(「エンジンI/F」と略称する)8とを
備えている。そして、ホストI/F12にホストコンピ
ュータ1が接続され、エンジンI/F8にプリンタエン
ジン3が接続される。
【0035】このプリンタシステムにおいて、使用者
は、ホストコンピュータ1上でアプリケーションソフト
ウェアを利用して、印刷を行いたい画像データを作成す
る。この時、使用者によって作成される画像データは、
複数ページに渡っているものやカラーデータとして作成
されるもの等、各種の画像データが存在する。そして、
画像データの作成が完了した時点で、使用者はホストコ
ンピュータ1に接続されて印刷が可能なプリンタのう
ち、印刷を行いたいプリンタを選択して、印刷命令を発
行する。
【0036】その際の使用者からの印刷命令には、印刷
部数の指定、カラーかモノクロかの指定、拡大あるいは
縮小率の指定、用紙サイズの指定、1枚の用紙に複数の
ページをまとめて印刷する集約印刷を行なうか否かの指
定など、各種の印刷モードが指定される。
【0037】使用者により印刷命令が発行されると、使
用者から指定された各種モードを満足するように、ホス
トコンピュータ1の内部に記憶されているプリンタドラ
イバと呼ばれるソフトウェアによって、接続されている
プリンタコントローラ2が解読できるコードに変換し
て、その変換した画像データのコードをプリンタコント
ローラ2に出力する。
【0038】プリンタコントローラ2では、ネットワー
クや各種インタフェースで構成されるホストI/F12
によって、ホストコンピュータ1からの画像データの受
信が始まると、CPU13に対してインタラプトを発生
させて印刷命令が発行されたことを知らせ、受信した画
像データをRAM4にバッファリングして一時的に記憶
させる。
【0039】CPU13は、受信してバッファリングし
た画像データをプリンタエンジン3によって印刷が可能
なデータにするために、RAM4にイメージ展開して、
コード情報として受信された画像をビットマップ情報に
変換して記憶させていく。その際、CPU13は、RA
M4のイメージ展開する部分は仮想的に副走査方向のバ
ンドに区切ってイメージ展開させるとともに、それぞれ
各バンドに印刷すべき画像データが存在するかどうかを
参照するための図2に示すようなテーブルをRAM4内
のイメージ展開をする場所とは違う領域に作成する。
【0040】また、バンドに区切る際には予め1ページ
分のフレームメモリを確保する必要はなく、イメージ展
開する必要のあるバンドのみRAM4に順次割り当てて
展開する構成にすることにより、メモリ領域を効率的に
利用することができる。さらに、バンドを割り当てると
きにのみメモリクリアを行なうことにより、多重のメモ
リクリア処理を行なわなくて良くなり、一層効率的な処
理が可能になる。
【0041】カラープリンタコントローラの場合には、
通常CMYKの4色のイメージ展開をするため、例えば
イメージ展開する色が赤の場合には、M(マゼンタ)と
Y(イエロー)のみを展開すれば良いため、各色毎にバ
ンドに区切って処理を施すことにより、冗長なRAM領
域を確保する必要がなくなる。
【0042】このRAM4へのイメージ展開と同時に、
必要に応じてRAM4に記憶されたイメージデータを圧
縮(高能率符号化)して再びRAM4に格納し直すこと
ができる。画像データの圧縮技術については公知技術を
利用すればよいので、その説明は省略する。
【0043】ただし、プリンタコントローラ2は必ずし
も圧縮が行えなくてもよい。また、圧縮が可能な環境で
あっても、RAM4の容量が多くて充分記憶できる場合
などは、圧縮を行わずにイメージデータのまま記憶させ
ておく場合もあり、その方が圧縮・伸張処理を行わない
分だけ処理速度が速くなる。また、圧縮を行う場合に
は、専用の圧縮器を用いて行う場合とCPU13によっ
て行う場合とがある。
【0044】CPU13によって受信された画像データ
のうち、1ページ分のイメージ展開(圧縮)が全て完了
すると、CPU13はVDMAC6にビデオDMAを行
わせるために、各種パラメータをセットしてビデオDM
Aの開始を司令する。なお、設定するパラメータとして
は、印刷を行うバンドについて図2に示したテーブルを
参照した結果が、ホワイトバンド(データなし)か画像
データが存在している(データあり)かの指定や、画像
データが存在している時には、DMA動作を行うRAM
4上の開始アドレスやDMA転送する際の転送回数の指
定、ビデオDMAを行なうイメージデータが圧縮されて
いるか否かの指定などを設定する。
【0045】このように、転送回数を任意に変更可能な
構成にすることにより、任意のバンド幅を指定できるよ
うになり、ホワイトバンド(データなし)をできるだけ
多く作成することが可能になり、メモリをより効率的に
利用できるだけではなく、より高速に処理が可能にな
る。
【0046】VDMAC6では、各パラメータが指定さ
れてDMAの起動がかかると、RAM4の指定されたア
ドレスを読み出し、圧縮されていない画像データの場合
にはセレクタ7をVDMAC6からの入力を有効なよう
に切り替えて、エンジンI/F8を通してプリンタエン
ジン3に画像データを出力する。
【0047】また、RAM4の指定された画像データが
圧縮されている場合には、伸張器9に画像データを送っ
て、伸張器9によって伸張された画像データをエンジン
I/F8に出力するようにセレクタ7を切り替えて、そ
の画像データをエンジンI/F8からプリンタエンジン
3に出力する。
【0048】伸張器9では、VDMAC6から画像デー
タが送られてきた場合には、圧縮した方式の逆の方式を
使用して伸張して出力することとなる。一般的に、プリ
ンタエンジン3で出力する画像データはイメージデータ
として扱い、短時間に大容量のデータを転送しなければ
ならず、伸張処理をCPU3にて行なっているとプリン
トオーバーランが発生してしまうため、ビデオDMAを
行う際には、専用の伸張器を用いることになる。
【0049】また、CPU13によって指定されたモー
ドが、ホワイトバンドの場合には、VDMAC6が白画
像を強制的に生成してセレクタ7に出力する。この場合
にはRAM4から画像データ読み出すことはせずに、設
定された転送回数分の白画像を出力することになる。一
般的に「白」は、カラーのCMYK又はモノクロで印刷
する場合には、画像データはなしということで“0”が
出力される。ただし、インタフェース上の取り決めで
“1”を出力する場合もある。
【0050】また、伸張後のデータやVDMAC6から
の出力データを一旦バッファリングして記憶可能な構成
にしておくことにより、ホワイトバンド出力の際にはホ
ストI/F12からの画像データ入力等が行なわれてい
ない間のバスが空いている時間に伸張処理を行うことが
できる。そのために、FIFOメモリ等のバッフア用の
メモリを設けておくとよい。
【0051】エンジンI/F8では、プリンタエンジン
3にて印刷が可能な解像度および速度に合わせて画像デ
ータを出力する。また、プリンタエンジン3では送られ
てきたビットマップデータの印刷を実行して印刷を完了
する。
【0052】以上の操作を1ページ分のうちの全てのバ
ンドについて行うことにより、1ページ分の画像の印刷
が完了する。ただし、印刷が複数ページに亘る場合に
は、前のページのイメージ展開が終了して、ビデオDM
A動作にて印刷処理を行うと同時に、バスが空いている
時間を利用して次のページのイメージ展開を行う並列処
理をする。このようにして、全てのページの印刷が終了
した時点で処理を完了する。
【0053】また、プリンタコントローラ2にて解読で
きるエミュレーションが、例えばGDIプリンタ方式の
ようにプリンタドライバソフトから直接バンドに区切っ
て転送されてくるような場合には、プリンタドライバに
て転送する時点で、ブランクバンド指定する。
【0054】なお、ROM10には、CPU13を動作
させるためのプログラムコードや、テキスト画像のイメ
ージ展開に使用するフォント情報等が記憶されている。
またこの発明における展開処理手段(RAMの割り当て
手段,バンド幅設定手段,RAMクリア処理手段,圧縮
手段等を含む)、判別手段、および空白データ出力手段
などの機能は、CPU13がROM10に書き込まれた
プログラムに従って動作することによって実現される。
【0055】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。図3は、この発明の第2の実施形態のプリン
タ制御装置であるプリンタコントローラを用いたカラー
プリンタシステムのブロック構成図である。この第2の
実施形態のプリンタコントローラ2′はカラープリンタ
コントローラであり、ホストコンピュータ1およびプリ
ンタエンジン3とによってカラープリンタシステムを構
成している。
【0056】このプリンタコントローラ2′において、
図1に示したプリンタコントローラ2と相違する主な点
は、セレクタ7に代えてバンドバッファ11を設けた点
である。このバンドバッファ11は、伸張器9によって
予め伸張したイメージデータおよびVDMAC6によっ
てRAM4から読み出したイメージデータを一時的に記
憶するバッファ用のメモリである。
【0057】使用者によってホストコンピュータ1上で
作成された画像データは、ホストコンピュータ1からプ
リンタコントローラ2′の内部のホストI/F12に送
られる。その際、ホストコンピュータ1の内部ではプリ
ンタドライバによって、画像データを接続されるプリン
タコントローラが解釈可能な言語形式に変換して出力す
る。また、画像データの出力時には、図10に示したよ
うに、1ページの画像をプリンタエンジン3の副走査方
向に複数のバンドに分けて出力する。
【0058】その際には、図10のバンド2のようにバ
ンド領域に全く画像データの無いバンドは、ブランクバ
ンドとしてプリンタコントローラに指定する。また、バ
ンド3と4のように、1つの文字が複数のバンドにまた
がっている場合には、Cという文字を2つに分解してイ
メージ展開する。画像データがカラーの場合には、ホス
トコンピュータ1で扱われる画像は通常RBGで表現さ
れているが、印刷を行う場合にはCMYKで表されるた
め、CMYKの各色成分に分割してさらにバンドに分け
て処理を行う。
【0059】ただし、RBG→CMYKの変換は、必ず
しもプリンタドライバで行わなくてはならないわけでは
なく、RBGデータで転送して、プリンタコントローラ
2′においてCMYKデータに変換しても構わない。
【0060】次に、図6のフロー図を参照して、このプ
リンタコントローラ2′側でのイメージ展開に関わる処
理の説明を行う。ステップS1で、ホストI/F12で
受信した画像データを一旦RAM4に記憶させる。受信
と同時にCPU13にインタラプトを発生させて、受信
を知らせるとともに、CPU13ではイメージの展開を
開始する。イメージ展開の際には、プリンタドライバか
ら予めバンド単位にソートされて画像データが入力され
てきているため、バンド0からイメージ展開していく。
【0061】その入力される画像データが図10に示し
たようにバンド分けされているとすると、ステップS2
のチェックにおいて、バンド0でのプリンタドライバか
らの画像データには印刷する画像データが含まれている
ため、ステップS3で1バンド分が入りきる容量のある
RAM空間を割り当てて、ステップS4で割り当てた空
間のRAMクリア(0を書き込む)を行う。この際、R
AM空間は1バンド分が連続している領域であれば、ど
のアドレスを割り当ててもよい。
【0062】次に、ステップS5で「バンド0の領域に
はデータがありバンドを割り当てた」ことを記憶してお
くために、図4に示すようなバンドテーブルを発行し、
バンド番号毎に、データの有無、およびデータがある場
合の開始アドレスと終了アドレスを記憶させておく。そ
して、ステップS6で受け取った画像データをイメージ
展開し、ステップS7で圧縮してRAM領域に書き込
む。
【0063】バンド0の画像データを全て展開し終わる
と、次のバンド1も画像データが存在しているため、同
様にしてRAM空間を割り当て、そのRAM空間をクリ
アしてイメージ展開し、バンドテーブルに登録する。次
に、バンド2の領域では印刷する画像データは存在して
いないため、RAM空間の割り当ては行わず、ステップ
S10でバンドテーブルにのみブランクバンド(データ
なし)として登録する。
【0064】ステップS8において最後のバンドとなる
まで、すなわち最後のバンド画像データを展開し終わる
までこのような操作を繰り返して行い、1ページ分の全
てのバンドについてイメージ展開を行う。そして、全て
のページに対して展開が終ったら、ステップS9の判断
で「次ページはなし」になるので処理を終える。
【0065】また、図5に示すように、一般的なはテキ
スト文書は複数行にわたって記述されており、一定のピ
ッチで行間が空けられている。従って、行間にあたる空
白部分が1バンドとなるようにバンド幅を設定すること
により、空白部分をイメージデータとしてRAMに記憶
する必要はなくなる。
【0066】さらに、カラーでの印刷の際には、CMY
Kのそれぞれの色についてバンド幅を別々に管理する。
これは、例えば、赤を印刷する場合には、MYのインク
だけ足し合わせて行えばよいため、画像データのイメー
ジ展開もまた、MとYのみを行って記憶しておけばよ
く、CとKの成分は空白となるので、場合によっては、
ブランクバンド領域を増やすことが可能になるためであ
る。また、イメージ展開する際には、RAM容量と展開
時間を考慮して、必要であれば圧縮させて記憶させてお
く。
【0067】次に、印刷時の処理を図7のフロー図を参
照して説明する。1ページのイメージ展開が終了した時
点で、図7の処理を開始し、まずステップS11でプリ
ンタエンジン3のステータスをチェックして、プリンタ
エンジン3が印刷ジャムなどがなく印刷可能な状態(レ
ディ)ならば、プリンタエンジン3に印刷起動命令を出
して印刷を開始させる。
【0068】それと同時に、CPU13はステップ12
以降の処理を行う。すなわち、ステップS12でVDM
AC6にビデオパラメータをセットする。これは、図4
に示したバンドテーブルにしたがって、バンド0から印
刷するバンドがブランクであるか否かの指定、RAM4
の開始アドレスの指定、転送回数の指定、イメージデー
タが圧縮されているか否かの指定をVDMAC6に設定
することである。
【0069】ステップS12でビデオパラメータをセッ
トすると、次にステップS13でVDMAC6を起動さ
せてDMA動作を開始させる。VDMAC6は、指定さ
れたバンドがブランクバンドであるか否かを見て、ブラ
ンクバンドでない場合にはRAM4上の開始アドレスか
ら順次データを読み出し、読み出したイメージデータが
圧縮されている場合には、読み出してきた画像データを
伸張器9に出力する。
【0070】伸張器9では圧縮したデータの伸張作業を
行い、バンドバッファ11に一時的に記憶させておく。
また、読み出したイメージデータが圧縮されていない場
合には、VDMAC6が読み出した画像データをそのま
まバンドバッファ11に書き込む。また更に、VDMA
C6に設定されたパラメータがブランクバンドの場合に
は、RAM4から画像データを読み込むことはせずに、
VDMAC6にて強制的に“0”をバンドバッファ11
に書き込む。
【0071】エンジンI/F8では、プリンタエンジン
3の印刷スピードに合わせて、バンドバッファ11から
印刷データを読み出してプリンタエンジン3へ出力を行
い、印刷を実行させる。1つのバンドのDMA転送が完
了した時点で、VDMAC6はCPU13にインタラプ
トを発生してDMAの転送終了を伝える。
【0072】CPU13は、ステップS14にてインタ
ラプトの発生を検知すると、ステップS15で最後のバ
ンドでなければステップS11へ戻り、ステップS12
で次のバンドのパラメータをVDMAC6に再設定し、
ステップS13でVDMAC6を起動する。それ以降同
様の処理を行って、最終のバンドの処理を終え、ステッ
プS15でYESになるまで印刷を行う。
【0073】また、VDMAC6にてホワイトバンドを
出力している際には、システムバス5を利用しているも
のは、ホストI/F12にて画像データの受信を行って
RAM4にバッファリングしている場合と、CPU13
によって後に印刷するバンドのイメージ展開を行ってい
る場合である。
【0074】このとき、ビデオDMA動作でのバスの利
用はされていないため、比較的トラフィックは多くな
い。そのため、印刷しているバンドよりも次のバンド以
降の伸張処理を、ホストI/F12からの受信とイメー
ジ展開の空いた時間を利用して、RAM4から画像デー
タを読み出し、伸張器9に出力することにより予め行っ
てしまうことができる。これにより、プリントオーバラ
ンの発生を防止しやすくなる。
【0075】以上の操作を行うことにより、ブランクバ
ンドでのイメージ転送を行なわずに印刷が可能になる。
また、一連のジョブを完了する際には、メモリクリアは
行わずに終了して構わない。この図6及び図7のフロー
図によって説明した処理は、図1に示したプリンタコン
トローラ2による処理の場合にも、ほとんど同様にあて
はまる。
【0076】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るプリンタ制御装置(プリンタコントローラ)を使用す
ることにより、画像データをRAM上にイメージ展開す
る際に副走査方向のバンドに区切って処理し、そのイメ
ージ展開した画像データをビデオDMA動作によってR
AMから読み出してプリンタエンジンへ送出する際に、
印刷する画像が存在しないホワイトバンドである場合に
は、ビデオDMA動作を行わずに自動的に白データを生
成してプリンタエンジンに出力するため、1ページの中
間のホワイトバンド出力時にも、バスのトラフィックを
低減させて処理を高速化することが可能になる。
【0077】また、請求項2以降の各発明によれば、上
記に加えて次のような効果が得られる。請求項2の発明
によれば、ホワイトバンドに対する白データの出力時に
は、バスのトラフィックが低減するため、複数ページの
印刷を行う際にRAM容量に余裕がある場合には、次ペ
ージ以降の画像データを展開することにより、展開処理
を速めることができる。
【0078】請求項3の発明によれば、画像データを複
数のバンドに区切って展開処理をする際に、RAM上に
1ページ分の各バンドの領域を設けることなく、イメー
ジ展開する際に、展開が必要なバンドすなわち印刷する
画像データが存在するバンドのみにRAM領域を割り当
てることにより、冗長な白画像をRAMに記憶させる必
要がなくなり、RAMの容量を節約してコストを低減さ
せることが可能になる。
【0079】請求項4の発明によれば、画像データをイ
メージ展開するバンド幅を可変にすることにより、印刷
する画像中の白画像の幅にあったバンド幅を設定できる
ため、例えば複数行に亘るテキストデータを印刷する場
合などに、行間の幅に合わせてホワイトバンドの幅を設
定することができ、それによってRAMを一層効率よく
利用することが可能になる。
【0080】請求項5の発明によれば、ホワイトバンド
を印刷する際には自動的に白画像を出力できるため、印
刷終了後に通常行ってきたメモリクリア処理を行わず、
イメージ展開の際に画像データが存在すると検知した時
点で、そのバンド領域のメモリクリア処理を行うことに
より、不要な領域のメモリクリア処理を行う必要がなく
なり、処理を高速化させることが可能になる。
【0081】請求項6の発明によれば、複数のバンドに
区切ってイメージ展開したデータを圧縮してRAMに記
憶させることにより、RAMの利用効率をさらに高める
ことができる。そして、ホワイトバンドを印刷している
期間には、バスのトラフィックが低減されるため、次ペ
ージ以降のイメージ展開やホストコンピュータから次ペ
ージ以降の画像データの受信などと同時に、並行して次
に印刷処理を行うバンドの圧縮されたイメージデータの
伸張処理も行うことにより、伸張処理の効率化を図るこ
とが可能になる。
【0082】請求項7の発明によれば、上記伸張処理に
よって予め伸張した画像データをメモリに一時的に記憶
させておき、印刷時にはそのメモリから伸張した画像デ
ータ(イメージデータ)を出力することができ、プリン
タエンジンへの画像データの出力処理の効率化を図るこ
とが可能になる。
【0083】請求項8の発明によれば、圧縮されたイメ
ージデータの伸張処理を行なう場合に、次ページ以降の
画像データのイメージ展開や、ホストコンピュータから
次ページ以降の画像データの受信等が行なわれていない
ときのように、バスアービトレレーションの優先順位を
落して、バスが空いている期間中に行なうことにより、
処理の効率化が可能になるる。
【0084】請求項9の発明によれば、例えばイメージ
プリンタやGDIプリンタのように、ホストコンピュー
タ側にでイメージ展開や各種画像処理を行う場合には、
プリンタドライバから画像データをプリンタコントロー
ラに出力する際に、バンドに区切って処理を行ない、ホ
ワイトバンドが存在する場合にはホワイトバンドである
という情報のみを出力するよにした場合にも、上述の各
プリンタ制御装置と同様に、RAM容量の低減と画像デ
ータ処理の高速化を可能にする。
【0085】そして、請求項10の発明によれば、カラ
ープリントを行なうためのプリンタ制御装置の場合に、
印刷する各色毎に画像データをイメージ展開するバンド
を個別に管理することによって、ホワイトバンドの発生
頻度を上げることができ、プリンタ制御装置におけるR
AMの容量を節減して、カラープリンタの低コスト化を
可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態のプリンタ制御装置
であるプリンタコントローラを用いたプリンタシステム
のブロック構成図である。
【図2】図1に示すプリンタコントローラのRAM上に
作成する各バンドのデータの有無を記録するバンドテー
ブルの一例を示す図である。
【図3】この発明の第2の実施形態のプリンタ制御装置
であるプリンタコントローラを用いたカラープリンタシ
ステムのブロック構成図である。
【図4】図3に示したプリンタコントローラで作成する
バンドテーブルの一例を示す図である。
【図5】テキスト文書とその行間の一例を示す説明図で
ある。
【図6】図3に示したプリンタコントローラ側でのイメ
ージ展開に関わる処理のフロー図である。
【図7】同じくその印刷時の処理のフロー図である。
【図8】1ページの画像の例をその主走査方向および副
走査方向と共に示す説明図である。
【図9】図8に示した画像のイメージデータをフルビッ
トマップ方式でRAMに記憶する場合のアドレスマップ
の説明図である。
【図10】図8に示した画像のイメージデータをパーシ
ャルビットマッブ方式でRAMに記憶する場合のバンド
構成例を示す説明図である。
【図11】図10に示した複数のバンドのワークRAM
上でのアドレスマップの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1:ホストコンピュータ 2,2′:プリンタコントローラ 3:プリンタエンジン 4:RAM 6:ビデオDMAコントローラ(VDMAC) 7:セレクタ 8:エンジンインタフェース 9:伸長器 10:ROM 11:バンドバッファ 12:ホストインタフェース 13:CPU

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータ上にて作成される画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記画像データを、プリンタエンジンでの副走査方向の
    複数のバンドに区切ってRAM上にイメージ展開する展
    開処理手段と、 そのイメージ展開した画像データを前記プリンタエンジ
    ンに出力する際に前記RAMに直接アクセスして高速に
    出力させるビデオDMAコントローラと、 前記RAMにイメージ展開した画像データが各バンド毎
    に空白であるかどうかを判別する判別手段と、 該判別手段によって空白と判別されたバンドについて
    は、前記ビデオDMAコントローラに前記RAMの画像
    データ読み出させることなく、白データを発生して出力
    させる空白データ出力手段とを有することを特徴とする
    プリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタ制御装置におい
    て、 前記展開処理手段は、連続する複数ページの印刷を行う
    際には、前記判別手段により空白と判断されたバンドに
    対して前記ビデオDMAコントローラが白データを出力
    中であっても、次ページの印刷データのイメージ展開を
    行う手段を有することを特徴とするプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータ上にて作成される画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記画像データを、プリンタエンジンでの副走査方向の
    複数のバンドに区切ってRAM上にイメージ展開し、展
    開処理が必要なバンドにのみ前記RAMの割り当てを行
    う展開処理手段と、 そのイメージ展開した画像データを前記プリンタエンジ
    ンに出力する際に前記RAMに直接アクセスして高速に
    出力させると共に、前記展開処理手段によって画像デー
    タが展開されなかったバンドについては、白データを発
    生して出力するビデオDMAコントローラとを有するこ
    とを特徴とするプリンタ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    プリンタ制御装置において、 前記展開処理手段が、画像データをイメージ展開するバ
    ンドの幅を任意に設定する手段を有することを特徴とす
    るプリンタ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のプリンタ制御装置におい
    て、 前記展開処理手段は、展開処理が必要なバンドに前記R
    AMの割り当てを行う際にのみ、該RAMの割り当てた
    領域に白データを書き込むRAMクリア処理を行なう手
    段を有することを特徴とするプリンタ制御装置。
  6. 【請求項6】 ホストコンピュータ上にて作成される画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記画像データを、プリンタエンジンでの副走査方向の
    複数のバンドに区切ってRAM上にイメージ展開し、そ
    のイメージに展開した画像データを圧縮して前記RAM
    に記憶させる展開処理手段と、 前記RAMに記憶された画像データを前記プリンタエン
    ジンに出力する際に該RAMに直接アクセスして高速に
    出力させるビデオDMAコントローラと、前記展開処理
    手段によって展開した画像データが各バンド毎に空白で
    あるかどうかを判別する判別手段と、 該判別手段によって空白と判別されたバンドについて
    は、前記ビデオDMAコントローラに前記RAMの画像
    データ読み出させることなく、白データを発生して出力
    させる空白データ出力手段と、 前記展開処理手段によって圧縮されたイメージ画像を伸
    張して前記ビデオDMAコントローラに出力すると共
    に、前記ビデオDMAコントローラが白データを発生し
    て出力している際には、次のバンドの圧縮されたイメー
    ジ画像の伸張処理を予め行う伸張手段とを有することを
    特徴とするプリンタ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のプリンタ制御装置におい
    て、 前記伸張手段によって伸張処理した画像データを一時的
    に記憶するメモリを設けたことを特徴とするプリンタ制
    御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のプリンタ制御装置におい
    て、 前記伸張手段が伸張処理を予め行う場合には、ホストコ
    ンピュータからの画像データの受信、および前記展開処
    理手段による画像データのイメージ展開と圧縮処理を優
    先的に行わせる手段を設けたことを特徴とするプリンタ
    制御装置。
  9. 【請求項9】 ホストコンピュータ上にて作成され、プ
    リンタドライバによってプリンタエンジンでの副走査方
    向の複数のバンドに分けてプリンタ制御装置で解釈でき
    るコード系に変換されて送られる画像データを展開して
    プリンタエンジンに送り、印刷を実行させるプリンタ制
    御装置において、 前記コード系に変換されて送られた画像データを前記複
    数のバンドに区切ってRAM上にイメージ展開する展開
    処理手段と、 そのイメージ展開した画像データを前記プリンタエンジ
    ンに出力する際に前記RAMに直接アクセスして高速に
    出力させるビデオDMAコントローラと、 前記プリンタドライバによって空白のバンドであると指
    定されたバンドについては、前記ビデオDMAコントロ
    ーラに前記RAMの画像データ読み出させることなく、
    白データを発生して出力させる空白データ出力手段とを
    有することを特徴とするプリンタ制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか一項に記載
    のプリンタ制御装置において、 前記展開処理手段が、複数の色を重ね合わせて印刷する
    ための画像データを展開処理する手段であり、その印刷
    する各色毎に画像データをイメージ展開するバンドを個
    別に管理する手段を有することを特徴とするプリンタ制
    御装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015003429A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム

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