JPH08252517A - 組成物を支持体へカーテンコーティングする方法 - Google Patents

組成物を支持体へカーテンコーティングする方法

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JPH08252517A
JPH08252517A JP8036292A JP3629296A JPH08252517A JP H08252517 A JPH08252517 A JP H08252517A JP 8036292 A JP8036292 A JP 8036292A JP 3629296 A JP3629296 A JP 3629296A JP H08252517 A JPH08252517 A JP H08252517A
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coating
support
curtain
electrostatic
voltage
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JP8036292A
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Andrew Clarke
クラーク アンドリュー
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Eastman Kodak Co
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    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/74Applying photosensitive compositions to the base; Drying processes therefor
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    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電技法を用いて、高い最大実際塗布速度
で、カーテンコーティングするための改良方法を提供す
ること。 【解決手段】 高い最大実際塗布速度で、組成物を移動
支持体へカーテンコーティングする方法であって、静電
電圧が支持体に印加され、電圧をVで示しかつ塗布速度
を cms-1で示したとき、塗布速度に対する支持体上の任
意の地点での静電電圧の大きさの比が1:1より小さい
ことを特徴とする方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンコーティ
ングの改良またはそれに係わる改良に関し、より詳細に
は、独占的にではなく、カーテンコーティング技法を用
いる写真製品の生成に関与する。
【0002】
【従来の技術】ビードコーティング技法では、ビードコ
ーティング・アプリケーターおよびビードが被覆される
移動支持体は、コーティング・ゾーンにきわめて近接し
ている。塗布速度、層の粘度および層の厚さを広い寛容
度で使用できる、安定な処理が得られるようにビード形
成を調節する必要がある。ビード形成の調節および安定
化は、初めに、塗布軌跡(application locus)における
ビードを横切る差圧(吸引)を用いて、塗布軌跡の直前
に静電荷差を加えることにより達成される。差圧および
静電荷の両者によってコーティング・ゾーン内にビード
が保持されるのは、これら両者が支持体に作用してビー
ドの安定化を助けかつそれを移動支持体と湿潤接触状態
に維持するからである。
【0003】前述のように、ビードコーティング技法を
用いて生成される塗膜の均一性を改良することは、静電
界では既知である。ある既知配置では、支持体もしくは
バッキングロールとビードコーティング・アプリケータ
ーとの間に間隔をとって、コーティング間隙が作られて
いる。高い電圧の電力供給は、バッキングロールとビー
ドコーティング・アプリケーターとを挟んで接続され、
コーティング間隙を横切って、数キロボルト、典型的に
は3kVのDC電圧が供給される。このDC電圧は、バッ
キングロールと接地アプリケーターとの間のコーティン
グ間隙に静電界を生成する。バッキングロールは高電位
である。被覆しようとする支持体がコーティング間隙を
通って動くと、静電界の存在によりそれは次第に分極
し、それによって移動支持体に所定の方位のダイポール
を生成する。支持体の分極は、アプリケーターからコー
ティング間隙への流体流出を引き起こし、移動支持体の
方へ引きつけてそこに均一に沈積させる。
【0004】移動支持体に印加してそれを分極させよう
とするのに要する電位の実際の大きさおよび極性は、被
覆しようとする材料、すなわち、移動支持体の材料の型
および移動支持体に被覆しようとする組成物の型により
決定される。幾つかの場合では、コーティング・アプリ
ケーターの電位が、通常維持される接地電位よりも高い
かまたは低いことが要求されるだろう。しかしながら、
3kV以上程度の電位を用いると、この配置の場合では、
コーティングに問題が生じる。例えば、火花が発生し
て、爆発性もしくは揮発性環境において該配置を使用す
ることを不適当にする。別の場合では、被覆しようとす
る移動支持体に孔があけられるかもしれない。さらに、
被覆しようとする材料の均一性を変化させる、移動支持
体に存在するピンホールによって、短絡回路もしくは低
インピーダンス経路がコーティング間隙を横切って出現
するかもしれない。
【0005】EP-A-0 055 983には、前記のものと同様で
ある、すなわち、支持体もしくはバッキングロールとビ
ードコーティング・アプリケーターとの間に間隔をとっ
てコーティング間隙が作られている、ビードコーティン
グを移動支持体に適用するための配置が記載されてい
る。しかしながら、この場合には、コーティング間隙に
おいて生成される静電界により、静電荷が移動支持体に
印加されない。静電荷は、それがコーティング間隙に達
する前に、移動支持体に印加される。これは、コーティ
ング間隙からかなり離れた距離にある移動支持体上にま
たはその中に静電界を生ずることにより達成される。静
電界は、バッキングロールおよび導電性剛毛ブラシ配置
を用いて、またはコロナ型配置を用いて生成される。両
方の場合において、移動支持体は生成された静電界を通
過し、その静電荷を受け取って、移動支持体中のダイポ
ールの方向が与えられ、その方向にコーティング材料が
引きつけられる。バッキングロール−導電性剛毛ブラシ
配置が使用されるとき、比較的強い静電界が、導電性剛
毛ブラシの剛毛の自由端とバッキングロールとの間に比
較的低い電圧で作られる。この低い電圧は、前記問題の
発生を都合良く防ぐ。
【0006】カーテンコーティング技法は、自由に流れ
落ちるカーテンが、移動支持体上の塗布軌跡にきわめて
近接しているわけではないサイド・ホッパーから形成さ
れるので、ビードコーティング技法とは実質的に異な
る。結果として、カーテンコーティング技法は、ビード
コーティング技法を越える数多くの利点を有する。カー
テンコーティング技法では、ビードが全く生成されず、
そしてコーティング作用の機構が明確に異なる。例え
ば、カーテンは、自由に流れ落ちて移動支持体上に相当
な勢いで衝突し、塗布軌跡を安定化して移動支持体上の
均一な湿潤ラインを確実にするのに充分な力を提供す
る。要求される勢いは、カーテン流量および自由落下の
高さを適当に選択することにより得られる。ビードコー
ティング技法とカーテンコーティング技法との間の別の
相違は明らかである。変化しうる塗膜の効果、例えば、
コーティング組成物の粘度および塗膜の単位幅当たりの
流量は、ビードおよびカーテンコーティング技法で通常
完全に異なる。
【0007】ビードコーティングで、塗膜均一性を保持
しながら塗布速度を増加させるためには、底層の粘度を
低減しなければならず、それによりその層の湿潤被覆量
が増大する。しかしながら、高速度でカーテンコーティ
ングが行われるとき、単位幅当たりの流量が高いと、支
持体上に塗膜の「プディング」が得られることが多い。
これは、支持体上の塗布軌跡におけるカーテン速度が、
被覆される支持体の速度よりも大きいときに通常生じ
る。また、「プディング」は、コーティング塗布軌跡に
おけるカーテンの勢いが高すぎる場合、支持体速度がカ
ーテン速度より大きいときにも生じうる。いずれの場合
でも、「プディング」が塗膜に非均一性を導く。ビード
コーティングとは対照的に、これらの型のコーティング
失敗は、コーティング組成物の粘度を増大することによ
るか、または底層の湿潤被覆量を低減することにより排
除できることが多い。
【0008】EP-B-0 390 774には、高い塗布速度で操作
でき、適当なレベルの静電荷を用いて、支持体の平滑
性、流量、コーティング組成物の粘度およびカーテンの
高さなどの操作パラメーターの特定のセットを用いる、
カーテンコーティングの方法が記載されている。支持体
は、少なくとも250cms-1の速度でコーティング・ゾーン
を通して移動させ、そして静電荷のレベルは、支持体の
速度に対する支持体の表面上の任意の地点における電荷
の大きさの比が少なくとも1:1であるように、支持体
の速度に従って支持体に印加される(電荷はVで示さ
れ、そして速度は cms-1で示される)。EP-A-0 530 752
には、コーティング処理中に得られる塗布速度を増強す
るために、空気連行現象を防ぐ、コーティング方法が記
載されている。前記方法は、2つの段階、すなわち、被
覆する前に移動支持体を35℃〜45℃間の温度に加熱し、
そしてコーティング材料の塗布の前にそれに静電荷を印
加することを含む。静電荷は、コロナ放電電極を用いて
移動支持体に直接印加されるか、または高電圧をバッキ
ングロールに印加することにより間接的に印加される
(バッキングロールは、コーティングが行われるように
移動支持体を支持している)。どちらの場合も、使用さ
れる電圧は 0.5〜2kVの範囲内である。
【0009】EP-A-0 563 308には、得られる塗布速度を
増強するために自由に流れ落ちるカーテンについて前進
塗布角度が利用されている、カーテンコーティング方法
が開示されている。(塗布角度は、実質的に垂直なカー
テンと自由に流れ落ちるカーテンの衝突の位置における
支持体との傾斜角度として定義され、コーティングの方
向の水平線から下方への傾きとして測定される。)支持
体上に被覆しようとする組成物の自由に流れ落ちるカー
テンは、コーティング・ゾーンを通って移動するよう
に、支持体に向けられている。カーテンが、カーテンと
未被覆支持体との間の前進塗布角度で支持体上のコーテ
ィング・ゾーンに衝突するように、カーテンおよび支持
体は、もう一方と相対的な位置に存在する。カーテンコ
ーティングにおける塗布速度は、準安定領域の形成によ
り高いカーテン流量で厳格に制限されている。準安定領
域は、EP-A-0 563 308およびEP-A-0563 086に検討およ
び具体的に記載されている。カーテンコーティングが中
位から高い流量のとき、空気連行が始まる塗布速度は、
それが透き通っているときのものより高いことは理解さ
れている。中間の塗布速度では、空気連行を導くといっ
た妨害に関して、コーティングは準安定である。実際に
は、従って、これらの中間塗布速度は利用できない。
【0010】EP-A-0 563 308に記載されているように、
カーテンコーティングにおける前進塗布角度が、準安定
領域を抑制することにより最大実際塗布速度を増強させ
る。最適に改良するための適当な塗布角度は、被覆され
る生成物、例えば、生成物の湿潤厚さに依存する。前記
のように、カーテンコーティング技法において静電荷を
使用することは周知である。これは、一般的には「極性
電荷補助(polar charge assist)」と称される。「極性
電荷補助」の効果は、空気連行がコーティングを崩壊す
る前に到達できる最大実際塗布速度を増強することであ
る。現在まで、塗布速度の充分な増強が、適度に高い電
圧でのみ達成可能であることが理解されている。しかし
ながら、約1200V を越える電圧レベルでは、ロール間隙
におけるコロナ放電が、増感された写真製品をカブらせ
うる。さらにまた、 500V 周囲もしくはそれを越える電
圧の使用は、コーティング欠点を導くかもしれない。
【0011】加えて、支持体上の静電荷の局部変化によ
る欠点により、非均一塗膜が得られるかもしれない。こ
れらの欠点の1つは、電荷誘導斑点である。別のそのよ
うな欠点は、コーティング処理中に利用されるロールの
表面上の型模様、例えば、静電荷が移動支持体に印加さ
れる荷電地点で使用されるロール、支持体がコーティン
グ地点通過してからのロール、そして荷電地点とコーテ
ィング地点との間に置かれたロールの表面による。ロー
ル上の型模様は、ロールの表面と支持体との間に様々な
間隙を生成する。この様々な間隙が、支持体の静電容量
を変え、そしてその上の電荷により非均一静電界が生じ
て、非均一な塗膜が得られる。
【0012】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的
は、静電技法を用いて、コーティング・ウインドー、従
って高い最大実際塗布速度でカーテンコーティングする
ための改良方法を提供することである。この方法は、前
記従来技法と関連がある問題を持っていない。本発明の
一態様に従えば、高い最大実際塗布速度(maximun prac
tical coating speed)で、組成物を移動支持体へカーテ
ンコーティングする方法であって、静電電圧が支持体に
印加され、電圧をVで示しかつ塗布速度を cms-1で示し
たとき、塗布速度に対する支持体上の任意の地点での静
電電圧の大きさの比が1:1より小さいことを特徴とす
る方法が提供される。本発明の別の態様に従えば、支持
体に 500V 未満の静電電圧を印加することを特徴とす
る、高い最大実際塗布速度で、組成物を移動支持体へカ
ーテンコーティングする方法を提供する。
【0013】「静電電圧(electrostatic voltage)」な
る語は、移動支持体の静電荷に相当する、コーティング
地点で、支持体を横切って測定される電圧として定義さ
れる。静電荷は、コーティング地点の前に、またはコー
ティング地点で、バッキングロールにより加えられる。
この静電電圧は、「極性電荷補助(polar charge assis
t)」を提供する。加えて、前進塗布角度(forward appl
ication angle)は、最大実際塗布速度をさらに増強する
ために利用できる。
【0014】都合良く、低レベルの静電電圧を移動支持
体に加えると、高流量における最大実際塗布速度を著し
く増強できることが示された。この予測されない増強
は、静電電圧が増強されるにつれて、準安定領域が累進
的に抑制されることによる。このように、所定の生成物
についての最大実際塗布速度は、前記のような静電技法
に一般的な欠点に伴う不利を負うことなく著しく改良さ
れるだろう。すべての低レベルの静電電圧が、準安定領
域を幾分除去して最大実際塗布速度を増強させることが
見出されている。しかしながら、前記欠点および問題を
はるかに減少するので、500Vより低い静電電圧の使用が
好ましい。より低いレベルの静電電圧を、所定の流量に
ついての最大実際塗布速度を選択的に増強するために、
前進塗布角度と共に使用してもよい。本発明をより良く
理解するために、実施例のみによる、添付の図面を参照
されたい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に従えば、低レベルの静電
電圧の使用が、カーテンコーティングにおける準安定領
域を累進的に抑制することを示している。従って、中位
から高い流量においてより速い塗布速度を利用すること
ができる。特に、最大実際塗布速度における増強は、40
0V未満の電圧でさえも累進的に達成され、最大実際塗布
速度が改良される。さらに、小さな静電電圧(例えば、
400V)と共に適当な前進塗布角度を賢明に選択すること
により、準安定領域を抑制して、特定のコーティング組
成物の所定の流量について最高の実際塗布速度を得るこ
とができる。実際には、前進塗布角度および「極性電荷
補助」を組み合わせる際の最適条件が存在し、それによ
って所定の流量についての実際塗布速度が増強されて所
望の生成物レイダウンが得られるだろう。従って、それ
は、最適塗布角度が生成物レイダウンおよび使用される
静電電圧の両者に依存して選択される場合であるだろ
う。
【0016】図1および図3は、実際にコーティングが
達成できる範囲の流量および塗布速度を図示するコーテ
ィング・マップである。コーティング・マップは、コー
ティング・ホッパーの単位幅〔Q(cm2s-1)〕当たりの
流量に対する塗布速度〔S(cms-1)〕のプロットであ
る。実線は、直線状ではないが、空気連行が明らかに塗
布速度を低減するときの限界である。(先に記載したよ
うに、それが明らかになるときの速度よりも高い塗布速
度の時点で空気連行は開始される。) 各々の場合では、実際塗布領域は、実線の左にある。実
線の右は、準安定であるかまたは空気連行を受ける傾向
がある。一定レイダウン(一定厚さ)の線は、各々流量
および塗布速度の関係に対応して、特定の生成物につい
て一定のレイダウンを与えることを示している。矢印
は、指示されたレイダウンについての最大実際塗布速
度、塗布角度および静電電圧を示す。下記実施例の各々
では、組成物が被覆される支持体は、沈積しようとする
塗膜と支持体との間の付着を促進するために従来の下塗
り層を有する、ポリエチレンテレフタレート物質(PE
T),厚さ 100μmからなるものであった。
【0017】
【実施例】
実施例1 湿潤厚さ65μmの塗膜についての一定レイダウン線,P
を図1に示す。本例で被覆される組成物は、 0.1%従来
の界面活性剤塗布助剤の15%ゼラチン水溶液であった。
25.4cmのカーテン高さを用いてこの生成物についてのコ
ーティング・マップを生成し、塗布角度45°で「極性電
荷補助」のないものについて線Aで示し、そして塗布角
度0°で静電電圧400Vのものについて線Bで示した。前
進塗布角度のみを用いて「極性電荷補助」のないとき、
すなわち線Aのとき、最大塗布速度は約580cms-1であっ
た(生成物線Pがコーティング・マップ,線Aを遮断す
る地点におけるコーティング・マップより求めた)。し
かしながら、400Vの静電電圧を用いて0°の塗布角度の
とき、約850cms-1の最大実際塗布速度が得られた。
【0018】実施例2 湿潤厚さ 200μmの塗膜についての一定レイダウン線,
Rを図2に示す。本例で被覆される組成物は、15%ゼラ
チン水溶液であった。10.2cmのカーテン高さを、前進塗
布角度45°で用いた。線Cで示したように、「極性電荷
補助」が用いられなかったとき、最大塗布速度は約400c
ms-1であった。しかしながら、400Vの静電電圧を用いて
同じ塗布角度のとき(線D)、約525cms-1の最大塗布速
度が得られた。
【0019】実施例3 湿潤厚さ70μmの塗膜についての一定レイダウン線,T
を図3に示す。実施例2で用いたものと同様の組成物を
本例に用いた。3cmのカーテン高さを、前進塗布角度0
°で用いた。線Eで示したように、「極性電荷補助」が
用いられなかったとき、最大塗布速度は約250cms-1であ
った。静電電圧が150Vに増大されたとき(線F)、最大
実際塗布速度は約300cms-1に増強され、静電電圧がさら
に300Vに増大されたとき(線G)、最大実際塗布速度は
約360cms-1に増強された。
【0020】以下により、本発明が従来技術文献の開示
と区別されることは、容易に認められるだろう。 a)500Vよりも低い静電電圧、好ましくは最大でも400V
を利用して、最大実際塗布速度を増強すること、および b)EP-B-0 390 774に記載されるように予め決められた
比率に従って静電電圧を塗布速度と合わせる必要がない
こと。前記b)の場合には、静電電圧が所定の生成物レ
イダウンについて得られた最大実際塗布速度よりも小さ
い数であること、すなわち、支持体に印加された静電電
圧のレベルが、支持体の表面の任意の地点での静電電圧
の大きさ対支持体の速度の比率が少なくとも1:1であ
ることを満たしていないことが実施例より認められる。
(電圧をVで示しそして速度を cms-1で示す)。本発明
に従えば、この比率は1:1よりかなり小さい。
【0021】前記実施例が400V以下の静電電圧を使用す
るとはいえ、より高い電圧を使用して静電電圧対塗布速
度比を1:1未満にできることは容易に理解されるだろ
う。もちろん、これは、塗布速度増強と塗膜の品質との
間に「交換条件」が要求されるだろう。もちろん、カー
テンの高さおよび塗布角度は、当該技術分野で周知であ
るような写真生成物を製造するのに要求されるレイダウ
ンに従って変える必要がある。本発明は、これらの変更
に依存することなく最大実際塗布速度を増強する。「極
性電荷補助」により得られる静電電圧を発生させるため
の技法は周知である。一般的には、これらの技法すべて
が、支持体上に電荷を誘起して、支持体物質内に必要と
される方向のダイポールを提供し、塗布される組成物を
引きつける。
【0022】コロナ放電技法は、支持体を荷電するのに
使用できる。あるいは、荷電コーティング・ロールもし
くは別のロールを用いて、コーティング・ゾーンに到達
する前にそこに支持体を通過させると、電荷を支持体に
移動できる。EP-A-0 055 983に記載の剛毛ブラシ配置を
利用することもできる。正の静電電圧の使用が本明細書
中に開示されているとはいえ、幾つかの配置では、負の
静電電圧が、特定の欠点を解決するとき、より有利であ
るだろう。本発明に従う「極性電荷補助」に関連して、
45°以外の塗布角度が有用であるかもしれない。特に、
20°〜60°の範囲内にある前進塗布角度が有用であるだ
ろう。
【0023】さらなる具体的な態様 1.高い最大実際塗布速度で、組成物を移動支持体へカ
ーテンコーティングする方法であって、静電電圧が支持
体に印加され、電圧をVで示しかつ塗布速度をcms-1
示したとき、塗布速度に対する支持体上の任意の地点で
の静電電圧の大きさの比が1:1より小さいことを特徴
とする方法。 2.支持体に 500V 未満の静電電圧を印加することを特
徴とする、具体的な態様1に記載の高い最大実際塗布速
度で、組成物を支持体へカーテンコーティングする方
法。 3.前記静電電圧が400V未満である、具体的な態様2に
記載の方法。 4.前記静電電圧を、被覆しようとする支持体上に極性
電荷を誘起することにより発生させる、具体的な態様1
に記載の方法。 5.前記極性電荷を、コロナ技法を用いて発生させる、
具体的な態様4に記載の方法。 6.前記極性電荷を、剛毛ブラシ配置を用いて発生させ
る、具体的な態様4に記載の方法。 7.前記静電電圧を、荷電コーティング・ロールを用い
て発生させる、具体的な態様1に記載の方法。 8.前記組成物を、20°〜60°の範囲にある前進塗布角
度で支持体上に被覆する、具体的な態様7に記載の方
法。 9.前記前進塗布角度が45°である、具体的な態様8に
記載の方法。 10.前記支持体が写真的に有用な層で被覆されてい
る、具体的な態様1に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に従って「極性電荷補助」の効
果を示すコーティング・マップを図示すものであり、線
は65μmのレイダウン(laydown)を表す。
【図2】図2は、本発明に従って45°の前進塗布角度に
ついて「極性電荷補助」の効果を示すコーティング・マ
ップを図示すものであり、線は 200μmのレイダウンを
表す。
【図3】図3は、本発明に従って0°の塗布角度につい
て「極性電荷補助」の効果を示すコーティング・マップ
を図示すものであり、線は70μmのレイダウンを表す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高い最大実際塗布速度で、組成物を移動
    支持体へカーテンコーティングする方法であって、静電
    電圧が支持体に印加され、電圧をVで示しかつ塗布速度
    を cms-1で示したとき、塗布速度に対する支持体上の任
    意の地点での静電電圧の大きさの比が1:1より小さい
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 支持体に 500V 未満の静電電圧を印加す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の高い最大実際塗
    布速度で、組成物を支持体へカーテンコーティングする
    方法。
JP8036292A 1995-02-25 1996-02-23 組成物を支持体へカーテンコーティングする方法 Pending JPH08252517A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9503849:3 1995-02-25
GBGB9503849.3A GB9503849D0 (en) 1995-02-25 1995-02-25 Improvements in or relating to curtain coating

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08252517A true JPH08252517A (ja) 1996-10-01

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ID=10770278

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8036292A Pending JPH08252517A (ja) 1995-02-25 1996-02-23 組成物を支持体へカーテンコーティングする方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5609923A (ja)
EP (1) EP0728532B1 (ja)
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