JPH08250200A - ゲル状シール付き電気コネクタ及びその製造方法 - Google Patents

ゲル状シール付き電気コネクタ及びその製造方法

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JPH08250200A
JPH08250200A JP7957696A JP7957696A JPH08250200A JP H08250200 A JPH08250200 A JP H08250200A JP 7957696 A JP7957696 A JP 7957696A JP 7957696 A JP7957696 A JP 7957696A JP H08250200 A JPH08250200 A JP H08250200A
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gel
wire
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JP7957696A
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David Bouwe Kuiper-Moore
デービッド・ボウエ・クイパームーア
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Whitaker LLC
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Whitaker LLC
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5216Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases characterised by the sealing material, e.g. gels or resins
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/24Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
    • H01R4/2416Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type
    • H01R4/242Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members being plates having a single slot
    • H01R4/2425Flat plates, e.g. multi-layered flat plates
    • H01R4/2429Flat plates, e.g. multi-layered flat plates mounted in an insulating base
    • H01R4/2433Flat plates, e.g. multi-layered flat plates mounted in an insulating base one part of the base being movable to push the cable into the slot

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤとの成端組立が容易であり且つ良好な
シールが得られるゲル状シールド付き電気コネクタ及び
その製造方法を提供すること。 【解決手段】 電気コネクタ2はIDCコンタクト10
を有する端子ブロック4、外部シェル8、ゲル状シール
部材6を有する。外部シェル8の後端の開口40及びシ
ール部材6を介してワイヤ66をコンタクト10の成端
部へ挿通する。外部シェル8と端子ブロック4によりシ
ール部材6を圧縮すると共にコンタクト10にワイヤ6
6の導体70が成端されると共に完全シールされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気コネクタ、特に
ゲル状シール付き防水型電気コネクタ及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】水しぶき、塵及び油等の不純
物が電気コネクタ内に侵入して、内部の電気コンタクト
を腐食又は電気的特性劣化する虞れのある自動車その他
の厳しい環境で電気コネクタを使用する必要がある場合
がある。最近の電気コネクタにあっては防水(密閉)構
造とし斯る不純物の侵入による電気コンタクト等の劣化
が生じるのを阻止するものも提供されている。
【0003】従来の防水技法はワイヤ(電線)がコネク
タハウジング内に引込まれる場所に設けられ各ワイヤ毎
のグロメット(防水栓)状構造又は複数のワイヤを挿通
する複数の開口が形成された一括シール構造である。こ
れら両シール技法共にワイヤ及びコネクタハウジングの
双方に密着する材料の弾性に依存する。これらシール技
法の問題点は、シールの経年変化により、又はワイヤに
過大な力が加えられると、ワイヤ側部又はコネクタハウ
ジング側部からシールが抜け出す虞れがあることであ
る。これが起ると、不純物や蒸気がコネクタハウジング
内に侵入し、また仮えこれら不純物が直接電気コンタク
トへ到達することはないとしてもシールが反復的に変位
するとポンプ作用により徐々に電気コンタクトへ到達す
ることとなる。従って、シールを確実に保持ないし固定
しておく為に構造や材料の継続した改善が必要となる。
【0004】1つの改良シール概念は、電気コネクタ組
立体中にゲル状シール部材を使用することである。この
種のシールの一例は米国特許第4,662,692号に
開示されている。ここに、この米国特許を従来例として
引用することとする。この特許は端子挿入通路内にコン
タクト(端子)が挿入されている端子ブロック部付き電
気コネクタを開示する。この端子ブロックは前方の嵌合
面と相補のコンタクト挿入面を有する。ゲル材料が連続
形状で後面全体に配置されている。次に、このゲルを押
圧貫通してキャビティ内に挿入される。このゲルは自己
治癒性であって、コンタクトが貫通可能であり、その後
貫通孔を閉じるよう作用して、コンタクトに成端された
ワイヤの周囲を緊密にシールすることができる。このゲ
ル材料についても、この特許明細書に詳細に説明されて
いる。
【0005】このゲルの問題点の1つは、油状であるの
で、コンタクト等が触れると時としてここを貫通するコ
ンタクトにゲルが付着する点である。その結果、コンタ
クト表面にゲルが被膜状に残り、特にコンタクトが複雑
な形状(単純なピン状以外)の場合、例えばリセプタク
ル(雌型)コンタクトの場合には、ゲルを貫通させると
シール材料の一部がコンタクト内に侵入することとな
る。コンタクトが、このようにシール材料により汚染す
ることの1つの懸念は、即刻又は長時間の使用中にコン
タクトの電気的接続(接触)に悪影響を及ぼすのではな
いかという点である。別の懸念材料として、コンタクト
が鋭いエッジを有する如き複雑な形状の場合に、ゲルが
コンタクトの貫通時にひどくダメージを受けるか移動さ
れて、最早正しいシールを不可能にするのではないかと
いう点にある。
【0006】ここで従来技術として引用する米国特許第
4,875,870号は、上述した従来のシール構造の
各種の改善策を開示している。先ず、ゲル層は複数の開
口を含み、この開口内にコンタクトが挿入され、後方か
らワイヤが外方に延びる。これにより、ピンやワイヤを
挿入する際にゲルがダメージ(損傷)を受けるのを改善
する。次に、ゲルにフォーム支持部材を設け、ゲルの機
械的強度を補強し、コンタクトピンの挿入中にゲルがダ
メージを受けるのを最小にし、更にゲルの浸透を最小に
する。第3に、ゲルを圧縮状態に保持する保持部材を含
むコネクタを開示している。この保持部材は、第1位置
を有し、ゲルを所定位置に保持し、且つゲルを圧縮して
ゲル材料がワイヤ及びコネクタハウジングの周囲に流れ
て、コネクタの耐用年数にわたり十分なシールが行われ
るよう保証する2位置を有する。これにより上述した問
題のいくつかを改善したが、しかしまだコンタクトはゲ
ルを貫通する必要があり、コンタクト表面に被膜を形成
する虞れがある。従って、開口内にコンタクトを押込む
ことにより、ダメージを生じ得るので、複雑な形状のコ
ンタクトを使用することは困難である。
【0007】また、ここに従来技術として引用する国際
特許出願第92/05603号は上述した欠点の改善策
を開示している。この従来技術はシール用ゲルを少なく
とも2個の制限コンポーネント間に配置し、コネクタは
更に加圧手段を含み、シール用ゲルの変位を吸収する弾
性を付与する。この特許もまた、シール用ゲルの改善に
ついて言及しており、高信頼性のシールを保証してい
る。しかし、実際には上述した問題を多少とも含んでい
る。
【0008】ゲルを使用するシール技法を更に効果あら
しめる為に必要なことは、現在多くの用途に使用されて
いる複雑な形状のコンタクトのシールに使用可能であ
り、しかもシールを通過する導体又はワイヤがコンタク
トと接触するか、コンタクトが相手端子と接触する如き
コンタクトに沿う電気相互接続点にゲルの被膜が形成さ
れないことを保証することである。
【0009】これらすべてを市販のパッケージに組込ま
なくてはならない。典型的な電気コネクタは多くの電気
コンタクトを有し、各々ワイヤを受ける。電気コネクタ
はエンドユーザ(最終使用者)に供給でき、ハウジン
グ、2次ロック部材及びシール等のすべての部品(構成
素子)が既に一体のユニットとして組込まれているのが
好ましく且つ有効である。典型的にはコンタクトが取付
けられたワイヤハーネスは、コネクタハウジングとは別
個に製造される。コンタクトに成端する前にワイヤに従
来のシールを付すことは周知であるが、ゲルを一体に維
持することができない等の理由で、実用的とは言えな
い。即ち、ゲルは変形し易く、ワイヤがシール内に侵入
するか、ワイヤ及びコンタクトと組立中又は組立後にゲ
ルが分散することがある。従って、必要なことは、エン
ドユーザに届けるまで予めパッケージされており、ゲル
状シールとなり、表面に異物が付着せず且つ組立中にゲ
ルが邪魔とならない構造にすることである。
【0010】このニードを満足するため及びここに引用
するヨーロッパ特許第0102156号に特に関心のあ
るコンタクト構造が開示されている。この電気コンタク
トは一対の弱く且つ略対向した壁部より成る圧接部(I
DC)部を含んでいる。この弱く形成された部分はボデ
ィ(本体)を軸方向に変位させると内方に倒れる。ワイ
ヤはコンタクト内に挿入可能であり、この弱い部分が倒
れると、エッジがワイヤの絶縁体を切込み、内部の導体
と接触する。この特許は更に主ハウジングとシール保持
体間に捕えられた後部シール手段を有する。コンタクト
を端子ブロックのキャビティ内に配置し、シール部材を
介して後方からワイヤを端子ブロック内及び崩壊可能な
(コラプシブル)壁間に挿入する。ワイヤを正常に配置
すると、コンタクトの前方が変位して壁を崩壊させ、ワ
イヤの絶縁体を切込んで内部の導体と接触する。
【0011】ここに引用する米国特許第5,356,3
02号は上述したコンタクトを使用する別の電気コネク
タ組立体を開示している。このコネクタ組立体では、リ
セプタクル型端子がカバーにより端子ブロック内に保持
される。このカバーは貫通する開口を含み、それを貫通
してコンタクトの崩壊可能部分内に挿入される。押込部
材が開口の周囲に形成され、ワイヤが挿入された後、工
具が押込部材に力を加えて移動させ、コンタクトの壁を
倒してワイヤの導体に接触させる。
【0012】関心ある他のコンタクト及びコネクタ構成
がヨーロッパ特許公報第0554810号に開示されて
いる。この電気コネクタは端子ブロック部を含み、後方
に開口するIDC(圧接)構造を有するコンタクトが配
置される。ワイヤ位置決めブロックが端子ブロックと嵌
合可能であって且つワイヤ溝(チャンネル)を含む。挿
入されたワイヤがコンタクトのIDC部分を横切る部分
を含み、嵌合するコネクタ半体が相互に嵌合すると、I
DC部がワイヤの絶縁体を切込んで内部導体と電気的接
続を形成する。
【0013】最後に興味あるコネクタシステムの他の例
がフランス特許第9410257号に開示されている。
この場合、一体ハウジングが設けられ、コンタクトがハ
ウジングの第1位置に配置され、コンタクトを第2位置
へ移動させると、IDCスロットが絶縁物を切込んで、
ワイヤ導体と接触する。
【0014】上述した及びその他の興味あるコンタクト
及びコネクタシステムに共通することは、ワイヤがコネ
クタハウジングに挿入され、ハウジングにはコンタクト
が予め装着されており、そこで成端されることである。
これは上述したゲルを使用するシール技法の場合に特に
興味ある。この種の電気コネクタがコネクタハウジング
の後部のワイヤの周囲にゲル状シールを組込んでいる
と、、この電気コネクタはゲル状シールに関し上述した
問題なく実現可能である。
【0015】内部にコンタクトを有し、端子ブロックの
端子受容端にゲル状シールを有する電気コネクタは、少
なくとも部分的に組立てられた状態でユーザに届けるこ
とができる。ワイヤはコネクタの端子受容端からコンタ
クトの成端部へ挿入可能である。ワイヤが導体の周囲に
絶縁ジャケットを有すると、ゲル状シールの被膜や異物
が絶縁ジャケットの外側に位置する。コネクタハウジン
グ内に入ると、ワイヤはコンタクトのIDC成端領域に
おいて、絶縁物が排除され、導体が露出するワイヤに成
端される。絶縁物を排除すると、その上の被膜や異物も
排除され、導体と良好な相互接続を行う。電気的相互接
続部の異物が電気的相互接続を劣化させるのではないか
という懸念を生じる。
【0016】従って、本発明の目的は電気的相互接続部
においてシールが異物等により汚染することのないシー
ル用ゲルを使用するシール型電気コネクタを提供するこ
とである。
【0017】
【課題解決の為の手段】本発明のゲル状シール付き電気
コネクタによると、ハウジングを相互に軸方向移動可能
且つラッチ固定可能な端子ブロックと略筒状の外部シェ
ルとの2体構造とする。その間に平板状のゲル状シール
部材を配置する。このシール部材を貫通してワイヤをコ
ンタクトに挿通して、端子ブロックと外部シェルを相互
に移動してコンタクトをワイヤに圧接接続するよう構成
している。
【0018】また本発明のゲル状シール付き電気コネク
タの製造方法によると、端子ブロックのコンタクト通路
にコンタクトを挿入固定し、外部シェルと端子ブロック
間にゲル状シール部材を配置し、このシール部材を貫通
してコンタクトにワイヤを挿入し、外部シェルを押圧し
てシール部材を圧縮すると共にワイヤをコンタクトに圧
接接続すると共に電気コネクタの良好なシールを行うこ
とを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のゲル状シール付き
電気コネクタの好適実施形態及びその製造方法を添付図
を参照して詳細に説明する。
【0020】先ず、図1は本発明によるゲル状シール付
き電気コネクタ(以下単に電気コネクタ又はコネクタと
いう)2の縦断面図を示す。この電気コネクタ2は端子
ブロック部4、ゲル状シール部材6、外部シェル8及び
電気コンタクト10を含む。この端子ブロック4にはシ
ール部材12が外周に設けられ、相手コネクタ(図示せ
ず)のシュラウドとタイトシール(水、蒸気、ホコリ等
の汚染物質の侵入阻止部)を形成する。
【0021】端子ブロック4は嵌合面14を含み、この
嵌合面14から突起部16が後方に延び、その外周にシ
ール12が配置される。端子ブロック4内にコンタクト
受容通路18が形成され、内部にコンタクト10が配置
される。また、嵌合面14には対応する相手端子受容開
口20が形成され、相手コネクタの端子(図示せず)が
挿入されてコンタクト10と電気的接触するようにす
る。嵌合面14の反対側は端子挿入面22であり、この
面22に端子受容通路18が開口している。嵌合面14
及び端子受容面22間に端子ブロック4のボディ24が
ある。このボディ24の外面には対向配置された第1ラ
ッチ用バーブ26が形成され、端子ブロック4を図2に
示す如く外部シェル8の第1(プリロード)位置に保持
する。同様に、ボディ24には端子ブロック4の嵌合面
14側に1対の第2ラッチ28が配置形成されている。
これらラッチ28は外部シェル8と協働して図4を参照
して後述する如く完全係合位置を定める。
【0022】ゲル状シール6は1対の支持部材32間に
挟持された、或はここに述べた引用例により周知のマト
リクスにより支持されたゲル状物質30を含んでいる。
このゲル状シール6は支持部材32を貫通する開口を有
し、必要ならばゲルは端子ブロック4の端子受容通路1
8に対応させてもよい。ここではフォーム状支持部材3
2を想定しているが、他の構成であってもよい。このゲ
ル状シール6の構成は上述した特許公報等に十分に開示
されている。
【0023】外部シェル8は外周シュラウド34を含
み、開口36を定め、その内部に端子ブロック4と相手
コネクタを受容する。シール6の後方に後方板38が配
置され、この後方板38にはワイヤ受容開口40とゲル
状シール6用シート41が形成されている。ワイヤ受容
開口40は、コネクタ2の組立時には、図2に最もよく
示す如く端子ブロック4の端子受容通路18と連通す
る。
【0024】外部シェル8内に保持部材42が形成さ
れ、端子ブロック4のラッチ26、28と係合して、端
子ブロック4と外部シェル8間を第1(プリロード又は
仮組立)位置と第2(完全嵌合)位置に保持する。この
実施形態の保持部材42は後方板38から前方の開口3
6内に延出するアームである。保持部材42は略U字状
であって、保持部材42の前端近傍に閉端44を有し、
U字状体のベースはキャッチとして作用して、外部シェ
ル8と端子ブロック4間のラッチ係合を維持するべくラ
ッチ26、28と係合し、且つ容易に組立可能にする。
【0025】コンタクト10は上述したヨーロッパ特許
0102156号に開示する形式のものである。コンタ
クト10は端子挿入開口20とアライメントされ、1対
の前方へ延びる弾性アーム48より成る相手端子受承部
46を含む。相手端子は端子ブロック4に挿入され、内
部のコンタクト10と接触する。端子受承部46はボデ
ィ部50から延び、ストッパ52を含み導電部材、即ち
ワイヤ66の挿入位置を確立する。ボディ50から端子
受承部46と反対側に絶縁体切込みエッジ58を有する
1対の崩壊可能な側壁56が形成された導体接続部があ
る。この特定実施形態においては、側壁56は端子ブロ
ック4から端子挿入面22を越えて端子の端部60へ外
方に突出している。
【0026】次に、図2を参照して説明する。この電気
コネクタ2は端子ブロック4と外部ボディ8とが第1位
置であり、エンドユーザへ送られる状態である。この仮
組立状態では、コンタクト10は、端子ブロック4内に
とどまり、ボディ部50の肩62が端子ブロック4の肩
64と当接している。端子ブロック4は外部シェル8内
に配置され、保持部材42のキャッチ部44が第1ラッ
チ26と係合して、第2ラッチ28と当接している。こ
の第1位置では、外部シェル8から端子ブロック4を抜
去するのに大きな抵抗があり、また端子ブロック4を更
に挿入するにも保持アーム42とキャッチ44により、
ある程度の抵抗がある。端子ブロック4の後面22はシ
ール受容キャビティ41内に着座するゲル状シール6の
近傍にある。導体接続部54のアーム56はゲル状シー
ル6を貫通して後方に延び、後方板38の内面に当接し
ている。ゲル状シール6はワイヤ挿入開口40を塞いで
いるが、もしゲル状シール6に開口が形成されている場
合には、この開口とアライメントされる。
【0027】次に、図3を参照して説明する。絶縁被覆
ワイヤ66を図2の仮組立状態のコネクタ2に後端から
挿入する。ワイヤ66は外部シェル8のワイヤ挿入開口
40内に挿入される前端72を有する。このワイヤ66
はゲル状シール部材6を貫通して導体接続部54内に挿
入され、前端72がストッパ52に当接するまで挿入し
続ける。
【0028】この位置で、コンタクト10の切込みエッ
ジ58が絶縁ワイヤ66の側部に沿って配置される。一
度ワイヤ66がシール用ゲル30内を通過し静止保持さ
れると、ゲル30の自己治癒特性により絶縁体68の周
囲を包囲し、これをシールする。絶縁ワイヤ66がゲル
30を通過することによりゲルの被膜が残ると、このゲ
ルはワイヤ66の端部72又は絶縁被膜68の表面に沿
って付着する。
【0029】次に、図4を参照して成端について説明す
る。ワイヤ66が挿入されると、矢印A方向にコネクタ
2を押圧すると、端子ブロック4と外部シェル8間が相
対移動する。その結果、コンタクト10の崩壊壁56が
内方に崩壊又は倒れ込み、絶縁被覆68を切込んで導体
70に到達する。この壁68に沿う鋭いエッジ58が絶
縁被覆68を貫通して、これを排除する。これは、絶縁
被覆のみならず、その外表面に付着しているかも知れな
いゲル状シール6の被膜をも排除する。その結果、高信
頼性の電気的相互接続が確立される。この壁56が崩
壊、即ち倒れ込むと、上述した保持部材42のキャッチ
44が第2ラッチ28を乗り越える。このラッチ28が
キャッチ44に捕捉されると、端子ブロック4が外部シ
ェル8から離脱するのを阻止する。更に、この位置で
は、端子ブロック4の後面22はゲル状シール部材6に
当接し、圧縮力をそれに印加し、絶縁ワイヤ66のシー
ルを一層強化する。
【0030】次に、図5及び図6を参照して、本発明に
よるゲル状シール付き電気コネクタの別の実施形態につ
き説明する。この実施形態は上述した図1乃至図4の実
施形態と極めて類似している。従って、対応する素子に
は同じ参照符号を附し、詳細説明の反復を避ける。先
ず、図5を参照すると、電気コネクタ200は端子ブロ
ック4、ゲル状シール部材6、外部シェル8及びその内
部のコンタクト部材210を有する。このコンタクト部
材210はコンタクト通路212内に配置されており、
相手コンタクト(図示せず)を受けるリセプタクル端2
14とIDC技法により絶縁ワイヤ60と接続されるワ
イヤ接続端216を有する。ワイヤ接続端216は平坦
面状であり、水滴状のスロットを有し、幅の広い部分が
ワイヤを受承するよう構成され、幅の狭い部分は切断エ
ッジを含み、ワイヤ66の絶縁被覆を切込んで、その内
部導体70と圧接接続する。この点の詳細は上述したフ
ランス特許出願第94 10 257号又はヨーロッパ
特許出願第0554810号に開示されている。
【0031】ワイヤ66がシール8のワイヤ挿入開口4
0を介してワイヤ受承領域218内に挿入される。ワイ
ヤ受承領域218はバイアス(偏奇)又は傾斜面220
を含み、ワイヤ66の先端をコンタクト210の軸と交
差する方向且つ水滴状IDCスロットの幅広部分へ導
く。
【0032】次に、図6を参照して説明する。押圧力A
をコネクタ200方向に印加し、外部シェル8と端子ブ
ロック4を相互に結合させる。この場合、シール6は上
述の如く圧縮され、シール効果を強化する。端子ブロッ
ク4が後方に移動すると、バイアス面220もまた絶縁
ワイヤ66を後方に押して、コンタクト210の水滴形
IDCスロットの幅の狭い接続部分へ押込まれて、絶縁
被覆を切込むと共に導体70へ圧接接続する。この構成
から容易に理解される如く、ワイヤ66は後方板38に
より支持されて、コンタクト210と電気的接続され
る。この切断エッジが絶縁被覆を切込むと、表面のゲル
状シールの汚れ(付着物)は除かれ、コンタクト210
はワイヤ66の導体70と確実に接続されることとな
る。また、ゲル状シール6によりワイヤ66の貫通孔が
密封されること図1乃至図4の場合と同じである。
【0033】以上、本発明のゲル状シール付電気コネク
タの好適実施形態を詳述したが、これら本発明の例示に
すぎず、各部分は用途に応じて適宜種々の変形変更が可
能であることが理解されよう。更に本発明の電気コネク
タ2は複数列にコンタクトが配列され、各ワイヤ毎に独
立した、或は全てのコンタクトに共通の単一ゲル状シー
ルを用いることも可能である。また、外部シェル8には
位置決めポストを設けてシール6を所定位置に保持する
ことも可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明のゲル状シール付き電気コネクタ
及びその製造方法によると、ゲル状シール部材を用い、
これを貫通してワイヤをコンタクトに挿通し、外部シェ
ルを押圧してワイヤをコンタクトに圧接接続すると共に
シールを圧縮するので、ワイヤ挿通によるゲル状シール
の穴を強制的且つ完全に塞ぐので効果的なシールが実現
可能である。また、ワイヤ表面に仮えシール用ゲルが付
着しても、コンタクトの切断エッジで表面を切込んで内
部導体と電気的接続を行うので、高信頼性の電気的接続
が実現できる。更に、電気コネクタの組立及びワイヤの
成端、即ちシールド型ワイヤハーネスが極めて容易に製
造可能となるという実用上の顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるゲル状シール付き電気コネクタの
好適例の分解縦断面図。
【図2】図1の電気コネクタの第1又は仮組立状態の縦
断面図。
【図3】図1の電気コネクタにワイヤを挿通した状態を
示す縦断面図。
【図4】図1の電気コネクタをワイヤに成端してワイヤ
ハーネスとした第2即ち最終組立状態を示す縦断面図。
【図5】本発明によるゲル状シール付き電気コネクタの
他の実施例の仮組立状態の縦断面図。
【図6】図5の電気コネクタにワイヤを成端した最終組
立状態の縦断面図。
【符号の説明】
2、200 ゲル状シール付き電気コネクタ 4 端子ブロック 6 ゲル状シール部材 8 外部シェル 10、210 コンタクト 26、28、42、44 ラッチ部材 66 ワイヤ 70 導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤに接続される1個以上のコンタク
    トを有し、ワイヤ挿入部と前記コンタクトの相手コンタ
    クトとの接触部間をシールするシール型電気コネクタに
    おいて、 前記コンタクトを保持する端子ブロックと、 該端子ブロックの外側に配置される外部シェルと、 該外部シェルの前記ワイヤ挿入部側に配置されたゲル状
    シール部材とを具え、 該シール部材を介してワイヤを前記コンタクトに挿通し
    て前記端子ブロック及び前記外部シェルを相互に移動す
    ることにより前記ワイヤを前記コンタクトに圧接接続す
    ることを特徴とするゲル状シール付き電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 端子ブロックのコンタクト通路にコンタ
    クトを挿入固定する工程と、 前記端子ブロックの後端部にゲル状シール部材を配置す
    る工程と、 前記シール部材及び前記端子ブロックの外側に外部シェ
    ルを配置する工程と、 前記シール部材を貫通してワイヤを前記コンタクトに挿
    通する工程と、 前記外部シェル及び前記端子ブロックを相互に押圧して
    前記シール部材を圧縮すると共に前記コンタクトに前記
    ワイヤを接続する工程とを有するゲル状シール付き電気
    コネクタの製造方法。
JP7957696A 1995-03-07 1996-03-07 ゲル状シール付き電気コネクタ及びその製造方法 Pending JPH08250200A (ja)

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