JP2000156261A - シ―ルドコネクタ - Google Patents

シ―ルドコネクタ

Info

Publication number
JP2000156261A
JP2000156261A JP11231436A JP23143699A JP2000156261A JP 2000156261 A JP2000156261 A JP 2000156261A JP 11231436 A JP11231436 A JP 11231436A JP 23143699 A JP23143699 A JP 23143699A JP 2000156261 A JP2000156261 A JP 2000156261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating housing
shield
shield shell
terminal
relay terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11231436A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Imazu
準 今津
Yasuhiro Hiura
靖博 日浦
Chikahiro Yoshioka
近弘 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP11231436A priority Critical patent/JP2000156261A/ja
Publication of JP2000156261A publication Critical patent/JP2000156261A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成で組立が容易にできると共に、シ
ールド効果の向上を図ることができるシールドコネクタ
を提供する。 【解決手段】 シールド電線14の信号線部分14aを
電気的に接続する接続部12aを有する端子12と、こ
の端子12を収容保持する絶縁ハウジング11と、この
絶縁ハウジング11の外面に一端部が保持されて、他端
部に、上記シールド電線14のシールド導体14bを電
気的に接続するシールド導体接続部13aとを有する中
継端子13と、上記絶縁ハウジング11に外嵌して上記
中継端子13の一端部に電気的に接触するシールドシェ
ル16とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドコネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シールドコネクタとしては、予め
シールド外筒部材の端子保持部に絶縁体を介して信号線
用端子を収容保持した状態で、シールド電線の信号線、
編組(シールド導体)等の結線処理を行うものがある
(特公平6−30263号公報、特公平7−22029
号公報参照)。
【0003】具体的には、この第1従来技術では、シー
ルド外筒部材に端子保持部が一体に形成されており、ピ
ン状の信号線用端子の一端部にシールド電線の信号線を
圧着する圧着片を有する信号線圧着部を形成して構成
し、シールド外筒部材の端子保持部内に絶縁体を介して
複数個の信号線用端子を収容保持しており、信号線用端
子の信号線圧着部の圧着片の開放側及び閉塞側に位置す
るシールド外筒部材に治具挿入穴を形成して、治具を用
いて信号線の結線を可能としている。また、筒状の端子
保持部の一端部にシールド電線のシールド導体を圧着す
る一対の圧着片を有するシールド圧着部を一体に形成
し、これによりシールド導体の結線を可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この第
1従来技術では、シールド外筒部材に端子保持部、信号
線圧着部及びシールド圧着部が一体に形成されているた
め、シールド電線の信号線とシールド導体の結線(圧接
や圧着)のための治具挿入穴をシールド外筒部材に形成
する必要があるので、シールド効果が低下するという問
題がある。
【0005】このため、治具挿入穴をカバーするシール
ド蓋体を設けたものも提案されているが(実公平8−9
899号公報参照)、この第2従来技術では、強力なプ
レスで蓋体を閉じる工程が別に必要となる。
【0006】また、端子保持部、シールド圧着部、被覆
圧着部を一体に形成したシールド外筒部材にシールド電
線を挿通させて組み付けるものも提案されているが(実
公平4−52370号公報参照)、この第3従来技術で
は、構造が複雑で組立が難しく組立の自動化が困難であ
る。
【0007】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
するものであり、簡素な構成で組立が容易にできると共
に、シールド効果の向上を図ることができるシールドコ
ネクタを提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、防水機能を備
えたシールドコネクタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のシールドコネク
タは、シールド電線の信号線部分を電気的に接続する接
続部を有する端子と、この端子を収容保持する絶縁ハウ
ジングと、この絶縁ハウジングの外面に一端部が保持さ
れて、他端部に、上記シールド電線のシールド導体を電
気的に接続するシールド導体接続部とを有する中継端子
と、上記絶縁ハウジングに外嵌して上記中継端子の一端
部に電気的に接触するシールドシェルとを備える。
【0010】上記構成によれば、端子を収容保持する絶
縁ハウジング、この絶縁ハウジングに外嵌するシールド
シェル、及びシールド導体接続部を有する中継端子を別
部材で構成しているので、シールド電線の結線を行った
後に絶縁ハウジング全体をシールドシェルを外嵌して覆
い、シールドシェル及びこれと電気的に接続された中継
端子により、絶縁ハウジング全体及び中継端子のシール
ド導体接続部までシールドされるので、シールド効果が
格段に向上する。
【0011】また、端子を収容保持する絶縁ハウジング
とシールド導体接続部を有する中継端子を別部材で構成
し、絶縁ハウジング全体を別部材のシールドシェルで外
嵌して覆う簡素な構成であるため、中継端子の組み付
け、シールド電線の接続、シールドシェルのスライド外
嵌等を決まった方向から一連に行え組立が容易となるの
で、組立の自動化にも対応できるようになる。加えて、
絶縁ハウジング、中継端子及びシールドシェルの組み合
わせを適宜変えることで、各種の多芯シールド電線に対
しシールドコネクタの適用範囲を拡大することが可能と
なる。
【0012】本発明の他のシールドコネクタは、シール
ド電線の信号線部分を電気的に接続する接続部を有する
端子と、この端子を収容保持する絶縁ハウジングと、こ
の絶縁ハウジングの外面に一端部が保持されて、他端部
に、上記シールド電線のシールド導体を電気的に接続す
るシールド導体接続部とシールド電線に挿通したゴム栓
を圧着するゴム栓圧着部とを有する中継端子と、上記絶
縁ハウジングに外嵌して上記中継端子の一端部に電気的
に接触するシールドシェルと、このシールドシェルを収
容保持するための挿入穴を有し、この挿入穴の入口が上
記ゴム栓で閉止される防水ハウジングとを備える。
【0013】この構成によれば、端子の接続部への信号
線部分の接続、中継端子のシールド導体接続部へのシー
ルド導体部分の接続、中継端子のゴム栓圧着部へのゴム
栓の圧着を同一方向(例えば上方向)から一括で行った
後に、この絶縁ハウジングにシールドシェルをスライド
で外嵌させてシールドシェルを中継端子の一端部に電気
的に接触させる一方、このシールドシェルを防水ハウジ
ングに挿入穴から収容保持しながら、この挿入穴の入口
をゴム栓で閉止する。
【0014】これらの発明において、上記シールドシェ
ルが、上記絶縁ハウジングに対して軸方向に外嵌される
筒状をなす構成とすれば、絶縁ハウジングを全周にわた
って確実にシールドすることが可能となる。
【0015】上記シールドシェルと絶縁ハウジングと
に、結合関係を規定する係合部がそれぞれ形成されてい
る構成とすれば、シールドシェルが絶縁ハウジングに誤
挿入されるのを防止することが可能となる。
【0016】上記係合部が、上記絶縁ハウジングに対し
てシールドシェルが特定の位相にあるときにのみ互いに
嵌合な位置に形成されたガイド溝とガイドリブからなる
構成とすれば、絶縁ハウジングとシールドシェルの結合
位相が規定されるので、シールドシェルが絶縁ハウジン
グに誤挿入されるのをより確実に防止することが可能と
なる。
【0017】上記シールドシェルの一方の開口付近に、
この開口からの絶縁ハウジングの挿入を阻止する誤挿入
防止部材を設ける構成とすれば、絶縁ハウジングに対し
シールドシェルを一方向からのみ結合可能となり、絶縁
ハウジングとシールドシェルの結合方向が規定されるの
で、シールドシェルが絶縁ハウジングに誤挿入されるの
をより確実に防止することが可能となる。
【0018】上記シールドシェルの後端が上記シールド
導体の前端とオーバーラップする構成とすれば、シール
ドシェルによるシールド効果がより一層向上するように
なる。
【0019】上記絶縁ハウジングと中継端子とに、中継
端子を絶縁ハウジングの所定位置に係止する係止部がそ
れぞれ形成されている構成とすれば、絶縁ハウジングに
対して中継端子を適正な位置に固定することが可能とな
り、組立の作業性も向上する。
【0020】上記中継端子とシールドシェルとに、シー
ルドシェルを中継端子の所定位置に係止する係止部がそ
れぞれ形成されている構成とすれば、中継端子に対して
シールドシェルを適正な位置に固定することが可能とな
り、組立の作業性も向上する。
【0021】上記絶縁ハウジングに端子の接続部に対応
する開口を形成した構成とすれば、絶縁ハウジングに端
子を収容保持した後に、シールド電線の信号線部分を各
端子の接続部に接続することが可能となる。
【0022】上記絶縁ハウジングの開口を閉じるハウジ
ングカバーを設ける構成とすれば、各端子を適正な位置
に固定して保持できると共に、ハウジングカバーを絶縁
ハウジングと同材質とすれば、端子全体がほぼ均一な誘
電体で覆うことができて、この部分でのインピーダンス
が均一となって高周波特性の改善に寄与できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0024】(第1の実施形態)図1〜図4に、本発明
の第1の実施形態によるシールドコネクタ1の構成例を
示す。
【0025】このシールドコネクタ1は、図1に示すよ
うに、端子2と、絶縁ハウジング3と、ハウジングカバ
ー4と、中継端子5と、シールドシェル6と、防水ハウ
ジング7と、ゴム栓8と、多芯シールド電線9とを備え
ている。
【0026】上記ゴム栓8は、図2(a)に詳細に示す
ように、小径部8aと大径部8bとで筒状に形成され
て、その中心穴8cに上記多芯シールド電線9の外被部
分9dを水密に挿通させるようになっている。
【0027】上記多芯シールド電線9は、上記ゴム栓8
を挿通させた後に、信号線部分9aを被覆する絶縁体部
分9bと編組(シールド導体)部分9cとが皮剥ぎされ
て露出される。
【0028】上記端子2は、圧接端子であって、四角筒
状の端子嵌合部2aと、上記多芯シールド電線9の信号
線部分9aを圧接する圧接刃(接続部)2bと、絶縁体
部分9bを圧着する圧着部(バレル)2cとを有してい
る。なお、圧接刃2bに代えて、信号線部分9aを圧着
する圧着部であっても良い(圧着端子)。この端子2
は、多芯シールド電線9の信号線部分9aの本数に対応
する個数だけ設けられる。本例では信号線部分9aが2
本であるので2個が設けられている。
【0029】上記四角形状の絶縁ハウジング3には、上
記各端子2を並列状態で収容保持するキャビティ3aが
それぞれ形成され、この各端子2の圧接刃2bと圧着部
2cとが外部に臨む外面3bには開口3cが形成される
と共に、反対側の外面3dには、後述する中継端子5の
一端部5aを外面3dと面一となるように嵌め込む凹部
3eが形成され、この凹部3eの前後位置には圧入突起
3fがそれぞれ形成されている。また、両側面には係止
突起3gがそれぞれ形成されている。
【0030】上記ハウジングカバー4は、図3(a)に
詳細に示すように、絶縁ハウジング3の開口3cを閉じ
るものであり、この開口3cを閉じたときに、両側の係
止穴4aが上記各係止突起3gに係止されて、絶縁ハウ
ジング3にロックされるようになる。
【0031】上記中継端子5は、フラットな平板状の一
端部5aが上記絶縁ハウジング3の外面3dの凹部3e
に嵌め込まれて、この一端部5aの前後位置に形成した
圧入穴5bを上記圧入突起3fにそれぞれ圧入すること
により、絶縁ハウジング4に保持されるようになる。
【0032】この中継端子5の他端部5cには、上記多
芯シールド電線9の編組部分9cを圧着する編組圧着部
(シールド導体接続部)5dと、上記ゴム栓8の小径部
8aを圧着する圧着部5eとを有している。
【0033】また、中継端子5の一端部5aには、上記
絶縁ハウジング3の面3dに当てがわれる側と反対の側
の前後位置で斜め後向きと斜め前向きに切り起こされた
係止片5f,5gがそれぞれ形成されている。
【0034】上記シールドシェル6は、電線延伸方向に
スライドさせて上記絶縁ハウジング3の全長にわたって
外嵌可能な四角筒状に形成されて、図4(a)に詳細に
示すように、この絶縁ハウジング3に外嵌させたとき
に、後端縁6aが上記中継端子5の後側の係止片5gで
当て止められて係止されると共に、中間位置の切り起こ
し片6bが上記中継端子5の前側の係止片5fで係止さ
れて、絶縁ハウジング3にロックされるようになる。
【0035】このシールドシェル6の前位置には、斜め
後向きの切り起こし片6cが形成されている。
【0036】上記防水ハウジング7には、図4(b)に
詳細に示すように、上記シールドシェル6(中継端子
5、絶縁ハウジング3、多芯シールド電線9等を組み付
けたもの)を並列状態で各挿入穴7aから収容保持する
キャビティ7bがそれぞれ形成されると共に、各キャビ
ティ7bには、収容されたシールドシェル6の切り起こ
し片6cを係止して、シールドシェル6をキャビティ7
bにロックする係止突起7cがそれぞれ形成されてい
る。上記挿入穴7bには、上記ゴム栓8が挿入されて挿
入穴7bを水密に閉止するようになる。
【0037】上記のように構成したシールドコネクタ1
の組立手順を次に説明する。
【0038】まず、図2(a)のように、端子2を絶縁
ハウジング3のキャビティ3aに収容保持するととも
に、絶縁ハウジング3の外面3dの凹部3eに中継端子
5の一端部5aを嵌め込んで、圧入穴5bを圧入突起3
fに圧入して保持する。
【0039】また、ゴム栓8を多芯シールド電線9の外
被部分9dに挿通させた後に、多芯シールド電線9を皮
剥ぎ加工して絶縁体部分9b(信号線部分9a)と編組
部分9cとを露出させて形成する。
【0040】そして、図2(b)のように、この多芯シ
ールド電線9の絶縁体部分9b(信号線部分9a)を端
子2の圧接刃2bに位置合わせし、編組部分9cを中継
端子5の編組圧着部5dに位置合わせし、ゴム栓8の小
径部8aを中継端子5のゴム栓圧着部5eに位置合わせ
した後に、これらを一括で圧接及び圧着する。
【0041】その後、図3(a)のように、絶縁ハウジ
ング3の開口3cをハウジングカバー4で閉じて、ハウ
ジングカバー4の係止穴4aを絶縁ハウジング3の係止
突起3gで係止する。
【0042】ついで、図3(b)のように、シールドシ
ェル6を絶縁ハウジング3に電線延伸方向からスライド
させて外嵌させると、図4(a)のように、シールドシ
ェル6の後端部6aと切り起こし片6bとが中継端子5
の係止片5f,5gで係止されるようになる。
【0043】この状態で、シールドシェル6とともに絶
縁ハウジング3等を防水ハウジング7の挿入穴7aから
キャビティ7bに挿入すると、シールドシェル6の切り
起こし片6dがキャビティ7bの係止突起7cで係止さ
れて収容保持されるようになる。そして、多芯シールド
電線9に挿通させたゴム栓8を防水ハウジング7の挿入
穴7aの入口に挿入すると、挿入穴7aが水密に閉止さ
れるようになる。
【0044】上記シールドコネクタ1の組立手順におい
ては、端子2への多芯シールド電線9の信号線部分9a
の圧接接続、中継端子5の編組圧着部5dへの編組部分
9bの圧着接続、中継端子5のゴム栓圧着部5eへのゴ
ム栓8の圧着は同一方向(図2(b)においては上方
向)から一括で行えると共に、絶縁ハウジング3の開口
3cを上記圧接等と同一方向(図3(a)においては上
方向)からハウジングカバー4で閉じることができる。
【0045】また、絶縁ハウジング3にシールドシェル
6を電線延伸方向(図3(b)及び図4(a)において
は横方向)からスライドで外嵌させて、シールドシェル
6を中継端子5の一端部5aに電気的に接触させると共
に、このシールドシェル6を電線延伸方向(図3(b)
及び図4(a)においては横方向)から防水ハウジング
7に挿入穴7aから収容保持しながら、挿入穴7aの入
口をゴム栓8で閉止することができる。
【0046】このように、シールドシェル6及びこれと
電気的に接続された中継端子5により、絶縁ハウジング
3全体及び中継端子5の編組圧着部5dまでシールドさ
れるので、シールド効果が格段に向上するようになる。
【0047】また、多芯シールド電線9の圧接及び圧
着、ハウジングカバー4の閉止、シールドシェル6のス
ライド外嵌、防水ハウジング7へのシールドシェル6の
挿入及びゴム栓8の閉止を上方向又は横方向の決まった
方向から一連に行えるので、組立の自動化にも対応しや
すくなる。更に、防水ハウジング7の挿入穴7aの入口
をゴム栓8で閉止することにより、シールドシェル6等
を防水できるので、完全な防水性が得られるようにな
る。
【0048】また、ハウジングカバー4で各端子2を適
正な位置に固定して保護できると共に、ハウジングカバ
ー4を絶縁ハウジング3と同材質とすれば、端子2部分
の全体がほぼ均一な誘電体で覆われることになるので、
この部分でのインピーダンスが均一になり、高周波特性
の改善に寄与できるようになる。
【0049】更に、シールドシェル6の後端部6aが多
芯シールド電線9の編組部分9bの前端部9dとオーバ
ーラップするから(図4(a)参照)、シールドシェル
6によるシールド効果がより一層向上するようになる。
【0050】加えて、圧入穴5bと圧入突起3fとで中
継端子5が絶縁ハウジング3の所定位置に保持されるか
ら、組立の作業性が向上する。そして、シールドシェル
6に絶縁ハウジング3を挿入することにより、中継端子
5とシールドシェル6とを適正な位置で固定することが
でき、電気的な接続の信頼性を高めることができる。
【0051】また、係止片5fと切り起こし片6bと
で、シールドシェル6が中継端子5の所定位置に係止さ
れるから、中継端子5に対してシールドシェル6を適正
な位置に固定することができ、組立の作業性も向上す
る。
【0052】(第2の実施形態)図5〜図9に、本発明
の第2の実施形態によるシールドコネクタ10の構成例
を示す。
【0053】このシールドコネクタ10は、図5に示す
ように、端子12と、絶縁ハウジング11と、ハウジン
グカバー15と、中継端子13と、シールドシェル16
と、多芯シールド電線14とを備えている。
【0054】より詳しくは、上記多芯シールド電線14
は、信号線部分14aが絶縁体部分14dで被覆され、
この絶縁体部分14dの外周が編組(シールド導体)部
分14b、外皮14cで被覆されており、信号線部分1
4aと編組部分14bが皮剥ぎされて部分的に露出され
ている。
【0055】上記端子12は、四角筒状の端子嵌合部1
2bと、多芯シールド電線14の信号線部分14aを圧
着する圧着部12aとを有している。この端子12は、
多芯シールド電線14の信号線部分14aの本数に対応
する個数だけ設けられる。本例では信号線部分14aが
2本であるので端子12が2個設けられている。
【0056】上記絶縁ハウジング11は、図6及び図7
に示すように、相手コネクタと雄雌結合するための雄端
子を挿入する挿入口11hを一端面に備えた略直方体形
状をなしており、各端子12を並列状態で収容保持する
キャビティ11aがそれぞれ形成され、各端子12の圧
着部12a付近の上方には開口11iが形成されると共
に、底面には、中継端子13の係止爪13cを係止する
係止突起11eと、シールドシェル16の係止爪16b
を係止する係止穴11jが形成されている。また、両側
面には、ハウジングカバー15を係止する係止突起11
cと、中継端子13をガイド爪13bでガイドしてスラ
イドさせるためのガイド溝11bがそれぞれ形成されて
いる。更に、上面には、外嵌されるシールドシェル16
との結合関係を規定する係合部であるガイド溝11gが
左右のいずれかにオフセットして形成されている。
【0057】上記ハウジングカバー15は、絶縁ハウジ
ング11の開口11iを閉じるものであり、この開口1
1iを閉じたときに、両側の係止穴15aが係止突起1
1cに係止されて、絶縁ハウジング11にロックされる
ようになっている。
【0058】上記中継端子13は、図7に示すように、
一端部が略平板状をなし、その両側部には絶縁ハウジン
グ11のガイド溝11bに係合するガイド爪13bを有
し、底面には絶縁ハウジング11に係止するための係止
爪13cとシールドシェル16を係止するための係止穴
13dとが設けられており、他端部が多芯シールド電線
14の編組部分14cを圧着する編組圧着部(シールド
導体接続部)13aを有している。
【0059】上記シールドシェル16は、図8(又は図
9)に示すように、電線延伸方向にスライドさせて絶縁
ハウジング11の全長にわたって外嵌可能な貫通口16
cを有する四角筒状に形成されており、図6(b)に示
すように、シールドシェル16の底面部に筒の内方に向
かって山形に切り起こされた係止爪16bを設け、これ
を中継端子13の係止穴13dに合わせてシールドシェ
ル16を中継端子13の所定位置に係止する。加えて、
シールドシェル16と絶縁ハウジング11との結合関係
を規定する係合部として、絶縁ハウジング11に対して
シールドシェル16が特定の位相にあるときにのみ互い
に嵌合な位置に形成された絶縁ハウジング11のガイド
溝11g及びハウジングカバー15のガイド溝15cと
係合するガイドリブ16aが筒の内方に向かって突出す
るように形成されている。これにより、シールドシェル
16と絶縁ハウジング11との結合位相が規定されるの
で、シールドシェル16が絶縁ハウジング11に誤挿入
されることがなくなる。
【0060】更に、図9に示すように、シールドシェル
16Bの一方の開口付近に、この開口からの絶縁ハウジ
ング11の挿入を阻止する誤挿入防止部材16dを設け
る構成とすれば、絶縁ハウジング11に対しシールドシ
ェル16Bを一方向からのみ結合可能となり、絶縁ハウ
ジング11とシールドシェル16Bの結合方向が規定さ
れるので、シールドシェル16Bが絶縁ハウジング11
に誤挿入されるのをより確実に防止することができる。
【0061】次に、上記のように構成したシールドコネ
クタ10の組立手順について説明する。
【0062】まず、図5の矢印Pで示すように、絶縁ハ
ウジング11のキャビティに端子12を収容保持する。
より具体的には、図6(a)に示すように、絶縁ハウジ
ング11のキャビティ11aに端子12を挿入すると、
端子12の先端部12dが絶縁ハウジング11の内部突
起11fに係止された状態で、端子12の下部ロック溝
12eに絶縁ハウジング11のロック爪11dが入り込
んで端子12が絶縁ハウジング11にロックされる。
【0063】次に、図5及び図7の矢印Qで示すよう
に、絶縁ハウジング11のガイド溝11bに中継端子1
3のガイド爪13bを係合させてスライド挿入し、図6
(b)に示すように、係止爪13cを係止突起11eに
係止させて、中継端子13を絶縁ハウジング11の所定
位置に固定する。
【0064】次に、多芯シールド電線14を皮剥ぎ加工
して信号線部分14aと編組部分14bとを露出させ、
矢印Rで示すように、多芯シールド電線14を各端子1
2に結線する。具体的には、図6(a)に示すように、
多芯シールド電線14の信号線部分14aを各端子12
の圧着部12aに圧着すると共に、編組部分14bを中
継端子13の編組圧着部13aに圧着する。
【0065】次に、矢印Sで示すように、絶縁ハウジン
グ11の開口11iをハウジングカバー15で閉じて、
ハウジングカバー15の係止穴15aを絶縁ハウジング
11の係止突起11cで係止する。その際、図6(a)
に示すように、端子12の上部ロック溝12cにハウジ
ングカバー15のロック爪15bが入り込んで端子12
が絶縁ハウジング11にロックされる。
【0066】次に、図5及び図8(又は図9)の矢印T
で示すように、シールドシェル16のガイドリブ16a
を絶縁ハウジング11のガイド溝11g及びハウジング
カバー15のガイド溝15cに係合させて、シールドシ
ェル16を絶縁ハウジング11に電線延伸方向からスラ
イドさせて外嵌し、図6(b)に示すように、シールド
シェル16の一端面が中継端子13の係止片13fで係
止されると共に、シールドシェル16の係止爪16bが
中継端子13の底面の係止穴13dに係止され、シール
ドシェル16と絶縁ハウジング11が所定の結合関係と
なる。
【0067】尚、上記では、絶縁ハウジング11のキャ
ビティ11aに端子12を収容保持した後に、多芯シー
ルド電線14の信号線部分14aを各端子12の圧着部
12aに圧着すると共に、編組部分14bを中継端子1
3の編組圧着部13aに圧着して、一括結線する例を示
したが、他の組立手順をとってもよい。例えば、多芯シ
ールド電線14の信号線部分14aを各端子12の圧着
部12aに圧着した後に、絶縁ハウジング11のキャビ
ティ11aに端子12を収容保持し、絶縁ハウジング1
1の開口11iをハウジングカバー15で閉じて端子1
2を絶縁ハウジング11にロックし、次に多芯シールド
電線14の編組部分14bを中継端子13の編組圧着部
13aに圧着するようにしてもよい。
【0068】上記シールドコネクタ10の組立手順にお
いては、端子2への多芯シールド電線14の信号線部分
14aの圧着接続、中継端子13の編組圧着部13aへ
の編組部分14bの圧着接続は同一方向から一括で行え
ると共に、絶縁ハウジング11の開口11cを上記圧着
接続等と同一方向からハウジングカバー15で閉じるこ
とができる。
【0069】また、絶縁ハウジング11にシールドシェ
ル16を電線延伸方向からスライドで外嵌させて、シー
ルドシェル16を中継端子13の一端部に電気的に接触
させることができる。
【0070】このように、シールドシェル16及びこれ
と電気的に接続された中継端子13により、絶縁ハウジ
ング11全体及び中継端子13の編組圧着部13aまで
シールドされるので、シールド効果が格段に向上するよ
うになる。
【0071】また、多芯シールド電線14の圧着、ハウ
ジングカバー15の閉止、シールドシェル16のスライ
ド外嵌を上方向又は横方向の決まった方向から一連に行
えるので、組立が容易で組立の自動化にも対応しやすく
なる。
【0072】また、ハウジングカバー15で各端子12
を適正な位置に固定して保護できると共に、ハウジング
カバー15を絶縁ハウジング11と同材質とすれば、端
子2部分の全体がほぼ均一な誘電体で覆われることにな
るので、この部分でのインピーダンスが均一になり、高
周波特性の改善に寄与できるようになる。
【0073】更に、シールドシェル16を絶縁ハウジン
グ11に外嵌する簡素な構成であるため、シールドシェ
ル16の長さを任意に取ることができ、絶縁ハウジング
11全体及び中継端子13の編組接続部13aまで1つ
の部材で覆うことができ、シールドシェル16の後端部
が多芯シールド電線14の編組部分14bの前端部とオ
ーバーラップするようにでき(図6(a)参照)、シー
ルドシェル16によるシールド効果が格段に向上する。
【0074】加えて、中継端子13がガイド爪13bに
より絶縁ハウジング11のガイド溝11bにガイドされ
スライド挿入され、係止爪13cと係止突起11eとで
中継端子13が絶縁ハウジング11の所定位置に係止さ
れるから、組立の作業性が向上する。そして、シールド
シェル16を絶縁ハウジング11に外嵌することによ
り、中継端子13とシールドシェル16とを適正な位置
に固定することができ、電気的な接続の信頼性を高める
ことができる。
【0075】また、シールドシェル16の一端面が中継
端子13の係止片13fで係止されると共に、シールド
シェル16の係止爪16bが中継端子13の底面の係止
穴13dに係止されるので、シールドシェル16と絶縁
ハウジング11が所定の結合関係となる適正な位置に固
定することができ、組立の作業性も向上する。
【0076】更には、端子を収容保持する絶縁ハウジン
グと編組接続部を有する中継端子を別部材で構成してい
るので、多芯シールド電線14の編組部分14bの外形
が異なるものである場合にも、それに適合する形状の中
継端子13に取り替えることで対応でき、シールドコネ
クタ全体の構造を個々に設計する必要もないので、絶縁
ハウジング、中継端子及びシールドシェルの組み合わせ
を適宜変えることで、各種の多芯シールド電線に対応す
ることができ、シールドコネクタの適用範囲を拡大する
ことができる。
【0077】以上、本発明のシールドコネクタは、上記
した各実施形態の具体的構成に限定されるものではな
く、必要に応じ適宜構成を変形、追加又は削除した構成
としてもよいことは言うまでもない。例えば、上記で
は、シールド電線のシールド導体が編組タイプである例
を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
横巻タイプや金属箔タイプ等を用いてもよい。具体的に
は、軟アルミや軟銅テープ、アルミラミネートプラスチ
ックテープ、金属化成紙等を使用することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシールド
コネクタによれば、端子を収容保持する絶縁ハウジン
グ、この絶縁ハウジングに外嵌するシールドシェル、及
びシールド導体接続部を有する中継端子を別部材で構成
しているので、シールド電線の結線を行った後に絶縁ハ
ウジング全体をシールドシェルを外嵌して覆い、シール
ドシェル及びこれと電気的に接続された中継端子によ
り、絶縁ハウジング全体及び中継端子のシールド導体接
続部までシールドされるので、シールド効果が格段に向
上する。
【0079】また、端子を収容保持する絶縁ハウジング
とシールド導体接続部を有する中継端子を別部材で構成
し、絶縁ハウジング全体を別部材のシールドシェルで外
嵌して覆う簡素な構成であるため、中継端子の組み付
け、シールド電線の接続、シールドシェルのスライド外
嵌等を決まった方向から一連に行え組立が容易となるの
で、組立の自動化にも対応できるようになる。加えて、
絶縁ハウジング、中継端子及びシールドシェルの組み合
わせを適宜変えることで、各種の多芯シールド電線に対
応することができ、シールドコネクタの適用範囲を拡大
することができる。
【0080】更に、シールドシェルを防水ハウジングに
挿入穴から収容保持しながら、この挿入穴の入口をゴム
栓で閉止することにより、シールドシェル等を完全に防
水できるようになる。
【0081】本発明において、シールドシェルが絶縁ハ
ウジングに対して軸方向に外嵌される筒状をなす構成と
すれば、絶縁ハウジングを全周にわたって確実にシール
ドすることができる。
【0082】シールドシェルと絶縁ハウジングとに、結
合関係を規定する係合部がそれぞれ形成されている構成
とすれば、シールドシェルが絶縁ハウジングに誤挿入さ
れるのを防止することができる。
【0083】上記係合部が、絶縁ハウジングに対してシ
ールドシェルが特定の位相にあるときにのみ互いに嵌合
な位置に形成されたガイド溝とガイドリブからなる構成
とすれば、絶縁ハウジングとシールドシェルの結合位相
が規定されるので、シールドシェルが絶縁ハウジングに
誤挿入されるのをより確実に防止することができる。
【0084】シールドシェルの一方の開口付近に、この
開口からの絶縁ハウジングの挿入を阻止する誤挿入防止
部材を設ける構成とすれば、絶縁ハウジングに対しシー
ルドシェルを一方向からのみ結合可能となり、絶縁ハウ
ジングとシールドシェルの結合方向が規定されるので、
シールドシェルが絶縁ハウジングに誤挿入されるのをよ
り確実に防止することができる。
【0085】シールドシェルの後端をシールド電線のシ
ールド導体の前端とオーバーラップする構成とすれば、
シールドシェルによるシールド効果がより一層向上する
ようになる。
【0086】絶縁ハウジングと中継端子とに、中継端子
を絶縁ハウジングの所定位置に係止する係止部がそれぞ
れ形成されている構成とすれば、絶縁ハウジングに対し
て中継端子を適正な位置に固定することができ、組立の
作業性も向上する。
【0087】中継端子とシールドシェルとに、シールド
シェルを中継端子の所定位置に係止する係止部がそれぞ
れ形成されている構成とすれば、中継端子に対してシー
ルドシェルを適正な位置に固定することができ、組立の
作業性も向上する。
【0088】絶縁ハウジングに端子の接続部に対応する
開口を形成した構成とすれば、絶縁ハウジングに端子を
収容保持した後に、シールド電線の信号線部分を各端子
の接続部に接続することができる。
【0089】絶縁ハウジングの開口を閉じるハウジング
カバーを設ける構成とすれば、各端子を適正な位置に固
定して保持できると共に、ハウジングカバーを絶縁ハウ
ジングと同材質とすれば、端子全体がほぼ均一な誘電体
で覆うことができて、この部分でのインピーダンスが均
一となって高周波特性の改善に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるシールドコネク
タの分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるシールドコネク
タの組立手順であり、(a)はシールド電線の圧接・圧
着前の側面図、(b)はシールド電線の圧接・圧着後の
側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態によるシールドコネク
タの組立手順であり、(a)はハウジングカバー閉止時
の側面図、(b)はシールドシェルのスライド外嵌中の
側面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態によるシールドコネク
タの組立手順であり、(a)はシールドシェルの外嵌時
の側面図、(b)は防水ハウジングの組み立て完了時の
側面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態によるシールドコネク
タの構成例及び組立手順を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態によるシールドコネク
タの構成例を示す断面図であって、(a)は絶縁ハウジ
ングに収納した端子にシールド電線を接続した状態の断
面を表し、(b)は絶縁ハウジングに外嵌されたシール
ドシェルと中継端子の断面を表す。
【図7】本発明の第2の実施形態によるシールドコネク
タの絶縁ハウジングと中継端子を示す分解斜視図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施形態によるシールドコネク
タのシールドシェル、絶縁ハウジング及びハウジングカ
バーを示す分解斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施形態によるシールドコネク
タのシールドシェル、絶縁ハウジング及びハウジングカ
バーを示す第2の分解斜視図である。
【符号の説明】
1、10 シールドコネクタ 2、12 端子 2b 圧接刃(接続部) 3、11 絶縁ハウジング 3a、11a キャビティ 3c、11i 開口 4、15 ハウジングカバー 5、13 中継端子 5a 一端部 5c 他端部 5d、13a 編組圧着部(シールド導体接続部) 5e ゴム栓圧着部 6、16 シールドシェル 7 防水ハウジング 7a 挿入穴 7b キャビティ 8 ゴム栓 9、14 多芯シールド電線 9a、14a 信号線部分 9c、14b 編組(シールド導体)部分 11b ガイド溝 11g ガイド溝(係合部) 11j、13d 係止穴(係止部) 13b ガイド爪 13c、16b 係止爪(係止部) 16a ガイドリブ(係合部) 16d 誤挿入防止部材
フロントページの続き (72)発明者 今津 準 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 日浦 靖博 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 吉岡 近弘 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド電線の信号線部分を電気的に接
    続する接続部を有する端子と、 この端子を収容保持する絶縁ハウジングと、 この絶縁ハウジングの外面に一端部が保持されて、他端
    部に、上記シールド電線のシールド導体を電気的に接続
    するシールド導体接続部とを有する中継端子と、 上記絶縁ハウジングに外嵌して上記中継端子の一端部に
    電気的に接触するシールドシェルとを備えたことを特徴
    とするシールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 シールド電線の信号線部分を電気的に接
    続する接続部を有する端子と、 この端子を収容保持する絶縁ハウジングと、 この絶縁ハウジングの外面に一端部が保持されて、他端
    部に、上記シールド電線のシールド導体を電気的に接続
    するシールド導体接続部とシールド電線に挿通したゴム
    栓を圧着するゴム栓圧着部とを有する中継端子と、 上記絶縁ハウジングに外嵌して上記中継端子の一端部に
    電気的に接触するシールドシェルと、 このシールドシェルを収容保持するための挿入穴を有
    し、この挿入穴の入口が上記ゴム栓で閉止される防水ハ
    ウジングとを備えたことを特徴とするシールドコネク
    タ。
  3. 【請求項3】 上記シールドシェルが、上記絶縁ハウジ
    ングに対して軸方向に外嵌される筒状をなす請求項1又
    は請求項2記載のシールドコネクタ。
  4. 【請求項4】 上記シールドシェルと絶縁ハウジングの
    結合関係を規定する係合部を有する請求項3記載のシー
    ルドコネクタ。
  5. 【請求項5】 上記係合部が、上記絶縁ハウジングに対
    してシールドシェルが特定の位相にあるときにのみ互い
    に嵌合な位置に形成されたガイド溝とガイドリブからな
    る請求項4記載のシールドコネクタ。
  6. 【請求項6】 上記シールドシェルの一方の開口付近
    に、この開口からの絶縁ハウジングの挿入を阻止する誤
    挿入防止部材を設けた請求項4又は請求項5記載のシー
    ルドコネクタ。
  7. 【請求項7】 上記シールドシェルの後端が上記シール
    ド導体の前端とオーバーラップする請求項1〜請求項6
    のいずれかに記載のシールドコネクタ。
  8. 【請求項8】 上記絶縁ハウジングと中継端子とに、中
    継端子を絶縁ハウジングの所定位置に係止する係止部が
    それぞれ形成されている請求項1〜請求項7のいずれか
    に記載のシールドコネクタ。
  9. 【請求項9】 上記中継端子とシールドシェルとに、シ
    ールドシェルを中継端子の所定位置に係止する係止部が
    それぞれ形成されている請求項1〜請求項8のいずれか
    に記載のシールドコネクタ。
  10. 【請求項10】 上記絶縁ハウジングに、端子の接続部
    に対応する開口を形成した請求項1〜請求項9のいずれ
    かに記載のシールドコネクタ。
  11. 【請求項11】 上記絶縁ハウジングの開口を閉じるハ
    ウジングカバーを設けた請求項10記載のシールドコネ
    クタ。
JP11231436A 1998-09-17 1999-08-18 シ―ルドコネクタ Withdrawn JP2000156261A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11231436A JP2000156261A (ja) 1998-09-17 1999-08-18 シ―ルドコネクタ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-263358 1998-09-17
JP26335898 1998-09-17
JP11231436A JP2000156261A (ja) 1998-09-17 1999-08-18 シ―ルドコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000156261A true JP2000156261A (ja) 2000-06-06

Family

ID=26529867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11231436A Withdrawn JP2000156261A (ja) 1998-09-17 1999-08-18 シ―ルドコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000156261A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002319456A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ
JP2009055535A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Yazaki Corp アンテナ接続構造及びアンテナ接続方法
JP2009059635A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Mitsumi Electric Co Ltd コネクタ
JP2009093870A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Yazaki Corp 導電部材、その導電部材を有するコネクタ
JP2009129866A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Jst Mfg Co Ltd 突き当てシールドコネクタ組立キット及びシールドケーブルハーネス
US7731548B2 (en) 2005-06-09 2010-06-08 Autonetworks Technologies, Ltd. Coaxial connector and a structure for attaching the coaxial connector to a connector housing
CN104600455A (zh) * 2015-01-30 2015-05-06 广东盛路通信科技股份有限公司 收放机线束连接器
CN106025735A (zh) * 2016-06-24 2016-10-12 中航光电科技股份有限公司 射频连接器及其射频接触件
JP2017126408A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
CN107611683A (zh) * 2017-09-28 2018-01-19 德尔福连接器***(南通)有限公司 一种车载连接器结构
DE102017213866A1 (de) 2016-08-10 2018-02-15 Yazaki Corporation Verbinder
KR20180041957A (ko) * 2016-10-17 2018-04-25 한국단자공업 주식회사 고주파 커넥터
JP2019216109A (ja) * 2017-12-21 2019-12-19 株式会社オートネットワーク技術研究所 シールド端子
US20220131322A1 (en) * 2020-10-23 2022-04-28 Yazaki Corporation High-frequency connector
JP2022069366A (ja) * 2020-10-23 2022-05-11 矢崎総業株式会社 高周波コネクタ
JP7454124B2 (ja) 2020-09-14 2024-03-22 株式会社オートネットワーク技術研究所 シールドコネクタ

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002319456A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ
JP4514356B2 (ja) * 2001-04-20 2010-07-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 シールドコネクタ
US7731548B2 (en) 2005-06-09 2010-06-08 Autonetworks Technologies, Ltd. Coaxial connector and a structure for attaching the coaxial connector to a connector housing
JP2009055535A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Yazaki Corp アンテナ接続構造及びアンテナ接続方法
JP2009059635A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Mitsumi Electric Co Ltd コネクタ
JP2009093870A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Yazaki Corp 導電部材、その導電部材を有するコネクタ
JP2009129866A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Jst Mfg Co Ltd 突き当てシールドコネクタ組立キット及びシールドケーブルハーネス
CN104600455A (zh) * 2015-01-30 2015-05-06 广东盛路通信科技股份有限公司 收放机线束连接器
JP2017126408A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
WO2017122574A1 (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
US10931056B2 (en) 2016-01-12 2021-02-23 Autonetworks Technologies, Ltd. Connector
CN108352649A (zh) * 2016-01-12 2018-07-31 株式会社自动网络技术研究所 连接器
US10490928B2 (en) 2016-01-12 2019-11-26 Autonetworks Technologies, Ltd. Connector
CN106025735A (zh) * 2016-06-24 2016-10-12 中航光电科技股份有限公司 射频连接器及其射频接触件
DE102017213866A1 (de) 2016-08-10 2018-02-15 Yazaki Corporation Verbinder
US10069269B2 (en) 2016-08-10 2018-09-04 Yazaki Corporation Connector with structure for firmly retaining the inner housing
CN107732534A (zh) * 2016-08-10 2018-02-23 矢崎总业株式会社 连接器
KR20180041957A (ko) * 2016-10-17 2018-04-25 한국단자공업 주식회사 고주파 커넥터
KR102614278B1 (ko) 2016-10-17 2023-12-15 한국단자공업 주식회사 고주파 커넥터
CN107611683A (zh) * 2017-09-28 2018-01-19 德尔福连接器***(南通)有限公司 一种车载连接器结构
JP2019216109A (ja) * 2017-12-21 2019-12-19 株式会社オートネットワーク技術研究所 シールド端子
JP7454124B2 (ja) 2020-09-14 2024-03-22 株式会社オートネットワーク技術研究所 シールドコネクタ
US20220131322A1 (en) * 2020-10-23 2022-04-28 Yazaki Corporation High-frequency connector
JP2022069366A (ja) * 2020-10-23 2022-05-11 矢崎総業株式会社 高周波コネクタ
US11742624B2 (en) 2020-10-23 2023-08-29 Yazaki Corporation High-frequency coaxial electrical connector with shields covering cable conductors and terminals
JP7339235B2 (ja) 2020-10-23 2023-09-05 矢崎総業株式会社 高周波コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6200162B1 (en) Shielding terminal
EP1050932B1 (en) A shielding terminal and method for connecting a shielding terminal
EP1003250B1 (en) A shield connector, a set of shielded connectors and method for connecting a shielded connector with a shielded cable
JP5864351B2 (ja) シールドコネクタ
JP2000156261A (ja) シ―ルドコネクタ
TW201212428A (en) Coaxial connector and substrate connector
JP2003100399A (ja) コネクタ
JP2000150085A (ja) 同軸ケーブル用コネクタとその製造方法
JPH0722107A (ja) シールド電線用コネクタ構造
JPH1092506A (ja) 多導体ケーブル用コネクタ
JP2010262904A (ja) モジュラープラグ
JPH0878071A (ja) シールドコネクタ
JP2002319455A (ja) シールドコネクタ
JPH10144405A (ja) シールドコネクタ
JP3555482B2 (ja) 小型コネクタ
JP2011060426A (ja) コネクタ
JP2002334764A (ja) シールドコネクタの接続処理方法及びその方法により構成されたシールドコネクタ
JP5086932B2 (ja) 電気コネクタ
JP2003077593A (ja) シールドコネクタ
JPH10172681A (ja) コネクタ
JP2008204720A (ja) 短絡部材、短絡部材付電線、ジョイントコネクタおよび短絡方法
JP2004063360A (ja) ツイストペア電線の端末接続構造
JPH10162900A (ja) コネクタ
JPH11339891A (ja) シールド電線用コネクタ
JP7169525B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107