JPH08249117A - カーソル切換装置 - Google Patents

カーソル切換装置

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JPH08249117A
JPH08249117A JP7077201A JP7720195A JPH08249117A JP H08249117 A JPH08249117 A JP H08249117A JP 7077201 A JP7077201 A JP 7077201A JP 7720195 A JP7720195 A JP 7720195A JP H08249117 A JPH08249117 A JP H08249117A
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cursor
mouse
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JP7077201A
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Katsuhiko Yamazaki
勝彦 山崎
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マウスやトラックボールなどを多く動かすこ
となく、他の離れた位置でマウスカーソルを使用しよう
ことができるようにする。 【構成】 マウスカーソルパターン記憶部200は4つ
のマウスカーソルの表示パターンを記憶する。マウスカ
ーソル位置記憶部310〜340は各マウスカーソルの
画面上での位置のデータを記憶する。マウスカーソル切
換指示部700は操作対象とすべきマウスカーソルを一
つ指示する。マウス500は平面上を移動させた際のボ
ールの回転方向や回転量を検出し回転量検出信号を出力
する。検出部800は回転量検出信号からマウスカーソ
ルの移動すべき移動方向や移動量を検出し移動量検出信
号を出力する。切換部400は移動量検出信号を入力さ
せるマウスカーソル位置記憶部を処理部100からのマ
ウスカーソル切換信号に従って切り換える。表示部60
0は画面上に4つのマウスカーソルを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面上に表示されたカ
ーソルを切り換えるカーソル切換装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、画面上に表示された図形や画像
などを編集する際に、処理の指示などを出すために同じ
画面上にカーソルを表示し、マウスなどの位置入力装置
によってそのカーソルを操作することにより、操作性を
向上させている。なお、ここで、位置入力装置として
は、マウス以外にもトラックボールやジョイスティック
や位置入力ペンなどがあるが、キーボードに設けられた
カーソル移動キーは含まないものとする。また、このよ
うな位置入力装置によって操作されるカーソルを、以
下、マウスカーソルと呼ぶことにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来では、画面上にお
いてマウスカーソルを用いて図形などを作成している場
合、例えば、画面左上で図形を描いている最中に、画面
右下に既に作成されている図形を修正しようとすると、
画面左上に位置していたマウスカーソルを画面右下まで
大きく移動させる必要がある。また、画面左下で図形を
描いていて、画面右上に表示されているアイコンを指示
しようとする場合も、同じくマウスカーソルを大きく移
動させる必要がある。
【0004】しかし、そのようにマウスカーソルを大き
く移動させるには、マウスやトラックボールを多く動か
す必要があり、オペレータの負担が大きくなるという問
題があった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、マウスカーソルを画面上の或る位置で使用
している際に、マウスやトラックボールなどを多く動か
すことなく、他の離れた位置でマウスカーソルを使用す
ることができるマウスカーソル切換装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用】上記した目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、1つの
画面上に表示され得る複数のカーソルを1つの位置入力
装置を用いて操作するために、その操作対象となるカー
ソル(以下、操作対象カーソルという)を切り換えるカ
ーソル切換装置であって、前記複数のカーソルの位置デ
ータをそれぞれ記憶するカーソル位置記憶手段と、前記
複数のカーソルの中から任意の1つを前記操作対象カー
ソルとして選択する選択手段と、前記操作対象カーソル
について、前記カーソル位置記憶手段に記憶されている
前記位置データを、前記位置入力装置を用いた位置入力
操作に応じて書き換える書き換え手段と、前記操作対象
カーソルを、該操作対象カーソルについての位置データ
に基づいて、前記画面上に表示する表示手段と、を備え
ることを特徴としている。
【0007】このように、請求項1に記載の発明では、
画面上に表示し得るカーソルを複数用意し、それらカー
ソルの中から、操作対象とすべきカーソルを選択できる
ようにしている。そして、少なくとも、操作対象として
選択したカーソルは画面上に表示するようにしている。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のカーソル切換装置において、前記表示手段が、
前記複数のカーソルの全てを、それぞれの位置データに
基づいて、前記画面上に表示する手段を備えることを特
徴としている。このように、請求項2に記載の発明で
は、操作対象として選択したカーソルだけでなく、用意
したカーソル全てを画面上に表示するようにしている。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載のカーソル切換装置において、前記表示
手段が、前記画面上に表示されるカーソルを、カーソル
毎に異なる色または形状で表示する手段を備えることを
特徴としている。請求項3に記載の発明では、用意した
カーソルを画面上に表示する際、カーソル毎に色または
形状を異ならせるようにしている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。本実施例では、画面上にマウスカーソルを、
従来のように1つではなく、4つ表示するようにしてい
る。図1は本発明の一実施例としてのカーソル切換装置
を示すブロック図である。図1に示すように、本実施例
のマウスカーソル切換装置は、処理部100と、マウス
カーソルパターン記憶部200と、マウスカーソル位置
記憶部310,320,330,340と、切換部40
0と、マウス500と、表示部600と、マウスカーソ
ル切換指示部700と、検出部800を備えている。
【0011】このうち、マウスカーソルパターン記憶部
200は、画面上に4つのマウスカーソルA〜Dを表示
するために、各々のマウスカーソルの表示パターンデー
タを予め記憶している記憶部であり、具体的にはリード
・オンリー・メモリ(ROM)によって構成されてい
る。本実施例では、図1に示すように、マウスカーソル
Aのパターンは白抜き矢印、マウスカーソルBのパター
ンは実線矢印、マウスカーソルCのパターンは十字、マ
ウスカーソルDのパターンは十字に白丸、になってい
る。また、各マウスカーソルの画面上での位置は、各々
の位置検出ポイントPa〜Pdのx,y座標値で表わさ
れる。なお、各マウスカーソルの位置検出ポイントは、
それぞれ、マウスカーソルA,Bについては矢印の先端
Pa,Pbが、マウスカーソルC,Dについては十字の
交点Pc,Pdが、そのポイントとなっている。
【0012】マウスカーソル位置記憶部310〜340
は、それぞれ、各マウスカーソルの画面上での位置のデ
ータを記憶する記憶部であり、具体的にはランダム・ア
クセス・メモリ(RAM)によって構成されている。す
なわち、マウスカーソル位置記憶部310〜340は、
各々の位置検出ポイントPa〜Pdのx,y座標値のデ
ータを記憶する。なお、今、マウスカーソル位置記憶部
310には位置検出ポイントPaのx,y座標値として
(x1,y1)が、マウスカーソル位置記憶部320には
Pbのx,y座標値として(x2,y2)が、マウスカー
ソル位置記憶部330にはPcのx,y座標値として
(x3,y3)が、マウスカーソル位置記憶部340には
Pdのx,y座標値として(x4,y4)が、それぞれ記
憶されているものとする。
【0013】マウスカーソル切換指示部700は、上記
した4つのマウスカーソルA〜Dの中から、操作対象と
すべきマウスカーソルを一つ指示するための指示部であ
り、具体的には、外部に別ピースとして接続されるスイ
ッチ装置にて構成されている。すなわち、そのスイッチ
装置は4つのマウスカーソルA〜Dにそれぞれ対応する
4つのボタンを有し、何れか1つのボタンが押されるこ
とにより、操作対象とすべきマウスカーソルを指示し、
その結果をマウスカーソル切換指示信号として出力す
る。
【0014】マウス500は、周知のとおり、平面の上
を移動させて操作する手持ち式の位置入力装置である。
図では示されていないが、底部に回転自在に支持された
ボールを有し、平面上を移動させた際にそのボールが回
転し、その回転方向や回転量を検出して、回転量検出信
号として出力する。また、上部には操作ボタンを有し、
その操作ボタンが押されると、操作指示信号を出力す
る。
【0015】検出部800は、マウス500より出力さ
れた回転量検出信号から、マウスカーソルの移動すべき
移動方向や移動量を検出して、移動量検出信号として出
力する。なお、移動方向及び移動量は、具体的には画面
上のx方向の移動量、y方向の移動量として、それぞれ
検出される。切換部400は、検出部800より出力さ
れた移動量検出信号を、処理部100からのマウスカー
ソル切換信号に従って切り換えて、4つのマウスカーソ
ル位置記憶部310〜340の中の何れか1つに入力さ
せる。処理部100は、入力される信号やデータに応じ
て、種々の処理や制御を行う。これら検出部800,切
換部400,処理部100は、具体的には中央処理装置
(CPU)によって構成される。
【0016】表示部600は、画面上に、上記した4つ
のマウスカーソルA〜Dの他、文字や図形や画像などを
表示する。表示部600は具体的には表示制御回路や陰
極線管装置(CRT)などによって構成されている。
【0017】では、本実施例の動作をさらに詳細に説明
する。まず、処理部100は、4つのマウスカーソル位
置記憶部310〜340より、それぞれ、記憶されてい
る各マウスカーソルのx,y座標値のデータを読み出す
と共に、マウスカーソルパターン記憶部200より、各
マウスカーソルの表示パターンのデータを読み出す。次
に、処理部100は、読み出した各マウスカーソルの表
示パターンのデータを表示部600に転送すると共に、
各マウスカーソルのx,y座標値のデータに基づいて、
表示部600に各マウスカーソルの画面上での表示位置
を指示する。表示部600では、処理部100からの表
示パターンのデータと表示位置の指示に基づき、画面上
に4つのマウスカーソルA〜Dを表示する。
【0018】図2は画面上に表示された4つのマウスカ
ーソルA〜Dの状態を示す説明図である。すなわち、前
述したように、マウスカーソル位置記憶部310には
(x1,y1)が記憶されているので、図2に示すよう
に、マウスカーソルA(すなわち、位置検出ポイントP
a)はP1(x1,y1)の位置に表示される。同様に、
マウスカーソル位置記憶部320,330,340には
(x2,y2),(x3,y3),(x4,y4)がそれぞれ
記憶されているので、マウスカーソルB(すなわち、位
置検出ポイントPb)はP2(x2,y2)の位置に、マ
ウスカーソルC(すなわち、位置検出ポイントPc)は
3(x3,y3)の位置に、マウスカーソルD(すなわ
ち、位置検出ポイントPd)はP4(x4,y4)の位置
に、それぞれ表示される。
【0019】そこで、今、オペレータがマウスカーソル
切換指示部700の4つのボタンのうち、Bボタンを押
して、操作対象とすべきマウスカーソルとしてマウスカ
ーソルBを指示したとする。処理部100は、マウスカ
ーソル切換指示部700からのマウスカーソル切換指示
信号を受けると、切換部400にマウスカーソル切換信
号を出力して、図1に示すように、検出部800からの
移動量検出信号をマウスカーソル位置記憶部320に入
力するよう、切換部400を切り換える。
【0020】その後、オペレータがマウス500を持っ
て平面上を移動させると、検出部800は、マウス50
0より出力される回転量検出信号から、マウスカーソル
の移動すべきx方向の移動量、y方向の移動量を検出し
て、移動量検出信号として出力する。切換部400は、
前述したように切り換えられているので、検出部800
から出力された移動量検出信号はマウスカーソル位置記
憶部320に入力される。
【0021】マウスカーソル位置記憶部320には、位
置検出ポインタPbのx,y座標値として(x2,y2
が記憶されているが、検出部800からの移動量検出信
号が入力されることにより、記憶されていたx,y座標
値がリアルタイムで更新される。例えば、移動量検出信
号として入力された、マウスカーソルの移動すべきx方
向の移動量が△xであり、y方向の移動量が△yである
とすると、更新後のx,y座標値(x5,y5)は次のよ
うに表わされる。
【0022】 x5=x2+△x y5=y2+△y ……(数1) 但し、△x,△yは、それぞれ、x,y方向において正
の向きに移動した場合+の符号が、負の向きに移動した
場合−の符号が付されるものとする。
【0023】この結果、マウスカーソル位置記憶部32
0には(x5,y5)が記憶されることになるので、操作
対象として指示されたマウスカーソルB(すなわち、位
置検出ポイントPb)は、図2に示すように、P
5(x5,y5)の位置に移動して表示されることにな
る。なお、マウスカーソル位置記憶部310,330,
340に記憶されているx,y座標値は変化していない
ので、マウスカーソルA,C,Dの表示位置はそのまま
である。
【0024】また、オペレータがマウス500の操作ボ
タンを押して操作指示を出すと、マウス500は処理部
100に操作指示信号に出力する。処理部100は、操
作対象となっているマウスカーソルがマウスカーソルB
であるので、マウス500からの操作指示はマウスカー
ソルBについての操作指示であることを認識し、その操
作指示に応じた処理を行う。
【0025】こうして、マウスカーソルBを位置P2
らP5に移動させたところで、例えば、オペレータがマ
ウスカーソル切換指示部700の4つのボタンのうち、
Cボタンを押して、操作対象とすべきマウスカーソルと
してマウスカーソルCを指示したとする。これにより、
処理部100は、検出部800からの移動量検出信号を
マウスカーソル位置記憶部330に入力するよう、切換
部400を切り換える。
【0026】その後、オペレータがマウス500を移動
させると、検出部800から出力される移動量検出信号
はマウスカーソル位置記憶部330に入力されるので、
今度は、マウスカーソル位置記憶部330に記憶されて
いる位置検出ポインタPcのx,y座標値が更新され
る。その結果、操作対象として指示されたマウスカーソ
ルC(すなわち、位置検出ポイントPc)のみが移動
し、他のマウスカーソルA,Dは元のままの位置で、マ
ウスカーソルBは前回操作での最終の位置P5の位置
で、それぞれ表示されることになる。
【0027】また、オペレータがマウス500の操作ボ
タンを押して操作指示を出すと、処理部100は、操作
対象となっているマウスカーソルがマウスカーソルCで
あるので、マウス500からの操作指示はマウスカーソ
ルCについての操作指示であることを認識し、その操作
指示に応じた処理を行う。
【0028】このように、本実施例によれば、画面上に
4つのマウスカーソルを表示し、その4つのマウスカー
ソルの中で、マウス500によって実際に操作されるマ
ウスカーソルを自由に切り換えることができる。従っ
て、例えば、図2において、画面左上でマウスカーソル
Aを使って図形を描いている最中に、画面右下に既に作
成されている図形を修正しようとする場合でも、操作対
象となるマウスカーソルを画面右下にあるマウスカーソ
ルDに切り換えることにより、マウスカーソルを大きく
移動させる必要がなく、そのため、オペレータはマウス
500を多く動かす必要がない。
【0029】さて、以上説明した実施例では、画面上に
表示され得るマウスカーソルの数は4つであったが、本
発明はこれに限定されるものではなく、2つ以上であれ
ば、幾つでも良い。但し、汎用される大きさの表示装置
では、好ましい数として、画面の大きさにもよるが、2
つ乃至4つである。
【0030】また、上記した実施例では、画面上に表示
されるマウスカーソルを、各マウスカーソル毎に表示パ
ターン、すなわち、表示形状を変えることによって区別
していたが、各マウスカーソル毎に表示色を変えること
によって区別するようにしても良い。この場合の表示色
データはマウスカーソルパターン記憶部200に、各カ
ーソルのパターンデータと併せて記憶させておけばよ
い。
【0031】また、上記した実施例では、画面上に表示
されるマウスカーソルのうち、操作対象となっているマ
ウスカーソルとその他のマウスカーソルとの間に、表示
上、差異を付けていなかった。しかし、操作対象となっ
ているマウスカーソルについては、例えば、特定の表示
形状で表示するか、特定の表示色で表示するか、或い
は、特定の表示状態で表示する(例えば、点滅して表示
する)ようにして、操作対象となっているマウスカーソ
ルが何れか判別できるようにしても良い。また、逆に、
その他のマウスカーソルについて、特定の表示形状,特
定の表示色,或いは、特定の表示状態で表示するように
しても、同様に、操作対象となっているマウスカーソル
を判別できるようにすることができる。この場合は、操
作対象のマウスカーソルとその対象外のマウスカーソル
とをマウスカーソル切換指示信号により判別する対象カ
ーソル判別部を、処理部100内などに設けて、操作対
象と対象外の各カーソルを上記のように表示する。
【0032】また、上記した実施例のように、画面上に
表示されるマウスカーソルの表示パターンが矢印や十字
などだけであるすると、オペレータはマウスカーソルを
切り換えるに当たり、マウスカーソル切換指示部700
の各ボタンがどのマウスカーソル(すなわち、どの表示
パターン)とそれぞれ対応しているかを覚えておかなけ
ればならない。そこで、例えば、図2において、操作対
象となっているマウスカーソルがマウスカーソルBであ
るとした場合、マウスカーソルBについては図2に示し
た実線矢印の表示パターンをそのまま表示し、その他の
操作対象となっていないマウスカーソルA,C,Dにつ
いては、図2に示した各々の表示パターンを表示せず、
その代わりに各々の表示位置に「A」,「C」,「D」
の文字を表示するようにする。このようにすれば、オペ
レータは、マウスカーソル切換指示部700の各ボタン
と各マウスカーソルの表示パターンとの対応関係を覚え
ていなくても、容易にマウスカーソルの切り換えを行う
ことができる。この場合は、マウスカーソルパターン記
憶部200に、各カーソルのパターンデータと併せて文
字パターンデータを記憶しておき、マウスカーソル切換
指示信号により操作対象外のマウスカーソルを「A」,
「C」,「D」などの文字パターンで処理部100に送
るマウスパターン切換部を、マウスカーソルパターン記
憶部200と連携して設ければよい。
【0033】また、上記した実施例では、画面上に表示
され得るマウスカーソルの数は4つであり、その4つの
マウスカーソル全てが同時に表示されていたが、前記の
対象カーソル判別部により操作対象となっているマウス
カーソルのみを画面上に表示させるようにしても良い。
すなわち、例えば、図2において、操作対象となってい
るマウスカーソルがマウスカーソルBであるとした場
合、マウスカーソルBのみ表示し、その他の操作対象と
なっていないマウスカーソルA,C,Dについては画面
上から消去するようにするのである。これは、例えば、
マウスカーソルA,C,Dについては、表示パターンの
データや表示位置のデータなどを処理部100が表示部
600に転送しないようにすることによって、容易に実
現することができる。
【0034】また、上記した実施例においては、マウス
カーソルを操作する位置入力装置として、マウス500
を用いていたが、マウスの代わりに、トラックボールや
ジョイステックやトラックパッド(タッチパッド)や位
置入力ペンなどを用いるようにしても良い。
【0035】また、上記した実施例においては、マウス
カーソル切換指示部700は外部に別ピースとして接続
されるスイッチ装置によって構成されているものとした
が、キーボードにその機能を持たせるようにしても良
い。すなわち、キーボード上の特定のキーを各マウスカ
ーソルにそれぞれ対応させて、マウスカーソル切換指示
のためのボタンとして割り当てるのである。また、マウ
ス500の上部にマウスカーソル切換指示のボタンを設
けるようにしても良い。この場合、マウス500自体大
きさが小さく、ボタンは1つぐらいしか設けられないの
で、その1つのボタンを1回押す毎にマウスカーソルが
サイクリックに切り換わるようにする。
【0036】さて、一般に、画面上に画像を表示する
際、オペレータの指示によって、マウスカーソルの周囲
の一定の範囲を拡大して画面上に表示する場合がある。
ところが、そのような拡大表示を行っている際におい
て、そのマウスカーソルを拡大表示されている範囲を越
えて移動させようとした場合、従来では、一旦、その拡
大表示を解除して通常表示に戻した上で、そのマウスカ
ーソルを目的の位置まで移動させ、その位置に達した後
に再び拡大表示を行うようにする必要がある。そのた
め、オペレータが操作する回数が多くなるという問題が
あった。
【0037】そこで、このような問題を解決する実施例
を次に説明する。図3は本発明の他の実施例としてのカ
ーソル切換装置を示すブロック図である。図3に示すよ
うに、本実施例のマウスカーソル切換装置は、図1に示
した構成にさらに表示範囲格納部900を備えている。
【0038】表示範囲格納部900は、拡大表示を行う
際に、その拡大表示の行う範囲(表示範囲)を規定する
データを格納する格納部である。ここで、表示範囲を規
定するデータとしては、その範囲の左下点のx,y座標
値のデータと右上点のx,y座標値のデータとを格納す
る。なお、表示範囲の大きさは、x方向にSx、y方向
にSyという固定値が予め設定されているものとする。
【0039】なお、マウスカーソル位置記憶部310に
は、位置検出ポイントPaのx,y座標値として
(x6,y6)が、マウスカーソル位置記憶部320には
Pbのx,y座標値として(x7,y7)が、マウスカー
ソル位置記憶部330にはPcのx,y座標値として
(x8,y8)が、マウスカーソル位置記憶部340には
Pdのx,y座標値として(x9,y9)が、それぞれ記
憶されているものとする。
【0040】図4は画面上に表示され得る4つのマウス
カーソルA〜Dの状態を示す説明図である。通常表示を
行っている場合、画面上には例えば図4に示す一点鎖線
で囲まれたTの範囲を表示する。このとき、マウスカー
ソル位置記憶部310には前述したようなx,y座標値
のデータが記憶されているので、図4に示すように、マ
ウスカーソルAはP6(x6,y6)の位置に、マウスカ
ーソルBはP7(x7,y7)の位置に、マウスカーソル
CはP8(x8,y8)の位置に、マウスカーソルDはP9
(x9,y9)の位置に、それぞれ表示される。なお、表
示されている4つのマウスカーソルのうち、マウスカー
ソルAが操作対象となっているものとする。
【0041】このような状態で、オペレータが、操作対
象であるマウスカーソルの周囲の一定の範囲を画面上に
拡大表示させる旨の指示を出すと、処理部100は、以
下のような拡大表示処理を行う。すなわち、処理部10
0は、操作対象であるマウスカーソルAの位置する点P
6のx,y座標値(x6,y6)をマウスカーソル位置記
憶部310より読み出し、その値と予め設定されている
表示範囲の大きさの値Sx,Syとに基づいて、マウス
カーソルA(すなわち、位置検出ポイント)を中心とし
て実線で囲まれた表示範囲TAを求める。ここで、表示
範囲TAの左下点P10のx,y座標値(x10,y10)と
右上点P11のx,y座標値(x11,y11)は次のように
して得られる。
【0042】 x10=x6−Sx/2 y10=y6+Sy/2 ……(数2) x11=x6+Sx/2 y11=y6−Sy/2 ……(数3)
【0043】処理部100は、こうして求めた表示範囲
Aを規定するデータを表示範囲格納部900に格納す
ると共に、図4に示す表示範囲TAの部分を表示部60
0の画面上に拡大して表示させる。この結果、画面上に
は画面の中心位置にマウスカーソルAが表示されるが、
表示範囲TAの外に位置していた他のマウスカーソル
B,C,Dはすべて画面上からは消えてしまう。
【0044】このような拡大表示が行われているとき
に、オペレータが、例えば、表示範囲TAの外の点P9
付近でマウスカーソルを操作しようとして、マウスカー
ソル切換指示部700のDボタンを押し、操作対象とす
べきマウスカーソルとしてマウスカーソルDを指示した
とする。これにより、処理部100は、マウスカーソル
Aの指示点P6の座標値(x6,y6)を最終座標値とし
てマウスカーソル位置記憶部310に記憶すると共に、
マウスカーソルDの位置する点P9のx,y座標値
(x9,y9)をマウスカーソル位置記憶部340より読
み出し、その値と前述の値Sx,Syに基づいて、今度
はマウスカーソルD(すなわち、位置検出ポイント)を
中心として実線で囲まれた表示範囲TDを求める。ここ
で、表示範囲TDの左下点P12のx,y座標値(x12
12)と右上点P13のx,y座標値(x13,y13)は次
のようにして得られる。
【0045】 x12=x9−Sx/2 y12=y9+Sy/2 ……(数4) x13=x9+Sx/2 y13=y9−Sy/2 ……(数5)
【0046】処理部100は、こうして求めた表示範囲
Dを規定するデータを表示範囲格納部900に格納し
て書き換え、新たに表示範囲TDの部分を表示部600
の画面上に拡大して表示させる。また同時に、検出部8
00からの移動量検出信号をマウスカーソル位置記憶部
340に入力するよう、切換部400を切り換える。な
お、以上の処理は操作対象として指示されたマウスカー
ソル(上記例の場合、マウスカーソルD)が、表示範囲
(上記例の場合、表示範囲TA)の外に位置している場
合のみ行えば良い。
【0047】以上のように、本実施例によれば、操作対
象となっているマウスカーソルの周囲の一定の範囲を拡
大して画面上に表示している際に、拡大表示されている
範囲の外の所望の位置でマウスカーソルを操作しようと
した場合に、単に操作対象とすべきマウスカーソルを、
その目的の位置の近くに位置するマウスカーソルに切り
換えるだけで、拡大表示される範囲が切り換わり、拡大
表示を続けたままで、その目的の位置に移動することが
できる。従って、拡大表示を解除したり再び開始したり
する必要がないため、オペレータが操作する回数が少な
くて済む。
【0048】なお、上記した実施例では、拡大表示され
る範囲は常に操作対象となっているマウスカーソル(す
なわち、その位置検出ポイント)を中心とする一定の範
囲であったが、マウスカーソルの位置検出ポイントは拡
大表示範囲と対応して予め任意に設定(単なる数式で設
定できるので詳述しない。)すれば良く、必ずしも拡大
表示範囲の中心に来る必要はない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、画面上に表示し得るマウスカーソルを複
数用意し、それらマウスカーソルの中から、操作対象と
すべきマウスカーソルを自由に選択できるようにしてい
る。そのため、マウスカーソルを画面上の或る位置で使
用し、その後、他の離れた位置でマウスカーソルを使用
しようとする場合でも、操作対象となるマウスカーソル
を、その位置の近くに位置しているマウスカーソルに切
り換えることにより、マウスカーソルを大きく移動させ
る必要がなく、それゆえ、オペレータはマウスやトラッ
クボールなどを多く動かす必要がない。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、操
作対象として選択したマウスカーソルだけでなく、用意
したマウスカーソル全てを画面上に表示するようにして
いるので、各マウスカーソルの画面上での実際の位置を
オペレータは目で見て認識することができる。
【0051】また、請求項3に記載の発明によれば、用
意したマウスカーソルを画面上に表示する際、マウスカ
ーソル毎に色または形状を異ならせるようにしているの
で、各マウスカーソルを区別することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのカーソル切換装置を
示すブロック図である。
【図2】画面上に表示された4つのマウスカーソルA〜
Dの状態を示す説明図である。
【図3】本発明の他の実施例としてのカーソル切換装置
を示すブロック図である。
【図4】画面上に表示され得る4つのマウスカーソルA
〜Dの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
100…処理部 200…マウスカーソルパターン記憶部 310〜340…マウスカーソル位置記憶部 400…切換部 500…マウス 600…表示部 700…マウスカーソル切換指示部 800…検出部 900…表示範囲格納部 A〜D…マウスカーソル Pa〜Pd…位置検出ポイント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの画面上に表示され得る複数のカー
    ソルを1つの位置入力装置を用いて操作するために、そ
    の操作対象となるカーソル(以下、操作対象カーソルと
    いう)を切り換えるカーソル切換装置であって、 前記複数のカーソルの位置データをそれぞれ記憶するカ
    ーソル位置記憶手段と、 前記複数のカーソルの中から任意の1つを前記操作対象
    カーソルとして選択する選択手段と、 前記操作対象カーソルについて、前記カーソル位置記憶
    手段に記憶されている前記位置データを、前記位置入力
    装置を用いた位置入力操作に応じて書き換える書き換え
    手段と、 前記操作対象カーソルを、該操作対象カーソルについて
    の位置データに基づいて、前記画面上に表示する表示手
    段と、 を備えることを特徴とするカーソル切換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカーソル切換装置にお
    いて、 前記表示手段は、前記複数のカーソルの全てを、それぞ
    れの位置データに基づいて、前記画面上に表示する手段
    を備えることを特徴とするカーソル切換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカーソル切換
    装置において、 前記表示手段は、前記画面上に表示されるカーソルを、
    カーソル毎に異なる色または形状で表示する手段を備え
    ることを特徴とするカーソル切換装置。
JP7077201A 1995-03-07 1995-03-07 カーソル切換装置 Pending JPH08249117A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014153792A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Mitsubishi Electric Corp 電子機器

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JP2014153792A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Mitsubishi Electric Corp 電子機器

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