JPH08248070A - 周波数スペクトル分析装置 - Google Patents

周波数スペクトル分析装置

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JPH08248070A
JPH08248070A JP7077434A JP7743495A JPH08248070A JP H08248070 A JPH08248070 A JP H08248070A JP 7077434 A JP7077434 A JP 7077434A JP 7743495 A JP7743495 A JP 7743495A JP H08248070 A JPH08248070 A JP H08248070A
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JP
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signal
frequency
time
filter bank
absolute value
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JP7077434A
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English (en)
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Hiroshi Itahara
弘 板原
Takashi Seike
高志 清家
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R23/00Arrangements for measuring frequencies; Arrangements for analysing frequency spectra
    • G01R23/16Spectrum analysis; Fourier analysis

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 DFT(離散フーリエ変換)フィルタバンク
を利用するとともに、入力信号の振幅のピーク値を検出
できる周波数スペクトル分析装置に関する。 【構成】 入力信号は時系列信号生成回路11で標本化
されて時系列信号に変換される。そして、その時系列信
号はメモリ12に記憶される。DFTフィルタバンク1
5は、制御装置19によってメモリ12から読出された
時系列信号を受けて、窓関数を所定のサンプルポイント
だけシフトしつつ、複数個の所望の周波数についてDF
Tフィルタバンク処理を施す。絶対値算出手段16はD
FTフィルタバンク15から出力された各出力毎に絶対
値を算出する。ピーク値検出手段17は絶対値算出手段
16からの各出力について各出力毎にピーク値を検出す
る。表示装置18はそれらのピーク値に基づいて周波数
スペクトルを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラムアナライ
ザに代表されるような周波数スペクトル分析装置に関
し、特にDFT(Discrete Fourier Transform:離散フ
ーリエ変換)フィルタバンクを利用するとともに入力信
号の振幅(電力)のピーク値を検出できるようにした周
波数スペクトル分析装置に関する。本発明の周波数スペ
クトル分析装置は、PDC(Personal Digital Cellula
rCommunication System)、PHS(Personal Handypho
ne System)等のディジタル移動通信方式における隣接
チャネル漏洩電力、占有帯域幅等の測定に利用される。
【0002】
【従来の技術】PDC、PHS等における隣接チャネル
漏洩電力、占有帯域幅等の測定には、入力信号の振幅を
周波数領域について分析する周波数スペクトル分析装置
が必要であり、これら測定のためには従来からスペクト
ラムアナライザが用いられている。スペクトラムアナラ
イザは、ヘテロダイン方式による掃引式が一般的であ
り、その基本的な構成を図5に示す。図5において、入
力信号は、ミキサ1a、局部発振器1b、掃引制御器1
c、分析フィルタ1d及び検波器1eで構成される掃引
検波回路1によって同調され検波される。すなわち、入
力信号はミキサ1aで局部発振器1bからのローカル信
号と混合され中間周波信号に変換される。中間周波信号
は帯域通過フィルタである分析フィルタ1dを通り、検
波器1eにおいて検波される。なお、掃引制御器1cは
局部発振器1bから出力されるローカル信号の周波数を
制御する。
【0003】掃引検波回路1から出力された検波信号
は、対数増幅器2で振幅圧縮された後に、ピーク検出器
3に入力され、そのピーク値が検出される。A/D変換
器4はピーク検出器3から出力されたピーク値(アナロ
グ信号)をディジタル信号に変換する。ディジタル信号
に変換されたピーク値は、局部発振器1bの周波数(換
言すれば入力信号の周波数)に対応するようにメモリ5
に記憶され、その後にマイクロプロセッサ等で構成され
る制御装置(図示せず)によって読出されて、入力信号
の周波数スペクトルとして表示器6に表示される。表示
器6は横軸を周波数、縦軸を振幅としてスペクトルを表
示する。なお、ピーク検出器3による検波信号のピーク
値の検出は、A/D変換を行う場合にサンプリングの間
に存在するピーク値の検出漏れをなくす目的(周波数方
向のピーク値保持)と、検波信号の時間方向のピーク値
保持を目的として行われる。
【0004】ここで、図5に示すような掃引式のスペク
トラムアナライザを用いて、ディジタル移動通信方式の
一つであるPDCの隣接チャネル漏洩電力の測定を行う
場合について説明する。PDCは、TDMA(Time Div
ision Multiple Access:時分割多重接続)方式を用いて
おり、基地局と移動局との通信を、図6に示すように、
時分割チャネル(TDMチャネル)と周波数分割チャネ
ル(FDMチャネル)との組み合わせで行っている。
【0005】すなわち、FDMチャネルの中の1つのチ
ャネル例えばキャリア周波数がf0であるFDMチャネ
ルを用いて、図7に示すようなバースト信号によって局
間の通信が行われる。バースト信号は、図7に示すよう
に、スロットと呼ばれる時間間隔と、そのスロット複数
個の集合であるフレームと呼ばれる時間間隔とによって
通信時間が管理されている。通信を行う場合、予め決め
られた時間管理に基づいて割り当てられたフレーム内の
1つのスロット、例えば第1スロットがTDMチャネル
として割り当てられて、例えば周波数f0 のキャリアに
よるバースト信号が伝送される。この通信が行われてい
る間は、常にその割り当てられた第1スロットが用いら
れる。実用化されているPDC通信システムでは、フレ
ーム内に3つのスロットがあり、1つのフレームの時間
間隔は20msecとなっている。また、FDMチャネル
は、図8に示すように、キャリア周波数f-2,f-1,f
0 ,f+1,f+2に対して、それぞれに同一の周波数帯域
幅△fが割り振られている。
【0006】このようなPDC通信システムにおいて
は、キャリア周波数f-1,f+1のFDMチャネルは主チ
ャネルに対して隣接チャネルと呼ばれ、キャリア周波数
-2,f+2のFDMチャネルは、主チャネルに対して隣
々接チャネルと呼ばれ、しばしば上記バースト信号のス
ペクトルの広がりが、主チャネル(通信しているFDM
チャネル)に隣接又は隣々接するFDMチャネルに悪影
響を及ぼし問題となることがある。例えば、図8に示す
ように、主チャネルであるキャリア周波数f0 のFDM
チャネルが、それに隣接するキャリア周波数がf-1,f
+1のFDMチャネルへ、またそれに隣々接するキャリア
周波数がf-2,f+2のFDMチャネルへ影響を及ぼして
はならない。したがって、主チャネルを使用することに
より、隣接、隣々接チャネルに対してどの程度の漏洩電
力が生じるかを評価する量、すなわち隣接チャネル漏洩
電力の測定が良質の通信システムを維持する上で必要と
なる。漏洩電力は、主チャネルの電力に対する隣接チャ
ネル(又は隣々接チャネル)の電力の比で表される。な
お、この量に影響を与えるほとんどの要因は、基地局又
は移動局の送信器の性能である。
【0007】従来技術の掃引式のスペクトラムアナライ
ザ(図5)では、隣接チャネル漏洩電力を次のように測
定する。図8のスペクトル特性を有するバースト信号
(図7)がスペクトラムアナライザに入力され、かつ、
この入力信号のスペクトルについて、所望の最低解析周
波数fL から所望の最高解析周波数fU までをX/Lの
細かさで掃引し解析する場合についてここで説明する。
なお、上記XはスパンといいX=fU −fL で表され、
またLはスパンX内の所望の周波数サンプル点数であ
る。
【0008】すなわち、局部発振器1bからのローカル
信号は、図8に示すように、X/Lの細かさで最低解析
周波数fL から最高解析周波数fU まで、すなわちf0
±X/2の範囲が順次掃引(変化)される。このとき、
ローカル信号の周波数の変化に対応して、前述したよう
に、分析フィルタ1d、検波器1e、対数増幅器2、ピ
ーク検出器3及びA/D変換器4を介してバースト信号
である入力信号のピーク値が順次検出されてメモリ5に
記憶される。そして、メモリ5に記憶されたピーク値
は、マイクロプロセッサ等で構成される制御装置(図示
せず)によって読出され、FDMチャネル毎(f0 ±△
f/2,f-1±△f/2,f+1±△f/2等)の電力が
算出されて隣接チャネル漏洩電力が求められる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5のように構成され
た掃引式のスペクトラムアナライザ(周波数スペクトル
分析装置)においては、PDC、PHS等で用いられる
ようなバースト信号(図7)を受けて、隣接チャネル漏
洩電力及び/又は隣々接チャネル漏洩電力、占有帯域幅
等の測定を行うような場合に次のような問題があった。
すなわち、掃引式であるために、一つの周波数を解析す
る毎(換言すればローカル信号の周波数を変化させる
毎)に、バースト信号の1個のスロット(図7の場合は
1個のフレームでもある)が必要になる。この結果、バ
ースト信号の任意のフレーム内の任意の一つのスロット
のみに限定して上記のような測定を行うことが不可能で
あった。また、前述のように、図8に示すスペクトル特
性の隣接チャネル漏洩電力の測定を行う場合には、バー
スト信号の複数フレームすなわち周波数サンプル点数L
分のフレームが必要となり、1回の測定時間は、(周波
数サンプル点数L)×(バースト信号の1フレーム時間
間隔)以下にはできなかった。
【0010】例えば、無線設備検査検定協会(MKKと
もいう)は、PDCのバースト信号の隣接チャネル漏洩
電力をスペクトラムアナライザを用いて測定し、そのと
きの掃引時間は周波数サンプル点一つにつき1フレーム
以上が入る時間であり、また周波数サンプル点数は40
0点以上にすることを勧告している。これに基づくと、
掃引時間として、(周波数サンプル点数L)×(バース
ト信号のフレームの時間間隔)すなわち400×20ms
ec=8sec 以上必要となり、1回の測定時間は、この掃
引時間8sec 以下にはできないという問題があった。本
発明の課題は、上記問題を解決した周波数スペクトル分
析装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、図9に示すような非掃引式(掃引式で
はない)のアナログの周波数スペクトル分析装置に着目
し、この非掃引式の周波数スペクトル分析装置がディジ
タル信号処理を応用したDFTフィルタバンクを利用す
ることによって効率的に実現できること、したがって隣
接チャネル漏洩電力の測定も効率的に実現できることを
確かめた。すなわち、図9に示すアナログの非掃引式の
周波数スペクトル分析装置は、従来からあるもので、n
個の帯域通過フィルタ(すなわち分析フィルタ)の集ま
りであるBPF群7(各中心周波数f1 〜fn ,帯域幅
共通)、上記n個の帯域通過フィルタ(BPF)に対応
して設けられた検波器群8及びピーク検出器群9並びに
表示器10で構成される。図5に示した掃引式とその構
成を比較すると主な違いは、図5のミキサ1a、局部発
振器1b、掃引制御器1c及び分析フィルタ1dを、n
個のBPFの集まりであるBPF群7に置き換える、す
なわち局部発振器1bの周波数変化の数に対応する個数
のBPF(帯域幅は分析フィルタ1dと同一)を設ける
ようにして、スペクトル分析が並列に行えるようになる
点である。
【0012】具体的な例として、前述した図8のスペク
トル特性を有するバースト信号の隣接チャネル漏洩電力
を測定する場合には、図8に示す最低解析周波数fL
最高解析周波数fU 及び掃引(解析)の細かさであるX
/Lが、それぞれ、図9のBPFの中心周波数f1 ,f
n 及び近接するBPFの中心周波数の差(すなわちfn
−fn-1 )に対応する。この周波数スペクトル分析装置
は、非掃引式であるために、従来技術の掃引式のスペク
トラムアナライザでする測定システムで生じていた問題
点が解決されるという利点がある。しかしその反面、所
望のn個の周波数f1 〜fn に対してそれぞれ専用の分
析フィルタ、検波器及びピーク検出器を予め構成する必
要があって、汎用性がなくかつ膨大なハードウェアが必
要となるからという理由で実用的でないとされてきた。
本発明は、上記の利点を活かしつつ、しかも実用的でな
いとされた問題をディジタル信号処理を応用したDFT
フィルタバンクを利用することによって解決したもので
ある。
【0013】すなわち、本発明の周波数スペクトル分析
装置は、まずメモリを置いて、そこへ被測定信号を標本
化した時系列信号を記憶する。このメモリの中から時間
に関して所望の閉じた領域から読出された信号を受け
て、この信号に対して、窓関数を所定の標本点(サンプ
ルポイント)だけシフトしつつ、複数個の所望の周波数
についてバンドパスフィルタ処理を行うように離散フー
リエ変換を施し、前記複数個の周波数についての処理結
果を並列に出力する離散フーリエ変換(DFT)フィル
タバンクと、該DFTフィルタバンクからの複数個の出
力について、各出力毎に前記処理結果の絶対値を算出す
る絶対値算出手段と、該絶対値算出手段からの各出力に
ついて、各出力毎に前記絶対値のピーク値を検出すると
ともに、該ピーク値を前記複数個の周波数に対応して出
力するようにしたピーク値検出手段とを備えるようにし
た。なお、上記メモリは記憶の仕方はランダムでよい
が、時系列に従った読出しができるものとする。
【0014】ところで、従来から、非掃引式の周波数ス
ペクトル分析装置の一種として、ディジタル信号処理を
応用した高速フーリエ変換(FFT)によるFFTアナ
ライザがあった。このFFTアナライザを図10に示
す。入力信号S(t)は、ミキサ11a、局部発振器1
1b、帯域制限フィルタ11c及びA/D変換器11d
で構成される時系列信号生成回路11において、中間周
波信号(IF信号)に変換され、帯域制限された後に、
標本化され量子化されて時系列信号S(n)となる。こ
の時系列信号S(n)は、時間の経過順にメモリ12に
記憶される。FFT演算手段13は、メモリ12の時間
に関して所望の領域から読み出された信号を受けてFF
T(DFT)処理を施す。表示器14は、横軸を周波
数、縦軸をDFT処理結果(スペクトル)として表示す
る。しかしながら、このようなFFTアナライザは、本
発明のDFTフィルタバンクを利用する周波数スペクト
ル分析装置とは、スペクトル分析の概念とその分析結果
において、次の作用の項で述べるように異なるものであ
る。
【0015】
【作用】ここでは、本発明に利用されているDFTフィ
ルタバンクの基本的な概念、このDFTフィルタバンク
による処理と上記のFFTアナライザによる処理との違
いについて説明する。図11に示すような入力信号S
(t)について、所望の解析区間(時間的閉区間)t
1 ,t2 でスペクトル分析する場合について考える。入
力信号S(t)は、図10の時系列信号生成回路11の
ような回路で量子化されて時系列信号S(n)となる。
なお、n=−∞・・・・−2,−1,0,1,2・・・・∞であ
る。そして、この時系列信号S(n)に基づいて、次の
ような解析が行われる。FFTアナライザにおいて、所
望の時間的閉区間(0,N−1)に対してFFT(DF
T)処理を行った結果をM(k)とすると、下記(1)
式で表される。
【0016】
【数1】
【0017】ここで、g(n)は窓関数系列(単に窓関
数ともいう)であり、下記(2)式で表される。
【0018】
【数2】
【0019】また、時系列信号S(n)について、上記
と同様の時間的閉区間(0,N−1)に対してDFTフ
ィルタバンク処理を行った結果をM(k,m)とする
と、下記(3)式で表される。なお、mは時系列インデ
ックスである。
【0020】
【数3】
【0021】上記(1)式及び(3)式から分かるよう
に、時系列信号S(n)と窓関数系列g(n)が同じで
あるとすると、両式の相違点は時系列インデックスmの
有無である。両式の解釈は次の通りである。(1)式の
解釈は、時系列信号S(n)の所望の時間的閉区間
(0,N−1)の離散フーリエ変換結果、すなわち入力
信号S(t)の時間的閉区間t1 ,t2のスペクトルの
平均値である。
【0022】(3)式の解釈は、(1)式と比較して、
窓関数系列g(n)を時系列インデックスmだけ右にず
らした点における離散フーリエ変換結果であるともいえ
るが、DFTフィルタバンクとして考慮すれば、図12
に示すように、時系列信号S(n)を周波数Fs・k/
Nだけ乗算手段20により複素変調(周波数シフト)し
た時系列信号S(n)exp(j2πnk/N)と窓関
数系列g(n)を有するFIRフィルタ手段21との畳
み込み積分値であるといえる。なお、上記Fsは時系列
信号S(n)のサンプリング周波数である。この場合、
(3)式の出力の絶対値|M(k,m)|2 は、図13
に示すように、窓関数系列g(n)を原形フィルタ系列
とし、周波数Fs・k/Nに中心周波数をもつディジタ
ルBPF22に、時系列信号S(n)を入力し、その出
力に対して絶対値算出手段23で絶対値(すなわち検波
系列)|M(k,m)|2 を求めた場合と等価になる。
すなわち、DFTフィルタバンクはそれ自身でN個の図
12のようなディジタルBPF群の機能を持っているこ
とになる。
【0023】このようなDFTフィルタバンク処理によ
って、前述のアナログの非掃引式の周波数スペクトル分
析装置(図9)と同等のスペクトルを得る場合には、図
12のFIRフィルタ手段21が、図9のBPF群7の
各BPF(周波数分析用フィルタ)と同等の帯域幅を持
つようにし、かつ、複数のフィルタが集積されたと見る
ことが出来るDFTフィルタバンクで取り扱う離散的な
周波数標本点の数N(以下ポイント数Nという)と時系
列信号S(n)のサンプリング周波数Fsとによって定
義されるFs/Nが、前述の所望のスパンX内の所望の
周波数サンプル点数Lにより定義されるX/L(解析の
細かさ)に等しいか接近した値となるようにする。但
し、FIRフィルタ手段21のタップの数は、必ずしも
DFTフィルタバンクのポイント数Nと等しくなくてよ
い。
【0024】以上のようなDFTフィルタバンクをベー
スに構成された本発明の周波数スペクトル分析装置は、
前述の課題を解決するとともに、次の特徴を有してい
る。すなわち、本発明においてメモリ以外の構成(DF
Tフィルタバンク、絶対値算出手段及びピーク値検出手
段)はすべて処理手段であり、この処理手段は一般的な
演算装置(例えばDSP(Digital Signal Processor)
等のハードウェア)と組み合わせたソフトウェアによっ
て実現できる。したがって、このソフトウェアを変更す
ることによって、周波数スペクトル分析機能(従来は専
用のハードウェアで実現)と他の解析、演算等の信号処
理機能の両方を実現することができるので、ハードウェ
ア的な汎用性も向上できる。
【0025】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の実施例の概略構成を示すブロッ
ク図、図2はその動作を説明するための図である。な
お、従来例と同一の構成部分には同一の符号を付けてあ
る。図1において、入力信号S(t)は、ミキサ11
a、局部発振器11b、帯域制限フィルタ11c及びA
/D変換器11dで構成される時系列信号生成回路11
において、中間周波信号(IF信号)に変換され、帯域
制限された後に、標本化されて時系列信号S(n)とな
る。この時系列信号S(n)は、時間の経過順にメモリ
12に記憶される。例えば、図2の(a)に示すような
時系列信号S(n)がメモリ12に記憶される。
【0026】そして、メモリ12に記憶された時系列信
号S(n)は、マイクロプロセッサ等で構成される制御
装置19によって、時間に関して時系列中の所望の領域
である所望の時間的閉区間についてメモリ12から読み
出されて、DFTフィルタバンク15に入力されて離散
フーリエ変換が施される。例えば、図2の(a)に示す
ように、所望の時間的閉区間M(時間N1 〜N2 )が読
出されて処理される。DFTフィルタバンク15は、上
記時間的閉区間M(時間N1 〜N2 )の時系列信号S
(n)を受けて、この信号に対して、作用の項で述べた
図12のFIRフィルタ手段21に相当するフィルタ処
理を行う。すなわち、図2の(a)に示すように、窓関
数系列g(n)を時間N1 から所定のサンプルポイント
mだけシフトしつつ時間N2 まで(このとき窓関数系列
はg(M−n)となる)、DFT演算処理手段15aに
よりDFTフィルタバンク処理を施す。なお、この処理
は、作用の項で述べた通り、前述の図9のBPF群7の
機能に相当する。
【0027】DFTフィルタバンク15から出力された
複数個(k=0〜L−1)の処理結果(M(k,m))
は、絶対値算出手段16に入力されて、各出力毎に絶対
値(|M(k,m)|2 )が算出される。例えば、図2
の(b)に示すように、時間n、周波数kに対するレベ
ルの関係として絶対値が算出される。なお、この算出結
果は、作用の項で述べた図13の絶対値算出手段23か
ら出力される絶対値|M(k,m)|2 の検波系列に等
しい。ところで、絶対値算出手段16による処理は、図
14に示すように、乗算手段24及び加算手段25によ
って実行される。これは、DFTフィルタバンク15か
らの出力M(k,m)を、下記(4)式で表した場合の
下記(5)式で定義される絶対値を算出する手段であ
り、前述の図9の検波器群8の機能に相当する。
【0028】
【数4】
【0029】絶対値算出手段16から出力された複数個
(k=0〜L−1)の処理結果(|M(k,m)|2
は、ピーク値検出手段17に入力されて、各出力毎にピ
ーク値が検出される。すなわち、図2の(b)に示すよ
うに、周波数k毎に時間方向のピーク値が検出される。
なお、ピーク値検出手段17は、図15のフローチャー
トに示すようなアルゴリズムによって動作し、前述の図
9のピーク検出器群9の機能に相当する。図15に示す
アルゴリズムは次の通りである。
【0030】(30)において;ピーク値Peak
(k)を周波数サンプル点kの0〜L−1まで初期化
(0.0を代入)する。 (31)において;参照系列a(k)に絶対値算出手段
16からの出力の絶対値|M(k,m)|2 を代入す
る。 (32)において;参照系列a(k)とピーク値Pea
k(k)の大小比較をする。 ・a(k)>Peak(k)の場合は(33)へ ・a(k)≦Peak(k)の場合は(34)へ (33)において;ピーク値Peak(k)に参照系列
a(k)を代入する。 (34)において;周波数サンプル点kがL−1になっ
たか判定する。 ・k<L−1の場合はkをインクリメントして(32)
へ ・k≧L−1の場合は(35)へ (35)において;すべてのmに関して上記の処理が終
了したか判定する。 ・YESの場合はピーク値検出の処理を終了し、Pea
k(k)は時系列信号s(n)のスペクトルとなる。 ・NOの場合は(31)へ
【0031】そして、ピーク値検出手段17から出力さ
れた複数個(k=0〜L−1)のピーク値(Peak
(k))は、表示装置18(表示用のメモリ18a及び
演算装置18bを含む)に入力されて処理され、図2の
(c)に示すように、横軸を周波数、縦軸をレベル(振
幅)として表示される。すなわち、入力信号の周波数ス
ペクトルが表示される。
【0032】なお、この実施例において、図2の(a)
及び(b)に示す所定のサンプルポイントmは検波系列
の時間間隔であり、m=Dnとした場合、時系列信号S
(n)をA/D変換器11dでサンプリングするときの
サンプリング周波数Fsの1/Dが検波系列のサンプリ
ング周波数として規定される。すなわち、Dは検波系列
の間引き率を決定し、結果的にピーク値検出結果の確度
を決定する。特にD=1のとき確度は最高となる。ま
た、DFTフィルタバンク15では、特にNを2のべき
乗とするとFFTの使用が可能となるため、前述の図1
2又は図13に示したようなディジタルBPF群を個別
に機能させるよりも処理速度が向上する。
【0033】ここで、上記周波数スペクトル分析装置
(図1)を用いて、前述のディジタル移動通信方式の一
つであるPDCの隣接チャネル漏洩電力及び占有帯域幅
の測定を行う場合について説明する。測定の条件は、前
述の掃引式のスペクトラムアナライザ(図5)を用いて
隣接チャネル漏洩電力を測定したときと同様に、図8の
スペクトル特性を有するバースト信号(図7)が被測定
信号(入力信号)として入力され、かつ、この入力信号
のスペクトルについて、所望の最低解析周波数fL から
所望の最高解析周波数fU までを、近接する周波数サン
プル間の周波数差X/L(X:スパン,L:周波数サン
プル点数)で解析するものとする。
【0034】(イ) バースト信号の任意のフレーム内
の任意の一つのスロットのみ(例えば図7の第1フレー
ムの第1スロット)に限定した隣接チャネル漏洩電力は
以下のように測定する。図1において、局部発振器11
bから出力される、(キャリア周波数f0 )−(IF信
号周波数fIF)であるローカル信号の周波数fLOは、ス
パンXとキャリア周波数f0 で規定される最低解析周波
数fL (=f0 −X/2)がIF信号ではDC(0H
z)以上で、かつ最高解析周波数fU (=f0 +X/
2)がIF信号ではサンプリング周波数Fsの1/2以
下(サンプリング定理を満足するように)であるように
設定される。そして、DFTフィルタバンク15におい
て、窓関数系列g(n)は前述の図5の分析フィルタ1
dと同等の帯域幅を持つように、またポイント数Nはス
パンX内の点数が所望の点数以上で、かつFs/NとX
/Lが漸近するように設定される。
【0035】このように設定された装置に、図7に示す
バースト信号が被測定信号S(t)として入力される
と、この被測定信号S(t)は時系列信号生成回路11
によって時系列信号S(n)に変換され、時間の経過順
にメモリ12に記憶される。この場合、上記任意の一つ
のスロットがメモリ12に記憶されるように、制御装置
19は少なくとも1フレーム時間分の時系列信号S
(n)をメモリ12に取り込むようにするか、又はバー
スト信号の立ち上がりを検出する手段(図示せず)を設
け、この手段からの検出信号に基づいてA/D変換し、
順次メモリ12に取り込むようにする。
【0036】メモリ12に記憶された時系列信号S
(n)は、読出されて、前述のように、DFTフィルタ
バンク15、絶対値検出手段16及びピーク値検出手段
17において、解析周波数毎のピーク値の検出、すなわ
ちスペクトル分析がされる。各ピーク値(スペクトル)
は表示装置18に入力されて、いったん表示用メモリ1
8aに記憶された後に、マイクロプロセッサ等で構成さ
れる演算装置18bによって読出されて、FDMチャネ
ル毎の電力が算出され、隣接チャネル漏洩電力が求めら
れる。すなわち、先ず、下記(6)、(7)、(8)、
(9)及び(10)式に基づいて、図8に示した主チャ
ネル(FDMチャネルf0 )の電力Pf0 、隣接チャネ
ル(FDMチャネルf-1,f+1)の電力Pf-1,Pf+1
及び隣々接チャネル(FDMチャネルf-2,f+2)の電
力Pf-2,Pf+2をそれぞれ算出する。
【0037】
【数5】
【0038】次に、下記(11)、(12)、(13)
及び(14)式に基づいて、主チャネルから隣接チャネ
ルへの漏洩電力ACP(f-1),ACP(f+1)及び主
チャネルから隣々接チャネルへの漏洩電力ACP
(f-2),ACP(f+2)をそれぞれ算出する。
【0039】
【数6】
【0040】なお、キャリア周波数f0 (FDMチャネ
ルf0 のキャリア周波数)は、図1のメモリ12の時系
列ではIF信号の周波数fIFに相当しているため、ピー
ク値検出手段17から出力されるスペクトルのピーク値
(Peak(k))は、下記(15)式によって、上記
(7)〜(8)式のPeak(f)と等価となる。
【0041】
【数7】
【0042】したがって、上記演算装置18bは、上記
(15)式に基づいて隣接チャネル漏洩電力を求めてい
る。
【0043】(ロ) バースト信号の任意のフレーム内
の任意の一つのスロットのみ(例えば図7の第1フレー
ムの第1スロット)に限定した占有帯域幅は以下のよう
に測定する。なお、占有帯域幅は、隣接チャネル漏洩電
力の場合と同様に、主チャネルを使用することにより隣
接及び隣々隣接チャネルに対してどの程度の影響が生じ
るかを評価する量であり、この量に影響を与えるほとん
どの要因は、やはり基地局又は移動局の送信器の性能で
ある。図1において、局部発振器11bから出力される
ローカル信号の周波数fLOの設定、DFTフィルタバン
ク15の窓関数系列g(n)及びポイント数Nの設定、
並びに被測定信号S(t)として入力されたバースト信
号(図7)が解析され、その解析周波数毎のピーク値
(スペクトル)が表示装置18に入力されて記憶される
ことは、前記(イ)で述べた隣接チャネル漏洩電力の場
合と同様である。
【0044】占有帯域幅は、マイクロプロセッサ等で構
成される演算装置18bによって、上記スペクトルを演
算して求められる。すなわち、先ず、下記(16)式に
基づいて、スパンX内の総和電力P0 が算出される。
【0045】
【数8】
【0046】次に、図16に示すように、最低解析周波
数fL からf0 に向かって周波数サンプルを積算しP0
の0.5%の電力に漸近する下限サンプルの周波数fLL
を下記(17)式に基づいて求め、さらに最高解析周波
数fU からf0 に向かって周波数サンプルを積算しP0
の0.5%の電力に漸近する上限サンプルの周波数fUU
を下記(18)式に基づいて求めて、下記(19)式に
よって占有帯域幅OCCBWを算出する。
【0047】
【数9】
【0048】なお、上記演算装置18bが、上記(1
5)式に基づいて占有帯域幅を求めることは、前記
(イ)で述べた隣接チャネル漏洩電力の場合と同様であ
る。以上説明した図1の実施例においては、時系列信号
生成回路11はミキサ11a及び局部発振器11bを備
えて、入力信号をIF信号に変換して時系列信号を生成
するようにしたが、入力信号がA/D変換器11dで直
接サンプリング可能な周波数帯の信号であれば、ミキサ
11a及び局部発振器11bは必要ないことはいうまで
もない。
【0049】また、入力信号が同相成分(I)と直交成
分(Q)によって直交変調されているような場合には、
時系列信号生成回路11は、例えば図3に示すような構
成であってもよい。すなわち、入力信号S(t)を二つ
の経路に分けて、一方の経路で同相データ(In)を、
他方の経路で直交データ(Qn)を生成し、それぞれ時
系列信号S(n)としてメモリ12へ出力する。
【0050】さらに、上記図3に示した時系列信号生成
回路11をディジタル化した、例えば図4に示すような
時系列信号生成回路11であってもよい。すなわち、A
/D変換器11dは、予め、入力信号S(t)をサンプ
リングタイミングTsで標本化して時系列信号にする。
この時系列信号は二つの経路に分けられ、一方の経路で
は、直交キャリア系列生成回路11hからの実成分(R
e)と乗算手段11fで乗算された後に、帯域制限ディ
ジタルフィルタ11gでベースバンド成分以外が除去さ
れて同相データ(In)が生成される。また、他方の経
路では、直交キャリア系列生成回路11hからの虚成分
(Im)と乗算された後に、ベースバンド成分以外が除
去されて直交データ(Qn)が生成される。そして、そ
れぞれのデータは時系列信号S(n)としてメモリ12
へ出力される。なお、時系列信号生成回路11は、上記
に説明したものに限定されるものではなく、入力信号を
受けて、標本化した時系列信号を生成し出力できるもの
であればよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明の周波数スペクト
ル分析装置では、被測定信号を標本化した時系列信号を
記憶するメモリと、該メモリから時系列信号の所望の時
間的閉区間について読出された信号を受けて、複数個の
所望の周波数についてバンドパスフィルタ処理を行うよ
うに離散フーリエ変換を施すDFTフィルタバンクと、
該DFTフィルタバンクからの複数個の出力について、
各出力毎に前記処理結果の絶対値を算出する絶対値算出
手段と、該絶対値算出手段からの各出力について、各出
力毎に前記絶対値のピーク値を検出するとともに、該ピ
ーク値を前記複数個の周波数に対応して出力するように
したピーク値検出手段とを備えたので、次のような効果
を有している。
【0052】 掃引式の周波数スペクトル分析装置
(スペクトラムアナライザ)のもつ被測定信号の所望の
時間的閉区間のスペクトル分析が不可能であるという課
題を解決した。具体的には、TDMA通信(PDC,P
HS等)で用いられるバースト信号に基づいて隣接チャ
ネル漏洩電力、占有帯域幅などの測定を行う場合、バー
スト信号の任意のフレーム内の任意の一つのスロットの
みに限定した測定ができるという効果がある。また、測
定時間についても、(周波数サンプル点数L)×(バー
スト信号の1フレーム時間間隔)以上の時間を必要とす
る掃引式の周波数スペクトル分析装置に比べて、バース
ト信号の1フレームを対象として測定できる本発明の方
がより高速にできるという効果がある。
【0053】 本発明においてメモリ以外の構成(D
FTフィルタバンク、絶対値算出手段及びピーク値検出
手段)はすべて処理手段であり、この処理手段は一般的
な演算装置(例えばDSP等のハードウェア)と組み合
わせたソフトウェアによって実現できる。したがって、
このソフトウェアを変更することによって、周波数スペ
クトル分析機能(従来は専用のハードウェアで実現)と
他の信号処理(解析、演算等)機能の両方を実現するこ
とができるので、ハードウェア的な汎用性も向上でき、
装置の小型・軽量化が実現できるという効果がある。 もとより、MKK勧告の測定方法で測定したのと同
等の結果が得られ、かつ高速の測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の概略構成を示すブロック
図、
【図2】 本発明の動作を説明するための図、
【図3】 本発明の他の実施例を示すブロック図、
【図4】 本発明の更に他の実施例を示すブロック図、
【図5】 従来の掃引式スペクトラムアナライザの構成
を示すブロック図、
【図6】 TDMチャネルとFDMチャネルの関係を示
す図、
【図7】 バースト信号の概念を示す図、
【図8】 FDMチャネル、バースト信号のスペクトル
特性及び隣接チャネル漏洩電力の測定方法を説明するた
めの図、
【図9】 従来の非掃引式の周波数スペクトル分析装置
の構成を示すブロック図、
【図10】 従来のFFTアナライザの構成を示すブロ
ック図、
【図11】 入力信号の所望の解析区間(時間的閉区
間)を示す図、
【図12】 DFTフィルタバンクの任意のkにおける
概念的なシステムを示す図、
【図13】 図11と同等の機能を持つシステムを示す
図、
【図14】 絶対値算出手段の概念的なシステムを示す
図、
【図15】 ピーク値検出手段の動作を示すフローチャ
ート、
【図16】 占有帯域幅の測定方法を説明するための
図。
【符号の説明】
11・・・・時系列信号生成回路、12・・・・メモリ、15・・
・・DFTフィルタバンク、16・・・・絶対値算出手段、1
7・・・・ピーク値検出手段、18・・・・表示装置、19・・・・
制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定信号を標本化した時系列信号を記
    憶するメモリ(12)と、 該メモリから該時系列信号の所望の時間的閉区間につい
    て読出された信号を受けて、この信号に対して、窓関数
    を所定のサンプルポイントだけシフトしつつ、複数個の
    所望の周波数についてバンドパスフィルタ処理を行うよ
    うに離散フーリエ変換を施し、前記複数個の周波数につ
    いての処理結果を並列に出力するDFTフィルタバンク
    (15)と、 該DFTフィルタバンクからの複数個の出力について、
    各出力毎に前記処理結果の絶対値を算出する絶対値算出
    手段(16)と、 該絶対値算出手段からの各出力について、各出力毎に前
    記絶対値のピーク値を検出するとともに、該ピーク値を
    前記複数個の周波数に対応して出力するようにしたピー
    ク値検出手段(17)とを備えた周波数スペクトル分析
    装置。
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