JPH07170225A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH07170225A
JPH07170225A JP5315203A JP31520393A JPH07170225A JP H07170225 A JPH07170225 A JP H07170225A JP 5315203 A JP5315203 A JP 5315203A JP 31520393 A JP31520393 A JP 31520393A JP H07170225 A JPH07170225 A JP H07170225A
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signal
frequency
received
mobile stations
circuit
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JP5315203A
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Isao Nakazawa
勇夫 中澤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/10Polarisation diversity; Directional diversity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0802Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection
    • H04B7/0817Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection with multiple receivers and antenna path selection

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線通信システム、特に移動体通信において
複数の移動局から送信された信号を受信する基地局の無
線受信装置に関し、回線運用中に常時回線の伝搬特性を
瞬時に測定可能にすることを目的とする。 【構成】 周波数コンバータ3が、複数の移動局1,2
から送信された各信号を一括受信してIF帯信号にそれ
ぞれ周波数変換する。周波数コンバータ3からは、複数
の移動局1,2からの各送信信号の周波数の差だけ離れ
た各IF帯信号が出力される。これらを複素フーリエ変
換手段4が一括複素フーリエ変換して周波数スペクトラ
ムを解析手段5へ出力する。解析手段5では、送られた
周波数スペクトラムを基に各受信波を構成するバースト
毎に各受信波の伝搬特性を同時に解析する。この解析結
果に応じて、優れた伝搬特性を呈する受信波を受信する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信システムに関
し、特に移動体通信において複数の移動局から送信され
た信号を受信する基地局の無線受信装置に関する。
【0002】移動体通信において、マルチパスフェージ
ング等により伝送品質の劣化を来す伝搬路の特性を、回
線運用中に一括測定可能にしたもので、バースト受信信
号からなる複数の受信波の伝搬特性を同時に測定して解
析するとともに、さらに、この解析結果を利用して優れ
た伝搬特性の受信波を選択するようにしている。
【0003】
【従来の技術】移動体通信において、データ伝送が高速
化されるに伴い、受信電力の変動だけを考慮するのでは
なく、マルチパスフェージングによる影響をも考慮する
必要が出て来ている。
【0004】マルチパスフェージングによる影響を測定
する方法として、従来、代表的なものとして、多重伝搬
の遅延時間を計測する方法があった。すなわち、多重波
伝搬の遅延量と受信電力とから遅延プロファイルを計測
していた。
【0005】また、通信装置の運用中の監視として、符
号誤り率を測定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多重伝搬の遅
延時間を計測する方法は、測定のために特殊な変調信号
を必要とする上に、運用中に適用できないという欠点が
あった。また、計測に長時間を要するという問題点もあ
った。
【0007】また、符号誤り率の測定に関しては、測定
時間が長くかかり、伝送品質の良否の判定に遅れが生じ
るという問題点があった。本発明はこのような点に鑑み
てなされたものであり、回線運用中に常時回線の伝搬特
性を瞬時に測定できる無線通信システムを提供すること
を目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、不安定な伝搬
状態でも優れた伝送品質の移動体通信を可能にする無線
通信システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、複数の移動局1,2
から送信された各信号を一括受信してIF帯信号にそれ
ぞれ周波数変換する周波数コンバータ3と、変換された
各IF帯信号を一括複素フーリエ変換する複素フーリエ
変換手段4と、複素フーリエ変換手段4からの出力デー
タに基づき、各受信波を構成するバースト毎に、各受信
波の伝搬特性を同時に解析し、出力する解析手段5とを
有することを特徴とする無線受信装置が、提供される。
【0010】また、図2に示すように、複数の受信アン
テナ13,14と、複数の受信アンテナ13,14にそ
れぞれ接続され、複数の移動局11,12から送信され
た各信号を一括受信し、それぞれ発振周波数が互いに異
なる内蔵の局部発振器15a,16aによって各受信信
号をIF帯信号にそれぞれ周波数変換する複数の周波数
コンバータ15,16と、複数の周波数コンバータ1
5,16から出力された各IF帯信号を合成する合成手
段17と、合成手段17で合成された各IF帯信号を一
括複素フーリエ変換する複素フーリエ変換手段18と、
複素フーリエ変換手段18からの出力データに基づき、
各受信波を構成するバースト毎に、各受信波の伝搬特性
を同時に解析する解析手段19とを有することを特徴と
する無線受信装置が、提供される。
【0011】また、解析手段19での解析結果に基づ
き、同一移動局から送信され、異なる受信アンテナで受
信された各受信波の伝搬特性を比較し、優れた伝搬特性
を呈する受信波を受信した受信アンテナからの受信波を
受信回路21へ供給する選択手段20が、さらに設けら
れる。
【0012】
【作用】図1に示す無線受信装置において、周波数コン
バータ3が、複数の移動局1,2から送信された各信号
を一括受信してIF帯信号にそれぞれ周波数変換する。
周波数コンバータ3からは、複数の移動局1,2から送
られた各送信信号の周波数の差だけ離れた各IF帯信号
が出力される。これらを複素フーリエ変換手段4が一括
複素フーリエ変換して周波数スペクトラムを解析手段5
へ出力する。解析手段5では、送られた周波数スペクト
ラムを基に各受信波を構成するバースト毎に各受信波の
伝搬特性を同時に解析する。すなわち、狭帯域電力変
動、広帯域電力変動、電力変動の瞬時値の確率密度関
数、広帯域伝送特性、ノッチ等を求める。
【0013】また、図2に示す無線受信装置において、
各周波数コンバータ15,16が、対応の受信アンテナ
を介して受信した複数の移動局11,12からの各送信
信号を一括受信してIF帯信号にそれぞれ周波数変換す
る。その際、各周波数コンバータ15,16に内蔵され
る局部発振器15a,16aの発振周波数が異なるの
で、各周波数コンバータ15,16からは、複数の移動
局11,12からの各送信信号の周波数の差だけ離れ、
さらに、各局部発振器15a,16aの発振周波数の差
だけ離れた各IF帯信号が出力される。これらを合成手
段17で合成してから複素フーリエ変換手段18が一括
複素フーリエ変換して周波数スペクトラムを解析手段1
9へ出力する。解析手段19では、送られた周波数スペ
クトラムを基に各受信波を構成するバースト毎に各受信
波の伝搬特性を同時に解析する。
【0014】この解析結果を基に、選択手段20が、同
一移動局から送信され、異なる受信アンテナで受信され
た各受信波の伝搬特性を比較し、優れた伝搬特性を呈す
る受信波を受信した受信アンテナからの受信波を受信回
路21へ供給する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3は第1の実施例の無線受信装置のブロック図
である。この無線受信装置は、僅かずつ送信周波数の異
なる複数の移動局(図示せず)からの送信電波を一括受
信する基地局の無線受信装置である。
【0016】アンテナ30で複数の移動局からの送信信
号を受信し、サーキュレータ31を介してこれらの送信
信号を伝搬特性測定用の周波数コンバータ32とデータ
信号受信用の受信回路33とへ送る。周波数コンバータ
32は、RF帯域制限回路32aと、RF帯増幅器32
bと、混合器(MIX)32cと、局部発振器32d
と、IF帯増幅器32eとから構成され、複数の移動局
からの送信信号をIF信号にそれぞれ変換する。
【0017】図4はこうした周波数変換の様子を示す周
波数スペクトラムである。すなわち、図4(A)に示す
ような複数の移動局からの送信信号(送信周波数fT1
T2,・・・fTm)が周波数コンバータ32へ入力さ
れ、周波数コンバータ32で局部発振器32dの局部発
振周波数fR だけ一括周波数変換されて、図4(B)に
示すような周波数fT1−fR ,fT2−fR ,・・・fTm
−fR の各IF信号が周波数コンバータ32から出力さ
れる。
【0018】図5は受信回路33の内部構成を示すブロ
ック図である。すなわち、受信回路33は、RF帯域制
限回路33aと、RF帯増幅器33bと、混合器(MI
X)33cと、局部発振器33dと、ディジタル復調部
33eと、信号処理部33fとから構成され、受信信号
からデータ信号を取り出し、出力する。なお、図示を省
略したが、受信回路33には、複数の受信信号から各受
信信号を分離する回路も含まれる。
【0019】図3に戻って、周波数コンバータ32から
出力された各IF信号は複素FFT変換回路34へ送ら
れ、複素FFT変換回路34で、これらに対して高速の
複素フーリエ変換が行われ、周波数スペクトラムが伝搬
特性解析回路35へ出力される。
【0020】複素FFT変換回路34および伝搬特性解
析回路35へは、フレーム・バースト同期信号発生器3
6からフレーム同期信号およびバースト同期信号が供給
され、これに基づいて複素FFT変換回路34および伝
搬特性解析回路35は同期を取った上で信号処理を行
う。
【0021】図6はフレーム同期信号およびバースト同
期信号について示す図である。すなわち、周波数fT1
T2,・・・fTmの各送信信号は、1フレームがバース
トB1〜Bpから構成されており、各フレームの開始タ
イミングにフレーム同期信号Fがフレーム・バースト同
期信号発生器36から発生され、また、各バースト毎に
バースト同期信号B1〜Bpがフレーム・バースト同期
信号発生器36から発生される。
【0022】図3に戻って、複素FFT変換回路34
は、これらのバースト長よりも短いアパーチャ時間長で
複素フーリエ変換を行う。例えば、1フレームの時間長
が5msec、1フレーム中のバースト数が8とする
と、625μsec(=5msec÷8)よりも短い時
間間隔をサンプルタイミングとする複素フーリエ変換を
行う。
【0023】伝搬特性解析回路35に関しては後に詳述
する。フレーム・バースト同期信号発生器36で発生し
たフレーム同期信号およびバースト同期信号は、送信系
の送信信号処理部37へも送られる。送信信号処理部3
7には外部インタフェース(図示せず)から複数の送信
信号が送られ、これらの送信信号に対して各種の信号処
理が施され、ディジタル変調回路38でディジタル変調
が行われた後、RF帯域制限回路39およびサーキュレ
ータ31を介してアンテナ30へ送られる。
【0024】図7は移動局の送信側の構成を示すブロッ
ク図である。すなわち、各種の信号処理を行う信号処理
部41と、ディジタル変調を行うディジタル変調部42
と、RF増幅部43とから構成される。
【0025】つぎに、伝搬特性解析回路35について説
明する。伝搬特性解析回路35は、送られた各信号の周
波数スペクトラムに基づき、狭帯域電力変動、広帯域電
力変動、電力変動の瞬時値の確率密度関数、広帯域伝送
特性、ノッチ(電力スペクトラムの帯域内の電力落ち込
み)等を求める。
【0026】図8は狭帯域電力変動を求める場合の伝搬
特性解析回路の構成を示すブロック図である。すなわ
ち、伝搬特性解析回路35は、各受信信号毎の電力算出
回路44と、累算回路45と、割算回路46とから構成
される。なお、図8には図示を省略したが、複素FFT
変換回路34および伝搬特性解析回路35に、前述のよ
うにフレーム・バースト同期信号発生器36からフレー
ム同期信号およびバースト同期信号が供給され、伝搬特
性解析回路35においてはそれらが電力算出回路44、
累算回路45、割算回路46にそれぞれ供給される。
【0027】電力算出回路44は、周波数fT1の受信信
号に対しては、その受信信号のI成分を2乗するための
2乗回路44aと、その受信信号のQ成分を2乗するた
めの2乗回路44bと、2乗回路44aの出力と2乗回
路44bの出力とを加算する加算回路44cとから構成
され、同様に、周波数fT2〜fTmの各受信信号に対して
も、それらの各受信信号のI成分用の2乗回路44d〜
44gと、Q成分用の2乗回路44e〜44hと、両2
乗回路の出力を加算する加算回路44f〜44iとから
構成される。こうした構成によって電力算出回路44か
らは周波数fT1〜fTmの各受信信号毎の電力値が出力さ
れる。
【0028】累算回路45は、周波数fT1〜fTmの各受
信信号毎の累算回路45a〜45cから構成され、また
割算回路46は、周波数fT1〜fTmの各受信信号毎の割
算回路46a〜46cから構成される。各累算回路45
a〜45cは各受信信号の電力値を測定回数0回目から
r回目までの(r+1)回に亘ってそれぞれ累計し、各
割算回路46a〜46cは、それらの累計値を(r+
1)でそれぞれ割り算して、短区間変動の平均値を出力
する。
【0029】すなわち、伝搬特性解析回路35からは、
下記式(1)で示すような、周波数fT1〜fTmの各受信
信号毎の短区間(移動局の数10メートル程度の移動)
狭帯域電力変動の平均値GL が出力される。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、gi はi測定サンプル目の狭帯域
(例えば10kHz帯)電力であり、rは測定回数を示
す。図9は広帯域電力変動を求める場合の伝搬特性解析
回路の構成を示すブロック図である。すなわち、図3の
複素FFT変換回路34は、入力するIF信号のうちの
周波数fT1±2nΔfの信号の複素フーリエ変換を行う
複素FFT変換回路47、周波数fT2±2nΔfの信号
の複素フーリエ変換を行う複素FFT変換回路48、・
・・周波数fTm±2nΔfの信号の複素フーリエ変換を
行う複素FFT変換回路49から構成される。そして、
図3の伝搬特性解析回路35は、複素FFT変換回路4
7に対応する伝搬特性解析回路50、複素FFT変換回
路48に対応する伝搬特性解析回路51、・・・複素F
FT変換回路49に対応する伝搬特性解析回路52から
構成される。
【0032】複素FFT変換回路47は、周波数fT1
nΔfの信号のI成分を信号ライン47aから出力し、
周波数fT1−nΔfの信号のQ成分を信号ライン47b
から出力し、・・・周波数fT1の信号のI成分を信号ラ
イン47cから出力し、周波数fT1の信号のQ成分を信
号ライン47dから出力し、・・・周波数fT1+nΔf
の信号のI成分を信号ライン47eから出力し、周波数
T1+nΔfの信号のQ成分を信号ライン47fから出
力する。同様に、複素FFT変換回路48では、周波数
T2−nΔf,fT2−(n−1)Δf,・・・fT2,・
・・fT2+(n−1)Δf,fT2+nΔfの各信号のI
成分およびQ成分を出力し、・・・複素FFT変換回路
49では、周波数fTm−nΔf,fTm−(n−1)Δ
f,・・・fTm,・・・fTm+(n−1)Δf,fTm
nΔfの各信号のI成分およびQ成分を出力する。
【0033】伝搬特性解析回路50は、電力算出回路5
0aと、加算回路50bと、累算回路50cと、割算回
路50dとから構成される。電力算出回路50aは、図
8の電力算出回路44と同じ構成となっており、周波数
T1−nΔf,fT1−(n−1)Δf,・・・fT1,・
・・fT1+(n−1)Δf,fT1+nΔfの各受信信号
の電力値をそれぞれ出力する。加算回路50bはそれら
の電力値を合算し、累算回路50cは、この合算値を測
定回数0回目からr回目までの(r+1)回に亘ってそ
れぞれ累計し、割算回路50dは、それらの累計値を
(r+1)で割り算して、周波数fT1の受信信号の短区
間変動の平均値を出力する。
【0034】なお図9には図示を省略したが、複素FF
T変換回路47および伝搬特性解析回路50にフレーム
・バースト同期信号発生器36(図3)からフレーム同
期信号およびバースト同期信号が供給され、伝搬特性解
析回路50においてはそれらが電力算出回路50a、加
算回路50b,累算回路50c、割算回路50dにそれ
ぞれ供給される。
【0035】伝搬特性解析回路51,52も伝搬特性解
析回路50と同様な構成であり、周波数fT2〜fTmの各
受信信号の短区間変動の平均値をそれぞれ出力する。す
なわち、各伝搬特性解析回路50〜52からは、下記式
(2)で示すような、周波数fT1〜fTmの各受信信号毎
の短区間(移動局の数10メートル程度の移動)広帯域
電力変動の平均値WL が出力される。
【0036】
【数2】
【0037】ここで、wi はi測定サンプル目の広帯域
(例えば10MHz帯)電力であり、rは測定回数を示
す。図10は、上記のように求められた電力変動の瞬時
値の確率密度関数を求める場合の伝搬特性解析回路の構
成を示すブロック図である。すなわち、図8または図9
に示した伝搬特性解析回路(図示せず)に加えて、周波
数fT1〜fTmの各受信信号毎の確率密度関数算出回路5
3〜55を設ける。確率密度関数算出回路53は、ウィ
ンドウコンパレータ53a〜53c、カウンタ53d〜
53f、割算回路53g〜53iから構成される。
【0038】ウィンドウコンパレータ53aは、送られ
た周波数fT1の電力変動の平均値が電力P0 ±ΔPの範
囲の値になるか否かを検出し、カウンタ53dが電力P
0 ±ΔPの範囲の値になった回数を、測定回数0回目か
らr回目までの(r+1)回に亘ってカウントして出力
し、割算回路53gがその出力値を(r+1)で割り算
する。これにより、割算回路53gは、送られた周波数
T1の電力変動の平均値が電力値P0 になる確率値を出
力することになる。
【0039】つぎに、ウィンドウコンパレータ53b
は、送られた周波数fT1の電力変動の平均値が電力P1
±ΔPの範囲の値になるか否かを検出し、カウンタ53
eが電力P1 ±ΔPの範囲の値になった回数を、測定回
数0回目からr回目までの(r+1)回に亘ってカウン
トして出力し、割算回路53hがその出力値を(r+
1)で割り算する。これにより、割算回路53hは、送
られた周波数fT1の電力変動の平均値が電力値P1 にな
る確率値を出力することになる。
【0040】同様にして、ウィンドウコンパレータ53
cは、送られた周波数fT1の電力変動の平均値が電力P
L ±ΔPの範囲の値になるか否かを検出し、カウンタ5
3fが電力PL ±ΔPの範囲の値になった回数を、測定
回数0回目からr回目までの(r+1)回に亘ってカウ
ントして出力し、割算回路53iがその出力値を(r+
1)で割り算する。これにより、割算回路53iは、送
られた周波数fT1の電力変動の平均値が電力値PL にな
る確率値を出力することになる。
【0041】確率密度関数算出回路54,55も確率密
度関数算出回路53と同じ構成であり、送られた周波数
T2〜fTmの電力変動の平均値が所定の電力値になる確
率値をそれぞれ出力する。
【0042】すなわち、図8に示した狭帯域電力変動を
求める伝搬特性解析回路に、こうした確率密度関数算出
回路53〜55を付加することにより、下記式(3)で
表される狭帯域電力変動の瞬時値の確率密度関数P
g (x)が求められることになる。
【0043】
【数3】
【0044】また、図9に示した広帯域電力変動を求め
る伝搬特性解析回路に、こうした確率密度関数算出回路
53〜55を付加することにより、下記式(4)で表さ
れる広帯域電力変動の瞬時値の確率密度関数Pw (x)
が求められることになる。
【0045】
【数4】
【0046】つぎに、図3の伝搬特性解析回路35で広
帯域伝送特性を求める方法について説明する。すなわ
ち、一般的な演算装置を伝搬特性解析回路35に付加す
ることにより、下記式(5)に基づいて振幅周波数特性
を算出する。
【0047】
【数5】
【0048】ただし、fi は中心周波数からの偏移周波
数を表し、振幅周波数特性の実測値をx(0),x
(1),・・・x(n)〔x(q)はq番目周波数での
振幅実測値を表す〕とする。式(5)の中のai は下記
式(6)のように表され、また、式(6)の中の|D
|,|Dj |は下記式(7),(8)のように表され
る。
【0049】
【数6】
【0050】
【数7】
【0051】
【数8】
【0052】つぎに、図3の伝搬特性解析回路35にお
いてノッチを求める方法について説明する。すなわち、
図11に示すように、電力スペクトラムの測定帯域内に
おいて電力が落ち込む部分、所謂ノッチが発生すること
があり、このノッチの発生率を求める。まず、複素フー
リエ変換の解析毎に(フレーム毎に)ノッチの深さd
(電力値)とノッチ発生数とを計測し、下記式(9)に
基づいてノッチの発生率P(d)を算出する。
【0053】
【数9】
【0054】ただし、Ni はiサンプル目のノッチ発生
数、ni (d)はノッチの深さがdの場合のiサンプル
目のノッチ発生数を表す。再び図3に戻って、伝搬特性
解析回路35は、移動局が送信を行なっていることを常
時検出するようにし、移動局の送信時にのみ伝搬特性の
解析を行うようにする。
【0055】なお、伝搬特性解析回路35は、受信信号
のフレーム毎の周波数スペクトラムを複数回累積してス
ムージングを行い、ノイズや符号化の偏りによる周波数
スペクトラムのギザギザに対応するようにしてもよい。
【0056】また、伝搬特性解析回路35が、複素FF
T変換回路34からの出力データを測定毎に(フレーム
毎に)位相補正を行うようにしてもよい。すなわち、フ
レーム周期毎の対応バーストを加算して位相回転分を補
償するようにする。これによりC/Nが改善され、受信
信号がノイズに埋もれていても測定可能となる。
【0057】ところで、それぞれが図7に示すように構
成される複数の移動局からは、必ずしも同一の変調方式
の送信波が送信されねばならないことはなく、互いに変
調方式が異なる送信波が送信されていても伝搬特性解析
回路35の作動は行われ得、したがって、複数の変調方
式が共存する通信システムにおいても伝搬特性の比較検
討が可能となる。
【0058】また、複数の移動局のうちの少なくとも1
つの移動局が、基準となる信号を予め送信するように
し、伝搬特性解析回路35が、その予め送信された基準
信号に基づく解析結果を保存しておき、今回受信信号の
解析結果を基準信号による解析結果によって補償して伝
搬特性の測定精度を高めるようにしてもよい。
【0059】また、複数の移動局のうちの少なくとも1
つの移動局が、試験的に無変調信号を送信するように
し、伝搬特性解析回路35が、無変調信号を受信したと
き受信レベルを測定するようにしてもよい。こうした無
変調信号の受信によってC/Nを高めた受信レベルの測
定が可能となる。
【0060】また、複数の移動局のうちの少なくとも1
つの移動局が、試験的に複数の無変調バースト信号を送
信するようにして受信側のC/Nを高め、伝搬特性解析
回路35が、各無変調キャリアの伝搬特性並びに各無変
調キャリアの内挿および外挿手段から伝送帯域内の伝搬
特性の推定を行うようにしてもよい。
【0061】すなわち、ラグランジュの公式である下記
式(10)に基づき振幅周波数特性G(f)を算出す
る。
【0062】
【数10】
【0063】ただし、Li (f)は下記式(11)で与
えられ、この式(11)中のfi は伝送帯域内の周波数
を、式(10)中のxi は周波数fi 点での振幅値を表
す。
【0064】
【数11】
【0065】また、複数の移動局のうちの少なくとも1
つの移動局が、マルチキャリア方式の変調を行なって送
信するようにし、伝搬特性解析回路35が、各無変調キ
ャリアの伝搬特性並びに各無変調キャリアの内挿および
外挿手段から伝送帯域内の伝搬特性の推定を行うように
してもよい。
【0066】さらに、受信側において、各周波数の受信
波に対応して、受信していないバースト区間を設け、そ
の区間での電力値(干渉波電力値)を計測し、その計測
値と受信電力とからD/U(信号対妨害電力比)および
C/Nを計算して求めるようにしてもよい。これによ
り、D/UとC/Nと伝搬特性とを同時に求めることが
可能となる。
【0067】ここでさらに、各周波数および各バースト
に対応して、空バーストのD/U、C/N、および伝搬
特性を予め推定しておき、受信信号が規定の伝送品質に
低下したときに、最適空バーストに切り替えるようにし
てもよい。
【0068】また、ここで、移動局が複数の通信方式を
持つマルチモード端末器である場合に、空バーストの通
信方式に対応した伝送品質を推定することにより最適通
信方式を選択し、かつ最適バーストを選択するようにし
てもよい。
【0069】つぎに、本発明の第2の実施例を説明す
る。図12は第2の実施例の無線受信装置のブロック図
である。この無線受信装置は、僅かずつ送信周波数の異
なる複数の移動局(図示せず)からの送信電波を一括受
信する複数のアンテナを備えた基地局の無線受信装置で
ある。
【0070】すなわち、複数のアンテナ56〜57は、
複数の移動局から周波数fT1〜fTmの各送信電波をそれ
ぞれ一括受信する。各アンテナにそれぞれ接続された周
波数コンバータ58〜59はそれぞれ、図3に示す周波
数コンバータ32と同一の構成をなす。ただし、内蔵の
各局部発振器が発振する局部発振信号の周波数は互いに
異なり、例えば周波数fR1〜fRmの局部発振信号をそれ
ぞれ発振する。したがって、周波数コンバータ58〜5
9からは、複数の移動局からの各送信信号の周波数周波
数fT1〜fTmの差だけ離れ、さらに、各局部発振器の発
振周波数fR1〜fRmの差だけ離れた各IF帯信号が出力
される。
【0071】図13は、こうした周波数変換の様子を示
す周波数スペクトラムである。すなわち、複数の移動局
から図13(A)に示すような送信信号(送信周波数f
T1,fT2,・・・fTm)が各周波数コンバータ58〜5
9へ入力され、各周波数コンバータで局部発振器の局部
発振周波数(fR1〜fRmのいずれか)だけ一括周波数変
換されて、図13(B)に示すような周波数fT1
Rm,fT2−fRm,・・・fTm−fRm, T1
R(m-1),fT2−fR(m-1),・・・fTm−fR(m-1),
・・fT1−fR1,fT2−fR1,・・・fTm−fR1の各I
F信号が各周波数コンバータ58〜59からそれぞれ出
力される。
【0072】図12へ戻って、これらの各IF信号が合
成回路60で合成され、複素FFT変換回路61を介し
て伝搬特性解析回路62へ送られる。複素FFT変換回
路61および伝搬特性解析回路62へはフレーム・バー
スト同期信号発生器63からフレーム同期信号およびバ
ースト同期信号が供給される。これらの複素FFT変換
回路61、伝搬特性解析回路62、およびフレーム・バ
ースト同期信号発生器63の構成は、図3に示す複素F
FT変換回路34、伝搬特性解析回路35、およびフレ
ーム・バースト同期信号発生器36の構成と同一であ
る。
【0073】さらに、伝搬特性解析回路35の出力端に
はアンテナ切替制御回路64が接続される。アンテナ切
替制御回路64は、伝搬特性解析回路35から送られる
解析結果に基づき、同一移動局から送信され、異なるア
ンテナで受信された各受信波の伝搬特性を比較し、優れ
た伝搬特性を呈する受信波を受信したアンテナを指定す
る信号を切替スイッチ(SW)65へ出力する。
【0074】切替スイッチ65は、アンテナ切替制御回
路64から送られた指定信号に従い、優れた伝搬特性を
呈する受信波を受信したアンテナからの受信波を受信回
路66へ供給する。受信回路66は図3に示す受信回路
33と同一の構成をなしている。ただし、受信回路66
には、複数の受信信号から各受信信号を分離する回路は
含まれない。
【0075】なお、図12においては、送信系の図示を
省略してある。以上のような構成において、各周波数コ
ンバータ58〜59が、対応の受信アンテナを介して受
信した複数の移動局からの各送信信号を一括受信してI
F帯信号にそれぞれ周波数変換する。これらを合成回路
60で合成してから複素FFT変換回路61が一括複素
フーリエ変換して周波数スペクトラムを伝搬特性解析回
路62へ出力する。伝搬特性解析回路62では、送られ
た周波数スペクトラムを基に各受信波を構成するバース
ト毎に各受信波の伝搬特性を同時に解析する。
【0076】この解析結果を基に、アンテナ切替制御回
路64および切替スイッチ65が、同一移動局から送信
され、異なる受信アンテナで受信された各受信波の伝搬
特性を比較し、優れた伝搬特性を呈する受信波を受信し
た受信アンテナからの受信波を受信回路66へ供給す
る。これにより優れた伝搬特性を呈する受信波を常時か
つ瞬時に受信可能となる。
【0077】なお、上記無線受信装置において、複数の
アンテナ56〜57を多面配置してスペースダイバーシ
チ受信を行ってもよく、また、立体的に配置して立体ス
ペースダイバーシチ受信を行ってもよい。また、指向性
を有した複数の受信アンテナを放射状または立体放射状
に配置し、立体角度ダイバーシチ受信を行ってもよい。
【0078】なお、第2の実施例においても第1の実施
例と同様に、伝搬特性解析回路62が、受信信号のフレ
ーム毎の周波数スペクトラムを複数回累積してスムージ
ングを行うようにしてもよい。
【0079】また、伝搬特性解析回路62が、複素FF
T変換回路61からの出力データを測定毎に(フレーム
毎に)位相補正を行うようにしてもよい。なお、複数の
移動局から互いに変調方式が異なる送信波が送信されて
いても伝搬特性解析回路62の作動は行われ得、したが
って、複数の変調方式が共存する通信システムにおいて
も伝搬特性の比較検討が可能となる。
【0080】また、複数の移動局のうちの少なくとも1
つの移動局が、基準となる信号を予め送信するように
し、伝搬特性解析回路62が、その予め送信された基準
信号に基づく解析結果を保存しておき、今回受信信号の
解析結果を基準信号による解析結果によって補償して伝
搬特性の測定精度を高めるようにしてもよい。
【0081】また、複数の移動局のうちの少なくとも1
つの移動局が、試験的に無変調信号を送信するように
し、伝搬特性解析回路62が、無変調信号を受信したと
き受信レベルを測定するようにしてもよい。
【0082】また、複数の移動局のうちの少なくとも1
つの移動局が、試験的に複数の無変調バースト信号を送
信するようにして受信側のC/Nを高め、伝搬特性解析
回路62が、各無変調キャリアの伝搬特性並びに各無変
調キャリアの内挿および外挿手段から伝送帯域内の伝搬
特性の推定を行うようにしてもよい。
【0083】また、複数の移動局のうちの少なくとも1
つの移動局が、マルチキャリア方式の変調を行なって送
信するようにし、伝搬特性解析回路62が、各無変調キ
ャリアの伝搬特性並びに各無変調キャリアの内挿および
外挿手段から伝送帯域内の伝搬特性の推定を行うように
してもよい。
【0084】さらに、受信側において、各周波数の受信
波に対応して、受信していないバースト区間を設け、そ
の区間での電力値(干渉波電力値)を計測し、その計測
値と受信電力とからD/U(信号対妨害電力比)および
C/Nを計算して求めるようにしてもよい。
【0085】ここでさらに、各周波数および各バースト
に対応して、空バーストのD/U、C/N、および伝搬
特性を予め推定しておき、受信信号が規定の伝送品質に
低下したときに、最適空バーストに切り替えるようにし
てもよい。
【0086】また、ここで、移動局が複数の通信方式を
持つマルチモード端末器である場合に、空バーストの通
信方式に対応した伝送品質を推定することにより最適通
信方式を選択し、かつ最適バーストを選択するようにし
てもよい。
【0087】つぎに、本発明の第3の実施例を説明す
る。図14は第3の実施例の無線受信装置のブロック図
である。すなわち、複数のアンテナ67〜69が基地局
ゾーンに対応して配置され、各アンテナに基地局70〜
72がそれぞれ接続される。基地局70〜72には、図
12に示す周波数コンバータ58〜59に対応する装置
がそれぞれ設けられ、各基地局70〜72には制御局7
3が接続される。この制御局73には、合成回路73
a、複素FFT変換回路73b、伝搬特性解析回路73
c、および基地局切替制御部73dが設けられる。合成
回路73a、複素FFT変換回路73b、および伝搬特
性解析回路73cは、図12に示す合成回路60、複素
FFT変換回路61、および伝搬特性解析回路62と同
一の構成をなしている。
【0088】基地局切替制御部73dは、伝搬特性解析
回路73cから送られる解析結果に基づき、例えば2つ
の基地局70,71の基地局ゾーンの境界付近に位置す
る同一移動局74から送信され、異なるアンテナ67,
68で受信された各受信波の伝搬特性を比較し、優れた
伝搬特性を呈する受信波を受信している基地局へ選択信
号を送り、他方の基地局へは非選択信号を送る。この選
択信号を送られた基地局では移動局74からの信号を受
信し、非選択信号を送られた基地局では移動局74から
の信号を受信しないようにする(局ダイバーシチ受
信)。
【0089】上記アンテナ67〜69を、それぞれ複数
のアンテナ構成にして基地局毎に複数のアンテナを設置
し、局ダイバーシチ受信に加え、スペースダイバーシチ
受信を行うようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、複数の
移動局から送信された各信号を一括IF帯信号にそれぞ
れ周波数変換する周波数コンバータと、各IF帯信号を
一括複素フーリエ変換する複素フーリエ変換手段と、各
受信波を構成するバースト毎に各受信波の伝搬特性を同
時に解析する解析手段とを備えた。これにより、回線運
用中に常時回線の伝搬特性を瞬時に測定することが可能
となった。
【0091】また、複数のアンテナとそれらに対応する
複数の周波数コンバータと設け、さらに、解析手段での
解析結果に基づき、同一移動局から送信され、異なる受
信アンテナで受信された各受信波の伝搬特性を比較し、
優れた伝搬特性を呈する受信波を受信した受信アンテナ
からの受信波を受信回路へ供給する選択手段を設けた。
これにより、不安定な伝搬状態でも優れた伝送品質の移
動体通信が可能になった。
【0092】さらにまた、複素フーリエ変換手段が高速
処理を行うことが可能であるから、移動局が高速で移動
しても伝搬特性の測定が可能であり、優れたダイバース
チ受信を実現できる。また、多数受信波の一括信号処理
を行なっているので、監視切替えが簡単な構成で可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理説明図である。
【図2】本発明の第2の原理説明図である。
【図3】第1の実施例の無線受信装置のブロック図であ
る。
【図4】周波数変換の様子を示す周波数スペクトラムで
ある。
【図5】受信回路の内部構成を示すブロック図である。
【図6】フレーム同期信号およびバースト同期信号につ
いて示す図である。
【図7】移動局の送信側の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】狭帯域電力変動を求める場合の伝搬特性解析回
路の構成を示すブロック図である。
【図9】広帯域電力変動を求める場合の伝搬特性解析回
路の構成を示すブロック図である。
【図10】電力変動の瞬時値の確率密度関数を求める場
合の伝搬特性解析回路の構成を示すブロック図である。
【図11】ノッチを説明する図である。
【図12】第2の実施例の無線受信装置のブロック図で
ある。
【図13】周波数変換の様子を示す周波数スペクトラム
である。
【図14】第3の実施例の無線受信装置のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 移動局 2 移動局 3 周波数コンバータ 4 複素フーリエ変換手段 5 解析手段 6 バースト同期信号発生手段 11 移動局 12 移動局 13 受信アンテナ 14 受信アンテナ 15 周波数コンバータ 15a 局部発振器 16 周波数コンバータ 16a 局部発振器 17 合成手段 18 複素フーリエ変換手段 19 解析手段 20 選択手段 21 受信回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動局から送信された信号を受信
    する基地局の無線受信装置において、 複数の移動局(1,2)から送信された各信号を一括受
    信してIF帯信号にそれぞれ周波数変換する周波数コン
    バータ(3)と、 前記変換された各IF帯信号を一括複素フーリエ変換す
    る複素フーリエ変換手段(4)と、 前記複素フーリエ変換手段(4)からの出力データに基
    づき、各受信波を構成するバースト毎に、各受信波の伝
    搬特性を同時に解析し、出力する解析手段(5)と、 を有することを特徴とする無線受信装置。
  2. 【請求項2】 各受信波のバースト同期信号を発生し、
    前記複素フーリエ変換手段(4)および前記解析手段
    (5)へ供給するバースト同期信号発生手段(6)を、
    さらに有することを特徴とする請求項1記載の無線受信
    装置。
  3. 【請求項3】 前記解析手段(5)は、受信信号のフレ
    ーム毎の周波数スペクトラムを複数回累積してスムージ
    ングを行うことを特徴とする請求項1記載の無線受信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記解析手段(5)は、前記複素フーリ
    エ変換手段からの出力データの位相補正を行うことを特
    徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  5. 【請求項5】 複数の移動局と基地局とからなる無線通
    信システムにおいて、 送信信号を送出する複数の移動局(1,2)と、 前記複数の移動局(1,2)から送信された各信号を一
    括受信してIF帯信号にそれぞれ周波数変換する基地局
    側の周波数コンバータ(3)と、 前記変換された各IF帯信号を一括複素フーリエ変換す
    る基地局側の複素フーリエ変換手段(4)と、 前記複素フーリエ変換手段(4)からの出力データに基
    づき、各受信波を構成するバースト毎に、各受信波の伝
    搬特性を同時に解析し、出力する基地局側の解析手段
    (5)と、 を有することを特徴とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記複数の移動局(1,2)が、異なる
    変調方式の送信波を送信することを特徴とする請求項5
    記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記複数の移動局(1,2)のうちの少
    なくとも1つの移動局が、基準となる信号を予め送信
    し、前記解析手段(5)は、予め送信された基準信号に
    基づく解析結果を参照して、今回受信信号の解析結果を
    補償することを特徴とする請求項5記載の無線通信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記複数の移動局(1,2)のうちの少
    なくとも1つの移動局が無変調信号を送信し、前記解析
    手段(5)は、前記無変調信号を受信したとき受信レベ
    ルを測定することを特徴とする請求項5記載の無線通信
    システム。
  9. 【請求項9】 前記複数の移動局(1,2)のうちの少
    なくとも1つの移動局が複数の無変調バースト信号を送
    信し、前記解析手段(5)は、各無変調キャリアの伝搬
    特性並びに各無変調キャリアの内挿および外挿手段から
    伝送帯域内の伝搬特性の推定を行うことを特徴とする請
    求項5記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 前記複数の移動局(1,2)のうちの
    少なくとも1つの移動局がマルチキャリア方式の変調を
    行なって送信し、前記解析手段(5)は、各無変調キャ
    リアの伝搬特性並びに各無変調キャリアの内挿および外
    挿手段から伝送帯域内の伝搬特性の推定を行うことを特
    徴とする請求項5記載の無線通信システム。
  11. 【請求項11】 複数の移動局から送信された信号を受
    信する基地局の無線受信装置において、 複数の受信アンテナ(13,14)と、 前記複数の受信アンテナ(13,14)にそれぞれ接続
    され、複数の移動局(11,12)から送信された各信
    号を一括受信し、それぞれ発振周波数が互いに異なる内
    蔵の局部発振器(15a,16a)によって各受信信号
    をIF帯信号にそれぞれ周波数変換する複数の周波数コ
    ンバータ(15,16)と、 前記複数の周波数コンバータ(15,16)から出力さ
    れた各IF帯信号を合成する合成手段(17)と、 前記合成手段(17)で合成された各IF帯信号を一括
    複素フーリエ変換する複素フーリエ変換手段(18)
    と、 前記複素フーリエ変換手段(18)からの出力データに
    基づき、各受信波を構成するバースト毎に、各受信波の
    伝搬特性を同時に解析する解析手段(19)と、 を有することを特徴とする無線受信装置。
  12. 【請求項12】 前記解析手段(19)での解析結果に
    基づき、同一移動局から送信され、異なる受信アンテナ
    で受信された各受信波の伝搬特性を比較し、優れた伝搬
    特性を呈する受信波を受信した受信アンテナからの受信
    波を受信回路(21)へ供給する選択手段(20)を、
    さらに有することを特徴とする請求項11記載の無線受
    信装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の受信アンテナ(13,1
    4)は複数面配置をされることを特徴とする請求項11
    記載の無線受信装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の受信アンテナ(13,1
    4)は立体的にそれぞれ配置されることを特徴とする請
    求項11記載の無線受信装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の受信アンテナ(13,1
    4)は、それぞれ指向性を持ち、放射状または立体放射
    状に配置されることを特徴とする請求項11記載の無線
    受信装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の受信アンテナ(13,1
    4)は、複数の基地局ゾーンにそれぞれ対応して設置さ
    れたアンテナであることを特徴とする請求項11記載の
    無線受信装置。
  17. 【請求項17】 前記複数の受信アンテナ(13,1
    4)は、前記対応の基地局ゾーン毎にさらに複数の受信
    アンテナから構成されることを特徴とする請求項16記
    載の無線受信装置。
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