JPH0824700A - 厨芥処理機 - Google Patents

厨芥処理機

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JPH0824700A
JPH0824700A JP16118394A JP16118394A JPH0824700A JP H0824700 A JPH0824700 A JP H0824700A JP 16118394 A JP16118394 A JP 16118394A JP 16118394 A JP16118394 A JP 16118394A JP H0824700 A JPH0824700 A JP H0824700A
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JP
Japan
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garbage
crushing
section
crushing mechanism
blocking type
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Application number
JP16118394A
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English (en)
Inventor
Kenji Taniguchi
賢二 谷口
Masuo Yamaguchi
益生 山口
Takeshi Kusakabe
毅 日下部
Shinsuke Shimomura
真介 下村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厨芥処理機の設置場所に制限を受けることな
く厨芥等を粉砕して排出でき、厨芥等の堆積による流路
内の閉塞を回避することができ、粉砕時に異物を噛み込
んで停止した場合にはロックを解除することができる厨
芥処理機を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の厨芥処理機は、厨芥等21を粉砕す
る粉砕機構部1と、粉砕された厨芥等21を水分ととも
に接続流路部17を介して前記粉砕機構部1から吸引し
排出路部9から排出する無閉塞型圧送装置7’と、正逆
2つの回転方向に駆動できる可逆モータ5’を備え、接
続流路部17には気液分離部17’が設けられ、無閉塞
型圧送装置7’には後ろ向き羽根が形成された羽根車1
8が設けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨房にて発生する厨芥
等を粉砕処理し下水道等へ排出するのを可能にする厨芥
処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭、飲食店等の厨房において日々
発生する厨芥等は、これを放置した場合、腐敗による悪
臭の発生および病害虫等の繁殖を招来して厨房の衛生環
境を阻害する。そこで欧米各国においては、流し台の排
水口に厨芥処理機(ディスポーザ)を設け、排水口に直
接的に投下される厨芥等をこの厨芥処理機の動作により
粉砕した後、排水と共に排水管を経て下水道に排出する
ことが一般的に行われている。
【0003】ところが我が国においては、粉砕された厨
芥等をそのまま流すと排水管や下水道がコレステロール
状の異物で閉塞されたり下水処理場の負荷が増大すると
いう現実的な理由から、また、河川や湖沼等の汚濁と富
栄養化がすすむのを防止するため排水中の浮遊物質量
(SS)や生物化学的酸素要求量(BOD)が厳しく水
質規制されているという行政上の理由から、粉砕されて
スラリー状となった厨芥等を厨芥粉砕機から直接下水道
に排出することは難しい状況にある。
【0004】そしてこの厨芥等を下水道に排出できない
以上我が国における従来の厨芥処理は、流し台の排水口
に設置した網籠や、流し台シンクの角部に載置した角コ
ーナ籠で厨芥等を捕集し、これを収集して他のごみとと
もに廃棄する手順で行っている。しかしこのような厨芥
処理方法は厨房内の衛生環境を維持するために厨房利用
者に多大の労力負担を強いる難点がある。
【0005】そこでこれらを解消する1つの手段として
粉砕・排水圧送装置の技術(実開昭63−91566号
公報)が提案されている。この従来技術について以下説
明する。図3は従来の厨芥処理の粉砕・排水圧送装置を
示す断面図である。図3において1は厨芥等を処理する
粉砕機構部である。粉砕機構部1は密閉容器からなって
おり、ケース1’と、ケース1’内に設けられた厨芥等
圧送室2と、厨芥等圧送室2の上部に設けられたストレ
ーナ3と、ストレーナ3に接続された入口流路部4とを
有している。このほか粉砕機構部1は、厨芥等圧送室2
の内部に収納されたモータ5と、モータ5の一方の出力
軸に連結されて回転駆動されるポンプ7と、ストレーナ
3内に収納配置されるとともにモータ5の他方の出力軸
に連結されて回転駆動されるカッター(粉砕手段)6を
備えている。
【0006】また、ポンプ7の底部には通水孔8が設け
られているとともに、排出路部9が接続されている。し
たがって、粉砕機構部1は、入口流路部4から粉砕機構
部1内に流入した雑排水に含まれる固形物や厨芥等をカ
ッター6で粉砕してスラリー状に液化する。そのスラリ
ー状に粉砕された厨芥等を水分とともにストレーナ3を
通過させた後、ケース1’と厨芥等圧送室2を流下させ
て、ポンプ7によってこれを厨芥等圧送室2の下部の通
水孔8から吸引させたのち、排出路部9に強制圧送する
ようになっている。
【0007】この従来の粉砕・排水圧送装置は、台所等
の流し台で生じた雑排水に含まれる固形物や厨芥等をス
ラリー化でき、さらにこれを強制圧送して円滑に後処理
できるようにすることができるものであり、地形上の制
約、すなわち勾配や距離、管径等によって制限を受ける
ことが少なく、水場廻りのレイアウトの多様化に割合柔
軟な対応ができるものである。
【0008】またこのほかにも従来技術として金属検出
装置付き厨芥処理器(実開平4−45550号公報)が
提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】我国においては排水に
対して厳しい規制等があることを考えると、粉砕後に厨
芥等の後処理を十分に行わなければならないのはもとよ
り、厨芥処理機自体の高性能化が達成される必要があ
る。また同時に衛生環境面、安全性、耐久性、使い易さ
等の性能も追求されなければならない。
【0010】しかし上記した従来の粉砕・排水圧送装置
は、(1)排水圧送時に空気を混入し易いものであり、
それ故圧送能力が次第に落ち厨芥等の沈澱が起き易く、
(2)粉砕手段はカッターのみであるため比較的硬い厨
芥等は粉砕が困難になるものであり、さらに(3)構造
的に異物がストレーナ部分に噛み込み易いなどの課題を
有していた。
【0011】また従来の金属検出装置付き厨芥処理器
は、(1)金属感知センサを用いているため金属以外の
硬い異物を検出するのが困難であるし、(2)制御のた
めの機構が複雑で高価であり、(3)長期間に渡り多湿
中で使用すると検出感度が不安定になり特性が劣化する
という信頼性に関する問題点があった。
【0012】そこで本発明はこれら従来の問題点を解決
するものであって、設置場所によって制限を受けること
なく厨芥等を粉砕して排出でき、粉砕された厨芥等のス
ラリー中に混入した空気によって厨芥等の圧送が中断す
るようなことがなく、厨芥等が堆積することによって流
路内の閉塞を回避することができ、粉砕時に異物を噛み
込んで停止した場合にはロックを解除することができる
厨芥処理機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の厨芥処理機は、
厨芥等を粉砕する粉砕機構部と、粉砕された厨芥等を水
分とともに接続流路部を介して粉砕機構部から吸引し排
出路部から排出する無閉塞型圧送装置と、粉砕機構部及
び無閉塞型圧送装置を正逆2つの回転方向に駆動できる
可逆モータを備え、接続流路部には気液分離部が設けら
れているとともに、無閉塞型圧送装置には後ろ向き羽根
が形成された羽根車が設けられていることを特徴とす
る。
【0014】また可逆モータの回転方向は、一定時間毎
に切り換えられるのが望ましい。また粉砕機構部に厨芥
等が噛み込んだのを検知する検知手段と、検知手段の検
知信号によって可逆モータを逆転させ、さらに逆転不能
な場合には可逆モータを停止させるモータ制御手段を備
えるのが望ましい。
【0015】
【作用】本発明の厨芥処理機は接続流路部に気液分離部
を設けているから、粉砕された厨芥等を含んだスラリー
中に混入した空気を気液分離することができる。また無
閉塞型圧送装置が後ろ向き羽根を形成された羽根車を備
えており、可逆モータは無閉塞型圧送装置を正逆回転す
るものであるから、無閉塞型圧送装置は回転が正転時と
逆転時とで圧送能力に差が生じ、これによって圧送能力
の低下した逆転時の低流速を利用して、気液分離部にお
いてスラリーから空気を効果的に分離することができ
る。
【0016】また可逆モータの回転方向を一定時間毎に
切り換えることができるので、1方向に偏って摩耗等が
発生せず効率の良い厨芥粉砕が行えるし、混入した空気
のため圧送を中断させることなく粉砕された厨芥等を排
出することができる。厨芥等の移送と気液分離とをいず
れの機能も損なわずに効果的に行えるものである。
【0017】また粉砕機構に厨芥等が噛み込んだのを検
知する検知手段と、検知手段の検知信号によって可逆モ
ータを逆転させ、さらにそれが逆転不能な場合には停止
させるモータ制御手段を備えているので、ロック状態の
解除を自動的に行うことを可能にしている。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例の詳細を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の一実施例における厨芥処理機
の概略側断面図である。図1に示すように本発明の厨芥
処理機は基本的に粉砕機構部と無閉塞型圧送装置を組み
合わせた構成である。1は粉砕機構部、2’は厨芥等圧
送口、3はストレーナである。5’は可逆モータ、6’
はシュレッダ、7’は無閉塞型圧送装置である。また、
8は通水孔、9は排出路部である。10はシンク、11
はシンクストッパー、12はシンクフランジである。そ
して13は本体接続ゴム、14はホッパー、15はフラ
イホイル、16はハンマ、17は接続流路部、17’は
接続流路部17に設けられた立設管からなる気液分離
部、18は後向き羽根が形成された羽根車(図2に示
す)、19は起動スイッチのほかコントローラやメモリ
手段等を内蔵した制御盤である。21は厨芥等を示す。
以上において従来例と同じ符号のものはいずれも基本的
な動作、機能が同じであるので説明を省略する。
【0019】本実施例の厨芥処理機の粉砕機構部1は、
フライホイル15、ハンマ16、シュレッダ6’を備え
ているが、これらは可逆モータ5’が正逆回転すること
によって正逆2つの回転方向にいずれも回転できるもの
である。これは1方向にだけに回転を続けるとシュレッ
ダ6’やハンマ16が偏摩耗をするためこれを避ける目
的からであり、同時に異物を噛み込んでロック状態にな
ったときにはロック状態を回避することができるもので
ある。正逆回転させることによって摩耗に偏り等が生じ
ることはないし、噛み込み方向と反対方向に回動させれ
ばハンマ16のロック状態が簡単に解除できるのであ
る。このためシュレッダ6’やハンマ16は正逆両方向
の回動を許すべく放射線方向に関して対称な形状となっ
ている。
【0020】厨芥処理機とシンク10の接続は、本体接
続ゴム13とシンクフランジ12によって行われてい
る。そしてシンクストッパー11はシンク10で使用さ
れた雑排水を通過させることができるような構成になっ
ているが、スプーン等の食器は通さない構造となってい
る。
【0021】ところで本実施例においては接続流路部1
7に立設した立設管部を設け、これを気液分離部17’
としている。粉砕された厨芥等21はここをゆっくりと
流過することにより一時的にこの気液分離部17’内に
スラリーが滞留された状態となって空気を分離させ、さ
らに無閉塞型圧送装置7’によって吸引される。分離さ
れた空気は粉砕機構部1を経て排気される。気液分離部
17’の構成はこのような立設管部の構成だけに限られ
るものでなく、もっと効果的に気液分離を図るため拡大
部を形成し、そこに排気弁を取り付けた構成でもよい。
これによって厨芥等21を含んだスラリーに空気等が混
入されていたとしても、この気液分離部17’において
流速が低下するのにともなって空気が分離され、排気弁
から排出できるからである。この実施例の立設管部から
なる気液分離部17’は、簡単な構造で製造や組立が容
易であり、気液分離部17’の優れた構成の1つであ
る。排気弁がない場合には上記したように分離空気は接
続流路部17の上端から粉砕機構部1に排気され、さら
にシンク10から外部に排出される。気液分離部17’
に排気弁を設けた場合には、排気弁の排気側に脱臭機構
を設けると悪臭を放つようなことがなくさらに使い勝手
のよいものとなる。
【0022】ところで無閉塞型圧送装置7’の羽根車1
8は、図2に示すように後向きの羽根を有している。図
2は本発明の一実施例における厨芥処理機の羽根車の概
略側断面図である。後ろ向き羽根というのは、羽根車の
回転方向に対して後方に後退するような角度で羽根がお
およそ螺旋形状となっている羽根のことである。概ね6
0゜〜90゜程度の入口角度が望ましい。このように後
ろ向きに羽根角度をつけることにより、正転時には効率
よく大量の厨芥等21を含んだスラリーを圧送すること
ができるし、逆転時にはこれが前向きの羽根となって圧
送能力を低下させるから、無閉塞型圧送装置7’は正逆
2つの回転方向の切り換えによって圧送能力が大きく切
り換わる特性をもつものである。またこの無閉塞型圧送
装置7’は羽根車18とケーシングとの間隙を比較的大
きく造られており、これによって固形物等がこの間隙に
噛み込むことがないように配慮されている。いわゆる無
閉塞型、あるいはトルクフロータイプと呼ばれるポンプ
構成となっている。
【0023】無閉塞型圧送装置7’の運転は、制御盤1
9に内蔵されたコントローラがメモリ手段に記憶されて
いる手順に基づいて行う。すなわち可逆モータ5’を一
定時間正方向に駆動し、その後逆方向に一定時間回転さ
せ、さらにこれを繰り返すものである。同時に粉砕機構
部1のハンマ16も正逆2方向に切り換えられ駆動され
る。このような運転をすることによって一定時間毎に羽
根車18の回転方向が切り換わり、無閉塞型圧送装置
7’の圧送状態は強弱大きく変化する。正転時に比べ逆
転時には羽根車18の圧送特性が変わるから、無閉塞型
圧送装置7’の圧送能力は周期的に低下することにな
る。なお、逆転しても厨芥粉砕機の能力は変化しない。
接続流路部17内に一時的に滞留されながら排出される
厨芥等21を含んだスラリーは、周期的に滞留時間が大
きくなるため混入している空気が気液分離部17’で分
離されることになる。
【0024】以上のように構成された厨芥処理機につい
て、以下その動作を説明する。シンク10で発生する雑
排水と厨芥等21は、投入口20から矢印にそって粉砕
機構部1に送り込まれる。粉砕機構部1内に厨芥等21
が貯まると制御盤19より指令が送られ通電が開始され
て、可逆モータ5’が回転を始める。可逆モータ5’に
はハンマ16とフライホイル15が設けられているが、
さらに後向き羽根が形成された羽根車18も設けられて
おり、これらはいずれもが一斉に回転を始める。ハンマ
16が回転することによりシュレッダ6’との間で厨芥
等21を粉砕する。粉砕された厨芥等21は割合粘度の
高いスラリーとなるが、流動性を与えるためにホッパー
14の内部に貯めておいた雑排水を供給したり水道水等
を供給したりするのが適当である。厨芥等21の5倍程
度の水量を供給するのが望ましい。このような厨芥等2
1のスラリーは、無閉塞型圧送装置7’の羽根車18が
回転することによって粉砕機構部1から吸引される。シ
ンクストッパー11を閉鎖した状態で羽根車18が回転
すると内部が負圧状態となりこのスラリーを吸引する
が、このほかスラリー自身の自重によっても移送され
る。負圧が作用しているからスラリーが逆流するような
ことはない。負圧を確保するため羽根車18はフライホ
イル15より早めに回転するようにするのも好ましい。
スラリーは接続流路部17に入ると気液分離部17’内
にいったん溜まった状態となる。無閉塞型圧送装置7’
はこの状態の厨芥等21のスラリーを吸引して排出路部
9を介して外部に排出する。ところで無閉塞型圧送装置
7’がかなりの圧送速度でこの溜まったスラリーを吸引
すると、気液分離部17’での空気の分離が十分行われ
ないまま空気を排出し、この空気は次第に羽根車18の
中心部に溜まるようになる。この状態では無閉塞型圧送
装置7’は圧送不能に陥り、エアロック状態になる。無
閉塞型圧送装置7’の排出作用は停止する。ところが本
実施例は制御盤19内のコントローラによって可逆モー
タ5’を一定時間毎に規則的に反転させているから、可
逆モータ5’が逆転している間に十分な気液分離の時間
を確保することができ、十分な空気の分離を行うことが
できる。従って圧送を中断したりせずにスラリーから連
続的に空気を排除できるものであり、圧送と分離のいず
れの機能も損なわずに高能率の圧送を行うことができ
る。厨芥等21のスラリーは無閉塞型圧送装置7’から
吐き出された後、排出路部9を介して外部に排出され
る。排出された厨芥等21のスラリーはさらに好気性微
生物等による後処理装置に移送され、そこで処理される
ことになる。厨芥等21の粉砕処理が終了したら、羽根
車18は所定時間回転を続けて厨芥等21の排出を行っ
た後停止する。
【0025】次に粉砕機構部1が厨芥等21を噛み込ん
だ場合について説明する。噛み込みが生ずると可逆モー
タ5’に設置されている回転検出センサが可逆モータ
5’がロック状態にあるという検知信号をコントローラ
に伝達する。コントローラはこの検知信号に基づいてメ
モリ手段に記憶されている手順に従って、可逆モータ
5’に逆回転するように制御する。硬質な金属等が混入
した場合でも同様である。もしロック状態が厳しく可逆
モータ5’を逆回転させるよう制御しても逆回転しない
場合には、コントローラはこれを逆転不能な状態、すな
わち完全なロック状態と判断し可逆モータ5’をそこで
停止させる。これによって可逆モータ5’の安全を図る
ことができる。
【0026】このように本実施例によれば、厨芥処理機
の構造を簡単にできそれによって小型軽量な厨芥処理機
が実現できる。また後向き羽根が形成された羽根車を備
えているから、従来の一般的な自然流下方式の排出方法
に比べて接続流路部17、さらには通水孔8内に厨芥等
21が沈殿することはなく、厨芥等21による管内閉鎖
の不具合は避けられる。
【0027】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、粉砕された厨芥等を含んだスラリー中に混入
した空気を気液分離することができる。また無閉塞型圧
送装置が後ろ向き羽根を形成された羽根車を備えてお
り、可逆モータは無閉塞型圧送装置を正逆回転するもの
であるから、無閉塞型圧送装置は回転が正転時と逆転時
とで圧送能力に差をもたせることができ、これによって
圧送能力の低下した逆転時に効果的に空気を分離するこ
とができ、無閉塞型圧送装置のエアロックを防止するこ
とができる。
【0028】また可逆モータの回転方向を一定時間毎に
切り換えることができるので、1方向に偏って摩耗等が
発生せずに効率の良い厨芥粉砕が行えるし、混入した空
気のため圧送を中断させることなく粉砕された厨芥等を
排出することができる。
【0029】また粉砕機構に厨芥等が噛み込んだのを検
知する検知手段と、検知手段の検知信号によって可逆モ
ータを逆転させ、さらに逆転不能な場合には停止させる
モータ制御手段を備えているので、ロック状態の解除を
自動的に行うことを可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における厨芥処理機の概略側
断面図
【図2】本発明の一実施例における厨芥処理機の羽根車
の概略側断面図
【図3】従来の厨芥処理の粉砕・排水圧送装置を示す断
面図
【符号の説明】
1 粉砕機構部 1’ ケース 2 厨芥等圧送室 2’ 厨芥等圧送口 3 ストレーナ 4 入口流路部 5 モータ 5’ 可逆モータ 6 カッター 6’ シュレッダ 7 ポンプ 7’ 無閉塞型圧送装置 8 通水孔 9 排出路部 10 シンク 11 シンクストッパー 12 シンクフランジ 13 本体接続ゴム 14 ホッパー 15 フライホイル 16 ハンマ 17 接続流路部 17’ 気液分離部 18 羽根車 19 制御盤 20 投入口 21 厨芥等
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 真介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厨芥等を粉砕する粉砕機構部と、粉砕され
    た厨芥等を水分とともに接続流路部を介して前記粉砕機
    構部から吸引し排出路部から排出する無閉塞型圧送装置
    と、前記粉砕機構部及び前記無閉塞型圧送装置を正逆2
    つの回転方向に駆動できる可逆モータを備え、前記接続
    流路部には気液分離部が設けられているとともに、前記
    無閉塞型圧送装置には後ろ向き羽根が形成された羽根車
    が設けられていることを特徴とする厨芥処理機。
  2. 【請求項2】前記可逆モータの回転方向を一定時間毎に
    切り換えることを特徴とする請求項1記載の厨芥処理
    機。
  3. 【請求項3】前記粉砕機構部に厨芥等が噛み込んだのを
    検知する検知手段と、前記検知手段の検知信号によって
    前記可逆モータを逆転させ、さらにそれが逆転不能の場
    合には前記可逆モータを停止させるモータ制御手段を備
    えたことを特徴とする請求項1または2記載の厨芥処理
    機。
JP16118394A 1994-07-13 1994-07-13 厨芥処理機 Pending JPH0824700A (ja)

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Cited By (5)

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