JPH08243847A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置

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JPH08243847A
JPH08243847A JP5426095A JP5426095A JPH08243847A JP H08243847 A JPH08243847 A JP H08243847A JP 5426095 A JP5426095 A JP 5426095A JP 5426095 A JP5426095 A JP 5426095A JP H08243847 A JPH08243847 A JP H08243847A
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JP
Japan
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wire
electric discharge
electrode
cutting
wire electrode
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Application number
JP5426095A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Nagasaka
敏弘 長坂
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • B23H7/108Used wire disposal devices

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切れのこったワイヤ電極を確実に除去でき
る。 【構成】 ワイヤ電極と被加工物との間に放電を発生さ
せることにより、上記被加工物を加工し、上記ワイヤ電
極を切断して回収するワイヤ放電加工装置において、上
記ワイヤ電極を送るワイヤ送り手段と、ワイヤ送り手段
から送られたワイヤを所定の長さに切断するワイヤ切断
手段と、ワイヤ送り手段からのワイヤに異常が発生した
場合、上記ワイヤ送り手段とワイヤ切断手段とを遠ざけ
るように移動する移動手段とを備えたことを特徴とする
ワイヤ放電加工装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ放電加工装置の
ワイヤ切断装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図7、8、9、10は例えば特開平5−
212627号に記載された従来のワイヤ放電加工装置
を示す図である。図において、ワイヤ放電加工機におけ
る基台1上には、加工槽2が載置されており、該加工槽
2内にはワークテーブル3上に固定した被加工物Wが加
工液に浸漬されるように、加工液供給装置4から絶縁性
の加工液(清水あるいは清水と油の混合液)5を供給
し、汚濁した加工液5を加工液供給装置に回収し、フィ
ルタ等を介して濾過したのち再度循環させて供給する。
コラム7の上部には、ワイヤ電極8を巻回したワイヤボ
ビン9が設けられており、そのコラム7の上部に支持さ
れた上部アーム10には上ガイド部11が形成されてい
る。また、コラム7の下部に支持された下部アーム12
には下ガイド部13が配置されている。ワイヤボビン9
から引き出されたワイヤ電極8は、上ガイド部11から
被加工物Wを介して下ガイド部13に略鉛直状に張架さ
れ、図示しない電源からワイヤ電極8と被加工物Wとに
パルス電流を通電し、鉛直状にて下向きに通過するワイ
ヤ電極8と被加工物Wとの微小間隙部(放電加工部)で
放電加工が行われる。なお、前記上ガイド部11及び下
ガイド部13の両方またはいずれか一方におけるノズル
部(図示せず)から加工液5を放電加工部に向かって噴
出させ、放電加工の金属くずの除去と放電加工部の冷却
とを実行する。前記ワイヤ電極8の搬送速度(移動速
度)は、放電加工条件、被加工物Wの板厚等により種々
あるが、一般に50〜300mm/秒程度であり、例え
ば板厚50mmの場合、100mm/秒程度である。方
向変換プーリー14は前記下ガイド部13の下方に配置
されており、該方向変換プーリー14にて横方向に搬送
方向を変換された加工済みのワイヤ電極8を強制的に挟
持搬送するための上下一対のローラ15、16のうち少
なくとも一方のローラを図示しない駆動モータにて回転
駆動する。ガイド体17は前記一対のローラ15、16
の搬送方向後方に配置されており、そのガイド体17の
後側には切断手段18が配置されている。切断手段18
は、ガイド体17の後部にボルト19等にて固定した固
定刃体20と、該固定刃体20の後端刃部20aに対面
するように刃部21aを配置した上向き回転の回転刃体
21とからなる。ガイド体17は、図8〜図10に示す
ように、左右一対の側板17b、17bと天板17aと
により断面下向きコ字型に形成し、左右一対の側板17
b、17bの端部を、下ローラ15の外周円に沿うよう
に円弧状に切欠き、天板17aの前縁がワイヤ電極8の
搬送通路よりも上側で接近できるように形勢する。そし
て、ガイド体17の天板17aを搬送方向から離れるに
従って下方になるように傾斜配設する。前記天板17a
下面の水平軸線に対する傾き角度θは加工後のワイヤ電
極8の片持ち弾性撓み特性を考慮して設定する。使用す
るワイヤ電極8の材質及び直径と、一対のローラ15、
16に挟持されたワイヤ電極8のガイド体17方向への
突出長さにより決定され、ワイヤ電極8の先端部の自然
撓み角度より大きい傾き角度θに設定する。これらの構
成により、一対のローラ15、16から突出したワイヤ
電極8の上面が、当該ワイヤ電極8の弾性力にてガイド
体17の天板17a下面及び固定刃体20に当接しつつ
後端刃部20aの箇所まで案内され、図8の矢印A方向
に上向き回転する回転刃体21にて確実に切断すること
ができる。また、図11は従来のワイヤ切断装置でつか
われているワイヤ切断装置の拡大図であり、図11にお
いて15、16はワイヤ回収ローラであり、回収モータ
26によって駆動される。ワイヤ回収ローラ15、16
のワイヤ電極出口側には、ホース28およびホース28
の先端にワイヤ切断装置17が接続されていて、29
は、圧縮空気排出口である。ワイヤ切断装置17は、ワ
イヤ切断モータ21、ワイヤ切断刃22および固定刃2
7より構成されている。ワイヤ切断装置17の下にはワ
イヤ回収箱23が置かれている。また8はワイヤ電極で
ある。
【0003】次に従来技術の動作について説明する。ワ
イヤ回収ローラ15、16より排出された加工済のワイ
ヤ電極8はホース28に導かれてワイヤ切断装置17に
送られる。ワイヤ切断装置17に送られたワイヤ電極8
は、ワイヤ切断装置17内で、ワイヤ切断刃22と固定
刃27により細かく切断されてワイヤ回収箱23に排出
される。また、ワイヤ電極8がワイヤ回収ローラ15、
16にかみこんでいれば、ワイヤ回収ローラ15、16
の回転により、ワイヤ電極8はワイヤ切断装置17に送
り込まれる。しかし、ワイヤ電極8が加工中に断線した
場合などにワイヤ電極8の右端がワイヤ回収ローラ1
5、16よりはずれた場合、圧縮空気排出口29より排
出される圧縮空気により、強制的にワイヤ電極8をワイ
ヤ切断装置17に送り込む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のワイヤ切断装置
は以上のように構成され、ホース内にワイヤ電極が残っ
た場合、圧縮空気を送って強制的にワイヤ電極をワイヤ
切断装置に送っているが、断線の一部のワイヤ電極を確
実にワイヤ回収箱に送ることができなかった。
【0005】また、ワイヤ切断装置のワイヤ切断刃が摩
耗して切断できなくなると、ワイヤ切断刃と固定刃の間
にワイヤ電極をはさみこんでワイヤ切断刃がロックして
しまう場合がある。このときワイヤ放電加工装置自体は
加工を続けているので、ワイヤ電極が、ホースなどから
はみ出したり、ローラにからまったりして、ワイヤ放電
加工装置本体が異常停止してしまう場合があった。
【0006】さらに、ワイヤ電極の送り速度は加工の条
件等によって変わるので、ワイヤ切断速度は常に一番速
いワイヤ電極送り速度に合わせておく必要がある。この
ため、ワイヤ電極送り速度が遅い場合、ワイヤ電極を必
要以上に短く切断するため、ワイヤ切断刃の寿命を短く
する要因となっていた。
【0007】これら発明は上記のような問題点をそれぞ
れ解決するためになされたもので、請求項1、2、3に
おいては、切れのこったワイヤ電極を確実に除去できる
ワイヤ放電加工装置を提供する。また、請求項5におい
ては、ワイヤ切断装置のワイヤ切断刃の寿命を延ばすこ
とが可能なワイヤ放電加工装置を提供する。さらにま
た、請求項4においてはワイヤ切断装置に異常が生じた
場合、速やかにワイヤ放電加工装置の切断動作を制御し
て、加工を容易に再開できるワイヤ切断装置を得ること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のワ
イヤ放電加工装置は、ワイヤ電極を送るワイヤ送り手段
と、ワイヤ送り手段から送られたワイヤを所定の長さに
切断するワイヤ切断手段と、ワイヤ送り手段からのワイ
ヤに異常が発生した場合、ワイヤ送り手段とワイヤ切断
手段とを遠ざけるように移動する移動手段とを備えたも
のである。
【0009】請求項2に係る発明のワイヤ放電加工装置
はワイヤ送り手段とワイヤ切断手段間のワイヤ電極を除
去する除去手段を備えたものである。
【0010】請求項3に係る発明のワイヤ放電加工装置
は、上記ワイヤ送り手段と上記ワイヤ切断手段との間に
ワイヤ電極の走行経路を検出する走行経路検出手段を備
えたものである。
【0011】請求項4に係る発明のワイヤ放電加工装置
は、ワイヤ電極を送るワイヤ送り手段と、ワイヤ送り手
段から送られたワイヤをモータの回転によって所定の長
さに切断するワイヤ切断手段と、ワイヤ切断手段のモー
タの負荷を検出する負荷検出手段と、負荷検出手段の検
出結果において、モータの負荷に異常が発生した場合、
上記ワイヤ切断手段の切断動作を停止する停止制御手段
とを備えたものである。
【0012】請求項5に係る発明のワイヤ放電加工装置
は、ワイヤ電極をローラの回転によって送るワイヤ送り
手段と、ワイヤ送り手段から送られたワイヤをモータの
回転によって所定の長さに切断するワイヤ切断手段と、
ワイヤ切断手段のモータの回転速度と上記ワイヤ送り手
段のローラの回転速度とを同期させる回転周期手段とを
備えたものである。
【0013】
【作用】上記のように構成された請求項1のワイヤ放電
加工装置は、ワイヤ送り手段からのワイヤに異常が発生
した場合、ワイヤ送り手段とワイヤ切断手段とを遠ざけ
るように移動するようにしたので、切れ残ったワイヤ電
極等を確実に除去できる。
【0014】上記のように構成された請求項2のワイヤ
放電加工装置は、移動手段がワイヤ送り手段とワイヤ切
断手段とを遠ざけるように移動するとともに、ワイヤ送
り手段とワイヤ切断手段間のワイヤ電極を除去手段か除
去するようにしたので、切れ残ったワイヤ電極等をさら
に確実に除去できる。
【0015】上記のように構成された請求項3のワイヤ
放電加工装置は、上記ワイヤ送り手段と上記ワイヤ切断
手段との間にワイヤ電極の走行経路を走行経路検出手段
が検出するようにしたものである。
【0016】上記のように構成された請求項4のワイヤ
放電加工装置は、ワイヤ切断手段のモータの負荷に異常
が発生した場合、上記ワイヤ切断手段の切断動作を停止
制御手段が停止することにより、トラブルを最小限に抑
えることが可能である。
【0017】上記のように構成された請求項5のワイヤ
放電加工装置は、ワイヤ切断手段のモータの回転速度と
ワイヤ送り手段のローラの回転速度とを回転同期手段が
同期させることにより、ワイヤ電極を必要以上に細かく
切断することなく常に一定の長さの切断を実行できる。
【0018】
【実施例】
実施例1.本発明を具体化した実施例について説明す
る。図1においてワイヤ放電加工機における基台1上に
は、加工槽2が載置されており、該加工槽2内にはワー
クテーブル3上に固定した被加工物Wが加工液に浸漬さ
れるように、加工液供給装置4から絶縁性の加工液(清
水あるいは清水と油の混合液)5を供給し、汚濁した加
工液5を加工液供給装置に回収し、フィルタ等を介して
濾過したのち再度循環させて供給する。コラム7の上部
には、ワイヤ電極8を巻回したワイヤボビン9が設けら
れており、そのコラム7の上部に支持された上部アーム
10には上ガイド部11が形成されている。また、コラ
ム7の下部に支持された下部アーム12には下ガイド部
13が配置されている。ワイヤボビン9から引き出され
たワイヤ電極8は、上ガイド部11から被加工物Wを介
して下ガイド部13に略鉛直状に張架され、図示しない
電源からワイヤ電極8と被加工物Wとにパルス電流を通
電し、鉛直状にて下向きに通過するワイヤ電極8と被加
工物Wとの微小間隙部(放電加工部)で放電加工が行わ
れる。なお、前記上ガイド部11及び下ガイド部13の
両方またはいずれか一方におけるノズル部(図示せず)
から加工液5を放電加工部に向かって噴出させ、放電加
工の金属くずの除去と放電加工部の冷却とを実行する。
前記ワイヤ電極8の搬送速度(移動速度)は、放電加工
条件、被加工物Wの板厚等により種々あるが、一般に5
0〜300mm/秒程度であり、例えば板厚50mmの
場合、100mm/秒程度である。つぎに図2において
本発明のワイヤ切断装置の詳細図を示す。図2において
15、16はワイヤ回収ローラである。ワイヤ回収ロー
ラ15、16のワイヤ電極出口側にワイヤ切断装置17
が接続されており、18はそのスライド機構である。な
お、19はワイヤガイド、20はワイヤ放電加工装置の
制御装置であり、21、22、23はそれぞれワイヤ切
断モータ、ワイヤ切断刃およびワイヤ回収箱である。
【0019】次に動作について説明する。ワイヤ回収ロ
ーラ15、16から排出されたワイヤ電極8は、ワイヤ
切断装置17の前方に取り付けられたワイヤガイド19
を通り、ワイヤ切断刃22で細かく切断される。ワイヤ
切断刃22で切断されたワイヤ電極8はワイヤ回収箱2
3の中に落とされる。ワイヤ電極8を被加工物の加工開
始穴(図示せず)に通すためにワイヤ電極8を切断した
り、加工中にワイヤ電極8が断線した場合、ワイヤ回収
ローラ15、16とワイヤ切断装置17のワイヤ切断刃
22の間に必ずワイヤ電極8aが切れ残る。この切れ残
ったワイヤ電極8aがある場合、ワイヤ切断装置17を
スライド機構6によってワイヤ回収ローラ15、16か
ら遠ざかる方向(図1の左方向)へいったん移動させる
と、切れ残ったワイヤ電極8aは矢印Aのようにワイヤ
回収箱23へ落下する。その後、ワイヤ切断装置17を
図の右方向へ移動し、もとの位置へもどす。なお、スラ
イド機構6はワイヤ切断装置3をワイヤ回収ローラ1か
ら遠ざける働きをするものであるので、遠ざける方向は
水平方向または垂直方向どちらでもよい。以上でワイヤ
電極8の排出動作が完了する。再度加工を行う場合に
は、ワイヤ放電加工装置に装着されたワイヤ自動供給装
置(図示せず)を利用するなどして、ワイヤ電極8をワ
イヤガイド19からワイヤ切断装置17まで張架する。
切れ残ったワイヤ電極8aがあるかどうかを判断するの
には、ワイヤ回収ローラ15、16とワイヤ切断装置と
の間に、光センサ等を設置したりワイヤ電極の接触を電
気抵抗で判断したりすることができる。あるいは、ワイ
ヤ回収ローラ15、16がワイヤ電極8を挟み込んでい
るか否かにより変位するので、その変位量で判断するこ
ともできる。また、ワイヤ自動供給装置を利用してワイ
ヤ電極を切断する場合は、必ずワイヤ電極が切れ残る。
このため、ワイヤ電極を切断後、一定時間ワイヤ回収ロ
ーラ15、16を回転させてワイヤ電極8を排出させた
後に、強制的にワイヤ切断装置を移動させてもよい。
【0020】実施例2.図3に他の実施例を示す。図3
において24は圧縮空気排出口である。その他の構成
は、図2と同じである。なお、圧縮空気排出口は、ワイ
ヤ回収ローラ15、16のワイヤ電極8aの送り出し近
傍に設けられている。
【0021】次に動作について説明する。切れ残ったワ
イヤ電極8aを落下させるためにワイヤ切断装置17が
いったん左方向へ移動(後退)した後に圧縮空気排出口
24から空気を排出させて切れ残ったワイヤ電極8aを
ワイヤ回収箱23の中へ吹き飛ばす。その後、ワイヤ切
断装置17を右へ移動(前進)させてもとの位置にワイ
ヤ切断装置をもどすことによりワイヤ電極8aの排出作
業が終了する。なお、ワイヤ切断装置をワイヤ回収ロー
ラ15、16から遠ざける働きをするものであるので、
遠ざける方向は水平方向または垂直方向どちらでもよ
い。
【0022】実施例3.図4に他の実施例を示す。図4
において25a、25b、25cはギヤであり、ワイヤ
回収ローラ15、16とワイヤ切断刃22を連結してい
る。回収モータ26はワイヤ切断モータ21を兼ねてい
る。その他については図2と同様である。
【0023】次に動作について説明する。ワイヤ切断刃
22はワイヤ回収ローラ15、16と連結されているの
で、ワイヤ回収ローラ15、16と同期してワイヤ切断
刃22を回転させることができる。必要ならばギヤ25
で最適なギヤ比を設定することもできる。また、ギヤを
使用せずにワイヤ回収ローラ15、16とワイヤ切断刃
22にそれぞれ駆動モータとエンコーダを連結させて、
回転数を制御してもよい。
【0024】実施例4.図5に他の実施例を示す。図5
において26は負荷検出器である。その他については図
2と同様である。なお、負荷検出器26は、ワイヤ切断
刃22の近傍に設けられており、ワイヤ切断刃に余分な
負荷が発生しているかいないかを検出するものである。
【0025】次に動作について説明する。ワイヤ切断刃
22と固定刃27の隙間にワイヤ電極8がくい込んでワ
イヤ切断モータ21が停止した場合、負荷検出器26に
よって信号が制御装置20に送られてワイヤ放電加工装
置をただちに停止させる。さらにワイヤ切断刃22を逆
回転させて、くい込んだワイヤ電極8を取り除く。ワイ
ヤ電極を取り除く際、圧縮空気を吹き付けてもよい。そ
の後、加工を再開させる。
【0026】実施例5.図6に次の実施例を示す。図6
において27はワイヤ電極検出器であり、ワイヤ回収ロ
ーラ15、16とワイヤ切断装置17の間に位置する。
その他の構成は図2と同様である。
【0027】次に動作について説明する。もし、ワイヤ
切断刃22が摩耗して、ワイヤ電極8を切断することが
できなくなった場合、あるいはワイヤ電極8の先端に曲
がりがある場合には、ワイヤ電極8はワイヤ切断刃22
に入って行かない。このためワイヤ電極8は走行経路か
らはずれて8’の様にワイヤ電極8(8’)がたわむ。
このたわみをワイヤ電極検出器27で検出して、ワイヤ
切断装置17の異常を判断する。異常と判断すれば、た
だちにワイヤ切断装置17を後退(左側へ移動)させ
て、ワイヤ電極8を切断せずに図6の一点鎖線のように
直接ワイヤ回収箱23へ落下させる。また、ワイヤ電極
8が走行経路からはずれた時、ワイヤ電極検出器27が
ワイヤ切断装置17の異常と判断し、ワイヤ放電加工装
置の制御装置20に信号を送って加工を停止させる。そ
の後、ワイヤ切断装置17をスライドさせてワイヤ電極
8’をワイヤ回収箱23へ落下させる。これによりワイ
ヤ電極8’が除去されれば加工を再開させる。ワイヤ電
極8’の除去には、実施例2のように圧縮空気を吹き付
けてもよい。また、回収ローラ15、16を逆回転させ
た後に正転させてワイヤ電極8’を正常な経路へ戻すこ
とも可能である。したがって円滑に動作が可能な放電加
工装置を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、2、3の
発明によれば、ワイヤ送り手段からのワイヤに異常が発
生した場合、上記ワイヤ送り手段とワイヤ切断手段とを
遠ざけるように移動するようにしたので、ワイヤ電極除
去を確実におこなえる。したがって異常発生後の動作を
円滑にすることが可能である。
【0029】また請求項4の発明によれば、負荷検出手
段の検出結果により、モータの負荷に異常が発生した場
合、ワイヤ切断手段の切断動作を停止するようにしたの
で、トラブルを最小限に抑えることが可能である。従っ
て、負荷異常発生後の動作を円滑にかつ速やかにおこな
うことが可能である。
【0030】以上説明したように、請求項5の発明によ
ればワイヤ切断手段のモータの回転速度とワイヤ送り手
段のローラの回転速度とを同期することにより、常に所
定の長さの切断が可能になる。したがって、ワイヤ電極
を必要以上に細かく切断することがなく、切断刃の寿命
を延ばすことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明の一実施例を示す、ワイヤ放電加
工装置の側面図である。
【図2】 本願発明の一実施例を示す、ワイヤ放電加工
装置の構成図である。
【図3】 本願発明の他の実施例を示す、ワイヤ放電加
工装置の構成図である。
【図4】 本願発明の他の実施例を示す、ワイヤ放電加
工装置の構成図である。
【図5】 本願発明の他の実施例を示すワイヤ放電加工
装置の構成図である。
【図6】 本願発明の他の実施例を示す、ワイヤ放電加
工装置の構成図である。
【図7】 従来のワイヤ放電加工装置の概略側面図であ
る。
【図8】 従来のワイヤ電極回収装置の要部側断面図で
ある。
【図9】 図8のIII−III矢視拡大図である。
【図10】 従来のガイド体及び固定刃体の斜視図であ
る。
【図11】 従来のワイヤ放電加工装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
8 ワイヤ電極、15、16 ワイヤ回収ローラ、17
ワイヤ切断装置、18 スライド機構、22 ワイヤ
切断刃、24 圧縮空気排出口、25 ギヤ、26 負
荷検出器、27 ワイヤ検出器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ電極と被加工物との間に放電を発
    生させることにより、上記被加工物を加工し、上記ワイ
    ヤ電極を切断して回収するワイヤ放電加工装置におい
    て、上記ワイヤ電極を送るワイヤ送り手段と、ワイヤ送
    り手段から送られたワイヤを所定の長さに切断するワイ
    ヤ切断手段と、ワイヤ送り手段からのワイヤに異常が発
    生した場合、上記ワイヤ送り手段とワイヤ切断手段とを
    遠ざけるように移動する移動手段とを備えたことを特徴
    とするワイヤ放電加工装置。
  2. 【請求項2】 上記移動手段が上記ワイヤ送り手段とワ
    イヤ切断手段とを遠ざけるように移動するとともに、上
    記ワイヤ送り手段とワイヤ切断手段間のワイヤ電極を除
    去する除去手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載のワイヤ放電加工装置。
  3. 【請求項3】 上記ワイヤ送り手段と上記ワイヤ切断手
    段との間にワイヤ電極の走行経路を検出する走行経路検
    出手段を備えたことを特徴とする請求項第1項記載のワ
    イヤ放電加工装置。
  4. 【請求項4】 ワイヤ電極と被加工物との間に放電を発
    生させることにより、上記被加工物を加工し、上記ワイ
    ヤ電極を切断して回収するワイヤ放電加工装置において
    上記ワイヤ電極を送るワイヤ送り手段と、ワイヤ送り手
    段から送られたワイヤをモータの回転によって所定の長
    さに切断するワイヤ切断手段と、上記ワイヤ切断手段の
    モータの負荷を検出する負荷検出手段と、上記負荷検出
    手段の検出結果において、モータの負荷に異常が発生し
    た場合、上記ワイヤ切断手段の切断動作を停止する停止
    制御手段とを備えたことを特徴とする放電加工装置。
  5. 【請求項5】 ワイヤ電極と被加工物との間に放電を発
    生させることにより、上記被加工物を加工し、上記ワイ
    ヤ電極を切断して回収するワイヤ放電加工装置において
    上記ワイヤ電極をローラの回転によって送るワイヤ送り
    手段と、ワイヤ送り手段から送られたワイヤをモータの
    回転によって所定の長さに切断するワイヤ切断手段と、
    上記ワイヤ切断手段のモータの回転速度と上記ワイヤ送
    り手段のローラの回転速度とを同期させる回転周期手段
    とを備えたことを特徴とするワイヤ放電加工装置。
JP5426095A 1995-03-14 1995-03-14 ワイヤ放電加工装置 Pending JPH08243847A (ja)

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