JPH08237848A - クロージャのスリーブのガスケット構造 - Google Patents

クロージャのスリーブのガスケット構造

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JPH08237848A
JPH08237848A JP7039627A JP3962795A JPH08237848A JP H08237848 A JPH08237848 A JP H08237848A JP 7039627 A JP7039627 A JP 7039627A JP 3962795 A JP3962795 A JP 3962795A JP H08237848 A JPH08237848 A JP H08237848A
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孝次 山際
Koji Okamoto
浩二 岡本
Kunihiko Jinbo
邦彦 神保
Takashi Kawamura
隆 河村
Kinya Oibe
金也 及部
Kohei Sasaki
皓平 佐々木
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SHIYOUDENSHIYA KK
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    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/444Systems or boxes with surplus lengths
    • G02B6/4441Boxes
    • G02B6/4446Cable boxes, e.g. splicing boxes with two or more multi fibre cables
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分割スリーブのガスケットの脱落やずれを防
止し、スリーブの良好な密封状態を得ることを目的とす
る。 【構成】 ケーブルの接続部に、2つに縦割り状態の筒
状の分割スリーブを被せることによって前記接続部を密
閉状態に覆うとともに、筒状のスリーブを構成し、前記
分割スリーブの互いに当接する両側縁の端部の少なくと
も一方に長さ方向に沿ってスリーブ溝を形成し、該スリ
ーブ溝内に両分割スリーブによって挟持されるガスケッ
トを配してなり、前記ガスケットには、スリーブ溝側に
突出した凸部が形成され、前記スリーブ溝内には、前記
凸部を圧接状態ではめ入れてガスケットを支持する溝内
凹部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として通信ケーブル
の接続部を保護するケーブル接続用クロージャのスリー
ブのガスケット構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバケーブルのような通
信ケーブルの接続部を被覆して、水等の浸入を防止する
ために、2つに縦割りされた筒状の分割スリーブからな
るスリーブを有するクロージャが用いられている。
【0003】従来、上記の分割スリーブからなるスリー
ブの密封状態を得る手段として、例えば、特開平1−3
08118号公報に示されているように、分割スリーブ
の互いに当接する両側縁の端部に沿ってスリーブ溝を形
成し、このスリーブ溝内に両分割スリーブによって挟持
される横断面形状が楕円形状のガスケットを配する手段
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記密封手段
には、以下のような解決すべき課題が残されている。単
にスリーブ溝に横断面が楕円形状のガスケットが配され
ているだけで固定されていないため、ガスケットがスリ
ーブ溝からずれたり、外れ易い状態となっている。した
がって、両分割スリーブを締結する場合に、ガスケット
がスリーブ溝からずれてしまうと、ガスケットが両分割
スリーブの端部に挟み込まれてしまいガスケットが損傷
するとともに、両分割スリーブの密封状態を得ることが
困難である。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、分割スリーブのガスケットの脱落やずれを防止
し、分割スリーブからなるスリーブの良好な密封状態を
得ることができるクロージャのスリーブのガスケット構
造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
のクロージャのスリーブのガスケット構造として、ケー
ブルの接続部に、2つに縦割り状態の筒状の分割スリー
ブを被せることによって前記接続部を密閉状態に覆うと
ともに、筒状のスリーブを構成し、前記分割スリーブの
互いに当接する両側縁の端部の少なくとも一方に長さ方
向に沿ってスリーブ溝を形成し、該スリーブ溝内に両分
割スリーブによって挟持されるガスケットを配してな
り、前記ガスケットには、スリーブ溝側に突出した凸部
が形成され、前記スリーブ溝内には、前記凸部を圧接状
態ではめ入れてガスケットを支持する溝内凹部が形成さ
れてなる技術を採用する。また、ケーブルの接続部に、
2つに縦割り状態の筒状の分割スリーブを被せることに
よって前記接続部を密閉状態に覆うとともに、筒状のス
リーブを構成し、前記分割スリーブの互いに当接する両
側縁の端部の少なくとも一方に長さ方向に沿ってスリー
ブ溝を形成し、該スリーブ溝内に両分割スリーブによっ
て挟持されるガスケットを配してなり、前記ガスケット
は、スリーブ溝側に形成された凹部を有し、前記スリー
ブ溝内には、前記凹部に圧接状態ではめ入れてガスケッ
トを支持する溝内凸部が形成されてなる技術を採用す
る。そして、凸部は、側面に突起部が形成されてなる技
術を採用する。さらに、凹部は、内側面に突起部が形成
されてなる技術を採用する。これらの技術に、ガスケッ
トが、スリーブ溝から露出した部分の横断面が両分割ス
リーブによる挟持方向に長径方向を向けた半楕円形状と
されてなる技術が付加される。また、これら技術におい
て、前記分割スリーブは、互いに当接する両側縁に両分
割スリーブを互いに接続する連結部を備え、連結部は、
両分割スリーブの一側縁を解除可能に接続する締結部
と、分割スリーブの他側縁を接続するヒンジ部とを有
し、ガスケットは、接続部の下方に配される分割スリー
ブの一側縁の端部に形成されたスリーブ溝に配されると
ともに、接続部の上方に配される分割スリーブの他側縁
の端部に形成されたスリーブ溝に配されてなる技術が付
加される。本発明に係るクロージャのスリーブのガスケ
ット構造として、ケーブルの接続部に、2つに縦割り状
態の筒状の分割スリーブを被せることによって前記接続
部を密閉状態に覆うとともに、筒状のスリーブを構成
し、前記両分割スリーブの互いに当接する両側縁の端部
に長さ方向に沿ってそれぞれスリーブ溝を形成し、該ス
リーブ溝内に両分割スリーブによって挟持されるガスケ
ットを配してなり、スリーブ溝の横断面形状は、矩形状
とされ、ガスケットは、該ガスケットを挟持する一方の
スリーブ溝に嵌め入れられる嵌入部と、一方のスリーブ
溝から突出し他方のスリーブ溝内に配される突出部から
なり、前記嵌入部の横幅が、一方のスリーブ溝の溝幅以
上に設定され、前記突出部の横幅が、他方のスリーブ溝
の溝幅未満に設定されてなる技術が採用される。この技
術において、嵌入部の横断面形状が矩形状に形成され、
一方のスリーブ溝は、他方のスリーブ溝と同一の溝幅に
設定され、かつ他方のスリーブ溝より深く形成されてな
る技術が付加される。さらに、クロージャのスリーブの
ガスケット構造として、ガスケットの両端部と該ガスケ
ットの両端部が配されるスリーブ溝の両端部のいずれか
一方に、他方に突出する逃げ防止用凸部が形成され、他
方には該逃げ防止用凸部を嵌め入れる逃げ防止用凹部が
形成されてなる技術が採用される。
【0007】
【作用】2つの分割スリーブの両側縁の端部の少なくと
も一方に形成したスリーブ溝内の溝内凹部にガスケット
の凸部を圧接状態ではめ入れており、これによってガス
ケットがスリーブ溝内に位置決めされるとともに支持さ
れる。したがって、両分割スリーブをケーブルの接続部
に覆って密封状態のスリーブを構成する際に、ガスケッ
トがスリーブ溝からずれ難くなるとともに、脱落が防止
される。また、ガスケットの凹部に2つの分割スリーブ
の両側縁の端部に形成したスリーブ溝内の溝内凸部を圧
接状態ではめ入れており、これによってガスケットがス
リーブ溝内に位置決めされるとともに支持される。した
がって、上記と同様に、両分割スリーブをケーブルの接
続部に覆って密封状態のスリーブを構成する際に、スリ
ーブ溝からのガスケットのずれや脱落が防止される。ガ
スケットの凸部の側面に突起部を形成し、この凸部を溝
内凹部に圧接状態ではめ入れると、凸部の側面と溝内凹
部の内側面との接触圧力が、突出した突起部が圧接され
ることによりさらに高くなり、より強くガスケットを支
持することができる。ガスケットの凹部の内側面に突起
部を形成し、この凹部に溝内凸部を圧接状態ではめ入れ
ると、凹部の内側面と溝内凸部の側面との接触圧力が、
突出した突起部が圧接されることによりさらに高くなり
高摩擦力が得られ、上記と同様に、より強くガスケット
を支持することができる。ガスケットのスリーブ溝から
露出した部分の横断面の形状を、両分割スリーブによる
挟持方向に長径方向を向けた半楕円形状とすると、両分
割スリーブによってガスケットを挟持するときに、ガス
ケットの長径方向が圧縮されることにより、比較的小さ
い挟持力で大きな接触圧力を発生させることができる。
接続部に分割スリーブを装着するには、ヒンジ部を中心
に両分割スリーブを開いた状態とし、この状態で、分割
スリーブを、ヒンジ部を有する他側縁を反作業側に向け
るとともに、接続部の下方から端面板が下方の分割スリ
ーブ内の所定位置に位置するよう係合させる。この後、
ヒンジ部に連結されている他方の分割スリーブを、ヒン
ジ部を中心に回転させて、接続部の上方からかぶせ、両
分割スリーブの一側縁同士を合わせて当接・連結させ
る。このとき、ガスケットを接続部の下方に配される分
割スリーブの一側縁の端部に形成されたスリーブ溝に配
するとともに、接続部の上方に配される分割スリーブの
他側縁の端部に形成されたスリーブ溝に配することによ
り、ガスケットが端面板に接触して生じる損傷を防ぐこ
とができ、また、ガスケットを取り付けた上下の分割ス
リーブの形状を同一にすることができるので、接続部へ
の装着時に区別する必要がない。スリーブ溝の横断面形
状を矩形状とし、ガスケットの嵌入部の横幅を一方のス
リーブ溝の溝幅以上に設定し、突出部の横幅を他方のス
リーブ溝の溝幅未満に設定すると、ガスケットは、一方
のスリーブ溝との摩擦力および自身の弾性力により一方
のスリーブ溝に支持される。また、分割スリーブによっ
てガスケットを挟持する場合に、突出部は他方のスリー
ブ溝によって押圧され、他方のスリーブ溝と突出部との
間の空間を逃げしろとして変形し、水密状態を得ること
ができる。嵌入部の横断面形状を矩形状として、一方の
スリーブ溝を他方のスリーブ溝と同一の溝幅に設定し、
かつ他方のスリーブ溝より深く形成すると、一方のスリ
ーブ溝内に嵌め入れられる嵌入部を、突出部より大きな
容量に設定でき、より安定してガスケットを支持するこ
とができる。ガスケットの両端部と該ガスケットの両端
部が配されるスリーブ溝の両端部のいずれか一方に、他
方に突出する逃げ防止用凸部を形成し、他方には該逃げ
防止用凸部を嵌め入れる逃げ防止用凹部を形成すると、
逃げ防止用凸部を逃げ防止用凹部に嵌め入れることによ
り、ガスケットの両端部をスリーブ溝内に位置決めする
とともに支持する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1〜図9を参
照しながら詳細に説明する。これらの図において符号1
1はクロージャ、12A,12Bは分割スリーブであ
る。図1に示すように、クロージャ11は、端面板一体
型クロージャであり、接続部(図示せず)を覆う2分割
状態円筒状の分割スリーブ12A,12Bの両端部に、
半円板状の端面板14A,14Bがそれぞれ一体となっ
て形成され、これら分割スリーブ12A,12Bを、接
続部の両端に架け渡すように取り付けて、接続部を気密
に覆う構成とされている。
【0009】両端面板14A,14Bは、一対がバック
ル15により締結され、円板状となる構成とされてお
り、その接合部に、2個のケーブル挿通孔16,16が
形成されている。そして、ケーブル挿通孔16,16と
その中に挿通されるケーブル13,13との間隙には、
ケーブルシール材が密に配されている。
【0010】図2および図3に示すように、分割スリー
ブ12Aは、分割スリーブ本体20Aと、締結部用連結
部材21からなり、分割スリーブ12Bは、分割スリー
ブ本体20Bとヒンジ部用連結部材22とから構成され
ている。分割スリーブ本体20A,20Bは、それぞれ
同一形状とされており、その両側縁の外周面上には、そ
れぞれ連結部材取付部23Aと連結部材ロック部23B
が設けられている。分割スリーブ本体20Aの連結部材
取付部23Aと分割スリーブ本体20Bの連結部材ロッ
ク部23B、および分割スリーブ本体20Aの連結部材
ロック部23Bと分割スリーブ本体20Bの連結部材取
付部23Aをそれぞれ互いに当接するように分割スリー
ブ本体20A,20Bを合わせることにより円筒形状の
スリーブ20Cが得られ、接続部の収納空間が形成され
る。
【0011】分割スリーブ本体20Aの一側縁に形成さ
れた連結部材取付部23Aには、締結部用連結部材21
が取り付けられている。この締結部用連結部材21は、
ステンレス丸棒で形成されたループ状連結バネ24とプ
ラスチック製の締結レバー25から構成されている。こ
のループ状連結バネ24の一端は、図4に示す連結部材
取付部23Aに形成された挿入凹部26に挿入され、こ
の挿入凹部26を中心に回転可能に取り付けられる。ま
た、図2および図3に示すように、締結レバー25は、
ループ状連結バネ24の他端に回転可能に支持され、分
割スリーブ本体20A内側に突出させた支点突起部25
Aを有している。
【0012】図5に示すように、分割スリーブ本体20
Bの一側縁に形成された連結部材ロック部23Bには、
分割スリーブ本体20Bの周方向に突出した係止突起部
27およびこの係止突起部27と分割スリーブ本体20
Bの外周面との間に挿入凹部27Aが形成されている。
締結部用連結部材21は、係止突起部27に締結レバー
25の支点突起部25Aを当接させて締結レバー25
を、支点突起部25Aを中心に回転させることによって
ループ状連結バネ24を伸ばし、支点突起部25Aが挿
入凹部27Aに挿入されて連結状態とされることで、分
割スリーブ本体20A,20Bを締結させるバックルと
して機能する。このように、分割スリーブ本体20Aの
連結部材取付部23A、締結部用連結部材21および分
割スリーブ本体20Bの連結部材ロック部23Bによっ
て、締結部28(連結部A)が構成されている。
【0013】一方、分割スリーブ本体20A,20Bの
他側縁の連結部材ロック部23B、連結部材取付部23
Aは、分割スリーブ本体20A,20Bが同一形状とさ
れているため、それぞれ図5、図4に示す分割スリーブ
本体20Bの一側縁の連結部材ロック部23B、分割ス
リーブ本体20Aの一側縁の連結部材取付部23Aと同
一形状となっている。図6および図7に示すように、分
割スリーブ本体20Bの連結部材取付部23Aの挿入凹
部26には、図8に示すような、ステンレス丸棒で形成
されたループ状のヒンジ部用連結部材22の一端が挿入
され、挿入凹部26を中心に回転可能に取り付けられて
いる。また、ヒンジ部用連結部材22の他端は、分割ス
リーブ本体20Aの連結部材ロック部23Bの挿入凹部
27Aに着脱可能に係止され、この挿入凹部27Aを中
心に支持されている。このように、分割スリーブ本体2
0Bの連結部材取付部23A、ヒンジ部用連結部材22
および分割スリーブ本体20Aの連結部材ロック部23
Bによって、ヒンジ部29(連結部A)が構成されてい
る。このような構成により、分割スリーブ本体20A,
20Bは、ヒンジ部用連結部材22を中心に互いに回転
することができ、また、分割スリーブ本体20A,20
Bの他側縁において、これら分割スリーブ本体20A,
20Bの連結・開放が自在に行える。
【0014】分割スリーブ本体20A,20Bの互いの
両側縁を合わせた場合、他側縁の連結部材取付部23
A、連結部材ロック部23Bの互いに対向する端面30
A,30Bは、外側に面を向けた傾斜面とされ、端面3
0A,30Bの両面で形成される角度θは30゜に設定
されている。すなわち、これら端面30A,30Bは、
分割スリーブ本体20A,20Bの回転時に端面30
A,30Bが互いに当接し、係止されることによりスト
ッパー機構として働き、分割スリーブ本体20A,20
Bの開放角度θが30゜までに制限される。
【0015】図2および図3に示すように、分割スリー
ブ本体12Aの一側縁の端部と分割スリーブ本体12B
の他側縁の端部には、長さ方向に沿ってスリーブ溝3
3,34が形成され、該スリーブ溝34に棒状のガスケ
ット35が配されている。図9に示すように、スリーブ
溝33の横断面形状は、矩形状の2つの凹部33Aが並
列状態で形成され、両凹部33Aの間には凸部33Bが
形成されている。また、スリーブ溝34の横断面形状
は、矩形状の溝の中央部にさらに矩形状の溝内凹部36
がスリーブ溝34の長さ方向に沿って形成されている。
ガスケット35は、ゴム等の弾性体からなり、横断面が
T字形状をなし下方に突出した凸部35Aが形成されて
いる。このガスケット35は、凸部35Aがスリーブ溝
34の溝内凹部36に圧接状態ではめ入れられ、支持さ
れているとともに、スリーブ溝34内に位置決めされて
いる。このガスケット35の材質としては、ガスケット
の特性として特に重要である圧縮永久ひずみおよび低温
圧縮ひずみが小さいシリコーンゴム、EPDMゴム、あ
るいは安価な熱可塑性エラストマーのスチレン系、オレ
フィン系等が使用される。
【0016】次に、本実施例のケーブル接続用クロージ
ャ11によるケーブル13,13の接続部への取付作業
に付いて説明する。まず、ヒンジ部29を中心に分割ス
リーブ12A,12Bを開いた状態とする。この状態
で、分割スリーブ12Bを、ヒンジ部29を有する他側
縁を反作業側に向けるとともに、ケーブル13,13の
接続部の下方から端面板14Bのケーブル挿入孔16に
ケーブル13,13が位置し、分割スリーブ12B内の
所定位置に接続部が位置するよう係合させる。これらの
作業は、分割スリーブ12Bの一側縁側で行う。
【0017】この後、ヒンジ部29に連結されている他
方の分割スリーブ12Aを、ヒンジ部29を中心に回転
させて、接続部の上方からかぶせ、両分割スリーブ12
A,12Bの一側縁同士を合わせて当接させる。この
後、一側縁に設けられている締結部28の係止突起部2
7に、締結レバー25の支点突起部25Bを当接させて
締結レバー25を支点突起部27を中心に回転させるこ
とによって分割スリーブ本体20A,20Bを締結、接
続させる。
【0018】このとき、分割スリーブ本体20A,20
Bの両側縁の端部に設けたガスケット35は、スリーブ
溝33,34によって挟持される。分割スリーブ本体2
0A,20Bの締結によって、ガスケット35にはスリ
ーブ溝33の凸部33Bによって挟持方向に圧力がかか
り、弾性変形を伴ってスリーブ溝33,34内に圧接状
態で封じ込められる。この結果、スリーブ20Cは水密
状態を保持し、接続部は密封される。
【0019】次に、本発明の第2実施例を、図10を参
照して説明する。この第2実施例が第1実施例と異なる
点は、分割スリーブ本体40A,40Bのスリーブ溝4
1,42が同一形状で形成され、さらにスリーブ溝42
に配されるガスケット43の横断面形状が上下対称に形
成されている点である。すなわち、スリーブ溝41,4
2には、横断面矩形状の溝内凹部41A,42Aがスリ
ーブ溝41,42の長さ方向に沿って形成され、互いに
同一形状とされており、ガスケット43は、同一横断面
形状の凸部43Aが対称的に上下に形成されている。こ
のガスケット43は、下方の凸部43Aがスリーブ溝4
2の溝内凹部42Aに圧接状態ではめ入れられ、支持さ
れている。
【0020】上記の構成の第2実施例によると、第1実
施例と同様に、分割スリーブ本体40A,40Bを締結
させることにより、ガスケット43が圧接状態で挟持さ
れて水密を保持することができるとともに、スリーブ溝
41,42が同一形状であるので、分割スリーブ本体4
0A,40Bを同一形状とすることができ、別々の金型
を作製せずに一つの金型を共用できるため製作コストを
低減できる。また、ガスケット43は横断面形状が上下
対称とされているので、スリーブ溝42内にガスケット
43を取り付ける際に、上下を区別することなく配する
ことができ、ガスケット43の取付作業性が向上する。
【0021】次に、本発明の第3実施例を、図11を参
照して説明する。この第3実施例が第2実施例と異なる
点は、分割スリーブ本体50A,50Bのスリーブ溝5
1,52内に挟持方向に突出した同一横断面形状の溝内
凸部51A,52Aがスリーブ溝51,52の長さ方向
に沿って形成され、また、ガスケット53の上下部に
は、同一横断面形状の凹部53Aが対称的に形成されて
いるとともに、凹部53Aは、その両内側面に凹部53
Aの長さ方向に沿って形成され凹部53A内に突出した
突起部53Bを有する点である。すなわち、このガスケ
ット53は、下方の凹部53Aにスリーブ溝52の溝内
凸部52Aが圧接状態ではめ入れられ、突起部53Bが
溝内凸部52Aによって圧接されて高摩擦力を得るた
め、より強く支持されている。
【0022】次に、本発明の第4実施例を、図12を参
照して説明する。この第4実施例が第1実施例と異なる
点は、分割スリーブ本体60A,60Bのスリーブ溝6
1,62の横断面形状が挟持方向に長径方向を向けた半
楕円形状とされ、さらに、スリーブ溝62内には横断面
形状が矩形状とされた溝内凹部62Aが形成されてお
り、また、ガスケット63は、横断面形状が挟持方向に
長径方向を向けた楕円形状とされるとともに、スリーブ
溝62側に突出した凸部63Aが形成されている点であ
る。すなわち、このガスケット63は、凸部63Aがス
リーブ溝62の溝内凹部62Aに圧接状態ではめ入れら
れて、支持されている。
【0023】分割スリーブ本体60A,60Bを合わせ
てガスケット63をスリーブ溝62,63によって挟持
する際、両分割スリーブ本体60A,60Bの締結によ
って、ガスケット63の長径方向が圧縮されてガスケッ
ト63が弾性変形を生じることにより、比較的小さい挟
持力で大きな接触圧力を発生させることができる。この
結果、小さな挟持力でも良好な水密状態を保持すること
ができる。
【0024】次に、本発明の第5実施例を、図13を参
照して説明する。この第5実施例が第4実施例と異なる
点は、ガスケット70の凸部70Aの側面に、突出した
突起部70Bが複数形成されている点である。すなわ
ち、第4実施例と同様に、ガスケット70は、凸部70
Aがスリーブ溝62の溝内凹部62Aに圧接状態ではめ
入れられ、突起部70Bが溝内凹部62Aによって圧接
されて高摩擦力を得るため、より強く支持されている。
【0025】なお、上記実施例では、端面板14A,1
4Bが分割スリーブ本体20A,20B,40A,40
B,50A,50B,60A,60Bと一体となったも
のを使用したが、端面板が分割スリーブ本体と独立した
ものでも構わない。この場合、接続部の上方に位置され
る分割スリーブ本体の両側縁にガスケットを設けると接
続部の上方からこの分割スリーブ本体を被せて装着する
際に、端面板にガスケットが接触して損傷を生じる恐れ
があるため、少なくとも、締結部(28)側のガスケッ
トは、接続部の下方に位置される分割スリーブ本体にガ
スケットを設ける方が好ましい。
【0026】次に、本発明の第6実施例を、図14を参
照して説明する。この第6実施例のスリーブのガスケッ
ト構造では、分割スリーブ本体80A,80Bのスリー
ブ溝81,82が、横断面形状を矩形状に形成されると
ともに、同一溝幅とされ、かつ、スリーブ溝82がスリ
ーブ溝81より深く形成されている。スリーブ溝82内
に配されるガスケット83は、スリーブ溝82内に嵌め
入れられガスケット83を位置決めするとともに支持す
る嵌入部83Aと、スリーブ溝82から突出しスリーブ
溝81内に配される突出部83Bから構成されている。
前記嵌入部83Aは、横断面形状をスリーブ溝82の溝
幅と同一の幅を有する矩形状に形成され、突出部83B
は、横断面形状をテーパー状に形成され、スリーブ溝8
1の溝幅より狭い横幅い設定されている。
【0027】このような構成によれば、ガスケット83
を、嵌入部83Aとスリーブ溝82との摩擦力により支
持することで、ガスケット83のずれを防止することが
できる。ここで嵌入部83Aは、横断面形状がスリーブ
溝82の溝幅と同一の幅を有する矩形状に形成されてい
るため、スリーブ溝82の内面との接触面積が大きく、
高い摩擦力を得ている。また、スリーブ溝82はスリー
ブ溝81より深く形成されていることから、スリーブ溝
82にはめ込まれる嵌入部83Aの容積を突出部83B
の容積より大きく設定でき、ガスケット83をさらに安
定して支持することができる。
【0028】また、分割スリーブ本体80A,80Bに
よってガスケット83を挟持すると、突出部83Bは、
スリーブ溝81によって押圧され、スリーブ溝81と突
出部83Bとの間の空間を逃げしろとして変形し、スリ
ーブ溝81内を埋めて水密状態を得る。したがって、ガ
スケット83が、スリーブ溝81,82外に押し出され
難くなることから、分割スリーブ本体80A,80Bの
端部にガスケット83が噛み込まれてしまい良好な水密
状態を得られなくなる等の不都合が減少する。
【0029】次に、本発明の第7実施例を、図15およ
び図16を参照して説明する。この第7実施例のスリー
ブのガスケット構造では、分割スリーブ本体85のスリ
ーブ溝86の両端部86Aに、ガスケット87側に突出
する逃げ防止用凸部86Bが形成され、一方、ガスケッ
ト87の両端部87Aには、逃げ防止用凹部87Bが形
成され、逃げ防止用凸部86Aを嵌め入れてガスケット
87を支持する。また、スリーブ溝86の両端部は、分
割スリーブ本体85に一体となった端面板88の周縁内
部に位置するよう形成されている。
【0030】ガスケット87は、本体部87Cと該本体
部87Cの両端に設けられた両端部87Aとから構成さ
れている。図16の(a)に示すように、ガスケット8
7の本体部87Cは、前述した第3実施例のガスケット
53と同様に、上下部に長さ方向に沿って形成された同
一横断面形状の凹部87Dが対称的に形成されている。
また、図16の(b)に示すように、両端部87Aの中
央下部には、逃げ防止用凹部87Bが形成されている。
該逃げ防止用凹部87Bの内部形状は、スリーブ溝86
の逃げ防止用凸部86Bの外形と同一に設定されてい
る。
【0031】このような構成によれば、スリーブ溝86
の逃げ防止用凸部86Bを、ガスケット87の逃げ防止
用凹部87B内に嵌め入れることにより、ガスケット8
7の両端部87Aを、スリーブ溝86内に位置決めする
とともに支持することができる。挟持時において、ブチ
ルゴム等で形成される端面板88のゴム部等が押し出さ
れ、端面板88の近傍に位置するガスケット87の両端
部87Aが押しつけられても、本実施例のガスケット構
造では、両端部87Aが、特に分割スリーブ本体85の
挟持方向に直交する方向に対し強く支持されているた
め、両端部87Aがスリーブ溝86から外部に押し出さ
れる等の不都合を防止することができる。これによっ
て、両端部87Aが分割スリーブ本体85に噛み込まれ
て水密状態を得ることができずにクロージャ内が浸水し
てしまう危険を回避できるとともに、ガスケット87の
端面板88に対する押し付け力を確保することができ
る。
【0032】なお、第7実施例とは逆に、ガスケットの
両端部に、スリーブ溝側に突出する逃げ防止用凸部を形
成するとともに、スリーブ溝の両端部に、逃げ防止用凸
部をはめ入れる逃げ防止用凹部を形成しても、ガスケッ
トの逃げ防止用凸部をスリーブ溝の逃げ防止用凹部に嵌
め入れることにより、第7実施例と同様に、ガスケット
の両端部をスリーブ溝内に位置決めするとともに支持す
ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)ガスケットに形成された凸部を、スリーブ溝内の
溝内凹部に圧接状態ではめ入れることによってガスケッ
トを支持しているので、ガスケットがスリーブ溝内に位
置決めされるとともに、外れ難くなり、ずれや脱落を防
止することができる。 (2)ガスケットに形成された凹部に、スリーブ溝内の
溝内凸部が圧接状態ではめ入れられてガスケットが支持
されているので、上記と同様に、ガスケットがスリーブ
溝内に位置決めされるとともに、外れ難くなり、ずれや
脱落を防止することができる。 (3)凸部の側面に突起部が形成されているので、突起
部が溝内凹部によって強く圧接状態とされる。これによ
って、より強くガスケットが支持され、さらにガスケッ
トのずれの発生を低減することができる。 (4)凹部の内側面に突起部が形成されているので、突
起部が溝内凸部によって強く圧接状態とされて高摩擦力
を得る。これによって、上記と同様に、より強くガスケ
ットが支持され、さらにガスケットのずれの発生を低減
することができる。 (5)ガスケットのスリーブ溝から露出した部分の横断
面が両分割スリーブによる挟持方向に長径方向を向けた
半楕円形状とされており、両分割スリーブを合わせてガ
スケットを挟持する際、両分割スリーブによって、ガス
ケットの長径方向が圧縮され、比較的小さい挟持力で大
きな接触圧力を発生させることができる。この結果、両
分割スリーブの小さな挟持力でも良好な水密状態が保持
できるので、挟持するために両分割スリーブへ加える力
を低減して、両分割スリーブの変形等を防止することが
できる。 (6)接続部に分割スリーブを装着する際に、ガスケッ
トを接続部の下方に配される分割スリーブの一側縁の端
部に形成されたスリーブ溝に配するとともに、接続部の
上方に配される分割スリーブの他側縁の端部に形成され
たスリーブ溝に配することにより、ガスケットが端面板
に接触して生じる損傷を防ぐことができる。これによ
り、ガスケット損傷によるスリーブの密封不良を防止で
き、信頼性の向上を図ることができる。また、ガスケッ
トを取り付けた上下の分割スリーブの形状を同一にする
ことができるので、接続部への装着時に区別する必要が
ない。この結果、分割スリーブの取付作業性が向上す
る。 (7) スリーブ溝の横断面形状を矩形状とし、ガスケ
ットの嵌入部の横幅を一方のスリーブ溝の溝幅以上に設
定し、突出部の横幅を他方のスリーブ溝の溝幅未満に設
定しているので、ガスケットは一方のスリーブ溝に支持
されるとともに、挟持時には、突出部が他方のスリーブ
溝との間隙を逃げしろとして変形して水密状態を得るこ
とができ、また、突出部がスリーブ溝外へ押し出され難
くなり、分割スリーブによるガスケットの噛み込むを防
ぐことができる。 (8) 嵌入部の横断面形状を矩形状として、一方のス
リーブ溝を他方のスリーブ溝と同一の溝幅に設定し、か
つ他方のスリーブ溝より深く形成しているため、一方の
スリーブ溝内に嵌め入れられる嵌入部の容量を突出部よ
り大きく設定でき、より安定してガスケットを支持する
ことができる。 (9) ガスケットの両端部と該ガスケットの両端部が
配されるスリーブ溝の両端部のいずれか一方に、他方に
突出する逃げ防止用凸部を形成し、他方には該逃げ防止
用凸部を嵌め入れる逃げ防止用凹部を形成しているの
で、ガスケットの両端部をスリーブ溝内に位置決めする
とともに支持することができる。特に分割スリーブの挟
持方向に直交する方向に対し強い支持力を得ることがで
きるので、挟持時において、ガスケットの両端部がスリ
ーブ溝から外部に押し出される等の不都合を防止するこ
とができる。これによって、ガスケットの両端部が分割
スリーブに噛み込まれて生じる水密不良を低減すること
ができ、また、ガスケットの端面板等に対する押し付け
力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の第
1実施例を用いたクロージャを示す斜視図である。
【図2】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の第
1実施例を用いたクロージャの分割スリーブの閉じた状
態を示す横断面図である。
【図3】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の第
1実施例を用いたクロージャの分割スリーブの開いた状
態を示す横断面図である。
【図4】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の第
1実施例を用いたクロージャの連結部材取付部を示す拡
大図である。
【図5】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の第
1実施例を用いたクロージャの連結部材ロック部を示す
拡大図である。
【図6】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の第
1実施例を用いたクロージャのヒンジ部を示す拡大断面
図である。
【図7】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の第
1実施例を用いたクロージャのヒンジ部の開閉を示す説
明図である。
【図8】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の第
1実施例を用いたクロージャのヒンジ部用連結部材を示
す拡大図である。
【図9】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の第
1実施例を示した拡大横断面図である。
【図10】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の
第2実施例を示した拡大横断面図である。
【図11】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の
第3実施例を示した拡大横断面図である。
【図12】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の
第4実施例を示した拡大横断面図である。
【図13】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の
第5実施例を示した拡大横断面図である。
【図14】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の
第6実施例を示した拡大横断面図である。
【図15】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の
第7実施例を示した一部を省略した斜視図である。
【図16】 本発明に係るスリーブのガスケット構造の
第7実施例におけるガスケットの本体部および両端部の
横断面図である。
【符号の説明】
A…連結部、11…クロージャ、12A,12B…分割
スリーブ、13…ケーブル、14A,14B,88…端
面板、20A,20B,40A,40B,50A,50
B,60A,60B,80A,80B,85…分割スリ
ーブ本体、20C…スリーブ、28…締結部(連結
部)、29…ヒンジ部(連結部)、33,34,41,
42,51,52,61,62,81,82,86…ス
リーブ溝、34A,43A,62A…溝内凹部、35,
43,53,63,70,83,87…ガスケット、3
5A,43A,63A,70A…凸部、51A,52A
…溝内凸部、53A…凹部、53B,70B…突起部、
83A…嵌入部、83B…突出部、86A…スリーブ溝
の両端部、86B…逃げ防止用凸部、87A…ガスケッ
トの両端部、87B…逃げ防止用凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000220572 株式会社トーツー創研 東京都目黒区碑文谷1丁目25番17号 (72)発明者 山際 孝次 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 岡本 浩二 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 神保 邦彦 千葉県市川市田尻1丁目12番23号 第一技 術産業株式会社内 (72)発明者 河村 隆 東京都品川区西五反田5丁目23番8号 株 式会社正電社内 (72)発明者 及部 金也 愛知県小牧市大字北外山入鹿新田1300 日 本通信電材株式会社内 (72)発明者 佐々木 皓平 東京都目黒区碑文谷1丁目25番17号 株式 会社トーツー創研内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル(13,13)の接続部に、2
    つに縦割り状態の筒状の分割スリーブ(12A,12
    B)を被せることによって前記接続部を密閉状態に覆う
    とともに、筒状のスリーブ(20C)を構成し、前記分
    割スリーブ(12A,12B)の互いに当接する両側縁
    の端部の少なくとも一方に長さ方向に沿ってスリーブ溝
    (34)を形成し、該スリーブ溝内に両分割スリーブに
    よって挟持されるガスケット(35)を配してなり、 前記ガスケットには、スリーブ溝側に突出した凸部(3
    5A)が形成され、 前記スリーブ溝内には、前記凸部を圧接状態ではめ入れ
    てガスケットを支持する溝内凹部(34A)が形成され
    てなることを特徴とするクロージャ(11)のスリーブ
    のガスケット構造。
  2. 【請求項2】 ケーブルの接続部に、2つに縦割り状態
    の筒状の分割スリーブを被せることによって前記接続部
    を密閉状態に覆うとともに、筒状のスリーブを構成し、
    前記分割スリーブの互いに当接する両側縁の端部の少な
    くとも一方に長さ方向に沿ってスリーブ溝(52)を形
    成し、該スリーブ溝内に両分割スリーブによって挟持さ
    れるガスケット(53)を配してなり、 前記ガスケットは、スリーブ溝側に形成された凹部(5
    3A)を有し、 前記スリーブ溝内には、前記凹部に圧接状態ではめ入れ
    てガスケットを支持する溝内凸部(52A)が形成され
    てなることを特徴とするクロージャのスリーブのガスケ
    ット構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のクロージャのスリーブの
    ガスケット構造において、 凸部(70A)は、側面に突起部(70B)が形成され
    てなることを特徴とするクロージャのスリーブのガスケ
    ット構造。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のクロージャのスリーブの
    ガスケット構造において、 凹部(53A)は、内側面に突起部(53B)が形成さ
    れてなることを特徴とするクロージャのスリーブのガス
    ケット構造。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のクロ
    ージャのスリーブのガスケット構造において、 ガスケット(63、70)は、スリーブ溝(62)から
    露出した部分の横断面が両分割スリーブ(60A,60
    B)による挟持方向に長径方向を向けた半楕円形状とさ
    れてなることを特徴とするクロージャのスリーブのガス
    ケット構造。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載のクロ
    ージャのスリーブのガスケット構造において、 前記分割スリーブ(12A,12B)は、互いに当接す
    る両側縁に両分割スリーブを互いに接続する連結部
    (A、A)を備え、 連結部(A,A)は、両分割スリーブの一側縁を解除可
    能に接続する締結部(28)と、分割スリーブの他側縁
    を接続するヒンジ部(29)とを有し、 ガスケット(35)は、接続部の下方に配される分割ス
    リーブ(12A)の一側縁の端部に形成されたスリーブ
    溝(34)に配されるとともに、接続部の上方に配され
    る分割スリーブ(12B)の他側縁の端部に形成された
    スリーブ溝(34)に配されてなることを特徴とするク
    ロージャのスリーブのガスケット構造。
  7. 【請求項7】 ケーブルの接続部に、2つに縦割り状態
    の筒状の分割スリーブを被せることによって前記接続部
    を密閉状態に覆うとともに、筒状のスリーブを構成し、
    前記両分割スリーブの互いに当接する両側縁の端部に長
    さ方向に沿ってそれぞれスリーブ溝(81,82)を形
    成し、該スリーブ溝内に両分割スリーブによって挟持さ
    れるガスケット(83)を配してなり、 スリーブ溝の横断面形状は、矩形状とされ、 ガスケットは、該ガスケットを挟持する一方のスリーブ
    溝(82)に嵌め入れられる嵌入部(83A)と、一方
    のスリーブ溝から突出し他方のスリーブ溝(81)内に
    配される突出部(83B)からなり、 前記嵌入部の横幅が、一方のスリーブ溝の溝幅以上に設
    定され、 前記突出部の横幅が、他方のスリーブ溝の溝幅未満に設
    定されてなることを特徴とするクロージャのスリーブの
    ガスケット構造。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のクロージャのスリーブの
    ガスケット構造において、 嵌入部(83A)の横断面形状が矩形状に形成され、 一方のスリーブ溝(82)は、他方のスリーブ溝(8
    1)と同一の溝幅に設定され、かつ他方のスリーブ溝よ
    り深く形成されてなることを特徴とするクロージャのス
    リーブのガスケット構造。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載のクロ
    ージャのスリーブのガスケット構造において、 ガスケット(87)の両端部(87A)と該ガスケット
    の両端部が配されるスリーブ溝(86)の両端部(86
    A)のいずれか一方に、他方に突出する逃げ防止用凸部
    (86B)が形成され、他方には該逃げ防止用凸部を嵌
    め入れる逃げ防止用凹部(87B)が形成されてなるこ
    とを特徴とするクロージャのスリーブのガスケット構
    造。
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