JP2002325616A - 鞄におけるフレームとシェルの固定構造 - Google Patents

鞄におけるフレームとシェルの固定構造

Info

Publication number
JP2002325616A
JP2002325616A JP2001132319A JP2001132319A JP2002325616A JP 2002325616 A JP2002325616 A JP 2002325616A JP 2001132319 A JP2001132319 A JP 2001132319A JP 2001132319 A JP2001132319 A JP 2001132319A JP 2002325616 A JP2002325616 A JP 2002325616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
frame
peripheral edge
connecting groove
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001132319A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Kosuge
卓 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kodama Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kodama Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kodama Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kodama Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2001132319A priority Critical patent/JP2002325616A/ja
Publication of JP2002325616A publication Critical patent/JP2002325616A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームのシェル連結溝にシェルの周端縁
を作業性良く且つ強固に連結固定することができると共
に、シェル連結溝によるカシメ付け具合をその都度容易
に視認することができるようにする。 【解決手段】 フレーム2の一側に形成されたシェル連
結溝21内にシェル1の周端縁11を挿入せしめ、該シ
ェル周端縁を挟持するようにシェル連結溝の側壁21
a,21bをカシメ付けると同時に、シェル1の周端縁
11にステープル3を全周にわたって適宜間隔ごとに設
け、該ステープル3を含めてシェル周端縁11をシェル
連結溝21の側壁21a,21bでカシメ付けるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旅行鞄やアタッシ
ュケースなどのように、略箱形状に形成されたシェルの
開口周縁をフレームで補強するようにした鞄において、
フレームをシェルに取付ける連結固定構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】フレームをシェルに連結固定する場合、
従来では、フレームの一側に全周にわたって形成された
シェル連結溝内にシェルの周端縁を挿入せしめ、接着剤
で固着したり、或いはネジやビス等を用いて両者を縫い
付けていた。しかし乍ら、この様な固定構造では固定作
業が面倒で作業に時間を要する問題がある。そこで、図
3に示すごとく、フレーム2’の一側に全周にわたって
形成されたシェル連結溝21’内にシェル1’の周端縁
11’を挿入せしめ、該シェル周端縁11’を挟持する
が如くにシェル連結溝21’の側壁21a’をカシメ付
けることにより、フレーム2’をシェル1’に取付ける
ようにした固定構造が提案された。この様な固定構造に
よれば、フレームをシェルに連結固定する作業性は向上
したが、カシメ付け具合がシェル連結溝全体にわたって
均一でないと、鞄の中に荷物等を無理に詰め込んだ場合
にフレームがシェルから部分的に分離してしまうことが
あった。言い換えると、シェル連結溝によるカシメ付け
具合(シェル周端縁に対するカシメ付けの力やシェル連
結溝に対するシェル周端縁の挿入加減)を外部から全く
視認することができないために、製品の品質が安定しに
くいきらいがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の不具合に鑑みてなされたものであり、フレームの一
側に全周にわたって形成されたシェル連結溝にシェルの
周端縁を作業性良く且つ強固に連結固定することができ
ると共に、シェル連結溝によるカシメ付け具合をその都
度容易に視認することができ、よってカシメ付け具合の
精度が向上し製品の品質を高い状態に安定させることが
可能な鞄におけるフレームとシェルの固定構造を提供せ
んとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の鞄におけるフレームとシェルの固定構造は、フレ
ームの一側に全周にわたって形成されたシェル連結溝内
にシェルの周端縁を挿入せしめ、該シェル周端縁を挟持
するように上記シェル連結溝の側壁をカシメ付けること
によりフレームをシェルに取付けるようにしたフレーム
とシェルの固定構造において、前記シェルの周端縁にス
テープルを全周にわたって適宜間隔ごとに設け、該ステ
ープルを含めて前記シェル周端縁を前記シェル連結溝の
側壁でカシメ付けるようにしたことを特徴としたもので
ある。この際、フレームをシェルに取付けた時の連結固
定強度をより高めるために、前記シェル連結溝の側壁
に、前記ステープルと係合する係合凸条を前記シェル連
結溝の全周にわたって突設せしめることが好ましい。ま
た、シェルの周端縁に設けたステープルがフレームのシ
ェル連結溝内の所定の位置に間違いなくカシメ付けられ
ていることがシェル連結溝の外から視認することが可能
なように、シェル周端縁をシェル連結溝内に挿入させて
該シェル連結溝の側壁でカシメ付けた際に、上記側壁に
おけるシェル周端縁に設けたステープルの存在部分が外
側へ膨出するように形成することが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な好適実施
例を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は図示実
施例のものに限定されるものではない。図1は、鞄Aと
して旅行鞄の例を示すものであり、対向する面が開口す
る略箱状に形成された一対のシェル1,1と、該シェル
1,1の開口縁を補強するフレーム2,2とから基本的
に構成されている。
【0006】シェル1,1は、従来と同様に軟質または
硬質の合成樹脂等を用いて真空成形または射出成形等に
より、互いに対向する面が開口する略箱状に形成され、
その周端縁11,11にそれぞれフレーム2,2が一体
的に取付けられる。
【0007】フレーム2,2は、アルミニウム合金等の
金属材を用いて、大略四角形状をした環状に形成され、
その一側の内側に、シェル1,1の周端縁11,11を
挿入させ連結固定するためのシェル連結溝21,21が
全周にわたって囲繞形成される。
【0008】シェル連結溝21は、シェル1の周端縁1
1の厚さとほぼ同じか僅かに大きい幅に形成すると共
に、その内周側の側壁21aを外周側の側壁21bより
も少し幅広く形成してなる。また、内周側の側壁21a
及び外周側の側壁21bには、互いに対向する側の面
に、後述するステープル3と係合する係合凸条22と、
シェル1の周端縁11の外面側に形成した係合凹条12
と係合する係合凸条23を当該シェル連結溝21の全周
にわたって突設せしめる。
【0009】また、シェル連結溝21を構成している側
壁21a,21bのうち少なくとも内周側の側壁21a
は、シェル1の周端縁11をシェル連結溝21内に挿入
させて側壁21a,21bでカシメ付けた際に、シェル
1の周端縁11に設けたステープル3の存在部分23が
外側へ膨出するように形成することが好ましい。即ち、
シェル1の周端縁11をシェル連結溝21内に挿入させ
て側壁21a,21bでカシメ付けた時に、シェル1の
周端縁11に設けたステープル3に押し付けられてその
部分がステープル3の外形に沿って膨出するように、側
壁21a,21bを少し柔らかく形成するものである。
この際、両側壁21a,21b共同じ柔らかさに形成し
ても、内周側の側壁21aを外周側の側壁21bに向け
てカシメ付けることにより、内周側の側壁21a側にの
みステープル3の存在部分23が膨出するようになる。
【0010】ステープル3は、ホチキスの針と同様に、
細い金属線を略コの字型に形成してなる留め金であり、
シェル1の周端縁11に全周にわたって適宜間隔ごとに
配設せしめる。この際、各ステープル3は、その足部3
2がシェル1の周端縁11を貫通するように設置すると
共に、シェル1の周端縁11をフレーム2のシェル連結
溝21内に挿入した時にその水平部31がシェル連結溝
21の内周側の側壁21a側に位置し且つシェル連結溝
21の内周側の側壁21aに突出形成した係合凸条22
と係合する位置に配設するのが好ましい。
【0011】而して、シェル1の周端縁11にフレーム
2を取付ける場合には、シェル1の周端縁11に予めス
テープル3を全周にわたって適宜間隔ごとに配設せしめ
ておき、然る後にシェル1の周端縁11をフレーム2の
シェル連結溝21内に挿入せしめ、その状態でもって、
シェル連結溝21を構成している内周側の側壁21aを
外周側の側壁21bに向けてカシメ付けて、シェル1の
周端縁11をシェル連結溝21の両側壁21a,21b
で挟持状にカシメ付ける。
【0012】すると、シェル1の周端縁11がシェル連
結溝21の両側壁21a,21bでもって挟持状にカシ
メ付けられると同時に、シェル連結溝21の内周側の側
壁21a側にステープル3の存在部分23が膨出し、且
つシェル連結溝21の外周側の側壁21bに突出形成せ
しめた係合凸条23がシェル1の周端縁11に形成した
係合凹条12と係合し、シェル連結溝21の内周側の側
壁21aに突出形成せしめた係合凸条22がシェル1の
周端縁11に配設したステープル3に係合するようにな
る。これで、シェル1にフレーム2が一体的に連結固定
される。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る鞄におけるフレームとシェ
ルの固定構造によれば、フレームの一側に全周にわたっ
て形成されたシェル連結溝内にシェルの周端縁を挿入せ
しめ、該シェル周端縁を挟持するようにシェル連結溝の
側壁をカシメ付けることによりフレームをシェルに取付
けるようにしたフレームとシェルの固定構造において、
シェルの周端縁にステープルを全周にわたって適宜間隔
ごとに設け、該ステープルを含めてシェル周端縁をシェ
ル連結溝の側壁でカシメ付けるようにしたので、シェル
の周端縁がシェル連結溝の両側壁でステープルと一緒に
カシメ付けられ、よってフレームの一側に全周にわたっ
て形成されたシェル連結溝にシェルの周端縁を作業性良
く且つ強固に連結固定させることが出来る。
【0014】また、本請求項2記載のフレームとシェル
の固定構造によれば、シェル連結溝の側壁に、ステープ
ルと係合する係合凸条をシェル連結溝の全周にわたって
突設してなるので、シェルの周端縁をフレームのシェル
連結溝により一層のこと強固に連結固定させることがで
きる。
【0015】更に、請求項3記載のフレームとシェルの
固定構造によれば、シェル周端縁をシェル連結溝内に挿
入させて該シェル連結溝の側壁でカシメ付けた際に、上
記側壁におけるシェル周端縁に設けたステープルの存在
部分が外側へ膨出するように形成したので、シェル連結
溝によるカシメ付け具合をその都度容易に視認すること
が出来る。即ち、ステープルの存在がシェル連結溝の側
壁に膨出部となって現出するので、ステープルがシェル
の周端縁に所定の間隔で間違いなく配設されているこ
と、及びシェルの周端縁に配設されたステープルがシェ
ル連結溝内に所定の深さに位置していること、そしてシ
ェルの周端縁がフレームのシェル連結溝内に所定の深さ
まで差し込まれていることを簡便に視認することが出
来、よって、シェル連結溝の側壁によるカシメ付け具合
(シェル周端縁に対するカシメ付けの力やシェル連結溝
に対するシェル周端縁の挿入加減等)の精度が向上し、
製品の品質を高い状態に安定させることが可能となり、
品質保証を確かなものとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の一例を示す一部切欠斜視図。
【図2】 本発明に係る固定構造を説明する要部の斜視
図であり、(a)は組み付ける前の状態を示し、(b)
はカシメ付けた状態を示す。
【図3】 従来例を説明する要部の斜視図であり、
(a)は組み付ける前の状態を示し、(b)はカシメ付
けた状態を示す。
【符号の説明】 A:鞄 1:シェル 11:周端縁 12:係合凹溝 2:フレーム 21:シェル連結
溝 21a:内周側の側壁 21b:外周側
の側壁 22:係合凸条 23:係合凸条 3:ステープル 31:水平部 32:足部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの一側に全周にわたって形成
    されたシェル連結溝内にシェルの周端縁を挿入せしめ、
    該シェル周端縁を挟持するように上記シェル連結溝の側
    壁をカシメ付けることによりフレームをシェルに取付け
    るようにしたフレームとシェルの固定構造において、前
    記シェルの周端縁にステープルを全周にわたって適宜間
    隔ごとに設け、該ステープルを含めて前記シェル周端縁
    を前記シェル連結溝の側壁でカシメ付けるようにしたこ
    とを特徴とする鞄におけるフレームとシェルの固定構
    造。
  2. 【請求項2】 前記シェル連結溝の側壁に、前記ステ
    ープルと係合する係合凸条を前記シェル連結溝の全周に
    わたって突設してなる請求項1記載の鞄におけるフレー
    ムとシェルの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記シェル周端縁を前記シェル連結溝
    内に挿入させて該シェル連結溝の側壁でカシメ付けた際
    に、上記側壁における前記シェル周端縁に設けたステー
    プルの存在部分が外側へ膨出するように形成した請求項
    1記載の鞄におけるフレームとシェルの固定構造。
JP2001132319A 2001-04-27 2001-04-27 鞄におけるフレームとシェルの固定構造 Pending JP2002325616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001132319A JP2002325616A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 鞄におけるフレームとシェルの固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001132319A JP2002325616A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 鞄におけるフレームとシェルの固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002325616A true JP2002325616A (ja) 2002-11-12

Family

ID=18980351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001132319A Pending JP2002325616A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 鞄におけるフレームとシェルの固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002325616A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008104558A1 (de) * 2007-02-27 2008-09-04 Rimowa Gmbh Gepäckstück
CN103005826A (zh) * 2011-09-27 2013-04-03 皇冠皮件工业股份有限公司 支撑框条及具有该支撑框条的置物箱
WO2014166665A1 (de) * 2013-04-09 2014-10-16 Rimowa Gmbh Koffer, insbesondere pilotenkoffer
JP2018102628A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 偉浤 頼 ケースハウジングとリングフレームとからなるハードタイプスーツケース

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008104558A1 (de) * 2007-02-27 2008-09-04 Rimowa Gmbh Gepäckstück
CN101686744B (zh) * 2007-02-27 2013-05-22 里莫瓦有限公司 箱包件
US8695769B2 (en) 2007-02-27 2014-04-15 Rimowa Gmbh Piece of luggage with zipper
CN103005826A (zh) * 2011-09-27 2013-04-03 皇冠皮件工业股份有限公司 支撑框条及具有该支撑框条的置物箱
WO2014166665A1 (de) * 2013-04-09 2014-10-16 Rimowa Gmbh Koffer, insbesondere pilotenkoffer
US9968170B2 (en) 2013-04-09 2018-05-15 Rimowa Gmbh Suitcase, especially a pilot suitcase
JP2018102628A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 偉浤 頼 ケースハウジングとリングフレームとからなるハードタイプスーツケース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6648542B2 (en) Vehicles having parts connected with a sealing spring fastener comprising a closed cavity
EP0677894A2 (en) Sealing device and method for producing a waterproof connector
JP3274937B2 (ja) ボールジョイント
US8464472B2 (en) Weather strip
JPH08182152A (ja) コネクタカバー
US6779802B2 (en) Appliance with seal between two housing shells
US4237588A (en) Clamp for pipes or the like
JP2002325616A (ja) 鞄におけるフレームとシェルの固定構造
JP2003222244A (ja) シールパッキンおよび吸気系部品のシール構造
JPH07201404A (ja) コネクタの防水栓
JP4316365B2 (ja) 留め具
JP2003305774A (ja) 樹脂部品の取付け構造
JPH08140241A (ja) コルゲートチューブの保持構造
JPH0999787A (ja) エンドキャップ
JP2924727B2 (ja) 線材の保持具
JPH08185745A (ja) ワイヤハーネス用グロメット
JP2583709B2 (ja) クリップの取付構造
JPH0932834A (ja) 固定具
JPH06251822A (ja) 薄肉ヒンジの構造
JP2518849Y2 (ja) バックル
JPH11150384A (ja) ケースの気密構造
JPH11190324A (ja) ボルト用クランプ
JPH10196195A (ja) 軸受け装置
JP2002216917A (ja) 同軸ケーブル接栓の取付構造
JPH0672127U (ja) グロメット