JPH08236533A - ウエハ加熱冷却装置 - Google Patents

ウエハ加熱冷却装置

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JPH08236533A
JPH08236533A JP3673495A JP3673495A JPH08236533A JP H08236533 A JPH08236533 A JP H08236533A JP 3673495 A JP3673495 A JP 3673495A JP 3673495 A JP3673495 A JP 3673495A JP H08236533 A JPH08236533 A JP H08236533A
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JP
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temperature
semiconductor wafer
plate
wafer
heating
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JP3673495A
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Osamu Yamazaki
修 山崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウエハ18の温度を短時間で目標温度
O に移行させ、その後この目標温度TO に維持する。 【構成】 半導体ウエハ18を加熱又は冷却する温度プ
レート10と、半導体ウエハ18をこの半導体ウエハ表
面と温度プレート10表面との相対的間隔dを可変自在
にして支持する半導体ウエハ支持機構(15a,15
b,16)とを設け、半導体ウエハ表面が温度プレート
表面と規定間隔dS を有した状態で、半導体ウエハ18
の温度が目標温度を維持するための規定温度TP に温度
プレート10の温度を制御する(13)。また、半導体
ウエハ18の搬入時刻から半導体ウエハがほぼ目標温度
O に達する規定時間tS 経過まで半導体ウエハ表面を
温度プレート表面に接触させ、この規定時間経過後に半
導体ウエハ表面と温度プレート表面との間隔を規定間隔
S に変更する(17)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造装置内に組込
まれ、半導体ウエハを予め定められた目標温度に加熱又
は冷却するウエハ加熱冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置内においては、外部から
搬入された半導体ウエハを予め定められた目標温度TO
一定値に制御した状態で各種の処理を実行する。また、
この処理は大気よりかなり気圧を低下させた真空状態で
実施される場合が一般的である。
【0003】よって、この真空状態で、搬入された半導
体ウエハを短時間で目標温度T0 に移行させる必要があ
る。図6(a)は最も簡単なウエハ加熱冷却装置の概念
図である。ヒータ1が埋設された温度プレート2上に半
導体ウエハ3を載置し、ヒータ1を通電して、温度プレ
ート2表面の温度Tを目標温度TO に制御する。よっ
て、伝熱作用によって、半導体ウエハ3が加熱され、一
定時間後に目標温度TO に一致する。
【0004】しかし、半導体ウエハ3を目標温度To
で加熱又は冷却する過程においても、温度プレート2の
温度Tは目標温度TO である。真空中の熱伝導効率は低
いので、目標温度TO に達するまでに多大の時間が必要
であり、ウエハ加熱冷却装置としての処理作業能率が低
下し、半導体製造装置全体としての生産性が低下する。
【0005】このような不都合を解消するために、図6
(b)に示すように、メカニカルチャック4で、温度プ
レート2に付勢された状態の半導体ウエハ3に、温度プ
レート2に穿設された貫通孔5から熱伝導を促進するた
めの不活性の熱伝達ガス6を供給するウエハ加熱冷却装
置も考えられる。
【0006】また、図7に示すウエハ加熱冷却装置が提
唱されている(特開平2−238616号公報)。この
ウエハ加熱冷却装置においては、温度プレート2と蓋8
とで真空容器を形成可能とし、この真空容器内にチャッ
ク9及び支持棒7で半導体ウエハ3を支持している。し
たがって、半導体ウエハ3と温度プレート2とは接触せ
ずに一定の間隔を有して対向する。
【0007】この状態においては、半導体ウエハ3には
熱伝導ではなくて、輻射で熱が伝達される。この場合、
当然温度プレート2の温度は半導体ウエハ3の目標温度
Oより高い一定値に制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6
(b)又は図7に示すウエハ加熱冷却装置においてもま
だ解消すべき次のような課題があった。すなわち、図6
(b)に示すウエハ加熱冷却装置においては、熱伝達ガ
ス6を供給する構造が複雑化し、装置全体が大型化し、
製造費や稼働費用(ランニングコスト)が増大する。
【0009】また、図7に示すウエハ加熱冷却装置にお
いては、半導体ウエハ3を目標温度TO まで加熱又は冷
却する過程においても、輻射による熱伝達を使用してい
るので、まだ、半導体ウエハ3を目標温度TO に達する
までの時間はほとんど短縮されない。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、半導体ウエハが目標温温度まで達するまで
は、目標温度と温度差のある規定温度に設定された温度
プレートで半導体ウエハを熱伝導で目標温度方向へ加熱
又は冷却することによって、簡単な構成で短時間で半導
体ウエハを目標温度へ移行できるウエハ加熱冷却装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬入された半
導体ウエハの温度をこの半導体ウエハ表面に対向する温
度プレートで加熱又は冷却して目標温度に制御するウエ
ハ加熱冷却装置に適用される。
【0012】そして、上記目標を達成するために、請求
項1の発明においては、半導体ウエハをこの半導体ウエ
ハ表面と温度プレート表面との相対的間隔を可変自在に
して支持する半導体ウエハ支持機構と、半導体ウエハ表
面が温度プレート表面と規定間隔を有した状態で、半導
体ウエハの温度が目標温度を維持するための規定温度に
温度プレートの温度を制御する温度制御部と、半導体ウ
エハの搬入時刻から半導体ウエハがほぼ目標温度に達す
る規定時間の経過まで半導体ウエハ表面を温度プレート
表面に接触させ、この規定時間の経過後に半導体ウエハ
表面と温度プレート表面との間隔を規定間隔に相対的に
変更する半導体ウエハ支持機構制御部とを備えている。
【0013】また、請求項2の発明においては、半導体
ウエハをこの半導体ウエハ表面と温度プレート表面との
相対的間隔を可変自在にして支持する半導体ウエハ支持
機構と、半導体ウエハの温度を検出する温度検出手段
と、半導体ウエハ表面が温度プレート表面に接触した状
態で、間隔が規定間隔を有したと仮定して半導体ウエハ
の温度が目標温度を維持するための規定温度に温度プレ
ートの温度を制御し、かつ半導体ウエハ表面が実際に温
度プレート表面と規定間隔を有した状態で、温度プレー
トの温度を可変制御して、温度検出手段にて検出された
温度を目標温度に維持させる温度制御部と、半導体ウエ
ハの搬入時刻から半導体ウエハがほぼ目標温度に達する
規定時間の経過まで半導体ウエハ表面を温度プレート表
面に接触させ、この規定時間の経過後に半導体ウエハ表
面と温度プレート表面との間隔を規定間隔に相対的に変
更する半導体ウエハ支持機構制御部とを備えている。
【0014】また、請求項3の発明においては、半導体
ウエハをこの半導体ウエハ表面と温度プレート表面との
相対的間隔を可変自在にして支持する半導体ウエハ支持
機構と、半導体ウエハ表面が前記温度プレート表面と規
定間隔を有した状態で、半導体ウエハの温度が目標温度
を維持するための規定温度に温度プレートの温度を制御
する温度制御部と、半導体ウエハの温度を検出する温度
検出手段と、半導体ウエハの搬入時刻から半導体ウエハ
がほぼ目標温度に達する規定時間の経過まで半導体ウエ
ハ表面を温度プレート表面に接触させ、この規定時間の
経過後に温度検出手段にて検出された温度が目標温度を
維持するように間隔を相対的に可変制御する半導体ウエ
ハ支持機構制御部とを備えている。
【0015】さらに、請求項4の発明においては、半導
体ウエハ支持機構に半導体ウエハに当接してこの半導体
ウエハを付勢するプッシャーピンを組込み、温度検出手
段をプッシャーピンに内蔵している。
【0016】
【作用】このように構成されたウエハ加熱冷却装置にお
いては、温度プレートは半導体ウエハの温度がほぼ目標
温度に達するまでは、この半導体ウエハに接触に接触し
ている。そして、半導体ウエハの温度がほぼ目標温度に
達すると、温度プレートは半導体ウエハ表面に対して相
対的に離れて予め定められた規定間隔まで遠ざかる。温
度プレートの温度は、この温度プレートが半導体ウエハ
表面から規定間隔離れた状態で、半導体ウエハの温度が
目標温度を維持するための規定温度に設定されてる。
【0017】したがって、加熱する場合温度プレートの
温度は目標温度より遥かに高い温度であり、冷却する場
合温度プレートの温度は目標温度より遥かに低い温度で
ある。よって、この規定温度に制御された温度プレート
が接触するので、半導体ウエハの温度は短時間で目標温
度に到達する。目標温度にほぼ到達すると、温度プレー
トは半導体ウエハ表面から離れる。
【0018】すなわち、加熱する場合は目標温度より高
く、冷却する場合は目標温度より低く温度プレートの温
度を設定し、ほぼ目標温度に達するまでは、温度プレー
トを半導体ウエハに接触させる簡単な構成によって、半
導体ウエハを短時間で目標温度に到達させることができ
る。
【0019】請求項2の発明においては、温度検出手段
を設け、半導体ウエハが目標温度に達して、温度プレー
トが半導体ウエハ表面から離れた状態において、半導体
ウエハの温度が目標温度を維持するように温度プレート
の温度が可変制御される。
【0020】請求項3の発明においては、半導体ウエハ
が目標温度に達して、温度プレートが半導体ウエハ表面
から離れた状態において、半導体ウエハの温度が目標温
度を維持するように温度プレートと半導体ウエハとの間
隔が可変制御される。
【0021】すなわち、請求項2,3においては、一
旦、半導体ウエハが目標温度に達した後においても、目
標温度が正確に維持される。請求項4においては、温度
検出手段が半導体ウエハ支持機構を構成するフッシャー
ピン内に収納されているので、簡単に半導体ウエハの温
度が検出される。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は第1の実施例のウエハ加熱冷却装置の概略構
成を示す断面模式図である。なお、このウエハ加熱冷却
装置は半導体製造装置内おける真空容器内に収納されて
いる。
【0023】温度プレート10内にはヒータ11が収納
されており、この温度プレート10の温度Tは熱電対1
2にて測定されて、温度制御部13へ入力される。温度
制御部13は温度プレート10の温度Tが予め定めた規
定温度TP を維持するようにヒータ11の電流値を制御
する。
【0024】そして、温度プレート10の上面10aに
半導体ウエハ18が載置される。温度プレート10の中
央部には上下方向に貫通する貫通孔14a,14bが穿
設されている。そして、この貫通孔14a,14bに下
方から各プッシャーピン15a,15bが挿入されてい
る。各フッシャーピン15a,15bの下端は共通にプ
ッシャー16にて支持されている。プッシャー16はプ
ッシャー制御部17にて駆動制御される。なお、図1は
断面図であるため、貫通孔とプッシャーピンは2個ずつ
であるが、3ずつ以上であってもよい。
【0025】プッシャー16は、プッシャー制御部17
の指令に従って、各プッシャーピン15a,15bを上
下移動させる。図1は各プッシャーピン15a,15b
位置を下げた状態を示し、図2は各プッシャーピン15
a,15b位置を上げた状態を示す。各プッシャーピン
15a,15b位置を下げた状態では、各プッシャーピ
ン15a,15bの各先端は図1に示すように、貫通孔
14a,14b内に位置しているが、各プッシャーピン
15a,15b位置を上げた状態では、各プッシャーピ
ン15a,15bの各先端は、図2に示すように、温度
プレート10の上面10aから上方に露出し、半導体ウ
エハ18を温度プレート10から規定間隔dS だけ押し
上げる。
【0026】したがって、各プッシャーピン15a,1
5b及びプッシャー16は半導体ウエハ支持機構を構成
し、プッシャー制御部17は半導体ウエハ支持機構制御
部を構成する。
【0027】このような構成のウエハ加熱冷却装置の動
作を図3の温度制御特性図を用いて説明する。温度制御
部13は、温度プレート10の温度Tを、図2に示すよ
うに、半導体ウエハ18表面が温度プレート表面10a
と各種の条件から予め定められた規定間隔dS だけ離れ
た状態で、半導体ウエハ18の温度が目標温度TO を維
持する規定温度TP に制御する。
【0028】この規定温度TP は当然半導体ウエハ18
の材質,形状によつてそれぞれ異なる値を有している。
したがって、予め、半導体ウエハ18の種類毎に多数の
半導体ウエハ18を用いて試験を行って、実験的に求め
る。
【0029】規定間隔dS と規定温度TP が実験的に定
まると、次に、規定温度TP に温度制御した状態の温度
プレート10を、図1に示すように、半導体ウエハ18
に接触させた状態で、半導体ウエハ18の温度を測定
し、接触開始時刻から半導体ウエハ18の温度が目標温
度TO まで上昇するのに有した時間tS を同一種類の複
数枚の半導体ウエハ18に付いて実験を実行して実験的
に求める。そして、この実験的に求められた時間を規定
時間tS とする。
【0030】以上の規定距離dS における規定温度T
P ,目標温度TO までの規定時間tSが実験的に求まる
と、図3の温度特性Aに示すように、温度制御部13は
温度プレート10の温度を規定温度TP 一定値に制御す
る。
【0031】そして、プッシャー制御部17は、外部か
ら1枚の半導体ウエハ18が図1に示すように、温度プ
レート10上に搬入された時刻(t=0)から規定時間
S経過する時刻t1 までプッシャーピン15a,15
bを下げた状態、すなわち半導体ウエハ18が規定温度
P の温度プレート10に接触した状態を維持する。
【0032】この規定時間tS 内においては、半導体ウ
エハ18は規定温度TP を有する温度プレート10で熱
伝導方式で急激に加熱され、図3に示すB1 の温度特性
に従って目標温度TO まで温度上昇する。
【0033】そして、プッシャー制御部17は、規定時
間tS 経過した時刻t1 にて、プッシャー16を駆動し
て、図2に示すように、プッシャーピン15a,15b
を上げた状態に維持する。よって、時刻t1 以降は半導
体ウエハ18と温度プレート10との間隔が規定間隔d
S 一定に維持される。
【0034】よって、時刻t1 以降、半導体ウエハ18
には、規定間隔dS だけ離れた規定温度TP を有する温
度プレート10から輻射方式で熱が供給されて、半導体
ウエハ18の温度は目標温度TO 一定値を維持する。
【0035】さらに、直接熱伝導方式ではなくて輻射方
式で熱が供給されるので、半導体ウエハ18における温
度分布特性も一様になる。このように構成されたウエハ
加熱冷却装置においては、半導体ウエハ18が目標温度
O に達するまでは、目標温度TO より大幅に高い規定
温度TP を有する温度プレート10で直接熱伝導方式で
加熱されるので、ごく短時間に目標温度TO に達する。
【0036】なお、温度上昇過程においても直接熱伝導
方式でなく輻射方式で半導体ウエハ18を加熱した場合
は、図3の温度特性Cに示すように、半導体ウエハ18
が目標温度TO に達する時刻t2 まで多大の時間tS1
必要であった。
【0037】図4は本発明の第2の実施例に係わるウエ
ハ加熱冷却装置の概略構成を示す断面模式図である。図
1,図2に示す実施例装置と同一部分には同一符号が付
してある。したがって、重複する部分の詳細説明は省略
されている。
【0038】この実施例のウエハ加熱冷却装置において
は、一方のプッシャーピン15b内に温度検出手段とし
ての熱電対19が収納されている。具体的には、図5に
示すように、プッシャーピン15bを中空のステンレス
管で形成し、ステンレス管の半導体ウエハ18に当接す
る先端面15cの内面に熱電対19が接触している。そ
して、この熱電対19は温度制御部13に接続されてい
る。
【0039】したがって、プッシャー16が駆動され
て、図4に示すように、各プッシャーピン15a,15
bが半導体ウエハ18を規定間隔dS だけ押し上げた状
態で、熱電対19は半導体ウエハ18の温度を検出して
温度制御部13へ送出する。
【0040】また、熱電対19をプッシャーピン15b
内へ収納することによって、半導体ウエハ18に直接熱
電対19を接触させる必要がないので、この熱電対19
を装置に組込むことによって、特に加熱冷却工程が複雑
化することはない。
【0041】このような構成のウエハ加熱冷却装置にお
いて、プッシャー制御部17は、図1,図2に示した実
施例装置と同様に、半導体ウエハ18の温度プレート1
0上への搬入時刻から規定時間tS 経過するまで半導体
ウエハ18を規定温度TP 一定値に制御された温度プレ
ート10に接触状態に維持する。次に、規定時間tS
過すると、プッシャー16を起動して、図4に示すよう
に、半導体ウエハ18を温度プレート10から規定間隔
S だけ持ち上げる。
【0042】また、温度制御部13は、半導体ウエハ1
8が温度プレート10に接触している規定時間tS にお
いては、温度プレート10の温度を規定温度TP 一定に
制御し、規定時間tS 経過して、半導体ウエハ18が温
度プレート10から規定間隔dS だけ離れると、熱電対
19で検出される半導体ウエハ18の実際の温度が目標
温度TO に常に一致するように、温度プレート10のヒ
ータ11を通電制御する。
【0043】このようにウエハ加熱冷却装置において
は、半導体ウエハ18が一旦目標温度TO に達した後に
おいては、半導体ウエハ18の温度が常に目標温度TO
を維持するように温度プレート10の温度Tが可変制御
される。
【0044】よって、半導体ウエハ18の温度をより精
度よく目標温度TO に制御できる。次に、本発明の第3
の実施例のウエハ加熱冷却装置を説明する。外観図は図
4に示す第2の実施例のウエハ加熱冷却装置と同じであ
る。なお、温度制御部13から熱電対19で検出される
半導体ウエハ18の実際の温度がプッシャー制御部17
へ入力される。
【0045】この実施例装置の温度制御装置13は、図
1,図2に示す第1の実施例装置の温度制御部13と同
様に、温度プレート10の温度を常に規定温度TP 一定
に維持する。
【0046】また、プッシャー制御部17は、半導体ウ
エハ18の温度プレート10上への搬入時刻から規定時
間tS 経過するまで半導体ウエハ18を規定温度TP
定値に制御された温度プレート10に接触状態に維持す
る。次に、規定時間tS 経過すると、プッシャー16を
起動して、図4に示すように、半導体ウエハ18を温度
プレート10から規定間隔dS だけ持ち上げる。
【0047】そして、規定時間tS 経過して一旦半導体
ウエハ18を温度プレート10から規定間隔dS だけ持
ち上げた後において、熱電対19で検出される半導体ウ
エハ18の実際の温度が目標温度TO に常に一致するよ
うに、半導体ウエハ18と温度プレート10との間隔d
を可変制御する。
【0048】すなわち、半導体ウエハ18の実際の温度
が目標温度TO 以上に上昇すると、前記間隔dを広く
し、半導体ウエハ18の実際の温度が目標温度TO 以下
に低下すると、前記間隔dを狭くする。
【0049】よって、第2の実施例装置と同様に、半導
体ウエハ18の温度をより精度よく目標温度TO に制御
できる。なお、本発明は上述した各実施例に限定される
ものではない。実施例装置においては、温度プレート1
0内にヒータ11を組込んで、半導体ウエハ18を加熱
するようにしたが、例えば、温度プレート10内に冷却
器を組込んで、半導体ウエハ18を目標温度まで冷却す
るようにしてもよい。また、半導体ウエハ18が移動し
て温度プレート10から離れるようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明のウエハ加熱
冷却装置においては、半導体ウエハが目標温温度まで達
するまでは、目標温度を行過ぎた規定温度に設定された
温度プレートで半導体ウエハを熱伝導で目標温度方向へ
加熱又は冷却している。したがって、簡単な構成で短時
間で半導体ウエハを目標温度へ移行できる。
【0051】さらに、一旦半導体ウエハを目標温度へ移
行させて後においても、温度検出手段で半導体ウエハの
温度を検出して、温度プレートの温度又は半導体ウエハ
と温度プレートとの間隔を可変制御することによって、
半導体ウエハの温度を常に目標温度に制御している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例のウエハ加熱冷却装置
の概略構成を示す断面模式図
【図2】 同実施例装置における半導体ウエハを温度プ
レートから規定間隔だけ離した状態を示す断面模式図
【図3】 同実施例装置における経過時間と温度との関
係を示す図
【図4】 本発明の第2の実施例のウエハ加熱冷却装置
の概略構成を示す断面模式図
【図5】 同実施例装置におけるプッシャーピン内に収
納された熱電対を示す図
【図6】 従来のウエハ加熱冷却装置の概略構成を示す
断面模式図
【図7】 同じく従来のウエハ加熱冷却装置の概略構成
を示す断面模式図
【符号の説明】
10…温度プレート、11…ヒータ、12,19…熱電
対、13…温度制御部、15a,15b…プッシャーピ
ン、16…プッシャー、17…プッシャー制御部、18
…半導体ウエハ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬入された半導体ウエハの温度をこの半
    導体ウエハ表面に対向する温度プレートで加熱又は冷却
    して目標温度に制御するウエハ加熱冷却装置において、 前記半導体ウエハをこの半導体ウエハ表面と前記温度プ
    レート表面との相対的間隔を可変自在にして支持する半
    導体ウエハ支持機構と、 前記半導体ウエハ表面が前記温度プレート表面と規定間
    隔を有した状態で、前記半導体ウエハの温度が前記目標
    温度を維持するための規定温度に前記温度プレートの温
    度を制御する温度制御部と、 前記半導体ウエハの搬入時刻から前記半導体ウエハがほ
    ぼ前記目標温度に達する規定時間の経過まで前記半導体
    ウエハ表面を前記温度プレート表面に接触させ、この規
    定時間の経過後に前記半導体ウエハ表面と温度プレート
    表面との間隔を前記規定間隔に相対的に変更する半導体
    ウエハ支持機構制御部とを備えたことを特徴とするウエ
    ハ加熱冷却装置。
  2. 【請求項2】 搬入された半導体ウエハの温度をこの半
    導体ウエハ表面に対向する温度プレートで加熱又は冷却
    して目標温度に制御するウエハ加熱冷却装置において、 前記半導体ウエハをこの半導体ウエハ表面と前記温度プ
    レート表面との相対的間隔を可変自在にして支持する半
    導体ウエハ支持機構と、 前記半導体ウエハの温度を検出する温度検出手段と、 前記半導体ウエハ表面が前記温度プレート表面に接触し
    た状態で、前記間隔が規定間隔を有したと仮定して前記
    半導体ウエハの温度が前記目標温度を維持するための規
    定温度に前記温度プレートの温度を制御し、かつ前記半
    導体ウエハ表面が実際に前記温度プレート表面と前記規
    定間隔を有した状態で、前記温度プレートの温度を可変
    制御して、前記温度検出手段にて検出された温度を前記
    目標温度に維持させる温度制御部と、 前記半導体ウエハの搬入時刻から前記半導体ウエハがほ
    ぼ前記目標温度に達する規定時間の経過まで前記半導体
    ウエハ表面を前記温度プレート表面に接触させ、この規
    定時間の経過後に前記半導体ウエハ表面と温度プレート
    表面との間隔を前記規定間隔に相対的に変更する半導体
    ウエハ支持機構制御部とを備えたことを特徴とするウエ
    ハ加熱冷却装置。
  3. 【請求項3】 搬入された半導体ウエハの温度をこの半
    導体ウエハ表面に対向する温度プレートで加熱又は冷却
    して目標温度に制御するウエハ加熱冷却装置において、 前記半導体ウエハをこの半導体ウエハ表面と前記温度プ
    レート表面との相対的間隔を可変自在にして支持する半
    導体ウエハ支持機構と、 前記半導体ウエハ表面が前記温度プレート表面と規定間
    隔を有した状態で、前記半導体ウエハの温度が前記目標
    温度を維持するための規定温度に前記温度プレートの温
    度を制御する温度制御部と、 前記半導体ウエハの温度を検出する温度検出手段と、 前記半導体ウエハの搬入時刻から前記半導体ウエハがほ
    ぼ前記目標温度に達する規定時間の経過まで前記半導体
    ウエハ表面を前記温度プレート表面に接触させ、この規
    定時間の経過後に前記温度検出手段にて検出された温度
    が前記目標温度を維持するように前記間隔を相対的に可
    変制御する半導体ウエハ支持機構制御部とを備えたこと
    を特徴とするウエハ加熱冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体ウエハ支持機構は前記半導体
    ウエハに当接してこの半導体ウエハを付勢するプッシャ
    ーピンを有し、前記温度検出手段は前記プッシャーピン
    に内蔵されていることを特徴とする請求項2又は3記載
    のウエハ加熱冷却装置。
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