JPH08231138A - エレベータ制御方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】防犯運転対策を満足させて安全性を保ちつつ、
乗客に不快感を与えないようにすると共に運転効率の向
上を図る。 【構成】エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込んでか
ご呼びが発生すると各階停止運転を行なう各階停止運転
制御機能を備えたエレベータ制御装置において、エレベ
ータの乗りかご内の戸開釦、戸閉釦、目的階釦が操作さ
れたことを検出する検出手段と、各階停止運転中に、戸
開釦、戸閉釦が同時に操作されかつ一定時間内に目的階
釦が操作されたことを判定すると、各階停止運転を解除
する各階停止運転解除手段と、各階停止運転解除手段に
より各階停止運転が解除され、目的階まで直行運転して
着床した後に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復帰さ
せる各階停止運転復帰手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの乗りかご
内に乗客が乗り込んでかご呼びが発生すると各階停止運
転を行なう各階停止運転制御機能を備えたエレベータ制
御方法および装置に係り、特に防犯運転対策を満足させ
て安全性を保ちつつ、乗客に不快感を与えないようにす
ると共に運転効率の向上を図るようにしたエレベータ制
御方法および装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】最近、例えば高層住宅等に設置されるエ
レベータの制御装置においては、防犯運転対策の一つと
して、ある時間帯に達すると、エレベータの乗りかご内
に乗客が乗り込んで、乗りかご内の目的階釦を操作して
（押す）かご呼びが発生すると、目的階まで各階毎に停
止しながら目的階へ運転を行なう、いわゆる各階停止運
転制御機能を備えたエレベータ制御装置が、多く採用さ
れてきている。

【０００３】しかしながら、このような各階停止運転制
御機能を備えたエレベータ制御装置では、特に高層住宅
等においては、目的階へ行くまでに時間がかかり過ぎ、
また乗りかご内に１人または２〜３人で同時に目的階へ
いく時に乗客に不快感を与え、さらに運転効率が低下し
ている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
各階停止運転制御機能を備えたエレベータ制御装置にお
いては、防犯運転対策を満足させて安全性を保てる反
面、乗客に不快感を与え、さらに運転効率が低下すると
いう問題があった。

【０００５】本発明の目的は、防犯運転対策を満足させ
て安全性を保ちつつ、乗客に不快感を与えないようにす
ると共に運転効率の向上を図ることが可能なエレベータ
制御方法および装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込んでかご
呼びが発生した際に、各階停止運転を行なうようにした
エレベータ制御方法において、まず、請求項１に対応す
る発明では、各階停止運転中に、エレベータの乗りかご
内の乗客により特定の釦操作が為された場合に、各階停
止運転を解除し、各階停止運転が解除され、目的階まで
直行運転して着床し戸開、戸閉した後に、各階停止運転
に復帰させるようにする。

【０００７】また、請求項２に対応する発明では、各階
停止運転中に、戸開釦、戸閉釦が同時に操作されかつ一
定時間内にエレベータの乗りかご内の目的階釦が操作さ
れた場合に、各階停止運転を解除し、当該各階停止運転
が解除され、目的階まで直行運転して着床し戸開、戸閉
した後に、各階停止運転に復帰させるようにする。

【０００８】さらに、請求項３に対応する発明では、各
階停止運転中に、エレベータの乗りかご内の戸開釦、戸
閉釦、目的階釦が同時に操作された場合に、各階停止運
転を解除し、当該各階停止運転が解除され、目的階まで
直行運転して着床し戸開、戸閉した後に、各階停止運転
に復帰させるようにする。

【０００９】また、請求項４に対応する発明では、各階
停止運転中に、エレベータの乗りかご内の戸閉釦が一定
時間継続して操作されかつエレベータの乗りかご内の目
的階釦が操作された場合に、各階停止運転を解除し、当
該各階停止運転が解除され、目的階まで直行運転して着
床し戸開、戸閉した後に、各階停止運転に復帰させるよ
うにする。

【００１０】さらに、請求項５に対応する発明では、各
階停止運転中に、エレベータの乗りかご内の戸開釦、戸
閉釦が同時に一定時間継続して操作されかつエレベータ
の乗りかご内の目的階釦が操作された場合に、各階停止
運転を解除し、当該各階停止運転が解除され、目的階ま
で直行運転して着床し戸開、戸閉した後に、各階停止運
転に復帰させるようにする。

【００１１】さらにまた、請求項６に対応する発明で
は、上記請求項１乃至請求項４のいずれか１項に対応す
る発明のエレベータ制御方法において、各階停止運転解
除中は、乗場からの呼び登録に応答させないようにす
る。

【００１２】一方、上記の目的を達成するために、エレ
ベータの乗りかご内に乗客が乗り込んでかご呼びが発生
すると各階停止運転を行なう各階停止運転制御機能を備
えたエレベータ制御装置において、まず、請求項７に対
応する発明では、エレベータの乗りかご内の釦が操作さ
れたことを検出する検出手段と、各階停止運転中に、エ
レベータの乗りかご内の乗客により特定の釦操作が為さ
れたことを判定すると、各階停止運転を解除する各階停
止運転解除手段と、各階停止運転解除手段により各階停
止運転が解除され、目的階まで直行運転して着床した後
に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復帰させる各階停
止運転復帰手段とを備えて成る。

【００１３】また、請求項８に対応する発明では、エレ
ベータの乗りかご内の戸開釦、戸閉釦、目的階釦が操作
されたことを検出する検出手段と、各階停止運転中に、
戸開釦、戸閉釦が同時に操作されかつ一定時間内に目的
階釦が操作されたことを判定すると、各階停止運転を解
除する各階停止運転解除手段と、各階停止運転解除手段
により各階停止運転が解除され、目的階まで直行運転し
て着床した後に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復帰
させる各階停止運転復帰手段とを備えて成る。

【００１４】さらに、請求項９に対応する発明では、エ
レベータの乗りかご内の戸開釦、戸閉釦、目的階釦が操
作されたことを検出する検出手段と、各階停止運転中
に、戸開釦、戸閉釦、目的階釦が同時に操作されたこと
を判定すると、各階停止運転を解除する各階停止運転解
除手段と、各階停止運転解除手段により各階停止運転が
解除され、目的階まで直行運転して着床した後に戸開、
戸閉すると、各階停止運転に復帰させる各階停止運転復
帰手段とを備えて成る。

【００１５】また、請求項１０に対応する発明では、エ
レベータの乗りかご内の戸閉釦、目的階釦が操作された
ことを検出する検出手段と、各階停止運転中に、戸閉釦
が一定時間継続して操作されかつ目的階釦が操作された
ことを判定すると、各階停止運転を解除する各階停止運
転解除手段と、各階停止運転解除手段により各階停止運
転が解除され、目的階まで直行運転して着床した後に戸
開、戸閉すると、各階停止運転に復帰させる各階停止運
転復帰手段とを備えて成る。

【００１６】さらに、請求項１１に対応する発明では、
エレベータの乗りかご内の戸開釦、戸閉釦、目的階釦が
操作されたことを検出する検出手段と、各階停止運転中
に、戸開釦、戸閉釦が同時に一定時間継続して操作され
かつ目的階釦が操作されたことを判定すると、各階停止
運転を解除する各階停止運転解除手段と、各階停止運転
解除手段により各階停止運転が解除され、目的階まで直
行運転して着床した後に戸開、戸閉すると、各階停止運
転に復帰させる各階停止運転復帰手段とを備えて成る。

【００１７】さらにまた、請求項１２に対応する発明で
は、上記請求項６乃至請求項９のいずれか１項に対応す
る発明のエレベータ制御装置において、各階停止運転解
除手段による各階停止運転の解除中は、乗場からの呼び
登録に応答させないようにする手段を付加して成る。

【００１８】

【作用】従って、まず、請求項１および請求項７に対応
する発明のエレベータ制御方法および装置においては、
各階停止運転制御機能が動作すると、エレベータの乗り
かご内に乗客が乗り込んで、乗客が特定の釦操作をする
ことにより、各階停止運転を解除し、目的階へ直行運転
して目的階へ着床した後に戸開、戸閉することにより、
各階停止運転に復帰する。

【００１９】次に、請求項２および請求項８に対応する
発明のエレベータ制御方法および装置においては、各階
停止運転制御機能が動作すると、エレベータの乗りかご
内に乗客が乗り込んで、戸開釦と戸閉釦を同時に操作
し、さらに一定時間内に目的階釦を操作することによ
り、各階停止運転を解除し、目的階へ直行運転して目的
階へ着床した後に戸開、戸閉することにより、各階停止
運転に復帰する。

【００２０】次に、請求項３および請求項９に対応する
発明のエレベータ制御方法および装置においては、各階
停止運転制御機能が動作すると、エレベータの乗りかご
内に乗客が乗り込んで、戸開釦と戸閉釦と目的階釦を同
時に操作することにより、各階停止運転を解除し、目的
階へ直行運転して目的階へ着床した後に戸開、戸閉する
ことにより、各階停止運転に復帰する。

【００２１】次に、請求項４および請求項１０に対応す
る発明のエレベータ制御方法および装置においては、各
階停止運転制御機能が動作すると、エレベータの乗りか
ご内に乗客が乗り込んで、戸閉釦を一定時間操作し続
け、目的階釦を操作することにより、各階停止運転を解
除し、目的階へ直行運転して目的階へ着床した後に戸
開、戸閉することにより、各階停止運転に復帰する。

【００２２】次に、請求項５および請求項１１に対応す
る発明のエレベータ制御方法および装置においては、各
階停止運転制御機能が動作すると、エレベータの乗りか
ご内に乗客が乗り込んで、戸閉釦と戸開釦を同時に一定
時間操作し続け、目的階釦を操作することにより、各階
停止運転を解除し、目的階へ直行運転して目的階へ着床
した後に戸開、戸閉することにより、各階停止運転に復
帰する。

【００２３】以上により、防犯運転対策を満足させて安
全性を保ち、また乗客に不快感を与えないようにし、運
転効率の向上を図ることができる。次に、請求項６およ
び請求項１２に対応する発明のエレベータ制御方法およ
び装置においては、各階停止運転を解除して直行運転し
ている間は、乗場呼びには応答させないようにすること
により、各階停止運転を解除して目的階へ直行運転して
いる途中で乗場呼びが発生しても、エレベータを停止さ
せないようにすることができる。

【００２４】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。 （第１の実施例）図１は、本実施例によるエレベータ制
御装置の全体構成例を示すブロック図である。

【００２５】すなわち、本実施例のエレベータ制御装置
は、図１に示すように、運転制御装置１と、かご呼び登
録装置２と、乗場呼び登録装置３と、各階停止運転装置
４と、ドア駆動装置５と、エレベータ駆動装置６と、戸
開釦７ａと、戸閉釦７ｂと、判定装置８とから構成して
いる。

【００２６】ここで、運転制御装置１は、かご呼び登録
装置２、乗場呼び登録装置３、各階停止運転装置４、判
定装置８からの各出力信号を入力し、これらの入力信号
に基づいて、ドア駆動装置５と、エレベータ駆動装置６
へそれぞれ指令信号を与えてエレベータの運転を司るも
のである。

【００２７】また、かご呼び登録装置２は、エレベータ
の乗りかご内の目的階釦を登録できるものである。さら
に、乗場呼び登録装置３は、乗場呼びを登録できるもの
である。

【００２８】一方、各階停止運転装置４は、かご呼びが
発生すると各階停止運転制御を行なうものである。ま
た、ドア駆動装置５は、運転制御装置１からの指令信号
によりドアの開閉制御を行なうものである。

【００２９】さらに、エレベータ駆動装置６は、運転制
御装置１からの指令信号によりエレベータの上昇、下降
制御を行なうものである。一方、戸開釦７ａは、エレベ
ータの乗りかご内に設けられ、乗客がドアを開く時に操
作されるものである。

【００３０】また、戸閉釦７ｂは、エレベータの乗りか
ご内に設けられ、乗客がドアを閉じる時に操作されるも
のである。さらに、判定装置８は、戸開釦７ａ、戸閉釦
７ｂが操作されたことを検出するものである。

【００３１】図２は、本実施例によるエレベータ制御装
置における運転制御装置１をマイクロコンピュータで実
現する場合の構成例を示すブロック図であり、図１と同
一部分には同一符号を付して示している。

【００３２】図２において、かご呼び登録装置２、乗場
呼び登録装置３、各階停止運転装置４、判定装置８から
の各出力信号は、マイクロコンピュータ１６にその入力
ポート１１を介して入力され、またマイクロコンピュー
タ１６からドア制御装置５、エレベータ駆動制御装置６
への指令信号は、出力ポート１５より出力される。

【００３３】また、マイクロコンピュータ１６は、入力
ポート１１と、ＣＰＵ１２と、ＲＯＭ１３と、ＲＡＭ１
４と、出力ポート１５とから構成されており、図１の運
転制御装置１の各種機能は、プログラムとしてＲＯＭ１
３に記憶されている。

【００３４】さらに、エレベータに必要な、かご呼び登
録信号、各階停止運転信号、乗場呼び登録信号、戸開、
戸閉釦信号、ドア駆動指令信号、エレベータ駆動指令信
号、戸開、戸閉釦の判定信号は、全てＲＡＭ１４に記憶
されるものである。

【００３５】そして、運転制御装置１の各種機能は、Ｒ
ＯＭ１３に記憶されたプログラムをＣＰＵ１２が順次実
行していくことで実行され、これによりエレベータの制
御運転が実行されるものである。

【００３６】ここで、本実施例では、運転制御装置１の
機能として、以下のような機能がＲＯＭ１３に記憶され
ている。 （ａ）エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込むと、各
階停止運転装置４からの各階停止運転信号により、各階
停止運転を行なう各階停止運転制御機能。

【００３７】（ｂ）かご呼び登録装置２からのかご呼び
登録信号、各階停止運転装置４からの各階停止運転信
号、判定装置８からの戸開、戸閉釦信号（戸開、戸閉釦
操作検出信号）に基づいて、各階停止運転中に、戸開釦
７ａ、戸閉釦７ｂが同時に操作されかつ一定時間内に目
的階釦が操作されたことを判定すると、各階停止運転を
解除する各階停止運転解除機能。

【００３８】（ｃ）各階停止運転解除機能により各階停
止運転が解除され、目的階まで直行運転して着床した後
に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復帰させる各階停
止運転復帰機能。

【００３９】次に、以上のように構成した本実施例のエ
レベータ制御装置の動作について説明する。まず、各階
停止運転に切り換えると各階停止運転装置４が動作し、
運転制御装置１に各階停止運転信号を出力する。

【００４０】次に、乗客が乗りかご内に乗り込んで、戸
開釦７ａ、戸閉釦７ｂを操作するとと、それを判定装置
８で判定し、かつ乗りかご内の目的階釦を操作すると、
乗りかご呼び登録装置２が動作し、それを判定装置８で
判定し、運転制御装置１に信号を出力する。

【００４１】これにより、運転制御装置１では、各階停
止運転を切り離しさせ、運転制御装置１からドアを開閉
するドア駆動装置５へ信号を送ってドアを閉め、運転制
御装置１からエレベータを上昇または下降するエレベー
タ駆動装置６へ信号を送ると、各階停止運転装置４から
の各階停止運転信号を運転制御装置１で切り離し、エレ
ベータを目的階へ運転させて着床させ、ドアを戸開、戸
閉させるドア駆動装置５へ信号を送ってドア開閉させた
後、運転制御装置１で各階停止運転に復帰する。

【００４２】次に、以上の動作について、図３に示すフ
ローチャート図を用いてより具体的に説明する。図３に
おいて、ステップ１Ａで各階停止運転ＳＷがＯＮになる
と、ステップ２Ａへ進む。

【００４３】次に、ステップ２Ａでは、各階停止運転と
なり、ステップ３Ａへ進む。次に、ステップ３Ａでは、
戸開釦７ａと戸閉釦７ｂが同時に操作されると、ステッ
プ４Ａへ進む。なお、戸開釦７ａと戸閉釦７ｂが同時に
操作されないと、ステップ２Ａへ戻って各階停止運転中
のままとなる。

【００４４】次に、ステップ４Ａでは、一定時間内に目
的階釦が操作されると、ステップ５Ａへ進む。なお、一
定時間内に目的階釦が操作されなければ、ステップ２Ａ
へ戻って各階停止運転中のままとなる。

【００４５】次に、ステップ５Ａでは、各階停止運転が
解除されて、ステップ６Ａへ進む。次に、ステップ６Ａ
では、エレベータが目的階へ直行運転して目的階へ着床
した後に、戸開し、戸閉すると、ステップ７Ａへ進む。

【００４６】次に、ステップ７Ａでは、各階停止運転中
に復帰する。なお、ステップ１Ａの各階停止運転ＳＷが
ＯＦＦになると、ステップ８Ａの平常運転になる。

【００４７】また、図３のステップ１Ａからステップ７
Ａまでの処理は、ＲＯＭ１３に記憶されたプログラムを
ＣＰＵ１２が順次実行していくことにより実行される。
上述したように、本実施例のエレベータ制御装置では、
各階停止運転中に、エレベータの乗りかご内の戸開釦７
ａ、戸閉釦７ｂが同時に操作されかつ一定時間内に目的
階釦が操作されたことを判定すると、各階停止運転を解
除し、各階停止運転が解除されて、目的階まで直行運転
して着床した後に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復
帰させるようにしたものである。

【００４８】従って、高層住宅等において、各階停止運
転中に解除ができ、さらに目的階へ着床後、自動的に各
階信号運転に復帰できるため、運転効率が向上し、かつ
防犯運転対応においても満足できて安全性を保つことが
でき、しかも乗客に不快感を与えないようにすることが
可能となる。

【００４９】（第２の実施例）本実施例によるエレベー
タ制御装置は、前記第１の実施例の場合と同様の構成で
あり、ここでは異なる点についてのみ述べる。

【００５０】すなわち、本実施例では、運転制御装置１
の機能として、以下のような機能がＲＯＭ１３に記憶さ
れている点が、前記第１の実施例の場合と異なってい
る。 （ａ）エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込むと、各
階停止運転装置４からの各階停止運転信号により、各階
停止運転を行なう各階停止運転制御機能。

【００５１】（ｂ）かご呼び登録装置２からのかご呼び
登録信号、各階停止運転装置４からの各階停止運転信
号、判定装置８からの戸開、戸閉釦信号（戸開、戸閉釦
操作検出信号）に基づいて、各階停止運転中に、戸開釦
７ａ、戸閉釦７ｂ、目的階釦が同時に操作されたことを
判定すると、各階停止運転を解除する各階停止運転解除
機能。

【００５２】（ｃ）各階停止運転解除機能により各階停
止運転が解除され、目的階まで直行運転して着床した後
に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復帰させる各階停
止運転復帰機能。

【００５３】次に、以上のように構成した本実施例のエ
レベータ制御装置の動作について、図４に示すフローチ
ャート図を用いて具体的に説明する。図４において、ス
テップ１Ｂで各階停止運転ＳＷがＯＮになると、ステッ
プ２Ｂへ進む。

【００５４】次に、ステップ２Ｂでは、各階停止運転と
なり、ステップ３Ｂへ進む。次に、ステップ３Ｂでは、
戸開釦７ａと戸閉釦７ｂと目的階釦が同時に操作される
と、ステップ４Ｂへ進む。なお、戸開釦７ａと戸閉釦７
ｂと目的階釦が同時に操作されなければ、ステップ２Ｂ
へ戻って各階停止運転中のままとなる。

【００５５】次に、ステップ４Ｂでは、各階停止運転が
解除されて、ステップ５Ｂへ進む。次に、ステップ５Ｂ
では、エレベータが目的階へ直行運転して目的階へ着床
した後に、戸開し、戸閉すると、ステップ６Ｂへ進む。

【００５６】次に、ステップ６Ｂでは、各階停止運転中
に復帰する。なお、ステップ１Ｂの各階停止運転ＳＷが
ＯＦＦになると、ステップ７Ｂの平常運転になる。

【００５７】また、図４のステップ１Ｂからステップ６
Ｂまでの処理は、ＲＯＭ１３に記憶されたプログラムを
ＣＰＵ１２が順次実行していくことにより実行される。
上述したように、本実施例のエレベータ制御装置では、
各階停止運転中に、エレベータの乗りかご内の戸開釦７
ａ、戸閉釦７ｂ、目的階釦が同時に操作されたことを判
定すると、各階停止運転を解除し、各階停止運転が解除
されて、目的階まで直行運転して着床した後に戸開、戸
閉すると、各階停止運転に復帰させるようにしたもので
ある。

【００５８】従って、前記第１の実施例の場合と同様
に、高層住宅等において、各階停止運転中に解除がで
き、さらに目的階へ着床後、自動的に各階信号運転に復
帰できるため、運転効率が向上し、かつ防犯運転対応に
おいても満足できて安全性を保つことができ、しかも乗
客に不快感を与えないようにすることが可能となる。

【００５９】（第３の実施例）本実施例によるエレベー
タ制御装置は、前記第１および第２の各実施例の場合と
同様の構成であり、ここでは異なる点についてのみ述べ
る。

【００６０】すなわち、本実施例では、運転制御装置１
の機能として、以下のような機能がＲＯＭ１３に記憶さ
れている点が、前記第１および第２の各実施例の場合と
異なっている。

【００６１】（ａ）エレベータの乗りかご内に乗客が乗
り込むと、各階停止運転装置４からの各階停止運転信号
により、各階停止運転を行なう各階停止運転制御機能。 （ｂ）かご呼び登録装置２からのかご呼び登録信号、各
階停止運転装置４からの各階停止運転信号、判定装置８
からの戸閉釦信号（戸閉釦操作検出信号）に基づいて、
各階停止運転中に、戸閉釦７ｂが一定時間継続して操作
されかつ目的階釦が操作されたことを判定すると、各階
停止運転を解除する各階停止運転解除機能。

【００６２】（ｃ）各階停止運転解除機能により各階停
止運転が解除され、目的階まで直行運転して着床した後
に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復帰させる各階停
止運転復帰機能。

【００６３】次に、以上のように構成した本実施例のエ
レベータ制御装置の動作について、図５に示すフローチ
ャート図を用いて具体的に説明する。図５において、ス
テップ１Ｃで各階停止運転ＳＷがＯＮになると、ステッ
プ２Ｃへ進む。

【００６４】次に、ステップ２Ｃでは、各階停止運転と
なり、ステップ３Ｃへ進む。次に、ステップ３Ｃでは、
戸閉釦７ｂが一定時間続けて操作されると、ステップ４
Ｃへ進む。なお、戸閉釦７ｂが一定時間続けて操作され
ないと、ステップ２Ｃへ戻って各階停止運転中のままと
なる。

【００６５】次に、ステップ４Ｃでは、目的階釦が操作
されると、ステップ５Ｃへ進む。次に、ステップ５Ｃで
は、各階停止運転が解除されて、ステップ６Ｃへ進む。
次に、ステップ６Ｃでは、エレベータが目的階へ直行運
転して目的階へ着床した後に、戸開し、戸閉すると、ス
テップ７Ｃへ進む。

【００６６】次に、ステップ７Ｃでは、各階停止運転中
に復帰する。なお、ステップ１Ｃの各階停止運転ＳＷが
ＯＦＦになると、ステップ８Ｃの平常運転になる。

【００６７】また、図５のステップ１Ｃからステップ７
Ｃまでの処理は、ＲＯＭ１３に記憶されたプログラムを
ＣＰＵ１２が順次実行していくことにより実行される。
上述したように、本実施例のエレベータ制御装置では、
各階停止運転中に、エレベータの乗りかご内の戸閉釦７
ｂが一定時間継続して操作されかつ目的階釦が操作され
たことを判定すると、各階停止運転を解除し、各階停止
運転が解除されて、目的階まで直行運転して着床した後
に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復帰させるように
したものである。

【００６８】従って、前記第１および第２の各実施例の
場合と同様に、高層住宅等において、各階停止運転中に
解除ができ、さらに目的階へ着床後、自動的に各階信号
運転に復帰できるため、運転効率が向上し、かつ防犯運
転対応においても満足できて安全性を保つことができ、
しかも乗客に不快感を与えないようにすることが可能と
なる。

【００６９】（第４の実施例）本実施例によるエレベー
タ制御装置は、前記第１乃至第３の各実施例の場合と同
様の構成であり、ここでは異なる点についてのみ述べ
る。

【００７０】すなわち、本実施例では、運転制御装置１
の機能として、以下のような機能がＲＯＭ１３に記憶さ
れている点が、前記第１乃至第３の各実施例の場合と異
なっている。

【００７１】（ａ）エレベータの乗りかご内に乗客が乗
り込むと、各階停止運転装置４からの各階停止運転信号
により、各階停止運転を行なう各階停止運転制御機能。 （ｂ）かご呼び登録装置２からのかご呼び登録信号、各
階停止運転装置４からの各階停止運転信号、判定装置８
からの戸開釦、戸閉釦信号（戸閉釦操作検出信号）に基
づいて、戸開釦７ａ、戸閉釦７ｂが同時に一定時間継続
して操作されかつ目的階釦が操作されたことを判定する
と、各階停止運転を解除する各階停止運転解除機能。

【００７２】（ｃ）各階停止運転解除機能により各階停
止運転が解除され、目的階まで直行運転して着床した後
に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復帰させる各階停
止運転復帰機能。

【００７３】次に、以上のように構成した本実施例のエ
レベータ制御装置の動作について、図６に示すフローチ
ャート図を用いて具体的に説明する。図６において、ス
テップ１Ｄで各階停止運転ＳＷがＯＮになると、ステッ
プ２Ｄへ進む。

【００７４】次に、ステップ２Ｄでは、各階停止運転と
なり、ステップ３Ｄへ進む。次に、ステップ３Ｄでは、
戸開釦７ａと戸閉釦７ｂが同時に一定時間続けて操作さ
れると、ステップ４Ｄへ進む。なお、戸開釦７ａと戸閉
釦７ｂが同時に一定時間続けて操作されないと、ステッ
プ２Ｄへ戻って各階停止運転中のままとなる。

【００７５】次に、ステップ４Ｄでは、目的階釦が操作
されると、ステップ５Ｄへ進む。次に、ステップ５Ｄで
は、各階停止運転が解除されて、ステップ６Ｄへ進む。
次に、ステップ６Ｄでは、エレベータが目的階へ直行運
転して目的階へ着床した後に、戸開し、戸閉すると、ス
テップ７Ｄへ進む。

【００７６】次に、ステップ７Ｄでは、各階停止運転中
に復帰する。なお、ステップ１Ｄの各階停止運転ＳＷが
ＯＦＦになると、ステップ８Ｄの平常運転になる。

【００７７】また、図６のステップ１Ｄからステップ７
Ｄまでの処理は、ＲＯＭ１３に記憶されたプログラムを
ＣＰＵ１２が順次実行していくことにより実行される。
上述したように、本実施例のエレベータ制御装置では、
各階停止運転中に、エレベータの乗りかご内の戸開釦７
ａ、戸閉釦７ｂが同時に一定時間継続して操作されかつ
目的階釦が操作されたことを判定すると、各階停止運転
を解除し、各階停止運転が解除されて、目的階まで直行
運転して着床した後に戸開、戸閉すると、各階停止運転
に復帰させるようにしたものである。

【００７８】従って、前記第１乃至第３の各実施例の場
合と同様に、高層住宅等において、各階停止運転中に解
除ができ、さらに目的階へ着床後、自動的に各階信号運
転に復帰できるため、運転効率が向上し、かつ防犯運転
対応においても満足できて安全性を保つことができ、し
かも乗客に不快感を与えないようにすることが可能とな
る。

【００７９】（第５の実施例）本実施例によるエレベー
タ制御装置は、前記第１乃至第４の各実施例の場合と同
様の構成であり、ここでは異なる点についてのみ述べ
る。

【００８０】すなわち、本実施例では、運転制御装置１
の機能として、前記第１乃至第４の各実施例の（ａ）乃
至（ｃ）の各機能に加えて、以下のような機能がＲＯＭ
１３に記憶されている点が、前記第１乃至第４の各実施
例の場合と異なっている。

【００８１】（ｄ）前記各階停止運転解除機能による各
階停止運転の解除中は、乗場からの呼び登録に応答させ
ないようにする機能。次に、以上のように構成した本実
施例のエレベータ制御装置の動作について説明する。

【００８２】本実施例では、各階停止運転が解除された
時における乗場呼びの処理動作が異なっている。すなわ
ち、前記第１乃至第４の各実施例のうちのいずれかの実
施例において、各階停止運転が解除された時に、途中で
他の乗場より呼びを登録できる乗場呼び登録装置３か
ら、運転制御装置１に乗場呼び登録信号を出力して呼び
登録がなされても、運転制御装置１はこれには応答をし
ない。

【００８３】次に、以上の動作について、図７に示すフ
ローチャート図を用いてより具体的に説明する。図７に
おいて、ステップ１Ｅで各階停止運転が解除中になる
と、ステップ２Ｅへ進む。

【００８４】次に、ステップ２Ｅでは、乗場呼びに応答
せずに通過させて、ステップ３Ｅへ進む。次に、ステッ
プ３Ｅでは、エレベータが目的階へ直行運転して目的階
へ着床した後に、戸開し、戸閉すると、各階停止運転に
復帰して、ステップ４Ｅへ進む。

【００８５】次に、ステップ４Ｅでは、乗場呼びに応答
する。上述したように、本実施例のエレベータ制御装置
では、各階停止運転中に、エレベータの乗りかご内の戸
開釦７ａ、戸閉釦７ｂが同時に操作されかつ一定時間内
に目的階釦が操作されたことを判定するか、各階停止運
転中に、エレベータの乗りかご内の戸開釦７ａ、戸閉釦
７ｂ、目的階釦が同時に操作されたことを判定するか、
各階停止運転中に、エレベータの乗りかご内の戸閉釦７
ｂが一定時間継続して操作されかつ目的階釦が操作され
たことを判定するか、各階停止運転中に、エレベータの
乗りかご内の戸開釦７ａ、戸閉釦７ｂが同時に一定時間
継続して操作されかつ目的階釦が操作されたことを判定
したことによって、各階停止運転を解除している間は、
乗場からの呼び登録に応答させないようにしたものであ
る。

【００８６】従って、前記第１乃至第４の各実施例の場
合と同様に、高層住宅等において、各階停止運転中に解
除ができ、さらに目的階へ着床後、自動的に各階信号運
転に復帰できるため、運転効率が向上し、かつ防犯運転
対応においても満足できて安全性を保つことができ、し
かも乗客に不快感を与えないようにすることが可能とな
る。

【００８７】さらに、各階停止運転を解除して直行運転
している間は、乗場呼びには応答させないようにするこ
とにより、各階停止運転を解除して目的階へ直行運転し
ている途中で乗場呼びが発生しても、エレベータを停止
させないようにすることが可能となる。

【００８８】

【発明の効果】以上説明したように、まず、請求項１お
よび請求項７に対応する発明によれば、エレベータの乗
りかご内に乗客が乗り込んでかご呼びが発生すると各階
停止運転を行なう各階停止運転制御機能を備えたエレベ
ータ制御方法および装置において、エレベータの乗りか
ご内の釦が操作されたことを検出する検出手段と、各階
停止運転中に、エレベータの乗りかご内の乗客により特
定の釦操作が為されたことを判定すると、各階停止運転
を解除する各階停止運転解除手段と、各階停止運転解除
手段により各階停止運転が解除され、目的階まで直行運
転して着床した後に戸開、戸閉すると、各階停止運転に
復帰させる各階停止運転復帰手段とを備え、各階停止運
転中に、エレベータの乗りかご内の乗客により特定の釦
操作が為された場合に、各階停止運転を解除し、各階停
止運転が解除され、目的階まで直行運転して着床し戸
開、戸閉した後に、各階停止運転に復帰させるようにし
たので、防犯運転対策を満足させて安全性を保ちつつ、
乗客に不快感を与えないようにすると共に運転効率の向
上を図ることが可能なエレベータ制御方法および装置が
提供できる。

【００８９】また、請求項２および請求項８に対応する
発明によれば、エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込
んでかご呼びが発生すると各階停止運転を行なう各階停
止運転制御機能を備えたエレベータ制御方法および装置
において、エレベータの乗りかご内の戸開釦、戸閉釦、
目的階釦が操作されたことを検出する検出手段と、各階
停止運転中に、戸開釦、戸閉釦が同時に操作されかつ一
定時間内に目的階釦が操作されたことを判定すると、各
階停止運転を解除する各階停止運転解除手段と、各階停
止運転解除手段により各階停止運転が解除され、目的階
まで直行運転して着床した後に戸開、戸閉すると、各階
停止運転に復帰させる各階停止運転復帰手段とを備え、
各階停止運転中に、戸開釦、戸閉釦が同時に操作されか
つ一定時間内にエレベータの乗りかご内の目的階釦が操
作された場合に、各階停止運転を解除し、当該各階停止
運転が解除され、目的階まで直行運転して着床し戸開、
戸閉した後に、各階停止運転に復帰させるようにしたの
で、防犯運転対策を満足させて安全性を保ちつつ、乗客
に不快感を与えないようにすると共に運転効率の向上を
図ることが可能なエレベータ制御方法および装置が提供
できる。

【００９０】さらに、請求項３および請求項９に対応す
る発明によれば、エレベータの乗りかご内に乗客が乗り
込んでかご呼びが発生すると各階停止運転を行なう各階
停止運転制御機能を備えたエレベータ制御方法および装
置において、エレベータの乗りかご内の戸開釦、戸閉
釦、目的階釦が操作されたことを検出する検出手段と、
各階停止運転中に、戸開釦、戸閉釦、目的階釦が同時に
操作されたことを判定すると、各階停止運転を解除する
各階停止運転解除手段と、各階停止運転解除手段により
各階停止運転が解除され、目的階まで直行運転して着床
した後に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復帰させる
各階停止運転復帰手段とを備え、各階停止運転中に、エ
レベータの乗りかご内の戸開釦、戸閉釦、目的階釦が同
時に操作された場合に、各階停止運転を解除し、当該各
階停止運転が解除され、目的階まで直行運転して着床し
戸開、戸閉した後に、各階停止運転に復帰させるように
したので、防犯運転対策を満足させて安全性を保ちつ
つ、乗客に不快感を与えないようにすると共に運転効率
の向上を図ることが可能なエレベータ制御方法および装
置が提供できる。

【００９１】また、請求項４および請求項１０に対応す
る発明によれば、エレベータの乗りかご内に乗客が乗り
込んでかご呼びが発生すると各階停止運転を行なう各階
停止運転制御機能を備えたエレベータ制御方法および装
置において、エレベータの乗りかご内の戸閉釦、目的階
釦が操作されたことを検出する検出手段と、各階停止運
転中に、戸閉釦が一定時間継続して操作されかつ目的階
釦が操作されたことを判定すると、各階停止運転を解除
する各階停止運転解除手段と、各階停止運転解除手段に
より各階停止運転が解除され、目的階まで直行運転して
着床した後に戸開、戸閉すると、各階停止運転に復帰さ
せる各階停止運転復帰手段とを備え、各階停止運転中
に、エレベータの乗りかご内の戸閉釦が一定時間継続し
て操作されかつエレベータの乗りかご内の目的階釦が操
作された場合に、各階停止運転を解除し、当該各階停止
運転が解除され、目的階まで直行運転して着床し戸開、
戸閉した後に、各階停止運転に復帰させるようにしたの
で、防犯運転対策を満足させて安全性を保ちつつ、乗客
に不快感を与えないようにすると共に運転効率の向上を
図ることが可能なエレベータ制御方法および装置が提供
できる。

【００９２】さらに、請求項５および請求項１１に対応
する発明によれば、エレベータの乗りかご内に乗客が乗
り込んでかご呼びが発生すると各階停止運転を行なう各
階停止運転制御機能を備えたエレベータ制御方法および
装置において、エレベータの乗りかご内の戸開釦、戸閉
釦、目的階釦が操作されたことを検出する検出手段と、
各階停止運転中に、戸開釦、戸閉釦が同時に一定時間継
続して操作されかつ目的階釦が操作されたことを判定す
ると、各階停止運転を解除する各階停止運転解除手段
と、各階停止運転解除手段により各階停止運転が解除さ
れ、目的階まで直行運転して着床した後に戸開、戸閉す
ると、各階停止運転に復帰させる各階停止運転復帰手段
とを備え、各階停止運転中に、エレベータの乗りかご内
の戸開釦、戸閉釦が同時に一定時間継続して操作されか
つエレベータの乗りかご内の目的階釦が操作された場合
に、各階停止運転を解除し、当該各階停止運転が解除さ
れ、目的階まで直行運転して着床し戸開、戸閉した後
に、各階停止運転に復帰させるようにしたので、防犯運
転対策を満足させて安全性を保ちつつ、乗客に不快感を
与えないようにすると共に運転効率の向上を図ることが
可能なエレベータ制御方法および装置が提供できる。

【００９３】さらにまた、請求項６および請求項１２に
対応する発明によれば、上記請求項１および請求項７、
請求項２および請求項８、請求項３および請求項９、請
求項４および請求項１０、請求項５および請求項１１の
いずれかに対応する発明のエレベータ制御方法および装
置において、各階停止運転解除手段による各階停止運転
の解除中は、乗場からの呼び登録に応答させないように
する手段を付加し、各階停止運転解除中は、乗場からの
呼び登録に応答させないようにしたので、各階停止運転
を解除して目的階へ直行運転している途中で乗場呼びが
発生してもエレベータを停止させないようにすることが
可能なエレベータ制御方法および装置が提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるエレベータ制御装置の全体構成例
を示すブロック図。

【図２】本発明によるエレベータ制御装置における運転
制御装置をマイクロコンピュータで実現する場合の構成
例を示すブロック図。

【図３】本発明の第１の実施例によるエレベータ制御装
置の動作を説明するためのフローチャート図。

【図４】本発明の第２の実施例によるエレベータ制御装
置の動作を説明するためのフローチャート図。

【図５】本発明の第３の実施例によるエレベータ制御装
置の動作を説明するためのフローチャート図。

【図６】本発明の第４の実施例によるエレベータ制御装
置の動作を説明するためのフローチャート図。

【図７】本発明の第５の実施例によるエレベータ制御装
置の動作を説明するためのフローチャート図。

【符号の説明】

１…運転制御装置、 ２…かご呼び登録装置、 ３…乗場呼び登録装置、 ４…各階停止運転装置、 ５…ドア駆動装置、 ６…エレベータ駆動装置、 ７ａ…戸開釦、 ７ｂ…戸閉釦、 ８…判定装置。

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込
   んでかご呼びが発生した際に、各階停止運転を行なうよ
   うにしたエレベータ制御方法において、 前記各階停止運転中に、前記エレベータの乗りかご内の
   乗客により特定の釦操作が為された場合に、前記各階停
   止運転を解除し、 前記各階停止運転が解除され、目的階まで直行運転して
   着床し戸開、戸閉した後に、前記各階停止運転に復帰さ
   せるようにしたことを特徴とするエレベータ制御方法。
2. 【請求項２】 エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込
   んでかご呼びが発生した際に、各階停止運転を行なうよ
   うにしたエレベータ制御方法において、 前記各階停止運転中に、前記エレベータの乗りかご内の
   戸開釦、戸閉釦が同時に操作されかつ一定時間内に前記
   エレベータの乗りかご内の目的階釦が操作された場合
   に、前記各階停止運転を解除し、 前記各階停止運転が解除され、目的階まで直行運転して
   着床し戸開、戸閉した後に、前記各階停止運転に復帰さ
   せるようにしたことを特徴とするエレベータ制御方法。
3. 【請求項３】 エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込
   んでかご呼びが発生した際に、各階停止運転を行なうよ
   うにしたエレベータ制御方法において、 前記各階停止運転中に、前記エレベータの乗りかご内の
   戸開釦、戸閉釦、目的階釦が同時に操作された場合に、
   前記各階停止運転を解除し、 前記各階停止運転が解除され、目的階まで直行運転して
   着床し戸開、戸閉した後に、前記各階停止運転に復帰さ
   せるようにしたことを特徴とするエレベータ制御方法。
4. 【請求項４】 エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込
   んでかご呼びが発生した際に、各階停止運転を行なうよ
   うにしたエレベータ制御方法において、 前記各階停止運転中に、前記エレベータの乗りかご内の
   戸閉釦が一定時間継続して操作されかつ前記エレベータ
   の乗りかご内の目的階釦が操作された場合に、前記各階
   停止運転を解除し、 前記各階停止運転が解除され、目的階まで直行運転して
   着床し戸開、戸閉した後に、前記各階停止運転に復帰さ
   せるようにしたことを特徴とするエレベータ制御方法。
5. 【請求項５】 エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込
   んでかご呼びが発生した際に、各階停止運転を行なうよ
   うにしたエレベータ制御方法において、 前記各階停止運転中に、前記エレベータの乗りかご内の
   戸開釦、戸閉釦が同時に一定時間継続して操作されかつ
   前記エレベータの乗りかご内の目的階釦が操作された場
   合に、前記各階停止運転を解除し、 前記各階停止運転が解除され、目的階まで直行運転して
   着床し戸開、戸閉した後に、前記各階停止運転に復帰さ
   せるようにしたことを特徴とするエレベータ制御方法。
6. 【請求項６】 前記請求項１乃至請求項５のいずれか１
   項に記載のエレベータ制御方法において、 前記各階停止運転解除中は、乗場からの呼び登録に応答
   させないようにしたことを特徴とするエレベータ制御方
   法。
7. 【請求項７】 エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込
   んでかご呼びが発生すると各階停止運転を行なう各階停
   止運転制御機能を備えたエレベータ制御装置において、 前記エレベータの乗りかご内の釦が操作されたことを検
   出する検出手段と、 前記各階停止運転中に、前記エレベータの乗りかご内の
   乗客により特定の釦操作が為されたことを判定すると、
   前記各階停止運転を解除する各階停止運転解除手段と、 前記各階停止運転解除手段により各階停止運転が解除さ
   れ、目的階まで直行運転して着床した後に戸開、戸閉す
   ると、前記各階停止運転に復帰させる各階停止運転復帰
   手段と、 を備えて成ることを特徴とするエレベータ制御装置。
8. 【請求項８】 エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込
   んでかご呼びが発生すると各階停止運転を行なう各階停
   止運転制御機能を備えたエレベータ制御装置において、 前記エレベータの乗りかご内の戸開釦、戸閉釦、目的階
   釦が操作されたことを検出する検出手段と、 前記各階停止運転中に、前記戸開釦、戸閉釦が同時に操
   作されかつ一定時間内に前記目的階釦が操作されたこと
   を判定すると、前記各階停止運転を解除する各階停止運
   転解除手段と、 前記各階停止運転解除手段により各階停止運転が解除さ
   れ、目的階まで直行運転して着床した後に戸開、戸閉す
   ると、前記各階停止運転に復帰させる各階停止運転復帰
   手段と、 を備えて成ることを特徴とするエレベータ制御装置。
9. 【請求項９】 エレベータの乗りかご内に乗客が乗り込
   んでかご呼びが発生すると各階停止運転を行なう各階停
   止運転制御機能を備えたエレベータ制御装置において、 前記エレベータの乗りかご内の戸開釦、戸閉釦、目的階
   釦が操作されたことを検出する検出手段と、 前記各階停止運転中に、前記戸開釦、戸閉釦、目的階釦
   が同時に操作されたことを判定すると、前記各階停止運
   転を解除する各階停止運転解除手段と、 前記各階停止運転解除手段により各階停止運転が解除さ
   れ、目的階まで直行運転して着床した後に戸開、戸閉す
   ると、前記各階停止運転に復帰させる各階停止運転復帰
   手段と、 を備えて成ることを特徴とするエレベータ制御装置。
10. 【請求項１０】 エレベータの乗りかご内に乗客が乗り
    込んでかご呼びが発生すると各階停止運転を行なう各階
    停止運転制御機能を備えたエレベータ制御装置におい
    て、 前記エレベータの乗りかご内の戸閉釦、目的階釦が操作
    されたことを検出する検出手段と、 前記各階停止運転中に、前記戸閉釦が一定時間継続して
    操作されかつ前記目的階釦が操作されたことを判定する
    と、前記各階停止運転を解除する各階停止運転解除手段
    と、 前記各階停止運転解除手段により各階停止運転が解除さ
    れ、目的階まで直行運転して着床した後に戸開、戸閉す
    ると、前記各階停止運転に復帰させる各階停止運転復帰
    手段と、 を備えて成ることを特徴とするエレベータ制御装置。
11. 【請求項１１】 エレベータの乗りかご内に乗客が乗り
    込んでかご呼びが発生すると各階停止運転を行なう各階
    停止運転制御機能を備えたエレベータ制御装置におい
    て、 前記エレベータの乗りかご内の戸開釦、戸閉釦、目的階
    釦が操作されたことを検出する検出手段と、 前記各階停止運転中に、前記戸開釦、戸閉釦が同時に一
    定時間継続して操作されかつ前記目的階釦が操作された
    ことを判定すると、前記各階停止運転を解除する各階停
    止運転解除手段と、 前記各階停止運転解除手段により各階停止運転が解除さ
    れ、目的階まで直行運転して着床した後に戸開、戸閉す
    ると、前記各階停止運転に復帰させる各階停止運転復帰
    手段と、 を備えて成ることを特徴とするエレベータ制御装置。
12. 【請求項１２】 前記請求項８乃至請求項１１のいずれ
    か１項に記載のエレベータ制御装置において、 前記各階停止運転解除手段による各階停止運転の解除中
    は、乗場からの呼び登録に応答させないようにする手段
    を付加して成ることを特徴とするエレベータ制御装置。