JPH08229072A - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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- JPH08229072A JPH08229072A JP7037358A JP3735895A JPH08229072A JP H08229072 A JPH08229072 A JP H08229072A JP 7037358 A JP7037358 A JP 7037358A JP 3735895 A JP3735895 A JP 3735895A JP H08229072 A JPH08229072 A JP H08229072A
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Abstract
いても容易に装着することができ、且つフィット性に優
れた使い捨ておむつを提供すること。 【構成】 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シ
ート及びこれら両シート間に介在する吸収体とを有する
展開型の使い捨ておむつにおいて、使用時に着用者の腹
側に位置する腹側部及び背側に位置する背側部の側縁部
の左右両側若しくは何れか一方における表面シート側に
は、上記腹側部と上記背側部とを少なくともそれらの表
面シート側同士を当接させて締結する締結部が設けられ
ていることを特徴とする使い捨ておむつ。
Description
し、更に詳細には、着用者が立った状態及び寝た状態の
何れにおいても容易におむつを装着させることができ、
フィット性に優れた使い捨ておむつに関する。
使い捨ておむつとしては、おむつ止着用のファスニング
テープによりおむつの使用時におむつの腹側部と背側部
とを接合して使用する、所謂展開型の使い捨ておむつが
多用されている。しかし、上記の展開型の使い捨ておむ
つは、該使い捨ておむつを装着させる際に、着用者を寝
かせた状態で装着させるのが主であり、着用者を立たせ
た状態で着用させるのは困難であり、着用者を立たせた
状態でも容易に装着できる展開型の使い捨ておむつが要
望されていた。また、上記の展開型の使い捨ておむつで
は、上述のように着用者を寝かせた状態でしか装着させ
ることができなかったため、特に、高月齢の乳幼児等に
対して使用した場合に、着用者の動作等によるウエスト
部やレッグ部のサイズの変動に十分に対応することがで
きず、フィット性に劣るという問題があった。
態又は立った状態の何れにおいても容易に装着すること
ができ、且つフィット性に優れた使い捨ておむつを提供
することにある。
面シート、液不透過性の裏面シート及びこれら両シート
間に介在する吸収体とを有する展開型の使い捨ておむつ
において、使用時に着用者の腹側に位置する腹側部及び
背側に位置する背側部の側縁部の左右両側若しくは何れ
か一方における表面シート側には、上記腹側部と上記背
側部とを少なくともそれらの表面シート側同士を当接さ
せて締結する締結部が設けられていることを特徴とする
使い捨ておむつを提供することにより上記目的を達成し
たものである。
背側部との少なくとも何れか一方の左右両側縁部におけ
る表面シート側に、締結部が設けられているので、該締
結部を貼着させた後使用に供することにより、着用者を
立たせた状態でも容易におむつを装着させることができ
る。
参照して更に詳細に説明する。図1は、本発明の使い捨
ておむつの1実施例を示す平面図であり、図2は、図1
に示すおむつにおけるウエスト部調節部材を展開した状
態を示す一部平面図である。また、図3は、図2に示す
使い捨ておむつの締結部を締結させた状態を示す斜視図
であり、図4は、図3に示す使い捨ておむつのウエスト
部調節部材を止着した状態を示す斜視図である。
すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面
シート3及びこれら両シート間に介在する吸収体4とを
有する。
ておむつ1は、図1〜図4に示すように、吸収体4が股
下領域が縊れた砂時計状に湾曲形成され、表面シート2
及び裏面シート3も吸収体4の形状に即して股下領域が
上述の如く湾曲形成されており、該吸収体4は、表面シ
ート2及び裏面シート3により挟持・固定されている。
また、上記吸収体4の周縁部におけるウエスト部8とレ
ッグ部9とには、おむつを着用した際に、着用者にウエ
スト部8とレッグ部9とをフィットさせるための弾性伸
縮部材7が表面シート2と裏面シート3とにより固定さ
れて設けられている。このような構成は、従来の展開型
の使い捨ておむつと同じである。
各部材の形成材料について説明する。上記表面シート2
としては、***物を吸収体へ透過させる液透過性シート
で肌着に近い感触を有したものが好ましく、このような
液透過性シートとしては、例えば、織布、不織布、多孔
性フィルム等が好ましく挙げられる。また、表面シート
2の周縁にシリコン系油剤、パラフィンワックス等の疎
水性化合物を塗布する方法や、予めアルキルリン酸エス
テルのような親水性化合物を全体に塗布し、周縁を温水
で洗浄する方法により、撥水処理を施し、周縁における
尿等の滲みによる漏れを防止することができる。
性樹脂にフィラーを加えて延伸した液不透過性かつ蒸気
透過性のフィルムシート、または繊維集合体が用いられ
る。
を主材とした高分子吸水ポリマーを併用したものが好ま
しい。該高分子吸水ポリマーは、上記吸収体4の上層、
中層、下層のいずれに存在させてもよく、また、パルプ
と混合したものであってもよい。また、該高分子吸水ポ
リマーは自重の20倍以上の液体を吸収して保持し得る
保持性能を有し、ゲル化する性質を有する粒子状のもの
が好ましく、このような高分子吸水ポリマーとしては、
例えば、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合
体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、
ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アク
リル酸(塩)重合体などが好ましく挙げられる。
ム、平ゴム、フィルムタイプのゴムあるいはフィルム状
の発泡ポリウレタン等が好ましく挙げられ、50%伸長
時の応力が40〜150グラムのものが好ましい。
使用時に着用者の腹側に位置する腹側部5及び背側に位
置する背側部6の側縁部の左右両側における表面シート
2側(表面シート2の表面上)に、上記腹側部5と上記
背側部6とを、少なくともそれらの表面シート2側同士
を当接させて締結する、細帯状の上記締結部10が、表
面シート2の表面上に接着されて設けられている。
のマジックテープ(登録商標)等の公知のメカニカルホ
ックテープや、粘着テープ等が挙げられる。
〜60mm、長さが20〜100mmであるのが好まし
い。また、上記締結部10は、上記両側縁部に設けられ
ていればその敷設位置は特に制限されないが、側縁から
5〜60mmの位置に設けられているのが好ましい。
10を有していることにより、着用者が立った状態及び
寝た状態の何れにおいても容易におむつの装着を行うこ
とができる。
記背側部6の両側縁部に、ウエスト部の長さを調節する
ウエスト部調節部材20が設けられている。上記ウエス
ト部調節部材20は、図1及び図2に示すように、上記
背側部6の側縁に延設されており、該側縁に連設された
表面が剥離処理されてなるリリース部22と、該リリー
ス部22に連設された表面(表面シート2側)に粘着剤
が塗布されている止着部21とからなる。また、上記ウ
エスト部調節部材20は、上記側縁に上記止着部21及
び上記リリース部22を備えたテープ材料を接合する等
して形成することができる。
おむつの使用前においては、図1に示すように、上記止
着部21の表面と上記リリース部22の表面とを粘着さ
せており、おむつの使用時においては、図1の矢印方向
に上記止着部21を剥離させて図2及び3に示す如き状
態とし、次いで、図4に示すように、該止着部21をお
むつの腹側部5に設けられたランディングテープ23に
止着することにより使用する。
施例の使い捨ておむつ1は、ウエスト部のサイズを、着
用者に装着した後においても、容易に調節することがで
きるので、ウエスト部及びレッグ部のフィット性をより
向上させることができる。
材20を有する本実施例の使い捨ておむつを製造するに
は、通常のおむつの製造工程に加えて、間欠的に上記
表面シート上に上記締結部を形成するメカニカルホック
テープ等を敷設するか、又は上記表面シート上に連続的
に上記締結部を形成するメカニカルホックテープ等を敷
設した後、おむつの形状に合わせて切断することによ
り、おむつの所定位置に上記締結部を形成する工程、及
び上記背側部の側縁に上記ウエスト部調節部材を形成
する部材を連設する工程等を行うことにより製造するこ
とができる。
施例には何ら限定されるものではなく、例えば上記側縁
部の左右何れか一方のみに上記締結部を設けてもよく、
また図5や図6に示す構成とすることもできる。ここ
で、図5(a)は、本発明の使い捨ておむつの他の実施
例を示す平面図(図1相当図)であり、図5(b)は、
図5(a)に示すウエスト部調節部材20の拡大斜視図
である。また、図6は、本発明の使い捨ておむつの更に
他の実施例を示す平面図(図1相当図)である。
ては、上記ウエスト部調節部材20が背側部6の両側縁
から延設されて形成されたもので説明したが、上記ウエ
スト部調節部材20は、図5(a)に示すように、図5
(b)に示す如きZ型に折り畳まれたファスニングテー
プを上記背側部の両側縁部における裏面シート3側に設
けることにより形成することもできる。また、上記締結
部10は、図6に示すような粘着部11と該粘着部11
に隣接して設けられた剥離部12とにより形成されたも
のでもよく、この場合、使用前(保存時)においては、
上記粘着部11の粘着面と上記剥離部12の剥離面とを
当接させておくことにより、上記粘着部11の粘着面を
保護する。
た状態又は立った状態の何れにおいても容易に装着する
ことができ、且つフィット性に優れたものであり、更に
詳細には、おむつの腹側部及び背側部の両側縁部がずれ
ることがなく、フィット性が良好であり、おむつの両側
縁部を握る感覚で容易におむつの腹側部と背側部との締
結を行うことができるものである。また、上記ウエスト
部調節部材を具備する本発明の使い捨ておむつは、上記
の効果に加えて更に、着用者のウエスト回りのサイズに
合わせて締結されたおむつのサイズを容易に調節でき、
ウエスト部及びレッグ部のフィット性をより向上させる
ことができ、おむつを確実に固定することができ、使用
中におむつの締結状態が外れるといった不都合が生じ
ず、着用者が寝た状態又は立った状態の何れにおいて装
着した場合でも、使用中にフィット性が低下することが
ないものである。
示す平面図である。
調節部材を展開した状態を示す一部平面図である。
締結させた状態を示す斜視図である。
部調節部材を止着した状態を示す斜視図である。
実施例を示す平面図(図1相当図)であり、図5(b)
は、図5(a)に示すウエスト部調節部材20の拡大斜
視図である。
施例を示す平面図(図1相当図)である。
Claims (3)
- 【請求項1】 液透過性の表面シート、液不透過性の裏
面シート及びこれら両シート間に介在する吸収体とを有
する展開型の使い捨ておむつにおいて、 使用時に着用者の腹側に位置する腹側部及び背側に位置
する背側部の側縁部の左右両側若しくは何れか一方にお
ける表面シート側には、上記腹側部と上記背側部とを少
なくともそれらの表面シート側同士を当接させて締結す
る締結部が設けられていることを特徴とする使い捨てお
むつ。 - 【請求項2】 上記背側部の両側縁部に、ウエスト部の
長さを調節するウエスト部調節部材が設けられているこ
とを特徴とする請求項1記載の使い捨ておむつ。 - 【請求項3】 上記ウエスト部調節部材は、表面に粘着
剤が塗布されてなる止着部と、表面が剥離処理されてな
るリリース部とからなり、上記背側部の両側縁から延設
されていることを特徴とする請求項2記載の使い捨てお
むつ。
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---|---|---|---|
JP03735895A JP3429383B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 使い捨ておむつ |
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-
1995
- 1995-02-24 JP JP03735895A patent/JP3429383B2/ja not_active Expired - Fee Related
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