JPH08224768A - ダブル・スクリュ−式押出機に使用される動力伝達装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同じか小さい構成容積で高い回転モーメント
を伝達することができるダブル・スクリュ−式押出機用
の動力伝達装置を提供することである。 【構成】 動力伝達装置のハウジングは２つの部分ハウ
シング（１、２）に分割されていて、第１の被駆動シャ
フト（１０）の駆動側部分が第１の部分ハウジングに軸
方向と半径方向に配置されているとともに、第１の被駆
動シャフト（１０）の残りの部分と第２の被駆動シャフ
ト（１８）が第２の部分ハウジングに軸方向に配置され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する分野】本発明は、請求項１の特徴項の構
成を備えたダブル・スクリュ−式押出機に使用される動
力伝達装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種のダブル・スクリュ−式押出機
は、狭い間隔をあけて配置され同じ方向または反対の方
向に回転するスリュ−・シャフトを２つ備えている。そ
の結果、動力伝達装置の被駆動シャフトは狭く合い並ぶ
とともに、同じ大きな回転モーメントで駆動されなけれ
ばならない。動力伝達装置自身の目的は、モーターの回
転数を減らすことと、回転モーメントを変えることを、
押出工程から生じる軸方向の力を受け支えるよう分配す
ることである。この種の公知の動力伝達装置において
は、変速は駆動側の二分割された部分ハウジング内で行
われてるとともに、パワーの分配と性能の合同は動力伝
達装置のハウジングの被駆動側の４分割の部分ハウジン
グで行われていた。動力伝達装置から伝達しなければな
らない回転モーメントが高くなればなるほど、動力伝達
装置の構成容積と重量が大きくなる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、同じ
かまたは小さい構成容積で高い回転モーメントを伝達す
ることができるよう当初の挙げた種類の動力伝達装置を
構成することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
れば、請求項１の特徴項の構成を備えた当初に挙げた動
力伝達装置により達成されたのである。本発明の有利な
実施態様については請求項２と請求項３を参照された
い。

【０００５】本発明に従った動力伝達装置においては、
パワーの分配は、これまではもっぱら変速が行われてい
た同じ部分ハウジング内で分割シャフトの駆動側の端部
で実施される。これにより、動力伝達装置とそのハウジ
ングが短縮されるので、大きい回転モーメントに基づい
て幅の広い歯車が要求されていた場所の要求をなくすこ
とはできる。なぜなら、ラヂアル・ベヤリングと、カッ
プリング・スリーブを介して接続されてきたシャフト部
分とをなしですますことできるからである。その他の特
長は、ハウジングを簡単に加工することができる。

【０００６】

【発明の実施の形態】ダブル・スクリュ−式押出機の動
力伝達装置は、駆動側の部分ハウシング１と被駆動側の
部分ハウジング２より成るハウジングの中に配置されて
いる。両方の部分ハウジング１と２は、垂直面３内にお
いて分離可能に接続されている。

【０００７】駆動側の部分ハウジング１は、駆動ピニオ
ン４を担持している駆動シャフトを収容している。駆動
ピニオン４は、中間シャフト７の歯車６と噛み合ってお
り、中間シャフト７の第２の歯車８は第１の被駆動シャ
フト１０が配置された歯車９と噛み合っている。この第
１の被駆動シャフト１０は、２つの互いに接続された部
分シャフト１１と１２とより成り、そのうちの該部分シ
ャフト１１は２つのラジアル・ベヤリング１３を介して
駆動側の部分シャフト１１により駆動側の部分ハウジン
グ内に軸支されている。第１の被駆動側の部分シャフト
１０の第２の部分シャフト１２は、駆動側の部分ハウジ
ング２に貫設されており、駆動側の部分ハウジング２の
外側で図示されていないダブル・スクリュ−式押出機の
スクリュ−・シャフトの一方と接続されている。

【０００８】第１の被駆動シャフト１０の駆動側の部分
シャフト１１上に配置されている第２の歯車１４は２つ
の歯車１５と噛み合っており、そのうちの１つは、２つ
の分配シャフト１６の駆動側の端部に配置されている。
分配シャフト１６の駆動側端部は、歯車の両側で駆動側
部分ハジング１の中に配置されたラヂアル・ベヤリング
１７に軸支されている。分配シャフト１６は被駆動側の
部分ハウジング１の貫設されていて、第２の被駆動シャ
フト１８の上方に位置している。分配シャフト１６の被
駆動側の端部は、部分ハウジング２に配置されているラ
ヂアル・ベヤリング１９に軸支されたいる。分配シャフ
ト１６は、第２の歯車２０を担持していおり、該歯車２
０は第２の駆動シャフト１８に配置された歯車２１と噛
み合っている。

【０００９】第２の被駆動シャフト１８は、被駆動側の
部分ハウジング２内において２つのラヂアル・ベヤリン
グ２２とアキシヤル・ベヤリング２３に軸支されてい
る。アキシヤル・ベヤリング２３は、タンデム・ベヤリ
ングまたは多層ベヤリングとして設計されている。第２
の被駆動軸１８の部分ハウジング２から突出した端部
は、ダブル・スクリ−式押出機の第２のスクリュ−・シ
ャフトと接続されている。

【００１０】動力伝達装置の組み立てを容易にするた
め、ハウジングはシャフト面の高さで分割されている。
ここで、駆動側の部分ハウジング１は２つの水平部分平
面を備えており、被駆動側の部分ハウジング２は３つの
水平の部分平面を備えている。分配シャフト１６の駆動
側の端部のラヂアル・ベヤリング１７はブリッジに配置
されている。ブリッジは部分ハウジング１の内壁に加工
されたへこみの中に取り付けられ、ボルトを介して部分
本体１と接続されている。

【００１１】第１の被駆動シャフト１０の駆動側の部分
シャフト１１は、取り外し可能に部分ハウジング１１と
接続されたカバ−２５に取り付けられれているアキシヤ
ル・ベヤリング２４に軸支されている。このアキシヤル
・ベヤリング２４も同様にタンデム・ベヤリングまたは
多層ベヤリングとして設計されている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る動力駆動装置を長さ方向に切断し
た断面図ある。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿って切断した断面図で
ある。

【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿って切断した断面
図である。

【図４】図１の線ＩＶ−ＩＶに沿って切断した断面図で
ある。

【符号の説明】

１ 部分ハウジング ２ 部分ハウジング ４ 駆動ピニオン ６ 歯車 ９ 歯車 １０ 第１の被駆動シヤフト １１ 部分シャフト １２ 部分シャフト １４ 歯車 １５ 歯車 １６ 分配シヤフト １７ ラヂアル・ベヤリング １８ 第２の被駆動シヤフト １９ ラヂアル・ベヤリング ２３ アキシヤル・ベヤリング ２４ アキシヤル・ベヤリング ２５ カバ−

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 変速駆動装置を介して２つの部分シャフ
   ト（１１、１２）より成る被駆動シャフト（１０）と２
   つの両側に配置された分配シャフト（１６）を介して第
   １の被駆動シャフト（１０）により駆動される被駆動シ
   ャフト（１８）を収容するハウジングを備えていて、駆
   動側の部分ハウジング（１）内で変速駆動装置のシャフ
   トと第１の被駆動シャフト（１０）の駆動側部分シャフ
   ト（１１）が軸支されており、被駆動側の部分ハウジン
   グ（２）内に第２の被駆動シャフト（１８）が軸方向と
   半径方向に軸支され、かつ第１の被駆動シャフト（１
   ０）が半径方向に軸支されるよう構成されたダブル・ス
   クリュ−式押出機に使用される動力伝達装置において、
   分配シャフト（１６）の駆動側端のラヂアル・ベヤリン
   グ（１７）と、該ラヂアル・ベヤリング（１７）に配置
   されていて、第１の被駆動シャフト（１０）上の歯車
   （１４）と噛み合っている歯車（１５）が駆動側の部分
   ハウジング（１）内に配置されていることと、分配シャ
   フト（１６）の被駆動側の端部（ラヂアル・ベヤリング
   １９）と該端部に配置されていて、第２の被駆動軸（１
   ８）の歯車（２１）と噛み合っている歯車（２０）が被
   駆動側の部分ハウジング（２）内に配置されていること
   とを特徴とする動力伝達装置。
2. 【請求項２】 分配シャフト（１６）の駆動側の端部の
   ラヂアル・ベヤリング（１７）が、ブリッジに配置され
   ていて、駆動側の部分ハウジング（１）の内壁のへこみ
   に取り付けられていることを特徴とする請求項１記載の
   動力伝達装置。
3. 【請求項３】 駆動側の部分ハウジング（１）内に配置
   された第１の被駆動軸（１０）のアキシヤル・ベヤリン
   グがタンデム・ベヤリングとして設計されていることを
   特徴とする請求項１または２記載の動力伝達装置。