JPH08223637A - 位置監視システムと方法 - Google Patents

位置監視システムと方法

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JPH08223637A
JPH08223637A JP7030962A JP3096295A JPH08223637A JP H08223637 A JPH08223637 A JP H08223637A JP 7030962 A JP7030962 A JP 7030962A JP 3096295 A JP3096295 A JP 3096295A JP H08223637 A JPH08223637 A JP H08223637A
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JP7030962A
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Shuichi Seki
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PHSなどの複数ゾーン方式の移動体通信シ
ステムを利用した位置監視システムに関し、基地局単位
のゾーンを単位とした位置情報を登録する機能を持た
せ、端末機を携帯した人間あるいは端末機を取りつけら
れた物が現在どの基地局との交信ゾーンにあるかを常時
記憶し、位置の変化を監視し、常態と異なるときに警報
を発する、人や物の位置を監視する手段を提供すること
を目的とする。 【構成】 位置登録情報を一定時間間隔で採取する位置
登録情報採取手段200と、上記採取した最新の位置登
録情報と次に新しい前回の位置登録情報の少なくとも2
つを記憶する位置登録情報記憶部500と、最新位置登
録情報と前回位置登録情報を比較する位置登録情報比較
手段300とを備え、無線端末機が位置を登録した位置
登録情報の変化により該無線端末機の位置を監視するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPHS(Personal Handy
Phone System) などのゾーン方式を用いた移動体通信シ
ステムにおいて、無線端末機の位置するゾーンを検出
し、上記無線端末機の位置の時間的な変化を監視して、
常態での位置の変化状況と比較した結果で警報を発信す
る位置監視システムと方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車・携帯電話などの移動体通信シス
テムは、近年、質、量ともに大きな変化を遂げており、
業務用においては勿論のこと、日常生活の中でも便利な
通信手段として急速に普及しつつある。
【0003】このような自動車・携帯電話などの移動体
通信システムは、発信局および受信局(端末機)は通常
移動することが前提である。このため、ネットワーク網
として、端末機の現在位置情報を、その端末機の電源投
入時または発信開始時、さらには端末機が幾つかの基地
局(この基地局は端末機との間で無線送受信可能な機能
を持っている)間を移動したと感知した場合等におい
て、データベースに登録/更新を行うシステムを採用し
ている。この自動車・携帯電話などの移動体通信システ
ムにおける位置登録システムは、図14に示すように、
一つ一つの基地局(基地局A、B・・・)の電波伝播範
囲Ea、Eb、・・・は半径が約4〜5Kmあり、さらに
これを複数集合した広範囲なエリアを一斉呼出しエリア
(半径数10Km)Eとし、一斉呼び出しエリア単位で位
置登録を行うようにしている。つまり、ある一斉呼び出
しエリアから次の一斉呼び出しエリアに移動したときに
新たな位置登録を行うものである。このように既存の自
動車・携帯電話などの移動体通信システムでは、位置登
録を行う単位は、一斉呼び出しエリア(たとえば県単位
の規模の広範囲なエリア)である。
【0004】この自動車・携帯電話などの移動体通信シ
ステムは、高速移動中の通話が可能であり、きわめて広
い範囲での通話が可能であることから、ビジネスの面に
おいてはきわめて利便性の高いものであるが、基本料金
や通話料金が高いなどの点もあり、一般の家庭や小さな
事業所ではまだ利用しにくい状況にあるのが現状であっ
た。
【0005】これにかんがみ、最近、PHSの実用化が
進みつつある。このPHSは、現在、一般家庭などで使
用されているコードレス電話機を屋外においても発着信
できるようにするという発想から考えられるものであ
り、既存の自動車・携帯電話に比べると、高速移動中の
通話は不可能であるが、徒歩などでの低速移動中での通
話は可能であるなど、多少の機能的制約はあるものの、
通話料金や基本料金を低く抑えることを目標ともしてお
り、一般家庭などでも使いやすいものになると期待され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現時点
では、この種の移動体通信システムにおける位置監視シ
ステムとしての具体的な手段は開発されておらず、今後
の検討課題であった。
【0007】たとえば、位置登録を行う方式として、従
来の、自動車・携帯電話などの移動体通信システムは、
位置登録を行う単位が、一斉呼び出しエリア(たとえば
県単位の規模の広範囲なエリア)であるため、この方式
では監視する端末機の位置を特定するには範囲が広すぎ
るという問題があった。
【0008】そこで、PHSのようなエリア単位の位置
登録の仕組みを用いた移動体通信システムを活用し、基
地局単位での位置登録機能を持たせるとともに、この登
録内容の時間的変化を監視する機能を持たせることによ
って、例えば、各種施設を巡回パトロールして警備する
警備員などが一定時間経過しても移動しないことを検出
して、何か異常状態が発生した可能性があるとして警報
を発して監視者に通知したり、移動してはならないもの
が何者かのために位置を変えられたことを検出して管理
者に警報を発するようなことも可能となるなど、日常生
活は勿論、ビジネスの面においても極めて有用性の高い
ものになると期待されている。
【0009】本発明はこのような点にかんがみて、移動
体通信システムにおいて、基地局単位のゾーンを単位と
した位置情報を登録する位置登録機能を持たせ、端末機
を携帯した人間あるいは端末機を取りつけられた物の位
置を監視するときには、端末機が現在どの基地局との交
信エリアにあるか、すなわちどの地点にあるかを常時記
憶し、位置の変化を検出して監視し(請求項1、5)、
常態と異なるときに警報を発する(請求項2、3、6、
7)人、物の位置を監視する手段を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された位置監視システムによって解決される。図
1は、本発明の構成図である。
【0011】位置を監視する範囲を複数の基地局の電波
ゾーンが分割してカバーし、無線端末機が最寄りの基地
局の発信する固有の信号を受信し、当該基地局の電波ゾ
ーンに存在することを示す位置登録情報を作成して出力
し、共通のデータベースに登録する移動体通信システム
において、位置登録情報採取手段200は端末機の位置
登録情報を一定時間間隔で採取し、位置登録情報記憶部
500に記憶するものであり、位置登録情報比較手段3
00は位置登録情報記憶部に記憶された二つの時点の位
置登録情報を比較し変化を検出するものである(請求項
1、5)。
【0012】位置変化警報通知手段400は上記検出さ
れた位置登録情報の変化が常態とことなるときに警報を
発するものである(請求項2、3、6、7)。監視有効
化制御手段100は監視機能を動作させたり停止させた
り制御するものである(請求項4、8)。
【0013】
【作用】位置登録情報採取手段200により位置登録情
報を一定時間間隔で採取し、上記採取した位置登録情報
の内、最新位置登録情報と前回位置登録情報の少なくと
も2つを位置登録情報記憶部500に記憶するように
し、位置登録情報比較手段300が上記位置登録情報記
憶部500の最新位置登録情報と前回位置登録情報を比
較し、無線端末機が位置登録した位置登録情報の変化を
検出して該無線端末機の位置の監視を行う(請求項1、
5)。
【0014】上記検出された位置登録情報の変化を知
り、位置変化警報通知手段400が、無線端末機が位置
登録した位置登録情報が、一定時間間隔の2時点で変化
が無かったことを検出して警報を発したり(請求項2、
6)、一定時間間隔の2時点で変化が有ったことを検出
して警報を発する(請求項3、7)。
【0015】無線端末機に設置した監視有効化制御手段
100により位置の監視機能を有効化させたり、無効化
したり制御する(請求項4、8)。
【0016】
【実施例】図2に本発明の実施例の原理を説明するブロ
ック図を示す。PHSによる移動体通信システムの位置
登録エリアは、ある一つの基地局からの電波伝播範囲
が、半径100mの狭エリア(その広さは、たとえば地
理的には何丁目何番地の番地に相当する規模)を幾つか
集合させた一斉呼び出しエリア(その広さは、例えば約
1〜2Km四方で地理的には何丁目何番地の丁目に相当す
る規模)としているのが特徴であるが、本発明の実施例
では図2に示すように、各基地局A、B、・・・単位に
おける各半径100mのエリアEa、Eb、・・・毎
に、端末機PSからの位置データをPHS交換機BXを
介して共通データベースDBに登録させるようにする。
【0017】たとえば、ある端末機PSが基地局Aのエ
リアEa内に存在するときは、基地局Aから発せられる
固有の周波数の電波を受けて、それに対応した位置登録
情報を出力して、その位置登録情報が共通データベース
DBに登録される。そして、端末機PS(端末機の携帯
者または端末機を取りつけられた物体)が移動して基地
局AのエリアEaに隣接する基地局BのエリアEb内に
はいると、基地局Bから発せられる固有の周波数の電波
を受けて、それに対応した位置登録情報を出力し、基地
局BのエリアEb内に存在することを示す位置登録情報
が共通データベースDBに登録される。このようにして
端末機が、ある基地局エリアから次の基地局エリアへと
移動する毎に現在どのエリアに入っているかを示す位置
登録情報が共通データベースDBに登録される。
【0018】なお、隣接する基地局エリア(たとえば、
基地局AとB)における電波伝播範囲は通常、重複する
部分が存在するが、この場合には、電波の強弱により強
い電波の方のエリア内に存在しているものとして位置登
録される。
【0019】ところで、このPHSによる移動体通信シ
ステムの基本機能の一つとして、端末機の電源が投入さ
れると、共通データベースに対して位置登録がおこなわ
れるが、この場合の位置登録情報は、通常、一斉呼び出
しエリア(前記したように、幾つかの基地局エリアが集
合してなるエリアで、ここでは丁目単位のエリア)単位
である。すなわち、端末機の電源が投入されると、その
時点の一斉呼び出しエリアの位置登録がなされ、その一
斉呼び出しエリアから次の一斉呼び出しエリアに移る
と、あらたな一斉呼び出しエリアの位置登録がなされ
る。このように、通常は一斉呼び出しエリア単位毎に、
共通データベース内の位置登録情報が書き換えられる。
【0020】しかし、本発明の実施例では前記したよう
に、各基地局エリア単位に位置登録を発生する機能を端
末機に持たせており、隣接基地局に端末機が移動する
(たとえば基地局Aから基地局B)毎に位置登録がなさ
れる。
【0021】すなわち、端末機PSが存在するエリアが
どこなのかは、その端末機PSの加入者電話番号をキー
にして、共通データベースDBをアクセスし、端末機P
Sの現在位置の情報を取り出せば、端末機を携帯してい
る者あるいは端末機を取りつけた物の現在位置を地理的
に何丁目何番地というような狭い範囲に特定して把握す
ることができる。
【0022】図3は実施例を説明するシステム構成図で
ある。基地局A、基地局B、基地局C、・・・は、それ
ぞれ半径100mの電波伝播範囲を持ち、図4に示すよ
うに、それぞれの電波伝播範囲が隣接(重複する部分も
ある)するが如く、たとえば街の中の各所に設置されて
いる。
【0023】上記各基地局A、基地局B、基地局C、・
・・は、一つ一つの基地局が前記したように地理的には
何丁目何番地の何番地に相当するエリア内を電波伝播範
囲としている。例えば、基地局Aは1丁目1番地に相当
するエリアEa内を電波伝播範囲とし、基地局Bは1丁
目2番地に相当するエリアEb内を電波伝播範囲として
いる。そして、これらの基地局の各エリアが幾つか集ま
って一斉呼び出しエリアE1を構成している。この一斉
呼び出しエリアE1は、約1〜2Km四方の広さがあり、
地理的には何丁目何番地の丁目に相当する規模(たとえ
ば1丁目)となっている。
【0024】これら一斉呼び出しエリアE1を構成する
各基地局A、基地局B、基地局C、・・・は、図3に示
すように、伝送路Lを介してPHS交換機BX1に接続
されている。したがって、一つの一斉呼び出しエリアを
構成する各基地局はその一斉呼び出しエリア単位に、P
HS交換機BX1、BX2、BX3、・・・のいずれか
に接続されている。そして、各PHS交換機BX1、B
X2、BX3、・・・間は音声回線1を介して接続され
ている。また、各PHS交換機BX1、BX2、BX
3、・・・は信号中継ポイント(STP)2に接続さ
れ、この信号中継ポイント2は共通線3を介してサービ
ス制御局(SCP)4内の共通データベース(DB)5
に接続されている上記サービス制御局4には、この位置
監視サービスを行う事業者(以下、サービス事業者とい
う)のワークステーション(WS)6が接続され、この
サービス事業者には、各家庭や職場等の加入者電話7が
接続されている。
【0025】なお、図3において、PS1、PS2は端
末機を示しており、各基地局から半径約100mの範囲
で、最も受信電波の強い基地局との間で送受信可能とな
っている。この図では端末機PS1は、基地局Aのエリ
アEaから基地局BのエリアEbに移動しつつあること
を示している。この様子を具体的に示したものが図5で
ある。
【0026】図5において、基地局Aの半径100mの
円で示した電波伝播範囲(エリアEa)と基地局Bのエ
リアEbは互いに隣接しており、また、それらのエリア
は同図の如く重複部分が存在する場合もある。これら各
エリアEa、Eb内の点線で示した四角い範囲は地理的
には番地に対応した規模の範囲を表し、たとえば、基地
局AのエリアEa内の四角で示した範囲は1丁目1番
地、基地局BのエリアEb内の四角で示した範囲は1丁
目2番地というように、それぞれ番地に相当する範囲を
示している。そしてこの図では、端末機PS1を携帯す
る者が、矢印Yで示す方向に移動して行き、1丁目1番
地から1丁目2番地に入りつつあることを示している。
【0027】ところで図3で示した前記共通データベー
ス5には、図6に示すように、加入者電話番号毎に、加
入者電話番号、端末機番号、一斉呼び出しエリア位置情
報、ルーチング情報、秘話キー、秘話秘匿キー、加入者
サービス情報、基地局エリア位置情報、今回位置情報、
前回位置情報、位置監視フラグ、監視警報モード、監視
時間間隔、その他の情報が格納されている。
【0028】また、この共通データベース5には、各基
地局がどの一斉呼び出しエリアに属しているかを示すた
めに、各基地局単位ごとの位置情報と一斉呼び出しエリ
アを示す位置情報を対応させた対応テーブルを持ってい
る。具体的には、図7で示すように、基地局Aのエリア
Eaは一斉呼び出しエリアとしてはE1であり、また基
地局BのエリアEbは一斉呼び出しエリアとしてはE1
であるというような対応テーブルをもっている。これ
は、端末機PS1がたとえば、基地局Aのエリア内にあ
るときはその時点における一斉呼び出しエリアは一斉呼
び出しエリアE1であり、端末機PS1が基地局Aから
基地局Bに移動して、端末機PS1から基地局Bに移動
したことを示す位置登録情報が入った場合は、その時点
の一斉呼び出しエリアは同じく一斉呼び出しエリアE1
にあるということを判断するためのものである。この判
断を行うためには、たとえば基地局Aから端末機PS1
が基地局エリアEaにいるという位置登録情報が送られ
てきたとすると、それを一斉呼び出しエリアの情報に変
換することで、この場合、一斉呼び出しエリアE1であ
るということを判断する。
【0029】すなわち、この移動体通信システムにおい
ては、本来の機能の一つとして、端末機を呼び出すため
に、前記したように、一斉呼び出しエリア単位での位置
登録機能があるが、本発明では、基地局単位毎に位置登
録を行うために、その基地局がどの一斉呼び出しエリア
に属しているかを判断して、例えば基地局単位のエリア
の移動はあったが、一斉呼び出しエリアの変更は無かっ
たと判断した場合には、一斉呼び出しエリアの位置登録
の変更は必要ないと判断し、一斉呼び出しエリアの変更
が有った場合のみに一斉呼び出しエリアの位置登録を行
うようにする。
【0030】さらに、上記各基地局毎にその基地局エリ
アが地理的にどの位置であるかを示すテーブルが設けら
れている。具体的には、図7で示すように、基地局Aの
エリアEaは1丁目1番地、基地局BのエリアEbは1
丁目2番地、・・・などというように基地局エリアの位
置情報に地理的な地名として丁目番地を対応させてお
く。
【0031】基地局単位のエリアを示す基地局エリア位
置情報は後述する端末機の構成を示すブロック図(図
8)におけるスイッチ15がオンのときにのみ基地局単
位のエリアが変わる毎にサービス制御局4まで伝送され
共通データベース5の内容が更新される。
【0032】図6にある位置監視フラグは、端末機のス
イッチがオン、オフされたときには対応してオン、オフ
される様になっている。この位置監視フラグがオンのと
きには、この加入者電話番号を持つ端末機の位置監視を
行うために、一定時間間隔で起動される後述の位置監視
プログラムが、前回格納した基地局単位の位置情報であ
る前回位置情報と現在の位置を示す今回位置情報とを比
較して変化の有無を検出する。
【0033】また、監視警報モードは端末機が所在する
基地局単位のエリアの変化をどの様に監視して警報を発
生させるかを表すもので、位置監視サービスの契約に応
じて設定するものである。すなわち、モードが「異常移
動監視」のときは上記比較した位置情報が変化したとき
に端末機の位置の移動があったことを警報として通知
し、モードが「異常停止監視」の時には位置が変化しな
かったことを警報として通知する。
【0034】図8は、端末機PS1、PS2、・・・の
構成を示すブロック図(ここでは端末機PS1を例にと
って説明するが他の端末機も同様の構成である)。この
端末機PS1は、その外部的な構成としては、アンテナ
11、受話器12、送話器13、ダイヤル表示部14、
位置監視機能設定用のスイッチ15などが設けられてい
る。また、内部構成としては、上記アンテナ11に接続
された送受分波器16、この送受分波器16に接続され
た受信系回路として受信機17、復調器18、送信系回
路として電力増幅器19、無線周波数帯直交変調器2
0、波形整形回路21が設けられ、これら送受信系回路
と上記受話器12、送話器13の間に接続された、TD
MA回路22、CODEC(coder-decoder)23、その
他、上記受信機17と無線周波数帯直交変調器20に接
続される周波数シンセサイザ24、TDMA回路22に
接続される制御回路25が設けられる。この制御回路2
5は、ビット同期回路251、符複合化回路252、ト
ーン発生回路253、入出力回路254、CPU25
5、RAM256、ROM257から構成されている。
【0035】以上の内部的構成要素は、通常用いられる
PHSの一般的な構成であるが、本発明では、さらに、
基地局単位の位置情報作成部26は、上記位置監視機能
設定用スイッチ15をオンとしたときに動作可能とな
る。したがって、この位置監視機能設定用スイッチ15
は使用者により必要に応じてオンまたはオフの何れかに
設定される。つまり、位置監視が不要なときは通常の移
動体通信機能のみを持たせるようにし、監視機能をなく
して使用するように位置監視機能設定用スイッチ15を
オフとしておけばよい。
【0036】そして、携帯する端末機PS1の上記位置
監視機能設定用スイッチ15をオンすると、最寄りの基
地局(たとえば基地局A)からの固有の周波数の信号を
アンテナ11、送受分波器16を介して位置情報作成部
26が受けて、基地局Aのエリアに存在することを示す
位置登録情報を作成して送受分波器16を通ってアンテ
ナ11から発信される。この位置登録情報は上記最寄り
の基地局Aで受信され、PHS交換機BX1から信号中
継ポイント2を介してサービス制御局4の共通データベ
ース5に送られて基地局番号として登録されると同時
に、位置監視フラグがオンに設定される。以降、スイッ
チ15がオフされたときに位置監視フラグがオフに設定
されるまでは、基地局の電波伝播エリアが変わる度に位
置登録情報は共通データベース5の基地局エリア位置情
報として格納され、通常の一斉呼び出しエリアを示す一
斉呼び出しエリア位置情報とは別に基地局単位の位置情
報として加入者電話番号毎に共通データベース5に保持
される。
【0037】このような構成において、次にその動作を
説明する。ここでは、スイッチ15はオンの状態、すな
わち位置監視フラグがオンに設定されているものとす
る。また、端末機PS1の携帯者について位置監視を依
頼され、共通データベース5の監視警報モードが「異常
停止監視」に設定されているものとして説明する。
【0038】端末機PS1を携帯して外出した者が歩行
中に、今、基地局Aのエリアに入ったとする(このと
き、端末機PS1の電源はオンとなっている)。基地局
Aからは基地局Aであることを示す固有の周波数の信号
が発せられており、これを端末機PS1が受けると、端
末機内部に設けられている位置情報作成部26が動作し
て、位置登録情報が作られる。
【0039】図9は端末機PS1が位置登録を行う場合
の基地局Aとの間における信号の授受を示すシーケンス
図であり、端末機PS1 側から、リンクチャネル確立要
求(無線リンクの要求)が出されると、基地局A側から
リンクチャネル割当信号が出され、無線リンクを割り当
てる(周波数とスロット番号)。このリンクチャネルの
確立要求、リンクチャネル割当に使用されるチャネルS
CCH(Signaling Control Channel: 共通双方向制御チ
ャネル) は、接続制御に必要な報知および一斉呼び出し
情報以外の制御情報を転送するための双方向チャネルで
ある。続いて端末機PS1側から同期バースト信号が出
されたのち、基地局A側から同期バースト信号が出さ
れ、同期が確立される。
【0040】そして、次に端末機PS1側からSABM
(Set Asynchronous Balanced Mode:非同期平衡モード設
定) が出され、これによりレイヤ2リンクが設定され、
これに対して基地局A側からUA(Unnumberd Acknowled
gement: 非番号制確認フレーム)がだされ、レイヤ2リ
ンクの設定が確認される。次に、端末機PS1側から位
置登録要求(位置登録の通知)が出され、さらに機能要
求信号が出される。この場合の機能要求としては、秘匿
機能、TCH(Traffic Channel) 切替え、VOX機能(V
oice Operated Transmission: 音声の有無に応じて送信
出力をON/OFF)などの問いあわせである。続いて、端末
機PS1側からさらに機能要求信号(上記秘匿機能、T
CH切替え、VOX機能などの問い合わせなどの機能要
求の確認)が出され、これに対して基地局A側から機能
要求応答がだされたのち、基地局A側から位置登録受付
(位置登録完了通知)が出される。そして、端末機PS
1側からDISC(Disconnect:切断フレーム) が出さ
れ、これに対して、基地局A側から非番号制確認フレー
ムUAが出されたのち、基地局A側から無線チャネルの
切断指示の通知を行う無線チャネル切断信号が出され、
端末機PS1側から無線チャネル切断確認信号が出され
る。
【0041】なお、上記非同期平衡モード設定SABM
以降が使用する高速付随チャネルFACCH(Fast Asso
ciated Control Channel)は、ユーザ情報の転送を一時
的に中断して制御情報を転送する必要がある場合に、中
断時間を短くするために制御情報を高速転送できるよう
に設けたチャネルである。また、図9において、位置登
録要求から位置登録受付までのシーケンスに付されたM
M(Mobility Management) は、移動局の移動性を管理す
るための機能であることを示すものであり、無線チャネ
ル切断と無線チャネル切断確認のシーケンスに付された
RT(Radio Frequency Transmission Management) は、
無線資源管理(無線チャネルの設定、維持、切替の制
御)するための機能であることを示している。
【0042】以上のシーケンスは端末機PS1側の電源
がオンのときは常に動作状態となっており、端末機PS
1は現在どの基地局エリアに所在しているかを自動的に
判断し、位置登録要求を自動的に発信する。
【0043】ところで、上記したシーケンスにおける位
置登録の具体的な手段は図10のようにして行う。図1
0において、基地局(基地局Aとする)には基地局Aが
位置する場所を表す固有の信号(位置情報)を発生する
位置情報発生部31が設けられ、この位置情報発生部3
1からの位置情報をしめす固有の信号は、アンテナ32
から基地局AのエリアEaに発信されている。一方、端
末機(端末機PS1とする)の前記した位置情報作成部
26内には、その時点直前までの基地局の位置情報が格
納されたメモリ(位置メモリ)41、この位置メモリ4
1の内容と実際に受信した基地局の基地局位置情報とを
比較する比較部42が設けられている。
【0044】これにより、基地局Aからの位置情報とし
て固有の信号を端末機PS1がアンテナ11を介して受
信すると、その位置情報として固有の信号比較部42で
基地局位置メモリ41の内容と比較されて、受信した基
地局Aからの位置情報が位置メモリ41の内容と異なっ
ていれば、その新たに受信した基地局Aからの位置情報
を、新たな位置情報として位置メモリ41に格納すると
ともに、位置登録情報として発信する。基地局Aでは、
端末機PS1から発信された位置登録情報を受信し、P
HS交換機BX1に送る。このようにして、端末機PS
1からの位置登録情報は基地局AからPHS交換機BX
1により信号中継ポイント2を開始、サービス制御局4
に送られ、共通データベース5に登録される。
【0045】図11は上記位置登録動作において、基地
局(基地局A)とPHS交換機BX1との間の信号の授
受を示すシーケンス図である。同図において、まず、基
地局AがPHS交換機BX1に対し、位置登録が必要と
なったことを示す位置登録要求を出し、加入者番号を送
る(ステップS1)。交換機BX1ではこの位置登録要
求を受けて位置登録処理を開始し(ステップS2)、移
動機の正当性を確認するため、認証要求を送信する(ス
テップS3)。基地局Aではこの認証要求を受けて、認
証確認したのち認証応答する(ステップS4)。これに
より、交換機BX1では認証応答のチェックを行い、正
当性を確認すると、共通データベースDBに端末機から
の位置情報の登録を行う(ステップS5)。
【0046】ところで、上記位置登録が行われる際、前
記した各基地局単位ごとの位置情報と一斉呼び出しエリ
ア内における通常の接続動作に必要な一斉呼び出しエリ
アごとの位置情報との対応テーブルにより、その時点で
登録された基地局単位の位置登録情報を一斉呼び出しエ
リア単位の位置情報に対応させて、その基地局単位の位
置登録情報がどの一斉呼び出しエリアであるかが判断さ
れる。この一斉呼び出しエリアの位置登録は、端末機の
電源投入時または、端末機が新たな一斉呼び出しエリア
に移った場合になされる。たとえば,基地局Aのエリア
で端末機の電源がオンされたとすると、端末機PS1か
らは基地局Aのエリアであることを示す情報が送られて
くるが、この情報から上記対応表テーブルによって一斉
呼び出しエリアは一斉呼び出しエリアE1であることが
判断され、初期設定として一斉呼び出しエリアE1の位
置登録がなされる。
【0047】そして、端末機PS1を携帯している者
が、基地局Aのエリアから基地局Bのエリアに移動した
とすると、この基地局Bのエリアでは、基地局Bのエリ
アであることを示す固有の周波数の信号が発せられてい
る。これにより、端末機PS1からは、基地局Bのエリ
アに存在していることを示す位置登録情報を発し、この
位置登録情報はサービス制御局4に送られ、共通データ
ベース5の基地局単位の位置情報の更新がなされ、基地
局Bのエリアに存在していることを示す基地局エリア位
置情報が共通データベース5に新たに登録される。
【0048】このとき、前記同様、一斉呼び出しエリア
内における通常の接続動作に必要な一斉呼び出しエリア
毎の位置情報との対応テーブルにより、その時点で登録
された基地局単位毎の位置登録情報を一斉呼び出しエリ
ア毎の位置登録情報に対応させてどの一斉呼び出しエリ
アであるかが判断される。この場合、端末機PS1から
は基地局Bのエリアであることを示す情報が送られてく
るが、この情報から上記対応テーブルによって一斉呼び
出しエリアは一斉呼び出しエリアE1であることが判断
され、一斉呼び出しエリアが変わっていないと判断す
る。したがって、この場合は一斉呼び出しエリアの登録
更新は行わない。その後、端末機PS1を携帯している
者がさらに移動して、他の一斉呼び出しエリア(一斉呼
び出しエリアE2とする)に移ったとすると、その一斉
呼び出しエリアE2に属する基地局エリアにいることを
示す位置登録情報を発生し、その位置登録情報が新たに
登録されるが、この場合、上記対応テーブルによって一
斉呼び出しエリアは一斉呼び出しエリアE2であること
が判断され、一斉呼び出しエリアが変わったと判断さ
れ、一斉呼び出しエリアの位置登録の更新が行われる。
【0049】以上のように端末機を携帯した者が半径1
00m程度の狭いエリアを単位としたどの位置に存在す
るかが特定できるようになる。以前に前提としたよう
に、端末機PS1のスイッチ15はオンに設定されてお
り、したがって、共通データベース5の位置監視フラグ
がオンになっている。すなわち、端末機は位置監視を行
うために常に基地局エリア単位の位置が変わったときに
共通データベース5の基地局エリア位置情報を更新する
状態になっている。
【0050】さらに、前提条件としてあるように、図3
におけるサービス事業者のワークステーション6から端
末機PS1は位置監視を依頼され、契約されており図6
にある共通データベース5の監視警報モードが「異常停
止監視」となっている。異常停止監視モードは、通常は
所在を移動して活動している者が何かの原因で同一場所
に停まってしまったときに、これを異常状態であるとし
て検出する監視警報モードである。
【0051】たとえば、夜間、防災/防犯のために各所
の施設を点検して移動する警備会社のパトロール員など
の行動監視がこれである。一定時間内に基地局エリア単
位の移動がない場合を検出するために、位置監視サービ
ス事業者のワークステーション6から設定された図6の
監視時間間隔毎に位置監視プログラムが起動される。
【0052】図12の位置監視プログラムのフローチャ
ートにしたがって動作を説明する。ステップS11にあ
るように、この位置監視プログラムはサービス事業者の
ワークステーション6から位置監視の依頼をサービス制
御局4が受けたときに共通データベース5に依頼のあっ
た加入者電話番号に対応して監視警報モードすなわち
「異常停止監視」または「異常移動監視」と、監視時間
間隔が設定されると同時に監視時間間隔が不図示のタイ
マに設定される。以降、設定された時間間隔毎に加入者
電話番号をキーとして共通データベース5に格納されて
いる図6の内容を用いて以下のように動作する。
【0053】まず、ステップS12において位置監視フ
ラグがオンであることを調べる。位置監視フラグは端末
機のスイッチ15の状態を反映するようにスイッチ15
がオンとされたときとオフとされたときに前記したよう
に基地局エリア単位の位置登録とともに共通データベー
ス5の加入者電話番号に対応してオンあるいはオフに設
定される。スイッチ15がオフすなわち位置監視フラグ
がオフのときは監視動作を行わない。
【0054】ステップS13では1回前の監視時点にお
ける基地局エリア単位の位置情報すなわち「今回位置情
報」として記憶されていた位置情報を「前回位置情報」
に転記格納する。
【0055】ステップS14において、最新の位置情報
として「基地局エリア位置情報」を「今回位置情報」に
転記格納する。ステップS15で上記2時点の位置情報
を比較し、今回位置情報は前回位置情報と同じかどうか
を判定する。ここで同じであった場合はステップS16
において「異常停止」を監視すべきことであったか否か
を確認する。監視警報モードが「異常移動」であり異常
移動を監視すべきであったとすると位置情報が変わって
いないのは正常であるとして警報は出さないことになる
が、監視警報モードが「異常停止」の場合は異常状態で
あると判定する。このとき、ステップS18において異
常警報を発信する。異常警報はサービス制御局からサー
ビス事業者のワークステーション6に対して共通データ
ベース5の図6にある加入者電話番号、監視警報モー
ド、今回位置情報を送信する。
【0056】サービス事業者のワークステーション6で
は警報音とともに画面に上記の情報を表示する。オペレ
ータはこれを依頼者に電話で連絡することになる。な
お、上記の位置情報を図7の基地局エリア位置情報と丁
目・番地の対応にしたがって丁目・番地を連絡してもよ
い。
【0057】ステップS15で今回位置情報が前回位置
情報と異なる場合も同様であり、ステップS17におい
て監視警報モードを判定して「異常移動」監視モードで
あればステップS18で同様に異常移動であるとして警
報を発信することになる。
【0058】上記のように位置監視モードのサービス事
業者側の設定により「異常停止」と「異常移動」のいず
れをも監視することが可能となる。ちなみに、「異常移
動」の監視は通常は位置を固定している者あるいは物が
移動したことを監視するもので、例えば要監視者が施設
外に無断で脱出するのを監視したり、重要な物品が部外
者に無断で持ち出されたり、自動車などを無断で運転し
て盗まれたりしないように監視する場合に有効である。
【0059】上記の動作の説明においてはPHSの携帯
電話機を持った者の行動を監視することとしたが、盗難
の監視など物体への端末機の取付けを行う場合には電話
機本来の音声による会話機能を省いて位置登録のみを行
う出来るだけ小型の無線機を見えないところに取りつけ
る必要がある。この場合も、各基地局をはじめPHSの
仕組みは同じものが使用できる。
【0060】また、本実施例では位置監視のきめ細かさ
を重視してPHSのような小ゾーン式基地局のシステム
を例示したが自動車電話、携帯電話のような基地局の電
波ゾーンの大きな移動体通信システムにおいても同様の
位置監視システムを実現できる。特に自動車の盗難防止
のような利用法の場合には自動車電話を用いた「異常移
動」モードの位置監視には有効であろう。
【0061】警報の発信と依頼者への通知方法も実施時
においてサービス事業者のワークステーションへの表示
の他プリンタへの印刷、警報ランプの点灯、ブザー鳴動
などの方法が考えられる。さらには、図13に示す他の
実施例のようにサービス制御局から直接あるいはサービ
ス事業者のワークステーションから位置監視の依頼人で
ある家庭や職場に直接上記のような手段により警報を伝
えるようにしてもよい。
【0062】また、位置監視のサービスに対する費用の
課金は共通データベースに監視警報モードの何れかを設
定している期間で行う、あるいは端末機のスイッチ15
がオンとなっていた時間によって行うなどが考えられ
る。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、PHSなどの移動体通信システムにおける、無
線端末機の位置登録機能を使用して基地局の電波ゾーン
の大きさを単位として無線端末機の位置の移動を監視
し、通常は時間とともに移動するものが動かなくなって
しまった異常停止、逆に動いてはならないものが移動し
た異常移動として警報を発信することができる。これに
より、警備員などの非常事態の自動監視、自動車その他
の物品の盗難の監視あるいは施設などに行動範囲を規制
されている人物の異常行動の監視など、さまざまな位置
監視を行うことができ、社会生活の安全性向上、物的損
失の防止など、社会的、経済的に寄与する効果が大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成図
【図2】 本発明の実施例の原理を説明するブロック図
【図3】 実施例を説明するシステム構成図
【図4】 実施例における基地局エリアと一斉呼出しエ
リアの関係を示す図
【図5】 端末機の基地局エリア間の移動を説明する図
【図6】 共通データベースの内容を説明する図(その
1)
【図7】 共通データベースの内容を説明する図(その
2)
【図8】 端末機の構成を示すブロック図
【図9】 端末機と基地局間の位置登録シーケンス図
【図10】 位置登録情報の発生及び登録を説明する構
成図
【図11】 位置登録時における基地局と交換機との信
号授受シーケンス図
【図12】 位置監視プログラムの動作説明用フローチ
ャート
【図13】 他の実施例を説明するシステム構成図
【図14】 既存の自動車・携帯電話システムにおける
基地局エリアと一斉呼出しエリアとの関係を説明する図
【符号の説明】
100 監視有効化制御手段 200 位置登録情報採取手段 300 位置登録情報比較手段 400 位置変化警報通知手段 500 位置登録情報記憶部 Ea、Eb 基地局エリア A、B 基地局 PS 端末機 BX PHS交換機 DB データベース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置を監視する範囲を複数の基地局の電
    波ゾーンが分割してカバーし、無線端末機が最寄りの基
    地局の発信する固有の信号を受信し、当該基地局の電波
    ゾーンに存在することを示す位置登録情報を作成して出
    力し、共通のデータベースに登録する移動体通信システ
    ムにおいて、 位置登録情報を一定時間間隔で採取する位置登録情報採
    取手段と、 上記採取した位置登録情報の内、最新位置登録情報と前
    回位置登録情報の少なくとも2つを記憶する位置登録情
    報記憶部と、 上記位置登録情報記憶部の最新位置登録情報と前回位置
    登録情報を比較する位置登録情報比較手段と、 を備え、無線端末機が位置を登録した位置登録情報の変
    化を検出して該無線端末機の位置を監視することを特徴
    とする位置監視システム。
  2. 【請求項2】 無線端末機が位置登録した位置登録情報
    について、一定時間間隔の2時点で変化が無かったこと
    を検出して警報を発する位置変化警報通知手段を追加し
    て備えることを特徴とする請求項1の位置監視システ
    ム。
  3. 【請求項3】 無線端末機が位置登録した位置登録情報
    について、一定時間間隔の2時点で変化が有ったことを
    検出して警報を発する位置変化警報通知手段を追加して
    備えることを特徴とする請求項1の位置監視システム。
  4. 【請求項4】 無線端末機には位置の監視機能の有効化
    を制御する監視有効化制御手段を追加して備えることを
    特徴とする請求項1、請求項2あるいは請求項3の位置
    監視システム。
  5. 【請求項5】 位置を監視する範囲を複数の基地局の電
    波ゾーンが分割してカバーし、無線端末機が最寄りの基
    地局の発信する固有の信号を受信し、当該基地局の電波
    ゾーンに存在することを示す位置登録情報を作成して出
    力し、共通のデータベースに登録する移動体通信システ
    ムにおいて、 位置登録情報を一定時間間隔で採取し、 上記採取した位置登録情報の内、最新位置登録情報と前
    回位置登録情報の少なくとも2つを記憶し、 上記最新位置登録情報と前回位置登録情報を比較し、無
    線端末機が位置登録した位置登録情報の変化を検出して
    該無線端末機の位置を監視することを特徴とする位置監
    視方法。
  6. 【請求項6】 無線端末機が位置登録した位置登録情報
    が、一定時間間隔の2時点で変化が無かったことを検出
    して警報を発することを特徴とする請求項5の位置監視
    方法。
  7. 【請求項7】 無線端末機が位置登録した位置登録情報
    が、一定時間間隔の2時点で変化が有ったことを検出し
    て警報を発することを特徴とする請求項5の位置監視方
    法。
  8. 【請求項8】 監視有効化手段により無線端末機の位置
    の監視機能の有効化を制御することを特徴とする請求項
    5、請求項6あるいは請求項7の位置監視方法。
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