JPH08221141A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPH08221141A
JPH08221141A JP7025502A JP2550295A JPH08221141A JP H08221141 A JPH08221141 A JP H08221141A JP 7025502 A JP7025502 A JP 7025502A JP 2550295 A JP2550295 A JP 2550295A JP H08221141 A JPH08221141 A JP H08221141A
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JP
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voltage
circuit
switch
power supply
capacitor
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JP7025502A
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English (en)
Inventor
Shinzo Tomonaga
慎三 朝長
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交流電源から直流電力を取り出す機能をスイ
ッチング素子と蓄電素子とで実現する電源回路におい
て、消費電力が少なく、小容量のコンデンサを用いるこ
とができる電源回路を得る。 【構成】 上昇時電圧レベル検出部11が入力される交
流電圧波形の立ち上がりを検出して、オン信号をスイッ
チ部12に出力する。この信号を受けたスイッチ部12
がスイッチオンすることにより、出力端子5c・5dに
接続されるコンデンサ6を充電するとともに、外部へ電
力を供給する。また、下降時電圧レベル検出部10が入
力される交流電圧波形の立ち下がりを検出し、オン信号
をスイッチ部12に出力する。そして、スイッチ部12
がスイッチオンする。一方、交流電圧のピーク時に代表
される電圧の高い期間には、各電圧レベル検出部10・
11がオフ信号を出力し、スイッチ部12をオフにす
る。このとき、コンデンサ6は放電を始め外部へ電力を
供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電源回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図10は、特開昭61−195414号
公報で示されている従来の電源回路の回路図である。こ
の電源回路は、入力端子T1、T2に図示しない三相交
流電源を接続し、この交流電源から直流定電圧を取り出
して、制御回路9に供給することを目的としている。図
10において、D1〜D3はダイオード、R1〜R5は
抵抗、Q1とQ2はトランジスタ、SCRはサイリス
タ、ZDはツェナーダイオード、C1とC2はコンデン
サ、7は定電圧回路、9は制御回路である。図11は、
従来の電源回路の入出力波形を示した図である。図11
において、(a)は図10のT1・T2間に接続された
三相交流電源からダイオードD1を通して供給される回
路入力電圧、(b)は図10におけるコンデンサC2の
電圧Vc、(c)は図10のトランジスタQ2を流れる
出力電流i、(d)はトランジスタQ2のオンオフ状態
を示している。
【0003】次に動作について説明する。端子T1、T
2間には交流電源が接続されている。この電源は整流回
路たるダイオードD1により、図11(a)に示したよ
うに整流される。ダイオードD1により整流された電圧
はスイッチングトランジスタQ1・Q2を駆動し、コン
デンサC2を充電するとともに、定電圧回路7に電源と
して供給される。トランジスタQ1のベースには、サイ
リスタSCRが接続され、トランジスタQ2のエミッタ
より接続された抵抗R4、ツェナーダイオードZD、及
びコンデンサC1の直列回路のツェナーダイオードZD
とコンデンサC1との接続点に上記サイリスタSCRの
ゲートが接続してある。そして、ツェナーダイオードZ
Dのツェナー電圧によりサイリスタSCRを駆動してト
ランジスタQ1・Q2をオフする値が設定される。この
電源回路の動作は、トランジスタQ2の動作によって、
2つの期間、(図11に示す充電期間と放電期間)、に
分けて考えることができる。以下に、その期間ごとに動
作を説明する。
【0004】図11の充電期間における動作は、以下の
通りである。充電期間は、ダイオードD1により整流さ
れた電圧が、電圧の立ち上がり時に電圧が上昇するのに
ともなって、抵抗R1を介してトランジスタQ1のベー
スに電流を供給し、一定以上の電流が流れ始めることに
より、トランジスタQ1がオンになり、開始される。こ
のトランジスタQ1のオンによってトランジスタQ2が
図11(d)のようにオンし、(c)に示すように電流
が流れ、コンデンサC2が充電される。コンデンサC2
の充電電圧が図11(b)のように設定レベルに達する
と、ツェナーダイオードZDがオンし、ツェナーダイオ
ードZDを通して流れた電流がコンデンサC1を充電す
る。このコンデンサC1の充電電圧が所定値になると、
サイリスタSCRがオンし、トランジスタQ1のベース
電流を引き込むため、トランジスタQ1がオフする。ト
ランジスタQ1のオフによってトランジスタQ2がオフ
し、コンデンサC2への充電電流をカットする。この電
流カットによって、充電期間が終了し次に示す放電期間
に入る。充電期間では、交流電源より取り出した電圧に
よりコンデンサC2が充電されるとともに、一方で、制
御回路9に電力を供給している。
【0005】放電期間では、充電期間中にコンデンサC
2が充電した電気を放電することにより、制御回路9に
電力を供給する。従って、図11(b)のように、コン
デンサC2の電圧は放電とともに低下していく。この電
源回路では、コンデンサC2の電圧が定電圧回路7に供
給されるべき電圧以下とならないうちに、再び充電期間
に入らなければならない。これは、コンデンサC1の電
圧が放電により低下し、この電圧がある電圧以下となっ
たときサイリスタSCRがオフとなり、この状態で、回
路入力電圧が再び立ち上がり始め、上述のようにトラン
ジスタQ1・Q2がオンとなることによって行われる。
これにより再び上述の充電期間が始まる。
【0006】このように、この電源回路は、以上に説明
した充電期間と放電期間を繰り返し行うことにより、制
御回路9に直流電圧を供給するのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11においてコンデ
ンサC2は入力電圧の立上りのみ充電されため、次の入
力電圧の立上りまで電圧を保持できるコンデンサ容量が
必要であり、また、制御回路9の負荷電流が多くなる
と、それだけコンデンサC2の容量を大きくする必要が
あった。
【0008】しかし、容量の大きなコンデンサは実装さ
れるプリント板等の実装面積が必要となり、またコスト
を高くし、そのため、小さい容量のコンデンサで電源回
路を構成することが求められていた。。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、コンデンサ容量を減らすこと
が可能な電源回路を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる電源回
路では、入力電圧がスイッチオン電圧以上から以下とな
ったときにスイッチオン信号を出力し、上記入力電圧が
スイッチオフ電圧以下から以上となったときにスイッチ
オフ信号を出力する電圧検出部と、この電圧検出部から
の信号によって動作するスイッチ部と、このスイッチ部
からの出力によって充電し、このスイッチ部がスイッチ
オフのときに放電して電源を外部に供給する畜電部と備
えるものである。
【0011】さらに、入力電圧が所定の電圧以上となっ
たときに蓄電部にかかる電圧を抑制する過電圧保護回路
を有するものである。
【0012】
【作用】この発明においては、入力電圧がスイッチオン
電圧以上から以下となったときにスイッチオン信号を出
力し、上記入力電圧がスイッチオフ電圧以下から以上と
なったときにスイッチオフ信号を出力する電圧検出部
と、この電圧検出部からの信号によって動作するスイッ
チ部と、このスイッチ部がスイッチオフのときに放電し
て電源を外部に供給する畜電部とを備えることにより、
入力電圧の立ち上がり時に、蓄電部が充電し、その後ス
イッチオフ信号が出力されスイッチ部が蓄電器に流れる
電流を抑制するため、蓄電部が放電を始め、そして入力
電圧の立ち下がり時に、スイッチオン信号が出力され、
スイッチ部から蓄電器に電流が流れ、蓄電器が充電され
た後に、再び放電を始めるものである。
【0013】さらに、入力電圧が所定の電圧以上となっ
たときに蓄電部にかかる電圧を抑制する過電圧保護回路
を有することにより、過電圧を過電圧保護回路によって
逃がすものである。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下に、この発明の実施例1について図1か
ら図3を用いて説明する。図1はこの発明による電源回
路を用いたインバータ装置の構成図であり、図2は図1
に示した電力供給制御回路5の詳細を説明する図であ
る。また、図3は電力供給制御回路5等の入出力波形を
説明する波形図である。図1において、1は三相交流電
源、2はモータ、3は三相交流電源1からの交流電力を
直流電力に変換し、モータ2を駆動するインバータ主回
路、4は三相交流電源1の三相の出力の内一相分の電圧
についてノイズを除去するフィルタA、5はこのフィル
タA4から供給される電力を受けて、後述のコンデンサ
6に供給する電力を制御する電力供給制御回路、6はこ
の電力供給制御回路5によって充電される充電部である
コンデンサ、7は電力供給制御回路5及びコンデンサ6
より供給される電圧を一定電圧に変換して出力する定電
圧回路7、8はこの定電圧回路7から供給される電圧の
ノイズを除去するフィルタB、9はこのフィルタB8か
らの電力を受けてインバータ主回路3の動作を制御する
インバータ制御回路、200はフィルタA4と電力供給
制御回路5の間にあってフィルタから送られてきた交流
電圧を半波整流して、電力供給制御回路5に伝えるダイ
オードである。図2は図1の電力供給制御回路5を説明
する。図2において、図1と同一の符号は同一又は相当
の部分を表し、5aと5bは、図1のフィルタA4と接
続される電力供給制御回路5の入力端子、5cと5d
は、コンデンサ6と接続される電力供給制御回路5の出
力端子、10はフィルタA4より供給される電圧の下降
時の電圧レベルを検出し、所定の電圧以下となった場合
に出力を発する下降時電圧レベル検出回路、11はフィ
ルタA4より供給される電圧の上昇時の電圧レベルを検
出し、所定の電圧以下となったときに出力を発する上昇
時電圧レベル検出部、12はこの上昇時電圧レベル検出
部11と下降時電圧レベル検出部からの出力信号を受け
て、スイッチオン又はスイッチオフし、フィルタA4か
らの電圧をコンデンサ6及び定電圧回路7等に伝達する
かどうかを制御するスイッチ部である。図3は電力供給
制御回路5の入出力波形であり、図3において、(a)
は図1の三相交流電源1からフィルタA4に供給される
回路入力電圧、(b)は図1におけるコンデンサ6の電
圧Vc、(c)は図1の電力供給制御回路5を流れる出
力電流i、(d)は図2のスイッチ部12のオンオフ状
態、(e)は上昇時電圧レベル検出部11の出力信号、
(f)は下降時電圧レベル検出部10の出力信号を示し
た図である。
【0015】次にこの電源回路の動作を説明する。最初
に、図1と図3を用いて動作の概要を説明すると次のよ
うになる。実施例1による電源回路は、図1の三相交流
電源1、例えば200[V]の電源、から供給される交
流電圧を変換し、直流の安定した電圧をインバータ制御
回路9に供給するための回路である。まず、上記交流電
圧はフィルタA4を通して電力供給制御回路5に図3
(a)のような回路入力電圧を供給する。上記回路入力
電圧を受けた電力供給制御回路5は、コンデンサ6の充
電を行い、また、定電圧回路7に電力を供給するため、
所定の条件でスイッチオンし、あるいはスイッチオフす
る。このスイッチオン/オフは、上記回路入力電圧が一
部の期間だけコンデンサ6等に電力を供給するように制
御し、電源回路全体で消費される電力を小さくするため
に行われる。電力供給制御回路5のスイッチオンによっ
て、コンデンサ6が充電され、図3(b)のようにコン
デンサ6の電圧Vcを上昇させる。この充電を行う期間
を充電期間aと名付ける。つぎに、電力供給制御回路5
がスイッチオフとなると図3に示したような放電期間b
に入り、電力供給制御回路5から定電圧回路7への電力
の供給が止まる。そのかわりに、充電期間aにおいて充
電されたコンデンサ6が図3(b)のように放電し、定
電圧回路7に電力を供給する。同様に充電期間c及び放
電期間dで、充放電を繰り返し、図3(b)のような電
圧Vcを定電圧回路7に供給する。定電圧回路7は上記
電圧Vcを受け、これが一定の電圧となるように電圧を
調整して、インバータ制御回路9に一定の電圧を供給す
る。この一定電圧、例えば5[V]の一定電圧、によっ
てインバータ制御回路9が駆動し、例えばインバータ制
御回路9内に格納されたマイコン等によって、インバー
タ主回路3を制御し、モータ2の回転等を制御する。こ
の実施例による電源回路は、コンデンサ6の充放電のタ
イミングに新たな条件を追加することにより、従来の電
源回路より少ない容量のコンデンサ6で、以上の機能を
実現する。
【0016】つぎに、この発明の特徴であるコンデンサ
6の充放電タイミングを中心に、実施例1による電源回
路の動作詳細について説明する。図2は図1の電力供給
制御回路5の詳細を示した図である。この図2を用いて
コンデンサ6を充電するタイミングを説明する。フィル
タA4を通して、電力供給制御回路5に入力される回路
入力電圧は図3(a)に示す波形であり、この回路入力
電圧は入力端子5a・5b間に入力される。この回路入
力電圧は、下降時電圧レベル検出部10と上昇時電圧レ
ベル検出部11によって、常にその電圧レベルが監視さ
れ、下降時電圧レベル検出部10、上昇時電圧レベル検
出部11にそれぞれに設定された電圧レベルの条件に一
致したときに、スイッチ部12をオンするように信号を
出力する、以下、オン信号と称す。上記設定された電圧
レベルに一致しないときはスイッチオフするように信号
を出力する、以下、オフ信号と称す。例えば、スイッチ
部12としてスイッチ素子として知られるサイリスタを
用いたときには、ゲートに電流を流すことによってサイ
リスタはオンするので、この場合において、ゲートに電
流を流すことをオン信号、ゲートに流れる電流を0にす
ることをオフ信号と設定することができる。スイッチ部
12として使用する素子によっては、ゲート相当部の入
力が0のときにオンとなるものもあり、これらの素子も
スイッチ部12として機能するものであれば使用するこ
とができるため、オン信号/オフ信号をどのようにする
かはスイッチ素子の特性に合わせて決める。この実施例
1にかかる上昇時電圧レベル検出部は、回路入力電圧
が、立ち上がりのときであって、0から予め定められた
上昇時スイッチオン電圧以下のときに、オン信号を出力
するように動作する。一方、この実施例1にかかる下降
時電圧レベル検出部は、回路入力電圧が、立ち下がりの
ときであって、予め定められた下降時スイッチオン電圧
以下から0のときに、オン信号を出力するように動作す
る。
【0017】スイッチ部12は上記回路入力電圧による
電流をコンデンサ6等に伝えるかどうかのスイッチであ
り、スイッチオンのときに電流を流し、スイッチオフの
ときに電流を止める働きがある。スイッチオンする条件
は、上昇時電圧レベル検出部11の出力、下降時電圧レ
ベル検出部10の出力のいずれか一方がオン信号である
とき、である。スイッチ部12がスイッチオン状態のと
きは、スイッチ部12を通った電流によってコンデンサ
6が充電されるとともに、定電圧回路7に電力が供給さ
れる。一方、スイッチ部12がスイッチオフ状態のとき
は、スイッチ部12によって電流が遮断されるので、充
電されたコンデンサ6が放電を開始し、定電圧回路7に
電力を供給する。
【0018】上記の電力供給制御回路5の動作を図3
(a)に示した回路入力電圧波形の変化を追いながら説
明する。図3で説明する電力供給制御回路5の入出力波
形は、4つの期間に分割することができるので、この4
つの期間ごとに分割して動作を説明すると以下のように
なる。
【0019】<充電期間a>図3に示した充電期間a
は、回路入力電圧が増加する期間、すなわち立ち上がり
期間、において、回路入力電圧が所定の上昇時スイッチ
オフ電圧以下の期間である。この上昇時スイッチオフ電
圧は上昇時電圧レベル検出部11によって設定された電
圧であり、図3(a)には、V1で示されている。この
充電期間aでの電力供給制御回路5の動作は、回路入力
電圧が0のとき上昇時電圧レベル検出部11が以降は図
3(e)のようにオン信号を出力するようになるため、
この信号を受けたスイッチ部12はスイッチオンとな
り、図3(c)に示すように、回路入力電圧によって電
流iを流し、電力供給制御回路5に続くコンデンサ6等
に電力を供給する。電力供給制御回路5から電流iが流
れると、出力端子5c・5d間に電圧が発生し、コンデ
ンサ6が充電される。続いて、回路入力電圧が上昇し上
昇時スイッチオフ信号V1になると、上昇時電圧レベル
検出部11は以降図3(e)に示すようにオフ信号をス
イッチ部12に出力し、また、下降時電圧レベル検出部
10は回路入力電圧が減少する期間、すなわち立ち下が
り期間、という条件を少なくとも満たさなければオン信
号を出力しないため、図3(f)のようにオフ信号を出
力したままとなる。従って、上昇時電圧レベル検出部1
1、下降時電圧レベル検出部10ともオフ信号を出力す
るので、スイッチ部12はスイッチオフ状態となって、
充電期間aが終了する。
【0020】<放電期間b>上記の充電期間aが終了す
ると同時に、放電期間bに入る。放電期間bは、回路入
力電圧が上昇時スイッチオフ電圧から下降時スイッチオ
ン電圧までの、スイッチ部12がスイッチオフ状態とな
っている期間である。下降時スイッチオン電圧は、図3
(a)において、V2として示されている。上記のよう
にスイッチ部12はスイッチオフ状態となるので、図3
(c)に示したように電力供給制御回路5からコンデン
サ6等に流れる電流iは0となる。(ただし、若干の漏
れ電流があることもある。)すると電力供給制御回路5
により供給される出力端子5c・5d間の電圧は下が
る。すると、今まで充電していたコンデンサ6の持つ電
圧の方が高くなり、コンデンサ6は放電を始める。この
放電による電圧は、電力供給制御回路5が発する電圧の
代わりに定電圧回路7に供給され、定電圧回路7に対す
る電力の供給が停止しないように働く。上記放電による
電圧は、放電が進むとともに図3(c)のように次第に
低下していく。このコンデンサ6による放電が起こって
いる間に、回路入力電圧が再び下降し始め、立ち下がり
の期間に入る。回路入力電圧が下降時スイッチオン電圧
V2になると、下降時電圧レベル検出部10が以降オン
信号をスイッチ部12に出力しスイッチ部12がスイッ
チオンとなって、放電期間bが終了する。
【0021】<充電期間c>上記の放電期間bが終了す
ると同時に、充電期間cに入る。充電期間cは、回路入
力電圧が下降時スイッチオン電圧から0になるまでの期
間である。上記のようにスイッチ部12はスイッチオン
状態となるので、図3(c)に示すように、回路入力電
圧によって電流iを流し、電力供給制御回路5に続くコ
ンデンサ6等に電力を供給する。すると、充電期間cと
同様に、コンデンサ6を充電する。続いて、回路入力電
圧が下降し0になると、下降時電圧レベル検出部10は
以降オフ信号をスイッチ部12に出力し、また、上昇時
電圧レベル検出部11は回路入力電圧が立ち上がる期
間、という条件を満たさず、オフ信号を出力したままと
なるため、スイッチ部12はスイッチオフ状態となっ
て、充電期間cが終了する。
【0022】<放電期間d>上記の充電期間cが終了す
ると同時に、放電期間dに入る。放電期間dは、回路入
力電圧が0の期間に発生する。上記のように、スイッチ
部12がスイッチオフ状態になるので、又は、回路入力
電圧が0となるので、放電期間bのようにコンデンサ6
が放電を始め、定電圧回路7に電力を供給する。そし
て、放電とともに図3(b)のように次第に電圧が下降
していく。一方、コンデンサ6の放電による電力の供給
が行われているうちに、回路入力電圧が上昇を始め、再
び充電期間aが始まる。以上の4つの期間に示したのサ
イクルを繰り返すことにより、定電圧回路7に一定電圧
以上の電圧、例えば5[V]〜8[V]程度、を供給し
続ける。
【0023】以上に説明したような電源回路では、第1
に、損失電力が小さいという利点を持つ。消費電力は、
電圧の二乗に比例し、抵抗分に反比例するので、回路入
力電圧が所定の電圧以下のときに、充電し、定電圧回路
7に所定値以下の電圧をかけるような、本発明による電
源回路は、回路入力電圧全てをコンデンサ6や定電圧回
路7に伝えるような電源回路と比べて、電源回路が消費
してしまう損失電力を小さく抑えることができる。第2
に、コンデンサ容量の小さい、コンデンサ6を使用する
ことができる。コンデンサ6が定電圧回路7に電力を供
給する放電期間では、コンデンサ6の放電が進むととも
に定電圧回路7に供給される電圧が低下していく、この
まま放電期間が長引きスイッチ部12からの高い電圧の
供給がないと、コンデンサ6はやがて蓄電していた電力
を使い果たし、電圧が0となる。このように電圧が0と
なってしまっては、定電圧回路7は、もはや一定の電圧
をインバータ制御回路9に供給することはできなくなっ
てしまう。そのため、定電圧回路7が一定の電圧を保つ
ために最低限必要な電圧を、スイッチ部12若しくはコ
ンデンサ6から供給し続けなければならない。従って、
放電により低下していく出力端子5c・5d間の電圧
を、上記の最低限必要な電圧以下に下がる前にスイッチ
部12から供給するとともに、コンデンサ6を充電しな
ければならない。コンデンサ6が定電圧回路7に電力を
供給する放電期間を長く保つためには大きなコンデンサ
6容量が必要になるが、大容量のコンデンサ6は、コス
ト高で、その体積も大きい。それでも、従来のような、
回路入力電圧の立ち上がり時にだけコンデンサ6を充電
し、定電圧回路7に電力を供給する電源回路では、長い
上記放電期間に対応した大容量のコンデンサ6を採用せ
ざるを得なかった。一方、この発明による電源回路で
は、回路入力電圧の立ち上がり時、充電期間a、だけで
なく、立ち下がり時、充電期間c、にもスイッチ部12
からの電力供給があるので、一回の放電期間を大幅に短
縮し、それに伴ってコンデンサ6容量を小さくすること
ができる。例えば、一回の放電期間を半分にすることが
できれば、コンデンサ6容量も理論上半分にすることが
できる、といったように大きな効果を得ることができる
【0024】加えて、さらに損失電力を抑える方法とし
て、スイッチする電圧V1とV2を以下のように設定す
る方法がある。図3のように放電期間bの時間t1と放
電期間dの時間t2とが異なる場合には、コンデンサ6
容量は、期間の長いt1を基準として決定され、また、
充電する期間及び回路入力電圧の高さもt1を考慮して
設計される。このとき充電期間cでは、放電期間dのt
2がt1に比べ短いため、充電期間aと同様に長い期間
充電し、また、回路入力電圧が高い期間までコンデンサ
6を充電する必要がない。このため、短い期間t2に対
応して充電期間cを設計することができ、充電期間c中
に定電圧回路7に供給する最低限の電圧を維持する範囲
内において、充電期間cを充電期間aと比べて短くする
ことができる。つまり、上昇時スイッチオフ電圧V1よ
りも低い電圧に設定することが可能になる。この結果、
充電期間cにおける電力供給制御回路5、定電圧回路7
等に生じる損失電圧をさらに抑えることができる。
【0025】また、電力供給制御回路5は、図2に示し
たように、上昇時電圧レベル検出部11、下降時電圧レ
ベル検出部10、スイッチ部12のように3つの構成要
素を持たないものであっても、入力端子5a・5b間に
かかる回路入力電圧に応じて、図3(d)に示したよう
なスイッチング動作をするものであれば、どのようなも
のでもよい。
【0026】実施例2.続いて、実施例1とは異なる動
作をするスイッチ部12を持つ電源回路の例を実施例2
として説明する。図4は図1の電力供給制御回路5を詳
細に説明する図である。図4において、図2と同一の符
号は同一又は相当の部分を示し、100は、入力端子5
a・5b間にかかる回路入力電圧レベルを常に監視し、
この電圧レベルによってスイッチ部12のスイッチオン
/オフを制御するオン信号/オフ信号を出力する電圧レ
ベル検出部である。ただし、実施例2では、交流電源と
して図1の三相交流電源1に替えて、単相の交流電源を
用いている。図5は、実施例2による電源回路の電力供
給制御回路5等の入出力波形を説明する図である。図5
において各波形(a)〜(d)は、図3に示した(a)
〜(d)までの電圧、電流又はスイッチ動作に相当す
る。また、図5の(e)は、図4に示した電圧レベル検
出部100の出力信号を示している。
【0027】次に、図4、図5を用いて、実施例2の電
源回路の動作を説明する。図4に示した電圧レベル検出
部100は、図2の上昇時電圧レベル検出部11及び下
降時電圧レベル検出部10に相当する機能を持つが、オ
ン信号・オフ信号を出力するタイミングが異なる。以下
に、実施例1で説明したように、電力供給制御回路5の
動作を4つの期間に分割して説明する。この4つの期間
は、図3の期間と同様な期間である。
【0028】<充電期間a>この充電期間aを終了させ
る上昇時スイッチオフ電圧は電圧レベル検出部100に
よって設定された電圧であり、図5(a)には、V11
で示されている。まず、充電期間aは、後述する充電期
間cによってスイッチ部12がスイッチオンとなってい
る状態から始まる。この充電期間aでの電力供給制御回
路5の動作は、スイッチ部12がスイッチオンとなって
いるので、図5(c)に示すように、回路入力電圧によ
って電流iを流し、電力供給制御回路5に続くコンデン
サ6等に電力を供給する。電力供給制御回路5から電流
iが流れると、出力端子5c・5d間に電圧が発生し、
コンデンサ6が充電され、コンデンサ6自体の持つ電圧
が高くなっていく。続いて、スイッチ部12がスイッチ
オンの状態で(この期間中は常にスイッチオンの状態で
あるが)、回路入力電圧が上昇し上昇時スイッチオフ信
号V11になると、電圧レベル検出部100は以降オフ
信号をスイッチ部12に出力するので、スイッチ部12
はスイッチオフ状態となって、充電期間aが終了する。
【0029】<放電期間b>上記の充電期間aが終了す
ると同時に、放電期間bに入る。下降時スイッチオン電
圧は、電圧レベル検出部100によって設定された電圧
であり、下降時スイッチオン電圧は、図5(a)におい
てV21で示されている。上記のようにスイッチ部12
はスイッチオフ状態となるので、図5(c)に示したよ
うに電力供給制御回路5からコンデンサ6等に流れる電
流iは0となる。すると、コンデンサ6は放電を始め
る。この放電による電圧は、電力供給制御回路5が発す
る電圧の代わりに定電圧回路7に供給され、定電圧回路
7に対する電力の供給が停止しないように働く。このコ
ンデンサ6による放電が起こっている間に、回路入力電
圧が再び下降し始める。スイッチ部12がスイッチオフ
の状態で(放電期間b中は常にスイッチオフの状態であ
るが)、回路入力電圧が下降時スイッチオン電圧V21
になると、電圧レベル検出部100が以降オン信号をス
イッチ部12に出力し、放電期間bが終了する。
【0030】<充電期間c>上記の放電期間bが終了す
ると同時に、充電期間cに入る。上記のように電圧レベ
ル検出部100がオン信号を出力するので、スイッチ部
12はスイッチオン状態となり、図5(c)に示すよう
に、回路入力電圧によって電流iを流し、電力供給制御
回路5に続くコンデンサ6等に電力を供給し、充電期間
aと同様に、コンデンサ6を充電する。一方、回路入力
電圧は図5(c)のように次第に下降し、コンデンサ6
自体の持つ電圧が、回路入力電圧を上回ると、コンデン
サ6の放電が始まり、充電期間cが終了する。ここで、
実施例1の電力供給制御回路5の動作と異なるのは、充
電期間cの終了とともにスイッチ部12がスイッチオン
からスイッチオフに変化しないことである。しかし、ス
イッチを切り替えなくとも、実施例1と同様の効果を実
現できる。
【0031】<放電期間d>上記の充電期間cが終了す
ると同時に、放電期間dに入る。放電期間bのようにコ
ンデンサ6が放電を始め、定電圧回路7に電力を供給す
る。そして、放電とともに図5(b)のように次第に電
圧が下降していき、コンデンサ6の放電による電力の供
給が行われているうちに、回路入力電圧が再び上昇を始
める。放電期間dは、回路入力電圧がコンデンサ6自体
の持つ電圧を上回ったときに、コンデンサ6の充電が始
まり終了する。ここでも、スイッチ部12のスイッチ切
り替えは行わない。以上の4つの期間に示したのサイク
ルを繰り返すことにより、定電圧回路7に一定電圧以上
の電力を供給し続ける。
【0032】以上説明したように、実施例1と異なり、
放電期間d中にスイッチ部12をスイッチオフ状態にし
なくとも、同様の効果を得ることができる。また、電圧
レベル検出部100は、回路入力電圧を検出し、回路入
力電圧が予め定められた電圧になったときにオン信号又
はオフ信号を出力するので、回路入力電圧の周波数が変
化したとしても、電力供給制御回路5がコンデンサ6を
適切に充電させることができる。例えば、50[Hz]
の回路入力電圧用の電源回路に、60[Hz]の回路入
力電圧を入力したとしても、上述のように、コンデンサ
6は回路入力電圧の立ち上がり時と、立ち下がり時に充
電されて、正常に動作することができる。
【0033】また、この実施例2では、回路入力電圧、
すなわち入力端子5a・5b間にかかる電圧、が所定の
電圧になったときに、スイッチ部12がスイッチオン/
オフするようにしたが、回路入力電圧をコンデンサ6の
接続されている出力端子5c・5d間の電圧で検知し、
この出力端子5c・5d間の電圧が所定の電圧以下とな
ったときにスイッチ部12がスイッチオンするようにし
てもよい。
【0034】実施例3.以上の実施例は、交流の入力を
半波整流した場合について説明してきたが、この実施例
3では交流の入力を全波整流した場合について説明す
る。図6は、実施例3による電源回路を説明する図であ
る。図6において、図1と同一の符号は同一又は相当の
部分を表し、13はこの電源回路に過大な電圧がかかっ
たときに、この過大な電圧から電源回路等を保護する過
電圧保護回路であり、201は交流電源から入力される
回路入力電圧を、全波整流する全波整流回路である。図
7は、実施例3による電源回路の電力供給制御回路5等
の入出力波形を説明する図である。図7において各波形
(a)〜(e)は、図5に示した(a)〜(e)までの
電圧、電流又はスイッチ動作に相当する。また、電力供
給制御回路5としては、実施例1において説明した図2
の電力供給制御回路5を使用してもよいし、図4の電力
供給制御回路5でもよいが、本実施例3では、基本構成
を実施例2で説明した電力供給制御回路5を用いること
にして、オン信号/オフ信号を出力するタイミングを次
の条件で決定する電力供給制御回路5を用いる。ただ
し、実施例1・2で説明した上昇時スイッチオフ電圧V
1・V11と、下降時スイッチオン電圧V2・V21を
同一の値にし、これら両者の電圧V1・V11・V2・
V21の役割を果たす電圧を、新たにスイッチ基準電圧
V3とする。 <スイッチ条件>回路入力電圧がスイッチ基準電圧V3
以上であるとき、スイッチオフし、回路入力電圧がスイ
ッチ基準電圧V3以下であるとき、スイッチオンする。
上記スイッチ基準電圧V3は、図7(a)にV3で表示
されている。
【0035】次に、この回路の動作について図6及び図
7を用いて説明する。実施例3では図1の三相交流電源
1の代わりに、単相の交流電源を使用している。この単
相交流電源による電圧を全波整流回路201で整流する
と図7(a)の波形のようになる。この波形に示された
回路入力電圧に対して電力供給制御回路5がどのように
動作するか、充電期間eと放電期間cとに分割して説明
する。また、実施例3による電源回路の基本動作は、実
施例2の放電期間dが非常に短くなったときの動作に相
当する、と考えることもできるので、以下にこの回路に
おける特徴的な事項について述べる。
【0036】<放電期間b>放電期間bは後述する充電
期間eの後に発生し、充電期間e中にコンデンサ6に充
電した電気を放電する期間である。これは、実施例2で
説明したとおりである。 <充電期間e>充電期間eは、実施例2において説明し
た図5の充電期間aと放電期間dと充電期間cとが、1
つになったものに相当する期間である。まず、回路入力
電圧がスイッチ基準電圧V3を下回ると、(図7(a)
において、放電期間bの終了時に示されている)、電力
供給制御回路5内のスイッチ部12がスイッチオンし、
電力供給制御回路5を通じて、電流が流れコンデンサ6
及び定電圧回路7に電圧がかかる。このため、コンデン
サ6は充電される。この間、回路入力電圧は図7(a)
に示したように一旦下降した後、上昇し、やがてスイッ
チ基準電圧V3を上回る、(図7(a)において、充電
期間eの終了時に示されている)。このとき、電力供給
制御回路5は、上記のスイッチ条件に従って、スイッチ
オフし、電力供給制御回路5を通る電流を止め、充電期
間を終了する。そして再び、コンデンサ6によって電力
を供給する放電期間bに入る。ただし、充電期間e中、
一時的に回路入力電圧がコンデンサ6自体の持つ電圧よ
りも低くなることがあるが、例えば電圧0[V]、この
ときは、一時的にコンデンサ6からの放電によって、定
電圧回路7に電力を供給する期間がわずかに発生する。
【0037】この実施例3による電源回路では、例え
ば、図3や図5に示すような入出力をする電源回路に比
べ、充電期間における電力供給制御回路5、定電圧回路
7等にかける電圧を低くすることができ、電力供給制御
回路5、定電圧回路7等で消費される損失電力を少なく
することができる効果がある。その理由は、コンデンサ
6は充電期間e中に、放電期間b中定電圧回路7へ電力
を供給するのに十分な電圧を得るまで充電される必要が
あるが、この充電には所定の充電時間が必要になる。図
3や図5に示したような入出力を行う電源回路では、回
路入力電圧の半波の立ち上がり又は立ち下がり部分に、
別々に充電を行っているので、上記の必要な充電時間を
設定すれば、回路入力電圧の本実施例3に比べ高電圧の
部分にまで、充電期間a・bとしなければならない。そ
れに対し、本実施例3では、充電期間eは、回路入力電
圧の立ち下がりと立ち上がりとを連続した充電期間とす
ることができるので、上記の必要な充電時間を設定する
場合には電圧の低い部分が短期間に2回訪れ、この期間
に充電することで、電圧の低い期間に充電をすることが
できる。図5と図7との比較でいえば、図5(a)の下
降時スイッチオン電圧V21及び上昇時スイッチオフ電
圧V11と図7(a)のスイッチ基準電圧V3との比較
では、V3<V11、V3<V21、となる。充電期間
eを詳しく見れば、充電期間e中に、わずかに放電期間
が入ることがあるので、連続した充電期間ではないこと
があるが、このわずかな放電期間中の放電により電圧が
わずかに下がったところですぐに、回路入力電圧が高く
なり、再び充電による電圧の大きな上昇が始まるので、
わずかな放電が入ることによる上記必要な充電時間の延
長は少なく、上述した効果を得ることができる。
【0038】また、本実施例3では、図6に示したよう
に過電圧保護回路13が備わっている。この過電圧保護
回路は回路入力電圧が異常に高くなったときに、電力供
給制御回路5、コンデンサ6、定電圧回路7等を過電圧
から保護する役目がある。機能的には、過電圧保護回路
13に入力される電圧が一定以上となったときには、過
電圧保護回路13の2つの入力端子間に、この回路に続
くフィルタA4等をバイパスする電流を流すことにより
電圧を適正なものに抑える。特に、上述のように充電部
として小さいコンデンサ6を用いた場合には、このコン
デンサ6の耐電圧能力も弱くなるので、瞬時に高電圧が
かかる場合を想定してこのような過電圧保護回路13を
設けるとよい。
【0039】実施例4.図8は2つの電源回路を制御回
路9に接続したインバータ装置の構成図である。図8に
おいて、図1と同一の符号は同一又は相当の部分を表
す。上述の実施例1では三相交流電源1の一相分から電
力を取り出していたが、図8に示すように三相交流電源
1の3つの出力端子のうち、2つの出力端子を2つの電
源回路にそれぞれ接続することによって、実施例1より
も大きな電力を得ることができる。
【0040】実施例5.次に、図1に示した電力供給制
御回路5の他の実施例である実施例5について、図9を
用いて説明する。図9は電力供給制御回路5の詳細を説
明した図である。図9において、図4と同一の符号は同
一又は相当の部分を示し、101は図4の電圧レベル検
出部100に相当する機能を有するが、回路入力電圧を
入力端子5a・5b間の電圧と、出力端子5c・5d間
の電圧を用いて検出する入出力端子電圧レベル検出部で
ある。回路入力電圧の電圧レベルを検出してスイッチ部
12を駆動する点は、他の実施例と同様であるので、以
下の説明では、この実施例の特徴的な動作について説明
する。この実施例5の入出力端子電圧レベル検出部10
1は、入力端子5a・5b間にかかる電圧のみならず、
コンデンサ6の電圧をも考慮してスイッチ部12のスイ
ッチオン/オフを制御する。まず、図3の充電期間aに
おいては、入力端子5a・5b間の電圧でスイッチオン
信号を出力するタイミングを計り、オン信号を出力しス
イッチ部12をスイッチオンさせる。一方、コンデンサ
6の接続されている出力端子5c・5d間の電圧を検出
して、出力端子5c・5d間の電圧が上昇時スイッチオ
フ電圧V1を上回るときにスイッチオフ信号をスイッチ
部12に出力し、スイッチ部12をスイッチオフさせ
る。また、図4の充電期間cにおいては、入力端子5a
・5b間が下降時スイッチオン電圧V2を下回ったとき
にオフ信号を出力して、スイッチ部12をオンさせる。
一方、出力端子5c・5d間の電圧が0となったときに
オフ信号を出力し、スイッチ部をスイッチオフさせる。
【0041】以上実施例5による電源回路によれば、充
電期間(例えば、図3・図7における充電期間a・c・
e)において、コンデンサ6の電圧が予め定められた電
圧に達すれば、スイッチ部12がスイッチオフとなり、
例えば、電力供給制御回路5、コンデンサ6、定電圧回
路7等における消費電力をより抑えることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
以下のような効果を奏する。入力電圧がスイッチオン電
圧以上から以下となったこときにスイッチオン信号を出
力し、上記入力電圧がスイッチオフ電圧以下から以上と
なったときにスイッチオフ信号を出力する電圧検出部
と、この電圧検出部からの信号によって動作するスイッ
チ部と、スイッチオフのときに放電する畜電部と備える
ことにより、入力電圧の立ち上がり時に、蓄電部が充電
し、この充電後、スイッチオフ信号が出力され、蓄電器
が放電を始め、そして、入力電圧の立ち下がり時にスイ
ッチオン信号が出力され、蓄電器が充電された後、再び
放電を始め、充電器が所定の電圧以上を保持する時間を
短縮するため、充電器に必要な蓄電容量を減らすことが
できる。
【0043】さらに、入力電圧が所定の電圧以上となっ
たときに蓄電部にかかる電圧を抑制する過電圧保護回路
を有することにより、耐電圧能力の低い蓄電部に過大な
電圧がかからないため、上記蓄電器を過大な電圧から守
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による電源回路を用いた
インバータ装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施例1による電力供給制御回路
を説明する機能ブロック図である。
【図3】 この発明の実施例1による電力供給制御回路
等の入出力波形を説明する波形図である。
【図4】 この発明の実施例2による電力供給制御回路
を説明する機能ブロック図である。
【図5】 この発明の実施例2による電力供給制御回路
等の入出力波形を説明する図である。
【図6】 この発明の実施例3による電力供給制御回路
を説明する機能ブロック図である。
【図7】 この発明の実施例3による電力供給制御回路
等の入出力波形を説明する図である。
【図8】 この発明の実施例4による2つの電源回路を
用いたインバータ装置の構成図である。
【図9】 この発明の実施例5による電力供給制御回路
を説明する機能ブロック図である。
【図10】 従来の電源回路を説明する図である。
【図11】 従来の電源回路による入出力波形を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 三相交流電源、2 モータ、 3 インバータ主回
路、4 フィルタA、5 電力供給制御回路、 6 コ
ンデンサ、 7 定電圧回路、 8 フィルタB、 9
インバータ制御回路、 10 下降時電圧レベル検出
部、 11上昇時電圧レベル検出部、 12 スイッチ
部、100 電圧レベル検出部、101 入力出力電圧
レペル検出部 200 ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧が予め定められたスイッチオン
    電圧以上から以下となったときにスイッチオン信号を出
    力し、上記入力電圧が予め定められたスイッチオフ電圧
    以下から以上となったときにスイッチオフ信号を出力す
    る電圧検出部と、上記電圧検出部からの上記スイッチオ
    ン信号によりスイッチオンし、上記入力電圧を外部へ出
    力して電源を供給するとともに、上記電圧検出部からの
    上記スイッチオフ信号によりスイッチオフし、上記入力
    電圧を外部へ出力するのを抑制するスイッチ部と、この
    スイッチ部が出力した電圧によって充電されるととも
    に、上記スイッチ部がスイッチオフしているときに電源
    を外部へ供給する畜電部と、を備える電源回路。
  2. 【請求項2】 入力電圧が所定の電圧以上となったとき
    に蓄電部にかかる電圧を抑制する過電圧保護回路を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
JP7025502A 1995-02-14 1995-02-14 電源回路 Pending JPH08221141A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129876A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Denso Wave Inc 直流電源装置
JP2008500799A (ja) * 2004-05-24 2008-01-10 ヨンチャン チョー 交流波形を用いる低電圧制御方法及びそれを実施するシステム
JP2008289353A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Felix Communication & Information Ac/dc変換器及びこれを用いたac/dc変換方法
JP4758890B2 (ja) * 2003-06-02 2011-08-31 マグネティック アプリケーションズ インコーポレイテッド 永久磁石オルタネーターのためのコントローラー
WO2024057591A1 (ja) * 2022-09-15 2024-03-21 株式会社日立パワーデバイス 整流回路およびそれを用いた電源

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