JPH08219833A - ライニング管およびその製造方法 - Google Patents

ライニング管およびその製造方法

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JPH08219833A
JPH08219833A JP2393895A JP2393895A JPH08219833A JP H08219833 A JPH08219833 A JP H08219833A JP 2393895 A JP2393895 A JP 2393895A JP 2393895 A JP2393895 A JP 2393895A JP H08219833 A JPH08219833 A JP H08219833A
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JP
Japan
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pipe
lining
reinforcing
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peripheral surface
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Application number
JP2393895A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Gotou
▲つとむ▼ 後藤
Atsushi Nemoto
敦之 根本
Yasuaki Hiroe
泰昭 廣江
Eiji Onaka
英治 大中
Shingo Komatsu
進吾 小松
Akira Yahagi
章 矢萩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でスポット溶接を必要とせず、多
孔管を管本体内に確実にセットすることができ、多孔管
がずれることなくライニング材の射出成形を行い得るよ
うにする。 【構成】 多孔管3に突出縁22aを有する電極用穴2
2を形成し、この突出縁22aを管本体1Aの電極挿通
孔21に挿入係合させる。この状態で、ライニング材2
を射出成形する。電極取付孔21と突出縁22aは互い
に係合することで、射出圧力による多孔管3の軸方向移
動を規制防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性流体の流量を測定
する電磁流量計の測定管等に適用して好適なライニング
管およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】測定管内を流れる導電性流体の流量を電
磁誘導現象を利用して測定する電磁流量計(実公平2−
28411号公報等)においては、流体中で発生した信
号である起電力とステンレス鋼等の非磁性体からなる測
定管との短絡を防止するため、通常測定管の接液面であ
る内壁面およびフランジ外側面をライニング材によって
被覆している。ライニング材の材質としては耐熱性、耐
食性、絶縁性に優れたものが要求されるため、通常フッ
素樹脂等の絶縁材料が使用され、射出成形により片側一
方向から測定管の内壁面およびフランジ外側面に射出さ
れ被覆される。しかし、フッ素樹脂製のライニング材は
金属との密着性が悪く、そのため測定管から容易に剥離
することから、通常測定管の内壁を覆うライニング材中
に補強管を埋設し、これによってライニング材の剥離防
止を図っている(例:実公平2−26025号公報、実
公平2−5191号公報、実公平1−7918号公
報)。
【0003】図11はこの種の電磁流量計の従来例を示
す断面図である。同図において、1は測定管1、2はラ
イニング材、3はライニング材2内に埋設された補強管
である。測定管1は、両端開放の管本体1Aと、管本体
1Aの両端開口部に溶接によってそれぞれ接合されたフ
ランジ状リング1B,1Cとで構成されている。補強管
3は、SUS等の非磁性体によって製作されて多数の透
孔3aを有し、測定管1内にスペーサ5を介してこれと
一定の間隔を保ち同軸に配置される。スペーサ5は溶接
によって測定管1に固定され、補強管3は通常スポット
溶接によってスペーサ5に固定される。7は測定管1の
管壁中央に励磁コイル6による磁界と直交するよう貫通
して対設された一対(但し一方のみ示す)の電極、9は
励磁コイル6の外周を覆うコア、10は電極7の信号リ
ード線、11は測定管1の外周を覆うカバー、12は溶
接箇所である。
【0004】このような構成において、励磁コイル6に
通電し、導電性流体を測定管1内に流すと、磁界方向と
流体の流れ方向とにそれぞれ直交する一対の電極7間に
は平均流量に比例した起電力が発生し、これを検出する
ことにより流体の流量を測定することができる。
【0005】測定管1の製作に際しては、管本体1Aと
フランジ状リング1B,1Cとの接合部Aを突き合わせ
溶接し、次にスペーサ5を測定管1の内周面に溶接固定
し、次に補強管3をスペーサ5にスポット溶接する。こ
のスポット溶接はライニング材2の射出成形時にその射
出圧力によるずれを防止するためである。しかる後、こ
の測定管1を成形金型内にセットし、ライニング材を片
側一方向から射出成形し、測定管を内張りする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の測定管1の製作に際してはスペーサ5を測定管
1に溶接したり、補強管3をスペーサ5にスポット溶接
する必要があるため、溶接のための作業工数が多く、時
間がかかるという問題があった。また、特に小口径の管
本体にあっては溶接機を管本体内に入れることが困難な
場合がある。また、スペーサを必要とするため部品点数
が増加するという不具合もある。なお、射出成形時に補
強管3が軸線方向にずれてライニング材2の外部に突出
すると、ライニング材2の補強強度が低下したり、電極
用の逃げ孔の位置がずれて電極の取り付けができなくな
ったり、あるいはまた測定管1の絶縁不良が発生し、使
用することができなくなる。
【0007】本発明は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な
構成でスポット溶接を必要とせず、補強管を管本体内に
確実にセットすることができ、補強管がずれることなく
ライニング材の射出成形を行い得るようにしたライニン
グ管およびその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、管本体内の内周面に内張りさ
れるライニング材中に補強管を前記管本体と同軸にかつ
一定の間隔をおいて埋設したライニング管において、前
記管本体側と補強管に互いに係合することにより前記ラ
イニング材の射出成形時に射出圧力による補強管の軸線
方向の移動を防止する係合部をそれぞれ設けたことを特
徴とする。請求項2に記載の発明は、管本体内の内周面
に内張りされるライニング材中に補強管を前記管本体と
同軸にかつ一定の間隔をおいて埋設したライニング管に
おいて、前記管本体の周壁に挿通孔を形成し、前記挿通
孔と係合することにより前記ライニング材の射出成形時
に射出圧力による前記補強管の軸線方向の移動を防止す
る突起部を前記補強管に設けたことを特徴とする。請求
項3に記載の発明は、管本体内の内周面に内張りされる
ライニング材中に補強管を前記管本体と同軸にかつ一定
の間隔をおいて埋設したライニング管において、前記管
本体の一端開口部に環状溝を設け、この環状溝に嵌合す
るリングを前記補強管の一端部外周面に設けたことを特
徴とする。請求項4に記載の発明は、管本体内の内周面
に内張りされるライニング材中に補強管を前記管本体と
同軸にかつ一定の間隔をおいて埋設したライニング管に
おいて、前記管本体の内周面に突出部を設け、この突出
部を前記ライニング材に形成した位置決め固定用穴に嵌
合したことを特徴とする。請求項5に記載の発明は、管
本体内の内周面に内張りされるライニング材中に補強管
を前記管本体と同軸にかつ一定の間隔をおいて埋設した
ライニング管において、前記補強管は多孔板を円筒状に
巻いて形成され、前記管本体の内周面に両端部に段部を
有する環状溝を設け、この環状溝に前記補強管を嵌挿し
てその両端部を前記段部により支持することを特徴とす
る。請求項6に記載の発明は、管本体内の内周面に内張
りされるライニング材中に補強管を前記管本体と同軸に
かつ一定の間隔をおいて埋設したライニング管におい
て、前記管本体のフランジ部外側面にアースリングを配
設し、このアースリングに前記補強管を軸線方向の移動
を規制して支持する支持部を設けたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、管本体の内周面にスペーサを
介して補強管を同軸に嵌挿配置し、前記管本体の開口端
部外周面にフランジ状リングを嵌合し、管本体とフラン
ジ状リングの接合部を溶接すると共に溶接後の管本体の
内径収縮により前記補強管を締付け固定し、しかる後補
強管を含むパイプ内周面をライニング材によって被覆す
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明において、係合部は互い
に係合することで、補強管の軸線方向の移動を規制防止
する。請求項2に記載の発明において、補強管の突起部
は管本体の挿通孔に嵌合することで、補強管の軸線方向
の移動を規制防止する。請求項3に記載の発明におい
て、管本体の環状溝は補強管のリングを位置決めし、ラ
イニング材の射出成形時にストッパとして機能する。請
求項4に記載の発明において、補強管の位置決め固定用
穴と管本体の突出部は互いに嵌合することで、補強管の
軸線方向の移動を規制防止する。請求項5に記載の発明
において、管本体に形成された環状溝の両端段差部は補
強管を位置決めし、その両端部を支持することで、補強
管の軸線方向移動を規制防止する。請求項6に記載の発
明において、アースリングに設けられた支持部は補強管
を支持することで、補強管が軸線方向に移動するのを規
制防止する。請求項7に記載の発明において、管本体の
開口端部外周面にフランジ状リングを嵌合し、その接合
部を溶接すると、溶接後の管本体の内径収縮による焼き
ばめ効果により管本体が補強管を締付け固定する。した
がって、ライニング材の射出成形時の射出圧力により管
本体が軸線方向に位置ズレすることがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明を電磁流量計用測定管に
適用した場合の第1実施例を示す断面図である。なお、
図中図11と同一構成部材のものに対しては同一符号を
もって示し、その説明を省略する。同図において、20
は管本体1Aの周壁に突設された円筒状の電極取付部、
21は電極7が嵌挿される電極挿通孔(係合部)で、こ
の電極挿通孔21に対応して補強管3には係合部として
の突出縁(突起部)22aを有する電極用穴22が形成
されている。電極用穴22の突出縁22aは、バーリン
グ加工によって簡単に形成することができる。そして、
補強管3はスペーサ5を介して管本体1A内に嵌挿さ
れ、前記突出縁22aが電極挿通孔21に嵌挿されてい
る。スペーサ5は管本体1Aの内周面もしくは補強管3
の外周面に溶接固定されている。
【0011】図2(a)、(b)は補強管3の例を示す
もので、(a)は筒状体に形成した例、(b)は多孔板
30を円筒状に巻いて形成した例を示す(実開平2−5
191号公報)。図2(b)の補強管3は、平行四辺形
からなる多孔板30を円筒状に巻き、その互いに対向す
る端縁31a,31bを突き合わせることで形成され
る。このため、端縁31a,31bは補強管3の軸線に
対して傾斜している。このような補強管3の管本体内へ
の嵌挿に際しては、多孔板30を円筒状に巻いて管本体
1A内に挿入し、手による把持状態を解除すると、補強
管3は自らの弾性力によって拡径し両端間にスリット3
2が形成される。そこで、両端縁31a,31bを図3
に示すように管径が拡大するように軸線方向に相対的に
ずらして両端縁31a,31bを密接させて補強管3を
形成する。
【0012】測定管1の製作に際しては、補強管3を管
本体1内にスペーサ5を介して配置した後、測定管1を
金型内にセットし、図4に示すように溶湯状態のライニ
ング材2を金型内に一方向から射出して管本体1Aの内
周面およびフランジ状リング1B,1Cの外側面を被覆
すればよい。この時補強管3は射出圧力によって軸線方
向の力を受けるが、突出縁22aが電極挿通孔21に挿
入係合しているので、軸線方向に移動することがなく、
補強管3をライニング材2中に埋設することができる。
したがって、補強管3をスペーサ5にスポット溶接する
必要がなく、補強管3の取付作業が簡単で、小孔径の測
定管に対して適用可能である。また、管本体1Aに対す
る補強管3の溶接作業が必要でなければ、溶接スラグが
付着したりすることもなく、測定管を綺麗に仕上げるこ
とができる。さらにまた、電極挿通孔21と突出縁部2
2aの係合によって補強管3の回転方向および軸線方向
の位置決めを行うことができるので、治具等による補強
管3の位置決め作業を必要とせず、補強管3の取付作業
を一層簡単なものとすることができる。したがって、測
定管1の製作が簡単かつ容易で、製造コストを低減する
ことができる。
【0013】図5は本発明の第2実施例を示す要部断面
図である。この実施例は管本体1Aの内周面一端部に係
合部としての環状溝34を形成し、補強管3の外周面両
端部にスペーサ5とリング35を溶接等によって接合固
定し、このリング35を前記環状溝34に嵌合し、ライ
ニング材2を前記環状溝34側から金型内に射出成形し
て測定管1を製作するようにしたものである。このよう
にライニング材2を環状溝34側から射出すると、環状
溝34がリング35のストッパとして機能するため、補
強管3が射出圧力によって矢印方向に移動することがな
く、軸方向の位置決めが容易で、所定位置に確実に埋設
することができる。
【0014】図6は本発明の第3実施例を示す要部断面
図である。この実施例は電極取付部20の内端を管本体
1A内に延在突出させ、この突出部20aを補強管3と
の係合部としたものである。補強管3には前記突出部2
0aが嵌合する位置決め固定用穴37が形成されてい
る。このような構成においても、突出部20aと位置決
め固定用穴37との係合によりライニング材2の射出形
成時における補強管3の軸線方向の移動を確実に防止す
ることができるので、補強管3を測定管1に対して溶接
固定する必要がなく、溶接工数を削減することができ
る。
【0015】図7は本発明の第4実施例を示す要部断面
図である。この実施例は測定管1の内周面に環状溝38
を形成し、この環状溝38に補強管3を嵌挿配置したも
のである。環状溝38は、測定管1の略全長にわたって
形成されることにより、端部が測定管1の端部付近に位
置し、また両端部には係合部としての段差部39がそれ
ぞれ形成されており、この段差部39によって補強管3
の端部をそれぞれ支持している。補強管3としては、環
状溝38への嵌挿を可能にするため図2(b)に示した
もの、すなわち多孔板30を筒状に巻いて形成されたも
のが使用される。補強管3の端部は段差部39に係合す
ることで係合部を形成している。このような構成におい
ても、環状溝38の段差部39が図5に示した実施例と
同様、補強管3の位置決め兼ストッパとして機能するた
め、補強管3の軸方向の位置決めが容易で、ライニング
材2の射出成形時の補強管3の軸方向移動を確実に防止
することができる。また、スペーサ5を必要としないた
め、部品点数を削減することができる。
【0016】図8は本発明の第5実施例を示す要部断面
図、図9はアースリングの要部正面図である。この実施
例はフランジ状リング1B,1Cの外側面に取り付けら
れるアースリング40に係合部としての支持部41を設
け、この支持部41によって補強管3の端部を支持する
ようにしたものである。アースリング40は、リング1
B,1Cの外周面に電気的に接続されると共に、その内
周部が測定流体に接することにより測定流体をアース接
続し基準電位に保つもので、通常タンタル、白金等によ
って製作されている(実公平3−55064号公報
等)。支持部41は、アースリング40の内周に突設さ
れた接液部40aの一部を測定管1の中心方向に略直角
に折り曲げることで形成されている。このような構成に
おいても支持部41によって補強管3を位置決め、支持
しているので、補強管3を測定管1にスポット溶接する
必要がなく、また支持部41は補強管3の軸線方向の移
動を規制防止するため、測定管1にライニングを施す際
にずれたりすることがなく、確実に所定位置に固定する
ことができる。さらに、図7に示した第4実施例と同
様、スペーサが不要で、部品点数を削減することができ
る。
【0017】図10は本発明によるライニング管の製造
方法を説明するための図である。本製造方法は補強管3
を予めスペーサ5を介して管本体1A内に嵌挿配置して
おき、管本体1Aとフランジ状リング1B,1Cの溶接
による焼きばめ効果により補強管3を管本体1Aに軸線
方向の移動を防止して固定するようにしたものである。
スペーサ5は管本体1Aの内周面もしくは補強管3の外
周面に溶接固定されている。
【0018】測定管1の製作に際しては管本体1Aの内
周面にスペーサ5を介して補強管3を同軸に嵌挿配置
し、管本体1Aの開口端部外周面にフランジ状リング1
B,1Cを嵌合し、管本体1Aとフランジ状リング1
B,1Cの接合部43を溶接して測定管1を製作する。
溶接終了後、接合部43の温度が下がると、管本体1A
の溶接部付近の内径が収縮し、補強管3を締付け焼きば
める。したがって、測定管1と補強管3は一体的に結合
し、補強管3の軸線方向の移動を確実に防止することが
できる。しかる後、補強管3を含む管本体1の内面およ
びフランジ状リング1B,1Cの外側面をライニング材
によって被覆し、測定管を製作する。
【0019】このような製造方法にあっては、焼きばめ
効果により補強管3の軸線方向の移動を防止することが
できるので、上記した第1〜第5実施例と同様、ライニ
ング材2の射出成形時の射出圧力による補強管3の軸方
向移動を確実に防止することができる。また、補強管3
を管本体1Aに溶接する必要がないので、溶接工数の削
減と溶接スラグの付着防止を図ることができる。
【0020】なお、上記実施例はいずれも補強管3とし
て多孔板を用いて製作したものを示したが、これに限ら
ず針金を編み合わせて網目状の穴を形成した金網を筒状
に巻いたものであってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るライニ
ング管にあっては、管本体側と補強管にそれぞれ係合部
を設け、これら係合部の係合によって補強管の軸線方向
の移動を防止するようにしたので、管本体に対して補強
管を溶接固定しないでも、ライニング材の射出成形時に
その射出圧力によって補強管が軸線方向に移動するのを
確実に防止することができる。したがって、溶接工数を
削減することができ、小孔径のライニング管であっても
製作が簡単で、製造コストを低減することができる。ま
た、請求項5および6に記載の発明においてはスペーサ
を必要としないため、部品点数を削減することができ
る。
【0022】本発明に係るライニング管の製造方法は、
管本体とフランジ状リングとを溶接した後の溶接部の冷
却に伴う収縮によって補強管を焼きばめるようにしたの
で、ライニング材の射出形成時にその射出圧力によって
補強管が軸線方向に移動するのを確実に防止することが
できる。したがって、溶接工数を削減することができ、
ライニング管の製作が簡単で製造コストを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を電磁流量計の測定管に適用した場合
の第1実施例を示す断面図である。
【図2】 (a)、(b)はそれぞれ補強管の斜視図で
ある。
【図3】 多孔板を円筒状に巻いて形成した補強管の斜
視図である。
【図4】 ライニング材の射出成形を説明するための図
である。
【図5】 本発明の第2実施例を示す要部断面図であ
る。
【図6】 本発明の第3実施例を示す要部断面図であ
る。
【図7】 本発明の第4実施例を示す要部断面図であ
る。
【図8】 本発明の第5実施例を示す要部断面図であ
る。
【図9】 アースリングの要部正面図である。
【図10】 本発明方法を説明するための図である。
【図11】 電磁流量計の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…測定管、1A…管本体、1B,1C…フランジ状リ
ング、2…ライニング材、3…補強管、5…スペーサ、
6…励磁コイル、20…電極取付部、20a…突出部、
21…電極挿通孔、22…電極用穴、22a…突出縁、
30…多孔板、34…環状溝、35…リング、37…位
置決め固定用穴、38…環状溝、39…段差部、40…
アースリング、41…支持部、43…溶接部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大中 英治 神奈川県高座郡寒川町大曲四丁目1番1号 山武ハネウエル株式会社湘南工場内 (72)発明者 小松 進吾 神奈川県高座郡寒川町大曲四丁目1番1号 山武ハネウエル株式会社湘南工場内 (72)発明者 矢萩 章 神奈川県高座郡寒川町大曲四丁目1番1号 山武ハネウエル株式会社湘南工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管本体内の内周面に内張りされるライニ
    ング材中に補強管を前記管本体と同軸にかつ一定の間隔
    をおいて埋設したライニング管において、 前記管本体側と補強管に互いに係合することにより前記
    ライニング材の射出成形時に射出圧力による補強管の軸
    線方向の移動を防止する係合部をそれぞれ設けたことを
    特徴とするライニング管。
  2. 【請求項2】 管本体内の内周面に内張りされるライニ
    ング材中に補強管を前記管本体と同軸にかつ一定の間隔
    をおいて埋設したライニング管において、 前記管本体の周壁に挿通孔を形成し、前記挿通孔と係合
    することにより前記ライニング材の射出成形時に射出圧
    力による前記補強管の軸線方向の移動を防止する突起部
    を前記補強管に設けたことを特徴とするライニング管。
  3. 【請求項3】 管本体内の内周面に内張りされるライニ
    ング材中に補強管を前記管本体と同軸にかつ一定の間隔
    をおいて埋設したライニング管において、 前記管本体の一端開口部に環状溝を設け、この環状溝に
    嵌合するリングを前記補強管の一端部外周面に設けたこ
    とを特徴とするライニング管。
  4. 【請求項4】 管本体内の内周面に内張りされるライニ
    ング材中に補強管を前記管本体と同軸にかつ一定の間隔
    をおいて埋設したライニング管において、 前記管本体の内周面に突出部を設け、この突出部を前記
    ライニング材に形成した位置決め固定用穴に嵌合したこ
    とを特徴とするライニング管。
  5. 【請求項5】 管本体内の内周面に内張りされるライニ
    ング材中に補強管を前記管本体と同軸にかつ一定の間隔
    をおいて埋設したライニング管において、 前記補強管は多孔板を円筒状に巻いて形成され、前記管
    本体の内周面に両端部に段部を有する環状溝を設け、こ
    の環状溝に前記補強管を嵌挿してその両端部を前記段部
    により支持することを特徴とするライニング管。
  6. 【請求項6】 管本体内の内周面に内張りされるライニ
    ング材中に補強管を前記管本体と同軸にかつ一定の間隔
    をおいて埋設したライニング管において、 前記管本体のフランジ部外側面にアースリングを配設
    し、このアースリングに前記補強管を軸線方向の移動を
    規制して支持する支持部を設けたことを特徴とするライ
    ニング管。
  7. 【請求項7】管本体の内周面にスペーサを介して補強管
    を同軸に嵌挿配置し、前記管本体の開口端部外周面にフ
    ランジ状リングを嵌合し、管本体とフランジ状リングの
    接合部を溶接すると共に溶接後の管本体の内径収縮によ
    り前記補強管を締付け固定し、しかる後ライニング材の
    射出成形により補強管を含む管本体内周面を内張りする
    ことを特徴とするライニング管の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047146A (ja) * 2005-07-15 2007-02-22 Yokogawa Electric Corp 電磁流量計
JP2008002814A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Yokogawa Electric Corp 電磁流量計の取付構造
JP2010256266A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Yokogawa Electric Corp 電磁流量計

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