JP2756952B2 - 分岐管継手 - Google Patents
分岐管継手Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L41/00—Branching pipes; Joining pipes to walls
- F16L41/04—Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor
- F16L41/06—Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor making use of attaching means embracing the pipe
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下水道やガスの
配管として近年用いられているポリエチレンなどの合成
樹脂製の本管の管壁に金属製の枝管を接続させるための
鋳鉄などの金属製の分岐管継手における漏れ防止技術に
関する。
配管として近年用いられているポリエチレンなどの合成
樹脂製の本管の管壁に金属製の枝管を接続させるための
鋳鉄などの金属製の分岐管継手における漏れ防止技術に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の分岐管継手は、図６及び図７に示
すように、中央部に円形の貫通穴（１）（分岐穴と同時
に明ける場合もある。）を有し、且つ、接合すべき合成
樹脂製の本管（２）の管外壁と同じ曲率のサドル接合面
（サドル内面）を有する略半割り筒状（鞍形）のサドル
（３）と、貫通穴（１）の周囲よりサドル（３）外面に
突出形成し、且つ、継手先端部に接合すべき金属製の枝
管（４）の管端に対するオネジ、メネジ、ユニオン、回
転・摺動自在などの接合手段（５）を有する筒状の継手
本体（６）と、貫通穴（１）の周囲に形成するサドル
（３）の円形パッキン嵌込み部（３ａ）に装着される環
状のゴムパッキン（７）とで構成され、本管（２）の管
外壁と同じ曲率の接合面（内面）を有する略半割り筒状
のサドル締付け座金（８）と前記サドル（３）を本管
（２）の管外壁で抱き合わせると共に、座金（８）とサ
ドル（３）の側端縁より突出して対向するフランジ
（９）（１０）間に締付けボルト（１１）を締付けナッ
ト（１２）を介して掛け、座金（８）とサドル（３）を
本管（２）の管外壁に締付ける。これによって、本管
（２）の管外壁に分岐管継手が取付けられ、且つ、貫通
穴（１）の周囲でパッキン（７）がサドル（３）内面と
本管（２）の管外壁に圧着し、止水が行われる。そし
て、本管（２）に分岐管継手を取付けた後、その継手本
体（６）の継手先端部開口よりドリルなどの穴明け工具
を挿入し、貫通穴（１）に対応する本管（２）の管壁に
円形の分岐穴（１３）を明け、その後、継手本体（６）
の継手先端部に枝管（４）を接合手段（５）を介して接
合させる。これによって、本管（２）の管壁からの枝管
（４）の分岐が行われる。
すように、中央部に円形の貫通穴（１）（分岐穴と同時
に明ける場合もある。）を有し、且つ、接合すべき合成
樹脂製の本管（２）の管外壁と同じ曲率のサドル接合面
（サドル内面）を有する略半割り筒状（鞍形）のサドル
（３）と、貫通穴（１）の周囲よりサドル（３）外面に
突出形成し、且つ、継手先端部に接合すべき金属製の枝
管（４）の管端に対するオネジ、メネジ、ユニオン、回
転・摺動自在などの接合手段（５）を有する筒状の継手
本体（６）と、貫通穴（１）の周囲に形成するサドル
（３）の円形パッキン嵌込み部（３ａ）に装着される環
状のゴムパッキン（７）とで構成され、本管（２）の管
外壁と同じ曲率の接合面（内面）を有する略半割り筒状
のサドル締付け座金（８）と前記サドル（３）を本管
（２）の管外壁で抱き合わせると共に、座金（８）とサ
ドル（３）の側端縁より突出して対向するフランジ
（９）（１０）間に締付けボルト（１１）を締付けナッ
ト（１２）を介して掛け、座金（８）とサドル（３）を
本管（２）の管外壁に締付ける。これによって、本管
（２）の管外壁に分岐管継手が取付けられ、且つ、貫通
穴（１）の周囲でパッキン（７）がサドル（３）内面と
本管（２）の管外壁に圧着し、止水が行われる。そし
て、本管（２）に分岐管継手を取付けた後、その継手本
体（６）の継手先端部開口よりドリルなどの穴明け工具
を挿入し、貫通穴（１）に対応する本管（２）の管壁に
円形の分岐穴（１３）を明け、その後、継手本体（６）
の継手先端部に枝管（４）を接合手段（５）を介して接
合させる。これによって、本管（２）の管壁からの枝管
（４）の分岐が行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本管（２）が合成樹脂
管の場合、パッキン（７）の圧着力によるクリープ現
象、並びに、本管（２）のたわみ（合成樹脂管の特性）
による分岐穴（１３）の延び変形、によって本管（２）
の分岐穴（１３）の周囲の管壁が内側に湾曲変形し、パ
ッキン（７）が働かなくなり、漏れが発生する問題があ
った。
管の場合、パッキン（７）の圧着力によるクリープ現
象、並びに、本管（２）のたわみ（合成樹脂管の特性）
による分岐穴（１３）の延び変形、によって本管（２）
の分岐穴（１３）の周囲の管壁が内側に湾曲変形し、パ
ッキン（７）が働かなくなり、漏れが発生する問題があ
った。
【０００４】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、合成
樹脂製の本管の管壁に金属製の枝管を接続させる金属製
の分岐管継手であって、本管の管壁に接合させるサドル
と、サドル上面に突出する筒状の継手本体と、サドルと
本管の間に配置する弾性材より成るパッキンとを備えた
分岐管継手において、パッキンの内側でサドルと本管の
間に配置する合成樹脂製の補強環体を備え、この補強環
体の本管の管壁との接触面には通電によって加熱される
発熱体を設け、本管の管壁に補強環体を融着することに
より、本管の分岐穴の周囲の管壁を部分的に肉厚にして
該部の強度を高め、パッキンの圧着力によるクリープ現
象、並びに、本管のたわみによる分岐穴の変形、によっ
て本管の分岐穴の周囲の管壁が内側に湾曲変形するのを
防止し、パッキンを適正に働かせて、漏れの発生を防止
するものである。
樹脂製の本管の管壁に金属製の枝管を接続させる金属製
の分岐管継手であって、本管の管壁に接合させるサドル
と、サドル上面に突出する筒状の継手本体と、サドルと
本管の間に配置する弾性材より成るパッキンとを備えた
分岐管継手において、パッキンの内側でサドルと本管の
間に配置する合成樹脂製の補強環体を備え、この補強環
体の本管の管壁との接触面には通電によって加熱される
発熱体を設け、本管の管壁に補強環体を融着することに
より、本管の分岐穴の周囲の管壁を部分的に肉厚にして
該部の強度を高め、パッキンの圧着力によるクリープ現
象、並びに、本管のたわみによる分岐穴の変形、によっ
て本管の分岐穴の周囲の管壁が内側に湾曲変形するのを
防止し、パッキンを適正に働かせて、漏れの発生を防止
するものである。
【０００５】また、補強環体が本管の管壁の突起にな
り、その突起にサドルが嵌合されて本管に取付けられる
ので、本管に対する分岐管継手の回転及び前後のずれが
防止され、本管の分岐穴に対する分岐管継手の位置ずれ
による漏れも同時に防止するものである。
り、その突起にサドルが嵌合されて本管に取付けられる
ので、本管に対する分岐管継手の回転及び前後のずれが
防止され、本管の分岐穴に対する分岐管継手の位置ずれ
による漏れも同時に防止するものである。
【０００６】さらに、前記発熱体は一本の発熱線を中間
部で折り返して平面上で外側から内側に巻回し板状に保
形して製造され、発熱線の両端を中央部より引出すこと
により、本管に分岐管継手を取付けた状態で、継手本体
の内部又は継手本体の継手先端部開口より外部に、発熱
体の発熱線の両端を引出して電気を供給し得、融着作業
が簡単に、且つ、適正に行い得るものである。
部で折り返して平面上で外側から内側に巻回し板状に保
形して製造され、発熱線の両端を中央部より引出すこと
により、本管に分岐管継手を取付けた状態で、継手本体
の内部又は継手本体の継手先端部開口より外部に、発熱
体の発熱線の両端を引出して電気を供給し得、融着作業
が簡単に、且つ、適正に行い得るものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図１及び図２は本発明に係る分岐管継手
を示すものであって、中央部に円形の貫通穴（２０）
（分岐穴と同時に明ける場合もある。）を有し、且つ、
接合すべき合成樹脂製の本管（２１）の管外壁と同じ曲
率のサドル接合面（サドル内面）を有する略半割り筒状
（鞍形）のサドル（２２）と、貫通穴（２０）の周囲よ
りサドル（２２）外面に（本管（２１）の半径方向に）
突出形成し、且つ、継手先端部に接合すべき金属製の枝
管（４）の管端に対するオネジ、メネジ、ユニオン、回
転・摺動自在などの接合手段（２４）（実施例ではメネ
ジを図示している）を有する筒状の継手本体（２５）
と、貫通穴（２０）の周囲に形成するサドル（２２）の
円形パッキン嵌込み部（２２ａ）に装着される環状のゴ
ムパッキン（２６）とで構成され、本管（２１）の管外
壁と同じ曲率の接合面（内面）を有する略半割り筒状の
サドル締付け座金（２７）と前記サドル（２２）を本管
（２１）の管外壁で抱き合わせると共に、座金（２７）
とサドル（２２）の側端縁より突出して対向するフラン
ジ（２８）（２９）間に締付けボルト（３０）を締付け
ナット（３１）を介して掛け、座金（２７）とサドル
（２２）を本管（２１）の管外壁に締付ける。これによ
って、本管（２１）の管外壁に分岐管継手が取付けら
れ、且つ、貫通穴（２０）の周囲でパッキン（２６）が
サドル（２２）内面と本管（２１）の管外壁に圧着し、
止水が行われる。そして、本管（２１）に分岐管継手を
取付けた後、その継手本体（２５）の継手先端部開口よ
りドリルなどの穴明け工具を挿入し、貫通穴（２０）に
対応する本管（２１）の管壁に円形の分岐穴（３２）を
明け、その後、継手本体（２５）の継手先端部に枝管
（２３）を接合手段（２４）を介して接合させる。これ
によって、本管（２１）の管壁からの枝管（２３）の分
岐が行われる。
いて詳述する。図１及び図２は本発明に係る分岐管継手
を示すものであって、中央部に円形の貫通穴（２０）
（分岐穴と同時に明ける場合もある。）を有し、且つ、
接合すべき合成樹脂製の本管（２１）の管外壁と同じ曲
率のサドル接合面（サドル内面）を有する略半割り筒状
（鞍形）のサドル（２２）と、貫通穴（２０）の周囲よ
りサドル（２２）外面に（本管（２１）の半径方向に）
突出形成し、且つ、継手先端部に接合すべき金属製の枝
管（４）の管端に対するオネジ、メネジ、ユニオン、回
転・摺動自在などの接合手段（２４）（実施例ではメネ
ジを図示している）を有する筒状の継手本体（２５）
と、貫通穴（２０）の周囲に形成するサドル（２２）の
円形パッキン嵌込み部（２２ａ）に装着される環状のゴ
ムパッキン（２６）とで構成され、本管（２１）の管外
壁と同じ曲率の接合面（内面）を有する略半割り筒状の
サドル締付け座金（２７）と前記サドル（２２）を本管
（２１）の管外壁で抱き合わせると共に、座金（２７）
とサドル（２２）の側端縁より突出して対向するフラン
ジ（２８）（２９）間に締付けボルト（３０）を締付け
ナット（３１）を介して掛け、座金（２７）とサドル
（２２）を本管（２１）の管外壁に締付ける。これによ
って、本管（２１）の管外壁に分岐管継手が取付けら
れ、且つ、貫通穴（２０）の周囲でパッキン（２６）が
サドル（２２）内面と本管（２１）の管外壁に圧着し、
止水が行われる。そして、本管（２１）に分岐管継手を
取付けた後、その継手本体（２５）の継手先端部開口よ
りドリルなどの穴明け工具を挿入し、貫通穴（２０）に
対応する本管（２１）の管壁に円形の分岐穴（３２）を
明け、その後、継手本体（２５）の継手先端部に枝管
（２３）を接合手段（２４）を介して接合させる。これ
によって、本管（２１）の管壁からの枝管（２３）の分
岐が行われる。
【０００８】また、本発明の分岐管継手におけるサドル
（２２）のパッキン嵌込み部（２２ａ）は貫通穴（２
０）の周囲に所定の間隔を設けて形成されており、この
パッキン嵌込み部（２２ａ）内側でサドル（２２）の貫
通穴（２０）の周囲に円形の補強環体嵌込み部（２２
ｂ）が形成され、パッキン（２６）の内側で、且つ、貫
通穴（２０）周囲でサドル（２２）と本管（２１）の間
に合成樹脂製の補強環体（３３）が配置される。
（２２）のパッキン嵌込み部（２２ａ）は貫通穴（２
０）の周囲に所定の間隔を設けて形成されており、この
パッキン嵌込み部（２２ａ）内側でサドル（２２）の貫
通穴（２０）の周囲に円形の補強環体嵌込み部（２２
ｂ）が形成され、パッキン（２６）の内側で、且つ、貫
通穴（２０）周囲でサドル（２２）と本管（２１）の間
に合成樹脂製の補強環体（３３）が配置される。
【０００９】尚、前記パッキン（２６）には補強環体
（３３）の外周側から上面に被せる肉薄な補助パッキン
（２６ａ）を上面内周縁より延設し、サドル（２２）の
補強環体嵌込み部（２２ｂ）の内面に水が回り、さびを
発生させるのを防止している。
（３３）の外周側から上面に被せる肉薄な補助パッキン
（２６ａ）を上面内周縁より延設し、サドル（２２）の
補強環体嵌込み部（２２ｂ）の内面に水が回り、さびを
発生させるのを防止している。
【００１０】前記補強環体（３３）はドーナツ形で下面
に本管（２１）の管外壁の曲率と同じ曲率を与えてお
り、貫通穴（２０）の周囲で本管（２１）の管外壁に補
強環体（３３）の下面が接合される。その補強環体（３
３）の下面に発熱体（３４）が装着されている。この発
熱体（３４）は図３及び図４に示すように、ニッケル等
の導線（３４ａ）の周囲にガラス繊維網組等による絶縁
層（３４ｂ）を介して合成樹脂被膜（３４ｃ）が被覆さ
れた一本の発熱線を中間部で折り返して平面状で螺旋板
状に巻回し、部分融着又は部分接着で円板状に保形し、
両端部を中央部から引出して接続端子（３４ｄ）（３４
ｄ）として構成されており、この発熱体（３４）への補
強環体（３３）の装着は、補強環体（３３）を成形時に
発熱体（３４）を同時にインサートするが、補強環体
（３３）を成形時に発熱体装着溝を同時に形成して成形
後に装着する方法がある。また発熱体（３４）は補強環
体（３３）の内径と同じ内径になった位置で巻回しを止
める場合と、中心まで中実に巻回す場合があり、前者で
は接続端子（３４ｄ）（３４ｄ）が補強環体（３３）の
内周面より貫通穴（２０）内部に突出し、サドル（２
２）を本管（２１）に取付ける前に電源線を継手本体
（２５）の継手先端部開口より挿入して前記接続端子
（３４ｄ）（３４ｄ）に接続しておき、それからサドル
（２２）の本管（２１）の取付けを行ったり、先端に接
続端子（３４ｄ）（３４ｄ）と接続可能な継手本体（２
５）より長い棒状の電源コネクタを設け、サドル（２
２）を本管（２１）に取付けた後、コネクタを継手本体
（２５）の継手先端部開口より挿入してこの先端に接続
端子（３４ｄ）（３４ｄ）を接続させるなどの手段で、
発熱体（３４）に通電することができ、後者ではサドル
（２２）を本管（２１）に取付けた後貫通穴（２０）の
中心部に位置する接続端子（３４ｄ）（３４ｄ）を発熱
体（３４）の内径が補強環体（３３）の内径になるまで
継手本体（２５）の継手先端部開口より引出し、電源線
に接続する手段で、発熱体（３４）に通電することがで
き、特に後者では水回りの作業で継手本体（２５）内部
での電気接続では接続端子（３４ｄ）（３４ｄ）が水に
触れる場合に有効であり、効果的である。
に本管（２１）の管外壁の曲率と同じ曲率を与えてお
り、貫通穴（２０）の周囲で本管（２１）の管外壁に補
強環体（３３）の下面が接合される。その補強環体（３
３）の下面に発熱体（３４）が装着されている。この発
熱体（３４）は図３及び図４に示すように、ニッケル等
の導線（３４ａ）の周囲にガラス繊維網組等による絶縁
層（３４ｂ）を介して合成樹脂被膜（３４ｃ）が被覆さ
れた一本の発熱線を中間部で折り返して平面状で螺旋板
状に巻回し、部分融着又は部分接着で円板状に保形し、
両端部を中央部から引出して接続端子（３４ｄ）（３４
ｄ）として構成されており、この発熱体（３４）への補
強環体（３３）の装着は、補強環体（３３）を成形時に
発熱体（３４）を同時にインサートするが、補強環体
（３３）を成形時に発熱体装着溝を同時に形成して成形
後に装着する方法がある。また発熱体（３４）は補強環
体（３３）の内径と同じ内径になった位置で巻回しを止
める場合と、中心まで中実に巻回す場合があり、前者で
は接続端子（３４ｄ）（３４ｄ）が補強環体（３３）の
内周面より貫通穴（２０）内部に突出し、サドル（２
２）を本管（２１）に取付ける前に電源線を継手本体
（２５）の継手先端部開口より挿入して前記接続端子
（３４ｄ）（３４ｄ）に接続しておき、それからサドル
（２２）の本管（２１）の取付けを行ったり、先端に接
続端子（３４ｄ）（３４ｄ）と接続可能な継手本体（２
５）より長い棒状の電源コネクタを設け、サドル（２
２）を本管（２１）に取付けた後、コネクタを継手本体
（２５）の継手先端部開口より挿入してこの先端に接続
端子（３４ｄ）（３４ｄ）を接続させるなどの手段で、
発熱体（３４）に通電することができ、後者ではサドル
（２２）を本管（２１）に取付けた後貫通穴（２０）の
中心部に位置する接続端子（３４ｄ）（３４ｄ）を発熱
体（３４）の内径が補強環体（３３）の内径になるまで
継手本体（２５）の継手先端部開口より引出し、電源線
に接続する手段で、発熱体（３４）に通電することがで
き、特に後者では水回りの作業で継手本体（２５）内部
での電気接続では接続端子（３４ｄ）（３４ｄ）が水に
触れる場合に有効であり、効果的である。
【００１１】そして、サドル（２２）を本管（２１）に
取付けた後で、分岐穴（３２）を明ける前に、発熱体
（３４）に通電して図５に示すように本管（２１）の管
外壁に補強環体（３３）を融着し、その後、補強環体
（３３）の内側の本管（２１）の管外壁に分岐穴（３
２）を明ける。これによって本管（２１）の分岐穴（３
２）の周囲の管壁が部分的に肉厚に形成され、該部の強
度が高まり、パッキン（２６）の圧着力によるクリープ
現象、並びに、本管（２１）のたわみによる分岐穴（３
２）の延び変形、によって本管（２１）の分岐穴（３
２）の周囲の管壁が内側に湾曲変形するのが防止され、
パッキン（２６）を適正に働かせて、漏れの発生を防止
している。
取付けた後で、分岐穴（３２）を明ける前に、発熱体
（３４）に通電して図５に示すように本管（２１）の管
外壁に補強環体（３３）を融着し、その後、補強環体
（３３）の内側の本管（２１）の管外壁に分岐穴（３
２）を明ける。これによって本管（２１）の分岐穴（３
２）の周囲の管壁が部分的に肉厚に形成され、該部の強
度が高まり、パッキン（２６）の圧着力によるクリープ
現象、並びに、本管（２１）のたわみによる分岐穴（３
２）の延び変形、によって本管（２１）の分岐穴（３
２）の周囲の管壁が内側に湾曲変形するのが防止され、
パッキン（２６）を適正に働かせて、漏れの発生を防止
している。
【００１２】また、図５に示すように補強環体（３３）
が本管（２１）の管壁の突起となり、その突起にサドル
（２２）が嵌合されて本管（２１）に取付けられるの
で、本管（２１）に対する分岐管継手の回転及び前後の
ずれが防止され、本管（２１）の分岐穴（３２）に対す
る分岐管継手の位置ずれによる漏れも同時に防止してい
る。
が本管（２１）の管壁の突起となり、その突起にサドル
（２２）が嵌合されて本管（２１）に取付けられるの
で、本管（２１）に対する分岐管継手の回転及び前後の
ずれが防止され、本管（２１）の分岐穴（３２）に対す
る分岐管継手の位置ずれによる漏れも同時に防止してい
る。
【００１３】尚、本管（２１）及び補強環体（３３）及
び発熱体（３４）の発熱線の被覆（３４ｃ）の成形材料
は熱可塑性の合成樹脂であって、本管（２１）の成形材
料に統一され、例えば本管（２１）の成形材料がポリエ
チレン（又はポリブデン）の場合補強環体（３３）及び
発熱体（３４）の発熱線の被覆（３４ｃ）の成形材料も
ポリエチレン（又はポリブデン）となる。
び発熱体（３４）の発熱線の被覆（３４ｃ）の成形材料
は熱可塑性の合成樹脂であって、本管（２１）の成形材
料に統一され、例えば本管（２１）の成形材料がポリエ
チレン（又はポリブデン）の場合補強環体（３３）及び
発熱体（３４）の発熱線の被覆（３４ｃ）の成形材料も
ポリエチレン（又はポリブデン）となる。
【００１４】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、合成樹脂製の本管（２１）の管壁に金属製の枝管
（２３）を接続させる金属製の分岐管継手であって、本
管（２１）の管壁に接合させるサドル（２２）と、サド
ル（２２）上面に突出する筒状の継手本体（２５）と、
サドル（２２）と本管（２１）の間に配置する弾性材よ
り成るパッキン（２６）とを備えた分岐管継手におい
て、パッキン（２６）の内側でサドル（２２）と本管
（２１）の間に配置する合成樹脂製の補強環体（３３）
を備え、この補強環体（３３）の本管（２１）の管壁と
の接触面には通電によって加熱される発熱体（３４）を
設け、本管（２１）の管壁に補強環体（３３）を融着す
ることにより、本管（２１）の分岐穴（３２）の周囲の
管壁を部分的に肉厚にして該部の強度を高め、パッキン
（２６）の圧着力によるクリープ現象、並びに、本管
（２１）のたわみによる分岐穴（３２）の変形、によっ
て本管（２１）の分岐穴（２２）の周囲の管壁が内側に
湾曲変形するのを防止し、パッキン（２６）を適正に働
かせて、漏れの発生を防止する効果がある。
は、合成樹脂製の本管（２１）の管壁に金属製の枝管
（２３）を接続させる金属製の分岐管継手であって、本
管（２１）の管壁に接合させるサドル（２２）と、サド
ル（２２）上面に突出する筒状の継手本体（２５）と、
サドル（２２）と本管（２１）の間に配置する弾性材よ
り成るパッキン（２６）とを備えた分岐管継手におい
て、パッキン（２６）の内側でサドル（２２）と本管
（２１）の間に配置する合成樹脂製の補強環体（３３）
を備え、この補強環体（３３）の本管（２１）の管壁と
の接触面には通電によって加熱される発熱体（３４）を
設け、本管（２１）の管壁に補強環体（３３）を融着す
ることにより、本管（２１）の分岐穴（３２）の周囲の
管壁を部分的に肉厚にして該部の強度を高め、パッキン
（２６）の圧着力によるクリープ現象、並びに、本管
（２１）のたわみによる分岐穴（３２）の変形、によっ
て本管（２１）の分岐穴（２２）の周囲の管壁が内側に
湾曲変形するのを防止し、パッキン（２６）を適正に働
かせて、漏れの発生を防止する効果がある。
【００１５】また、補強環体（３３）が本管（２１）の
管壁の突起になり、その突起にサドル（２２）が嵌合さ
れて本管（２１）に取付けられるので、本管（２１）に
対する分岐管継手の回転及び前後のずれが防止され、本
管（２１）の分岐穴（３２）に対する分岐管継手の位置
ずれによる漏れも同時に防止する効果がある。
管壁の突起になり、その突起にサドル（２２）が嵌合さ
れて本管（２１）に取付けられるので、本管（２１）に
対する分岐管継手の回転及び前後のずれが防止され、本
管（２１）の分岐穴（３２）に対する分岐管継手の位置
ずれによる漏れも同時に防止する効果がある。
【００１６】さらに、前記発熱体（３４）は一本の発熱
線を中間部で折り返して平面上で外側から内側に巻回し
板状に保形して製造され、発熱線の両端を中央部より引
出すことにより、本管（２１）に分岐管継手を取付けた
状態で、継手本体（２５）の内部又は継手本体（２５）
の継手先端部開口より外部に、発熱体（３４）の発熱線
の両端を引出して電気を供給でき、融着作業が簡単に、
且つ、適正に行うことができる効果がある。
線を中間部で折り返して平面上で外側から内側に巻回し
板状に保形して製造され、発熱線の両端を中央部より引
出すことにより、本管（２１）に分岐管継手を取付けた
状態で、継手本体（２５）の内部又は継手本体（２５）
の継手先端部開口より外部に、発熱体（３４）の発熱線
の両端を引出して電気を供給でき、融着作業が簡単に、
且つ、適正に行うことができる効果がある。
【図１】本発明に係る分岐管継手の断面側面図。
【図２】同断面側面図。
【図３】発熱体の外観斜視図。
【図４】発熱線の説明図。
【図５】補強環体の融着状態を示す本管の外観斜視図。
【図６】従来の分岐管継手の断面正面図。
【図７】同断面側面図。
（２１） 本管 （２２） サドル （２３） 枝管 （２５） 継手本体 （２６） パッキン （３２） 分岐穴 （３３） 補強環体 （３４） 発熱体
Claims (2)
- 【請求項１】 合成樹脂製の本管の管壁に金属製の枝管
を接続させる金属製の分岐管継手であって、本管の管壁
に接合させるサドルと、サドル上面に突出する筒状の継
手本体と、サドルと本管の間に配置する弾性材より成る
パッキンとを備えた分岐管継手において、パッキンの内
側でサドルと本管の間に配置する合成樹脂製の補強環体
を備え、この補強環体の本管の管壁との接触面には通電
によって加熱される発熱体を設け、本管の管壁に補強環
体を融着することを特徴とする分岐管継手。 - 【請求項２】 前記発熱体は一本の発熱線を中間部で折
り返して平面上で外側から内側に巻回し板状に保形して
製造され、発熱線の両端を中央部より引出すことを特徴
とする請求項１記載の分岐管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8119706A JP2756952B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 分岐管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8119706A JP2756952B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 分岐管継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09280461A JPH09280461A (ja) | 1997-10-31 |
| JP2756952B2 true JP2756952B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=14768084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8119706A Expired - Fee Related JP2756952B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 分岐管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2756952B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030092733A (ko) * | 2002-05-31 | 2003-12-06 | 이정연 | 프레스 성형으로 가공한 지관이음용 커플링 |
| KR20040011191A (ko) * | 2002-07-29 | 2004-02-05 | 이도연 | 지관연결구를 이등분한 지관이음용 커플링 |
| JP5850668B2 (ja) * | 2011-08-03 | 2016-02-03 | コスモ工機株式会社 | 流体管切断方法 |
| KR20150000765U (ko) * | 2013-08-14 | 2015-02-25 | 대우조선해양 주식회사 | 지관 보강 장치 |
| CN103586619B (zh) * | 2013-11-08 | 2015-07-15 | 上海锅炉厂有限公司 | 一种大口径管接头装配装置 |
| CN108869923B (zh) * | 2018-06-15 | 2023-09-15 | 江苏英杰铝业有限公司 | 铝型材水冷散热器的端管粘接机构 |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP8119706A patent/JP2756952B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09280461A (ja) | 1997-10-31 |
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