JPH08216Y2 - エネルギー吸収式ステアリングコラム - Google Patents
エネルギー吸収式ステアリングコラムInfo
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- JPH08216Y2 JPH08216Y2 JP1988098141U JP9814188U JPH08216Y2 JP H08216 Y2 JPH08216 Y2 JP H08216Y2 JP 1988098141 U JP1988098141 U JP 1988098141U JP 9814188 U JP9814188 U JP 9814188U JP H08216 Y2 JPH08216 Y2 JP H08216Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column tube
- column
- wall portion
- bracket
- upper clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/16—Steering columns
- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
- B62D1/19—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable incorporating energy-absorbing arrangements, e.g. by being yieldable or collapsible
- B62D1/195—Yieldable supports for the steering column
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/16—Steering columns
- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
- B62D1/19—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable incorporating energy-absorbing arrangements, e.g. by being yieldable or collapsible
- B62D1/192—Yieldable or collapsible columns
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Controls (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は、車両用操向コラムにおけるエネルギー吸
収構造に関するものである。
収構造に関するものである。
［従来の技術］ 一般に、車両用操向コラムは乗員の２次衝突事故を可
及的に軽減するために、コラムが車体から離脱し、若し
くはコラムが軸方向へ収縮するなどのエネルギー吸収構
造が採用される。コラムが車体から離脱する構造として
は、コラムを車体に支持するアッパークランプの左右両
側に、それぞれステアリングホイール側の上端部まで開
口したＵ字形の長孔を設け、その長孔にそれぞれボルト
を挿入して車体に固定するもので、アッパークランプに
荷重が加わると、アッパークランプはボルトを残して車
体から外れ、乗員の足元方向の下方へ移動するというも
のである。また、コラムが軸方向へ収縮する構造として
は、アッパーコラムチューブの端部にロアーコラムチュ
ーブの端部が所定の圧入荷重で同軸嵌合し、その圧入荷
重よりも大きい荷重が軸方向に加わるとアッパーコラム
チューブがロアーコラムチューブに向けて移動すると云
うものである（特公昭45-27248号、特公昭46-35527号公
報参照）。
及的に軽減するために、コラムが車体から離脱し、若し
くはコラムが軸方向へ収縮するなどのエネルギー吸収構
造が採用される。コラムが車体から離脱する構造として
は、コラムを車体に支持するアッパークランプの左右両
側に、それぞれステアリングホイール側の上端部まで開
口したＵ字形の長孔を設け、その長孔にそれぞれボルト
を挿入して車体に固定するもので、アッパークランプに
荷重が加わると、アッパークランプはボルトを残して車
体から外れ、乗員の足元方向の下方へ移動するというも
のである。また、コラムが軸方向へ収縮する構造として
は、アッパーコラムチューブの端部にロアーコラムチュ
ーブの端部が所定の圧入荷重で同軸嵌合し、その圧入荷
重よりも大きい荷重が軸方向に加わるとアッパーコラム
チューブがロアーコラムチューブに向けて移動すると云
うものである（特公昭45-27248号、特公昭46-35527号公
報参照）。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来のエネルギー吸収式ステアリ
ングコラムによると、コラムが収縮する構造はともか
く、アッパークランプが車体から離脱する構造では、２
次衝突時の衝撃荷重が、コラムの軸線に沿って入力され
れば理想的な離脱作用が生じるが、コラムの軸線と交叉
する入力の場合には、ボルトと長孔の間にこじり（摩擦
抵抗）が生ずることがあって、アッパークランプの理想
的な離脱作用が妨げられることがあり、かくては、コラ
ムの軸線に交叉する入力が多い現実に鑑みると、乗員の
保護に十分でない場合があることになり、完全ではない
と云う不都合がある。
ングコラムによると、コラムが収縮する構造はともか
く、アッパークランプが車体から離脱する構造では、２
次衝突時の衝撃荷重が、コラムの軸線に沿って入力され
れば理想的な離脱作用が生じるが、コラムの軸線と交叉
する入力の場合には、ボルトと長孔の間にこじり（摩擦
抵抗）が生ずることがあって、アッパークランプの理想
的な離脱作用が妨げられることがあり、かくては、コラ
ムの軸線に交叉する入力が多い現実に鑑みると、乗員の
保護に十分でない場合があることになり、完全ではない
と云う不都合がある。
そこで、この考案は上記不都合を解決することを目的
としてなされたものである。
としてなされたものである。
［課題を解決するための手段］ この考案は上記課題の解決を図るため、アッパークラ
ンプを車体に離脱不能に固定するとともに、コラムチュ
ーブを固着するブラケットを前記アッパークランプに挟
持して固定し、前記ブラケットには前記コラムチューブ
を貫通して固定する立壁部および該立壁部の左右側端部
からそれぞれアール部を介して所定の長さで略かぎ形に
延伸する側壁部を備え、前記コラムチューブは前記立壁
部に嵌合固定するとともに、前記側壁部と平行に設けら
れた相対向する平坦面を備えてなるエネルギー吸収式ス
テアリングコラムを構成した。
ンプを車体に離脱不能に固定するとともに、コラムチュ
ーブを固着するブラケットを前記アッパークランプに挟
持して固定し、前記ブラケットには前記コラムチューブ
を貫通して固定する立壁部および該立壁部の左右側端部
からそれぞれアール部を介して所定の長さで略かぎ形に
延伸する側壁部を備え、前記コラムチューブは前記立壁
部に嵌合固定するとともに、前記側壁部と平行に設けら
れた相対向する平坦面を備えてなるエネルギー吸収式ス
テアリングコラムを構成した。
［作用］ 上記構成に係るこの考案によれば、２次衝突時に、乗
員の荷重がステアリングコラムに掛かると、アッパーク
ランプは車体から離脱することなく、しかもブラケット
はアッパークランプに固定されていて移動せず、したが
って、コラムチューブはブラケットの立壁部を伴い、ア
ール部を介して側壁部を塑性変形させつつ車両前方側へ
移動する。かくして、側壁部が塑性変形することによ
り、衝撃エネルギーを消耗させるのである。
員の荷重がステアリングコラムに掛かると、アッパーク
ランプは車体から離脱することなく、しかもブラケット
はアッパークランプに固定されていて移動せず、したが
って、コラムチューブはブラケットの立壁部を伴い、ア
ール部を介して側壁部を塑性変形させつつ車両前方側へ
移動する。かくして、側壁部が塑性変形することによ
り、衝撃エネルギーを消耗させるのである。
［実施例］ 次に、この考案の実施例を図面に基づき説明する。第
１図はこの考案の要部を示す操向コラムの半断面側面
図、第２図は第１図II-II線断面図、第３図は要部斜視
図、第４図は作用説明図である。
１図はこの考案の要部を示す操向コラムの半断面側面
図、第２図は第１図II-II線断面図、第３図は要部斜視
図、第４図は作用説明図である。
図において、１はアッパーコラムチューブ、２はロア
ーコラムチューブ、３はアッパークランプ、４はロアー
クランプ、５はステアリングアッパーシャフト、６はス
テアリングロアーシャフト、７は自在継手である。アッ
パーコラムチューブ１とロアーコラムチューブ２とはそ
れぞれの端部で互いに嵌合し、かつ、アッパーコラムチ
ューブ１の端部には常道により、ロアーコラムチューブ
２に圧接する押入部が形成されて所定の圧入荷重が設定
されている。アッパークランプ３は、車体８にボルト９
で離脱不能に固定されており、アッパーコラムチューブ
１およびそれに固定したブラケット10を上下方向へ移動
可能に挟持している。ブラケット10は、第３図に示した
ように、アッパーコラムチューブ１を貫通して固定する
立壁部10aおよびその立壁部10aに切り欠いて形成された
小判形のコラム取付部10b、並びに立壁部10aの左右側端
部からそれぞれ所定曲率のアール部10c,10cを介して所
定の長さ（アッパークランプ３の幅Ｗの略1.5〜２倍以
上）で略かぎ形に延伸する側壁部10d,10d、並びに側壁
部10d,10dに穿設された透孔10e,10eを備え、補強部10f
が側壁部10d,10d間を連結している。アッパーコラムチ
ューブ１は、コラム取付部10bの小判形をした開口部に
嵌合してその周囲を溶接で固着して連結するための平坦
面1a,1aを両側に有する小判形断面形状をなし、その平
坦面1a,1aが側壁部10d,10dと平行になっている。そし
て、第２図に示したように、アッパークランプ３の側壁
部に長孔3a,3aを穿設し、この長孔3a,3aと透孔10e,10e
を合致させて締付けボルト11が挿通される。締付けボル
ト11の両端部には回り止め部材12が長孔3aに係合してそ
れぞれ取り付けられ、かつ、一端には締付けナット13が
螺合し、その締付けナット13はチルトレバー14と一体に
連結されている。
ーコラムチューブ、３はアッパークランプ、４はロアー
クランプ、５はステアリングアッパーシャフト、６はス
テアリングロアーシャフト、７は自在継手である。アッ
パーコラムチューブ１とロアーコラムチューブ２とはそ
れぞれの端部で互いに嵌合し、かつ、アッパーコラムチ
ューブ１の端部には常道により、ロアーコラムチューブ
２に圧接する押入部が形成されて所定の圧入荷重が設定
されている。アッパークランプ３は、車体８にボルト９
で離脱不能に固定されており、アッパーコラムチューブ
１およびそれに固定したブラケット10を上下方向へ移動
可能に挟持している。ブラケット10は、第３図に示した
ように、アッパーコラムチューブ１を貫通して固定する
立壁部10aおよびその立壁部10aに切り欠いて形成された
小判形のコラム取付部10b、並びに立壁部10aの左右側端
部からそれぞれ所定曲率のアール部10c,10cを介して所
定の長さ（アッパークランプ３の幅Ｗの略1.5〜２倍以
上）で略かぎ形に延伸する側壁部10d,10d、並びに側壁
部10d,10dに穿設された透孔10e,10eを備え、補強部10f
が側壁部10d,10d間を連結している。アッパーコラムチ
ューブ１は、コラム取付部10bの小判形をした開口部に
嵌合してその周囲を溶接で固着して連結するための平坦
面1a,1aを両側に有する小判形断面形状をなし、その平
坦面1a,1aが側壁部10d,10dと平行になっている。そし
て、第２図に示したように、アッパークランプ３の側壁
部に長孔3a,3aを穿設し、この長孔3a,3aと透孔10e,10e
を合致させて締付けボルト11が挿通される。締付けボル
ト11の両端部には回り止め部材12が長孔3aに係合してそ
れぞれ取り付けられ、かつ、一端には締付けナット13が
螺合し、その締付けナット13はチルトレバー14と一体に
連結されている。
なお、ステアリングアッパーシャフト５とステアリン
グロアーシャフト６とは、図示しないが、軸方向収縮可
能に同軸で嵌合するロッドとパイプからなり、両者の嵌
合端部は異形嵌合し、樹脂ピン等により固定され、所定
の荷重入力があれば収縮できる公知の構成が採用され
る。
グロアーシャフト６とは、図示しないが、軸方向収縮可
能に同軸で嵌合するロッドとパイプからなり、両者の嵌
合端部は異形嵌合し、樹脂ピン等により固定され、所定
の荷重入力があれば収縮できる公知の構成が採用され
る。
上記実施例の作用について説明すると、第１図に示し
た通常の状態において、乗員の２次衝突により、ステア
リングアッパーシャフト５に荷重が入力されると、ブラ
ケット10を介してアッパーコラムチューブ１に荷重が伝
達され、アッパーコラムチューブ１はロアーコラムチュ
ーブ２に向けて移動せんとする。しかし、締付けボルト
11は長孔3a,3aおよび透孔10e,10eに嵌合しているから、
アッパークランプ３によって支持され、アッパークラン
プ３は車体８に強固に固定されているので移動すること
はなく、そのため、アッパーコラムチューブ１は、それ
自体に入力された荷重に従い、アッパーコラムチューブ
１を連結した立壁部10aを車両前方側へ移動させる。し
たがって、アール部10c,10cがその曲率を維持しつつ変
形しながらアッパーコラムチューブ１の動きに追従し、
側壁部10d,10dを曲げ変形させる。かくして、第４図に
示したように、アッパーコラムチューブ１を押しつぶす
エネルギーは、アール部10c,10cを介して側壁部10d,10d
が塑性変形することにより消耗されることとなるから、
２時衝突のエネルギーを吸収できると云うものである。
た通常の状態において、乗員の２次衝突により、ステア
リングアッパーシャフト５に荷重が入力されると、ブラ
ケット10を介してアッパーコラムチューブ１に荷重が伝
達され、アッパーコラムチューブ１はロアーコラムチュ
ーブ２に向けて移動せんとする。しかし、締付けボルト
11は長孔3a,3aおよび透孔10e,10eに嵌合しているから、
アッパークランプ３によって支持され、アッパークラン
プ３は車体８に強固に固定されているので移動すること
はなく、そのため、アッパーコラムチューブ１は、それ
自体に入力された荷重に従い、アッパーコラムチューブ
１を連結した立壁部10aを車両前方側へ移動させる。し
たがって、アール部10c,10cがその曲率を維持しつつ変
形しながらアッパーコラムチューブ１の動きに追従し、
側壁部10d,10dを曲げ変形させる。かくして、第４図に
示したように、アッパーコラムチューブ１を押しつぶす
エネルギーは、アール部10c,10cを介して側壁部10d,10d
が塑性変形することにより消耗されることとなるから、
２時衝突のエネルギーを吸収できると云うものである。
なお、上記実施例では、チルトレバー14と締付けボル
ト11を備えた、所謂チルト式ステアリングコラムを例と
したのであるが、アッパーコラムチューブ１を押しつぶ
す構成は、締付けボルト11を有しない所謂ノンチルト式
ステアリングコラムであっても採用できる。すなわち、
第５図に示したように、アッパークランプ３にブラケッ
ト10を固定してアッパーコラムチューブ１を挟持せし
め、かつ、アッパークランプ３とブラケット10とを貫通
する棒状体、すなわちボルト15をナット16で締着すれば
よい。
ト11を備えた、所謂チルト式ステアリングコラムを例と
したのであるが、アッパーコラムチューブ１を押しつぶ
す構成は、締付けボルト11を有しない所謂ノンチルト式
ステアリングコラムであっても採用できる。すなわち、
第５図に示したように、アッパークランプ３にブラケッ
ト10を固定してアッパーコラムチューブ１を挟持せし
め、かつ、アッパークランプ３とブラケット10とを貫通
する棒状体、すなわちボルト15をナット16で締着すれば
よい。
［考案の効果］ 以上説明したこの考案によれば、アッパークランプを
車体に離脱不能に固定するとともに、コラムチューブを
固着するブラケットを前記アッパークランプに挟持して
固定し、前記ブラケットには前記コラムチューブを貫通
して固定する立壁部および該立壁部の左右側端部からそ
れぞれアール部を介して所定の長さで略かぎ形に延伸す
る側壁部を備え、前記コラムチューブは前記立壁部に嵌
合固定するとともに、前記側壁部と平行に設けられた相
対向する平坦面を備えてなるから、２次衝突時にコラム
チューブに衝撃エネルギーが入力されると、ブラケット
の側壁部がアール部を介して所定の曲率で曲げられなが
ら車両前方側へ変形し、その塑性変形により衝撃エネル
ギーが消耗され、乗員に掛かる衝撃を緩和することがで
きる。また、２次衝突時にはコラムチューブの軸方向移
動によりブラケットの側壁部が巻き込まれてアール部は
位置を変えていくが、アール部はその上下で同じ曲率を
保ちながら変形し、かつ所定の曲率を保ちながら位置を
変えていくので、安定した衝撃エネルギーの吸収性能を
有効に発揮できる。そして、コラムの軸線に交叉する方
向からの衝撃入力があった場合、アッパークランプを車
体から離脱させる構造ではないので、前記こじりの影響
を受けることもなく、したがって衝撃吸収効率が低下す
ることがないから、乗員の保護は万全である。しかも構
造は極めて簡単であって、安価に製造できる、などの効
果を奏する。
車体に離脱不能に固定するとともに、コラムチューブを
固着するブラケットを前記アッパークランプに挟持して
固定し、前記ブラケットには前記コラムチューブを貫通
して固定する立壁部および該立壁部の左右側端部からそ
れぞれアール部を介して所定の長さで略かぎ形に延伸す
る側壁部を備え、前記コラムチューブは前記立壁部に嵌
合固定するとともに、前記側壁部と平行に設けられた相
対向する平坦面を備えてなるから、２次衝突時にコラム
チューブに衝撃エネルギーが入力されると、ブラケット
の側壁部がアール部を介して所定の曲率で曲げられなが
ら車両前方側へ変形し、その塑性変形により衝撃エネル
ギーが消耗され、乗員に掛かる衝撃を緩和することがで
きる。また、２次衝突時にはコラムチューブの軸方向移
動によりブラケットの側壁部が巻き込まれてアール部は
位置を変えていくが、アール部はその上下で同じ曲率を
保ちながら変形し、かつ所定の曲率を保ちながら位置を
変えていくので、安定した衝撃エネルギーの吸収性能を
有効に発揮できる。そして、コラムの軸線に交叉する方
向からの衝撃入力があった場合、アッパークランプを車
体から離脱させる構造ではないので、前記こじりの影響
を受けることもなく、したがって衝撃吸収効率が低下す
ることがないから、乗員の保護は万全である。しかも構
造は極めて簡単であって、安価に製造できる、などの効
果を奏する。
図面はこの考案の実施例を示し、第１図はこの考案の要
部を示す操向コラムの側面図、第２図は第１図II-II線
断面図、第３図は要部斜視図、第４図は作用説明図、第
５図は第２図の他の例を示す断面図である。 １……アッパーコラムチューブ、1a……平坦面、２……
ロアーコラムチューブ、３……アッパークランプ、４…
…ロアークランプ、８……車体、９……ボルト、10……
ブラケット、10a……立壁部、10b……コラム取付部、10
c……アール部、10d……側壁部、10e……透孔、11……
締付けボルト。
部を示す操向コラムの側面図、第２図は第１図II-II線
断面図、第３図は要部斜視図、第４図は作用説明図、第
５図は第２図の他の例を示す断面図である。 １……アッパーコラムチューブ、1a……平坦面、２……
ロアーコラムチューブ、３……アッパークランプ、４…
…ロアークランプ、８……車体、９……ボルト、10……
ブラケット、10a……立壁部、10b……コラム取付部、10
c……アール部、10d……側壁部、10e……透孔、11……
締付けボルト。
Claims (1)
- 【請求項１】アッパークランプを車体に離脱不能に固定
するとともに、コラムチューブを固着するブラケットを
前記アッパークランプに挟持して固定し、前記ブラケッ
トには前記コラムチューブを貫通して固定する立壁部お
よび該立壁部の左右側端部からそれぞれアール部を介し
て所定の長さで略かぎ形に延伸する側壁部を備え、前記
コラムチューブは前記立壁部に嵌合固定するとともに、
前記側壁部と平行に設けられた相対向する平坦面を備え
てなることを特徴とするエネルギー吸収式ステアリング
コラム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988098141U JPH08216Y2 (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | エネルギー吸収式ステアリングコラム |
| US07/384,702 US4998999A (en) | 1988-07-25 | 1989-07-25 | Steering column assembly with energy absorption mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988098141U JPH08216Y2 (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | エネルギー吸収式ステアリングコラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0218771U JPH0218771U (ja) | 1990-02-07 |
| JPH08216Y2 true JPH08216Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=14211941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988098141U Expired - Lifetime JPH08216Y2 (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | エネルギー吸収式ステアリングコラム |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4998999A (ja) |
| JP (1) | JPH08216Y2 (ja) |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH082026Y2 (ja) * | 1990-04-23 | 1996-01-24 | 日本精工株式会社 | 衝撃吸収式ステアリングコラム装置 |
| GB9010304D0 (en) * | 1990-05-08 | 1990-06-27 | Torrington Co | Mechanism for absorbing energy transmitted through a vehicle steering column |
| DE4206177A1 (de) * | 1992-02-28 | 1993-09-02 | Lemfoerder Metallwaren Ag | Verstellbare lenksaeule fuer kraftfahrzeuge |
| JP2829199B2 (ja) * | 1992-08-07 | 1998-11-25 | 株式会社山田製作所 | ステアリングコラムの衝撃吸収装置 |
| FR2714651B1 (fr) * | 1994-01-06 | 1996-03-15 | Nacam | Dispositif d'absorption d'énergie pour colonne de direction de véhicule automobile. |
| FR2714648B1 (fr) * | 1994-01-06 | 1996-03-15 | Nacam | Dispositif d'absorption d'énergie à tenue axiale pour colonne de direction de véhicule automobile. |
| JPH08225079A (ja) * | 1995-02-20 | 1996-09-03 | Nippon Seiko Kk | 衝撃吸収式ステアリングコラム |
| EP0769445B1 (en) * | 1995-10-17 | 1999-01-20 | General Motors Corporation | Energy absorbing steering column for motor vehicle |
| US5605352A (en) * | 1995-12-08 | 1997-02-25 | General Motors Corporation | Energy absorbing steering column |
| JP3064912B2 (ja) * | 1996-07-02 | 2000-07-12 | 富士機工株式会社 | 車両用ステアリングコラム |
| JP3591284B2 (ja) * | 1998-03-20 | 2004-11-17 | 日本精工株式会社 | チルト式ステアリング装置用ステアリングコラムの揺動支持装置 |
| US6692026B2 (en) * | 2001-09-13 | 2004-02-17 | Visteon Global Technologies, Inc. | Polymer composite steering column support housing and assembly |
| JPWO2004005109A1 (ja) * | 2002-07-02 | 2005-11-04 | 日本精工株式会社 | 車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置 |
| KR100510417B1 (ko) * | 2003-09-06 | 2005-08-26 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 조향컬럼의 고강성 틸트장치 |
| WO2011158787A1 (ja) * | 2010-06-16 | 2011-12-22 | 日本精工株式会社 | ステアリングコラムの支持装置 |
| US10131376B2 (en) | 2013-01-30 | 2018-11-20 | Agjunction Llc | Steering controller for precision farming |
| US9162703B2 (en) * | 2013-01-30 | 2015-10-20 | AgJunction, LLC | Steering controller for precision farming |
| CN112888619A (zh) * | 2018-10-22 | 2021-06-01 | 日本精工株式会社 | 转向柱以及转向装置 |
Family Cites Families (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3492888A (en) * | 1966-11-24 | 1970-02-03 | Nissan Motor | Steering assembly for absorbing impact |
| US3470761A (en) * | 1967-01-30 | 1969-10-07 | Nippon Seiko Kk | Safety steering assembly |
| GB1292256A (en) * | 1971-08-05 | 1972-10-11 | Ford Motor Co | Energy absorbing steering column |
| JPS5073129U (ja) * | 1973-11-07 | 1975-06-26 | ||
| DE2358733A1 (de) * | 1973-11-26 | 1975-06-05 | Daimler Benz Ag | Teleskop-sicherheitslenksaeule fuer kraftwagen |
| JPS5255535U (ja) * | 1975-10-20 | 1977-04-21 | ||
| JPS5294636U (ja) * | 1976-01-13 | 1977-07-15 | ||
| IT1077203B (it) * | 1977-06-02 | 1985-05-04 | Alfa Romeo Spa | Sterzo collassabile per un autoveicolo |
| FR2470411A1 (fr) * | 1979-11-27 | 1981-05-29 | Peugeot | Agencement d'un support de colonne de direction et d'un support de pedales sur un vehicule automobile |
| JPS56118170U (ja) * | 1980-02-12 | 1981-09-09 | ||
| US4703669A (en) * | 1984-08-27 | 1987-11-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Support structure of steering column tube |
| US4616522A (en) * | 1985-03-08 | 1986-10-14 | Chrysler Corporation | Steering column energy absorbing release bushing and deforming bracket |
| DE3616246A1 (de) * | 1986-05-14 | 1987-11-19 | Porsche Ag | Lenksaeulenbefestigung fuer ein kraftfahrzeug |
| JPH0645415Y2 (ja) * | 1987-08-04 | 1994-11-24 | 本田技研工業株式会社 | 自動車のステアリング装置における衝撃エネルギ吸収機構 |
-
1988
- 1988-07-25 JP JP1988098141U patent/JPH08216Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-07-25 US US07/384,702 patent/US4998999A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0218771U (ja) | 1990-02-07 |
| US4998999A (en) | 1991-03-12 |
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