JPH08216952A - オートバイのハンドルガード - Google Patents

オートバイのハンドルガード

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JPH08216952A
JPH08216952A JP2699395A JP2699395A JPH08216952A JP H08216952 A JPH08216952 A JP H08216952A JP 2699395 A JP2699395 A JP 2699395A JP 2699395 A JP2699395 A JP 2699395A JP H08216952 A JPH08216952 A JP H08216952A
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JP
Japan
Prior art keywords
motorcycle
guard
cowling
handle
handlebar
Prior art date
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Pending
Application number
JP2699395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Katagiri
潔 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH08216952A publication Critical patent/JPH08216952A/ja
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  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カウリングに対して出し入れすることがで
き、これによって走行時の天候や走行場所等状況に応じ
て使い分けのできる新規なオートバイのハンドルガード
を提供すること。 【構成】 オートバイ2の少なくとも車輛前面を覆うカ
ウリング12の側部12l・12rのうち、左右のハン
ドルグリップ6l・6r前面にそれぞれ対応する箇所に
設けられ、前記カウリング12に対して出し入れ自在に
されたオートバイのハンドルガード20。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオートバイのハンドルガ
ードに関する。詳しくは、カウリングに設けられ、オー
トバイのハンドルを握るライダーの手を走行中の風雨や
障害物から守るオートバイのハンドルガードに関する。
【0002】
【従来の技術】パーツやライダーの体が剥き出しになっ
ているオートバイでは、空気抵抗も大きく、高速で走行
した場合にはライダーは風圧を受けて疲労し易い。オー
トバイの外側に風をうまく逃がすためにオートバイとラ
イダーを覆うカバーのことをカウルまたはカウリングと
いう。
【0003】カウリングは、本来レーサー用のオートバ
イをカバーし、空気の流れを良くして空気抵抗を減らす
ためのものである。しかしながら、今日では、その効果
とファッション性によって、スポーツバイク等公道走行
用のオートバイにも装備されるようになった。なお、公
道走行用オートバイに用いられるカウリングのことを一
般にフェアリングと称しているが、この明細書では公道
用に用いられるものとレース用に用いられるものとを区
別せず、車体をカバーするものの総称として、カウリン
グということばを用いることにする。
【0004】このように、カウリングには、これをオー
トバイに装備することで、走行中、ライダーが受ける空
気抵抗を減じ、ライダーの顔や胴体あるいは脚等、ライ
ダーの体、各部のうち、特にその面積の大きな部分への
風圧を減じるものという観念はある。しかし、ハンドル
を握るライダーの手までも走行中の風雨や障害物から守
るという意図まではこれまでなかった。
【0005】ライダーの手を風雨等から守るものとし
て、新聞配達や牛乳配達等、荷積用のいわゆるビジネス
バイクのハンドルグリップに取り付けられる布製あるい
はビニール製等のハンドカバーというものがある。これ
は、ハンドルグリップ全体を覆うようにして該グリップ
に取り付けられ、その中にライダーが手を入れるもので
ある。
【0006】また、オフロードバイクのハンドル周りに
用いられるパーツであって、オフロード走行時の飛び石
や小枝等の障害物から手を保護するための、ナックルガ
ードやハンドガード、あるいはブッシュガード等と称さ
れるハンドルガードがある。
【0007】しかしながら、カウリングを備えたオート
バイは、主に公道等舗装された道路を走るオンロードバ
イクであって、オンロードバイクにハンドカバーやオフ
ロードバイに用いられるハンドルガードを取り付けるラ
イダーは少ない。
【0008】これはカウリングが備えられるオンロード
バイクでは、ファッション性が重視され、カウリングを
備えたオンロードバイクにハンドカバーを付けるのはあ
まりかっこ良いとはいえなかったからである。また、走
行時の飛び石や小枝等の障害物の影響を受けることが少
ない舗装された道路を主として走るオンロードバイクで
は、オフロードバイク用のハンドルガードの必要性があ
まりなかったからである。
【0009】そうはいっても、風雨からライダーの手を
守ることはオンロードバイクであっても必要であるし、
また、渋滞に拘わらず速達されるということで近年需要
が高まってきた、いわゆるバイク便等で使われるバイク
には、配達先が主として町中であるということでオンロ
ードバイクが使用されることが多く、これらのバイク
は、小荷物等を速達するためにかなり狭い道や車同士の
間をぬって走行する場合が多いと思われる。このため、
カウリングを装備するオンロードバイクにおいてもライ
ダーの手を風雨や障害物から保護する必要性が次第に高
まってきた。
【0010】したがって、ファッション性の問題さえク
リアできれば、オンロードバイクであってもハンドルガ
ードの需要は高いものと考えられる。
【0011】しかしながら、オートバイのハンドルガー
ドが不要な、例えば車輛のすいている道や高速道路で走
行する場合は、空力重視の観点からいうとハンドルガー
ドはない方がよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明オートバイのハ
ンドルガードは、上記問題に鑑みて発明されたものであ
って、その解決しようとする課題は、カウリングに対し
て出し入れすることができ、これによって走行時の天候
や走行場所等、状況に応じて使い分けのできる新規なオ
ートバイのハンドルガードを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明オートバイのハン
ドルガードは、以上のような課題を解決するものであっ
て、次のようなものである。すなわち、本発明オートバ
イのハンドルガードは、オートバイの少なくとも車輛前
面を覆うカウリング側部のうち、左右のハンドルグリッ
プ前面にそれぞれ対応する箇所に設けられ、カウリング
に対して出し入れ自在にされている。
【0014】
【作用】したがって、本発明オートバイのハンドルガー
ドによれば、このガードは、カウリングに対して出し入
れ自在であるので、ライダーの手を風雨等から守る必要
のあるときは、該ガードをカウリングから出せばよく、
また同ハンドルガードが不要な、例えば車輛のすいてい
る道や高速道路での走行の場合には、これをカウリング
内に収納すればよい。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明オートバイの
ハンドルガードを図示した実施例に従って詳細に説明す
る。図1は本発明に係るオートバイのハンドルガード2
0の採用されたオートバイ2の一部切り欠き側面図、図
2は図1の右斜め後方から見た斜視図、図3は図1の右
斜め前方から見た斜視図、図4は図1の平面図、図5は
本発明に係るオートバイのハンドルガード20の斜視
図、図6は同側面図、図7は本発明に係るオートバイの
ハンドルガード20の動作状態を示す拡大平断面図であ
る。
【0016】オートバイとしてのオンロードバイク2
は、図1からわかるように、前後に延びる車体フレーム
4を骨格とする。そして、車体フレーム4の主フレーム
4aの前部には、ステアリングハンドル6およびステア
リングハンドル6の操作によって左右に回動するフロン
トフォーク8が取り付けられ、フロントフォーク8に
は、前輪9が回転自在に取り付けられている。なお、符
号6l・6rで示すものは、ステアリングハンドル6の
図示しないハンドルパイプの左右両端にそれぞれ取り付
けられたグリップである。
【0017】車体フレーム4の前部から中央部にかけて
の範囲は、アッパーカウル12とアンダーカウル14と
が一体にされてなるフルカウリング16によって覆われ
ている。
【0018】アッパーカウル12は、ヘッドランプ18
の周辺を覆うようにして、またアンダーカウル14は、
アンダーカウル14によって覆われて見えないエンジン
をその左右からおよび下から覆うようにしてそれぞれ車
体に取り付けられている。これら両カウル12・14
は、分離自在であって、図示しない接合ネジで固着され
て一体になっている。
【0019】また、アッパーカウル12は、図1および
図4で示すように、側面および平面から見た形状が流線
形をしている。したがって、その全体形状も流線形をし
ているといえる。また、カウリング側部としてのアッパ
ーカウル12の両側面12r・12lは、その後部が流
線形に切り欠かれたごとき形状をしており、その切欠き
部分13l・13rに、ハンドル6の左右のグリップ6
l・6rがそれぞれ位置するようになっている(図1〜
図4参照)。
【0020】そして、側面12l・12rのうち切欠き
部分13l・13rを形成する外縁12l1・12r1
アンダーカウル14の上縁14l1・14r1の前方側一
部の範囲に掛けては、カウルインナー16l・16rが
一体に設けられており(図1〜図3参照、ただし、図2
の左側に付けられるカウルインナー16lは、これをこ
こで図示すると複雑になって却ってわかりにくくなるの
で省略してある。)、また、カウルインナー16l・1
6rの先端部下縁とアッパーカウル12の外縁12l1
・12r1の先端部との境界部分には、後述するハンド
ルガード20を出し入れするためのすきまであって、ハ
ンドルガード20の縦断面形状よりもわずかに大きめ
で、略く字形状をしたすきま21が空けられている。こ
のような構成によって、すきま21から出し入れされる
ハンドルガード20は、左右のハンドルグリップ6l・
6r前面にそれぞれ対応する箇所に設けられる。なお、
アッパーカウル12の上部に取り付けられているのは、
透明なスクリーン23である。
【0021】ハンドルガード20は、前記すきま21を
経由してアッパーカウル12に対して出し入れ自在に収
納されるようになっており、図5および図6からわかる
ように、長板状体を恰もく字形状に折り曲げたごとき形
体になるように合成樹脂やアルミ等の金属を加工してな
るものである。そして、ハンドルガード20の両端部に
は、通し孔20hがそれぞれ形成され、これら各通し孔
20hをアッパーカウル12の各側面12l・12rに
設けた図示しない通し孔に対応させてから、回転軸とし
てのビス22をそれら通し孔に挿通することで、ハンド
ルガード20をすきま21に対してかつ水平面上で時計
回りにおよび反時計回りに回動自在に出し入れすること
ができる。また、ハンドルガード20をアッパーカウル
12から出したときにおいて、これを上から見た状態
が、アッパーカウル12の前縁の延長線上にあるよう
に、アッパーカウル12の前縁の曲率とほぼ同じ曲率に
なるようにハンドルガード20の全体形状が定められて
いる(図4参照)。
【0022】また、図7からわかるように、ハンドルガ
ード20を出し入れしたときの位置が固定するように、
ハンドルガード20の上面または/および下面には突起
24が形成され、また、アッパーカウル12のうちハン
ドルガード20の回動軌跡上の始端および終端には、上
記突起24に対応する係合凹部26が設けられている。
両者24および26は、ハンドルガード20を出し終わ
ったときおよび入れ終わったたときに係合する。なお、
この固定はライダーの力によって解除できるほどの係合
力である。
【0023】また、図5〜図7からわかるように、ハン
ドルガード20の車輛内部側縁には、ハンドルガード2
0が出過ぎないようにするためのフランジ20bが一体
に張り出し形成されている。このフランジ20bは、す
きま21よりも幅広にされており、フランジ20bを出
したときに、すきま21を形成するアッパーカウル12
の側面12l・12rとカウルインナー16l・16r
の内面に当接し、ハンドルガード20のそれ以上の進行
を阻止するようになっている。
【0024】しかして、このように構成されたハンドル
ガード20にあっては、アッパーカウル12に対して出
し入れ自在になっているので、ライダーの手を風雨等か
ら守る必要のあるときは、ハンドルガード20をすきま
21を介してアッパーカウル12から出し、また同ハン
ドルガード20が不要な、例えば車輛のすいている道路
や高速道路で走行する場合には、空力重視の観点からこ
れをアッパーカウル12内に収納できるようになる。し
たがって、走行時の天候や走行場所等必要な状況に応じ
てハンドルガード20の使い分けができる。また、一般
走行時の突然の風雨やレースにおいても必要なときすば
やく引き出し、収納することができる。さらに、構造が
簡単であるのでコスト的にも問題ない。
【0025】なお、この実施例では、オートバイにハン
ドルガードを適用したものとして示したが、スクータや
3輪車にも適用できることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】本発明オートバイのハンドルガードは、
カウリングに対して出し入れすることができるため、走
行時の天候や走行場所等状況に応じてこれを使い分けで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオートバイのハンドルガードの採
用されたオートバイの一部切り欠き側面図である。
【図2】図1の右斜め後方から見た斜視図である。
【図3】図1の右斜め前方から見た斜視図である。
【図4】図1の平面図である。
【図5】本発明に係るオートバイのハンドルガードの斜
視図である。
【図6】本発明に係るオートバイのハンドルガードの側
面図である。
【図7】本発明に係るオートバイのハンドルガードの動
作状態を示す拡大平断面図である。
【符号の説明】
2 オートバイ 6l ハンドルグリップ 6r 〃 12 カウリング 12l 側部(カウリングの) 12r 〃 20 オートバイのハンドルガード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートバイの少なくとも車輛前面を覆う
    カウリング側部のうち、左右のハンドルグリップ前面に
    それぞれ対応する箇所に設けられ、カウリングに対して
    出し入れ自在のオートバイのハンドルガード。
JP2699395A 1995-02-15 1995-02-15 オートバイのハンドルガード Pending JPH08216952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2699395A JPH08216952A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 オートバイのハンドルガード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2699395A JPH08216952A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 オートバイのハンドルガード

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Publication Number Publication Date
JPH08216952A true JPH08216952A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12208692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2699395A Pending JPH08216952A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 オートバイのハンドルガード

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JP (1) JPH08216952A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2436585A1 (en) 2010-09-29 2012-04-04 Honda Motor Co., Ltd. Small-Sized Vehicle
JP2013063739A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Honda Motor Co Ltd 車両の前部構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2436585A1 (en) 2010-09-29 2012-04-04 Honda Motor Co., Ltd. Small-Sized Vehicle
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