JPH08216767A - カードホルダとカップホルダとの兼用構造 - Google Patents

カードホルダとカップホルダとの兼用構造

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JPH08216767A
JPH08216767A JP2542095A JP2542095A JPH08216767A JP H08216767 A JPH08216767 A JP H08216767A JP 2542095 A JP2542095 A JP 2542095A JP 2542095 A JP2542095 A JP 2542095A JP H08216767 A JPH08216767 A JP H08216767A
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JP
Japan
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cup
holder
cup holder
card
card holder
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Application number
JP2542095A
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English (en)
Inventor
Seiichi Sato
精一 佐藤
Shogo Sasaoka
正吾 笹岡
Norio Kazama
憲男 風間
Nobuaki Kondo
信明 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Piolax Inc
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カードホルダ機能とカップホルダ機能とを十
分に確保しつつ、収納空間を極力小さく抑えて空間の有
効利用を図ることができる構造の提供。 【構成】 車体側のアウタケース11から車室内1へ出
没自在に設けられたインナケース13と、インナケース
13に設けられ、車室内1へ開口する挿入部41をイン
ナケース13の突出先端に有し、挿入部13から挿入さ
れたカード類43を収容するカードホルダ部39と、イ
ンナケース13に回転自在に設けられ、上方へ回転した
使用状態でカードホルダ部39の上方にカップ類57を
収容保持するカップ収容空間59を形成し、且つ下方へ
回転した格納状態で収納部11に収納可能となるカップ
ホルダ部51,53とを備えた構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内に設けられるカ
ードホルダとカップホルダとの兼用構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来のカードホルダの構造及び
カップホルダの構造を示す(実開昭62−196747
号公報及び特開平3−292228号公報参照)。
【0003】この構造は、車室内前方の車体側に配設さ
れたインストルメントパネル101に、カードホルダ1
03とカップホルダ105とを設けたものである。
【0004】カードホルダ103は、インストルメント
パネル101に設けられ車室内に開口するボックス体1
07と、ボックス体107の開口部107aを閉塞する
リッド109とを備え、ボックス体107には開口部1
07aから挿入されたカード類111が収納される。
【0005】一方、カップホルダ105は、インストル
メントパネル101に設けられ車室内に開口するホルダ
ケース113と、ホルダケース113から車室内へ出没
自在に設けられた板体状のカップホルダ部115とを備
えている。カップホルダ部115には、カップ類117
を保持するためのホルダ孔119が形成されると共に、
下方に回転してカップ類117の底部を支持する底部支
持体121が設けられている。カップホルダ115部
は、非使用時には底部支持体121ごとホルダケース1
13に収納され、使用時のみホルダケース113の開口
部113aから車室内に引出されてカップ類117の保
持が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、インストルメ
ントパネル101は、空調装置の操作入力部やオーディ
オ装置等の他の部品が数多く密集しており、空間的余裕
が極めて少ないため、かかるインストルメントパネル1
01にカードホルダ103とカップホルダ105の双方
を設ける場合には、カードホルダ103及びカップホル
ダ105の収納空間を極力小さく抑える必要がある。
【0007】ところが、図5に示す構造では、カードホ
ルダ103及びカップホルダ105の収納空間を小さく
抑えるためにはボックス体107及びホルダケース11
3を小型化しなければならず、またカードホルダ103
及びカップホルダ105の機能を良好に維持するために
はその小型化にも限界があるので、カードホルダ103
及びカップホルダ105の機能性を維持しつつ、両者を
インストルメントパネル101に設けることが困難な場
合があった。
【0008】また、カードホルダ103とカップホルダ
105とを近接して設けた場合には、カップホルダ10
5の使用時に、ボックス体107の開口部107aがカ
ップホルダ103やカップ類117によって塞がれてカ
ード類111の出入れを妨げてしまう可能性があった。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、カードホルダ機能とカップホ
ルダ機能とを十分に確保しつつ、収納空間を極力小さく
抑えて空間の有効利用を図ることができる構造の提供を
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、車体側の収納部から車室
内へ出没自在に設けられた可動部材と、この可動部材に
設けられ、車室内へ開口する挿入部を該可動部材の突出
先端に有し、該挿入部から挿入されたカード類を収容す
るカードホルダ部と、前記可動部材に回転自在に設けら
れ、上方へ回転した使用状態で前記カードホルダ部の上
方にカップ類を収容保持するカップ収容空間を形成し、
且つ下方へ回転した格納状態で前記収納部に収納可能と
なるカップホルダ部とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のカードホルダとカップホルダとの兼用構造であって、
前記カップホルダ部を上方へ付勢し、前記可動部材の突
出時に前記カップホルダ部を上方へ回転させる付勢手段
と、前記カップホルダ部と同軸に軸支され、該カップホ
ルダ部の上方への回転に伴って下方へ回転し前記カード
ホルダ部のカード類を上方から押圧するカード押え部と
を設けたことを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のカードホルダとカップホルダとの兼用構造であって、
前記カード押え部の下方への回転限界を与える押え位置
規制部を、前記可動部材に設けたことを特徴とするもの
である。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれかに記載のカードホルダとカップホルダと
の兼用構造であって、前記可動部材の収納時に前記カー
ドホルダ部のカード類を上方から押圧する舌片部を、前
記収納部に設けたことを特徴とするものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のカードホルダとカップホルダとの兼用構造であって、
前記舌片部は、前記可動部材の奥部と係合して前記可動
部材の突出限界を与えることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、1つの可動部
材にカードホルダ部とカップホルダ部の双方を設けてい
るので、車体側の収容部が1箇所で済み、且つカップホ
ルダ部は下方に回転した格納状態で収納部に収容される
ので、カードホルダ部の収容量を確保しつつ収納部の小
型化を図ることができる。
【0016】また、カップホルダ部は、格納状態から上
方に回転した使用状態でカップ収容空間を形成するの
で、収容部を小型化してもカップホルダ部によってカッ
プ類を確実に収容保持することができる。
【0017】さらに、カードホルダ部の挿入部を可動部
材の突出先端に設けたので、可動部材の出没状態によら
ずカード類の出入れを行うことができると共に、カップ
ホルダ部はカードホルダ部の上方にカップ収容空間を形
成するので、カップホルダ部の使用時であってもカード
類の出入れを行うことができる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、可動部材を車室内へ突出
させることにより付勢手段がカップホルダ部を上方へ回
転させるので、カップホルダ部を簡単に使用状態とする
ことができる。
【0019】また、可動部材の突出時には、カップホル
ダ部の上方への回転に伴ってカード押え部が下方に回転
しカードホルダ部のカード類を上方から押圧するので、
可動部材の突出時に、カード類をカードホルダ部に確実
に保持させておくことができる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、位置規制部がカード押え
部の下方への回転限界を与えるので、カップホルダ部の
使用時に、カード類が所定の強さ以上で押圧されること
がなく、カード類の出入れを容易に行うことができる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、可
動部材の収納時には、舌片部がカードホルダ部のカード
類を上方から押圧するので、可動部材の収納時に、カー
ド類をカードホルダ部に確実に保持させておくことがで
きる。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の作用に加えて、舌片部が可動部材の突出
限界を与えるので、可動部材が収容部から離脱するのを
簡単な構造によって防止することができる。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例に係る構造を設け
たインストルメントパネルを車室内から見た斜視図、図
2は図1の主な構成部品の分解斜視図である。
【0025】図1に示すように、車室内1前方の車体側
に配設されたインストルメントパネル3のセンタコンソ
ール部3aには、空調装置の操作入力部5やオーディオ
装置7に加えて、収納部としてのアウタケース11が組
付けられ、アウタケース11内には、可動部材としての
インナケース13が車室内1へ出没自在に設けられてい
る。
【0026】図2に示すように、アウタケース11の先
端部11aは枠体状に形成され、先端部11aよりも奥
部11bは、上壁15と両側壁17,19とを備えた断
面略コ字状に形成されている。アウタケース11の内部
21は、先端部11aに形成された枠体の窓部23から
奥部11bに向って挿通して形成され、窓部23が車室
内1に露出した状態でインストルメントパネル1に組付
けられている(図1参照)。アウタケース11の上壁1
5には、内部21に向って略く字状に折れ曲がる舌片部
25が突設され、舌片部25上方の上壁15には、上方
窓部27が形成されている。また、舌片部25の先端に
は、上方に屈曲した係止部29が設けられている。
【0027】インナケース13は、上下壁31,33と
両側壁35,37とを備えた断面略口字状に形成され、
その先端部(突出先端)13aには挿入部41が開口形
成されている。インナケース13の外面はアウタケース
11の内面を摺動自在な寸法形状に形成され、インナケ
ース13の奥部13bをアウタケース11の窓部23か
ら挿入することにより、インナケース13がアウタケー
ス11に組付けられる。窓部23から挿入されたインナ
ケース13は常にアウタケース11の先端部11aによ
って支持されている。
【0028】インナケース13の内部は、挿入部41か
ら奥部13bに向かって挿通して形成され、カード類4
3を下壁37上に重ね状態で収容可能なカードホルダ部
39を構成している。挿入部41はインナケース13の
出没状態によらずインナケース13の先端部13aで車
室内1に開口し、カード類43は、かかる挿入部41か
ら挿入されてカードホルダ部39に重ね状態で収容され
る。
【0029】インナケース13の奥部13bには、カー
ド類43がカードホルダ部39の奥側へ落下するのを阻
止するカード落下防止部46と、インナケース13をア
ウタケース11から引出したときに舌片部25の係止部
29と係合する突出位置規制部45とが設けられてい
る。インナケース13をアウタケース11に組付ける際
には、アウタケース11の上方窓部27から舌片部25
を下方に押圧し、係止部29を突出限界規制部45から
逃した状態でインナケース13を押込む。これにより、
舌片部25は、カードホルダ部39に挿入されて、その
折れ曲がり先端25aがインナケース13の収納時にカ
ードホルダ部39のカード類43を上方から押圧すると
共に、係合部29がインナケース13の突出限界規正部
45と係合してインナケース13の突出限界を与える。
また、インナケース13の奥部13bの下壁33には、
インナケース13を円滑に摺動させるため、インナケー
ス13を押込んだ状態で舌片部25の折れ曲がり先端2
5aと当接する舌片部当接部47が延設されている。
【0030】インナケース13の先端部13aの周縁に
は、インナケース13を引出す際の摘み部49が突設さ
れている。また、アウタケース11の窓部23の周縁に
は、収納されたインナケース11を引出す際に、摘み部
49が指先に引掛かり易くするための切欠部23aが設
けられている。
【0031】インナケース13は、カップホルダ部50
としてのカップ後方支持部51及びカップ前方支持部5
3とを備えている。カップ後方支持部51は略U字状に
形成され、そのU字先端同士は軸部55によって接続さ
れている。インナケース13の両側壁35,37の上縁
は上壁31よりも突設され、前記軸部55は、かかる両
側壁35,37の上縁に形成された溝部56に収容され
ている。また、カップ前方支持部53は、板体状に形成
され、カップ後方支持部51のU字先端の内側でカップ
後方支持部51よりも大きく回転するように軸部55に
軸支されいる。カップ後方支持部51及びカップ前方支
持部53は、インナケース13の上壁31上で、先端部
13a側から奥部13b側に向って上方へ回転自在であ
り、上方へ回転した使用状態で、インナケース13の上
壁31上に載置したカップ類57が保持されるカップ収
容空間59を形成し、且つ下方へ回転した格納状態で、
インナケース13の両側壁35,37の上縁よりも下方
へ位置してアウタケース11の内部21に収納可能とな
る。
【0032】軸部55には、付勢手段としてのコイル状
のスプリング61,63が外装され、スプリング61,
63によってカップ後方支持部51及びカップ前方支持
部53が、インナケース13の上方へ常時付勢されてい
る。
【0033】軸部55の両端にはインナケース13の両
側壁35,37の外面に沿って奥側斜め下方に延びる延
設部55aが設けられ、延設部55aの先端にはカード
押え部65が突設されている。カード押え部65は、イ
ンナケース13の両側壁35,37に形成されたガイド
溝67を挿通してカードホルダ部39に突出している。
カード押え部65は、カップ後方支持部51及びカップ
前方支持部53と同軸に軸支され、カップ後方支持部5
1及びカップ前方支持部53の上方への回転に伴ってガ
イド溝67に沿って下方へ回転し、カードホルダ部39
に収容されたカード類43を上方から押圧する。また、
インナケース13の両側壁35,37の外面には、前記
延設部55aに当接してカード押え部65の下方への回
転限界を与える押え位置規制部69が突設されている。
【0034】次に、本実施例の作用を説明する。
【0035】図3はインナケースを車室内へ引出した突
出状態(カップホルダ部の使用状態)を示す側断面図、
図4はインナケースを車体側へ押込んだ収納状態(カッ
プホルダ部の格納状態)を示す側断面図である。
【0036】カップホルダ部50を使用する場合は、図
3に示すように、インナケース13をアウタケース11
から引出す。インナケース13を引出すと、スプリング
61,63の付勢力によってカップホルダ部50(カッ
プ後方支持部51及びカップ前方支持部53)が上方に
回転して使用状態となり、カップ収容空間59が形成さ
れる。かかるカップ収容空間59内のインナケース13
の上壁31上にカップ類57を載置すると、カップ類5
7の後方及び側方がカップ後方支持部51によって支持
されると共に、カップ類57の前方がカップ前方支持部
53によって支持されて、カップ収容空間59内にカッ
プ類57が保持される。
【0037】カップホルダ部50を使用しない場合は、
インナケース13をアウタケース11に押込む。インナ
ケース13を押込むと、カップ後方支持部51及びカッ
プ前方支持部53が窓部23の上面に当たりスプリング
61,63の付勢力に抗して下方に回転して格納状態と
なり、図4に示すように、インナケース13がアウタケ
ース11の内部21に収納される。
【0038】カードホルダ部39へのカード類43の出
入れは、インナケース13の出没状態によらず、車室内
1に開口する挿入部41から行う。
【0039】本実施例によれば、1つのインナケース1
1にカードホルダ部39とカップホルダ部50の双方を
設けているので、インストルメントパネル3に組付ける
アウタケース11が1つで済み、且つ、図4に示すよう
に、カップホルダ部50は下方に回転した格納状態でア
ウタケース11に収容されるので、カードホルダ部39
を十分な高さとしてカード類33の収容量を確保しつ
つ、カップホルダ部50を含めたインナケース13全体
を小型化することができ、アウタケース11の小型化を
図ることができる。
【0040】また、図3に示すように、カップホルダ部
50は、格納状態から上方に回転した使用状態でカップ
収容空間59を形成するので、アウタケース11を小型
化してもカップホルダ部50によってカップ類57を確
実に収容保持することができる。
【0041】カードホルダ部50の挿入部23をインナ
ケース13の先端部13aに設けたので、インナケース
13の出没状態によらず挿入部23が車室内1に露出
し、挿入部23からカード類43の出入れを行うことが
できる。また、カップホルダ部50はカードホルダ部3
9の上方にカップ収容空間59を形成するので、カップ
ホルダ部50の使用時であってもカード類43の出入れ
を行うことができる。
【0042】したがって、カードホルダ機能とカップホ
ルダ機能とを十分に確保しつつ、アウタケース11を組
付けるための収納空間を極力小さく抑えることができ、
空調装置の操作部5やオーディオ装置7などの他の部品
が数多く密集したインストルメントパネル3に対して、
空間を有効に活用してカードホルダ部39とカップホル
ダ部50の双方を設けることができる。
【0043】インナケース13を車室内1へ引出すこと
により、スプリング61,63がカップホルダ部50を
上方へ回転させるので、カップホルダ部50を簡単に使
用状態とすることができる。
【0044】インナケース13の突出時には、カップホ
ルダ部50の上方への回転に伴ってカード押え部65が
下方に回転してカードホルダ部39のカード類43を上
方から押圧するので、インナケース13の突出時に、カ
ード類43をカードホルダ部39に確実に保持させてお
くことができ、インナーケース13を勢い良く引出した
場合であっても、カード類43が滑って挿入部41から
落下するのを防止することができる。
【0045】位置規制部69によってカード押え部65
の下方への回転限界が与えられるので、インナケース1
3を引出したカップホルダ部50の使用時に、カード類
43が所定の強さ以上で押圧されることがなく、カード
類43の出入れを容易に行うことができる。
【0046】図4に示すように、インナケース13の収
納時には、舌片部25がカードホルダ部39のカード類
43を上方から押圧するので、かかるインナケース13
の収納時にも、カード類43をカードホルダ部39に確
実に保持させておくことができる。さらに、図3に示す
ように、舌片部25の係止部29がインナケース13の
突出限界規制部45と係合して、インナケース13の突
出限界を与えるので、舌片部25を利用した簡単な構造
によって、引出されたインナケース13がアウタケース
11から離脱するのを防止することができる。
【0047】なお、上記実施例では、可動部材を断面口
字状のインナケース13としたが、例えば可動部材を板
体状に形成し、かかる可動部材に、上方へ回転自在で可
動部材の上面に載置したカップ類を保持可能なカップホ
ルダ部と、可動部材の下面との間でカード類を挟持して
収容可能なカードホルダ部としてのスプリングワイヤと
を設けても良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載の発明によれば、1つの可動部材にカードホルダ部と
カップホルダ部の双方を設け、且つカップホルダ部は格
納状態で収納部に収容されるので、カードホルダ部の収
容量を確保しつつ収納部の小型化を図ることができ、ま
た、カップホルダ部は上方に回転した使用状態でカップ
収容空間を形成するので、収容部を小型化してもカップ
類を確実に収容保持することができ、さらに、カードホ
ルダ部の挿入部を可動部材の突出先端に設けたので、可
動部材の出没状態によらず、且つカップホルダ部の使用
いかんによらずカード類の出入れを行うことができる。
したがって、カードホルダ機能とカップホルダ機能とを
十分に確保しつつ、収納空間を極力小さく抑えることが
でき、空間の有効利用を図ることができる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、付勢手段によって、可動
部材を車室内へ突出させることによりカップホルダ部を
簡単に使用状態とすることができ、また、カード押え部
によって、可動部材の突出時にカード類がカードホルダ
部に確実に保持され、可動部材を勢い良く突出させた場
合であっても、カード類が挿入部から落下するのを防止
することができる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、カップホルダ部の使用時
に、位置規制部によってカード類が所定の強さ以上で押
圧されることがなく、カード類の出入れを容易に行うこ
とができる。
【0051】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、可
動部材の収納時に、舌片部によってカード類をカードホ
ルダ部に確実に保持させておくことができる。
【0052】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、舌片部を利用した簡単な
構造によって、可動部材が収容部から離脱するのを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る構造を設けたインスト
ルメントパネルを車室内から見た斜視図である。
【図2】図1の主な構成部品の分解斜視図である。
【図3】図1のインナケースの突出状態(カップホルダ
部の使用状態)を示す側断面図である。
【図4】図1のインナケースの収納状態(カップホルダ
部の格納状態)を示す側断面図である。
【図5】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 車室内 3 インストルメントパネル 11 アウタケース(収納部) 13 インナケース(可動部材) 13a 先端部(可動部材の突出先端) 13b 奥部(可動部材の奥部) 25 舌片部 39 カードホルダ部 41 挿入部 43 カード類 50 カップホルダ部 57 カップ類 59 カップ収容空間 61 スプリング(付勢手段) 63 スプリング(付勢手段) 65 カード押え部 69 押え位置規制部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 風間 憲男 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 近藤 信明 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側の収納部から車室内へ出没自在に
    設けられた可動部材と、 この可動部材に設けられ、車室内へ開口する挿入部を該
    可動部材の突出先端に有し、該挿入部から挿入されたカ
    ード類を収容するカードホルダ部と、 前記可動部材に回転自在に設けられ、上方へ回転した使
    用状態で前記カードホルダ部の上方にカップ類を収容保
    持するカップ収容空間を形成し、且つ下方へ回転した格
    納状態で前記収納部に収納可能となるカップホルダ部と
    を備えたことを特徴とするカードホルダとカップホルダ
    との兼用構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカードホルダとカップ
    ホルダとの兼用構造であって、 前記カップホルダ部を上方へ付勢し、前記可動部材の突
    出時に前記カップホルダ部を上方へ回転させる付勢手段
    と、 前記カップホルダ部と同軸に軸支され、該カップホルダ
    部の上方への回転に伴って下方へ回転し前記カードホル
    ダ部のカード類を上方から押圧するカード押え部とを設
    けたことを特徴とするカードホルダとカップホルダとの
    兼用構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のカードホルダとカップ
    ホルダとの兼用構造であって、 前記カード押え部の下方への回転限界を与える押え位置
    規制部を、前記可動部材に設けたことを特徴とするカー
    ドホルダとカップホルダとの兼用構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    カードホルダとカップホルダとの兼用構造であって、 前記可動部材の収納時に前記カードホルダ部のカード類
    を上方から押圧する舌片部を、前記収納部に設けたこと
    を特徴とするカードホルダとカップホルダとの兼用構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のカードホルダとカップ
    ホルダとの兼用構造であって、 前記舌片部は、前記可動部材の奥部と係合して前記可動
    部材の突出限界を与えることを特徴とするカードホルダ
    とカップホルダとの兼用構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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