JPH08214804A - 冷凍寿司の解凍方法と解凍具 - Google Patents

冷凍寿司の解凍方法と解凍具

Info

Publication number
JPH08214804A
JPH08214804A JP7047734A JP4773495A JPH08214804A JP H08214804 A JPH08214804 A JP H08214804A JP 7047734 A JP7047734 A JP 7047734A JP 4773495 A JP4773495 A JP 4773495A JP H08214804 A JPH08214804 A JP H08214804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sushi
box
thawing
lid
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7047734A
Other languages
English (en)
Inventor
Machiko Isoda
真知子 磯田
Masatoshi Isoda
正敏 磯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7047734A priority Critical patent/JPH08214804A/ja
Publication of JPH08214804A publication Critical patent/JPH08214804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】冷凍された握り寿司を電子レンジを用いて解凍
するに際し、握り寿司を作った当初の状態に近い温度分
布になるよう解凍するための方法および装置を得ること
を目的とする。 【構成】冷凍寿司の解凍方法として、上面に開口部を有
する箱体と、その開口部を閉じる蓋体とからなる容器を
準備し、前記箱体の底部に多数の開口をもつ支持板を収
め、蓋体には開口部を持つ通気板で支えられた含水紙を
配すると共に、前記支持板の上面にネタを下に酢飯を上
にして握り寿司を載せ、これを電磁調理器によって加熱
し解凍するものであり、解凍具として、上面に開口部を
有する箱体と、その開口部を閉じる蓋体とを有し、前記
箱体の底部に多数の開口をもつ支持板を収め、蓋体には
含水紙を支持する通気板を収めると共に、前記箱体と蓋
体とを閉じ状態に保持する閉じ具とで構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は冷凍して保存された冷
凍寿司を、食膳に供するに際して行う解凍方法と解凍装
置に関するもので、特に、電子レンジその他の電磁調理
具を用いて解凍するのに好適な解凍方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】出願人は先に冷えた食品、例えば餃子や
シュウマイ、あるいは冷や飯などを電子レンジのような
電磁調理具で再加熱する際に、水を含ませた含水紙を被
加熱食品とともに容器の中に入れ、食品の加熱と同時に
含水紙に含ませた水を沸騰蒸発させて食品の表面に作用
させ、食品の表面を乾燥させることなく加熱する調理具
を提案した(平成6年6月7日提出の特許出願)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この技術を
冷凍寿司、ことに握り寿司を解凍するのに転用しようと
すると、酢飯に比して寿司ネタが強く加熱されてしまい
食味を低下させる不具合があった。すなわち、握り寿司
は一般に食味の点で酢飯の温度を35℃程度、寿司ネタ
の温度をそれより低い10℃前後に保持するのが好まし
いとされている。しかるに、容器に入れた冷凍寿司を解
凍すべく電磁加熱すると、酢飯も寿司ネタも保有する水
分の量に応じて加熱されるが、寿司ネタがイクラやマグ
ロなど、酢飯に比して水分が多い場合は強熱され易い上
に、この装置には水蒸気を発生させるための含水紙が上
面の蓋体に支持されているため、そこから発生する水蒸
気は握り寿司の上部、すなわち、寿司ネタに強く作用す
る傾向があった。
【0004】そこで、そのような不具合を解消すべく、
含水紙を蓋体でなく箱体の底部に配置することも考慮し
たが、この場合は、水蒸気が底部から上昇する際、酢飯
に作用する他、米粒の間を通過して酢飯の中へ入ってし
まうため、食味が水っぽくなってしまう不具合があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
消するため、冷凍寿司の解凍方法として、上面に開口部
を有する箱体と、その開口部を閉じる蓋体とからなる加
熱容器を準備し、前記箱体の底部に多数の開口をもつ支
持板を収め、蓋体には開口部を持つ通気板で支えられた
含水紙を配すると共に、前記支持板の上面に寿司ネタを
下に酢飯を上にして握り寿司を加熱容器に収め、これを
電磁調理器によって加熱し解凍するものであり、解凍具
として、加熱容器は上面に開口部を有する箱体と、その
開口部を閉じる蓋体とを有し、前記箱体の底部に多数の
開口をもつ支持板を収め、蓋体には含水紙を支持する通
気板を収めると共に、前記箱体と蓋体とを閉じ状態に保
持する閉じ具とで構成したものである。
【0006】
【作用】箱体と蓋体とで形成される加熱容器の内部に入
れられた握り寿司は、電磁調理器に通電されると、握り
寿司の中に含まれる水分が電磁作用によって摩擦され発
熱する。同時に蓋体に支持した含水紙の水も加熱されて
沸騰し水蒸気となって蓋体と箱体の内部に充満する。す
なわち、蓋体で多量に発生した水蒸気は蓋体や箱体の内
面に沿って下降する際、握り寿司に接触すると一部は凝
結して握り寿司に付着し加湿する。また、残部は更に下
降して箱体の底部にある支持板の下に入り、若干の時間
差を以て握り寿司の下面にも接触して加湿、および加熱
する。この発明では箱体に入れられる握り寿司は寿司ネ
タを下にして箱体の内部に置かれるから、寿司ネタより
も酢飯の方が早期に加熱される。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図1中、10はこの発明に係る電磁調理用の加熱
容器である。加熱容器10は無架橋の合成樹脂を発泡さ
せて成形したもので、上面が開口した大略四角形の箱体
20、および、箱体20とほぼ同形に形成された蓋体3
0とを開口部で互いに重ね合わせ、輪ゴムその他の閉じ
具45とによって閉じて内部に握り寿司40を収めるた
めの空間が形成してある。なお、箱体20や蓋体30は
140℃程度の温度に対して耐える耐熱性樹脂で形成さ
れるのが好ましい。
【0008】前記箱体20は図1で示すように、底板2
1とそれの四辺から僅かに外方へ傾斜して上方へ伸びる
4個の側壁22、22、および、側壁22の上端から水
平方向に伸びるフランジ部23とからなっている。24
は側壁22の上部に形成さた段付き部であり、その段付
き部24によって支持板25が箱体の内部に支持されて
いる。26は係合スリットであり、前記支持板25を位
置決めし、且つ係止するため前記段付き部24に水平方
向に形成された透孔とされている。
【0009】前記支持板25は握り寿司40を箱体20
の底板21から若干の距離を隔てゝ支持するために設け
られるもので、同様に合成樹脂の発泡材によって作られ
ており、簀の子状に作られた細長い多数の孔25a、2
5aを有する。支持板25の周縁には上方へ突出させた
吊り手27が形成されており、その上端は外方へ折り曲
げられており、前記段付き部24に形成した係合スリッ
ト26に挿通して支持するようになっている。
【0010】前記蓋体30は箱体20と同様に、下面が
開くトレー状をなしている。すなわち、平坦な頂板31
とそれの四辺から僅かに外方へ傾斜して下方へ伸びる4
個の側壁32、32、および側壁32の下端部から外方
へ伸びる鍔部33を有する。そして、前記側壁32には
鍔部33に近接して水平方向に伸びるスリット状の係合
孔34が形成されている。35は蓋体30の内面に重ね
合わせて取り付けられたやゝ小型の通気板である。
【0011】通気板35は蓋体30の内面と略相似形を
なし、それより小さく作られていて、それを蓋体30の
内面へ取り付けたとき、それらの間に若干の隙間36が
形成され、後述する含水紙50の収容空間を形成する。
すなわち、通気板35は中央部を内側へ向けて四角形に
盛り上げた通気孔部37と、それの四辺から僅かに外方
へ傾斜して下方へ伸びる4個の側壁38、38、およ
び、側壁38の下端から水平方向に伸びるフランジ部3
9とを有する。39aはフランジ部39の中央部から外
方へ突出させた係合舌片であり、前記スリット状の係合
孔34へ挿通するようになっている。37aは前記若干
の隙間36と蓋体30の内面とを連通させるための通気
孔である。
【0012】前記含水紙50は、1枚がおよそ100 c
m2であり、この実施例では2枚が折り畳まれて収めてあ
る。なお、含水紙50の1枚が吸収する水の量はおよそ
5gである。また、この実施例では含水紙50には重量
比で約30%の非誘電材料からなるセラミック粉(図示
してない)が含浸させてある。
【0013】この実施例は以上のように構成されている
ので、これを用いて冷凍された握り寿司40を解凍する
には、図4の流れ図で示すように、まず、蓋体30を通
気板35および含水紙50と共に一旦水に浸し、軽く水
を切ったものを用意する。次に、冷えた状態の握り寿司
40を図3で示すように、酢飯40aを上に、寿司ネタ
40bを下にして箱体20へ入れ、前記水に浸した蓋体
30を被せ、閉じ具45たる輪ゴムを掛けて閉じてお
く。
【0014】この状態で電子調理器、すなわち電子レン
ジ(図示してない)に加熱容器10を入れ30秒間の一
次加熱を行い、次いで30〜60秒間、通電を絶って一
次保温し容器10内の温度や湿度を均質にする。そし
て、20秒間の二次加熱を行い、再び30〜60秒間の
二次保温を行ってでき上がる。これを現象的に観察する
と、加熱の間、電磁波は加熱容器10を透過して、握り
寿司40と含水紙50とに作用し、それらを加熱する。
加熱により含水紙50に含まれた水が沸騰し隙間36か
ら通気孔37aを経て加熱容器10の内部を充たし、握
り寿司40の乾燥を防止しつゝ解凍する。そして、その
際、下側にある寿司ネタ40bに比して上側にある酢飯
40aの方がやゝ強く加熱され、解凍が終えた状態で
は、酢飯40aはやゝ温かく、寿司ネタ40bはそれよ
りかなり低い温度に維持される。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、冷凍
された握り寿司40は加熱容器10に収められ電子調理
器によって解凍される際、含水紙50から蒸発した水蒸
気によって加湿されるので、酢飯40aや寿司ネタ40
bの表面が乾燥せず、食味や口の中へ入れたときの感触
が優れている。また、冷凍された握り寿司40は解凍に
際して寿司ネタ40bを下にし、酢飯40a上にして、
加熱容器10に収められるので、寿司ネタ40bに比し
て酢飯40aが水蒸気源である含水紙50に近く強熱さ
れるので温度上昇が早い。すなわち、下面に配した寿司
ネタの方が温度が低いので、握った直後の寿司と同じ温
度分布となり、良好な食味や舌触りが得られるなどの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である加熱容器を開いた状
態を示す外観図である。
【図2】その容器に冷凍寿司を詰めて閉じた状態を示す
側面図である。
【図3】その長手方向に沿った縦断面図である。
【図4】加熱プログラムを示す流れ図である。
【符号の説明】
10・・・・電磁調理用の加熱容器 20・・・・
箱体 21・・・・底板 22・・・・
側壁 23・・・・フランジ部 24・・・・
段付き部 25・・・・支持板 25a・・・
細長い多数の孔 26・・・・係合スリット(透孔) 27・・・・
吊り手 30・・・・蓋体 31・・・・
平坦な頂板 32・・・・側壁 33・・・・
鍔部 34・・・・スリット状の係合孔 35・・・・
四角形の通気板 36・・・・若干の隙間(含水紙50の収容空間) 37・・・・通気孔部 37a・・・
通気孔 38・・・・側壁 39・・・・
フランジ部 39a・・・係合舌片 40・・・・
握り寿司 40a・・・酢飯 40b・・・
寿司ネタ 45・・・・閉じ具(輪ゴム) 50・・・・
含水紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に開口部を有する箱体と、その開口部
    を閉じる蓋体とからなる加熱容器を準備し、前記箱体の
    底部に多数の開口をもつ支持板を収め、蓋体には開口部
    を持つ通気板で支えられた含水紙を配すると共に、前記
    支持板の上面に寿司ネタを下に酢飯を上にして握り寿司
    を加熱容器に収め、これを電磁調理器によって加熱し解
    凍する冷凍寿司の解凍方法。
  2. 【請求項2】加熱容器は上面に開口部を有する箱体と、
    その開口部を閉じる蓋体とを有し、前記箱体の底部に多
    数の開口をもつ支持板を収め、蓋体には含水紙を支持す
    る通気板を収めると共に、前記箱体と蓋体とを閉じ状態
    に保持する閉じ具とで構成してなる冷凍寿司の解凍具。
JP7047734A 1995-02-13 1995-02-13 冷凍寿司の解凍方法と解凍具 Pending JPH08214804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7047734A JPH08214804A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 冷凍寿司の解凍方法と解凍具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7047734A JPH08214804A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 冷凍寿司の解凍方法と解凍具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08214804A true JPH08214804A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12783577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7047734A Pending JPH08214804A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 冷凍寿司の解凍方法と解凍具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08214804A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0941017A2 (en) * 1998-03-02 1999-09-08 Kiyari Co., Ltd. Thawing-heating tray and thawing-heating method
SG80050A1 (en) * 1999-07-19 2001-04-17 Kiyari Co Ltd Thawing-heating tray and thawing-heating method
US6465038B2 (en) * 2000-02-04 2002-10-15 Fuji Seiko Co., Ltd. Tray for preparing sushi and process for preparing sushi using said tray
US6619070B2 (en) * 2001-06-23 2003-09-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Kimchi refrigerator

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0941017A2 (en) * 1998-03-02 1999-09-08 Kiyari Co., Ltd. Thawing-heating tray and thawing-heating method
EP0941017A3 (en) * 1998-03-02 2000-04-19 Kiyari Co., Ltd. Thawing-heating tray and thawing-heating method
SG80050A1 (en) * 1999-07-19 2001-04-17 Kiyari Co Ltd Thawing-heating tray and thawing-heating method
US6465038B2 (en) * 2000-02-04 2002-10-15 Fuji Seiko Co., Ltd. Tray for preparing sushi and process for preparing sushi using said tray
US6619070B2 (en) * 2001-06-23 2003-09-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Kimchi refrigerator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4390554A (en) Microwave heating of certain frozen foods
US3721803A (en) Pizza pie warming carrier
US4013798A (en) Selectively ventable food package and micro-wave shielding device
US2990096A (en) Food process and container
JPH01265487A (ja) マイクロ波ベーキング・ヒーティング装置及び当該装置に使用されるスチーム部材
JPH08214804A (ja) 冷凍寿司の解凍方法と解凍具
BR102019007157B1 (pt) Dispositivo e método para aquecimento por micro-ondas com inversão
JP3497565B2 (ja) 電磁調理用食品ケース
JPH03226477A (ja) 電子レンジ蒸し用食品包装体と、蒸し器を兼ねた食品収納容器
JP7276925B1 (ja) 凍結米飯の解凍加熱処理容器
JP4921507B2 (ja) 食パン用蒸し器
JP2538063Y2 (ja) 電子レンジ解凍用包装冷凍蒸煮食品
JPS6136166Y2 (ja)
JPH0510760Y2 (ja)
JPH05268885A (ja) 電子レンジ調理用の蒸し食品セット
JP3334097B2 (ja) 米飯などの加熱調理具
JP2001095681A (ja) 炊飯良味保持湿釜
JP2595626B2 (ja) 調理方法
JPH0437097Y2 (ja)
JPH01190321A (ja) 焼そば等用の加温容器
KR940003470Y1 (ko) 식품 보온용기
JPH0437100Y2 (ja)
JPH0752666Y2 (ja) 電磁調理器による加熱調理可能な膳付弁当容器
JPH10218254A (ja) 包装食品の製造方法及び調理方法
JP2660368B2 (ja) 電子レンジによる食品の蒸し調理法