JPH08210389A - 遠心クラッチを有する妨害保護駆動装置および該クラッチにより駆動されるのこ盤 - Google Patents

遠心クラッチを有する妨害保護駆動装置および該クラッチにより駆動されるのこ盤

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JPH08210389A
JPH08210389A JP7284348A JP28434895A JPH08210389A JP H08210389 A JPH08210389 A JP H08210389A JP 7284348 A JP7284348 A JP 7284348A JP 28434895 A JP28434895 A JP 28434895A JP H08210389 A JPH08210389 A JP H08210389A
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clutch
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clutch member
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JP7284348A
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Jr Hans Bieri
ハンス・ビエリ,ジュニア
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Hydrostress AG
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    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/02Automatic clutches actuated entirely mechanically
    • F16D43/04Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed
    • F16D43/14Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members
    • F16D43/18Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members with friction clutching members
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッターその他のモータで動作している機械
が動かなくなったとき、すみやかにモータから機械を切
り離すことができるクラッチを提供する。 【解決手段】 遠心力で放射状に動くおもりをクラッチ
内に配置し、回転速度が遅い場合には滑りながら少ない
トルクで駆動軸から従動軸に動力を伝達し、回転力が上
がるにしたがい、遠心力で重りを動かし、摩擦力を高め
て完全なトルク伝達を行うようにした。カッターが止ま
ると重りに遠心力が働かなくなり滑り動作が生じ、モー
タが加熱しなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動される出力軸
が妨害されると、クラッチが出力軸を駆動軸または入力
軸から迅速に、自動的にかつ自然に解放するように設計
されている遠心クラッチを含む駆動装置に関する。さら
に詳細には、特に、大きいトルク力を伝導するように設
計され、装置の回転部分が妨害されると、装置が損傷し
たり、最悪の場合には、装置が破損する恐れがある、コ
ンクリート、石器、れんがなどの骨材を切削または処理
するためののこ盤、中ぐり盤などの回転機械に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心クラッチは周知のものであり、一般
に、駆動モータまたはエンジンを負荷に接続するのに使
用され、最初に大きな負荷をかけることなくモータまた
はエンジンが停止状態から速度状態に達することを可能
にし、最大トルクが発生する所定の速度が得られた時に
のみ設計負荷を接続する。
【0003】遠心クラッチでは、連結要素に接続された
遠心おもりを使用し、連結要素は、モータによって駆動
される軸に連結または接続されている。遠心おもりは、
通常通り、連結要素が第2の連結要素の内表面に接して
回転運動することにより動く。第2の連結要素は、通
常、ドラム形やカップ形やベル形であり、出力軸に接続
されている。出力軸は、例えばロータリカッタやのこ
盤、その他の装置など使用中の装置または機械に接続さ
れている。駆動軸が回転すると、遠心力で作用するおも
りの係合力が速度の2乗で有効になる。したがって、最
初は遠心力で作用する要素の摩擦係合が小さいため、速
度の増加もまだ小さいので、摩擦のために、出力軸およ
びそれに接続された負荷はゆっくりと始動する。駆動軸
と出力軸の間の同期が達成されると、圧力、したがって
遠心おもりの摩擦力は大きくなる。
【0004】出力軸が突然妨害された場合、例えばそれ
に接続されたのこ刃が障害物に遭遇した場合、出力軸が
妨害されても回転し続け、遠心力作用要素の摩擦係合力
が持続するので、クラッチは、過大な摩耗を受ける。
【0005】高い動力を伝導する場合、出力軸が妨害さ
れると、通常通り、遠心おもりとそれと協働するクラッ
チ・ドラムの間にある摩擦面が数秒で赤熱過熱し、した
がってクラッチ機構が破損する恐れがある。修理には、
機械全体を停止させ、部品を分解し交換する必要があ
り、いずれの作業も時間と費用がかかる。さらに、突然
の妨害の衝撃が駆動モータに戻される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、出力
軸が妨害された場合、クラッチが迅速にはずれ、クラッ
チが過熱から保護されるだけでなく、駆動モータまたは
エンジンに戻される衝撃も除去される遠心クラッチを有
する駆動装置を提供することである。この掛けはずし
は、外部制御装置なしで行う必要がある。本発明の他の
目的は、特に、骨材カッタやのこ盤、コンクリートや骨
材の中ぐり盤、吹き飛ばされる雪塊中の岩石が回転装置
などの妨害を引き起こす恐れのある除雪機など、重負荷
を処理するようになされた回転装置用の駆動装置を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明において、遠心お
もりは出力軸に接続されたクラッチ部分に連結されてお
り、出力軸を定格速度で動かすには不十分であるが、無
負荷時に出力軸の初期回転を可能にするには十分なトル
クを駆動軸から出力軸に伝導するための追加の摩擦力ト
ルク伝導装置が設けられ、それにより遠心力が遠心おも
りに働くようになっている。したがって、無負荷時、お
よび所定の動作速度よりかなり低い速度では、出力軸
は、駆動軸または入力軸との間で滑りながら駆動する。
出力軸の速度が増加すると、遠心おもりの摩擦係合が、
出力軸の速度の2乗で次第に有効になる。次いで、出力
軸から最大トルクが得られる。出力軸が突然妨害された
場合、遠心おもりの係合力(速度に基づく)はすぐに働
かなくなり、動作中のクラッチを始動させるのに使用さ
れる小さい残留トルクだけが引き続き有効になる。しか
しながら、この残留トルクは、駆動軸または入力軸を接
続する摩擦要素と、クラッチの出力軸とを適切に整合す
ることによって、損傷を生じないレベルにまで容易に制
御できる。
【0008】したがって、従来技術の遠心クラッチとは
異なり、遠心おもりは、駆動軸または入力軸またはクラ
ッチの第1の側面上に配置されるのではなく、従動軸ま
たは出力軸またはクラッチの第2の側面に配置される。
【0009】入力軸または駆動軸と出力軸または従動軸
との間で引き続き有効な摩擦要素は、駆動軸と従動軸の
間の遠心連結とともに働く。例えば、入力軸または駆動
軸に連結されたモータを始動すると、出力軸または従動
軸は、それぞれの軸に連結されたクラッチ要素間の大き
い滑りにより駆動するようになる。入力軸の速度が増加
し、出力軸の速度も増加すると、遠心おもりが有効にな
りはじめ、ついにはクラッチが完全に係合し、駆動軸と
従動軸の間の同期が得られる。
【0010】従動軸または出力軸が突然妨害されると、
軸はもちろん停止して、自然にかつ遅延なしに、遠心力
もおもりが働くなくなる。したがって、遠心おもりと、
入力軸に連結されたクラッチ部分との強い係合がなくな
る。したがって、入力軸に連結されたクラッチ部分の接
続がはずれ、過負荷から保護される。すなわち、クラッ
チは過熱しない。駆動軸と従動軸の間の比較的小さい容
易に制御される摩擦力だけが有効になる。妨害の原因が
除去されると、正常動作がすぐ再開でき、駆動モータを
停止再始動させたり、修理を行う必要はない。
【0011】特定のクラッチ装置は、岩石などの骨材、
鉄道などのコンクリート構造において動作する中ぐり盤
やその他の切削機器に特に適している。例えば、コンク
リート・カッタやのこ刃が妨害となる障害物(例えば、
鉄筋や非常に硬い骨材部品)に当たった場合、本発明に
よる遠心クラッチは、クラッチにより、モータによって
伝導される動力を、それに連結されている負荷から直ち
に分離する。この迅速自然な分離により、コンクリート
中ぐり盤に使用されるフライス、のこ刃、中ぐりバイト
の破損を防ぐことができる。
【0012】詳細には、クラッチは除雪機にも有用であ
り、特に、車道上になだれ込んだ雪の中に岩石や大きい
石が埋まっている場合、道路除雪機にも有用である。岩
石は、除雪機の機構を妨害して、除雪機をすぐに停止さ
せ、伝導機構を損傷する恐れがある。本発明を使用すれ
ば、除雪機構自体へのトルクの伝導機構の損傷を防止で
きる。その結果、障害物を除去した後、すぐに除雪を続
けることができる。このクラッチは、妨害に対する保護
を施すべきどんな装置にも使用可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1および図2を参照する。遠心
クラッチ1は、ほぼ円筒形の外側ジャケットを有するハ
ウジング内に配置されている。ハウジングは、図のよう
に2つのハウジング部分3、5から形成され、相互係合
嵌合により互いに着脱可能に接続されている。それらは
適切な締付けネジなどによって互いに保持される(その
ような接続は周知であるので図示せず)。ハウジング部
分5の一端は、モータ・ハウジング11や、その他の適
切な構造、例えば原車などを保持するフレームなどに連
結されている。駆動軸2は、必要に応じて、伝導装置を
介して、モータまたはエンジン、例えばディーゼル・エ
ンジンに効果的に連結されている。
【0014】第1のクラッチ要素6は、駆動軸すなわち
入力軸2にそれと一緒に確実に回転するように固定され
ている。第1のクラッチ部分6は、ややドラム形やベル
形でありほぼ円筒形のドラム状部分7を有する。部分7
は、円筒形の摩擦面8を有する。摩擦面8は、図1に示
したように、ドラム状部分7の内部にある。駆動軸2お
よび第1のクラッチ部分6は、例えば、図のように、ス
プラインと止めネジまたはピン接続によって連結されて
いる2つの部分として形成することが好ましい。これは
そのほうが製造しやすいためである。代わりに、クラッ
チ部分6と軸2を1つの一体型ユニットにすることもで
きる。クラッチ部分6と駆動軸2は、ハウジング部分5
内に配置されたボール・ベアリング10によってハウジ
ング5に回転可能なように保持され、その肩9に保持さ
れている。
【0015】第2のクラッチ部分14は、従動軸または
出力軸4に連結され、ハブ18から突出している。出力
軸4は、駆動軸2と同軸に穴内に係合している。すなわ
ち、ボール・ベアリング10’によってハウジング部分
3に回転可能に保持されている。駆動軸と従動軸は、そ
れぞれクラッチ部分6と駆動軸2が1つの単一要素であ
る場合、他の回転ベアリング、例えば、好ましくは、軸
4の内端部と第1のクラッチ部分6内の盲穴または駆動
軸2との間に挿入されたニードル・ベアリング12によ
って互いに同軸的に支持することが好ましい。従動軸ま
たは出力軸4および第2のクラッチ部分14も単一のユ
ニット要素として構成できる。出力軸4の出力端は、出
力機械またはユニット、例えばコア中ぐり盤に接続する
ための連結スタブ26として形成されている。
【0016】本発明によれば、遠心おもり16は、出力
側、すなわち第2のクラッチ部分(連結部分)14に配
置されている。図2を見ると最もよくわかるように、第
2の連結部分すなわち出力連結部分14は、円周方向に
均一に分配された複数の遠心おもり16を保持してい
る。3個または6個のおもりを使用することが望まし
い。遠心おもり16は、クラッチ部分14のディスク状
部分13のほぼ三角形の部分17の間の凹所にゆるく配
置されている。遠心おもり16は半径方向にあそびがあ
る。遠心おもり16にはそれぞれ、中央軸方向盲穴20
(図1)が形成され、渦巻ばね22がそれに係合する。
渦巻ばね22は、クラッチを組み立てる際、やや予圧さ
れ、一方では、遠心おもり16内の盲穴の底に対して、
他方では出力軸すなわち第2のクラッチ部分14のディ
スク部分13に対して係合する。ばね22は、遠心おも
り16に圧力をかけて駆動軸すなわち第1の連結部分6
の軸表面24に押しつける。したがって、駆動軸または
入力軸または第1の軸2と、従動軸または出力軸または
第2の軸4との間の連続的に有効な摩擦接続が得られ
る。この摩擦係合または摩擦接続は、軸2に連結された
モータが始動すると、出力軸または従動軸4が最初に滑
りにより駆動するような強さ、正確には、弱さになるよ
うに設計されている。モータは、電気モータや油圧モー
タ、その他のエンジンまたは発動機でよい。
【0017】動作 入力軸または駆動軸2に連結された発動機を始動させる
と、第1のクラッチ部分すなわち入力連結部分6の軸表
面24に対する遠心おもり16の軸方向摩擦力が弱いた
め、出力軸4は滑りながら動く。駆動軸または入力軸の
速度が増加すると、遠心おもり16も高速で回転するよ
うになり、遠心力が働いて外側に押しつけられ、入力ク
ラッチ部分6の軸方向内部摩擦面8において追加の強い
摩擦が生じる。これにより出力軸4の速度が増加し、つ
いには出力軸4と入力軸2が同期するまで加速される。
【0018】遠心おもり16の係合力は、速度の2乗で
増加する。クラッチの公称動作速度に達すると、係合圧
力、したがって遠心体16と駆動中のクラッチ部分6の
間の摩擦により、同期動作中の駆動軸2と従動軸4の間
に大きいトルクが伝導されることになる。公称速度すな
わち設計速度は、通常、クラッチを接続するそれぞれの
工具や機械を設計する際の動作速度である。
【0019】原因が何であれ、従動軸4が突然妨害され
た場合、またはそれ以上回転できなくなった場合、遠心
力も、等しく突然かつ同時に低下または消失する。入力
軸2と出力軸4の間の接続力として残るのは、遠心要素
内のばね22の係合圧力により入力軸2と出力軸4の間
に生じる比較的小さい摩擦力のみである。それにより、
軸4の突然の妨害による突然の衝撃が、軸2を通して駆
動中のエンジンに、または該当する場合には伝導装置な
どエンジンに連結されたすべての構成部品に戻るのを効
果的に防ぐことができる。例えば、動作トルクの伝導を
実現する摩擦面8の摩擦材料も過熱しない。すなわち、
遠心要素16と半径方向面24の間の係合は力の小さい
係合であるので、使用する摩擦面または摩擦材料が過熱
しない。
【0020】図3は、ばね22’が、軸方向に働くので
はなく、遠心おもり16’の半径方向に働く他の実施例
を示す。ばね22’は、入力クラッチ部分6’のドラム
形部分とおもり16’の間に所望の小さい初期摩擦接続
を生じる。この力は、小さく設計されている。またこの
力は駆動中の連結要素6’の内部摩擦面8に向かって半
径方向に働く。動作中、駆動出力連結要素14の速度が
増加すると、ばね22’による初期係合力の代わりに、
遠心おもり16’に働くかなり大きい遠心力が働くよう
になり、ついには、入力軸2と出力軸4とが同期する、
または少なくともほぼ同期するようになる。ばね22’
の内部端は、例えばスリーブや、クラッチ部14のハブ
18上に適切に支持することが可能である。
【0021】前述の遠心クラッチは、例えば厚い鉄筋コ
ンクリートの壁に比較的大きい円筒形の開口を開けるた
めのコア中ぐり要素に特に適している。始動時、および
中ぐり動作の前、中ぐり盤はほぼ無負荷であり、したが
って出力軸4はほぼ自由に回転できる。骨材中ぐりバイ
ト(一般に中空円筒形)は、中ぐり動作中、ボアホール
内に貫入し、したがって突然妨害される。また、突然の
超硬骨材要素などによって妨害されることもある。クラ
ッチは、前述のように、駆動モータ、それに結合された
伝導機構、およびクラッチの駆動側にある他の要素なら
びにクラッチの駆動側および従動側にある他の要素への
損害を防ぐ。
【0022】適切な寸法設定により、本発明のクラッチ
は、周知のように、過負荷時に滑りを可能にする滑りク
ラッチとしても使用できる。
【0023】本発明のクラッチの他の特に重要な用途
は、コンクリートやその他の骨材面の切削、例えば車道
などの切削を行うための機械である。そのような切削
は、既存のコンクリート道路にケーブルや導管を敷設す
るのにしばしば必要になる。図4は、面切削機として動
作する可動床切りのこおよびパワーパック90を示す。
この機械は、車輪92のついたシャーシ91を有する。
モータ94は、シャーシ91内に配置されている。モー
タ94は出力軸96を有する。歯形ベルトまたはギヤ・
ベルト97、またはチェーンが、モータ94から原車9
8へ回転力を連結する。原車98は、駆動軸112とは
ずみ車に連結されている(図5)。遠心クラッチ110
は、はずみ車113と出力軸または巻取り軸または従動
軸115との間に挿入されている。クラッチ110の詳
細は、図5に示されている。図4は、ブレーキ140も
示しており、その詳細も図5に示されている。
【0024】トルクは、1つまたは複数のVベルト9
9、スプロケット・チェーン、歯形ベルト、または他の
適切な回転駆動接続によって、出力軸または従動軸11
5から、原車またはのこ刃106の駆動スプロケット1
00に伝導される。
【0025】3つの異なる滑車、すなわちスプロケット
車115a、115b、115cが、クラッチ110の
出力軸または従動軸115に接続されているか、または
それを形成していることが好ましい。直径の異なる出力
車では、モータ94の設計動作速度が与えられれば、の
こ刃106を種々の速度で駆動させることが可能にな
る。
【0026】図4ないし図6に示されているクラッチ1
10は、コンクリート・カッタまたは、床切りのこな
ど、骨材、コンクリート、岩石などに係合可能なバイト
を駆動するための他の装置に特に適している。もちろ
ん、本発明は、そのような用途に限定されるものではな
く、本クラッチは他の機器を駆動するのにも使用でき
る。
【0027】遠心クラッチ110は、駆動軸または入力
軸112と、従動軸または出力軸115の間の接続要素
であり、出力軸には、軸112と軸115の間の接続の
掛合や掛けはずしを可能にするため滑車115a、11
5b、115cが連結されている。図のように、中間要
素を使用して、駆動軸112を回転モータ94に連結す
ることも、他の回転伝導連結器を使用することもでき
る。同様に、各出力滑車やスプロケット車115a、1
15b、115cと、のこ刃106の間に、適切な回転
伝導連結器を使用することもできる。ベルト99のよう
な、歯形ベルトやギヤ・ベルトが好ましい。
【0028】ドラム形またはベルト形の駆動連結要素1
14は、ネジ109によって、はずみ車に固定されてい
る。ドラム形クラッチ要素114は、第1のクラッチ部
分を形成する。ネジ108は、軸延長部105をクラッ
チ要素114に連結する。各部105、113、114
は、製造しやすいように個別部品として製造することが
好ましい。又は、1つの単一部品として製造できる。
【0029】ディスク形の第2のクラッチ部分116
は、クラッチ部分114の肩および軸延長部105に取
りつけられたボール・ベアリング104によって回転可
能に支持されている。ニードル・ベアリング103は、
出力軸115と軸延長部105の間に配置されている。
出力軸は、もちろん、スプロケット115a、115
b、115cを担持し、あるいはそれを含み、あるいは
それによって形成される。駆動軸112の回転軸と従動
軸すなわち出力軸115の回転軸は、同軸である。直径
の異なる3つのスプロケット115a、115b、11
5cも、クラッチ部分116とともに単一のユニット要
素として構成できる。
【0030】本発明の特徴によれば、遠心おもり117
は、ボール・ベアリング104およびニードル・ベアリ
ング103によって、入力軸または駆動軸112の回転
と無関係に回転可能である第2の部分または出力部分ま
たは被駆動クラッチ部分116によって担持される。こ
の実施例では、3つの遠心おもり117は、互いに12
0°角の間隔で設けられている。遠心おもり117は、
第2のクラッチ部分116上に半径方向にスライド可能
にまたはシフト可能に配置されている。図6を見ると最
もよくわかるように、ドラム形の第1のクラッチ部分1
14は、半径方向部分114bに軸方向に面したリング
形摩擦層118を有する。クラッチ部分116上の遠心
おもり117は、各遠心おもり117内のばね124が
生じるばね圧力によって摩擦層118に係合している。
ばね124は、軸方向に働くほぼ均一なばね力を与え、
それによって各おもり117が摩擦層118に押しつけ
られる。ばね124は、予圧された渦巻ばねとして形成
され、各おもり117の内径125内に着座している。
さらに、遠心おもり117は、第1の連結部分114の
ドラム形またはベル形の延長部114aに面する、半径
方向外側に配置された摩擦パッドまたはストリップ12
0を備えている。連結部分114の軸方向部分114a
上の内表面122も、摩擦層を備えていることが好まし
い。この摩擦層は、図を簡単にするために、図面から省
略されている。
【0031】動作 最初の回転始動時、駆動軸112の停止状態から、出力
軸または従動軸115は、遠心おもり117が、第1の
クラッチ部分114のディスク形部分114bの軸方向
リング形摩擦層118に摩擦係合することによって駆動
される。第1のクラッチ部分114と、第2の軸または
出力クラッチ部分116の間に滑りが生じるため、出力
軸または従動軸115は、駆動軸112の速度よりも小
さい速度で回転するようになる。駆動軸112の速度、
および従動軸115の速度が増加すると、遠心おもり1
17が動き、次いで半径方向外側に押しつけられる。こ
れにより、おもり117の摩擦面120が、第1のクラ
ッチ部分114の軸延長部114aの内表面122と、
またその内表面に摩擦内張りがある場合はそれと係合す
る。従動軸または出力軸115の速度が増加すると、お
もり117上に生じる遠心力が、速度の2乗で増加し、
ついには少なくとも駆動軸または入力軸と従動軸または
出力軸とがほぼ同期するようになり、最大トルク伝導が
得られる。
【0032】クラッチ部分114の摩擦層118と、遠
心おもり117の間の摩擦力は、出力軸または従動軸1
15およびそれに接続される連結要素および工具、例え
ばのこ刃106が、無負荷時、すなわち機械加工または
切削作業を行っていない場合に駆動するように設計され
ている。クラッチ110が係合する場合のみ、すなわち
遠心おもり117が第1のクラッチ部分114のドラム
形延長部に半径方向外側に係合する場合にのみ最大速度
および最大トルク伝導が得られる。
【0033】外部状況によって、のこ刃106(図4)
が停止した場合、外側軸115が瞬時に停止し、したが
って、おもり117に働く遠心力も瞬時に消滅する。駆
動軸112は回転し続けるが、おもり117のディスク
形またはリング形摩擦層118に対する小さい始動摩擦
だけが加熱される。すなわち、このエネルギーは、容易
に制御できる。
【0034】クラッチ110は、ブレーキ140に連結
しており、従動軸または出力軸115は、駆動軸または
出力軸112の回転と無関係に制動できる。ブレーキ1
14は、出力軸または従動軸115に連結されているク
ラッチ部分116の外部に面した側に対して軸方向に作
用するブレーキ・シューまたはパッド141(図5)を
備えており、ブレーキ・シュー141は、双腕レバー1
42の一端に固定され、軸146上を軸方向にスライド
可能である。レバー142は、のこぎりのシャーシ要素
91に固定されたボルト145のまわりを回動できる。
【0035】ブレーキは、手動レバー144によって動
作し、その下端において、曲面147を有するヘッド1
39で終端している。曲面147は、双腕レバー142
の上端に係合する。ボルトまたは軸146上に配置され
たばね143は、レバー142の上腕の他端に係合す
る。
【0036】ブレーキの動作 レバー144を矢印Aのどちらかの方向に回動すると、
ブレーキ・シュー141が矢印Bの方向に揚挙される
(ブレーキOFF位置)。レバーを大きく傾けると、端
部の2つの小さいローラがレバーをブレーキOFF位置
に保持する。図5はレバーを示し、ばね143がレバー
142に押しつけているブレーキON位置にある。手動
レバーのヘッド139も、双腕レバーの上部も、相対的
に回動可能な動作とスライド可能な動作の両方を可能に
するために、軸またはボルト146に対してあそびがあ
る。代わりに、ヘッド139にカム面を設けることもで
き、その場合レバーは図4の矢印A’で示すように動作
する。
【0037】もちろん、遠心おもり117は、おもり1
6’(図3)と同様に構成できる。その場合、ばねは、
遠心おもりを第1のクラッチ部分114のドラム形部分
114aの内表面122に半径方向に押しつける。
【0038】駆動軸または入力軸2、112と、従動軸
または出力軸4、105の間の摩擦接合は、それぞれ遠
心おもり16、16’、117と無関係に、それぞれの
軸の摩擦連結、すなわちそれに接続されたクラッチ部分
の摩擦連結によって得られる。したがって、この摩擦連
結が、入力軸の回転時に、出力軸を駆動するのに十分大
きく、出力軸が無負荷である限り、滑りが可能であり、
かつ入力軸と出力軸の間の滑り時に生じる発生熱が容易
に消散するように注意する必要がある。
【0039】図4の床切りのこ、またはコンクリート道
路切削機は、次のように動作させることが好ましい。す
なわち、第1に、ブレーキ140がブレーキON位置に
ある時、モータ94を始動する。モータ24(例えばデ
ィーゼル・モータ)の駆動軸は空回りするが、のこ刃1
06は、ブレーキ140の係合のために停止している。
例えば、遠心要素16と面24の間の摩擦力(図1)、
または遠心要素117と摩擦層118の間の摩擦力(図
5)が生じる。しかしながら、過熱は最小になり、例え
ば、クラッチ部分114の軸方向に延びる部分の外周に
配置されている冷却フィン119により、生じる熱は容
易に消散できる。
【0040】底面の切削を行う場合、図4に概略的に示
されているように、ブレーキ140は、手動レバー14
4を矢印AまたはA’の方向に動作させると解放され、
これにより、クラッチ部材6、114と14、116の
間の初期または事前摩擦係合が有効になる。出力軸がし
たがってのこ刃106が回転しはじめ、遠心おもり要素
16、117が第1のクラッチ部材6、114の軸部分
に対して係合しはじめると、速度を増して加速し、つい
にはのこ刃の速度がその動作速度に達し、駆動モータと
同期するようになる。この時点で、のこ刃は、シャーシ
91の傾斜に応じて、選択可能な切削深さにまで底面内
に導入される。のこ刃が、理由の如何に関わらず、切削
で突然動かなくなった場合、遠心クラッチが迅速にかつ
自動的に働き、動力駆動トルクを解放する。しかしなが
ら、モータは動作を続け、回転している刃を最初に始動
したわずかな摩擦力は、クラッチにもモータにも損傷を
与えない。現在停止しているのこ刃は、切削から揚挙で
きる。刃は、自動的に再び回転し始め、モータ速度との
こ刃の同期が得られるまで回転する。安全上の理由か
ら、のこ刃が自動的に始動するようになされていない場
合は、ブレーキ・レバー140を図5に示すON位置に
移動するだけでよく、クラッチは、出力軸を停止位置に
保持し、例えば、モータを停止させたり、再始動させる
ことなく、切削の検査、またはのこ刃の交換が可能にな
る。
【0041】本発明の概念の範囲内で、各種の変更およ
び修正を行うことが可能であり、本明細書に記載のその
特徴も他のどんな特徴とも組み合わせて使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による駆動装置の概略縦断面図であ
る。
【図2】 図1の断面線II−IIに沿った横断面図で
ある。
【図3】 他の実施例を示す、図2と同線の部分断面図
である。
【図4】 本発明のクラッチを使用した、コンクリート
道路切削機またはのこ盤の概略図である。
【図5】 遠心クラッチ、特に図4の切削機またはのこ
盤に有用な、他の実施例の概略断面図である。
【図6】 遠心おもりの詳細を示す、図5の円の内部の
部分拡大図である。
【符号の説明】
1 クラッチ、 2 駆動軸、 3 ハウジング部分、
4 出力軸、 5ハウジング部分、 6 第1のクラ
ッチ要素、 7 ドラム状部分、 8 摩擦面、 14
クラッチ部分、 16 遠心おもり。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の動作速度を有する第1の軸また
    は入力軸または駆動軸(2、112)と、 その第1の軸または入力軸に対して同軸に配置された第
    2の軸または従動軸または出力軸(4,115)とを有
    する妨害保護クラッチ(1、110)を含む妨害保護駆
    動装置において、 第1のまたは入力軸(2、122)に連結された第1の
    または入力クラッチ部材(6、114)と、 従動軸または出力軸(4、115)に連結された第2の
    または出力クラッチ部材(14、116)と、 前記第1のクラッチ部材と第2のクラッチ部材の間の駆
    動接続を伝導する摩擦トルクを発生する、半径方向に遠
    心力で動く少なくとも1つの係合要素(6、117)と
    を有し、 前記少なくとも1つの係合要素(6、117)は、前記
    第2のまたは出力クラッチ部材(14、116)に配置
    され、第1のまたは入クラッチ部材との摩擦係合するた
    めに半径方向に外側に移動可能であり、 出力軸または従動軸(4、115)が無負荷すなわち自
    由に回転可能である場合、第1のクラッチ部材(6、1
    14)と第2のクラッチ部材(14、116)を、第1
    のまたは入力クラッチ部材と第2のまたは出力クラッチ
    部材の共同回転を引き起こすのに十分な摩擦力により摩
    擦連結する摩擦連結手段(16ないし24および117
    ないし118)が設けられており、 その摩擦連結手段が、所定の動作速度よりかなり低い速
    度の場合、第1のまたは駆動軸と第2のまたは出力軸の
    間の滑りを可能にし、 前記少なくとも1つの遠心力で働く係合要素(16、1
    17)が、少なくとも所定の動作速度に近い速度の場
    合、第1のまたは入力クラッチ部材(6、114)と第
    2のまたは出力クラッチ部材(14、116)の間の高
    トルク伝導を実現し、かつ少なくとも入力軸および出力
    軸がほぼ同じ速度で回転することを特徴とする駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1のクラッチ部材(6、114)
    に固定された摩擦層(24、124)をさらに含み、そ
    の摩擦層が、少なくとも1つの遠心力で働く係合要素
    (16、117)によって係合するように配置され、か
    つ、前記第2の軸が無負荷条件で動作しているとき、入
    力軸(2、112)が回転し始め、第2の軸(4、11
    4)を回転させる所定の動作速度にまで加速すると、第
    1のクラッチ部材(6、114)と第2のクラッチ部材
    (14、116)の間に十分な摩擦トルクを伝導する摩
    擦力を与え、ついには第2の軸が所定の定格動作速度に
    達し、前記遠心要素(16、117)と、前記第1のク
    ラッチ部材とが遠心連結することによってクラッチの定
    格トルク伝導が働くことを特徴とする請求項1に記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 前記入力または駆動軸(112)の回転
    と無関係に、摩擦連結手段(16ないし24および11
    7ないし118)の摩擦力を越えるのに十分な力によ
    り、第2の軸または出力軸(115)を停止するように
    制動し、それを保持する、第2クラッチ部材(14、1
    16)に係合可能なオペレータ制御可能ブレーキ(14
    0)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 シャーシ(91)と、シャーシ上に配置
    され、かつモータ出力軸を有するモータ(94)と、 そのシャーシに回転可能に固定された切削要素(10
    6)、任意には骨材のこ刃と、 モータ軸を前記切削要素(106)、任意にはのこ刃に
    連結する伝導手段(96、97、98、99、100)
    とを含んでおり、 請求項1に記載のクラッチを含む駆動装置をさらに含ん
    でおり、 切削要素が作動しない状態または空回りしている状態に
    ある場合、モータ(94)が始動し、切削要素が駆動さ
    れて回転しはじめ、ついには所定の定格速度に達する、
    骨材またはコンクリートまたは石器または岩石を処理す
    るための切削機、任意には床切りのこおよびパワーパッ
    ク。
  5. 【請求項5】 シャーシ(91)と、 シャーシ上に配置され、かつモータ出力軸を有するモー
    タ(94)と、 そのシャーシに回転可能に固定された切削要素(10
    6)、任意には骨材のこ刃と、 モータ軸を該切削要素(106)任意にはのこ刃に連結
    する伝導手段(96、97、98、99、100)、と
    を含んでおり、 請求項1に記載のクラッチを含む駆動装置をさらに含ん
    でおり、 切削要素(106)が作動しない状態または空回りして
    いる状態にある場合、モータ(94)が始動し、ブレー
    キがON状態にある切削要素が回転するのを防ぎ、摩擦
    連結手段(16から24および117から118)が滑
    り、かつ、ブレーキがOFF状態にある場合、切削要素
    が回転しはじめ、ついには所定の定格速度に達し、 前記ブレーキ(140)が、モータの動作、したがって
    モータ軸(96)の動作と無関係に工具の制動を可能に
    する、骨材またはコンクリートまたは石器または岩石を
    処理するための切削機、任意には床切りのこおよびパワ
    ーパック。
  6. 【請求項6】 入力または駆動軸(2、112)と、 出力または従動軸(4、115)と、 それらの軸を連結し、トルク伝導関係を得るための少な
    くとも1つの遠心おもり(16、117)とを有する、
    任意には岩石、コンクリート、骨材、または同様な材料
    を処理するための材料処理機を駆動する遠心クラッチに
    おいて、 前記少なくとも1つの遠心おもり(16、117)が、
    前記出力軸(4、115)に連結された出力クラッチ部
    材(14、116)上に、半径方向に移動可能なように
    誘導され、 前記入力軸と出力軸の速度の差がある場合でも、無負荷
    状態において出力軸(4、115)を駆動するのに十分
    なトルクで、是器出力軸を回転させるのに十分なトルク
    を伝導する摩擦連結手段が、入力軸と出力軸の間に設け
    られていることを特徴とする遠心クラッチ。
  7. 【請求項7】 前記駆動軸または入力軸(2、112)
    に固定されたほぼドラム形またはベル形の軸方向に延び
    る部分(114a)を有する入力クラッチ部材(6、1
    14)を含むことを特徴とする請求項6に記載のクラッ
    チであって、 ほぼディスク形の第2のまたは出力クラッチ部材(1
    4、116)が、入力クラッチ部材に並行に配置され、
    かつ前記出力軸(4、115)に回転可能に接続されて
    おり、 前記少なくとも1つの遠心係合おもり(16、117)
    が、前記第2のクラッチ部材(14、116)上に半径
    方向に移動可能に配置され、かつ前記第1のクラッチ部
    材(6、114)の軸方向に延びる部分(114a)の
    内面上の遠心力によって所定の定格動作速度で、半径方
    向に外側に働き、かつ摩擦係合によって、入力軸または
    駆動軸(2、112)と出力軸または従動軸(4、11
    5)の速度が少なくともほぼ等しくなり、それにより、
    負荷をかけた時、前記出力軸または従動軸がほぼ所定の
    定格速度で回転している間、それに回転可能に連結され
    る出力構成要素に動力を伝導し、出力軸が妨害される
    と、遠心力が消滅し、前記軸間のトルク伝導が自動的に
    中断することを特徴とするクラッチ。
JP7284348A 1994-10-06 1995-10-06 遠心クラッチを有する妨害保護駆動装置および該クラッチにより駆動されるのこ盤 Pending JPH08210389A (ja)

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