JPH08205548A - 電力変換装置および電力変換方法 - Google Patents

電力変換装置および電力変換方法

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JPH08205548A
JPH08205548A JP7012744A JP1274495A JPH08205548A JP H08205548 A JPH08205548 A JP H08205548A JP 7012744 A JP7012744 A JP 7012744A JP 1274495 A JP1274495 A JP 1274495A JP H08205548 A JPH08205548 A JP H08205548A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング素子による短絡を出力の歪みな
しに確実に防止するとともに、電流サンプル値の誤差を
的確に回避できる電力変換装置を得る。 【構成】 ブリッジ回路のスイッチング素子3a・3b
を三角波比較方式のパルス幅変調制御により相補的にオ
ンオフさせ、三角波の頂点で電流サンプルを行う電力変
換装置において、電流がブリッジ回路から流れ出す場
合、変調信号である出力電圧指令信号と搬送波である三
角波信号とを比較したパルス幅変調信号の立上り時間を
短絡防止時間分早め、電流がブリッジ回路に流れ込む場
合、立下り時間を短絡防止時間分早めることにより、短
絡防止時間に相当するパルス幅減少の補正を電流サンプ
ル点に関し対称的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力変換装置、特
に、そのパルス幅変調(以下、PWMという)制御に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭63−240377号公
報を引用し、電力変換装置の例としてPWMインバータ
を挙げて説明する。第9図に、従来の主回路・制御回路
構成図を示す。主回路の、電圧Eを持つ直流電圧源1a
・1bは、同方向に直列接続されている。第1のダイオ
ード2aと第1のスイッチング素子3aおよび第2のダ
イオード2bと第2のスイッチング素子3bはそれぞれ
逆並列接続され、ブリッジ回路を成す。その接続点xと
直流電圧源1aと1bの接続点yを入力としてインダク
タ4とコンデンサ5で構成されるフィルタFが接続さ
れ、その後段に負荷16が接続されている。制御回路部
Cは、インダクタ4に流れ、矢印方向を正とする電流2
5と出力電圧26を、検出回路17で検出し、制御回路
演算部18で出力電圧指令信号7を出力する。これを、
直流バイアス重畳部59で直流バイアス8を出力電圧指
令信号7に加算し信号60とし、これと搬送波信号発生
部19から出力される搬送波信号6とを比較部20で比
較する。この比較出力がパルス幅変調信号61であり、
これは更に短絡防止時間(以下Tdという)発生部23
でTdを発生した信号62となり、駆動回路24を介し
てスイッチング素子3a・3bに指令として与えられ
る。
【0003】スイッチング素子を駆動する際、上下アー
ムのスイッチング素子2a・2bが同時導通して直流電
源の短絡を防ぐためTdを設けて、上下アームの一方の
スイッチング素子がオフした後、一定時間後にもう一方
のスイッチング素子をオンするようにしている。三角波
比較PWMのパルス幅変調信号は、第10図に示す搬送
波信号6と出力電圧指令信号7との比較出力10として
得られる。パルス幅t1は、搬送波信号6と出力電圧指
令信号7の交点をT1・T2とすれば、t1=T2−T
1となり、出力電圧指令信号7の振幅と比例する。
【0004】このパルスはTdの期間だけパルス幅が減
少し、t2=t1−Tdなるパルス幅(パルス幅変調信
号11)でスイッチを駆動する。このため、出力電圧の
波形は出力電流の方向(極性)によって振幅が減少し、
平均的にみると出力電圧の振幅が指令値よりも小さくな
り、大きな電圧歪を生ずる。そこで、出力電圧指令信号
7に、Tdと等しいパルスの広がりを与える直流バイア
ス信号8を加算する。
【0005】第10図において、直流バイアス信号8を
加算した出力電圧指令信号9と搬送波信号6との交点を
T3・T4とすればパルス幅t3はt3=T4−T3と
なる。また、直流バイアス信号8により広がるパルス幅
の増分をΔtbとすればt3=t1+Δtbと表すこと
ができる。このパルスは、Td分減少し、スイッチを駆
動するパルス幅t4はt4=t3−Tdとなる。 ここで、t3=t1+Δtb t4=t3−Td なる関係から t4=t1+Δtb−Td を得る。
【0006】このΔtbがTdと等しくなるように直流
バイアス信号8を加算することによりΔtb=Tdか
ら、t4=t1なる関係が成立する。このことは、スイ
ッチを駆動するパルス幅t4は出力電圧指令信号7に比
例したパルス幅t1と等しいということであり出力波形
は、Tdによるパルス幅の減少を補正したものとして得
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のようなTd補正
は、パルス幅はTd補正する前のt1と同じ幅のt4を
得ることができる。しかし、パルスの立上り時間はずれ
てくる。つまり、Td補正する前のパルス幅変調信号1
0の立上り点T1とTd補正後のパルス幅変調指令信号
13の立上り点はパルス幅変調指令信号13の立ち上が
りの方がTd/2だけ遅れることになる。インダクタン
ス4に流れる電流はリップルを持ち、電流14は、電流
が矢印方向を正とした場合、スイッチング素子3aのオ
ン期間に増加し、オフ期間に減衰する。
【0008】この場合パルス幅指令信号13がスイッチ
ング素子3aの指令信号とすると、電流波形は第10図
の電流14のようになる。この電流14の電流サンプル
点を考えると、電流サンプルは、搬送波信号6の頂点で
行っているので、電流14のサンプル点は、A点とな
り、電流14の増加期間の中間点でサンプルすることが
できず、サンプルした電流値に誤差を与えるという問題
があった。
【0009】この発明は、かかる問題を解決するために
なされたもので、Tdによる出力電圧の振幅減少を補正
しながら、電流サンプル点を適切な時点にもってくるこ
とによって、電流を誤差なくサンプルすることを目的と
している。
【0010】第1の発明は、スイッチング素子による短
絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、電流サ
ンプル値の誤差を的確に回避できる電力変換装置を得る
ことを目的とする。
【0011】第2の発明は、スイッチング素子による短
絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、電流サ
ンプル値の誤差を更に的確に回避できる電力変換方法を
得ることを目的とする。
【0012】第3の発明は、スイッチング素子による短
絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、電流サ
ンプル値の誤差を的確に回避でき、かつ、力率1制御を
行うことができる電力変換方法を得ることを目的とす
る。
【0013】第4の発明は、スイッチング素子による短
絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、電流サ
ンプル値の誤差をより一層的確に回避できる電力変換方
法を得ることを目的とする。
【0014】第5の発明は、スイッチング素子による短
絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、電流サ
ンプル値の誤差を的確に回避できる、適切な構成の電力
変換装置を得ることを目的とする。
【0015】第6の発明は、スイッチング素子による短
絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、電流サ
ンプル値の誤差をより的確に回避できる、適切な構成の
電力変換装置を得ることを目的とする。
【0016】第7の発明は、スイッチング素子による短
絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、電流サ
ンプル値の誤差を一層的確に回避できる、適切な構成の
電力変換装置を得ることを目的とする。
【0017】この発明の実施例では、次のような具体的
目的を有する。この発明は、かかる問題を解決するため
になされたもので、Tdによる出力電圧の振幅減少を補
正しながら、電流サンプル点を傾斜の中心に持ってくる
ことで電流を誤差なくサンプルする方法及びその回路を
提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、パルス
幅変調信号に対する前記スイッチング素子の短絡防止時
間に相当するパルス幅減少の補正を、パルス幅変調信号
について電流サンプル点に関し対称的に行う。
【0019】第2の発明では、電流がブリッジ回路から
流れ出す場合、変調信号である出力電圧指令信号と搬送
波である三角波信号とを比較したパルス幅変調信号の立
上り時間を短絡防止時間分早め、電流がブリッジ回路に
流れ込む場合、立下り時間を短絡防止時間分早めること
により、前記第1および第2スイッチング素子の短絡防
止時間によるパルス幅変調波形パルス幅の減少のため起
る出力電圧の歪みを補正するとともに、電流サンプル値
に誤差を生じさせないようにする。
【0020】第3の発明では、力率1制御のための位相
制御を行い、出力電圧指令信号が正の場合、パルス幅変
調信号の立上り時間を短絡防止時間分早め、負の場合、
立下り時間を短絡防止時間分早めることにより、第1お
よび第2のスイッチング素子の短絡防止時間によるパル
ス幅変調波形パルス幅の減少のため起る出力電圧の歪み
を補正するとともに、電流サンプル値に誤差を生じさせ
ないようにする。
【0021】第4の発明では、電流がブリッジから流れ
だし、パルス幅変調信号のLOWレベルの時間が短絡防
止時間よりも短い場合、その期間中第2のスイッチング
素子をオフさせ第1のスイッチング素子を短絡防止時間
を設けずにオンさせることにより、前記第1および第2
のスイッチング素子の短絡防止時間によるパルス幅変調
波形パルス幅の減少のため起る出力電圧の歪みを補正す
るとともに、電流サンプル値に誤差を生じさせないよう
にする。
【0022】第5の発明では、出力電流および出力電圧
を検出する検出部と、この電流および電圧から出力電圧
指令信号を導出する制御演算部と、この出力電圧指令信
号と搬送波信号発生部からの搬送波信号とを比較しパル
ス幅変調信号を導出する比較部と、前記電流の極性を判
別する極性判別部と、この極性判別部の判別結果に応じ
てパルス幅を操作するパルス幅操作部と、短絡防止時間
に相当する信号を発生しパルス幅を補正する短絡防止時
間発生部とを備える。
【0023】第6の発明では、出力電流および出力電圧
を検出する検出部と、この電流および電圧から出力電圧
指令信号を導出する制御演算部と、この出力電圧指令信
号と搬送波信号発生部からの搬送波信号とを比較しパル
ス幅変調信号を導出する比較部と、短絡防止時間に相当
する信号を発生しパルス幅を補正する短絡防止時間発生
部と、前記電流の極性を判別する極性判別部と、この極
性判別部の判別結果によって切り替わり極性に応じてパ
ルス幅変調信号の補正を行う複数の切り替え部とを備え
る。
【0024】第7の発明では、出力電流および出力電圧
を検出する検出部と、この電流および電圧から出力電圧
指令信号を導出する制御演算部と、この出力電圧指令信
号と搬送波信号発生部からの搬送波信号とを比較しパル
ス幅変調信号を導出する比較部と、出力電圧指令または
電流により前記電流の極性を判別する極性判別部と、こ
の極性判別部の判別結果に応じてパルス幅を操作するパ
ルス幅操作部と、短絡防止時間に相当する信号を発生し
パルス幅を補正する短絡防止時間発生部と、前記パルス
幅変調信号と短絡防止時間とを比較しパルス幅変調信号
の補正の要否を判別するパルス幅判別部とを備える。
【0025】この発明の実施例では、次のような具体的
手段を有する。スイッチング素子とダイオードとを逆並
列接続してなるブリッジ回路の前記スイッチング素子を
三角波比較方式のPWM制御により相補的にオンオフさ
せ、三角波の頂点で電流サンプルする電力変換装置にお
いて、電流がブリッジから流れ出す場合、変調信号であ
る出力電圧指令信号と搬送波である三角波信号とを比較
したパルス幅変調信号の立ち上がる時間を短絡防止時間
分早め、電流がブリッジに流れ込む場合、立ち下がり時
間を短絡防止時間分早めることにより、Td補正を行う
ようにしたものである。
【0026】スイッチング素子とダイオードとを逆並列
接続してなるブリッジ回路の前記スイッチング素子を三
角波比較方式のPWM制御により相補的にオンオフさ
せ、三角波の頂点で電流サンプルする電力変換装置にお
いて、力率1制御を行い、出力電圧指令信号が正の場
合、パルス幅変調信号の立ち上がる時間を短絡防止時間
分早め、負の場合、立ち下がり時間を短絡防止時間分早
めることにより、Td補正を行うようにしたものであ
る。
【0027】この発明に関わる三角波比較PWM制御方
法で、電流がブリッジから流れだし、パルス幅変調信号
のLOWレベルの時間が短絡防止時間よりも短い場合、
その期間中下スイッチング素子をオフさせ上スイッチン
グ素子を短絡防止時間を設けずにオンさせることによ
り、Td補正を行うようにしたものである。
【0028】この発明に関わるPWM制御回路において
は、検出部、制御演算部、搬送波信号発生部、比較部、
電流による極性判別部、パルス幅操作部、Td発生部、
を備えたものである。
【0029】この発明に関わるPWM制御回路において
は、検出部、制御演算部、搬送波信号発生部、比較部、
出力電圧指令による極性判別部、パルス幅操作部、Td
発生部、を備えたものである。
【0030】この発明に関わるPWM制御回路において
は、検出部、制御演算部、搬送波信号発生部、比較部、
出力電圧指令信号又は電流による極性判別部、パルス幅
操作部、Td発生部、極性判別部の結果で切り替わる切
り替え部を備えたものである。
【0031】
【作用】第1の発明においては、パルス幅変調信号に対
するスイッチング素子の短絡防止時間に相当するパルス
幅減少の補正が、パルス幅変調信号について電流サンプ
ル点に関し対称的に行われる。
【0032】第2の発明においては、電流がブリッジ回
路から流れ出す場合、変調信号である出力電圧指令信号
と搬送波である三角波信号とを比較したパルス幅変調信
号の立上り時間が短絡防止時間分だけ早められ、また、
電流がブリッジ回路に流れ込む場合、立下り時間が短絡
防止時間分だけ早められる。
【0033】第3の発明においては、力率1制御のため
の位相制御が行われる。
【0034】第4の発明においては、電流がブリッジか
ら流れだし、パルス幅変調信号のLOWレベルの時間が
短絡防止時間よりも短い場合、その期間中第2のスイッ
チング素子がオフとなり、第1のスイッチング素子が短
絡防止時間を設けずにオンされる。
【0035】第5の発明においては、検出部、制御演算
部、搬送波信号発生部、比較部、電流による極性判別
部、パルス幅操作部、Td発生部がスイッチング素子駆
動用のパルス幅変調信号を生成する。
【0036】第6の発明においては、検出部、制御演算
部、出力電圧指令信号による極性判別部、出力電圧指令
信号操作部、搬送波信号発生部、比較部、極性判別部の
結果によって切り替わる複数の切り替え部、Td発生部
がスイッチング素子駆動用のパルス幅変調信号を生成す
る。
【0037】第7の発明においては、検出部、制御演算
部、搬送波信号発生部、比較部、出力電圧指令又は電流
による極性判別部、パルス幅操作部、パルス幅判別部、
Td発生部がスイッチング素子駆動用のパルス幅変調信
号を生成する。
【0038】この発明の実施例においては、次のような
具体的作用を有する。この発明によれば、Td補正を電
流のリップルの傾斜が左右されるスイッチング素子の指
令である、搬送波信号と出力電圧指令信号比較出力であ
るパルス幅変調信号のパルスの立ち上がり時間を短絡防
止時間分早めることによって行っているので、Td発生
後のスイッチング素子の指令はパルス幅変調信号と同一
になり、電流サンプル点である搬送波信号の頂点が電流
リップルの傾斜の中央に位置するようになる。
【0039】上記のようなTd補正で、パルス幅変調信
号のHIGH或いはLOWのパルス幅がTdの幅より狭
い場合でも、出力電圧指令通りの電圧を得られ、電流サ
ンプル点である搬送波信号の頂点が電流リップルの傾斜
の中央に位置するようになる。
【0040】
【実施例】
実施例1.図1に、この発明の実施例を示す。図1に示
す回路において、電圧Eを持つ直流電圧源1a・1bは
同方向に直列接続されている。第1のダイオード2aと
第1のスイッチング素子3aおよび第2のダイオード2
bと第2のスイッチング素子3bは、それぞれ逆並列接
続されたものが直列に接続され、その接続部xにインダ
クタ4の一端も接続されている。インダクタ4に流れる
出力電流25は、矢印方向を正とする。インダクタ4の
他端はインダクタ4とともにフィルタFを構成するコン
デンサ15と負荷16に接続され、コンデンサ15と負
荷16のもう一端は直流電圧源1aと1bの接続部yに
接続される。
【0041】この回路の動作は、次の通りである。イン
ダクタ4の電流25が正のとき、スイッチング素子3a
がオンであれば、電流25は経路34を流れ、接続部x
の接続点33の電圧はEを持ち、スイッチング素子3a
と3bがオフのとき、ダイオード2bの導通により、電
流25は経路35を流れ、接続点33は−Eの電圧を持
つ。スイッチング素子3bがオンしても同様で、経路3
5で電流が流れ接続点33の電圧は−Eである。
【0042】電流25が負のとき、スイッチング素子3
bがオンであれば電流25は経路36を流れ、接続点3
3の電圧は−Eを持ち、スイッチング素子3aと3bが
オフのとき、ダイオード2aの導通により、電流25は
37の経路を流れ、33はEの電圧を持つ。スイッチン
グ素子3aがオンしても同様で、経路37で電流が流れ
接続点33の電圧はEである。電流25は接続点33が
Eの電圧のとき増加、電圧が−Eのとき減少の傾斜を持
った、リップル電流である。
【0043】出力電流25と出力電圧26は検出部17
から制御演算部18に入力され、出力電圧指令信号7を
出力する。出力電圧指令信号7は比較部20で搬送波信
号発生部19から出力される搬送波信号6と比較され、
その比較出力が、第1のパルス幅変調信号27である。
インダクタ4の電流25から極性判別部21aにより電
流25の極性を判定する。その結果から、パルス幅操作
部22で第1のパルス幅変調信号27のパルス幅を操作
し、スイッチング素子3a駆動用の第2のパルス幅変調
信号29として出力する。
【0044】スイッチング素子3a駆動用の第2のパル
ス幅変調信号29と第2のパルス幅変調信号29を反転
したスイッチング素子3b駆動用の第2のパルス幅変調
信号30は、Td発生部23でTdを与えられ、それぞ
れスイッチング素子3a駆動用の第3のパルス幅変調信
号31とスイッチング素子3b駆動用の第3のパルス幅
変調信号32となる。この信号が24駆動回路を介し、
スイッチング素子3a、3bを駆動する。以上、検出部
17からTd発生部23までで制御回路部Cを構成す
る。
【0045】各部の波形を、図2および図3を用いて説
明する。まず、インダクタ4の電流25が正の場合につ
いて述べる。図2において、出力電圧指令信号7は、交
番波形である三角波形の搬送波信号6と比較部20で比
較され、第1のパルス幅変調信号27を出力する。この
ときのHIGHレベルのパルス幅をt1とする。パルス
幅操作部22では、極性判別部21aの出力が正方向で
あるのを受けて、第1のパルス幅変調信号27のそれぞ
れのパルスの立ち上がり時間をTd分だけ早め、パルス
幅t1をTdだけ太くし、スイッチング素子3a駆動用
の第2のパルス幅変調信号29とする。このときのパル
ス幅をt6とすると、t6=t1+Tdである。
【0046】ここで、スイッチング素子3a駆動用の第
2のパルス幅変調信号29はスイッチング素子3aの指
令であるから、スイッチング素子3bの指令は、第2の
パルス幅変調信号3aを反転させたものをスイッチング
素子3b駆動用の第2のパルス幅変調信号30とし、両
者のHIGHレベルのパルス幅をTd発生部23でTd
だけ細め、スイッチング素子3a駆動用の第3のパルス
幅変調信号31とスイッチング素子3b駆動用の第3の
パルス幅変調信号32となる。このときのHIGHレベ
ルパルス幅は、スイッチング素子3a駆動用の第3のパ
ルス幅変調信号31のパルス幅をt7とすると、t7=
t6−Td=t1であり、立上り時間T1、HIGHレ
ベルのパルス幅t1、立下り時間T2の、第1のパルス
幅変調信号27と同様の信号が得られる。つまり、電圧
33は、第1のパルス幅変調信号27がHIGHレベル
のとき、E、LOWレベルのとき、−Eとなり、電流2
5のリップルも第1のパルス幅変調信号がHIGHレベ
ルのとき増加の傾斜、LOWレベルのとき減少の傾斜を
持つ。
【0047】次に、インダクタ4の電流25が負の場合
について述べる。図3において、パルス幅操作部22で
は極性判別部21aの出力が負であるのを受けて、第1
のパルス幅変調信号27を操作し、立下り部の時間をT
dだけ早める。第1のパルス幅変調信号27のHIGH
レベルのパルス幅をt8とすると、スイッチング素子3
a駆動用の第2のパルス幅変調信号29のパルス幅t1
0はt10=t8−Tdとなる。
【0048】電流25が負の方向に流れる場合、スイッ
チング素子3bの動作で電流のリップルが決まるのでス
イッチング素子3bの動作について述べる。スイッチン
グ素子3a駆動用の第2のパルス幅変調信号29を反転
させた信号30がスイッチング素子3bの指令で、その
パルス幅t11はt11=t9+Tdを持つ。この信号
がTd発生部23でTdをもち、スイッチング素子3b
駆動用の第3のパルス幅変調信号32となる。このと
き、パルス幅t12は、t12=t11−Td=t9と
なり、立上り時間T5、立下り時間T6の第1のパルス
幅変調信号27を反転させた信号でスイッチング素子3
bを駆動することができる。このため、電流25のリッ
プルの頂点が第1のパルス幅変調信号25の立上り部、
立下り部に当たるようになり、つまりは、電流サンプル
点である搬送波信号6の頂点が、電流リップルの傾斜の
中央に当たり、誤差なく電流をサンプルすることができ
る。
【0049】実施例2.実施例2の回路構成を図4に示
す。図1と同一部分には同一符号を付した。前記図1で
示す回路に、パルス幅判別部38、パルス幅判別部38
の結果によって切り替えを行う切り替え部39・41、
切り替え部39と41の間にパルス幅操作部40を付加
したものである。
【0050】パルス幅判別部38で第1のパルス幅変調
信号27のLOWレベルの幅がTdよりも狭いと判断さ
れたとき、切り替え部39は接点48に切り替え、切り
替え部41では接点46a・46bに切り替える。Td
よりも広いと判断されたときは、切り替え部39は接点
47に、切り替え部41は接点45a、45bに切り替
わり、実施例1と同様の動作をする。
【0051】図4を用いて、この実施例について説明す
る。インダクタ4の電流25が正の方向に流れ、図4の
ように出力電圧指令信号7が搬送波信号6の振幅に近い
値をとり、パルス幅判別部38で第1のパルス幅変調信
号27のLOWレベルの幅t13がTdよりも狭いと判
断されたとき、第1のパルス幅変調信号27がTdを発
生させずにそのままスイッチング素子3a駆動用の第4
のパルス幅変調信号43となり、スイッチング素子3a
の指令となる。また、スイッチング素子3bの指令は、
第1のパルス幅変調信号を反転し(スイッチング素子3
b駆動用の第1のパルス幅変調信号42)、パルス幅操
作部40においてすべてLOWレベルとしたスイッチン
グ素子3b駆動用の第4のパルス幅変調信号44を与え
る。また、電流25が負の方向に流れている場合も同様
に、スイッチング素子3bの指令であるスイッチング素
子3b駆動用の第4のパルス幅変調信号44は、第1の
パルス幅変調信号を反転した信号となる。こうしたこと
により、電流のリップルの頂点を左右するスイッチング
素子3aのオンオフは第1のパルス幅変調信号の立上り
時間、立下り時間、オン期間とも同一のものとなる。実
施例1で行ったTd補正において電流サンプル点の誤差
もなく第1のパルス幅変調信号のHIGHレベル或いは
LOWレベルのパルス幅がTdの幅より狭い場合でも、
出力電圧指令通りの電圧を得ることができる。
【0052】実施例3.図6に、この実施例の回路構成
図を示す。図1と同一部分には同一符号を付した。主回
路の部分はコンバータの機能を有し、フィルタの出力側
に接続された交流電圧源63と、直列に接続された平滑
コンデンサ64a、64bがブリッジと並列に接続さ
れ、制御演算部18では力率1制御を行う機能を持つ。
このためインダクタ電流25と交流電圧源63と出力電
圧指令信号7の位相は同一となるので、出力電圧指令信
号7による極性判別部21bを持ち、出力電圧指令信号
7に直流バイアスを重畳する出力電圧指令信号操作部4
9を持つ。
【0053】主回路部の動作を説明する。この主回路は
コンバータの機能を有するので、スイッチング素子の動
作は、実施例1と反対である。力率1制御を行わない場
合、交流電圧源63が正方向のとき、電流25はダイオ
ード2aを通ってコンデンサ64aを充電し、ダイオー
ド2aのカソード側はEの電位を持つ。交流電圧源63
が負方向のとき、電流25はコンデンサ64bを充電
し、ダイオード2bが通電、ダイオード2bのアノード
側は−Eの電位をもち、負荷16の両端には2Eの電圧
がかかる。
【0054】力率1制御を行ったとき、力率1制御を行
わない場合の動作に加えて、交流電圧源63が正方向な
らばスイッチング素子3bがオンのとき、インダクタ4
にエネルギーが充電され、交流電圧源63が負方向なら
ばスイッチング素子3aがオンの時、インダクタ4にエ
ネルギーが充電され電流25の位相を交流電圧源63の
位相と一致させるようにコントロールする。
【0055】出力電圧指令信号7の値をVs、Tdを補
正するための直流バイアス値をVb、搬送波信号6のピ
ーク値をCpとし、搬送波信号の周期をTとしたとき、
直流バイアス値Vbは、Vb=2×Td×Cp/Tで求
められる。
【0056】この回路の動作を図7および図8を用いて
説明する。極性判別部21bが出力電圧指令信号7が正
であると判別した場合、力率1制御を行っているので交
流電圧源63が正、インダクタ4の電流25も正であ
る。この時、出力電圧指令信号操作部49から出力電圧
指令信号7に直流バイアス値−Vbが重畳された第2の
出力電圧指令信号58が出力される。比較部20で搬送
波信号6の下り勾配時は搬送波信号6と出力電圧信号7
が、登り勾配時は搬送波信号6と第2の出力電圧信号5
8とが比較され、53第5のパルス幅変調信号3aが出
力される。この信号のパルス幅t15は、搬送波信号6
と出力電圧指令7とを比較したパルス幅t1の立下り部
をTdだけ早めたものとなり、スイッチング素子3bの
指令であるスイッチング素子3a用の第5のパルス幅変
調信号53を反転したスイッチング素子3b駆動用の第
5のパルス幅変調信号54は立上り部がTdだけ早ま
る。これにより、スイッチング素子3bはTdを発生し
ても、出力電圧指令信号7と搬送波信号6を比較して得
られる第1のパルス幅変調信号27を反転した信号と一
致した動作をする。
【0057】また、出力電圧指令信号7が負のとき、出
力電圧指令信号操作部49から出力電圧指令信号7に直
流バイアス値+Vbが重畳された第2の出力電圧指令信
号58が出力される。比較部20で搬送波信号6の登り
勾配時は搬送波信号6と出力電圧信号7が、下り勾配時
は搬送波信号6と第2の出力電圧信号58とが比較さ
れ、スイッチング素子3a駆動用の第5のパルス幅変調
信号53が出力される。立上り時間T1、立下り時間T
2の搬送波信号6と出力電圧指令7とを比較したパルス
幅t1でスイッチング素子3aを駆動することができ
る。このため電流25のリップルは搬送波信号6と出力
電圧指令信号7とを比較したパルスの立ち上がり部、立
ち下がり部でリップルの頂点が当たるようになり、つま
りは、Td補正をしながらも、電流サンプル点である搬
送波信号6の頂点が、電流リップルの傾斜の中心に当た
り、誤差なく電流をサンプルすることができる。
【0058】ところで、上記説明では、Td補正にとも
なう、電流サンプル点のズレについて利用する場合を述
べているが、スイッチング素子のターンオン、ターンオ
フ遅れ、検出回路、駆動回路等の遅れに対しても有効で
あることはいうまでもない。
【0059】更に、上記説明では、出力電圧指令7で極
性判別しているが、電流25で判別しても有効である。
【0060】この発明の実施例によれば、次のような具
体的効果を有する。以上説明したように、この発明によ
れば、Td補正を電流のリップルの傾斜が左右されるス
イッチング素子の指令である。搬送波信号と出力電圧指
令信号比較出力パルス幅変調信号のパルスの立ち上がり
時間を短絡防止時間分早めることによって行っているの
で、Td発生後のスイッチング素子指令はパルス幅変調
司令信号同一になり、従って正しく電流リップルの中間
点でサンプルでき、電流サンプル誤差をなくすことがで
きる。
【0061】上記のようなTd補正でパルス幅変調信号
のHIGH或いはLOWのパルス幅はTdの幅より狭い
場合でも、出力電圧指令通りの電圧を得られ、電流サン
プル点である搬送波信号の頂点が電流リップルの傾斜の
中央に位置するようになるので正しく電流リップルの中
間点でサンプルでき、電流サンプル誤差をなくすことが
できる。
【0062】
【発明の効果】第1の発明によれば、スイッチング素子
による短絡を出力の歪みなしに確実に防止するととも
に、電流サンプル値の誤差を的確に回避できる電力変換
装置を得ることができる。
【0063】第2の発明によれば、スイッチング素子に
よる短絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、
電流サンプル値の誤差を更に的確に回避できる電力変換
方法を得ることができる。
【0064】第3の発明によれば、スイッチング素子に
よる短絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、
電流サンプル値の誤差を的確に回避でき、かつ、力率1
制御を行える電力変換方法を得ることがきる。
【0065】第4の発明によれば、スイッチング素子に
よる短絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、
電流サンプル値の誤差をより一層的確に回避できる電力
変換方法を得ることができる。
【0066】第5の発明によれば、スイッチング素子に
よる短絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、
電流サンプル値の誤差を的確に回避できる、適切な構成
の電力変換装置を得ることを目的とする。
【0067】第6の発明によれば、スイッチング素子に
よる短絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、
電流サンプル値の誤差をより的確に回避できる、適切な
構成の電力変換装置を得ることができる。
【0068】第7の発明によれば、スイッチング素子に
よる短絡を出力の歪みなしに確実に防止するとともに、
電流サンプル値の誤差を一層的確に回避できる、適切な
構成の電力変換装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の主回路図と制御回路の構成を示す
回路図である。
【図2】 実施例1の電流正方向の動作を示す波形図で
ある。
【図3】 実施例1の電流負方向の動作を示す波形図で
ある。
【図4】 実施例2の主回路図と制御回路の構成を示す
回路図である。
【図5】 実施例2の動作を示す波形図である。
【図6】 実施例3の主回路図と制御回路の構成を示す
回路図である。
【図7】 実施例3の電流正方向の動作を示す波形図で
ある。
【図8】 実施例3の電流負方向の動作を示す波形図で
ある。
【図9】 従来例の主回路図と制御回路の構成を示す回
路図である。
【図10】 従来例の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1a・1b 直流電圧源、2a・2b ダイオード、
3a・3b スイッチング素子、4 インダクタ、5
コンデンサ、6 搬送波信号、7 出力電圧指令信号、
8 直流バイアス信号、9 直流バイアス信号が加算さ
れた出力電圧指令信号、10 パルス幅変調信号、11
パルス幅変調信号、12 パルス幅変調信号、13
パルス幅変調信号、14 インダクタ電流、15 コン
デンサ、16 負荷、17 検出部、18 制御演算
部、19 搬送波信号発生部、20比較部、21a・b
極性判別部、22 パルス幅操作部、23 Td発生
部、24 駆動回路部、25 インダクタ電流、26
出力電圧、27 第1のパルス幅変調信号、28 極性
判別信号、29 スイッチング素子3a駆動用の第2の
パルス幅変調信号、30 スイッチング素子3b駆動用
の第2のパルス幅変調信号、31 スイッチング素子3
a駆動用の第3のパルス幅変調信号、32スイッチング
素子3b駆動用の第3のパルス幅変調信号、33 接続
点、34電流経路、35 電流経路、36 電流経路、
37 電流経路、38 パルス幅判別部、39 切り替
え部、40 パルス幅操作部、41 切り替え部、42
スイッチング素子3b駆動用の第1のパルス幅変調信
号、43 スイッチング素子3a駆動用の第4のパルス
幅変調信号、44 スイッチング素子3b駆動用の第4
のパルス幅変調信号、45a・45b 接点、46a・
46b 接点、47接点、48 接点、49 出力電圧
指令信号操作部、53 スイッチング素子3a駆動用の
第5のパルス幅変調信号、54 スイッチング素子3b
駆動用の第5のパルス幅変調信号、55 スイッチング
素子3a駆動用の第6のパルス幅変調信号、56 スイ
ッチング素子3b駆動用の第6のパルス幅変調信号、5
8第2の出力電圧指令信号、59 直流バイアス重畳
部、60 出力電圧指令信号、61 パルス幅変調信
号、62 パルス幅変調信号、63 交流電圧源、64
a、64b コンデンサ。
フロントページの続き (72)発明者 山本 学 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三菱 電機株式会社名古屋製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のスイッチング素子と第
    1および第2のダイオードからなるブリッジ回路と、こ
    のブリッジ回路のスイッチング素子を交番波形からなる
    比較波との比較によるパルス幅変調信号により相補的に
    オンオフ動作を行わせる制御回路部とを備え、所定の時
    点で電流サンプルを行うものにおいて、前記パルス幅変
    調信号に対する前記スイッチング素子の短絡防止時間に
    相当するパルス幅減少の補正を、パルス幅変調信号につ
    いて電流サンプル点に関し対称的に行うことを特徴とす
    る電力変換装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2のスイッチング素子と第
    1および第2のダイオードとを逆並列接続してなるブリ
    ッジ回路の前記スイッチング素子を三角波比較方式のパ
    ルス幅変調制御により相補的にオンオフさせ、三角波の
    頂点で電流サンプルを行うものにおいて、電流がブリッ
    ジ回路から流れ出す場合、変調信号である出力電圧指令
    信号と搬送波である三角波信号とを比較したパルス幅変
    調信号の立上り時間を短絡防止時間分早め、電流がブリ
    ッジ回路に流れ込む場合、立下り時間を短絡防止時間分
    早めることにより、前記第1および第2スイッチング素
    子の短絡防止時間によるパルス幅変調波形パルス幅の減
    少のため起る出力電圧の歪みを補正するとともに、電流
    サンプル値に誤差を生じさせないようにすることを特徴
    とする電力変換方法。
  3. 【請求項3】 力率1制御のための位相制御を行い、出
    力電圧指令信号が正の場合、パルス幅変調信号の立上り
    時間を短絡防止時間分早め、負の場合、立下り時間を短
    絡防止時間分早めることにより、第1および第2のスイ
    ッチング素子の短絡防止時間によるパルス幅変調波形パ
    ルス幅の減少のため起る出力電圧の歪みを補正するとと
    もに、電流サンプル値に誤差を生じさせないようにする
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力変換方法。
  4. 【請求項4】 電流がブリッジから流れだし、パルス幅
    変調信号のLOWレベルの時間が短絡防止時間よりも短
    い場合、その期間中第2のスイッチング素子をオフさせ
    第1のスイッチング素子を短絡防止時間を設けずにオン
    させることにより、前記第1および第2のスイッチング
    素子の短絡防止時間によるパルス幅変調波形パルス幅の
    減少のため起る出力電圧の歪みを補正するとともに、電
    流サンプル値に誤差を生じさせないようにすることを特
    徴とする請求項2に記載の電力変換方法。
  5. 【請求項5】 第1および第2のスイッチング素子と第
    1および第2のダイオードとを逆並列接続してなるブリ
    ッジ回路の前記スイッチング素子を、三角波比較方式の
    パルス幅変調制御により相補的にオンオフさせ、三角波
    の頂点で電流サンプルする電力変換装置において、出力
    電流および出力電圧を検出する検出部と、この電流およ
    び電圧から出力電圧指令信号を導出する制御演算部と、
    この出力電圧指令信号と搬送波信号発生部からの搬送波
    信号とを比較しパルス幅変調信号を導出する比較部と、
    前記電流の極性を判別する極性判別部と、この極性判別
    部の判別結果に応じてパルス幅を操作するパルス幅操作
    部と、短絡防止時間に相当する信号を発生しパルス幅を
    補正する短絡防止時間発生部とを備え、前記第1および
    第2のスイッチング素子の短絡防止時間によるパルス幅
    変調波形パルス幅の減少のため起る出力電圧の歪みを補
    正するとともに、電流サンプル値に誤差を生じさせない
    ようにすることを特徴とする電力変換装置。
  6. 【請求項6】 第1および第2のスイッチング素子と第
    1および第2のダイオードとを逆並列接続してなるブリ
    ッジ回路の前記スイッチング素子を、三角波比較方式の
    パルス幅変調制御により相補的にオンオフさせ、三角波
    の頂点で電流サンプルする電力変換装置において、出力
    電流および出力電圧を検出する検出部と、この電流およ
    び電圧から出力電圧指令信号を導出する制御演算部と、
    この出力電圧指令信号と搬送波信号発生部からの搬送波
    信号とを比較しパルス幅変調信号を導出する比較部と、
    短絡防止時間に相当する信号を発生しパルス幅を補正す
    る短絡防止時間発生部と、前記電流の極性を判別する極
    性判別部と、この極性判別部の判別結果によって切り替
    わり極性に応じてパルス幅変調信号の補正を行う複数の
    切り替え部とを備え、前記第1および第2のスイッチン
    グ素子の短絡防止時間によるパルス幅変調波形パルス幅
    の減少のため起る出力電圧の歪みを補正するとともに、
    電流サンプル値に誤差を生じさせないようにすることを
    特徴とする電力変換装置。
  7. 【請求項7】 第1および第2のスイッチング素子と第
    1および第2のダイオードとを逆並列接続してなるブリ
    ッジ回路の前記スイッチング素子を、三角波比較方式の
    パルス幅変調制御により相補的にオンオフさせ、三角波
    の頂点で電流サンプルする電力変換装置において、出力
    電流および出力電圧を検出する検出部と、この電流およ
    び電圧から出力電圧指令信号を導出する制御演算部と、
    この出力電圧指令信号と搬送波信号発生部からの搬送波
    信号とを比較しパルス幅変調信号を導出する比較部と、
    出力電圧指令または電流により前記電流の極性を判別す
    る極性判別部と、この極性判別部の判別結果に応じてパ
    ルス幅を操作するパルス幅操作部と、短絡防止時間に相
    当する信号を発生しパルス幅を補正する短絡防止時間発
    生部と、前記パルス幅変調信号と短絡防止時間とを比較
    しパルス幅変調信号の補正の要否を判別するパルス幅判
    別部とを備え、前記第1および第2のスイッチング素子
    の短絡防止時間によるパルス幅変調波形パルス幅の減少
    のため起る出力電圧の歪みを補正するとともに、電流サ
    ンプル値に誤差を生じさせないようにすることを特徴と
    する電力変換装置。
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