JPH08202410A - 品質制御相関用コンピュータシステム - Google Patents

品質制御相関用コンピュータシステム

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JPH08202410A
JPH08202410A JP7168129A JP16812995A JPH08202410A JP H08202410 A JPH08202410 A JP H08202410A JP 7168129 A JP7168129 A JP 7168129A JP 16812995 A JP16812995 A JP 16812995A JP H08202410 A JPH08202410 A JP H08202410A
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processing
manufacturing
lens
contact lens
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JP7168129A
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Daniel T-F Wang
ダニエル・ツゥ−ファン・ウォン
Lars W Johnson
ラーズ・ウィリアム・ジョンソン
John M Lepper
ジョン・マーク・レッパー
Wallace A Martin
ウォーレス・アンソニー・マーティン
Leonard R Reinhart
レオナード・ロス・レインハート
Ravi S Sanka
ラヴィ・サンカー・サンカ
Craig W Walker
クレイグ・ウィリアム・ウォーカー
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Johnson and Johnson Vision Products Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンタクトレンズを製造するための自動製造
ラインにおいて処理パラメータを最適化するためのコン
ピュータ制御システムである。 【構成】 本システムは該製造ラインの1台又はそれ以
上の処理ステーションを制御するための複数の処理制御
装置を含み、該制御装置の各々は該処理ステーションに
おいてコンタクトレンズの自動製造に使用される特定の
製造パラメータを各々が制御する複数の処理制御装置を
調節する。自動レンズ検査装置は製造した各々のコンタ
クトレンズを自動的に評価して各々のコンタクトレンズ
についての検査データを生成し、ポーリング装置は該処
理制御装置の各々を頻回にポーリングして各々の周期で
の処理制御データを取り込む。該検査データを該処理制
御データ及び該コンタクトレンズデータと相関させてコ
ンタクトレンズ製造に使用する処理パラメータの最適化
を行うための相関装置も更に含まれる。該相関装置から
受信した該処理制御データと該コンタクトレンズデータ
と該検査データとを保存するためのリレーショナルデー
タベースも設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンタクトレンズ製作の
ための製造施設に係り、特に製造工程を調査し最適化す
る目的でコンタクトレンズ製造施設内でのコンタクトレ
ンズ製造に使用する製造ライン工程をモニターするため
の監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ハイドロゲルコンタクトレンズの直接一
体成型はラーセン(Larsen)の米国特許第4,495,
313号、ラーセン他(Larsen et al.)の米国特許第
4,680,336号、ラーセンの米国特許第4,56
5,348号、ラーセンらの米国特許第4,640,4
89号に開示されており、これらの開示は全て本出願に
おいて参照に含めている。基本的にこれらの参照では、
裏面湾曲(上側)と全面湾曲(下側)の金型部分の間に
モノマーを挟み込むことで各々のレンズを形成するよう
な自動コンタクトレンズ製造工程を開示している。モノ
マーはこの後重合されてレンズを形成し、これを金型部
分から取り出して更に消費者向けに処理包装を行う。
【0003】コンタクトレンズの製造には緊密に制御さ
れた条件と工程が必要とされその多くはコンピュータや
その他の制御装置でモニターされる。処理条件や制御デ
ータの態様にある多くの情報、例えばコンタクトレンズ
製造中に発生した情報などが品質管理のために収集され
ることがある。しかしこれには製造中の各々のコンタク
トレンズについて大量のデータの収集が必要であり、さ
らにオペレータ、エンジニア、管理者などが適正にその
機能を実行できるように使用するのに適した方法で収集
したデータを処理するために手段が必要とされる。加え
て、生成された情報のあるものは人間の観察によるもの
例えばレンズ検査など自動センサーと同程度の信頼性が
得られないものも有り得る。
【0004】従って、コンタクトレンズ製造施設内の処
理ステーションにおけるコンタクトレンズ製造の各種態
様を制御する複数の製造工程制御装置から工程制御デー
タを自動的に収集できる品質管理システムを提供するこ
とが必要とされる。
【0005】さらには複数の処理ステーションの各々で
特定のコンタクトレンズ各々についての工程制御データ
を自動的に収集することが出来る品質管理システムを提
供することも非常に望ましい。
【0006】また、各々の特定のコンタクトレンズにつ
いての工程制御データを収集し、かつ保存および最適化
のために製造した個々のコンタクトレンズの各々につい
て収集したデータを自動的に相関させるための手段を含
むような品質管理システムを提供することも非常に望ま
しい。
【0007】さらには、レンズ製造の後に行われる自動
検査工程において破棄されたコンタクトレンズがどのよ
うな欠陥品だったのかといった特定の理由をオペレータ
が調べることの出来るようなコンタクトレンズ製造施設
内の品質管理システムを提供することが非常に望まし
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はコンタ
クトレンズの製造を制御する複数の製造工程制御装置か
ら工程制御データを自動的に取得し、リアルタイムでの
表示とオフライン分析のために自動的にデータ処理を行
うことの出来るようなコンタクトレンズ製造施設のため
の品質管理システムを提供することである。
【0009】本発明の別の目的は、製造しつつある特定
のコンタクトレンズの各々についてマシンサイクル時間
の増加中に工程制御データを収集する品質管理システム
を提供することである。
【0010】本発明のさらなる目的は、コンタクトレン
ズ製造ラインの各々の製造工程ステーションで工程制御
データを収集し、製造された特定のコンタクトレンズの
各々について収集したデータを相関させるためと傾向分
析および予測分析のためリレーショナル・データベース
内にデータを自動保存するための自動手段を含む品質管
理システムを提供することである。
【0011】本発明の更に別の目的は欠陥レンズを特定
するための自動レンズ検査システムを有するコンタクト
レンズ製造施設内において製造した特定の欠陥コンタク
トレンズ各々について取得したデータを相関させるため
の手段を含み特定のレンズについての特定の故障の発生
源を決定して製造工程の制御を補正し最適化できるよう
な品質管理システムを提供することである。
【0012】上記の目的はコンタクトレンズ製造のため
の自動製造ライン内の処理パラメータを最適化する品質
管理システムで実現される。このシステムは製造ライン
の1つまたはそれ以上の処理ステーションを制御するた
めの複数の工程制御手段を含み、該制御手段の各々が処
理ステーションでコンタクトレンズ自動製造に使用され
る特定の製造パラメータを制御する複数の製造制御装置
を調節する。また製造した各々のコンタクトレンズを自
動的に評価するための自動レンズ検査手段と、定期的に
該工程制御手段の各々からポーリングして各々の周期で
の工程制御データを取得するためのポーリング手段も提
供する。さらに、検査データを工程制御データおよびコ
ンタクトレンズのデータと相関させてコンタクトレンズ
製造に使用される工程パラメータを最適化するための手
段と該相関手段から受信した工程制御データとコンタク
トレンズデータと検査データとを保存するためのリレー
ショナルデータベースも含まれる。
【0013】本発明のさらなる長所および利点は本発明
の好適実施例を指定し図示する添付の図面を参照して以
下の詳細な説明を熟読することで明らかとなろう。
【0014】コンタクトレンズ製造ラインパレットシス
テムについての本発明の前述の目的および利点はこれの
幾つかの好適実施例についての以下の詳細な説明とあわ
せて幾つかの図面を通して同じ部材には同一の参照番号
が付記してある添付の図面を参照することで当業者には
容易に理解されよう。
【0015】
【実施例】本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明
細書において開示を参照に含めている「製造ライン追跡
及び品質管理システム」と題する同時出願中の米国特許
出願第08/257,790号(代理人事件整理番号#
9166)において説明しているように、6秒あたり8
個の速度でコンタクトレンズを製造するコンタクトレン
ズ製造施設内の各種製造工程を制御しモニターするため
の複数のプログラマブルおよびノンプログラマブル制御
装置を設けたコンタクトレンズ製造施設が開示されてい
る。
【0016】特に、図1及び図20において参照番号1
1と12で図示してある2種類のPLCが存在し、これ
らは8個の前面湾曲(FC)射出成型用金型と8個の裏
面湾曲(BC)射出成型用金型をそれぞれのFCおよび
BC射出成型装置(図20)からそれぞれ第1と第2の
パレットコンベア27、29の近くに配置した各々のキ
ャリアパレットへの搬送を制御する。第1と第2のパレ
ットコンベアはどちらも部分的に低酸素筐体内に包含さ
れる。動作の詳細については本発明の譲受人と同じ譲受
人に譲受され本明細書において開示を参照に含めている
「一体成型金型から製品を取り出し搬送するための装
置」と題する同時出願中の米国特許出願第08/25
8,267号(代理人事件整理番号#9002)におい
て更に詳細に説明してある。
【0017】図1及び図20に図示してあるように、本
発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明細書において
開示を参照に含めている「コンタクトレンズ金型充填及
び組み立てのための方法ならびにその装置」と題する同
時出願中の米国特許出願第08/258,264号(代
理人事件整理番号#9004)に詳細に説明してあるよ
うに、第3のPLC13はモノマー充填及びコンタクト
レンズ金型の組み立て操作を制御する。このPLCは、
各々のキャリアパレット71a内の各々のFCレンズ金
型部分の凹面部分にコンタクトレンズを形成するための
重合自在な化合物(モノマー混合物)を真空中で充填す
ることからなるモノマー充填のための処理条件を制御
し、またパレットから各々のBCレンズ金型を取り出し
隣のキャリアパレット71aで搬送される関連した対応
するFCレンズ金型に方向を決めて配置することからな
る個々のコンタクトレンズ金型アセンブリーを組み立て
る操作も制御する。
【0018】図1及び図20に図示してあるように、第
4のPLC14はコンタクトレンズ製造ラインの予備焼
成、紫外線焼成、および型抜き操作を制御する。このP
LCは各々の金型アセンブリー内に含まれるモノマー溶
液が部分的に焼成されて粘度の高いゲル状になり前面と
裏面の湾曲レンズ金型に所定の圧力をかけてコンタクト
レンズの辺縁を更に形成し、また偏心を排除する予備焼
成工程を制御するように動作する。コンタクトレンズ予
備焼成の動作的詳細は、本発明の譲受人と同じ譲受人に
譲受され本明細書において開示を参照に含めている「金
型のクランピングと重合ハイドロゲルの予備焼成」と題
する同時出願中の米国特許出願第08/257,792
号(代理人事件整理番号#9007)に詳細に説明して
ある。コンタクトレンズ紫外線焼成の動作的詳細は本発
明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明細書において開
示を参照に含めている「コンタクトレンズ重合のための
紫外線循環オーブン」と題する同時出願中の米国特許出
願第08/257,799号(代理人事件整理番号#9
011)に詳細に説明してある。一般に、第4のPLC
も、個々の金型アセンブリー内に含まれる予備焼成済み
レンズがコンタクトレンズの原型に形成される紫外線オ
ーブン内で行われる重合過程を制御するように動作す
る。コンタクトレンズの型抜き操作についての動作的詳
細は、本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明細書
において開示を参照に含めている「金型分離装置」と題
する同時出願中の米国特許出願第08/258,265
号(代理人事件整理番号#9006)に詳細に説明して
ある。一般に、金型アセンブリーの裏面湾曲レンズ金型
部分を前面湾曲レンズ金型部分から自動的に分離して重
合したコンタクトレンズを露出させ後続の水和ステーシ
ョンへ搬送する。
【0019】図1及び図20に図示してあるように、第
5のPLCは、一体成型したコンタクトレンズを含む前
面湾曲レンズ金型部分をコンタクトレンズの水和を行う
水和チャンバーへ搬送することを制御する。これについ
ては本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明細書に
おいて開示を参照に含めている「ソフトコンタクトレン
ズを水和させるための自動化方法ならびにその装置」と
題する同時出願中の米国特許出願第08/258,55
6号(代理人事件整理番号#8998)に説明されてい
る。
【0020】図1に図示したように、第6のPLCは、
本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明細書におい
て開示を参照に含めている「包装するための製品取りま
とめのための自動化装置及びその方法」と題する同時出
願中の米国特許出願第08/257,791号(代理人
事件整理番号#9005)に詳細に説明してあるような
水和後の処理を制御する。水和後の処理としては、自動
レンズ検査ステーション(図示していない)の自動視覚
システムで決定された合格/不合格の結果からなるコン
タクトレンズ検査データの生成を含む。
【0021】第7のPLC17は、本発明の譲受人と同
じ譲受人に譲受され本明細書において開示を参照に含め
ている「包装制御のための対話的制御システム」と題す
る同時出願中の米国特許出願第08/257,793号
(代理人事件整理番号#9167)に詳細に説明されて
いるようなレンズ包装システムの1次包装及びレンズ包
装取りまとめの態様を制御し、また本発明の譲受人と同
じ譲受人に譲受され本明細書において開示を参照に含め
ている「回転式包装ステーション」と題する同時出願中
の米国特許出願第08/257,787号(代理人事件
整理番号#9017)に詳細に説明されているような回
転式インデックス(包装)ダイアルの周囲で行う処理例
えば溶液交換、生食水充填、包装箔熱封止などの処理を
制御する。
【0022】第8のPLC(図示していない)を追加で
設けて、回転式インデックステーブルから第2の包装領
域及び後続の滅菌ステーションでの包装の滅菌へパッケ
ージを搬送することを含めた第2の包装の各種態様を制
御することが出来、これについては本発明の譲受人と同
じ譲受人に譲受され本明細書において開示を参照に含め
ている「滅菌及び2次的包装のための方法及びその装
置」と題する同時出願中の米国特許出願第08/25
7,788号(代理人事件整理番号#9169)に詳細
に説明してある。好適実施例において、各々のPLCは
TI(テキサス・インスツルメンツ社)システム545
であり、バックプレーン経由またはシリアル回線(図示
していない)経由で各々のPLCと通信するためのTI
386/ATMコプロセッサ・モジュールを含むことが
ある。各々のPLCは専用のメモリーと詳細については
後述するようなデータブロックを保存し更新するための
アドレス能力を有する。
【0023】その他にもプログラム自在なデバイス制御
装置をコンタクトレンズ製造ラインに設けて、6秒毎に
8個の速度で前面湾曲レンズ金型部分を生産する前面湾
曲レンズ一体成型装置18aと裏面湾曲レンズ金型部分
を生産する裏面湾曲レンズ一体成型装置18b、および
製造されたコンタクトレンズが含まれるコンタクトレン
ズパッケージを生産するための1次包装装置をそれぞれ
制御させることが出来る。これらのプログラム自在なデ
バイスはユーシン(Yushin Corporation)で製造され
る。
【0024】別のデバイス制御装置20は包装する前に
コンタクトレンズを自動検査する視覚システムを制御す
る。動作の詳細は本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受さ
れ本明細書において開示を参照に含めている「自動レン
ズ検査システム」と題する同時出願中の米国特許出願第
0 / 号(代理人事件整理番号#)に詳
細に説明してある。デバイス制御装置20はテネシー州
ノックスビルにあるパーセプティクス社(Perceptics)
で製造される。
【0025】前述の同時出願中の特許出願「製造ライン
追跡及び品質管理システム」に説明してあるように、製
造ラインパレットシステムはコンタクトレンズを製造す
るためのコンタクトレンズ製造施設内の各種製造ステー
ションの間で裏面湾曲レンズ金型部分及び前面湾曲レン
ズ金型部分を高速搬送するものである。製造ライン自体
には図20で部材80〜89として図示した複数のバー
コード走査装置が用意してあり、製造施設全体の戦略的
位置に装置してある。各々のバーコードスキャナ装置8
0〜89は、マサチューセッツ州カントンのコンピュー
タ・アイデンティクス(Computer Identics Corporatio
n)社製バーコードレーザースキャナ、型式番号Scansta
r 110が望ましく、コンタクトレンズ金型又は金型アセ
ンブリーを搬送するパレット又はパレット群の各々を識
別するために設ける。より詳しくは、図20に図示した
ような位置に配置した各々のバーコードスキャナがこれ
の下を通過する各々のキャリアパレットをパレットに固
有の識別バーコード(図示していない)を走査すること
により識別する。各々のバーコードスキャナには復号ユ
ニット例えば型式番号Scanstar 240(図示していない)
などを設けておき、パレット識別番号の形状を成す情報
を各々の関連するPLCのメモリー位置へ、パレットシ
ステム内のパレットの位置にしたがって入力する。さら
に、タイムスタンプデータ即ちパレットを走査した時刻
も、どのバーコードリーダが走査を行ったかがPLCで
記録される。
【0026】8個までのコンタクトレンズ金型アセンブ
リーを搬送するための前述のキャリアパレットについて
の説明は、本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明
細書において開示を参照に含めている「コンタクトレン
ズ製造ラインパレットシステム」と題する同時出願中の
米国特許出願第08/257,786号(代理人事件整
理番号#9001)に見ることが出来る。図12(a)
はFC金型(図示していない)又は金型アセンブリー
(図示していない)を搬送するためのキャリアパレット
71aの概念的配置を示す。各々のパレットはどちらの
種類の金型部分でも搬送できるという意味で交換自在に
成してある。更に、図12(a)には個々のFC金型部
分、BC金型部分、または金型アセンブリーをキャリア
パレット上に保持するための空洞部分73が図示してあ
る。詳細については後述するように、空洞部分は追跡及
び時間合わせの目的で、即ち製造処理中に生成され保存
される履歴処理制御データとパレット内より特定すれば
これの各々の空洞で製造された各々のレンズの合格/不
合格の視覚検査ステーションでのコンタクトレンズデー
タとを相関させるために番号が付けてある。詳細につい
ては後述するように、製造記録と長期的データ履歴を保
存するために使用するリレーショナルデータベースを作
成する。管理制御装置システム10はこのデータベース
へのオフラインでのアクセスを提供し、さらに、処理パ
ラメータとコンタクトレンズ検査結果の分散図、パレッ
ト位置毎の欠陥のヒストグラム、機械毎の警報カウント
と持続のパレート・チャート、累積検査結果の時間的プ
ロット、偏移の固定時間尺度が分、時間、日、週にわた
るデータを表示するために利用できるように測定し計算
したプロットパラメータと時刻についての単一の偏移な
どを含み、これに制限されない情報グラフ図を生成する
機構を含む。
【0027】図1に図示したように、本発明の管理制御
装置10はコンタクトレンズ製造ラインの能力をモニタ
ーし分析する。図1を参照すると、管理制御装置10の
ハードウェア部材ならびに各々のハードウェア部材に存
在する主要なソフトウェア部材が図示してある。管理制
御システム(制御システム)10は5種類の処理ノード
を含む:データ取得ノード100は前述の7個のプログ
ラマブル論理制御装置(PLC)の各々と通信線21a
およびTIWAYアダプタカード21bを用いて通信
し、また3つの一体成型装置のデバイス制御装置および
視覚検査装置とは図1に図示したような非同期専用シリ
アル回線23a、b、c、dで機械を接続するように図
示してある8チャネルのシリアルカードを使って通信す
る。リレーショナルデータベースノード200はリレー
ショナルデータベースソフトウェア202を実行し、製
造記録及び長期的データ履歴からなるオフラインデータ
の保管のために設けた少なくとも3台の200Mb固定
ディスク装置を含む。分析ルーティングノード300は
7台のPLCからの生データのデータ収集及びデータ処
理を開始するために使用するソフトウェアのほとんどを
含み、統計的管理チャート及びその他の表示を支持する
「リアルタイム・データベース」を保守する。4台の独
立的に設定したオペレータステーション400は製造ラ
インのオペレータのためにグラフ図の提示及び表示を行
う。オフライン分析ノード500はデータがすでにオン
ラインで利用できなくなってから即ち製造ラインの所定
の運転の後でリレーショナルデータベースノード内に回
収したデータの分析を提供する。図1に図示したよう
に、ARCNETインタフェースカード101、20
1、301、401、501は各々のノード100、2
00、300、400、500に設置して各種ノード間
の通信をサポートする。ARCNETネットワーク99
は前述の7台のプロセッサ間の通信をサポートする。
【0028】図1に図示したように、標準ワークセル制
御装置ソフトウェアモジュールが管理制御システム10
に更なる機能を提供する。オペレータステーション40
0内の警報サーバ402は定義してある条件にしたがっ
て起動されるワークセル警報、警告、例外を取り扱い保
守する。コンソールサーバ403は入力支持を有する文
字表現をオペレータに提供して他の全ての管理者への通
信インタフェースを可能にする。表示サーバ404はワ
ークセル装置のグラフィックエミュレーションを使用し
てデータ出力を提供する。グラフサーバ405は各種の
形式のグラフ図及びチャート図の態様でデータ出力をコ
ンピュータのグラフィックス画面上に提供する。このサ
ーバは線、点、ヒストグラム、パレート、xバー範囲、
およびその他の種類のグラフ図及びチャートの表示及び
リアルタイム更新を支持し、さらにグラフの重ね合わせ
例えばグラフ図又はチャートで表現されるデータについ
て計算した統計情報を表示するのに一般的に使用する直
線と正常(ガウス曲線)曲線などを表示し更新する。統
計サーバ406は製造ラインのリアルタイムデータベー
スであり、論理利用者定義グループまたはデータセット
内のデータを保存する。統計及び(任意で)データセッ
トについての警報を生成する能力を有する。前述のサー
バの各々は、マサチューセッツ州リンカーンのファステ
ック・インテグレーション(FASTech Integration Corp
oration)社で製造された市販のソフトウェアモジュー
ルである。
【0029】図1に図示したような各々のハードウェア
ユニット上に存在するその他のソフトウェア・モジュー
ルとしては、次のようなものが含まれる:ユーザー・イ
ンタフェース・マネージャ502はオペレータステーシ
ョン400の画面を変更するのに必要な活動を調整する
モジュールである。ポーラー505はPLC、一体成型
装置、視覚検査装置からの全てのデータの取得を調整す
る。C言語データサーバ510はPLCからの情報部ロ
ックを取り出し、ブロック内のどのデータ項目が変更さ
れたかを検出し、変更された値を制御サーバ600へ送
信する。イベントサーバ503はC言語サーバの1つで
イベント符号のブロックをPLCから取り出し、そのイ
ベント符号に対して正しい警報文字列を検索し、その文
字列を警報サーバへ転送する。C言語制御サーバは統計
サーバと対を成すモジュールで、統計サーバに有効表示
を支持するのに必要な統計関数を実行するよう命令す
る。観察している表示が変更されると、制御サーバ60
0は新しい命令セットを統計サーバへ発行する。C言語
統計カウントサーバ506は実行している異なる状態符
号の頻度のカウントを維持して特定の位置(例えば型抜
きステーションの出口)での状態符号のパレート図が迅
速に表示できるようにする。タイプサーバ508は数値
符号を文字列に変換して表示し、また数値符号をブール
代数値に変換してカラーグラフィックスのON/OFF
を変更する。テキサス・インスツルメンツ社製PLCと
通信するため、C言語ti_admサーバが設けてあ
り、PLC通信に関連してリンク層のプロトコルを取り
扱う。
【0030】C言語一体成型サーバ514a、b、cは
各々の一体成型装置18a、18b、19からのメッセ
ージデータをそれぞれ受信してメッセージから情報を抽
出し、全ての変更されたデータを制御サーバ600へ転
送する。C言語視覚サーバ525は視覚検査装置20か
らメッセージデータを受信し、メッセージから情報を抽
出して全ての変更されたデータを制御サーバへ転送す
る。C言語警報制御サーバ528は警報サーバを同期さ
せ、警報状態の頻度カウントと持続時間を保持して、警
報のパレート図を支持しPLCが解除を報告したPLC
警報を解除する。
【0031】本発明の管理制御システム10のハードウ
ェア及びソフトウェアモジュールについての機能的説明
を以下で詳細に行う。
【0032】前述のように、管理制御装置10の入力供
給源は2種類存在している:8台のPLCと射出成型装
置及び視覚検査装置の制御装置である。管理制御装置が
8台のPLCから読み取るイベントブロックとデータブ
ロックの構造について説明する。各々のPLCは少なく
とも6秒間隔で定期的にデータ収集のため自動的にポー
リングされるが、各々のPLCから各々のイベントブロ
ック及びデータブロックへのデータが非同期的に提供さ
れることは理解しておくべきである。管理制御システム
10はデータ取得ノード100のポーリング機能及びそ
の他の制御サーバ機能にシステム時刻を提供するため3
3MHzで動作するプロセッサクロック(図示していな
い)を含む。
【0033】図2(a)及び図2(b)では、取得デー
タからPLCで生成されるイベントブロック30と処理
データブロック40の構造を示す。各々のイベントブロ
ック30はTI社製PLCの各々の連続レジスタ(メモ
リー位置)グループとして存在する。管理制御システム
10が6秒毎にイベント及びデータブロックの内容につ
いてPLCをポーリングするのが望ましい。
【0034】イベントブロック30の第1のエントリー
はデータ有効フラグ32で、これはブロックが一致デー
タを有する場合に値1を有する。データ有効フラグの値
0は特定のPLCがブロック内容を更新しているときに
そのPLCからブロックを読み込んだことを表わす。こ
の場合にはブロックを再度読み込むことになる。
【0035】イベントブロック30の第2のエントリー
はシーケンシャルカウンタ35で、新しく読み込む度に
1つづつ増加するシーケンシャルな番号である。カウン
タの値の変化は、ブロック内の新しいイベント符号の番
号に加えてブロックが違う情報内容を有することを管理
制御装置に通知するために使用する。
【0036】最後に、イベント符号38のアレイがブロ
ック内に格納される。最も新しい符号イベントが第1に
現われ、これに続けて次に新しい符号という具合に最後
のエントリーに到着するまで続き、最後のエントリーは
最も新しくないイベント符号である。
【0037】データブロック40において、第1のエン
トリーは前述したイベントブロックと同じ機能のデータ
有効フラグ42である。
【0038】処理データブロック40内のカウンタ45
はブロック内のデータの値が潜在的に新しい情報を含み
新しい読み込みの度に1つづつ増加する数値であること
を表わす。カウンタ以降はブロック独自のデータ値のシ
ーケンスである。各々の値は詳細については後述するよ
うに管理制御システム10の別の変数に割り当てられ
る。カウンタはある処理サイクルでのデータがちょうど
良く読み込まれなかったかを調べるためにも使用でき
る。
【0039】図3(a)はPLCが管理制御システム1
0経由で生成したイベントブロックデータの流れを示
す。
【0040】ポーラー505内部では、PLC常駐イベ
ントブロックのリストが一度に1つのスキャンで処理さ
れる、即ちネットワーク上の各々のPLC11〜17へ
の要求が送出される。各々のブロック要求はイベントサ
ーバ503により1度に1つづつ処理される。イベント
サーバはti_adm512からのブロックのリード要
求を発行し、ti_adm512はTIWAYインタフ
ェースカード216及びTIWAYに接続されているP
LCと通信する。ti_adm512は適当なPLCへ
「リードブロック」要求を送信してPLCがメモリーか
らブロックを読み出すようにする。PLCはブロックを
ti_adm512へTIWAYネットワーク経由で送
信することにより応答する。応答内のデータ有効フラグ
32が1の場合、データは有効と見なされイベントサー
バ503へ送信される。データ有効フラグ32が0の場
合ti_adm512はPLCに対してイベントブロッ
クを再読み込みするよう要求する。ti_adm512
は有効になったデータブロックをイベントサーバへ送信
し、イベントサーバはポーラーへ「ブロック完了」メッ
セージを送信してポーラーにブロック受信が完了したこ
とを知らせる。イベントサーバ503はイベントブロッ
ク30内のシーケンシャルカウンタ35を調べて直前の
イベントブロック30のカウンタの値(その特定のPL
Cについて)から変更されていないかを調べる。変更さ
れていた場合、直前のカウンタ値と新しいカウンタ値の
差が新しいイベントブロック内のイベント符号の数値と
なる。新しいイベント符号の各々についてイベントサー
バ503は警報サーバへ適切な警報文字列を送信する。
イベントがイベントサーバで処理されることで、PLC
から送信された3桁の符号に符号が入ってきたPLCを
識別する一文字の符号を追加した4桁の符号が形成され
る。イベントブロック30読み取り時に障害が発生した
場合、適切な警報がポーラーで生成される。イベントサ
ーバからのイベント符号とポーラーからの障害符号の両
方が警報制御サーバー528へ送信される。
【0041】PLCで生成し管理制御システム10を経
由する処理データの流れが図3(b)に図示してあり、
これはイベントブロックデータのルーティングで説明し
たことと同様である。ポーラー505内で、PLC常駐
データブロック40のリストが一度に1つのスキャンづ
つ処理される、即ちネットワーク上の各PLC11〜1
7の各々についての要求が送信される。2つの情報ブロ
ックの例を図7に図示し、FCレンズ金型のキャリアパ
レットへの転送を制御するPLC11のPLCメモリー
内に格納されるイベントブロック78とデータブロック
79(図20)が図示してある。各々のブロック要求は
データサーバ510で一度に1つづつ処理される。デー
タサーバ510はブロックリード要求をti_adm5
12へ発行しti_adm512がTIWAYインタフ
ェースカード216及びPLCと通信する。ti_ad
m512は「リードブロック」要求を適切なPLCへ発
行しそのPLCからの応答を受信する。
【0042】データサーバ510がti_adm512
からブロック40を受信するときに、データ有効フラグ
を読み取り、これが0の場合にはti_adm512は
PLCにメモリーからデータブロックを再読み込みする
ように要求する。更に、ブロック内のカウンタ45を調
べてこのブロック形式で直前に受信したカウンタの値か
ら変更があったかを調べる。カウンタ値が同一の場合に
はこれ以上の処理は行われない。カウンタ値が最後の読
み込みと違っている場合には、ブロック内の各々のデー
タ項目を次に述べるように処理する。
【0043】データサーバ510はデータ項目48につ
いての値の変化だけを探して処理する。ブロック内の各
々のデータ項目はその項目の直前の値に対して検査され
る。そのデータ項目の値について変化がない場合にはデ
ータサーバはブロック内の次のデータ項目に処理を進め
る。データ項目が直前の値から変化した場合、そのデー
タ項目は制御サーバ600(CTRL_SRV)へ各々
のデータ点について独立したVALUEメッセージを使
って送信される。データブロックの読み込みに障害が発
生した場合には警報が生成され警報制御サーバ528へ
送信される。
【0044】VALUEメッセージの文法は次の通りで
ある: VALUE<ソース名><値> ここでソース名は個別のデータ点の名前、また値は測定
の処理パラメータの読み値である。酸素センサーからの
酸素濃度レベル0.0843%を表わすVALUEメッ
セージの例は次のようになる: VALUE CD/O2_LEV_2 84.3
【0045】あるブロックの全てのVALUEメッセー
ジが送信されてから、データサーバはCOUNTERメ
ッセージを制御サーバへ送信する。COUNTERメッ
セージは制御サーバ内でそのブロックの処理を開始させ
るために使用する。
【0046】COUTNERメッセージの文法は次の通
りである: COUNTER<カウンタ名><カウンタ値> ここで「カウンタ名」はカウンタの名前、「カウンタ
値」はカウンタの値である。
【0047】一体成型および視覚検査装置の各々から送
信したデータはPLCから入ってくるデータブロックの
フォーマットを有していないので、射出成型及び視覚検
査制御装置はポーリングされない。その代わり、一体成
型及び視覚検査制御装置は実際に文字列からなり各々の
装置が情報を有する場合に送信される管理制御装置メッ
セージを送信する。図4(a)及び図5(a)では、こ
れらの各々の装置からデータを取得する過程が図示して
ある。
【0048】視覚検査及び一体成型装置では、それぞれ
図4(a)及び図5(a)に図示してあるように、視覚
検査サーバ525(および各々の一体成型サーバ514
a、b、c)がオペレーティング・システムの通信ユー
ティリティを使用してリード要求を発行する。オペレー
ティング・システムの通信ユーティリティはリード要求
を各々の一体成型及び視覚検査装置へ接続しているシリ
アルインタフェースカード22へ送信する。視覚検査装
置20については、各々の視覚検査周期の後で、装置が
シリアルインタフェース経由で管理制御装置へ検査デー
タを送信する。データは一連のASCIIメッセージ
で、レンズあたり1つのメッセージが送信される。メッ
セージはオペレーティング・システムの通信ユティリテ
ィソフトウェアにより取り込まれる。視覚検査サーバ5
25は各々のメッセージを分析し、メッセージから9個
のデータ項目を抽出することでメッセージを分解し、9
つのデータ項目をVALUEおよびCOUNTERメッ
セージを用いて制御サーバ600へ送信する。カウンタ
値は8個のレンズのグループ毎に制御サーバへ報告され
て制御サーバがブロック処理を行えるようにしている。
【0049】詳細については前述の、「自動レンズ検査
システム」と題する同時出願中の米国特許出願第0 /
号(代理人事件整理番号#9 )に
説明してあるように、視覚検査は図4(b)に図示した
ようなデータ列50を含む各々の検査したレンズについ
ての検査結果を報告する。データ列は、レンズ検査パレ
ット上の特定のレンズ個数(1〜16)についてのエン
トリー51、そのレンズの合格/不合格エントリー5
2、内部不良及び内部スコアの結果53と外部不良及び
外部スコア54、組み合わせの欠陥及び組み合わせスコ
ア55、そのレンズについての合計スコア56、および
中央レンズ検査符号57を含む。このデータは後述する
ようなデータサンプルのグループに格納され、リレーシ
ョナルデータベースでの長期保存のため特定のパレット
と関連付けされる。
【0050】同様に、各々の一体成型射出成型周期の
後、各々の一体成型装置はシリアルインタフェース経由
で管理制御装置へ処理データを送信する。データは一連
のASCIIメッセージでレンズ金型のパレットあたり
1つのメッセージが送信される。メッセージはオペレー
ティング・システムの通信ユティリティソフトウェアが
取り込む。各々の一体成型サーバが各メッセージを分析
し、メッセージから14のデータ項目を抽出してメッセ
ージを分解し、これらのデータ項目のうち13項目をV
ALUEメッセージ及びCOUNTERメッセージを用
いて制御サーバ600へ送信する。
【0051】一体成型制御装置の典型的なデータ項目を
図5(b)に図示してあり、これには以下を含む約13
のエントリーを有するデータ列60が含まれる:タイム
スタンプ情報のためのエントリー61、これは制御サー
バ600へは送信されない。製造したレンズ金型の個数
について局部的に生成したカウントからなるエントリー
62、これはサイクル時間(エントリー63)、可塑時
間(エントリー64)、充填時間(エントリー65)、
射出成型ピーク圧力(エントリー66)、射出成型温度
(エントリー67と68)、などを含む。また、各々の
一体成型サーバ514は制御サーバへ送信するときに各
々のデータ項目を独自の名前で識別している。
【0052】詳細については後述するように、制御サー
バがVALUEメッセージを受信した後、メッセージは
更に処理されて特定のインデックス、即ちパレット番号
およびタイムスタンプと相関され、レンズ検査結果及び
イベントのレコードと合わせて処理制御データの履歴レ
コードがリレーショナルデータベース内に格納されるよ
うにする。製造ラインを通過するときに各々のパレット
に与えられる処理パラメータも前述のように永久データ
ベース内に格納され、各々の検査したレンズのレコード
が親パレットに戻り参照される。
【0053】制御サーバ 制御サーバの機能的目標は次のようなものである:ソー
スデータメッセージを統計サーバ406へ転送するこ
と、動的セットアップデータを統計サーバへ提供してユ
ーザー・インタフェース画面(図示していない)が変化
する度に必要なデータを支援すること、およびデータを
ワークフローレコードへ回収してレコードをリレーショ
ナルデータベース202へ格納するために転送するこ
と、である。
【0054】図6は制御サーバ600と管理制御システ
ム10の他のモジュールの間の機能的関連性を示す略図
である。
【0055】システム起動時に、制御サーバ600は制
御サーバが作業を行う処理データの構造を記述してある
スタートアップ設定ファイル610(インクルードファ
イル)を読み込んで処理する。データ供給源611、カ
ウンタ612、インデックス613、ブロック614、
グループ615が設定ファイル内に定義してある。これ
らのエントリーの各々については後述する。またスター
トアップ設定ファイルには統計サーバ406へ送信する
命令のシーケンスの原型(テンプレート)616も含ま
れる。原型616は実行時に能動的表示を支持するため
にデータセットについて統計サーバが実行しなければな
らない演算を記述するために使用する。例えば、演算に
は特定のデータセットについて平均と標準偏差を計算す
る命令が含まれる。原型616は統計サーバのためのデ
ータ「排出先」情報、即ち生成した情報をどこに送出す
るかを含む。更に、制御サーバは設定ファイルから処理
限界と限界を突破した場合に統計サーバが警報制御サー
バに送信すべきメッセージを定義した命令を受け取る。
【0056】制御サーバ600は動作準備が完了した時
点で統計サーバモジュールのスタートアップも命令す
る。START命令601が統計サーバへ発行され、制
御サーバはリアルタイム動作を開始する前にこれの準備
が完了するまで待機する。
【0057】データ点 前述のように、制御サーバは3つの一体成型サーバ51
4a、b、cと、視覚検査サーバ525と、データサー
バ510から処理データを受信する。データ点は点の集
合として受信されるのではなく、一度に1つの点が前述
のVALUEメッセージとして受信される。変更のあっ
たデータ点だけが制御サーバに入力され、システム資源
が固定値の点の値の繰り返しに消費されないようにす
る。制御サーバ600は各々の新しいデータ点の値を取
り出してローカルメモリーの位置またはキューにその点
の「最新の」値として保存する。コンタクトレンズ製造
システムにおいて、制御装置へ入力するためのデータ点
は約400である。データ点は制御サーバに供給源とし
て定義され、システム起動時にSOURCE命令611
を受信する。SOURCE命令の文法は次の通りであ
る: SOUrce <供給源>[Type=<データ形式>][ID
=<id>] [Cycle=<ミリ秒>][Units=<ラベル>][+/-デー
タセット] 次の例ではデータ取得センサー、接点又は装置故障のラ
ベルとその他の特性を指定している。 例:source SEQ_CNT SOURCE命令のオプション[Type」引数は2文
字の文字列で予想されるデータの種類を定義する: AI 同期アナログ入力、実数データ DI 同期デジタル入力、1又は0 CI 非同期接点入力、オプションの値で設定又は解
除する EV 非同期イベント、オプションの値 オプションの引数[ID]は4文字からなる文字列で、
他のラベル方式を相互参照するのに使用する。オプショ
ンの[Cycle]引数はミリ秒で測ったサイクル時間
で、サイクル時間には作業時間と復帰時間を含む。オプ
ションの[Units]引数は10文字の文字列で、エ
ンジニアリング単位を保存する。DI点では点の値が1
の時統計サーバへ転送するデータ属性として単位を使用
する。「−Dataset」フラグを指定すると、統計
サーバへ更新が送出されない。「+Dataset」フ
ラグを指定した場合、転送をもう一度有効にする。これ
は全ての新しい供給源での初期設定値である。
【0058】ブロック ブロックはデータ点の集合(データ供給源)である。制
御サーバブロックはPLCとデータ取得が理解するので
ブロック定義と整列する。ブロックを定義することで、
利用者から制御サーバに一組の点がPLC内で単位とし
て更新され、その組がPLCから管理制御装置管理制御
システム10に単位として送信されたことを通知する。
制御サーバに既知の各々のブロックは、ブロックのトリ
ガであると定義され制御サーバにCOUNTERとして
定義されたデータ点を有する。トリガはそのブロック内
の他の全ての点が報告された後で制御サーバに報告され
る供給源である。トリガの新しい値を受信すると、制御
サーバは次の2つの動作を行う。
【0059】1)統計サーバに送信可能な全てのデータ
点(−Datasetのフラグを立てていない点)でそ
のブロックの一部を成す点を統計サーバへ送信する(一
度に1つ)。トリガはデータ取得サーバから制御サーバ
へ送信するブロック内の最後の項目であるから、ブロッ
ク内の全てのデータ点はブロック内容を統計サーバへ渡
した時点で最新である。制御サーバはその点が直前の読
み値から変更されているいないに関わらず統計サーバへ
全てのブロックの点を送信する。
【0060】2)必要なら各々のデータ点(供給源)の
履歴を特定の処理に割り当てたメモリーキュー内で更新
する。何らかのデータ点での連続した値がメモリーキュ
ーに保存されて利用できる1つの点について「N」個の
最新のサンプルの履歴が存在するようにする。これを行
うことの有用性はサンプルを後述するときに明らかにな
ろう。
【0061】要するに、ブロックトリガは1)処理する
値を制御サーバ600から統計サーバ406へ送信さ
せ、2)データ点供給源の履歴を更新させる、ような機
構である。
【0062】ブロックはBLOCK命令を使って制御サ
ーバへ定義される。BLOCK命令の文法は次の通りで
ある: BLOCK<ブロック>counter=<供給源>[<供給源
>] 次の例では値が装置サイクルカウンタと同期して変化す
る一組の供給源を指定している: 例:block LFBC c=BC_L_CNT 02TIMEBC ID_02_BC 例:block LFBC 02TIMEFC ID_02_FC 統計サーバにデータセットを供給する全ての供給源はブ
ロックの一部でなければならない。引数「Counte
r」はブロックの供給源全てが現行サイクルについて更
新された後で報告されなければならない供給源である。
供給源を更新していない場合、直前の値を保持するもの
と仮定される。詳細については後述するようにリレーシ
ョナルデータベースメモリーレコードを作成するための
サンプルおよびグループのためのトリガとしてカウンタ
を使用する。ブロック定義はカウンタ無しのブロックを
反復することにより更に供給源を含むように変更するこ
とが可能である。
【0063】サンプル 管理制御装置では、特定のレンズパレットが処理間を移
動する際にこれに関係する処理情報を収集保存する必要
がある。制御サーバ600は時間整列データを回収保存
することが出来る。
【0064】サンプルはパレットID又はカウンタのど
ちらかに連結することのできる供給源データ(データ
点)の集まりである。管理制御装置内での典型的な使用
は、パレットIDに結びついている集まりである。バー
コードリーダは測定を行う処理の全ての点に配置してあ
るわけではないので、制御サーバ600はバーコードリ
ーダからのパレットIDとデータを時系列に配列する方
法を提供する。
【0065】パレットIDと供給源データの時系列配置
は実際には次の2つの方法のうちの一方で行うことが出
来る。両方の技術とも本システムで異なったサンプル定
義に同時に使用することが可能である。
【0066】1)バーコードリーダが供給源データのセ
ンサーより先の方にあるとき、特定パレットに関するデ
ータ点情報はそのパレットがバーコードリーダを通過す
るまでの間保存しておかなくてはならない。ブロックト
リガの受信でサンプルが起動される。制御サーバがバー
コード(パレットID)を受信すると、一時的に保存し
ておいた処理データを取り出しそのパレットIDと関連
づけることが出来る。例えば、図20に図示したよう
に、バーコードリーダ82が窒素筐体46内で脱気処理
するパレットより先の方に配置してある。そのため、パ
レット71a、71bがトンネル46を出てバーコード
リーダ82に識別されるとブロックトリガで作成された
サンプルが特定のパレットに関連付けされる(インデッ
クス)ことになる。
【0067】2)バーコードリーダが供給源データのセ
ンサーより後方に配置してあるときバーコードの読み値
を保存し後でデータ点と照合する。この場合、ブロック
トリガの受信によってサンプルに定義された供給源デー
タを回収する。これの重要な例は、どのようにレンズ検
査結果をバーコードパレットIDと相関させるかであ
る。図12(b)に図示したように、各々のバーコード
リーダ88、89を通過するパレット71a、71bの
パレットIDは、それぞれ図13(a)と図13(b)
に図示したように、供給源メモリーキュー660、66
0’にそれぞれ保存される。また視覚検査装置から次に
生成されるデータがこれら供給源メモリーキューから取
り出した特定のパレットIDインデックスと関連付けさ
れる。これは、パレットIDバーコードが走査された時
刻からそのパレットIDからのレンズをALIステーシ
ョンで検査した時刻までの間に所定量のマシンサイクル
が存在するためである。つまり、詳細については後述す
るように、視覚検査装置からのカウンタで起動された場
合、特定のパレットについての視覚検査の結果はバーコ
ードリーダ88又は89に対して供給源メモリーキュー
内の所定のメモリーオフセットに配置された正しいパレ
ットIDを有するサンプルを形成するように、サンプル
命令が定義されることになる。
【0068】(SAMPLE命令を使用して)サンプル
を定義した場合、サンプルに組み込まれる供給源データ
は各々の供給源項目についてのオフセットにそって定義
される。オフセットは制御サーバに対して供給源の履歴
を何サイクル戻すとそのサンプルに属する値を取り出す
ことができるかを伝える。例えば、オフセットゼロでは
現在の供給源の値を取り出すように制御サーバに指示
し、オフセット1では1サイクル前の供給源の値を回収
すべきであることを表わす。
【0069】全てのサンプルは同じサンプル定義のもと
に取り出したほかのサンプルから識別する関連インデッ
クスを有する。バーコードの値が通常このインデックス
に使用される。SAMPLE命令の文法は次に示すとお
りである: SAMple<サンプル> Trigger=<カウンタ> [Index=<供給源> Offset=<遅延時間>] [Source=<供給源> Offset=<遅延時間>] 次の例では、データベースレコード内に取り込みフォー
マットすべき供給源の整列済みの値を指定している。 例:sample NUTIME tri=F_A_CNT i=DEPB_ID o=0 s=NUTIMEAB o=0 例:sample NUTIME s=NUTIMEAB o=0 これは整列した供給源の値の組を指定している。「トリ
ガ」引数はカウンタがデータベース内に永久保存するた
めの取り込みを開始するブロックである。オプションの
「Index」引数はサンプルがおかれているレコード
についてのバーコードを含む供給源である。オプション
の「Offset」引数は直前のサイクルで読み込んだ
バーコードにアクセスするために使用する。インデック
ス供給源が指定されていない場合にはトリガブロックカ
ウンタの現在の値を使用する。各々の供給源のサンプル
についての値はそれ自身のオフセットでアクセスされ
る。オフセットは将来のサイクルの基準値には使用しな
い。サンプル定義はトリガとインデックスのないサンプ
ルを反復することで更に供給源を含むように変更するこ
とが可能である。
【0070】グループ 一組のサンプルを回収しそのサンプルが同じインデック
ス(同一のパレットID)を有する場合、パレットが製
造ラインを通過する際にパレットに影響する処理条件の
ワークフローレコードとなるグループを作成する。図8
には供給源データ点、サンプル、同じインデックスを有
するグループがどのように相互に関連しているかを図示
してある。618a、b、cとラベルをつけてあるサン
プルはそれぞれ2、3、4供給源データ点のブロックに
対応する。つまり、詳細については後述するように、図
8において、サンプル618bは各々の処理サイクルで
累積される3つの供給源データ点からなる。
【0071】パレットが全ての処理拠点を通過し終わる
と、1つのグループについてのサンプル全部が回収さ
れ、そのグループが完結する。図8に図示した状況で
は、グループ内の列のサンプルが全部取り出されると、
あるインデックスのグループが完成する。特定のインデ
ックス(バーコード)についてのグループは、特定のパ
レットが転換(システムから排除)されバーコードスキ
ャナに移らなくなると、終了して全ての転換点でデータ
ベースへ書き出す必要がある。つまり、製造ラインの別
の部分に対応する別のサンプル定義(及び別の名前)を
有する幾つかのグループが存在するが、これらは同じイ
ンデックス(パレットID)番号を有することになる。
【0072】グループが完結すると、そのグループの情
報が長期保存のためリレーショナルデータベースへ送信
される。グループはGROUP命令を使って制御サーバ
に定義する。GROUP命令の文法は次の通りである: GROup<グループ><maxrec>Trigger=<ブ
ロック> [Index=<供給源>Offset=<遅延時間>][REFindex=
<インデックス>] [Test=<供給源> Offset=<遅延時間>[Clear=<グ
ループ>]] [Label=<ラベル>][<サンプル>] 次の例では、データベースレコードについて整列したサ
ンプルの組を指定している。 例:group AB 256 tri=SERVO_CNT i=BCR3_IDB o=0 l=pallet NUTIME NUBUFB FAENCB MONOB group AB CHM1B CHM2B CHM3B CHM4B DEPSB 「トリガ」引数はリレーショナルデータベースへのレコ
ード送出をカウンタが開始するブロックでサンプルを形
成するための引数と同じであっても良い。オプションの
「Index」引数は送信すべきレコードについてのバ
ーコードを含む供給源である。オプションの「Offs
et」引数は直前のサイクルで読み込まれたバーコード
にアクセスするために使用する。オフセットが指定され
ない場合、トリガブロックカウンタの現在の値を使用す
る。グループの定義はトリガ、インデックス、及び試験
供給源のないグループを反復することにより追加のサン
プルを含むように変更することが出来る。オプションの
「Test」引数はインデックス付きレコードが送信さ
れるか否かを制御するために使用する。グループがトリ
ガされたときに所定オフセットにある試験供給源が0以
外の値を有している場合そのレコードは送信される。詳
細については後述するように、リレーショナルデータベ
ースへ送信するフォーマットされたメッセージはオプシ
ョンの「Label」引数で指定したタグから開始す
る。
【0073】リレーショナルデータベースへ送信しよう
とするデータベースレコードを作成する段階を説明する
図9の論理流れ図に図示してあるように、制御サーバ6
00は第1に段階700で前述のようなスタートアップ
設定ファイルを読み込み処理する。次に、段階705
で、制御サーバはこれのデータメールボックス空間(図
示していない)にメッセージが出現するのを待機する。
メールボックスはメッセージ配送サービス(MBX)の
一部で、Arcnetネットワークにより支持され、シ
ステム内のプロセス(タスク)が別のコンピュータ上で
実行されている場合でも相互に情報交換できるようにす
る。つまり、各々のプロセスはメールボックス空間にメ
ッセージが書き込まれるまで待機し続け、メッセージが
メールボックスに書き込まれたのと同じ順序で(FIF
O型キュー)特定のタスクに取り込まれてから転送され
ることになる。この場合、VALUEメッセージはデー
タ取得及び入力から制御サーバが取り出すデータメール
ボックスへ送信される。段階707で、メッセージがV
ALUEメッセージかどうかの決定を制御サーバが行
う。VALUEメッセージの場合には、段階710で供
給源の現在の値が更新される。
【0074】図管理制御システム10(a)はデータ点
の履歴を保存するための一連のメモリー供給源キュー6
20、630、640、640、650を示す。VAL
UEメッセージが段階707で決定したように受信され
ると、これに含まれるデータが更新され各々の供給源キ
ューに関連した現在のメモリー位置に保存される。例え
ば、621、631、641、651で示したメモリー
位置は最初に受信された時点でそれぞれ処理温度パラメ
ータ、圧力、流れ、コンベア処理速度パラメータに関連
するデータ点での現在の値を保存する。
【0075】受信メッセージが段階707で決定したよ
うなVALUEメッセージではない場合、前述したカウ
ンタメッセージである。制御サーバは、段階714に図
示したように、その供給源についてのメモリーキューの
一番上にカウンタによりトリガされたブロックで定義さ
れた各々の供給源についての現在のデータ値を配置する
ように動作する。これを行うことで、全ての値が図10
(a)の矢印で示したようにシフトし、データ値の時系
列配列が維持される。例えば、カウンタトリガの受信時
に、供給源キュー620の位置621にあるTemp1
のついての現在の値がメモリー位置622に入力され
る。メモリー位置622は直前のマシンサイクル(1つ
前のマシンサイクル)のTemp1の値(データ)を保
存するためのメモリーキューの位置である。図10
(a)のメモリー位置623に図示したように、メモリ
ー位置622にあったTemp1の値は2マシンサイク
ル前のtemp1の値となる。これがメモリーキューの
各々の位置で反復実行される。キュー位置624に図示
したようなKサイクル前のTemp1のデータ値は破棄
される。図10(a)で分るように、特定の処理パラメ
ータの履歴を保存するための各々のメモリーキュー62
0、630などの長さは処理によって変化する。つま
り、「K」個までのTemp1処理の読み値がKサイク
ル前までの各々のマシンサイクルで得られた値に対応す
るキュー620に保存され、「L」個までのPRES3
データの読み値がLサイクル前までの各々のマシンサイ
クルで得られた値に対応するキュー630に保存され
る。図20に図示した各々のバーコードリーダはこれと
前述のメモリーキューなどの供給源メモリーキューを関
連付けしてある。特定のバーコードに対するメモリーキ
ューに含まれるデータはそのバーコードリーダを通過す
る各々のパレットについてのパレットIDバーコード番
号を表している。
【0076】図9の段階717では、特定ブロックで受
信したカウンタトリガがサンプルについてのトリガとし
ても定義されているかどうかを決定する。前述のよう
に、サンプルを形成するトリガが受信された場合には、
図9の段階720に図示してあるように、サンプル命令
で指定した全ての供給源データが各々の供給源キューか
ら回収され、データ値のサンプルが詳細を後述するよう
に関連バーコードでインデックスを付けるグループ内に
回収保存される。サンプル設定命令を参照して前述した
ように、供給源キューからのデータは予め設定しておい
たようにどの特定のオフセット(深さ)でも回収でき
る。そのため、図10(b)に図示したように、サンプ
ル回収命令では供給源キュー620、630、640、
650とオフセット626、636、646、656を
指定してインデックスを関連付けした時系列配列処理デ
ータを含むサンプル670を形成することが出来る。
【0077】図9の段階723で図示したように、特定
ブロックから受信したカウンタトリガがあるグループの
トリガとしても機能するかどうかを決定する。前述のよ
うに、適当なトリガを受信したときに共通のパレットI
D番号を有するサンプルが集められてグループを構成す
る。グループ命令はそのグループに含まれるサンプルを
定義し、またトリガも定義してそのグループがデータベ
ースへ送信されることになる。
【0078】図10(c)ではグループを構成するサン
プルの概念が図示してある。カラム637はシステム内
に含まれる全てのパレットについて独自のバーコード番
号(インデックス)を含んでいる。バーコードパレット
ID番号のカラムは必ずしも何らかの数値の順番に並べ
る必要はなく無秩序でも良いことは理解されるべきであ
る。図10(c)に図示した各々の行647はカラムで
識別された特定のパレットIDのサンプルを含むグルー
プを表している。図10(c)に図示したように、例え
ば、グループ645は前述のサンプル670を含む。
【0079】図9の段階724では、グループデータと
バーコードインデックスを含むデータベースレコードの
構成がリレーショナルデータベースへ送信される。レコ
ードがデータベースへ送信される時点で、制御サーバに
よりタイムスタンプが付与されて特定のデータグループ
に対する更なるインデックスとして機能する。グループ
のトリガが段階724で受信されなかった場合、処理を
反復し制御サーバは段階705で次のメッセージを待ち
受ける。
【0080】タイムスタンプ情報(インデックス)を用
いて自動コンタクトレンズ製造システム以外の条件(例
えば空調、湿度、「クリーンルーム」条件など)が製品
の品質に影響し得る特定の時期の間に行われる製品処理
を識別することが出来る。
【0081】図11はリレーショナルデータベース20
2(図1)に送信され保存される1、2、...、nの
ラベルをつけたレコードのグループのフォーマットを示
してある。図11に図示したように、カラム657aは
制御サーバで生成されたとおりに送信された個々のレコ
ードの日時及びタイムスタンプ情報を含んでいる。カラ
ム657bはバーコードインデックス(パレットID)
番号を含む。カラム657cはラベル情報を含み、好適
実施例においては特定のレコードについてデータベース
へ制御サーバから送信するグループ名と符号化した日付
/時間の組み合わせである。カラム657dの残りはコ
ンタクトレンズ製造施設の特定部分で行われる特定の処
理の履歴を含む「J」個までの供給源データ値を含む。
図11に図示したレコード1、2、...、nと同様の
構造を有する別のレコードが同じパレットID番号を有
することがあるが、コンタクトレンズ製造システムの同
じ部分でも別の日付及び時刻における処理を表す、また
は、例えば一体成型アセンブリーステーションの出口で
またはALI視覚検査処理でパレットを破棄した後、同
じパレットについての処理がシステムの別の部分で行わ
れたことを表わす場合があることは理解されるべきであ
る。さらに、1つ以上のレコードが同じパレットインデ
ックスについて作成されるような場合、製造ラインのど
こで処理が行われたかによって各々のレコード内には少
ないまたは多くのデータ供給源の値が含まれることは理
解されるべきである。
【0082】視覚検査結果 図20に図示してあり、また前述の同時出願中の米国特
許出願第08/257,786号(代理人事件整理番号
#9001)に詳細に説明してあるように、各々の裏面
湾曲及び前面湾曲キャリアパレットの裏面湾曲レンズ金
型部分と前面湾曲レンズ金型部分の射出成型及び配置に
続けて、また窒素バッファトンネル46へ進入した後、
2重の交差押し出し機構44が前面湾曲レンズ金型部分
を含むパレットと裏面湾曲レンズ金型部分を含むパレッ
トを対にして充填一体成型アセンブリーステーション5
9へ搬送する。充填一体成型アセンブリーステーション
では、前面湾曲レンズ金型部分にはモノマーが充填され
裏面湾曲レンズ金型部分キャリアパレットがモノマーを
含む前面湾曲レンズ金型部分の上に載せられる。裏面湾
曲レンズ金型部分パレットは再利用のため射出成型ステ
ーションへ再転送される。前述の「製造ライン追跡及び
品質管理システム」と題する同時出願中の米国特許出願
第08/257,790号(代理人事件整理番号#91
66)に詳細に説明してあるように、警報条件が存在し
特定パレットに担持されたレンズが欠陥であり排除すべ
きであると決定された場合、図20で一般に図示してあ
るラムプッシャー装置58は欠陥レンズを含む特定のパ
レットを排除して充填一体成型アセンブリーステーショ
ン59を出てくる空の裏面湾曲レンズ金型部分をコンベ
ア26からコンベア29へ再循環させるように指令され
る。
【0083】図12(a)は充填一体成型アセンブリー
ステーションへ入る直前の前面湾曲レンズ金型部分およ
び裏面湾曲レンズ金型部分のパレット71a、71b各
々の進行方向を示す。図12(a)に図示してあるよう
に、各々のパレットの空洞には特定の方向に1、
2、...、8の番号が付けてある。
【0084】一体成型分離装置を出てから水和チャンバ
ー335に入る前に、図20に図示したように、完成し
たコンタクトレンズを含むパレットが対にされて2つの
パレットが並んで移動する。水和ステーションで、プッ
シャー装置332がキャリア337上の4個のパレット
74を切り離せるように時間設定され、水和処理のため
に32個のコンタクトレンズをグループ化することが出
来る。図12(b)と図20では水和ステーションへ搬
送するためにキャリア337上に切り離された時点の4
個のパレット71a、b、c、dの各々の方向が図示し
てある。図20に図示したように、バーコードスキャナ
88、89がパレット各々を識別した後、水和ステーシ
ョンへ転送される。より特定すれば、バーコードスキャ
ナ88は図12(b)で71a、71bのラベルの付い
たパレットのバーコードを読み取り、バーコードスキャ
ナ89は71c、71dのラベルの付いたパレットのバ
ーコードを読み取る。これがコンタクトレンズ製造工程
における最後のバーコード読み取りである。レンズ自体
がパレットから取り出されるため、またこの点から先に
はこれ以上のバーコードスキャナが存在しないため、水
和中及び水和後のレンズ位置の特定と識別はマシンサイ
クルのカウントから推定する。上記で簡単に説明したよ
うに、各々のバーコードスキャナについて供給源メモリ
ーキューが作成され各々のバーコードスキャナ・メモリ
ーキューに含まれるデータはその下を通過するパレット
ID番号を含む。図13(a)と図13(b)はバーコ
ードスキャナ88と89(図20)に対応しパレットI
Dデータ(インデックス)値を保持するバーコードメモ
リーキュー660、660’を図示してある。パレット
が例えばバーコードスキャナ88の下を通過したとき
に、パレットIDデータが位置661に、即ち現在のデ
ータが保存されている位置に、配置される。図13
(a)の破線矢印で図示したように、次のパレットが通
過すると、もとのパレットIDデータとその後で回収さ
れる全てのパレットIDデータはメモリーキュー内で1
度に1つのメモリー位置づつシフトされる。次に、視覚
検査供給源データ(結果)を回収するためにサンプルが
トリガされるとき、供給源バーコードスキャナ88の特
定オフセット、例えばメモリーキュー位置662にある
パレットIDインデックスがレンズ検査結果データとグ
ループ化される。このサンプルは視覚検査サーバからの
カウンタの受信時にトリガされ、オフセット量がシステ
ムのスタートアップ時に制御サーバにより読み取られた
設定ファイルのサンプル設定にプログラムされていると
おりに予め設定される。
【0085】水和ステーションの出口で、レンズパッケ
ージの底部を形成し検査キャリアパレット76、76’
に担持される射出成型ブリスター(図示していない)へ
レンズを取り出し配置するときに、レンズが反時計回り
に90°回転される。検査キャリアパレットは図12
(c)に図示したように16個の射出成型ブリスターパ
ッケージを担持する。図12(c)では16個のパッケ
ージ各々が水和後に搬送されるときの検査パレット7
6、76’内での方向を示す。検査パレット76、7
6’内での各々のレンズの位置は図示したとおりで、も
とのパレット71a、b、c、dの空洞位置と比較して
図示してある。
【0086】ALI視覚検査ステーションへ入る前に、
パッケージは所定の方法で係合される。図12(d)で
は、視覚検査装置で16個のレンズのグループの検査を
行うためのレンズ検査パレット76の方向を示す。1台
又はそれ以上の視覚検査カメラ(図示していない)が図
12(d)に図示したパレット76について検査チャネ
ル77a、bと関連付けされる。視覚検査カメラは図1
2(d)では小さい文字で図示してあるように1〜16
の番号が付いた各々のコンタクトレンズの位置を検査
し、これが図4(b)を参照して前述したように視覚検
査装置から送信される第1のデータ値51になる。より
特定すれば、検査チャネル77aの観察カメラはレンズ
位置1〜8を検査し、検査チャネル77bの観察カメラ
はレンズ位置9〜16を検査する。パレットが視覚検査
ステーションに向かう予測可能な方法で見ると、また視
覚検査を遂行するのに必要な所定数のマシンサイクルの
観点では、視覚検査の結果は制御サーバが検査結果ブロ
ック50の受信後視覚検査のカウンタを受信した時点で
本来のバーコードパレットID(パレット71a、b、
c、d)が自動的にインデックスとして付けられる。こ
れを実現するには、供給源メモリーキュー660と66
0’がそれぞれバーコードスキャナ88、89で取り出
されたバーコードパレットIDの読み値となる(図13
(a)及び図13(b))。スキャナでのバーコードパ
レット識別の時刻から検査パレットの各々のレンズ位置
が検査される時刻までの間に所定量のマシンサイクルが
存在するので、各々の空洞の結果はバーコードパレット
ID供給源キュー660、660’各々の所定数のメモ
リー位置だけオフセットしたパレットIDインデックス
と関連付けされる。例えば、図12(d)に図示したよ
うに、レンズ位置番号5〜8と13〜16のレンズ検査
結果には図13(a)の供給源メモリーキュー660の
622とラベルをつけたバーコードスキャナ88メモリ
ーオフセット位置に関連付けされる。同様に、レンズ位
置番号1〜4と9〜12のレンズ検査結果は図13
(b)の供給源メモリーキュー660’の622’とラ
ベルをつけたバーコードスキャナ89のメモリーオフセ
ット位置と関連付けされる。視覚検査の結果にバーコー
ドパレットIDが付けられると、(視覚サーバから)視
覚カウンタの受信時にグループ化されて前述しまた図1
1に図示したようなデータベースレコードを形成する。
【0087】分散図 特定のパレットIDについての履歴処理データが全部デ
ータベース内のレコードとして収集されると、更に処理
し分析するために利用できるようになる。例えば、前述
したように、x軸上の1つの変数をy軸上の別の変数に
関連づけるチャートである分散図を形成するのが望まし
い。例えば、品質の測定値は処理変数に対してプロット
するとその特定の処理変数が品質に影響を与えるかどう
か、またどの程度影響するかを決定できる。プロットし
た分散図の情報によって変数についての適正な動作セッ
トポイントの選択が出来るようになるが、これは処理パ
ラメータの値が変化すると品質の測定値がどのように変
化するかを簡単に決定できるためである。
【0088】図14には検査結果(y軸)と処理パラメ
ータ(x軸)の分散図が図示してある。より特定すれ
ば、前面湾曲レンズ金型のモノマー充填レベルの関数と
してALIからの検査結果で求まるようにパレット内の
1つの特定の空洞についてのレンズ欠陥の量を示すプロ
ットが生成されたことになる。これ以外にもモノマー充
填レベルのプロットを全ての記録したパレットの特定の
空洞位置に関連させることが出来る。図14に図示した
ように、この検査の結果はレンズ製造工程が前面湾曲レ
ンズ金型部分内のモノマー充填レベルを、矢印Aで示し
たように欠陥のないレンズを製造するために決定された
受け入れ可能な範囲内に、制御できる必要があることを
示している。ほとんどの変動は標準偏差内で起こるの
で、最適な充填レベルの設定点の第1の選択は、図14
でやじるしBで図示したように受け入れ可能な範囲の中
心とすることである。図14においてプロット記号87
9として図示した単一の空洞マーカーだけが簡略化のた
めに含めてある。他の空洞を表す他の種類のマーカーを
同じグラフ上に含めることも出来る。特定パレットの空
洞間に差がない場合、マーカーは相互に重なり合う。1
つ又はそれ以上の空洞が同じ特性を示さない場合、マー
カーは重ならず、見えるようになり、空洞間に差がある
ことを示し、全ての空洞で良好なレンズを製造できるよ
うに補正すべきであることが分る。
【0089】図16(a)から図16(c)はリレーシ
ョナルデータベースで利用できるデータレコードから分
散図のプロットを生成するための処理の流れ749を示
す。段階750で示した第1の段階は、メッセージをデ
ータベースに送信してパレット(バーコード)インデッ
クスについてのパラメータデータを取り出させ、段階7
52ではメッセージをグラフサーバへおくって分散図の
ために表示を設定させることである。データベースの適
正な問合せで所望の報告を収集し表示させることが出来
るようにする手順の組み立てはデータベース・プログラ
ミングの分野の当業者のプログラマーには公知であるこ
とは理解されるべきである。段階754で示した次の段
階では、あるチャネルに独自の空洞プロット記号(マー
カー)を割り当て、また分散図表示となる他のグラフィ
ック属性も割り当てる。各々の軸で値の分散(範囲)は
例えば縮尺内にデータ点をプロットできるようにレンズ
欠陥データの最大量を設定することで設定できる。段階
756では、プログラムはデータがデータベースから到
着するのを待機し、段階758ではまだ到着するデータ
があるかどうかの決定を行う。段階758で更に受信す
るデータがある場合には、段階765でパレット空洞位
置番号1についてのレンズ検査結果データがプロットす
るよう要求されているかを決定する。要求がある場合に
は、段階767で、パレット空洞1と2に関連する各々
のデータ「ax」と「bx」をグラフィックスパッケー
ジに送信してプロットを行わせ、また受信した現在のデ
ータ値が第1のデータ値の場合には現在の範囲の最小値
と最大値を段階781とそれ以降で設定する(図16
(b)及び図16(c))。現在のデータ値が第1のデ
ータ値ではない場合には、段階769でパレット空洞位
置番号3に対するレンズ検査結果データをプロットする
ように要求されているかを決定する。要求がある場合に
は、段階771でそれぞれパレット空洞3と4に関連す
るデータaxとbxをグラフィックスパッケージに送信
してプロットさせる。次に、段階773では、パレット
空洞位置番号5に対するレンズ検査結果データをプロッ
トするように要求されているかどうかを調べる。要求が
ある場合には段階775でパレット空洞5と6にそれぞ
れ関連したデータであるaxとbxをグラフィックスパ
ッケージに送信してプロットさせる。要求されていない
場合には、段階777で、パレット空洞位置番号7に対
するレンズ検査結果データをプロットするように要求さ
れているかどうかを調べる。要求がある場合には段階7
79で、パレット空洞7と8にそれぞれ関連付けされた
y軸データaxとbxをグラフィックスパッケージに送
信してプロットさせる。適切なメッセージをグラフィク
スサーバに送信して段階767、771、775、77
9で決定したように特定空洞の結果をプロットさせた
後、段階780で受信した現在のデータが受信する第1
のデータかどうかを調べる。第1のデータであれば、変
数min、max、imin、imaxを段階781で
初期化する。変数「indep」はプロットのための独
立x軸変数を表し、変数「imin」、「imax」は
それぞれ変数indepの最小値と最大値を表す。段階
783で、現在取り出したaxデータの値がプロットし
ようとするy軸データの範囲の下限かどうかを調べる。
axがminの値より小さい場合には、minの値をデ
ータ点axと等しくなるように段階785で設定する。
段階787では、同様に現在のbxデータ値がプロット
しようとするy軸データの範囲の下限かどうかを調べ
る。受信したデータの値bxがminの値より小さい場
合には、段階789でminの値をデータ点bxと等し
くなるように設定する。次に、段階791では現在のa
xデータ値がプロットしようとするy軸データの範囲の
上限にあるかどうかを調べる。受信したデータの値ax
が現在のmax値より大きい場合には、maxの値をデ
ータ点axと等しくなるように段階793で設定する。
段階795では、同様に現在のbxデータの値がプロッ
トしようとするy軸データの範囲の上限にあるかどうか
を調べる。bxがmaxの値より大きい場合には、ma
xの値をデータ点bxと等しくなるように段階797で
設定する。段階776では、現在のindepデータ値
がx軸データ(例えばモノマー充填レベル)の範囲の上
限かどうかを調べる。indepが現在のimaxの値
より大きい場合にはimaxをindepに設定する。
同様に、段階782で現在のindepデータ値がx軸
データの範囲の下限にあるかどうかを調べる。inde
pが現在のiminの値より小さい場合には、imin
をindepに設定する。段階758で要求されたデー
タをまだ取り出す必要があると分った場合には、ループ
を反復し、グラフィックサーバは新しいデータが到着す
るのを段階756で待機する。
【0090】段階758でこれ以上取り込むべきデータ
がない場合には、段階759で図示したようにファイル
メッセージの正常な終端が受信されたかを調べる。ファ
イルメッセージの正常な終端が受信された場合には、段
階799でy軸範囲即ちmax〜minの値を設定し、
またx軸範囲即ちimax〜iminの値を設定して、
適切なメッセージをグラフィックスサーバへ送信し、分
散図を実際にプロット又は表示する。段階761で処理
が終了する。ファイルレコードの終端がない場合にはエ
ラートレースメッセージを段階762で生成する。
【0091】ヒストグラム ヒストグラムは特定の種類の欠陥のカウントを表示する
(ある種の合格/不合格品質測定)グラフ図である。カ
ウントはパレット空洞で実行して他と異なるように実行
する空洞を分離(修正)する。
【0092】図15は特定のパレット上の特定の空洞位
置についてのレンズ欠陥の量に関するヒストグラム89
0を示す。より特定すれば、各々のバー889は利用者
が指定した時間間隔の間に結果が得られた特定のパレッ
トの各々の空洞についての欠陥の数を表す。こうしたグ
ラフから、何らかのパレット上のどの空洞位置で他より
欠陥が多いかを簡単に調べることが出来る。図15に図
示したグラフ図などの状況は矢印で示した7番の空洞に
汚染物質が存在していることを示している。
【0093】図17はリレーショナルデータベースで利
用可能なグループデータレコードからヒストグラムのプ
ロットを生成するための処理の流れ800を示す。段階
801は特定の時間範囲にわたって特定のパレットにつ
いての特定の品質測定における合格/不合格測定結果
(検査結果)を回収するようにデータベースに要求して
いる。段階803でしばらく待機した後、段階805で
データベースが要求されたデータ情報を含むファイルを
供給したかを決定する。ファイルが供給された場合に
は、グラフィックスサーバはファイルを読み取り、段階
807で示したように空洞あたりの欠陥の現在の総数を
保持する。範囲は自動的に設定してデータが正確にプロ
ットされるようにする。データベースから送信されたフ
ァイルを読み出した後、段階809で要求しただけのデ
ータが受信されていないなどの何らかの問題があるか、
または予期しない合格/不合格符号が得られた例えば問
題が検出された場合には、段階811で問題を報告して
段階812で終了メッセージをグラフィックスプロセッ
サに送信する。報告すべきデータ上の問題がない場合に
は、データをプロットするようにメッセージをグラフィ
ックスディスプレイに送信して段階810に示すように
データをプロットする。
【0094】データベースが段階805でファイルを供
給しなかった場合には、段階806に示すようにシステ
ムは5回待機する。5回目の後で、データベースがまだ
ファイルを供給していない場合には、段階812でグラ
フィックスサーバにメッセージを送信し、他のグラフィ
ック表示要求を受け入れるように開放される。
【0095】処理幅ヒストグラム 処理幅ヒストグラム分布は一連の処理読み値の値がどの
ように分散しているかを示すグラフ図である。正規分布
している処理では、例えば釣り鐘型のヒストグラム・プ
ロットを示す。この種のヒストグラムは製造処理内の異
常又は測定装置の欠陥を特定する上で有用である。
【0096】図18は特定の処理パラメータ(例えばモ
ノマー充填レベル)がどのような挙動を示すかといった
使用を提供する処理幅ヒストグラム870を示す。図1
8に図示したように、データは16個の等しい間隔の領
域に分割される。各々の領域はバー869で示され、高
さはその領域で発生したサンプル数を表す。全てのヒス
トグラムのバーの輪の幅が仕様上の幅と等しいか又はこ
れより小さい場合には、その処理は仕様上の許容範囲内
で制御されていることになる。ヒストグラムの形状が釣
鐘状曲線であれば、パラメータ変動は正規分布をしてい
るということが出来る。
【0097】図19はリレーショナルデータベースで利
用可能なグループデータレコードから処理幅ヒストグラ
ムのプロットを生成するための処理の流れ814を示
す。段階815は、特定の時間間隔にわたる特定の処理
パラメータについての値を回収するようにデータベース
に要求する段階で、データをグラフィックスサーバへ送
信する。段階817でしばらく待機した後、段階819
でデータベースが要求したデータ情報を含むファイルを
供給したかどうかの決定を行う。ファイルが供給された
場合には、グラフィックスサーバはファイルを読み段階
821で示したように処理パラメータについての最大値
と最小値の集計を保持する。範囲は最小値と最大値から
自動的に設定され、x軸座標が16個の等しいデータグ
ループに分割される。段階825でファイル内の各々の
データ値が読み取られ、どのデータグループにその値が
入るかの決定を行い、その特定のデータグループについ
てサンプルカウント(図示していない)を1つ増加させ
る。段階827でファイルの正常な終端が見つかったか
どうかの決定を行う。ファイルの正常な終端は、データ
ベースからのデータ読み取りで問題が発生しなかったこ
とを表わす。問題が検出された場合には、段階831で
問題を報告し段階833で終了メッセージをグラフィッ
クスプロセッサに送信する。報告すべきデータ上の問題
が内場合には、段階829に示すようにデータをプロッ
トするようにメッセージをグラフィックスディスプレイ
に送信してデータをプロットさせる。
【0098】データベースが段階819でファイルを供
給しなかった場合には、システムは段階820に示すよ
うに5回だけ待機する。5回目の後でデータベースがま
だファイルを供給していない場合には、段階833でメ
ッセージをグラフィックスサーバに送信して他のグラフ
ィック表示要求を受け入れられるように開放する。
【0099】統計サーバ 図1に図示したような統計サーバ406はリアルタイム
データ値のリポジトリである。データは利用者定義の論
理グループ又はデータセット内に保存される。統計サー
バの能力はデータに対して変換を適用するまたは「実行
する」ことの出来る能力である。制御サーバから受信し
た場合のデータ値は自動的に警報条件を追跡されて要約
され、サーバは統計処理制御を実行して関連する警報を
設定したり解除したりする。データセットからの値は現
在の傾向と動きのある状態画面を示すように転送され
る。
【0100】図6に図示したように、STATE命令6
04がコンソールサーバ403とグラフサーバ405か
ら制御サーバ600へ送信される。これらの命令はデー
タセットを示しており任意で方法の名前を示す。この命
令は統計サーバ406への命令を制御サーバ600に発
行するようにキューを送るために使用する。これらの命
令は統計サーバ406に適切な計算を行って画面を支持
し、結果をオペレータステーション400で有効になっ
ている表示モジュール送信するように指示する。
【0101】方法の名前が与えられた場合には、STA
TE命令604は制御サーバを呼び出して、特定のデー
タセットに適合するように置き換えを行った所定の命令
の組(方法)を統計サーバへ送信させる。方法は統計サ
ーバへ送信する一組の命令についてのテンプレートであ
ると考えられる。
【0102】制御サーバ600は3種類の出力を統計サ
ーバ406に提供する。
【0103】1)STARTメッセージ601はシステ
ムのスタートアップ時に統計サーバの実行を開始させ
る。
【0104】2)供給源データメッセージ602は、統
計サーバに新しいデータ値を通知する。データは専用の
統計サーバのメールボックス(図示していない)へ送信
される。メッセージの一般的形式は「データセット名=
値」である。
【0105】3)統計サーバがデータ処理を行う方法を
変更し、また統計サーバで生成したデータの宛先を追加
又は削除するメッセージである。統計サーバへ送信され
る主要なメッセージの形式は次のようなものがある:D
ATASET、これは名前の付いたデータセットについ
て統計サーバ内での保存を割り当てる。SINKは統計
サーバから出て行くデータの宛先を指定する。PERF
ORMは統計サーバがデータセットに対して適用すべき
関数を指定する。REMOVEは統計サーバからオブジ
ェクトを除去する(dataset、sink、per
formなど)。CONTROLはデータセットについ
ての統計処理制御のため統計サーバ内のデータセットの
警報範囲の限界を設定する。
【0106】時系列的傾向 測定又は計算を行ったパラメータはどれも時間に対して
単一の傾向としてプロットすることが出来る。複数の時
間プロットを一般的傾向について比較することが可能で
ある。分、時、日、週にわたるデータを表示するために
固定された時間の尺度が利用可能である。
【0107】統計サーバ406はデータセット(同じデ
ータ供給源からの多数のサンプル)を設定することの出
来るパッケージを含む。データセットを設定すると、何
らかの基準に基づいて実行すべき演算を自動的に行うよ
うに設定することが出来る。sinks(生成した結果
の宛先)は、例えばグラフ表示するためのオペレータス
テーションまたは履歴を作成するための別のデータセッ
トを動的に設定することが出来る。
【0108】サイクル、分(6秒サイクル10回)、時
(60分)、日(24時間)、週(7日)にわたる傾向
としてグラフ化することが望まれるデータ供給源の各々
について、「s」を大きさとする一連の又はカスケード
したデータセットを生成する必要がある。これを実現す
るにはそのデータセットについての最近の60個の値を
保存しておき、グラフ化するためまたは何らかの演算を
実行するためにオペレータステーションへ送信するよう
命令されたとき利用できるようにしておく。以下に例を
挙げる:
【0109】処理パラメータのモノマー分注レベル「D
EPO2LEV」を各サイクル毎1回測定し60個迄の
値を保持できるデータセットDEPO2LEV s=6
0へ供給する。10番目の読み値毎に前述したPERF
ORM命令を起動して最近の10個の値に対して平均値
計算を行い、結果は60個までの値を保持できるデータ
セットDEPO2LEV/M s=60に供給する。こ
のあとDEPO2LEV/Mの60番目の読み値がPE
RFORMを起動して平均値をデータセットDEPO2
LEV/H s=60に供給する。同様に、DEPO2
LEV/Hの24番目毎の読み値がPERFORMを起
動して平均値をデータセットDEPO2LEV/D s
=60に供給し、DEPO2LEV/Dの7番目毎の読
み値がPERFORMを起動して平均値をデータセット
DEPO2LEV/W s=60に供給する。カスケー
ド接続は次のように見えることになる: サイクル読み値 −> データセットDEPO2LE
V 1分間の平均 −> データセットDEPO2LE
V/M 60分の平均 −> データセットDEPO2LE
V/H 1時間の平均 −> データセットDEPO2LE
V/D 1日の平均 −> データセットDEPO2LE
V/W等。 ここでM、H、D、Wは詳細を後述するズーム係数であ
る。DEPO2LEV/Mと呼ばれるデータセットと同
じ名前のDEPO2LEV/Mのsink(データセッ
トの宛先)を決定するには、ソフトウェアで実行する方
が簡単なsinkの動的生成と除去を行う。sinkは
傾向データをグラフ化するためにオペレータステーショ
ンで動的に生成される。次のsinkの組がシステム初
期化時に作成され要求された時点でグラフ化する分、
時、日、週のデータを生成するために存在している: sink DEPO2LEV/M d=DEPO2LE
V/M sink DEPO2LEV/H d=DEPO2LE
V/H sink DEPO2LEV/D d=DEPO2LE
V/D sink DEPO2LEV/W d=DEPO2LE
V/W
【0110】個々のデータ供給源の読み値が制御サーバ
から統計サーバへ送信されたときに履歴サンプルを生成
するには、次の一連の動作を定義しておく: perform DEPO2LEV f=mean s
=DEMP2LEV/Mt=10 perform DEPO2LEV/M f=mean
s=DEPO2LEV/H t=60 perform DEPO2LEV/H f=mean
s=DEPO2LEV/D t=24 perform DEPO2LEV/D f=mean
s=DEPO2LEV/W t=7 ここで第1のperformはデータセットDEPO2
LEV(データ点DEPO2LEVでサイクル毎に取り
出したデータ供給源読み値)に到着した10個のサンプ
ルの平均値を取り、結果を排出先DEPO2LEV/M
に送信する。DEPO2LEV/MはデータセットDE
PO2LEV/Mとなるように(上記で)定義されてい
るので、DEPO2LEVデータ供給源の毎分平均につ
いての履歴を保存することになる。同様に、第2のpe
rformはデータセットDEPO2LEV/Mに到着
した60サンプルの平均を取る(データセットDEPO
2LEV/Mから取り出した毎分の平均の読み値)命令
であり結果を排出先DEPO2LEV/Hへ送信する。
DEPO2LEV/Hは、データセットDEPO2LE
V/Hとなるように定義されているのでデータ供給源D
EPO2LEVの毎時平均についての履歴を保存するよ
うになる。さらに、第3のperformはデータセッ
トDEPO2LEV/Hに到着した24サンプルの平均
(データセットDEPO2LEV/Hから取り出した毎
時の平均読み値)をとる命令で、結果を排出先DEPO
2LEV/Dに送信する。DEPO2LEV/Dはデー
タセットDEPO2LEV/Dとなるように定義されて
いるのでデータ供給源DEPO2LEVの毎日平均につ
いての履歴を保存するようになる。最後のperfor
mはデータセットDEPO2LEV/Dに到着した7サ
ンプルの平均(データセットDEPO2LEV/Dから
取り出した毎日の平均読み値)をとる命令で、結果を排
出先DEPO2LEV/Wへ送信する。DEPO2LE
V/WはデータセットDEPO2LEV/Wとなるよう
に定義されているので、データ供給源DEPO2LEV
の毎週平均についての履歴を保存することになる。デー
タセットと、排出先と、perform命令とが定義さ
れてしまえば、そのperform命令について定義さ
れた基準に適合している限り(例えば10個のサンプル
がデータセットDEPO2LEVに到着したなどの)計
算は実行され続けることになる。
【0111】図21(a)は固定の時間縮尺に対して処
理パラメータのプロットを作成するためのシーケンス5
60で、システム内の処理パラメータの傾向を示す。オ
ペレータ又はユーザー・インタフェースにおいて、オペ
レータはリアルタイムで変化するある種の処理パラメー
タを参照するように(6秒毎のシステム周期で)、また
は一定の期間(日単位、週単位)にわたって変化する何
らかの処理パラメータを参照するように、要求を出すこ
とが出来る。傾向を生成する要求のエントリーはM、
H、D、Wの値と0より大きい2進数値を有する拡張子
である「ズーム係数zoom_factor」を含み得
る文字列である。段階561に図示した第1の段階では
zoom_factorの値を評価する。zoom_factorの値が0に等
しい、即ちzoom_factorが指定されていない場合には、
図21(a)の段階564に図示したようにデータセッ
トには供給源又はシステムの時間的縮尺(各周期毎)が
設定される。例えば、前述のデータセットDEPO2L
EVに含まれる60個の値はデータセットとしてグラフ
ィックサーバへ送信され、プロットされる。次に、段階
584では、制御サーバの命令により統計パッケージへ
の適当なリンクを張り、統計パッケージへデータを供給
するメッセージを送信する。段階586では、プロット
する範囲を設定するために使用する変数minとmax
が初期化される。段階588では、データセットの各々
の値が読み込まれ、段階590で特定のデータセットに
まだ何らかの値が残っているかが調べられる。
【0112】更に値が残っている場合には段階591で
データセットの現在の最小値minとデータセットの現
在の値を比較する。現在の値がminの値より小さけれ
ば、段階592でminの値に現在のデータセット値の
値を割り当てる。現在の値がデータセットの最小値より
小さくない場合には、段階593でデータセットの現在
の最大値(max)と現在のデータセットの値を比較す
る。現在値が最大値より大きい場合、max値には段階
594で現在のデータセット値の値を割り当て、プログ
ラムは段階588へ復帰して、データセットから次の値
を読み込み、段階590から594を繰り返す。段階5
90で現在のデータセットから読み込むべき値がこれ以
上存在しなくなれば、制御サーバから段階595で利用
者定義の限界が要求される。次に、段階599でデータ
セットの傾向データをプロットする前に、文字ラベル、
max〜min範囲、限界線とラベルが段階597で設
定され、データを見て分るようにプロットされる。
【0113】zoom_factorの値が0と等しくない場合、
即ちzoom_factorが指定されている場合には、段階56
5で命令がズームアップ命令かどうか、即ち固定x軸傾
向をもっと大きな時間間隔(例えば時間から日単位へ)
拡大する、またはズームダウン命令かどうか、即ち固定
x軸傾向を日単位から時間単位へという具合にもっと小
さな時間間隔に縮尺するように要求する命令かどうかが
調べられる。要求がズームアップ命令の場合には段階5
66で現在のズーム係数状態が「日」単位かどうか、段
階567で「時間」単位かどうか、段階568で「分」
単位かどうか、段階569で「供給源」(リアルタイ
ム)かどうか、を調べる。現在のzoom_factorの状態が
日単位の場合には、段階571でzoom_factorを週単位
(W)に増大し、又は現在のzoom_factorが時間単位の
場合には段階573で日(D)単位に増大し、又は現在
のzoom_factorが分単位の場合には段階574で時間
(H)単位に増大し、又は現在のzoom_factorが0(シ
ステム周期)の場合には段階576で分(M)単位に増
大する。
【0114】要求が図21(a)の段階565で調べた
ようにズームダウン命令の場合、現在のズーム係数の状
態が分単位かを段階577で調べ、段階578で時間単
位かを調べ、段階579で日単位かを調べ、又は段階5
80で週単位かを調べる。現在のzoom_factorが分単位
の場合には、段階581でzoom_factorを供給源(シス
テム周期時間)に減少させ、又は現在のzoom_factorが
時間単位の場合には、段階572でzoom_factorを分単
位(M)に減少させ、又は現在のzoom_factorが日単位
の場合には、段階582でzoom_factorを時間単位
(H)に減少させ、又は現在のzoom_factorが週単位の
場合には、段階583でzoom_factorを日単位(D)に
減少させる。要求された処理パラメータの傾向グラフに
ついてのzoom_factorが図21(a)に示したような論
理で決定されると、統計サーバへ送信すべきデータセッ
トが供給源(処理データ)及び決定したzoom_factorを
有するデータセットとなる。例えば、前述したモノマー
分注量の例では、データセットはd=DEPO2LE
V、d=DEPO2LEV/M、d=DEPO2LEV
/H、d=DEPO2LEV/D、またはd=DEPO
2LEV/Wとなる。
【0115】オンライン及びオフラインのリレーショナ
ルデータベース202に大量のデータが存在しているた
め、製造を最適化する目的でグラフィックとして表示又
は作表させることの出来るその他の比較や関連付けは多
数存在する。例えば、処理パラメータと共に各々の製造
したレンズの検査結果を含む製造レコードをアクセスし
FDA規則に従って保守することも出来る。他の例とし
ては、滅菌装置制御装置(図示していない)からの滅菌
状態合格/不合格の指標と、ロット番号と、滅菌実行番
号とを含む滅菌装置サイクル条件レコードをデータとし
てシステムが取り込むことが出来る。これらのファイル
はオフラインデータベース保存領域内に保存し長期間に
わたる滅菌装置の性能の傾向を分析するために取り出す
ことが可能である。更に、このデータにアクセスして、
連邦規制局の必要とする装置ならびに処理の有効情報を
提供することが出来る。統計処理制御を含むデータに対
するその他の演算の種類も実行でき、動的制御限界と警
告付きのXバーRチャートを生成する、製造の要約、現
在の読み値、警報指示の状態画面を表示用に生成する、
有効な注意、警報、勧告の説明を含む警報リストを作成
する、機械毎の警報カウント及び警報持続時間のパレー
ト・チャート、または機械装置毎の不良レンズのパレー
ト・チャートの態様でグラフィック表示を生成して製造
ラインの機械の性能をモニターする、などが可能であ
る。警報状態の例としては、インデックスモータが初期
化されない、又は水和ステーションで上部チャンバー真
空状態が作成されない、又は水和ステーション内の空気
圧異常、などがある。その他のグラフィック表示として
は次のようなものがある:運転の変化のタイムスタンプ
付き記録のイベントと積算した検査結果(歩留まり)の
時間軸プロットの表示を生成できる。
【0116】これらの特徴は各々のステーションで利用
可能な少なくとも2つの補助ユーザー・インタフェース
(400)に割り当てられる。エンジニアリング・コン
ソール・サーバ(図示していない)を使用して工程分析
と最適化を行う。製造ラインの運転と装置の診断は製造
コンソール・インタフェース(図示していない)により
支持される。主オペレータステーションは勤務交代を追
跡しオペレータのログイン(パスワード入力が必要)に
より保護された警報確認を実行することが出来る。
【0117】パレート・チャート 装置毎の警報カウント及び警報の持続時間のパレート・
チャートの態様によるグラフィック表示、またはパレッ
ト状態のパレート・チャートを生成することが出来る。
図22(a)はカウントによる警報状態のパレート・チ
ャートである。警報状態は警報制御サーバ528から受
信したデータ値で、警報制御サーバ528はコンタクト
レンズ製造ラインには制することのある各々の警報状態
のカウントを記憶する。図22(a)に図示したよう
に、各々のバーは色分けされており警報状態の頻度を表
す。例えばバー902aは水和ステーションに上部チャ
ンバーが存在しない状態を表し、バー902bはモータ
が初期化されていない状態を表す。これら2つの警報状
態は特定の製造運転時に発生する最も頻繁な警報を表し
ている。
【0118】図22(b)は時間による(持続時間によ
る)警報状態のパレート・チャートを示す。時間による
警報状態はコンタクトレンズ製造中に各々の警報状態が
存在する又は存在していた持続時間を記憶する警報サー
バから受信したデータ値である。図22(b)に図示し
たように、各々のバーは色分けされており形状状態の持
続時間を表す。例えばバー903は1時間26分の間水
和ステーションに上部チャンバーがなかった状態を表わ
している。
【0119】図22(c)はパレット状態(状態符号)
のパレート・チャートである。このチャートはパレット
が特定のバーコードスキャナ例えば型抜きアセンブリー
出口にあるバーコードスキャナ86を通過した際のパレ
ットの異常の理由を示している。例えば、チャート上の
バー905aは過剰なモノマーリング(HEMAリン
グ)が型抜き後に存在したことで249個のパレットが
破棄された、または型抜き後に裏面湾曲レンズ金型部分
がまだ存在していた(状態符号−18)ことを表わして
いる。同様に、バー905bは紫外線重合トンネル内で
の障害、即ち紫外線ランプ又はヒーターの機能障害によ
り50個のパレットが破棄された(状態符号−4)こと
を示す。y軸に図示した頻度は前述のパレート・チャー
トの各々について降順で並べ替えられている点に注意さ
れたい。パレット状態のパレートチャートは製造ライン
内の全てのバーコードスキャナについて生成できること
を特筆すべきだろう。
【0120】図23は警報制御サーバ及び統計カウント
サーバから入手できるリアルタイムデータからパレート
・チャートを生成するための処理の流れ901を示す。
段階904で図示した第1の段階は、生成して表示する
ように要求されたパレート・チャートの種類の決定であ
る。要求が警報状態のパレート・チャートの生成であれ
ば(図22(a)、図22(b))、段階907で時間
(持続時間)によるパレート・チャートが要求されてい
るかを調べる。時間毎のパレート・チャート要求であれ
ば、段階909で警報制御サーバに持続時間の順序で上
位8個の最も頻繁に発生した警報についてのデータを提
供するように要求する。段階907で警報カウントによ
るパレート・チャートが要求されている場合には、段階
911で警報制御サーバに発生頻度で最も頻繁な警報の
上位8種類のデータを提供するように要求する。段階9
04で要求されたパレート・チャートの種類が警報につ
いてでなければ、要求は特定のバーコードスキャナ又は
全てのバーコードスキャナについてのパレット状態符
号、即ちパレットが排除された最も多い理由(図22
(c))の要求である。このような要求が成された場合
には、図23の段階906で統計カウントサーバに要求
されたバーコードスキャナ又は全てのバーコードスキャ
ナで最も頻繁なパレット状態の8種類の条件に付いての
データを提供するように要求する。図22(c)のチャ
ートはバーコードスキャナ86(図20)について要求
された最も頻繁な符号を示す。
【0121】段階913に図示したようにかなりの時間
がかかる全てのデータの収集の後、パレート・チャート
セットアップ命令をグラフサーバに送って段階916に
図示したようにパレート表示を設定させる。次に、段階
919でパレート・グラフデータをグラフサーバへ送信
し、サーバでグラフを生成して表示のためオペレータス
テーションへ送信する。オペレータが何らかの動作を取
るよう要求するまで、例えばリアルタイムで現在のパレ
ート表示を更新する、または別の種類のパレート・チャ
ートを表示するように要求するなどが無い限り、グラフ
はオンラインのままである。つまり、段階922で、シ
ステムはオペレータからの命令入力を待機しており、段
階924でオペレータが別の種類のチャートを生成する
ように要求したかを調べる。別の種類のパレート・チャ
ートを生成するように要求した場合には、図23の段階
904にシステムが復帰し、どの種類のパレート・チャ
ートを生成するように要求されているかを調べる。別の
種類のグラフ又は表示が要求されている場合には、段階
927で現在のパレート・チャートを閉じ、グラフ表示
を終了する。
【0122】本発明はこれの好適実施例を参照して図示
し説明してきたが、態様及び詳細における前述の及びそ
の他の変化は本発明の趣旨と範囲を逸脱することなく成
し得るものであり本発明は請求の範囲によってのみ制限
されるものであることは当業者には理解されよう。
【0123】本発明の具体的な実施態様は、次の通りで
ある。 1)前記相関させるための手段は最適化のために所定の
計算した入力パラメータを前記処理制御データから導い
た測定リアルタイムデータと比較することを特徴とする
請求項1又は2に記載のコンタクトレンズを製造するた
めの自動製造ラインにおける処理パラメータを最適化す
るための品質管理システム。 2)前記計算し測定したデータが前記検査データと時間
的に比較されることを特徴とする実施態様1に記載のコ
ンタクトレンズを製造するための自動製造ラインにおけ
る処理パラメータを最適化するための品質管理システ
ム。 3)各々の処理制御装置が所定の処理パラメータのリス
トを保持し前記所定の処理パラメータの1つが所定の範
囲にない場合には警報条件を報告することを特徴とする
請求項1又は2に記載のコンタクトレンズを製造するた
めの自動製造ラインにおける処理パラメータを最適化す
るための品質管理システム。 4)前記相関させるための手段は処理制御装置毎の警報
条件のパレート・チャートを生成することを特徴とする
実施態様3に記載のコンタクトレンズを製造するための
自動製造ラインにおける処理パラメータを最適化するた
めの品質管理システム。 5)前記相関させるための手段は制御されていない傾向
値を前記処理制御データから分離することを特徴とする
請求項1又は2に記載のコンタクトレンズを製造するた
めの自動製造ラインにおける処理パラメータを最適化す
るための品質管理システム。 6)前記相関させるための手段は前記処理制御データか
ら展開した多数の時間プロットから履歴傾向を相関させ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンタクト
レンズを製造するための自動製造ラインにおける処理パ
ラメータを最適化するための品質管理システム。 7)前記処理制御データは前記相関させるための手段に
よりグループにして前記リレーショナルデータベースへ
送信され、前記データは前記データが前記リレーショナ
ルデータベースへ送信された時刻でタイムスタンプが打
たれることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンタ
クトレンズを製造するための自動製造ラインにおける処
理パラメータを最適化するための品質管理システム。 8)前記コンタクトレンズは前記パレットに形成したく
ぼみに担持された金型で一体成型され前記第2のレベル
のデータ処理手段は欠陥コンタクトレンズの製造に関与
した1つ又はそれ以上のくぼみを有する特定のパレット
を分離することを特徴とする請求項3又は4に記載のマ
ルチレベル品質管理システム。 9)前記レンズ検査手段は検査した各々のレンズについ
てのデータを生成し前記相関はレンズ検査の積算記録と
1つ又はそれ以上の処理制御パラメータとを含むことを
特徴とする請求項3又は4に記載のマルチレベル品質管
理システム。 10)前記射出成型ステーションからの前記処理制御デ
ータは前記パレットの設定に関係するデータと相関され
て前記射出成型ステーションにおける個々の一体成型金
型の空洞に前記例外データの相関を行うことが出来るよ
うに成してあることを特徴とする請求項5に記載のマル
チレベル品質管理システム。 11)前記処理制御ステーションの1つがコンタクトレ
ンズを形成するための前記金型に分注するモノマーの量
を調節し、前記射出成型ステーションからの前記処理制
御データを前記分注ステーションの前記処理装置で前記
レンズを形成するための前記金型に前記モノマーを分注
するために使用するように成してあることを特徴とする
請求項5に記載のマルチレベル品質管理システム。 12)前記コンタクトレンズは前記パレット上の所定の
行列に形成された空洞に担持された金型内で一体成型さ
れ前記金型は空洞の行列として前記射出成型ステーショ
ンで形成され、前記第2のレベルのデータ処理手段は欠
陥コンタクトレンズの製造に関係のある特定の射出成型
金型の空洞を分離することを特徴とする請求項5に記載
のマルチレベル品質管理システム。 13)各々のレンズパレットについての処理制御パラメ
ータが前記リレーショナルデータベース内に蓄積される
ことを特徴とする請求項5に記載のコンタクトレンズを
製造するための自動製造ラインにおける処理パラメータ
を最適化するための品質管理システム。 14)前記自動レンズ検査手段は各々のレンズについて
の検査結果を生成し前記検査結果は前記リレーショナル
データベース内の前記コンタクトレンズデータ及び前記
処理制御データと相関されることを特徴とする請求項2
又は3又は4又は5に記載のコンタクトレンズを製造す
るための自動製造ラインにおける処理パラメータを最適
化するための品質管理システム。 15)前記方法は更に、前記視覚検査に不合格となった
各々のコンタクトレンズについての例外データを生成す
る段階と、前記例外データを前記処理制御データ及び前
記コンタクトレンズデータと相関させて欠陥コンタクト
レンズの製造の原因となった処理パラメータの追跡と分
離を行えるように成した段階とを含むことを特徴とする
請求項6に記載のコンタクトレンズ製造のための自動製
造ラインにおける処理パラメータの制御を最適化する方
法。 16)前記方法は所定の計算した入力パラメータを保存
する段階と前記計算した入力パラメータを前記処理制御
データから導出した測定のリアルタイムデータと比較す
る段階とを更に含むことを特徴とする請求項6に記載の
コンタクトレンズ製造のための自動製造ラインにおける
処理パラメータの制御を最適化する方法。 17)前記方法は前記計算したまた前記測定したデータ
を前記例外データと時間的に比較する段階を更に含むこ
とを特徴とする請求項6に記載のコンタクトレンズ製造
のための自動製造ラインにおける処理パラメータの制御
を最適化する方法。 18)前記方法は前記第1のレベルの制御装置の各々に
おいて所定の処理パラメータのリストを維持する段階と
前記所定の処理パラメータの1つが前記所定のパラメー
タを超過した場合に警報状態を報告する段階とを更に含
むことを特徴とする請求項6に記載のコンタクトレンズ
製造のための自動製造ラインにおける処理パラメータの
制御を最適化する方法。 19)前記方法は処理制御装置毎に警報状態のパレート
・チャートを生成する段階を更に含むことを特徴とする
請求項6に記載のコンタクトレンズ製造のための自動製
造ラインにおける処理パラメータの制御を最適化する方
法。 20)前記方法は前記処理制御データから制御されてい
ない傾向値を分離する段階を更に含むことを特徴とする
請求項6に記載のコンタクトレンズ製造のための自動製
造ラインにおける処理パラメータの制御を最適化する方
法。 21)前記方法は前記処理制御データから展開した多数
の時間プロットから履歴傾向を相関させる段階を更に含
むことを特徴とする請求項6に記載のコンタクトレンズ
製造のための自動製造ラインにおける処理パラメータの
制御を最適化する方法。 22)前記方法は前記処理制御データをデータグループ
として前記リレーショナルデータベースへ送信する段階
と前記リレーショナルデータベース内に前記データが格
納される時点で前記データグループにタイムスタンプを
付ける段階とを更に含むことを特徴とする請求項6に記
載のコンタクトレンズ製造のための自動製造ラインにお
ける処理パラメータの制御を最適化する方法。 23)前記コンタクトレンズは各々の金型のくぼみを有
するパレットに担持された金型内で一体成型され、前記
相関させる段階は欠陥コンタクトレンズの製造に関係し
た1つ又はそれ以上のくぼみを有する特定のパレットを
分離する段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の
コンタクトレンズ製造のための自動製造ラインにおける
処理パラメータの制御を最適化する方法。 24)前記金型は前記製造ラインに含まれる射出成型装
置において金型空洞のアレイに形成されることと、前記
相関させる段階が前記コンタクトレンズデータを前記ア
レイに関するデータと相関させて個々の金型空洞への前
記検査データの相関を行えるように成してあることを特
徴とする実施態様23に記載のコンタクトレンズ製造の
ための自動製造ラインにおける処理パラメータの制御を
最適化する方法。
【0124】
【発明の効果】コンタクトレンズの製造を制御する複数
の製造工程制御装置から工程制御データを自動的に取得
し、リアルタイムでの表示とオフライン分析のために自
動的にデータ処理を行うことの出来るようなコンタクト
レンズ製造施設のための品質管理システムを提供する。
また製造しつつある特定のコンタクトレンズの各々につ
いてマシンサイクル時間の増加中に工程制御データを収
集する品質管理システムを提供する。さらに、コンタク
トレンズ製造ラインの各々の製造工程ステーションで工
程制御データを収集し、製造された特定のコンタクトレ
ンズの各々について収集したデータを相関させるためと
傾向分析および予測分析のためリレーショナル・データ
ベース内にデータを自動保存するための自動手段を含む
品質管理システムを提供する。本発明によれば、欠陥レ
ンズを特定するための自動レンズ検査システムを有する
コンタクトレンズ製造施設内において製造した特定の欠
陥コンタクトレンズ各々について取得したデータを相関
させるための手段を含み特定のレンズについての特定の
故障の発生源を決定して製造工程の制御を補正し最適化
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管理制御システムの構成の概略図。
【図2】ローカルPLCで生成され本発明のデータ取得
ノードで取得される事件およびデータブロック各々につ
いてのメモリー配置を示す図。
【図3】ローカルPLCからの事件データのブロックを
取得するためのデータ取得工程と、ローカルPLCから
の工程制御データのブロックを取得するためのデータ取
得工程とを示す図。
【図4】視覚検査装置からのレンズ検査データを取得す
るためのデータ取得工程と、視覚検査装置から取得すべ
き特定のレンズ検査データ項目を示す図。
【図5】前面湾曲一体成型装置、裏面湾曲一体成型装置
または1次パッケージ一体成型装置のいずれかからレン
ズ一体成型装置処理データを取得するためのデータ取得
シーケンスと、前面湾曲一体成型装置、裏面湾曲一体成
型装置または1次パッケージ一体成型装置のいずれかか
ら取得すべき特定の一体成型処理データ項目を示す図。
【図6】制御サーバと監視制御装置のその他のモジュー
ルの間の機能的連関を示す図。
【図7】図20に図示したPLC11に関連するPLC
メモリー内に保存される1つの事件ブロックと1つのデ
ータブロックを示す図。
【図8】発生源データ点と、サンプルと、グループの間
の相互関係を示す略図。
【図9】データベースのレコードを生成するための制御
サーバの機能を示す論理流れ図。
【図10】特定の工程のためのデータ点の履歴を保存す
るための制御サーバのメモリー内の一連のメモリーソー
スキューと、予め指定しておいたオフセットでメモリー
ソースキューから取り出したデータ点を含む典型的なサ
ンプルと、関連インデックスとのグループを形成するた
めに回収されるサンプルの概念とを示す図。
【図11】長期間保存するためリレーショナルデータベ
ース内に送信される特定のパレットIDに関連した工程
レコードのフォーマットを示す図。
【図12】射出成型から水和搬送までキャリアパレット
が進む方向と、水和から自動レンズ検査までキャリアパ
レットが進む方向とを示す図。
【図13】水和ステーションの入り口でレンズを搬送す
るパレットのパレットID(インデックス)情報を含む
バーコードスキャナ用のソースメモリーキューを示す
図。
【図14】検査結果(y軸)と処理パラメータ(x軸)
の分散図。
【図15】製造ラインを通過するパレットの複数の経路
で特定パレットについての特定の空洞位置を検出するレ
ンズの量に関するヒストグラムを示す図。
【図16】リレーショナルデータベース内で利用可能な
データレコードから分散図を生成するための処理の流れ
を示す図。
【図17】リレーショナルデータベース内で利用できる
グループデータレコードからヒストグラムのプロットを
生成するための処理の流れを示す図。
【図18】特定の処理パラメータがどのように実行され
るか(例えばモノマー分注レベル)についての支持を提
供する処理幅ヒストグラムを示す図。
【図19】リレーショナルデータベース内で利用可能な
グループデータレコードから処理幅ヒストグラムプロッ
トを生成するための処理の流れを示す図。
【図20】コンタクトレンズ製造ラインのパレットキャ
リアと追跡システムの概念的略図。
【図21】一定の時間尺度に対して処理パラメータプロ
ットを生成してシステム内の処理パラメータの傾向を示
すシーケンス図。
【図22】製造ラインの警報カウントのパレート・チャ
ートと、持続時間による警報カウントのパレート・チャ
ートと、特定のバーコードスキャナについてのパレット
状態符号のパレート・チャート。
【図23】図22(a)、(b)、(c)に図示したパ
レート・チャートを生成するための処理の流れ図。
【符号の説明】
10 管理制御システム 11〜17 PLC 18 金型一体成型装置 20 デバイス制御装置 21a 通信線 21b TIWAYアダプタカード 30 イベントブロック 32 データ有効フラグ 35 シーケンシャルカウンタ 40 処理データブロック 44 交差押し出し機構 45 カウンタ 58 ラムプッシャー装置 59 充填一体成型ステーション 71 金型 73 空洞 88 バーコードスキャナ 99 ARCNETネットワーク 100 データ取得ノード 101,201,301,401,501 ARCNE
Tインタフェースカード 200 リレーショナルデータベースノード 202 リレーショナルデータベースソフトウェア 300 分析ルーティングノード 332 プッシャー装置 335 水和チャンバー 337 キャリア 400 オペレータステーション 402 警報サーバ 403 コンソールサーバ 404 表示サーバ 405 グラフサーバ 406 統計サーバ 500 オフライン分析ノード 502 ユーザー・インタフェース・マネージャ 503 イベントサーバ 505 ポーラー 506 統計カウントサーバ 508 タイプサーバ 510 C言語データサーバ 512 ti_admサーバ 514 一体成型サーバ 525 視覚検査サーバ 600 制御サーバ 601 START命令 611 SOURCE命令 616 テンプレート 620〜650 キュー 660 バーコードメモリーキュー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 品質制御相関用コンピュータシステム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンタクトレンズ製作の
ための製造施設に係り、特に製造工程を調査し最適化す
る目的でコンタクトレンズ製造施設内でのコンタクトレ
ンズ製造に使用する製造ライン工程をモニターするため
の監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ハイドロゲルコンタクトレンズの直接一
体成型はラーセン(Larsen)の米国特許第4,495,
313号、ラーセン他(Larsen et al.)の米国特許第
4,680,336号、ラーセンの米国特許第4,56
5,348号、ラーセンらの米国特許第4,640,4
89号に開示されており、これらの開示は全て本出願に
おいて参照に含めている。基本的にこれらの参照では、
裏面湾曲(上側)と全面湾曲(下側)の金型部分の間に
モノマーを挟み込むことで各々のレンズを形成するよう
な自動コンタクトレンズ製造工程を開示している。モノ
マーはこの後重合されてレンズを形成し、これを金型部
分から取り出して更に消費者向けに処理包装を行う。
【0003】コンタクトレンズの製造には緊密に制御さ
れた条件と工程が必要とされその多くはコンピュータや
その他の制御装置でモニターされる。処理条件や制御デ
ータの態様にある多くの情報、例えばコンタクトレンズ
製造中に発生した情報などが品質管理のために収集され
ることがある。しかしこれには製造中の各々のコンタク
トレンズについて大量のデータの収集が必要であり、さ
らにオペレータ、エンジニア、管理者などが適正にその
機能を実行できるように使用するのに適した方法で収集
したデータを処理するために手段が必要とされる。加え
て、生成された情報のあるものは人間の観察によるもの
例えばレンズ検査など自動センサーと同程度の信頼性が
得られないものも有り得る。
【0004】従って、コンタクトレンズ製造施設内の処
理ステーションにおけるコンタクトレンズ製造の各種態
様を制御する複数の製造工程制御装置から工程制御デー
タを自動的に収集できる品質管理システムを提供するこ
とが必要とされる。
【0005】さらには複数の処理ステーションの各々で
特定のコンタクトレンズ各々についての工程制御データ
を自動的に収集することが出来る品質管理システムを提
供することも非常に望ましい。
【0006】また、各々の特定のコンタクトレンズにつ
いての工程制御データを収集し、かつ保存および最適化
のために製造した個々のコンタクトレンズの各々につい
て収集したデータを自動的に相関させるための手段を含
むような品質管理システムを提供することも非常に望ま
しい。
【0007】さらには、レンズ製造の後に行われる自動
検査工程において破棄されたコンタクトレンズがどのよ
うな欠陥品だったのかといった特定の理由をオペレータ
が調べることの出来るようなコンタクトレンズ製造施設
内の品質管理システムを提供することが非常に望まし
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はコンタ
クトレンズの製造を制御する複数の製造工程制御装置か
ら工程制御データを自動的に取得し、リアルタイムでの
表示とオフライン分析のために自動的にデータ処理を行
うことの出来るようなコンタクトレンズ製造施設のため
の品質管理システムを提供することである。
【0009】本発明の別の目的は、製造しつつある特定
のコンタクトレンズの各々についてマシンサイクル時間
の増加中に工程制御データを収集する品質管理システム
を提供することである。
【0010】本発明のさらなる目的は、コンタクトレン
ズ製造ラインの各々の製造工程ステーションで工程制御
データを収集し、製造された特定のコンタクトレンズの
各々について収集したデータを相関させるためと傾向分
析および予測分析のためリレーショナル・データベース
内にデータを自動保存するための自動手段を含む品質管
理システムを提供することである。
【0011】本発明の更に別の目的は欠陥レンズを特定
するための自動レンズ検査システムを有するコンタクト
レンズ製造施設内において製造した特定の欠陥コンタク
トレンズ各々について取得したデータを相関させるため
の手段を含み特定のレンズについての特定の故障の発生
源を決定して製造工程の制御を補正し最適化できるよう
な品質管理システムを提供することである。
【0012】上記の目的はコンタクトレンズ製造のため
の自動製造ライン内の処理パラメータを最適化する品質
管理システムで実現される。このシステムは製造ライン
の1つまたはそれ以上の処理ステーションを制御するた
めの複数の工程制御手段を含み、該制御手段の各々が処
理ステーションでコンタクトレンズ自動製造に使用され
る特定の製造パラメータを制御する複数の製造制御装置
を調節する。また製造した各々のコンタクトレンズを自
動的に評価するための自動レンズ検査手段と、定期的に
該工程制御手段の各々からポーリングして各々の周期で
の工程制御データを取得するためのポーリング手段も提
供する。さらに、検査データを工程制御データおよびコ
ンタクトレンズのデータと相関させてコンタクトレンズ
製造に使用される工程パラメータを最適化するための手
段と該相関手段から受信した工程制御データとコンタク
トレンズデータと検査データとを保存するためのリレー
ショナルデータベースも含まれる。
【0013】本発明のさらなる長所および利点は本発明
の好適実施例を指定し図示する添付の図面を参照して以
下の詳細な説明を熟読することで明らかとなろう。
【0014】コンタクトレンズ製造ラインパレットシス
テムについての本発明の前述の目的および利点はこれの
幾つかの好適実施例についての以下の詳細な説明とあわ
せて幾つかの図面を通して同じ部材には同一の参照番号
が付記してある添付の図面を参照することで当業者には
容易に理解されよう。
【0015】
【実施例】本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明
細書において開示を参照に含めている「製造ライン追跡
及び品質管理システム」と題する同時出願中の米国特許
出願第08/257,790号(代理人事件整理番号#
9166)において説明しているように、6秒あたり8
個の速度でコンタクトレンズを製造するコンタクトレン
ズ製造施設内の各種製造工程を制御しモニターするため
の複数のプログラマブルおよびノンプログラマブル制御
装置を設けたコンタクトレンズ製造施設が開示されてい
る。
【0016】特に、図1及び図23において参照番号1
1と12で図示してある2種類のPLCが存在し、これ
らは8個の前面湾曲(FC)射出成型用金型と8個の裏
面湾曲(BC)射出成型用金型をそれぞれのFCおよび
BC射出成型装置(図23)からそれぞれ第1と第2の
パレットコンベア27、29の近くに配置した各々のキ
ャリアパレットへの搬送を制御する。第1と第2のパレ
ットコンベアはどちらも部分的に低酸素筐体内に包含さ
れる。動作の詳細については本発明の譲受人と同じ譲受
人に譲受され本明細書において開示を参照に含めている
「一体成型金型から製品を取り出し搬送するための装
置」と題する同時出願中の米国特許出願第08/25
8,267号(代理人事件整理番号#9002)におい
て更に詳細に説明してある。
【0017】図1及び図23に図示してあるように、本
発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明細書において
開示を参照に含めている「コンタクトレンズ金型充填及
び組み立てのための方法ならびにその装置」と題する同
時出願中の米国特許出願第08/258,264号(代
理人事件整理番号#9004)に詳細に説明してあるよ
うに、第3のPLC13はモノマー充填及びコンタクト
レンズ金型の組み立て操作を制御する。このPLCは、
各々のキャリアパレット71a内の各々のFCレンズ金
型部分の凹面部分にコンタクトレンズを形成するための
重合自在な化合物(モノマー混合物)を真空中で充填す
ることからなるモノマー充填のための処理条件を制御
し、またパレットから各々のBCレンズ金型を取り出し
隣のキャリアパレット71aで搬送される関連した対応
するFCレンズ金型に方向を決めて配置することからな
る個々のコンタクトレンズ金型アセンブリーを組み立て
る操作も制御する。
【0018】図1及び図23に図示してあるように、第
4のPLC14はコンタクトレンズ製造ラインの予備焼
成、紫外線焼成、および型抜き操作を制御する。このP
LCは各々の金型アセンブリー内に含まれるモノマー溶
液が部分的に焼成されて粘度の高いゲル状になり前面と
裏面の湾曲レンズ金型に所定の圧力をかけてコンタクト
レンズの辺縁を更に形成し、また偏心を排除する予備焼
成工程を制御するように動作する。コンタクトレンズ予
備焼成の動作的詳細は、本発明の譲受人と同じ譲受人に
譲受され本明細書において開示を参照に含めている「金
型のクランピングと重合ハイドロゲルの予備焼成」と題
する同時出願中の米国特許出願第08/257,792
号(代理人事件整理番号#9007)に詳細に説明して
ある。コンタクトレンズ紫外線焼成の動作的詳細は本発
明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明細書において開
示を参照に含めている「コンタクトレンズ重合のための
紫外線循環オーブン」と題する同時出願中の米国特許出
願第08/257,799号(代理人事件整理番号#9
011)に詳細に説明してある。一般に、第4のPLC
も、個々の金型アセンブリー内に含まれる予備焼成済み
レンズがコンタクトレンズの原型に形成される紫外線オ
ーブン内で行われる重合過程を制御するように動作す
る。コンタクトレンズの型抜き操作についての動作的詳
細は、本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明細書
において開示を参照に含めている「金型分離装置」と題
する同時出願中の米国特許出願第08/258,265
号(代理人事件整理番号#9006)に詳細に説明して
ある。一般に、金型アセンブリーの裏面湾曲レンズ金型
部分を前面湾曲レンズ金型部分から自動的に分離して重
合したコンタクトレンズを露出させ後続の水和ステーシ
ョンへ搬送する。
【0019】図1及び図23に図示してあるように、第
5のPLCは、一体成型したコンタクトレンズを含む前
面湾曲レンズ金型部分をコンタクトレンズの水和を行う
水和チャンバーへ搬送することを制御する。これについ
ては本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明細書に
おいて開示を参照に含めている「ソフトコンタクトレン
ズを水和させるための自動化方法ならびにその装置」と
題する同時出願中の米国特許出願第08/258,55
6号(代理人事件整理番号#8998)に説明されてい
る。
【0020】図1に図示したように、第6のPLCは、
本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明細書におい
て開示を参照に含めている「包装するための製品取りま
とめのための自動化装置及びその方法」と題する同時出
願中の米国特許出願第08/257,791号(代理人
事件整理番号#9005)に詳細に説明してあるような
水和後の処理を制御する。水和後の処理としては、自動
レンズ検査ステーション(図示していない)の自動視覚
システムで決定された合格/不合格の結果からなるコン
タクトレンズ検査データの生成を含む。
【0021】第7のPLC17は、本発明の譲受人と同
じ譲受人に譲受され本明細書において開示を参照に含め
ている「包装制御のための対話的制御システム」と題す
る同時出願中の米国特許出願第08/257,793号
(代理人事件整理番号#9167)に詳細に説明されて
いるようなレンズ包装システムの1次包装及びレンズ包
装取りまとめの態様を制御し、また本発明の譲受人と同
じ譲受人に譲受され本明細書において開示を参照に含め
ている「回転式包装ステーション」と題する同時出願中
の米国特許出願第08/257,787号(代理人事件
整理番号#9017)に詳細に説明されているような回
転式インデックス(包装)ダイアルの周囲で行う処理例
えば溶液交換、生食水充填、包装箔熱封止などの処理を
制御する。
【0022】第8のPLC(図示していない)を追加で
設けて、回転式インデックステーブルから第2の包装領
域及び後続の滅菌ステーションでの包装の滅菌へパッケ
ージを搬送することを含めた第2の包装の各種態様を制
御することが出来、これについては本発明の譲受人と同
じ譲受人に譲受され本明細書において開示を参照に含め
ている「滅菌及び2次的包装のための方法及びその装
置」と題する同時出願中の米国特許出願第08/25
7,788号(代理人事件整理番号#9169)に詳細
に説明してある。好適実施例において、各々のPLCは
TI(テキサス・インスツルメンツ社)システム545
であり、バックプレーン経由またはシリアル回線(図示
していない)経由で各々のPLCと通信するためのTI
386/ATMコプロセッサ・モジュールを含むことが
ある。各々のPLCは専用のメモリーと詳細については
後述するようなデータブロックを保存し更新するための
アドレス能力を有する。
【0023】その他にもプログラム自在なデバイス制御
装置をコンタクトレンズ製造ラインに設けて、6秒毎に
8個の速度で前面湾曲レンズ金型部分を生産する前面湾
曲レンズ一体成型装置18aと裏面湾曲レンズ金型部分
を生産する裏面湾曲レンズ一体成型装置18b、および
製造されたコンタクトレンズが含まれるコンタクトレン
ズパッケージを生産するための1次包装装置をそれぞれ
制御させることが出来る。これらのプログラム自在なデ
バイスはユーシン(Yushin Corporation)で製造され
る。
【0024】別のデバイス制御装置20は包装する前に
コンタクトレンズを自動検査する視覚システムを制御す
る。動作の詳細は本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受さ
れ本明細書において開示を参照に含めている「自動レン
ズ検査システム」と題する同時出願中の米国特許出願第
0 / 号(代理人事件整理番号#)に詳
細に説明してある。デバイス制御装置20はテネシー州
ノックスビルにあるパーセプティクス社(Perceptics)
で製造される。
【0025】前述の同時出願中の特許出願「製造ライン
追跡及び品質管理システム」に説明してあるように、製
造ラインパレットシステムはコンタクトレンズを製造す
るためのコンタクトレンズ製造施設内の各種製造ステー
ションの間で裏面湾曲レンズ金型部分及び前面湾曲レン
ズ金型部分を高速搬送するものである。製造ライン自体
には図23で部材80〜89として図示した複数のバー
コード走査装置が用意してあり、製造施設全体の戦略的
位置に装置してある。各々のバーコードスキャナ装置8
0〜89は、マサチューセッツ州カントンのコンピュー
タ・アイデンティクス(Computer Identics Corporatio
n )社製バーコードレーザースキャナ、型式番号Scanst
ar 110が望ましく、コンタクトレンズ金型又は金型アセ
ンブリーを搬送するパレット又はパレット群の各々を識
別するために設ける。より詳しくは、図23に図示した
ような位置に配置した各々のバーコードスキャナがこれ
の下を通過する各々のキャリアパレットをパレットに固
有の識別バーコード(図示していない)を走査すること
により識別する。各々のバーコードスキャナには復号ユ
ニット例えば型式番号Scanstar 240(図示していない)
などを設けておき、パレット識別番号の形状を成す情報
を各々の関連するPLCのメモリー位置へ、パレットシ
ステム内のパレットの位置にしたがって入力する。さら
に、タイムスタンプデータ即ちパレットを走査した時刻
も、どのバーコードリーダが走査を行ったかがPLCで
記録される。
【0026】8個までのコンタクトレンズ金型アセンブ
リーを搬送するための前述のキャリアパレットについて
の説明は、本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受され本明
細書において開示を参照に含めている「コンタクトレン
ズ製造ラインパレットシステム」と題する同時出願中の
米国特許出願第08/257,786号(代理人事件整
理番号#9001)に見ることが出来る。図12(a)
はFC金型(図示していない)又は金型アセンブリー
(図示していない)を搬送するためのキャリアパレット
71aの概念的配置を示す。各々のパレットはどちらの
種類の金型部分でも搬送できるという意味で交換自在に
成してある。更に、図12(a)には個々のFC金型部
分、BC金型部分、または金型アセンブリーをキャリア
パレット上に保持するための空洞部分73が図示してあ
る。詳細については後述するように、空洞部分は追跡及
び時間合わせの目的で、即ち製造処理中に生成され保存
される履歴処理制御データとパレット内より特定すれば
これの各々の空洞で製造された各々のレンズの合格/不
合格の視覚検査ステーションでのコンタクトレンズデー
タとを相関させるために番号が付けてある。詳細につい
ては後述するように、製造記録と長期的データ履歴を保
存するために使用するリレーショナルデータベースを作
成する。管理制御装置システム10はこのデータベース
へのオフラインでのアクセスを提供し、さらに、処理パ
ラメータとコンタクトレンズ検査結果の分散図、パレッ
ト位置毎の欠陥のヒストグラム、機械毎の警報カウント
と持続のパレート・チャート、累積検査結果の時間的プ
ロット、偏移の固定時間尺度が分、時間、日、週にわた
るデータを表示するために利用できるように測定し計算
したプロットパラメータと時刻についての単一の偏移な
どを含み、これに制限されない情報グラフ図を生成する
機構を含む。
【0027】図1に図示したように、本発明の管理制御
装置10はコンタクトレンズ製造ラインの能力をモニタ
ーし分析する。図1を参照すると、管理制御装置10の
ハードウェア部材ならびに各々のハードウェア部材に存
在する主要なソフトウェア部材が図示してある。管理制
御システム(制御システム)10は5種類の処理ノード
を含む:データ取得ノード100は前述の7個のプログ
ラマブル論理制御装置(PLC)の各々と通信線21a
およびTIWAYアダプタカード21bを用いて通信
し、また3つの一体成型装置のデバイス制御装置および
視覚検査装置とは図1に図示したような非同期専用シリ
アル回線23a、b、c、dで機械を接続するように図
示してある8チャネルのシリアルカードを使って通信す
る。リレーショナルデータベースノード200はリレー
ショナルデータベースソフトウェア202を実行し、製
造記録及び長期的データ履歴からなるオフラインデータ
の保管のために設けた少なくとも3台の200Mb固定
ディスク装置を含む。分析ルーティングノード300は
7台のPLCからの生データのデータ収集及びデータ処
理を開始するために使用するソフトウェアのほとんどを
含み、統計的管理チャート及びその他の表示を支持する
「リアルタイム・データベース」を保守する。4台の独
立的に設定したオペレータステーション400は製造ラ
インのオペレータのためにグラフ図の提示及び表示を行
う。オフライン分析ノード500はデータがすでにオン
ラインで利用できなくなってから即ち製造ラインの所定
の運転の後でリレーショナルデータベースノード内に回
収したデータの分析を提供する。図1に図示したよう
に、ARCNETインタフェースカード101、20
1、301、401、501は各々のノード100、2
00、300、400、500に設置して各種ノード間
の通信をサポートする。ARCNETネットワーク99
は前述の7台のプロセッサ間の通信をサポートする。
【0028】図1に図示したように、標準ワークセル制
御装置ソフトウェアモジュールが管理制御システム10
に更なる機能を提供する。オペレータステーション40
0内の警報サーバ402は定義してある条件にしたがっ
て起動されるワークセル警報、警告、例外を取り扱い保
守する。コンソールサーバ403は入力支持を有する文
字表現をオペレータに提供して他の全ての管理者への通
信インタフェースを可能にする。表示サーバ404はワ
ークセル装置のグラフィックエミュレーションを使用し
てデータ出力を提供する。グラフサーバ405は各種の
形式のグラフ図及びチャート図の態様でデータ出力をコ
ンピュータのグラフィックス画面上に提供する。このサ
ーバは線、点、ヒストグラム、パレート、xバー範囲、
およびその他の種類のグラフ図及びチャートの表示及び
リアルタイム更新を支持し、さらにグラフの重ね合わせ
例えばグラフ図又はチャートで表現されるデータについ
て計算した統計情報を表示するのに一般的に使用する直
線と正常(ガウス曲線)曲線などを表示し更新する。統
計サーバ406は製造ラインのリアルタイムデータベー
スであり、論理利用者定義グループまたはデータセット
内のデータを保存する。統計及び(任意で)データセッ
トについての警報を生成する能力を有する。前述のサー
バの各々は、マサチューセッツ州リンカーンのファステ
ック・インテグレーション(FASTech Integration Corp
oration )社で製造された市販のソフトウェアモジュー
ルである。
【0029】図1に図示したような各々のハードウェア
ユニット上に存在するその他のソフトウェア・モジュー
ルとしては、次のようなものが含まれる:ユーザー・イ
ンタフェース・マネージャ502はオペレータステーシ
ョン400の画面を変更するのに必要な活動を調整する
モジュールである。ポーラー505はPLC、一体成型
装置、視覚検査装置からの全てのデータの取得を調整す
る。C言語データサーバ510はPLCからの情報部ロ
ックを取り出し、ブロック内のどのデータ項目が変更さ
れたかを検出し、変更された値を制御サーバ600へ送
信する。イベントサーバ503はC言語サーバの1つで
イベント符号のブロックをPLCから取り出し、そのイ
ベント符号に対して正しい警報文字列を検索し、その文
字列を警報サーバへ転送する。C言語制御サーバは統計
サーバと対を成すモジュールで、統計サーバに有効表示
を支持するのに必要な統計関数を実行するよう命令す
る。観察している表示が変更されると、制御サーバ60
0は新しい命令セットを統計サーバへ発行する。C言語
統計カウントサーバ506は実行している異なる状態符
号の頻度のカウントを維持して特定の位置(例えば型抜
きステーションの出口)での状態符号のパレート図が迅
速に表示できるようにする。タイプサーバ508は数値
符号を文字列に変換して表示し、また数値符号をブール
代数値に変換してカラーグラフィックスのON/OFF
を変更する。テキサス・インスツルメンツ社製PLCと
通信するため、C言語ti_admサーバが設けてあ
り、PLC通信に関連してリンク層のプロトコルを取り
扱う。
【0030】C言語一体成型サーバ514a、b、cは
各々の一体成型装置18a、18b、19からのメッセ
ージデータをそれぞれ受信してメッセージから情報を抽
出し、全ての変更されたデータを制御サーバ600へ転
送する。C言語視覚サーバ525は視覚検査装置20か
らメッセージデータを受信し、メッセージから情報を抽
出して全ての変更されたデータを制御サーバへ転送す
る。C言語警報制御サーバ528は警報サーバを同期さ
せ、警報状態の頻度カウントと持続時間を保持して、警
報のパレート図を支持しPLCが解除を報告したPLC
警報を解除する。
【0031】本発明の管理制御システム10のハードウ
ェア及びソフトウェアモジュールについての機能的説明
を以下で詳細に行う。
【0032】前述のように、管理制御装置10の入力供
給源は2種類存在している:8台のPLCと射出成型装
置及び視覚検査装置の制御装置である。管理制御装置が
8台のPLCから読み取るイベントブロックとデータブ
ロックの構造について説明する。各々のPLCは少なく
とも6秒間隔で定期的にデータ収集のため自動的にポー
リングされるが、各々のPLCから各々のイベントブロ
ック及びデータブロックへのデータが非同期的に提供さ
れることは理解しておくべきである。管理制御システム
10はデータ取得ノード100のポーリング機能及びそ
の他の制御サーバ機能にシステム時刻を提供するため3
3MHzで動作するプロセッサクロック(図示していな
い)を含む。
【0033】図2(a)及び図2(b)では、取得デー
タからPLCで生成されるイベントブロック30と処理
データブロック40の構造を示す。各々のイベントブロ
ック30はTI社製PLCの各々の連続レジスタ(メモ
リー位置)グループとして存在する。管理制御システム
10が6秒毎にイベント及びデータブロックの内容につ
いてPLCをポーリングするのが望ましい。
【0034】イベントブロック30の第1のエントリー
はデータ有効フラグ32で、これはブロックが一致デー
タを有する場合に値1を有する。データ有効フラグの値
0は特定のPLCがブロック内容を更新しているときに
そのPLCからブロックを読み込んだことを表わす。こ
の場合にはブロックを再度読み込むことになる。
【0035】イベントブロック30の第2のエントリー
はシーケンシャルカウンタ35で、新しく読み込む度に
1つづつ増加するシーケンシャルな番号である。カウン
タの値の変化は、ブロック内の新しいイベント符号の番
号に加えてブロックが違う情報内容を有することを管理
制御装置に通知するために使用する。
【0036】最後に、イベント符号38のアレイがブロ
ック内に格納される。最も新しい符号イベントが第1に
現われ、これに続けて次に新しい符号という具合に最後
のエントリーに到着するまで続き、最後のエントリーは
最も新しくないイベント符号である。
【0037】データブロック40において、第1のエン
トリーは前述したイベントブロックと同じ機能のデータ
有効フラグ42である。
【0038】処理データブロック40内のカウンタ45
はブロック内のデータの値が潜在的に新しい情報を含み
新しい読み込みの度に1つづつ増加する数値であること
を表わす。カウンタ以降はブロック独自のデータ値のシ
ーケンスである。各々の値は詳細については後述するよ
うに管理制御システム10の別の変数に割り当てられ
る。カウンタはある処理サイクルでのデータがちょうど
良く読み込まれなかったかを調べるためにも使用でき
る。
【0039】図3(a)はPLCが管理制御システム1
0経由で生成したイベントブロックデータの流れを示
す。
【0040】ポーラー505内部では、PLC常駐イベ
ントブロックのリストが一度に1つのスキャンで処理さ
れる、即ちネットワーク上の各々のPLC11〜17へ
の要求が送出される。各々のブロック要求はイベントサ
ーバ503により1度に1つづつ処理される。イベント
サーバはti_adm512からのブロックのリード要
求を発行し、ti_adm512はTIWAYインタフ
ェースカード216及びTIWAYに接続されているP
LCと通信する。ti_adm512は適当なPLCへ
「リードブロック」要求を送信してPLCがメモリーか
らブロックを読み出すようにする。PLCはブロックを
ti_adm512へTIWAYネットワーク経由で送
信することにより応答する。応答内のデータ有効フラグ
32が1の場合、データは有効と見なされイベントサー
バ503へ送信される。データ有効フラグ32が0の場
合ti_adm512はPLCに対してイベントブロッ
クを再読み込みするよう要求する。ti_adm512
は有効になったデータブロックをイベントサーバへ送信
し、イベントサーバはポーラーへ「ブロック完了」メッ
セージを送信してポーラーにブロック受信が完了したこ
とを知らせる。イベントサーバ503はイベントブロッ
ク30内のシーケンシャルカウンタ35を調べて直前の
イベントブロック30のカウンタの値(その特定のPL
Cについて)から変更されていないかを調べる。変更さ
れていた場合、直前のカウンタ値と新しいカウンタ値の
差が新しいイベントブロック内のイベント符号の数値と
なる。新しいイベント符号の各々についてイベントサー
バ503は警報サーバへ適切な警報文字列を送信する。
イベントがイベントサーバで処理されることで、PLC
から送信された3桁の符号に符号が入ってきたPLCを
識別する一文字の符号を追加した4桁の符号が形成され
る。イベントブロック30読み取り時に障害が発生した
場合、適切な警報がポーラーで生成される。イベントサ
ーバからのイベント符号とポーラーからの障害符号の両
方が警報制御サーバー528へ送信される。
【0041】PLCで生成し管理制御システム10を経
由する処理データの流れが図3(b)に図示してあり、
これはイベントブロックデータのルーティングで説明し
たことと同様である。ポーラー505内で、PLC常駐
データブロック40のリストが一度に1つのスキャン
つ処理される、即ちネットワーク上の各PLC11〜1
7の各々についての要求が送信される。2つの情報ブロ
ックの例を図7に図示し、FCレンズ金型のキャリアパ
レットへの転送を制御するPLC11のPLCメモリー
内に格納されるイベントブロック78とデータブロック
79(図23)が図示してある。各々のブロック要求は
データサーバ510で一度に1つつ処理される。デー
タサーバ510はブロックリード要求をti_adm5
12へ発行しti_adm512がTIWAYインタフ
ェースカード216及びPLCと通信する。ti_ad
m512は「リードブロック」要求を適切なPLCへ発
行しそのPLCからの応答を受信する。
【0042】データサーバ510がti_adm512
からブロック40を受信するときに、データ有効フラグ
を読み取り、これが0の場合にはti_adm512は
PLCにメモリーからデータブロックを再読み込みする
ように要求する。更に、ブロック内のカウンタ45を調
べてこのブロック形式で直前に受信したカウンタの値か
ら変更があったかを調べる。カウンタ値が同一の場合に
はこれ以上の処理は行われない。カウンタ値が最後の読
み込みと違っている場合には、ブロック内の各々のデー
タ項目を次に述べるように処理する。
【0043】データサーバ510はデータ項目48につ
いての値の変化だけを探して処理する。ブロック内の各
々のデータ項目はその項目の直前の値に対して検査され
る。そのデータ項目の値について変化がない場合にはデ
ータサーバはブロック内の次のデータ項目に処理を進め
る。データ項目が直前の値から変化した場合、そのデー
タ項目は制御サーバ600(CTRL_SRV)へ各々
のデータ点について独立したVALUEメッセージを使
って送信される。データブロックの読み込みに障害が発
生した場合には警報が生成され警報制御サーバ528へ
送信される。
【0044】VALUEメッセージの文法は次の通りで
ある: VALUE<ソース名><値> ここでソース名は個別のデータ点の名前、また値は測定
の処理パラメータの読み値である。酸素センサーからの
酸素濃度レベル0.0843%を表わすVALUEメッ
セージの例は次のようになる: VALUE CD/O2_LEV_2 84.3
【0045】あるブロックの全てのVALUEメッセー
ジが送信されてから、データサーバはCOUNTERメ
ッセージを制御サーバへ送信する。COUNTERメッ
セージは制御サーバ内でそのブロックの処理を開始させ
るために使用する。
【0046】COUTNERメッセージの文法は次の通
りである: COUNTER<カウンタ名><カウンタ値> ここで「カウンタ名」はカウンタの名前、「カウンタ
値」はカウンタの値である。
【0047】一体成型および視覚検査装置の各々から送
信したデータはPLCから入ってくるデータブロックの
フォーマットを有していないので、射出成型及び視覚検
査制御装置はポーリングされない。その代わり、一体成
型及び視覚検査制御装置は実際に文字列からなり各々の
装置が情報を有する場合に送信される管理制御装置メッ
セージを送信する。図4(a)及び図5(a)では、こ
れらの各々の装置からデータを取得する過程が図示して
ある。
【0048】視覚検査及び一体成型装置では、それぞれ
図4(a)及び図5(a)に図示してあるように、視覚
検査サーバ525(および各々の一体成型サーバ514
a、b、c)がオペレーティング・システムの通信ユー
ティリティを使用してリード要求を発行する。オペレー
ティング・システムの通信ユーティリティはリード要求
を各々の一体成型及び視覚検査装置へ接続しているシリ
アルインタフェースカード22へ送信する。視覚検査装
置20については、各々の視覚検査周期の後で、装置が
シリアルインタフェース経由で管理制御装置へ検査デー
タを送信する。データは一連のASCIIメッセージ
で、レンズあたり1つのメッセージが送信される。メッ
セージはオペレーティング・システムの通信ユティリテ
ィソフトウェアにより取り込まれる。視覚検査サーバ5
25は各々のメッセージを分析し、メッセージから9個
のデータ項目を抽出することでメッセージを分解し、9
つのデータ項目をVALUEおよびCOUNTERメッ
セージを用いて制御サーバ600へ送信する。カウンタ
値は8個のレンズのグループ毎に制御サーバへ報告され
て制御サーバがブロック処理を行えるようにしている。
【0049】詳細については前述の、「自動レンズ検査
システム」と題する同時出願中の米国特許出願第0 /
号(代理人事件整理番号#9 )に
説明してあるように、視覚検査は図4(b)に図示した
ようなデータ列50を含む各々の検査したレンズについ
ての検査結果を報告する。データ列は、レンズ検査パレ
ット上の特定のレンズ個数(1〜16)についてのエン
トリー51、そのレンズの合格/不合格エントリー5
2、内部不良及び内部スコアの結果53と外部不良及び
外部スコア54、組み合わせの欠陥及び組み合わせスコ
ア55、そのレンズについての合計スコア56、および
中央レンズ検査符号57を含む。このデータは後述する
ようなデータサンプルのグループに格納され、リレーシ
ョナルデータベースでの長期保存のため特定のパレット
と関連付けされる。
【0050】同様に、各々の一体成型射出成型周期の
後、各々の一体成型装置はシリアルインタフェース経由
で管理制御装置へ処理データを送信する。データは一連
のASCIIメッセージでレンズ金型のパレットあたり
1つのメッセージが送信される。メッセージはオペレー
ティング・システムの通信ユティリティソフトウェアが
取り込む。各々の一体成型サーバが各メッセージを分析
し、メッセージから14のデータ項目を抽出してメッセ
ージを分解し、これらのデータ項目のうち13項目をV
ALUEメッセージ及びCOUNTERメッセージを用
いて制御サーバ600へ送信する。
【0051】一体成型制御装置の典型的なデータ項目を
図5(b)に図示してあり、これには以下を含む約13
のエントリーを有するデータ列60が含まれる:タイム
スタンプ情報のためのエントリー61、これは制御サー
バ600へは送信されない。製造したレンズ金型の個数
について局部的に生成したカウントからなるエントリー
62、これはサイクル時間(エントリー63)、可塑時
間(エントリー64)、充填時間(エントリー65)、
射出成型ピーク圧力(エントリー66)、射出成型温度
(エントリー67と68)、などを含む。また、各々の
一体成型サーバ514は制御サーバへ送信するときに各
々のデータ項目を独自の名前で識別している。
【0052】詳細については後述するように、制御サー
バがVALUEメッセージを受信した後、メッセージは
更に処理されて特定のインデックス、即ちパレット番号
およびタイムスタンプと相関され、レンズ検査結果及び
イベントのレコードと合わせて処理制御データの履歴レ
コードがリレーショナルデータベース内に格納されるよ
うにする。製造ラインを通過するときに各々のパレット
に与えられる処理パラメータも前述のように永久データ
ベース内に格納され、各々の検査したレンズのレコード
が親パレットに戻り参照される。
【0053】制御サーバ 制御サーバの機能的目標は次のようなものである:ソー
スデータメッセージを統計サーバ406へ転送するこ
と、動的セットアップデータを統計サーバへ提供してユ
ーザー・インタフェース画面(図示していない)が変化
する度に必要なデータを支援すること、およびデータを
ワークフローレコードへ回収してレコードをリレーショ
ナルデータベース202へ格納するために転送するこ
と、である。
【0054】図6は制御サーバ600と管理制御システ
ム10の他のモジュールの間の機能的関連性を示す略図
である。
【0055】システム起動時に、制御サーバ600は制
御サーバが作業を行う処理データの構造を記述してある
スタートアップ設定ファイル610(インクルードファ
イル)を読み込んで処理する。データ供給源611、カ
ウンタ612、インデックス613、ブロック614、
グループ615が設定ファイル内に定義してある。これ
らのエントリーの各々については後述する。またスター
トアップ設定ファイルには統計サーバ406へ送信する
命令のシーケンスの原型(テンプレート)616も含ま
れる。原型616は実行時に能動的表示を支持するため
にデータセットについて統計サーバが実行しなければな
らない演算を記述するために使用する。例えば、演算に
は特定のデータセットについて平均と標準偏差を計算す
る命令が含まれる。原型616は統計サーバのためのデ
ータ「排出先」情報、即ち生成した情報をどこに送出す
るかを含む。更に、制御サーバは設定ファイルから処理
限界と限界を突破した場合に統計サーバが警報制御サー
バに送信すべきメッセージを定義した命令を受け取る。
【0056】制御サーバ600は動作準備が完了した時
点で統計サーバモジュールのスタートアップも命令す
る。START命令601が統計サーバへ発行され、制
御サーバはリアルタイム動作を開始する前にこれの準備
が完了するまで待機する。
【0057】データ点 前述のように、制御サーバは3つの一体成型サーバ51
4a、b、cと、視覚検査サーバ525と、データサー
バ510から処理データを受信する。データ点は点の集
合として受信されるのではなく、一度に1つの点が前述
のVALUEメッセージとして受信される。変更のあっ
たデータ点だけが制御サーバに入力され、システム資源
が固定値の点の値の繰り返しに消費されないようにす
る。制御サーバ600は各々の新しいデータ点の値を取
り出してローカルメモリーの位置またはキューにその点
の「最新の」値として保存する。コンタクトレンズ製造
システムにおいて、制御装置へ入力するためのデータ点
は約400である。データ点は制御サーバに供給源とし
て定義され、システム起動時にSOURCE命令611
を受信する。SOURCE命令の文法は次の通りであ
る: SOUrce <供給源>[Type=<データ形式>][ID
=<id>] [Cycle=<ミリ秒>][Units=<ラベル>][+/-デー
タセット] 次の例ではデータ取得センサー、接点又は装置故障のラ
ベルとその他の特性を指定している。 例:source SEQ_CNT SOURCE命令のオプション[Type」引数は2文
字の文字列で予想されるデータの種類を定義する: AI 同期アナログ入力、実数データ DI 同期デジタル入力、1又は0 CI 非同期接点入力、オプションの値で設定又は解
除する EV 非同期イベント、オプションの値 オプションの引数[ID]は4文字からなる文字列で、
他のラベル方式を相互参照するのに使用する。オプショ
ンの[Cycle]引数はミリ秒で測ったサイクル時間
で、サイクル時間には作業時間と復帰時間を含む。オプ
ションの[Units]引数は10文字の文字列で、エ
ンジニアリング単位を保存する。DI点では点の値が1
の時統計サーバへ転送するデータ属性として単位を使用
する。「−Dataset」フラグを指定すると、統計
サーバへ更新が送出されない。「+Dataset」フ
ラグを指定した場合、転送をもう一度有効にする。これ
は全ての新しい供給源での初期設定値である。
【0058】ブロック ブロックはデータ点の集合(データ供給源)である。制
御サーバブロックはPLCとデータ取得が理解するので
ブロック定義と整列する。ブロックを定義することで、
利用者から制御サーバに一組の点がPLC内で単位とし
て更新され、その組がPLCから管理制御装置管理制御
システム10に単位として送信されたことを通知する。
制御サーバに既知の各々のブロックは、ブロックのトリ
ガであると定義され制御サーバにCOUNTERとして
定義されたデータ点を有する。トリガはそのブロック内
の他の全ての点が報告された後で制御サーバに報告され
る供給源である。トリガの新しい値を受信すると、制御
サーバは次の2つの動作を行う。
【0059】1)統計サーバに送信可能な全てのデータ
点(−Datasetのフラグを立てていない点)でそ
のブロックの一部を成す点を統計サーバへ送信する(一
度に1つ)。トリガはデータ取得サーバから制御サーバ
へ送信するブロック内の最後の項目であるから、ブロッ
ク内の全てのデータ点はブロック内容を統計サーバへ渡
した時点で最新である。制御サーバはその点が直前の読
み値から変更されているいないに関わらず統計サーバへ
全てのブロックの点を送信する。
【0060】2)必要なら各々のデータ点(供給源)の
履歴を特定の処理に割り当てたメモリーキュー内で更新
する。何らかのデータ点での連続した値がメモリーキュ
ーに保存されて利用できる1つの点について「N」個の
最新のサンプルの履歴が存在するようにする。これを行
うことの有用性はサンプルを後述するときに明らかにな
ろう。
【0061】要するに、ブロックトリガは1)処理する
値を制御サーバ600から統計サーバ406へ送信さ
せ、2)データ点供給源の履歴を更新させる、ような機
構である。
【0062】ブロックはBLOCK命令を使って制御サ
ーバへ定義される。BLOCK命令の文法は次の通りで
ある: BLOCK<ブロック>counter=<供給源>[<供給源
>] 次の例では値が装置サイクルカウンタと同期して変化す
る一組の供給源を指定している: 例:block LFBC c=BC_L_CNT 02TIMEBC ID_02_BC 例:block LFBC 02TIMEFC ID_02_FC 統計サーバにデータセットを供給する全ての供給源はブ
ロックの一部でなければならない。引数「Counte
r」はブロックの供給源全てが現行サイクルについて更
新された後で報告されなければならない供給源である。
供給源を更新していない場合、直前の値を保持するもの
と仮定される。詳細については後述するようにリレーシ
ョナルデータベースメモリーレコードを作成するための
サンプルおよびグループのためのトリガとしてカウンタ
を使用する。ブロック定義はカウンタ無しのブロックを
反復することにより更に供給源を含むように変更するこ
とが可能である。
【0063】サンプル 管理制御装置では、特定のレンズパレットが処理間を移
動する際にこれに関係する処理情報を収集保存する必要
がある。制御サーバ600は時間整列データを回収保存
することが出来る。
【0064】サンプルはパレットID又はカウンタのど
ちらかに連結することのできる供給源データ(データ
点)の集まりである。管理制御装置内での典型的な使用
は、パレットIDに結びついている集まりである。バー
コードリーダは測定を行う処理の全ての点に配置してあ
るわけではないので、制御サーバ600はバーコードリ
ーダからのパレットIDとデータを時系列に配列する方
法を提供する。
【0065】パレットIDと供給源データの時系列配置
は実際には次の2つの方法のうちの一方で行うことが出
来る。両方の技術とも本システムで異なったサンプル定
義に同時に使用することが可能である。
【0066】1)バーコードリーダが供給源データのセ
ンサーより先の方にあるとき、特定パレットに関するデ
ータ点情報はそのパレットがバーコードリーダを通過す
るまでの間保存しておかなくてはならない。ブロックト
リガの受信でサンプルが起動される。制御サーバがバー
コード(パレットID)を受信すると、一時的に保存し
ておいた処理データを取り出しそのパレットIDと関連
づけることが出来る。例えば、図23に図示したよう
に、バーコードリーダ82が窒素筐体46内で脱気処理
するパレットより先の方に配置してある。そのため、パ
レット71a、71bがトンネル46を出てバーコード
リーダ82に識別されるとブロックトリガで作成された
サンプルが特定のパレットに関連付けされる(インデッ
クス)ことになる。
【0067】2)バーコードリーダが供給源データのセ
ンサーより後方に配置してあるときバーコードの読み値
を保存し後でデータ点と照合する。この場合、ブロック
トリガの受信によってサンプルに定義された供給源デー
タを回収する。これの重要な例は、どのようにレンズ検
査結果をバーコードパレットIDと相関させるかであ
る。図12(b)に図示したように、各々のバーコード
リーダ88、89を通過するパレット71a、71bの
パレットIDは、それぞれ図14(a)図14(b)
に図示したように、供給源メモリーキュー660、66
0’にそれぞれ保存される。また視覚検査装置から次に
生成されるデータがこれら供給源メモリーキューから取
り出した特定のパレットIDインデックスと関連付けさ
れる。これは、パレットIDバーコードが走査された時
刻からそのパレットIDからのレンズをALIステーシ
ョンで検査した時刻までの間に所定量のマシンサイクル
が存在するためである。つまり、詳細については後述す
るように、視覚検査装置からのカウンタで起動された場
合、特定のパレットについての視覚検査の結果はバーコ
ードリーダ88又は89に対して供給源メモリーキュー
内の所定のメモリーオフセットに配置された正しいパレ
ットIDを有するサンプルを形成するように、サンプル
命令が定義されることになる。
【0068】(SAMPLE命令を使用して)サンプル
を定義した場合、サンプルに組み込まれる供給源データ
は各々の供給源項目についてのオフセットにそって定義
される。オフセットは制御サーバに対して供給源の履歴
を何サイクル戻すとそのサンプルに属する値を取り出す
ことができるかを伝える。例えば、オフセットゼロでは
現在の供給源の値を取り出すように制御サーバに指示
し、オフセット1では1サイクル前の供給源の値を回収
すべきであることを表わす。
【0069】全てのサンプルは同じサンプル定義のもと
に取り出したほかのサンプルから識別する関連インデッ
クスを有する。バーコードの値が通常このインデックス
に使用される。SAMPLE命令の文法は次に示すとお
りである: SAMple<サンプル> Trigger=<カウンタ> [Index=<供給源> Offset=<遅延時間>] [Source=<供給源> Offset=<遅延時間>] 次の例では、データベースレコード内に取り込みフォー
マットすべき供給源の整列済みの値を指定している。 例:sample NUTIME tri=F_A_CNT i=DEPB_ID o=0 s=NUTIMEAB o=0 例:sample NUTIME s=NUTIMEAB o=0 これは整列した供給源の値の組を指定している。「トリ
ガ」引数はカウンタがデータベース内に永久保存するた
めの取り込みを開始するブロックである。オプションの
「Index」引数はサンプルがおかれているレコード
についてのバーコードを含む供給源である。オプション
の「Offset」引数は直前のサイクルで読み込んだ
バーコードにアクセスするために使用する。インデック
ス供給源が指定されていない場合にはトリガブロックカ
ウンタの現在の値を使用する。各々の供給源のサンプル
についての値はそれ自身のオフセットでアクセスされ
る。オフセットは将来のサイクルの基準値には使用しな
い。サンプル定義はトリガとインデックスのないサンプ
ルを反復することで更に供給源を含むように変更するこ
とが可能である。
【0070】グループ 一組のサンプルを回収しそのサンプルが同じインデック
ス(同一のパレットID)を有する場合、パレットが製
造ラインを通過する際にパレットに影響する処理条件の
ワークフローレコードとなるグループを作成する。図8
には供給源データ点、サンプル、同じインデックスを有
するグループがどのように相互に関連しているかを図示
してある。618a、b、cとラベルをつけてあるサン
プルはそれぞれ2、3、4供給源データ点のブロックに
対応する。つまり、詳細については後述するように、図
8において、サンプル618bは各々の処理サイクルで
累積される3つの供給源データ点からなる。
【0071】パレットが全ての処理拠点を通過し終わる
と、1つのグループについてのサンプル全部が回収さ
れ、そのグループが完結する。図8に図示した状況で
は、グループ内の列のサンプルが全部取り出されると、
あるインデックスのグループが完成する。特定のインデ
ックス(バーコード)についてのグループは、特定のパ
レットが転換(システムから排除)されバーコードスキ
ャナに移らなくなると、終了して全ての転換点でデータ
ベースへ書き出す必要がある。つまり、製造ラインの別
の部分に対応する別のサンプル定義(及び別の名前)を
有する幾つかのグループが存在するが、これらは同じイ
ンデックス(パレットID)番号を有することになる。
【0072】グループが完結すると、そのグループの情
報が長期保存のためリレーショナルデータベースへ送信
される。グループはGROUP命令を使って制御サーバ
に定義する。GROUP命令の文法は次の通りである: GROup<グループ><maxrec>Trigger=<ブ
ロック> [Index=<供給源>Offset=<遅延時間>][REFindex=
<インデックス>] [Test=<供給源> Offset=<遅延時間>[Clear=<グ
ループ>]] [Label=<ラベル>][<サンプル>] 次の例では、データベースレコードについて整列したサ
ンプルの組を指定している。 例:group AB 256 tri=SERVO_CNT i=BCR3_IDB o=0 l=pallet NUTIME NUBUFB FAENCB MONOB group AB CHM1B CHM2B CHM3B CHM4B DEPSB 「トリガ」引数はリレーショナルデータベースへのレコ
ード送出をカウンタが開始するブロックでサンプルを形
成するための引数と同じであっても良い。オプションの
「Index」引数は送信すべきレコードについてのバ
ーコードを含む供給源である。オプションの「Offs
et」引数は直前のサイクルで読み込まれたバーコード
にアクセスするために使用する。オフセットが指定され
ない場合、トリガブロックカウンタの現在の値を使用す
る。グループの定義はトリガ、インデックス、及び試験
供給源のないグループを反復することにより追加のサン
プルを含むように変更することが出来る。オプションの
「Test」引数はインデックス付きレコードが送信さ
れるか否かを制御するために使用する。グループがトリ
ガされたときに所定オフセットにある試験供給源が0以
外の値を有している場合そのレコードは送信される。詳
細については後述するように、リレーショナルデータベ
ースへ送信するフォーマットされたメッセージはオプシ
ョンの「Label」引数で指定したタグから開始す
る。
【0073】リレーショナルデータベースへ送信しよう
とするデータベースレコードを作成する段階を説明する
図9の論理流れ図に図示してあるように、制御サーバ6
00は第1に段階700で前述のようなスタートアップ
設定ファイルを読み込み処理する。次に、段階705
で、制御サーバはこれのデータメールボックス空間(図
示していない)にメッセージが出現するのを待機する。
メールボックスはメッセージ配送サービス(MBX)の
一部で、Arcnetネットワークにより支持され、シ
ステム内のプロセス(タスク)が別のコンピュータ上で
実行されている場合でも相互に情報交換できるようにす
る。つまり、各々のプロセスはメールボックス空間にメ
ッセージが書き込まれるまで待機し続け、メッセージが
メールボックスに書き込まれたのと同じ順序で(FIF
O型キュー)特定のタスクに取り込まれてから転送され
ることになる。この場合、VALUEメッセージはデー
タ取得及び入力から制御サーバが取り出すデータメール
ボックスへ送信される。段階707で、メッセージがV
ALUEメッセージかどうかの決定を制御サーバが行
う。VALUEメッセージの場合には、段階710で供
給源の現在の値が更新される。
【0074】図管理制御システム10(a)はデータ
点の履歴を保存するための一連のメモリー供給源キュー
620、630、640、650を示す。VALUEメ
ッセージが段階707で決定したように受信されると、
これに含まれるデータが更新され各々の供給源キューに
関連した現在のメモリー位置に保存される。例えば、6
21、631、641、651で示したメモリー位置は
最初に受信された時点でそれぞれ処理温度パラメータ、
圧力、流れ、コンベア処理速度パラメータに関連するデ
ータ点での現在の値を保存する。
【0075】受信メッセージが段階707で決定したよ
うなVALUEメッセージではない場合、前述したカウ
ンタメッセージである。制御サーバは、段階714に図
示したように、その供給源についてのメモリーキューの
一番上にカウンタによりトリガされたブロックで定義さ
れた各々の供給源についての現在のデータ値を配置する
ように動作する。これを行うことで、全ての値が図10
(a)の矢印で示したようにシフトし、データ値の時系
列配列が維持される。例えば、カウンタトリガの受信時
に、供給源キュー620の位置621にあるTemp1
ついての現在の値がメモリー位置622に入力され
る。メモリー位置622は直前のマシンサイクル(1つ
前のマシンサイクル)のTemp1の値(データ)を保
存するためのメモリーキューの位置である。図10
(a)のメモリー位置623に図示したように、メモリ
ー位置622にあったTemp1の値は2マシンサイク
ル前のemp1の値となる。これがメモリーキューの
各々の位置で反復実行される。キュー位置624に図示
したようなKサイクル前のTemp1のデータ値は破棄
される。図10(a)で分るように、特定の処理パラメ
ータの履歴を保存するための各々のメモリーキュー62
0、630などの長さは処理によって変化する。つま
り、「K」個までのTemp1処理の読み値がKサイク
ル前までの各々のマシンサイクルで得られた値に対応す
るキュー620に保存され、「L」個までのPRES3
データの読み値がLサイクル前までの各々のマシンサイ
クルで得られた値に対応するキュー630に保存され
る。図23に図示した各々のバーコードリーダはこれと
前述のメモリーキューなどの供給源メモリーキューを関
連付けしてある。特定のバーコードに対するメモリーキ
ューに含まれるデータはそのバーコードリーダを通過す
る各々のパレットについてのパレットIDバーコード番
号を表している。
【0076】図9の段階717では、特定ブロックで受
信したカウンタトリガがサンプルについてのトリガとし
ても定義されているかどうかを決定する。前述のよう
に、サンプルを形成するトリガが受信された場合には、
図9の段階720に図示してあるように、サンプル命令
で指定した全ての供給源データが各々の供給源キューか
ら回収され、データ値のサンプルが詳細を後述するよう
に関連バーコードでインデックスを付けるグループ内に
回収保存される。サンプル設定命令を参照して前述した
ように、供給源キューからのデータは予め設定しておい
たようにどの特定のオフセット(深さ)でも回収でき
る。そのため、図10(b)に図示したように、サンプ
ル回収命令では供給源キュー620、630、640、
650とオフセット626、636、646、656を
指定してインデックスを関連付けした時系列配列処理デ
ータを含むサンプル670を形成することが出来る。
【0077】図9の段階723で図示したように、特定
ブロックから受信したカウンタトリガがあるグループの
トリガとしても機能するかどうかを決定する。前述のよ
うに、適当なトリガを受信したときに共通のパレットI
D番号を有するサンプルが集められてグループを構成す
る。グループ命令はそのグループに含まれるサンプルを
定義し、またトリガも定義してそのグループがデータベ
ースへ送信されることになる。
【0078】図10(c)ではグループを構成するサン
プルの概念が図示してある。カラム637はシステム内
に含まれる全てのパレットについて独自のバーコード番
号(インデックス)を含んでいる。バーコードパレット
ID番号のカラムは必ずしも何らかの数値の順番に並べ
る必要はなく無秩序でも良いことは理解されるべきであ
る。図10(c)に図示した各々の行647はカラムで
識別された特定のパレットIDのサンプルを含むグルー
プを表している。図10(c)に図示したように、例え
ば、グループ645は前述のサンプル670を含む。
【0079】図9の段階724では、グループデータと
バーコードインデックスを含むデータベースレコードの
構成がリレーショナルデータベースへ送信される。レコ
ードがデータベースへ送信される時点で、制御サーバに
よりタイムスタンプが付与されて特定のデータグループ
に対する更なるインデックスとして機能する。グループ
のトリガが段階724で受信されなかった場合、処理を
反復し制御サーバは段階705で次のメッセージを待ち
受ける。
【0080】タイムスタンプ情報(インデックス)を用
いて自動コンタクトレンズ製造システム以外の条件(例
えば空調、湿度、「クリーンルーム」条件など)が製品
の品質に影響し得る特定の時期の間に行われる製品処理
を識別することが出来る。
【0081】図11はリレーショナルデータベース20
2(図1)に送信され保存される1、2、...、nの
ラベルをつけたレコードのグループのフォーマットを示
してある。図11に図示したように、カラム657aは
制御サーバで生成されたとおりに送信された個々のレコ
ードの日時及びタイムスタンプ情報を含んでいる。カラ
ム657bはバーコードインデックス(パレットID)
番号を含む。カラム657cはラベル情報を含み、好適
実施例においては特定のレコードについてデータベース
へ制御サーバから送信するグループ名と符号化した日付
/時間の組み合わせである。カラム657dの残りはコ
ンタクトレンズ製造施設の特定部分で行われる特定の処
理の履歴を含む「J」個までの供給源データ値を含む。
図11に図示したレコード1、2、...、nと同様の
構造を有する別のレコードが同じパレットID番号を有
することがあるが、コンタクトレンズ製造システムの同
じ部分でも別の日付及び時刻における処理を表す、また
は、例えば一体成型アセンブリーステーションの出口で
またはALI視覚検査処理でパレットを破棄した後、同
じパレットについての処理がシステムの別の部分で行わ
れたことを表わす場合があることは理解されるべきであ
る。さらに、1つ以上のレコードが同じパレットインデ
ックスについて作成されるような場合、製造ラインのど
こで処理が行われたかによって各々のレコード内には少
ないまたは多くのデータ供給源の値が含まれることは理
解されるべきである。
【0082】視覚検査結果図23 に図示してあり、また前述の同時出願中の米国特
許出願第08/257,786号(代理人事件整理番号
#9001)に詳細に説明してあるように、各々の裏面
湾曲及び前面湾曲キャリアパレットの裏面湾曲レンズ金
型部分と前面湾曲レンズ金型部分の射出成型及び配置に
続けて、また窒素バッファトンネル46へ進入した後、
2重の交差押し出し機構44が前面湾曲レンズ金型部分
を含むパレットと裏面湾曲レンズ金型部分を含むパレッ
トを対にして充填一体成型アセンブリーステーション5
9へ搬送する。充填一体成型アセンブリーステーション
では、前面湾曲レンズ金型部分にはモノマーが充填され
裏面湾曲レンズ金型部分キャリアパレットがモノマーを
含む前面湾曲レンズ金型部分の上に載せられる。裏面湾
曲レンズ金型部分パレットは再利用のため射出成型ステ
ーションへ再転送される。前述の「製造ライン追跡及び
品質管理システム」と題する同時出願中の米国特許出願
第08/257,790号(代理人事件整理番号#91
66)に詳細に説明してあるように、警報条件が存在し
特定パレットに担持されたレンズが欠陥であり排除すべ
きであると決定された場合、図23で一般に図示してあ
るラムプッシャー装置58は欠陥レンズを含む特定のパ
レットを排除して充填一体成型アセンブリーステーショ
ン59を出てくる空の裏面湾曲レンズ金型部分をコンベ
ア26からコンベア29へ再循環させるように指令され
る。
【0083】図12(a)は充填一体成型アセンブリー
ステーションへ入る直前の前面湾曲レンズ金型部分およ
び裏面湾曲レンズ金型部分のパレット71a、71b各
々の進行方向を示す。図12(a)に図示してあるよう
に、各々のパレットの空洞には特定の方向に1、
2、...、8の番号が付けてある。
【0084】一体成型分離装置を出てから水和チャンバ
ー335に入る前に、図23に図示したように、完成し
たコンタクトレンズを含むパレットが対にされて2つの
パレットが並んで移動する。水和ステーションで、プッ
シャー装置332がキャリア337上の4個のパレット
74を切り離せるように時間設定され、水和処理のため
に32個のコンタクトレンズをグループ化することが出
来る。図12(b)と図23では水和ステーションへ搬
送するためにキャリア337上に切り離された時点の4
個のパレット71a、b、c、dの各々の方向が図示し
てある。図23に図示したように、バーコードスキャナ
88、89がパレット各々を識別した後、水和ステーシ
ョンへ転送される。より特定すれば、バーコードスキャ
ナ88は図12(b)で71a、71bのラベルの付い
たパレットのバーコードを読み取り、バーコードスキャ
ナ89は71c、71dのラベルの付いたパレットのバ
ーコードを読み取る。これがコンタクトレンズ製造工程
における最後のバーコード読み取りである。レンズ自体
がパレットから取り出されるため、またこの点から先に
はこれ以上のバーコードスキャナが存在しないため、水
和中及び水和後のレンズ位置の特定と識別はマシンサイ
クルのカウントから推定する。上記で簡単に説明したよ
うに、各々のバーコードスキャナについて供給源メモリ
ーキューが作成され各々のバーコードスキャナ・メモリ
ーキューに含まれるデータはその下を通過するパレット
ID番号を含む。図14(a)図14(b)はバーコ
ードスキャナ88と89(図23)に対応しパレットI
Dデータ(インデックス)値を保持するバーコードメモ
リーキュー660、660’を図示してある。パレット
が例えばバーコードスキャナ88の下を通過したとき
に、パレットIDデータが位置661に、即ち現在のデ
ータが保存されている位置に、配置される。図14
(a)の破線矢印で図示したように、次のパレットが通
過すると、もとのパレットIDデータとその後で回収さ
れる全てのパレットIDデータはメモリーキュー内で1
度に1つのメモリー位置づつシフトされる。次に、視覚
検査供給源データ(結果)を回収するためにサンプルが
トリガされるとき、供給源バーコードスキャナ88の特
定オフセット、例えばメモリーキュー位置662にある
パレットIDインデックスがレンズ検査結果データとグ
ループ化される。このサンプルは視覚検査サーバからの
カウンタの受信時にトリガされ、オフセット量がシステ
ムのスタートアップ時に制御サーバにより読み取られた
設定ファイルのサンプル設定にプログラムされていると
おりに予め設定される。
【0085】水和ステーションの出口で、レンズパッケ
ージの底部を形成し検査キャリアパレット76、76’
に担持される射出成型ブリスター(図示していない)へ
レンズを取り出し配置するときに、レンズが反時計回り
に90°回転される。検査キャリアパレットは図13
(a)に図示したように16個の射出成型ブリスターパ
ッケージを担持する。図13(c)では16個のパッケ
ージ各々が水和後に搬送されるときの検査パレット7
6、76’内での方向を示す。検査パレット76、7
6’内での各々のレンズの位置は図示したとおりで、も
とのパレット71a、b、c、dの空洞位置と比較して
図示してある。
【0086】ALI視覚検査ステーションへ入る前に、
パッケージは所定の方法で係合される。図13(b)
は、視覚検査装置で16個のレンズのグループの検査を
行うためのレンズ検査パレット76の方向を示す。1台
又はそれ以上の視覚検査カメラ(図示していない)が
13(b)に図示したパレット76について検査チャネ
ル77a、bと関連付けされる。視覚検査カメラは図1
3(b)では小さい文字で図示してあるように1〜16
の番号が付いた各々のコンタクトレンズの位置を検査
し、これが図4(b)を参照して前述したように視覚検
査装置から送信される第1のデータ値51になる。より
特定すれば、検査チャネル77aの観察カメラはレンズ
位置1〜8を検査し、検査チャネル77bの観察カメラ
はレンズ位置9〜16を検査する。パレットが視覚検査
ステーションに向かう予測可能な方法で見ると、また視
覚検査を遂行するのに必要な所定数のマシンサイクルの
観点では、視覚検査の結果は制御サーバが検査結果ブロ
ック50の受信後視覚検査のカウンタを受信した時点で
本来のバーコードパレットID(パレット71a、b、
c、d)が自動的にインデックスとして付けられる。こ
れを実現するには、供給源メモリーキュー660と66
0’がそれぞれバーコードスキャナ88、89で取り出
されたバーコードパレットIDの読み値となる(図14
(a)及び図14(b))。スキャナでのバーコードパ
レット識別の時刻から検査パレットの各々のレンズ位置
が検査される時刻までの間に所定量のマシンサイクルが
存在するので、各々の空洞の結果はバーコードパレット
ID供給源キュー660、660’各々の所定数のメモ
リー位置だけオフセットしたパレットIDインデックス
と関連付けされる。例えば、図13(b)に図示したよ
うに、レンズ位置番号5〜8と13〜16のレンズ検査
結果には図14(a)の供給源メモリーキュー660の
622とラベルをつけたバーコードスキャナ88メモリ
ーオフセット位置に関連付けされる。同様に、レンズ位
置番号1〜4と9〜12のレンズ検査結果は図14
(b)の供給源メモリーキュー660’の622’とラ
ベルをつけたバーコードスキャナ89のメモリーオフセ
ット位置と関連付けされる。視覚検査の結果にバーコー
ドパレットIDが付けられると、(視覚サーバから)視
覚カウンタの受信時にグループ化されて前述しまた図1
1に図示したようなデータベースレコードを形成する。
【0087】分散図 特定のパレットIDについての履歴処理データが全部デ
ータベース内のレコードとして収集されると、更に処理
し分析するために利用できるようになる。例えば、前述
したように、x軸上の1つの変数をy軸上の別の変数に
関連づけるチャートである分散図を形成するのが望まし
い。例えば、品質の測定値は処理変数に対してプロット
するとその特定の処理変数が品質に影響を与えるかどう
か、またどの程度影響するかを決定できる。プロットし
た分散図の情報によって変数についての適正な動作セッ
トポイントの選択が出来るようになるが、これは処理パ
ラメータの値が変化すると品質の測定値がどのように変
化するかを簡単に決定できるためである。
【0088】図15には検査結果(y軸)と処理パラメ
ータ(x軸)の分散図が図示してある。より特定すれ
ば、前面湾曲レンズ金型のモノマー充填レベルの関数と
してALIからの検査結果で求まるようにパレット内の
1つの特定の空洞についてのレンズ欠陥の量を示すプロ
ットが生成されたことになる。これ以外にもモノマー充
填レベルのプロットを全ての記録したパレットの特定の
空洞位置に関連させることが出来る。図15に図示した
ように、この検査の結果はレンズ製造工程が前面湾曲レ
ンズ金型部分内のモノマー充填レベルを、矢印Aで示し
たように欠陥のないレンズを製造するために決定された
受け入れ可能な範囲内に、制御できる必要があることを
示している。ほとんどの変動は標準偏差内で起こるの
で、最適な充填レベルの設定点の第1の選択は、図15
矢印Bで図示したように受け入れ可能な範囲の中心と
することである。図15においてプロット記号879と
して図示した単一の空洞マーカーだけが簡略化のために
含めてある。他の空洞を表す他の種類のマーカーを同じ
グラフ上に含めることも出来る。特定パレットの空洞間
に差がない場合、マーカーは相互に重なり合う。1つ又
はそれ以上の空洞が同じ特性を示さない場合、マーカー
は重ならず、見えるようになり、空洞間に差があること
を示し、全ての空洞で良好なレンズを製造できるように
補正すべきであることが分る。
【0089】図17から図19はリレーショナルデータ
ベースで利用できるデータレコードから分散図のプロッ
トを生成するための処理の流れ749を示す。段階75
0で示した第1の段階は、メッセージをデータベースに
送信してパレット(バーコード)インデックスについて
のパラメータデータを取り出させ、段階752ではメッ
セージをグラフサーバへおくって分散図のために表示を
設定させることである。データベースの適正な問合せで
所望の報告を収集し表示させることが出来るようにする
手順の組み立てはデータベース・プログラミングの分野
の当業者のプログラマーには公知であることは理解され
るべきである。段階754で示した次の段階では、ある
チャネルに独自の空洞プロット記号(マーカー)を割り
当て、また分散図表示となる他のグラフィック属性も割
り当てる。各々の軸で値の分散(範囲)は例えば縮尺内
にデータ点をプロットできるようにレンズ欠陥データの
最大量を設定することで設定できる。段階756では、
プログラムはデータがデータベースから到着するのを待
機し、段階758ではまだ到着するデータがあるかどう
かの決定を行う。段階758で更に受信するデータがあ
る場合には、段階765でパレット空洞位置番号1につ
いてのレンズ検査結果データがプロットするよう要求さ
れているかを決定する。要求がある場合には、段階76
7で、パレット空洞1と2に関連する各々のデータ「a
x」と「bx」をグラフィックスパッケージに送信して
プロットを行わせ、また受信した現在のデータ値が第1
のデータ値の場合には現在の範囲の最小値と最大値を段
階781とそれ以降で設定する(図17及び図19)。
現在のデータ値が第1のデータ値ではない場合には、段
階769でパレット空洞位置番号3に対するレンズ検査
結果データをプロットするように要求されているかを決
定する。要求がある場合には、段階771でそれぞれパ
レット空洞3と4に関連するデータaxとbxをグラフ
ィックスパッケージに送信してプロットさせる。次に、
段階773では、パレット空洞位置番号5に対するレン
ズ検査結果データをプロットするように要求されている
かどうかを調べる。要求がある場合には段階775でパ
レット空洞5と6にそれぞれ関連したデータであるax
とbxをグラフィックスパッケージに送信してプロット
させる。要求されていない場合には、段階777で、パ
レット空洞位置番号7に対するレンズ検査結果データを
プロットするように要求されているかどうかを調べる。
要求がある場合には段階779で、パレット空洞7と8
にそれぞれ関連付けされたy軸データaxとbxをグラ
フィックスパッケージに送信してプロットさせる。適切
なメッセージをグラフィクスサーバに送信して段階76
7、771、775、779で決定したように特定空洞
の結果をプロットさせた後、段階780で受信した現在
のデータが受信する第1のデータかどうかを調べる。第
1のデータであれば、変数min、max、imin、
imaxを段階781で初期化する。変数「inde
p」はプロットのための独立x軸変数を表し、変数「i
min」、「imax」はそれぞれ変数indepの最
小値と最大値を表す。段階783で、現在取り出したa
xデータの値がプロットしようとするy軸データの範囲
の下限かどうかを調べる。axがminの値より小さい
場合には、minの値をデータ点axと等しくなるよう
に段階785で設定する。段階787では、同様に現在
のbxデータ値がプロットしようとするy軸データの範
囲の下限かどうかを調べる。受信したデータの値bxが
minの値より小さい場合には、段階789でminの
値をデータ点bxと等しくなるように設定する。次に、
段階791では現在のaxデータ値がプロットしようと
するy軸データの範囲の上限にあるかどうかを調べる。
受信したデータの値axが現在のmax値より大きい場
合には、maxの値をデータ点axと等しくなるように
段階793で設定する。段階795では、同様に現在の
bxデータの値がプロットしようとするy軸データの範
囲の上限にあるかどうかを調べる。bxがmaxの値よ
り大きい場合には、maxの値をデータ点bxと等しく
なるように段階797で設定する。段階776では、現
在のindepデータ値がx軸データ(例えばモノマー
充填レベル)の範囲の上限かどうかを調べる。inde
pが現在のimaxの値より大きい場合にはimaxを
indepに設定する。同様に、段階782で現在のi
ndepデータ値がx軸データの範囲の下限にあるかど
うかを調べる。indepが現在のiminの値より小
さい場合には、iminをindepに設定する。段階
758で要求されたデータをまだ取り出す必要があると
分った場合には、ループを反復し、グラフィックサーバ
は新しいデータが到着するのを段階756で待機する。
【0090】段階758でこれ以上取り込むべきデータ
がない場合には、段階759で図示したようにファイル
メッセージの正常な終端が受信されたかを調べる。ファ
イルメッセージの正常な終端が受信された場合には、段
階799でy軸範囲即ちmax〜minの値を設定し、
またx軸範囲即ちimax〜iminの値を設定して、
適切なメッセージをグラフィックスサーバへ送信し、分
散図を実際にプロット又は表示する。段階761で処理
が終了する。ファイルレコードの終端がない場合にはエ
ラートレースメッセージを段階762で生成する。
【0091】ヒストグラム ヒストグラムは特定の種類の欠陥のカウントを表示する
(ある種の合格/不合格品質測定)グラフ図である。カ
ウントはパレット空洞で実行して他と異なるように実行
する空洞を分離(修正)する。
【0092】図16は特定のパレット上の特定の空洞位
置についてのレンズ欠陥の量に関するヒストグラム89
0を示す。より特定すれば、各々のバー889は利用者
が指定した時間間隔の間に結果が得られた特定のパレッ
トの各々の空洞についての欠陥の数を表す。こうしたグ
ラフから、何らかのパレット上のどの空洞位置で他より
欠陥が多いかを簡単に調べることが出来る。図16に図
示したグラフ図などの状況は矢印で示した7番の空洞に
汚染物質が存在していることを示している。
【0093】図20はリレーショナルデータベースで利
用可能なグループデータレコードからヒストグラムのプ
ロットを生成するための処理の流れ800を示す。段階
801は特定の時間範囲にわたって特定のパレットにつ
いての特定の品質測定における合格/不合格測定結果
(検査結果)を回収するようにデータベースに要求して
いる。段階803でしばらく待機した後、段階805で
データベースが要求されたデータ情報を含むファイルを
供給したかを決定する。ファイルが供給された場合に
は、グラフィックスサーバはファイルを読み取り、段階
807で示したように空洞あたりの欠陥の現在の総数を
保持する。範囲は自動的に設定してデータが正確にプロ
ットされるようにする。データベースから送信されたフ
ァイルを読み出した後、段階809で要求しただけのデ
ータが受信されていないなどの何らかの問題があるか、
または予期しない合格/不合格符号が得られた例えば問
題が検出された場合には、段階811で問題を報告して
段階812で終了メッセージをグラフィックスプロセッ
サに送信する。報告すべきデータ上の問題がない場合に
は、データをプロットするようにメッセージをグラフィ
ックスディスプレイに送信して段階810に示すように
データをプロットする。
【0094】データベースが段階805でファイルを供
給しなかった場合には、段階806に示すようにシステ
ムは5回待機する。5回目の後で、データベースがまだ
ファイルを供給していない場合には、段階812でグラ
フィックスサーバにメッセージを送信し、他のグラフィ
ック表示要求を受け入れるように開放される。
【0095】処理幅ヒストグラム 処理幅ヒストグラム分布は一連の処理読み値の値がどの
ように分散しているかを示すグラフ図である。正規分布
している処理では、例えば釣り鐘型のヒストグラム・プ
ロットを示す。この種のヒストグラムは製造処理内の異
常又は測定装置の欠陥を特定する上で有用である。
【0096】図21は特定の処理パラメータ(例えばモ
ノマー充填レベル)がどのような挙動を示すかといった
使用を提供する処理幅ヒストグラム870を示す。図2
に図示したように、データは16個の等しい間隔の領
域に分割される。各々の領域はバー869で示され、高
さはその領域で発生したサンプル数を表す。全てのヒス
トグラムのバーの輪の幅が仕様上の幅と等しいか又はこ
れより小さい場合には、その処理は仕様上の許容範囲内
で制御されていることになる。ヒストグラムの形状が釣
鐘状曲線であれば、パラメータ変動は正規分布をしてい
るということが出来る。
【0097】図22はリレーショナルデータベースで利
用可能なグループデータレコードから処理幅ヒストグラ
ムのプロットを生成するための処理の流れ814を示
す。段階815は、特定の時間間隔にわたる特定の処理
パラメータについての値を回収するようにデータベース
に要求する段階で、データをグラフィックスサーバへ送
信する。段階817でしばらく待機した後、段階819
でデータベースが要求したデータ情報を含むファイルを
供給したかどうかの決定を行う。ファイルが供給された
場合には、グラフィックスサーバはファイルを読み段階
821で示したように処理パラメータについての最大値
と最小値の集計を保持する。範囲は最小値と最大値から
自動的に設定され、x軸座標が16個の等しいデータグ
ループに分割される。段階825でファイル内の各々の
データ値が読み取られ、どのデータグループにその値が
入るかの決定を行い、その特定のデータグループについ
てサンプルカウント(図示していない)を1つ増加させ
る。段階827でファイルの正常な終端が見つかったか
どうかの決定を行う。ファイルの正常な終端は、データ
ベースからのデータ読み取りで問題が発生しなかったこ
とを表わす。問題が検出された場合には、段階831で
問題を報告し段階833で終了メッセージをグラフィッ
クスプロセッサに送信する。報告すべきデータ上の問題
ない場合には、段階829に示すようにデータをプロ
ットするようにメッセージをグラフィックスディスプレ
イに送信してデータをプロットさせる。
【0098】データベースが段階819でファイルを供
給しなかった場合には、システムは段階820に示すよ
うに5回だけ待機する。5回目の後でデータベースがま
だファイルを供給していない場合には、段階833でメ
ッセージをグラフィックスサーバに送信して他のグラフ
ィック表示要求を受け入れられるように開放する。
【0099】統計サーバ 図1に図示したような統計サーバ406はリアルタイム
データ値のリポジトリである。データは利用者定義の論
理グループ又はデータセット内に保存される。統計サー
バの能力はデータに対して変換を適用するまたは「実行
する」ことの出来る能力である。制御サーバから受信し
た場合のデータ値は自動的に警報条件を追跡されて要約
され、サーバは統計処理制御を実行して関連する警報を
設定したり解除したりする。データセットからの値は現
在の傾向と動きのある状態画面を示すように転送され
る。
【0100】図6に図示したように、STATE命令6
04がコンソールサーバ403とグラフサーバ405か
ら制御サーバ600へ送信される。これらの命令はデー
タセットを示しており任意で方法の名前を示す。この命
令は統計サーバ406への命令を制御サーバ600に発
行するようにキューを送るために使用する。これらの命
令は統計サーバ406に適切な計算を行って画面を支持
し、結果をオペレータステーション400で有効になっ
ている表示モジュール送信するように指示する。
【0101】方法の名前が与えられた場合には、STA
TE命令604は制御サーバを呼び出して、特定のデー
タセットに適合するように置き換えを行った所定の命令
の組(方法)を統計サーバへ送信させる。方法は統計サ
ーバへ送信する一組の命令についてのテンプレートであ
ると考えられる。
【0102】制御サーバ600は3種類の出力を統計サ
ーバ406に提供する。
【0103】1)STARTメッセージ601はシステ
ムのスタートアップ時に統計サーバの実行を開始させ
る。
【0104】2)供給源データメッセージ602は、統
計サーバに新しいデータ値を通知する。データは専用の
統計サーバのメールボックス(図示していない)へ送信
される。メッセージの一般的形式は「データセット名=
値」である。
【0105】3)統計サーバがデータ処理を行う方法を
変更し、また統計サーバで生成したデータの宛先を追加
又は削除するメッセージである。統計サーバへ送信され
る主要なメッセージの形式は次のようなものがある:D
ATASET、これは名前の付いたデータセットについ
て統計サーバ内での保存を割り当てる。SINKは統計
サーバから出て行くデータの宛先を指定する。PERF
ORMは統計サーバがデータセットに対して適用すべき
関数を指定する。REMOVEは統計サーバからオブジ
ェクトを除去する(dataset、sink、per
formなど)。CONTROLはデータセットについ
ての統計処理制御のため統計サーバ内のデータセットの
警報範囲の限界を設定する。
【0106】時系列的傾向 測定又は計算を行ったパラメータはどれも時間に対して
単一の傾向としてプロットすることが出来る。複数の時
間プロットを一般的傾向について比較することが可能で
ある。分、時、日、週にわたるデータを表示するために
固定された時間の尺度が利用可能である。
【0107】統計サーバ406はデータセット(同じデ
ータ供給源からの多数のサンプル)を設定することの出
来るパッケージを含む。データセットを設定すると、何
らかの基準に基づいて実行すべき演算を自動的に行うよ
うに設定することが出来る。sinks(生成した結果
の宛先)は、例えばグラフ表示するためのオペレータス
テーションまたは履歴を作成するための別のデータセッ
トを動的に設定することが出来る。
【0108】サイクル、分(6秒サイクル10回)、時
(60分)、日(24時間)、週(7日)にわたる傾向
としてグラフ化することが望まれるデータ供給源の各々
について、「s」を大きさとする一連の又はカスケード
したデータセットを生成する必要がある。これを実現す
るにはそのデータセットについての最近の60個の値を
保存しておき、グラフ化するためまたは何らかの演算を
実行するためにオペレータステーションへ送信するよう
命令されたとき利用できるようにしておく。以下に例を
挙げる:
【0109】処理パラメータのモノマー分注レベル「D
EPO2LEV」を各サイクル毎1回測定し60個迄の
値を保持できるデータセットDEPO2LEV s=6
0へ供給する。10番目の読み値毎に前述したPERF
ORM命令を起動して最近の10個の値に対して平均値
計算を行い、結果は60個までの値を保持できるデータ
セットDEPO2LEV/M s=60に供給する。こ
のあとDEPO2LEV/Mの60番目の読み値がPE
RFORMを起動して平均値をデータセットDEPO2
LEV/H s=60に供給する。同様に、DEPO2
LEV/Hの24番目毎の読み値がPERFORMを起
動して平均値をデータセットDEPO2LEV/D s
=60に供給し、DEPO2LEV/Dの7番目毎の読
み値がPERFORMを起動して平均値をデータセット
DEPO2LEV/W s=60に供給する。カスケー
ド接続は次のように見えることになる: サイクル読み値 −> データセットDEPO2LE
V 1分間の平均 −> データセットDEPO2LE
V/M 60分の平均 −> データセットDEPO2LE
V/H 1時間の平均 −> データセットDEPO2LE
V/D 1日の平均 −> データセットDEPO2LE
V/W等。 ここでM、H、D、Wは詳細を後述するズーム係数であ
る。DEPO2LEV/Mと呼ばれるデータセットと同
じ名前のDEPO2LEV/Mのsink(データセッ
トの宛先)を決定するには、ソフトウェアで実行する方
が簡単なsinkの動的生成と除去を行う。sinkは
傾向データをグラフ化するためにオペレータステーショ
ンで動的に生成される。次のsinkの組がシステム初
期化時に作成され要求された時点でグラフ化する分、
時、日、週のデータを生成するために存在している: sink DEPO2LEV/M d=DEPO2LE
V/M sink DEPO2LEV/H d=DEPO2LE
V/H sink DEPO2LEV/D d=DEPO2LE
V/D sink DEPO2LEV/W d=DEPO2LE
V/W
【0110】個々のデータ供給源の読み値が制御サーバ
から統計サーバへ送信されたときに履歴サンプルを生成
するには、次の一連の動作を定義しておく: perform DEPO2LEV f=mean s
=DEMP2LEV/Mt=10 perform DEPO2LEV/M f=mean
s=DEPO2LEV/H t=60 perform DEPO2LEV/H f=mean
s=DEPO2LEV/D t=24 perform DEPO2LEV/D f=mean
s=DEPO2LEV/W t=7 ここで第1のperformはデータセットDEPO2
LEV(データ点DEPO2LEVでサイクル毎に取り
出したデータ供給源読み値)に到着した10個のサンプ
ルの平均値を取り、結果を排出先DEPO2LEV/M
に送信する。DEPO2LEV/MはデータセットDE
PO2LEV/Mとなるように(上記で)定義されてい
るので、DEPO2LEVデータ供給源の毎分平均につ
いての履歴を保存することになる。同様に、第2のpe
rformはデータセットDEPO2LEV/Mに到着
した60サンプルの平均を取る(データセットDEPO
2LEV/Mから取り出した毎分の平均の読み値)命令
であり結果を排出先DEPO2LEV/Hへ送信する。
DEPO2LEV/Hは、データセットDEPO2LE
V/Hとなるように定義されているのでデータ供給源D
EPO2LEVの毎時平均についての履歴を保存するよ
うになる。さらに、第3のperformはデータセッ
トDEPO2LEV/Hに到着した24サンプルの平均
(データセットDEPO2LEV/Hから取り出した毎
時の平均読み値)をとる命令で、結果を排出先DEPO
2LEV/Dに送信する。DEPO2LEV/Dはデー
タセットDEPO2LEV/Dとなるように定義されて
いるのでデータ供給源DEPO2LEVの毎日平均につ
いての履歴を保存するようになる。最後のperfor
mはデータセットDEPO2LEV/Dに到着した7サ
ンプルの平均(データセットDEPO2LEV/Dから
取り出した毎日の平均読み値)をとる命令で、結果を排
出先DEPO2LEV/Wへ送信する。DEPO2LE
V/WはデータセットDEPO2LEV/Wとなるよう
に定義されているので、データ供給源DEPO2LEV
の毎週平均についての履歴を保存することになる。デー
タセットと、排出先と、perform命令とが定義さ
れてしまえば、そのperform命令について定義さ
れた基準に適合している限り(例えば10個のサンプル
がデータセットDEPO2LEVに到着したなどの)計
算は実行され続けることになる。
【0111】図24は固定の時間縮尺に対して処理パラ
メータのプロットを作成するためのシーケンス560
で、システム内の処理パラメータの傾向を示す。オペレ
ータ又はユーザー・インタフェースにおいて、オペレー
タはリアルタイムで変化するある種の処理パラメータを
参照するように(6秒毎のシステム周期で)、または一
定の期間(日単位、週単位)にわたって変化する何らか
の処理パラメータを参照するように、要求を出すことが
出来る。傾向を生成する要求のエントリーはM、H、
D、Wの値と0より大きい2進数値を有する拡張子であ
る「ズーム係数zoom_factor」を含み得る文
字列である。段階561に図示した第1の段階ではzoom
_factorの値を評価する。zoom_factorの値が0に等し
い、即ちzoom_factorが指定されていない場合には、
24の段階564に図示したようにデータセットには供
給源又はシステムの時間的縮尺(各周期毎)が設定され
る。例えば、前述のデータセットDEPO2LEVに含
まれる60個の値はデータセットとしてグラフィックサ
ーバへ送信され、プロットされる。次に、段階584で
は、制御サーバの命令により統計パッケージへの適当な
リンクを張り、統計パッケージへデータを供給するメッ
セージを送信する。段階586では、プロットする範囲
を設定するために使用する変数minとmaxが初期化
される。段階588では、データセットの各々の値が読
み込まれ、段階590で特定のデータセットにまだ何ら
かの値が残っているかが調べられる。
【0112】更に値が残っている場合には段階591で
データセットの現在の最小値minとデータセットの現
在の値を比較する。現在の値がminの値より小さけれ
ば、段階592でminの値に現在のデータセット値の
値を割り当てる。現在の値がデータセットの最小値より
小さくない場合には、段階593でデータセットの現在
の最大値(max)と現在のデータセットの値を比較す
る。現在値が最大値より大きい場合、max値には段階
594で現在のデータセット値の値を割り当て、プログ
ラムは段階588へ復帰して、データセットから次の値
を読み込み、段階590から594を繰り返す。段階5
90で現在のデータセットから読み込むべき値がこれ以
上存在しなくなれば、制御サーバから段階595で利用
者定義の限界が要求される。次に、段階599でデータ
セットの傾向データをプロットする前に、文字ラベル、
max〜min範囲、限界線とラベルが段階597で設
定され、データを見て分るようにプロットされる。
【0113】zoom_factorの値が0と等しくない場合、
即ちzoom_factorが指定されている場合には、段階56
5で命令がズームアップ命令かどうか、即ち固定x軸傾
向をもっと大きな時間間隔(例えば時間から日単位へ)
拡大する、またはズームダウン命令かどうか、即ち固定
x軸傾向を日単位から時間単位へという具合にもっと小
さな時間間隔に縮尺するように要求する命令かどうかが
調べられる。要求がズームアップ命令の場合には段階5
66で現在のズーム係数状態が「日」単位かどうか、段
階567で「時間」単位かどうか、段階568で「分」
単位かどうか、段階569で「供給源」(リアルタイ
ム)かどうか、を調べる。現在のzoom_factorの状態が
日単位の場合には、段階571でzoom_factorを週単位
(W)に増大し、又は現在のzoom_factor が時間単位の
場合には段階573で日(D)単位に増大し、又は現在
のzoom_factor が分単位の場合には段階574で時間
(H)単位に増大し、又は現在のzoom_factor が0(シ
ステム周期)の場合には段階576で分(M)単位に増
大する。
【0114】要求が図24の段階565で調べたように
ズームダウン命令の場合、現在のズーム係数の状態が分
単位かを段階577で調べ、段階578で時間単位かを
調べ、段階579で日単位かを調べ、又は段階580で
週単位かを調べる。現在のzoom_factorが分単位の場合
には、段階581でzoom_factorを供給源(システム周
期時間)に減少させ、又は現在のzoom_factor が時間単
位の場合には、段階572でzoom_factorを分単位
(M)に減少させ、又は現在のzoom_factorが日単位の
場合には、段階582でzoom_factorを時間単位(H)
に減少させ、又は現在のzoom_factorが週単位の場合に
は、段階583でzoom_factor を日単位(D)に減少さ
せる。要求された処理パラメータの傾向グラフについて
のzoom_factor が図24に示したような論理で決定され
ると、統計サーバへ送信すべきデータセットが供給源
(処理データ)及び決定したzoom_factor を有するデー
タセットとなる。例えば、前述したモノマー分注量の例
では、データセットはd=DEPO2LEV、d=DE
PO2LEV/M、d=DEPO2LEV/H、d=D
EPO2LEV/D、またはd=DEPO2LEV/W
となる。
【0115】オンライン及びオフラインのリレーショナ
ルデータベース202に大量のデータが存在しているた
め、製造を最適化する目的でグラフィックとして表示又
は作表させることの出来るその他の比較や関連付けは多
数存在する。例えば、処理パラメータと共に各々の製造
したレンズの検査結果を含む製造レコードをアクセスし
FDA規則に従って保守することも出来る。他の例とし
ては、滅菌装置制御装置(図示していない)からの滅菌
状態合格/不合格の指標と、ロット番号と、滅菌実行番
号とを含む滅菌装置サイクル条件レコードをデータとし
てシステムが取り込むことが出来る。これらのファイル
はオフラインデータベース保存領域内に保存し長期間に
わたる滅菌装置の性能の傾向を分析するために取り出す
ことが可能である。更に、このデータにアクセスして、
連邦規制局の必要とする装置ならびに処理の有効情報を
提供することが出来る。統計処理制御を含むデータに対
するその他の演算の種類も実行でき、動的制御限界と警
告付きのXバーRチャートを生成する、製造の要約、現
在の読み値、警報指示の状態画面を表示用に生成する、
有効な注意、警報、勧告の説明を含む警報リストを作成
する、機械毎の警報カウント及び警報持続時間のパレー
ト・チャート、または機械装置毎の不良レンズのパレー
ト・チャートの態様でグラフィック表示を生成して製造
ラインの機械の性能をモニターする、などが可能であ
る。警報状態の例としては、インデックスモータが初期
化されない、又は水和ステーションで上部チャンバー真
空状態が作成されない、又は水和ステーション内の空気
圧異常、などがある。その他のグラフィック表示として
は次のようなものがある:運転の変化のタイムスタンプ
付き記録のイベントと積算した検査結果(歩留まり)の
時間軸プロットの表示を生成できる。
【0116】これらの特徴は各々のステーションで利用
可能な少なくとも2つの補助ユーザー・インタフェース
(400)に割り当てられる。エンジニアリング・コン
ソール・サーバ(図示していない)を使用して工程分析
と最適化を行う。製造ラインの運転と装置の診断は製造
コンソール・インタフェース(図示していない)により
支持される。主オペレータステーションは勤務交代を追
跡しオペレータのログイン(パスワード入力が必要)に
より保護された警報確認を実行することが出来る。
【0117】パレート・チャート 装置毎の警報カウント及び警報の持続時間のパレート・
チャートの態様によるグラフィック表示、またはパレッ
ト状態のパレート・チャートを生成することが出来る。
図26はカウントによる警報状態のパレート・チャート
である。警報状態は警報制御サーバ528から受信した
データ値で、警報制御サーバ528はコンタクトレンズ
製造ラインには制することのある各々の警報状態のカウ
ントを記憶する。図26に図示したように、各々のバー
は色分けされており警報状態の頻度を表す。例えばバー
902aは水和ステーションに上部チャンバーが存在し
ない状態を表し、バー902bはモータが初期化されて
いない状態を表す。これら2つの警報状態は特定の製造
運転時に発生する最も頻繁な警報を表している。
【0118】図27は時間による(持続時間による)警
報状態のパレート・チャートを示す。時間による警報状
態はコンタクトレンズ製造中に各々の警報状態が存在す
る又は存在していた持続時間を記憶する警報サーバから
受信したデータ値である。図27に図示したように、各
々のバーは色分けされており形状状態の持続時間を表
す。例えばバー903は1時間26分の間水和ステーシ
ョンに上部チャンバーがなかった状態を表わしている。
【0119】図28はパレット状態(状態符号)のパレ
ート・チャートである。このチャートはパレットが特定
のバーコードスキャナ例えば型抜きアセンブリー出口に
あるバーコードスキャナ86を通過した際のパレットの
異常の理由を示している。例えば、チャート上のバー9
05aは過剰なモノマーリング(HEMAリング)が型
抜き後に存在したことで249個のパレットが破棄され
た、または型抜き後に裏面湾曲レンズ金型部分がまだ存
在していた(状態符号−18)ことを表わしている。同
様に、バー905bは紫外線重合トンネル内での障害、
即ち紫外線ランプ又はヒーターの機能障害により50個
のパレットが破棄された(状態符号−4)ことを示す。
y軸に図示した頻度は前述のパレート・チャートの各々
について降順で並べ替えられている点に注意されたい。
パレット状態のパレートチャートは製造ライン内の全て
のバーコードスキャナについて生成できることを特筆す
べきだろう。
【0120】図29は警報制御サーバ及び統計カウント
サーバから入手できるリアルタイムデータからパレート
・チャートを生成するための処理の流れ901を示す。
段階904で図示した第1の段階は、生成して表示する
ように要求されたパレート・チャートの種類の決定であ
る。要求が警報状態のパレート・チャートの生成であれ
ば(図26図27)、段階907で時間(持続時間)
によるパレート・チャートが要求されているかを調べ
る。時間毎のパレート・チャート要求であれば、段階9
09で警報制御サーバに持続時間の順序で上位8個の最
も頻繁に発生した警報についてのデータを提供するよう
に要求する。段階907で警報カウントによるパレート
・チャートが要求されている場合には、段階911で警
報制御サーバに発生頻度で最も頻繁な警報の上位8種類
のデータを提供するように要求する。段階904で要求
されたパレート・チャートの種類が警報についてでなけ
れば、要求は特定のバーコードスキャナ又は全てのバー
コードスキャナについてのパレット状態符号、即ちパレ
ットが排除された最も多い理由(図28)の要求であ
る。このような要求が成された場合には、図29の段階
906で統計カウントサーバに要求されたバーコードス
キャナ又は全てのバーコードスキャナで最も頻繁なパレ
ット状態の8種類の条件に付いてのデータを提供するよ
うに要求する。図28のチャートはバーコードスキャナ
86(図23)について要求された最も頻繁な符号を示
す。
【0121】段階913に図示したようにかなりの時間
がかかる全てのデータの収集の後、パレート・チャート
セットアップ命令をグラフサーバに送って段階916に
図示したようにパレート表示を設定させる。次に、段階
919でパレート・グラフデータをグラフサーバへ送信
し、サーバでグラフを生成して表示のためオペレータス
テーションへ送信する。オペレータが何らかの動作を取
るよう要求するまで、例えばリアルタイムで現在のパレ
ート表示を更新する、または別の種類のパレート・チャ
ートを表示するように要求するなどが無い限り、グラフ
はオンラインのままである。つまり、段階922で、シ
ステムはオペレータからの命令入力を待機しており、段
階924でオペレータが別の種類のチャートを生成する
ように要求したかを調べる。別の種類のパレート・チャ
ートを生成するように要求した場合には、図29の段階
904にシステムが復帰し、どの種類のパレート・チャ
ートを生成するように要求されているかを調べる。別の
種類のグラフ又は表示が要求されている場合には、段階
927で現在のパレート・チャートを閉じ、グラフ表示
を終了する。
【0122】本発明はこれの好適実施例を参照して図示
し説明してきたが、態様及び詳細における前述の及びそ
の他の変化は本発明の趣旨と範囲を逸脱することなく成
し得るものであり本発明は請求の範囲によってのみ制限
されるものであることは当業者には理解されよう。
【0123】本発明の具体的な実施態様は、次の通りで
ある。 1)前記相関させるための手段は最適化のために所定の
計算した入力パラメータを前記処理制御データから導い
た測定リアルタイムデータと比較することを特徴とする
請求項1又は2に記載のコンタクトレンズを製造するた
めの自動製造ラインにおける処理パラメータを最適化す
るための品質管理システム。 2)前記計算し測定したデータが前記検査データと時間
的に比較されることを特徴とする実施態様1に記載のコ
ンタクトレンズを製造するための自動製造ラインにおけ
る処理パラメータを最適化するための品質管理システ
ム。 3)各々の処理制御装置が所定の処理パラメータのリス
トを保持し前記所定の処理パラメータの1つが所定の範
囲にない場合には警報条件を報告することを特徴とする
請求項1又は2に記載のコンタクトレンズを製造するた
めの自動製造ラインにおける処理パラメータを最適化す
るための品質管理システム。 4)前記相関させるための手段は処理制御装置毎の警報
条件のパレート・チャートを生成することを特徴とする
実施態様3に記載のコンタクトレンズを製造するための
自動製造ラインにおける処理パラメータを最適化するた
めの品質管理システム。 5)前記相関させるための手段は制御されていない傾向
値を前記処理制御データから分離することを特徴とする
請求項1又は2に記載のコンタクトレンズを製造するた
めの自動製造ラインにおける処理パラメータを最適化す
るための品質管理システム。 6)前記相関させるための手段は前記処理制御データか
ら展開した多数の時間プロットから履歴傾向を相関させ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンタクト
レンズを製造するための自動製造ラインにおける処理パ
ラメータを最適化するための品質管理システム。 7)前記処理制御データは前記相関させるための手段に
よりグループにして前記リレーショナルデータベースへ
送信され、前記データは前記データが前記リレーショナ
ルデータベースへ送信された時刻でタイムスタンプが打
たれることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンタ
クトレンズを製造するための自動製造ラインにおける処
理パラメータを最適化するための品質管理システム。 8)前記コンタクトレンズは前記パレットに形成したく
ぼみに担持された金型で一体成型され前記第2のレベル
のデータ処理手段は欠陥コンタクトレンズの製造に関与
した1つ又はそれ以上のくぼみを有する特定のパレット
を分離することを特徴とする請求項3又は4に記載のマ
ルチレベル品質管理システム。 9)前記レンズ検査手段は検査した各々のレンズについ
てのデータを生成し前記相関はレンズ検査の積算記録と
1つ又はそれ以上の処理制御パラメータとを含むことを
特徴とする請求項3又は4に記載のマルチレベル品質管
理システム。 10)前記射出成型ステーションからの前記処理制御デ
ータは前記パレットの設定に関係するデータと相関され
て前記射出成型ステーションにおける個々の一体成型金
型の空洞に前記例外データの相関を行うことが出来るよ
うに成してあることを特徴とする請求項5に記載のマル
チレベル品質管理システム。 11)前記処理制御ステーションの1つがコンタクトレ
ンズを形成するための前記金型に分注するモノマーの量
を調節し、前記射出成型ステーションからの前記処理制
御データを前記分注ステーションの前記処理装置で前記
レンズを形成するための前記金型に前記モノマーを分注
するために使用するように成してあることを特徴とする
請求項5に記載のマルチレベル品質管理システム。 12)前記コンタクトレンズは前記パレット上の所定の
行列に形成された空洞に担持された金型内で一体成型さ
れ前記金型は空洞の行列として前記射出成型ステーショ
ンで形成され、前記第2のレベルのデータ処理手段は欠
陥コンタクトレンズの製造に関係のある特定の射出成型
金型の空洞を分離することを特徴とする請求項5に記載
のマルチレベル品質管理システム。 13)各々のレンズパレットについての処理制御パラメ
ータが前記リレーショナルデータベース内に蓄積される
ことを特徴とする請求項5に記載のコンタクトレンズを
製造するための自動製造ラインにおける処理パラメータ
を最適化するための品質管理システム。 14)前記自動レンズ検査手段は各々のレンズについて
の検査結果を生成し前記検査結果は前記リレーショナル
データベース内の前記コンタクトレンズデータ及び前記
処理制御データと相関されることを特徴とする請求項2
又は3又は4又は5に記載のコンタクトレンズを製造す
るための自動製造ラインにおける処理パラメータを最適
化するための品質管理システム。 15)前記方法は更に、前記視覚検査に不合格となった
各々のコンタクトレンズについての例外データを生成す
る段階と、前記例外データを前記処理制御データ及び前
記コンタクトレンズデータと相関させて欠陥コンタクト
レンズの製造の原因となった処理パラメータの追跡と分
離を行えるように成した段階とを含むことを特徴とする
請求項6に記載のコンタクトレンズ製造のための自動製
造ラインにおける処理パラメータの制御を最適化する方
法。 16)前記方法は所定の計算した入力パラメータを保存
する段階と前記計算した入力パラメータを前記処理制御
データから導出した測定のリアルタイムデータと比較す
る段階とを更に含むことを特徴とする請求項6に記載の
コンタクトレンズ製造のための自動製造ラインにおける
処理パラメータの制御を最適化する方法。 17)前記方法は前記計算したまた前記測定したデータ
を前記例外データと時間的に比較する段階を更に含むこ
とを特徴とする請求項6に記載のコンタクトレンズ製造
のための自動製造ラインにおける処理パラメータの制御
を最適化する方法。 18)前記方法は前記第1のレベルの制御装置の各々に
おいて所定の処理パラメータのリストを維持する段階と
前記所定の処理パラメータの1つが前記所定のパラメー
タを超過した場合に警報状態を報告する段階とを更に含
むことを特徴とする請求項6に記載のコンタクトレンズ
製造のための自動製造ラインにおける処理パラメータの
制御を最適化する方法。 19)前記方法は処理制御装置毎に警報状態のパレート
・チャートを生成する段階を更に含むことを特徴とする
請求項6に記載のコンタクトレンズ製造のための自動製
造ラインにおける処理パラメータの制御を最適化する方
法。 20)前記方法は前記処理制御データから制御されてい
ない傾向値を分離する段階を更に含むことを特徴とする
請求項6に記載のコンタクトレンズ製造のための自動製
造ラインにおける処理パラメータの制御を最適化する方
法。 21)前記方法は前記処理制御データから展開した多数
の時間プロットから履歴傾向を相関させる段階を更に含
むことを特徴とする請求項6に記載のコンタクトレンズ
製造のための自動製造ラインにおける処理パラメータの
制御を最適化する方法。 22)前記方法は前記処理制御データをデータグループ
として前記リレーショナルデータベースへ送信する段階
と前記リレーショナルデータベース内に前記データが格
納される時点で前記データグループにタイムスタンプを
付ける段階とを更に含むことを特徴とする請求項6に記
載のコンタクトレンズ製造のための自動製造ラインにお
ける処理パラメータの制御を最適化する方法。 23)前記コンタクトレンズは各々の金型のくぼみを有
するパレットに担持された金型内で一体成型され、前記
相関させる段階は欠陥コンタクトレンズの製造に関係し
た1つ又はそれ以上のくぼみを有する特定のパレットを
分離する段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の
コンタクトレンズ製造のための自動製造ラインにおける
処理パラメータの制御を最適化する方法。 24)前記金型は前記製造ラインに含まれる射出成型装
置において金型空洞のアレイに形成されることと、前記
相関させる段階が前記コンタクトレンズデータを前記ア
レイに関するデータと相関させて個々の金型空洞への前
記検査データの相関を行えるように成してあることを特
徴とする実施態様23に記載のコンタクトレンズ製造の
ための自動製造ラインにおける処理パラメータの制御を
最適化する方法。
【0124】
【発明の効果】コンタクトレンズの製造を制御する複数
の製造工程制御装置から工程制御データを自動的に取得
し、リアルタイムでの表示とオフライン分析のために自
動的にデータ処理を行うことの出来るようなコンタクト
レンズ製造施設のための品質管理システムを提供する。
また製造しつつある特定のコンタクトレンズの各々につ
いてマシンサイクル時間の増加中に工程制御データを収
集する品質管理システムを提供する。さらに、コンタク
トレンズ製造ラインの各々の製造工程ステーションで工
程制御データを収集し、製造された特定のコンタクトレ
ンズの各々について収集したデータを相関させるためと
傾向分析および予測分析のためリレーショナル・データ
ベース内にデータを自動保存するための自動手段を含む
品質管理システムを提供する。本発明によれば、欠陥レ
ンズを特定するための自動レンズ検査システムを有する
コンタクトレンズ製造施設内において製造した特定の欠
陥コンタクトレンズ各々について取得したデータを相関
させるための手段を含み特定のレンズについての特定の
故障の発生源を決定して製造工程の制御を補正し最適化
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管理制御システムの構成の概略図。
【図2】ローカルPLCで生成され本発明のデータ取得
ノードで取得される事件およびデータブロック各々につ
いてのメモリー配置を示す図。
【図3】ローカルPLCからの事件データのブロックを
取得するためのデータ取得工程と、ローカルPLCから
の工程制御データのブロックを取得するためのデータ取
得工程とを示す図。
【図4】視覚検査装置からのレンズ検査データを取得す
るためのデータ取得工程と、視覚検査装置から取得すべ
き特定のレンズ検査データ項目を示す図。
【図5】前面湾曲一体成型装置、裏面湾曲一体成型装置
または1次パッケージ一体成型装置のいずれかからレン
ズ一体成型装置処理データを取得するためのデータ取得
シーケンスと、前面湾曲一体成型装置、裏面湾曲一体成
型装置または1次パッケージ一体成型装置のいずれかか
ら取得すべき特定の一体成型処理データ項目を示す図。
【図6】制御サーバと監視制御装置のその他のモジュー
ルの間の機能的連関を示す図。
【図7】図23に図示したPLC11に関連するPLC
メモリー内に保存される1つの事件ブロックと1つのデ
ータブロックを示す図。
【図8】発生源データ点と、サンプルと、グループの間
の相互関係を示す略図。
【図9】データベースのレコードを生成するための制御
サーバの機能を示す論理流れ図。
【図10】特定の工程のためのデータ点の履歴を保存す
るための制御サーバのメモリー内の一連のメモリーソー
スキューと、予め指定しておいたオフセットでメモリー
ソースキューから取り出したデータ点を含む典型的なサ
ンプルと、関連インデックスとのグループを形成するた
めに回収されるサンプルの概念とを示す図。
【図11】長期間保存するためリレーショナルデータベ
ース内に送信される特定のパレットIDに関連した工程
レコードのフォーマットを示す図。
【図12】射出成型から水和搬送までキャリアパレット
が進む方向と、水和から自動レンズ検査までキャリアパ
レットが進む方向とを示す図。
【図13】射出成型から水和搬送までキャリアパレット
が進む方向と、水和から自動レンズ検査までキャリアパ
レットが進む方向とを示す図。
【図14】 水和ステーションの入り口でレンズを搬送す
るパレットのパレットID(インデックス)情報を含む
バーコードスキャナ用のソースメモリーキューを示す
図。
【図15】 検査結果(y軸)と処理パラメータ(x軸)
の分散図。
【図16】 製造ラインを通過するパレットの複数の経路
で特定パレットについての特定の空洞位置を検出するレ
ンズの量に関するヒストグラムを示す図。
【図17】 リレーショナルデータベース内で利用可能な
データレコードから分散図を生成するための処理の流れ
を示す図。
【図18】リレーショナルデータベース内で利用可能な
データレコードから分散図を生成するための処理の流れ
を示す図。
【図19】リレーショナルデータベース内で利用可能な
データレコードから分散図を生成するための処理の流れ
を示す図。
【図20】 リレーショナルデータベース内で利用できる
グループデータレコードからヒストグラムのプロットを
生成するための処理の流れを示す図。
【図21】 特定の処理パラメータがどのように実行され
るか(例えばモノマー分注レベル)についての支持を提
供する処理幅ヒストグラムを示す図。
【図22】 リレーショナルデータベース内で利用可能な
グループデータレコードから処理幅ヒストグラムプロッ
トを生成するための処理の流れを示す図。
【図23】 コンタクトレンズ製造ラインのパレットキャ
リアと追跡システムの概念的略図。
【図24】 一定の時間尺度に対して処理パラメータプロ
ットを生成してシステム内の処理パラメータの傾向を示
すシーケンス図。
【図25】一定の時間尺度に対して処理パラメータプロ
ットを生成してシステム内の処理パラメータの傾向を示
すシーケンス図。
【図26】 製造ラインの警報カウントのパレート・チャ
ート。
【図27】 持続時間による警報カウントのパレート・チ
ャート。
【図28】 特定のバーコードスキャナについてのパレッ
ト状態符号のパレート・チャート。
【図29】図26、27、28 に図示したパレート・チ
ャートを生成するための処理の流れ図。
【符号の説明】 10 管理制御システム 11〜17 PLC 18 金型一体成型装置 20 デバイス制御装置 21a 通信線 21b TIWAYアダプタカード 30 イベントブロック 32 データ有効フラグ 35 シーケンシャルカウンタ 40 処理データブロック 44 交差押し出し機構 45 カウンタ 58 ラムプッシャー装置 59 充填一体成型ステーション 71 金型 73 空洞 88 バーコードスキャナ 99 ARCNETネットワーク 100 データ取得ノード 101,201,301,401,501 ARCNE
Tインタフェースカード 200 リレーショナルデータベースノード 202 リレーショナルデータベースソフトウェア 300 分析ルーティングノード 332 プッシャー装置 335 水和チャンバー 337 キャリア 400 オペレータステーション 402 警報サーバ 403 コンソールサーバ 404 表示サーバ 405 グラフサーバ 406 統計サーバ 500 オフライン分析ノード 502 ユーザー・インタフェース・マネージャ 503 イベントサーバ 505 ポーラー 506 統計カウントサーバ 508 タイプサーバ 510 C言語データサーバ 512 ti_admサーバ 514 一体成型サーバ 525 視覚検査サーバ 600 制御サーバ 601 START命令 611 SOURCE命令 616 テンプレート 620〜650 キュー 660 バーコードメモリーキュー
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図1】
【図4】
【図8】
【図5】
【図6】
【図7】
【図11】
【図9】
【図10】
【図12】
【図19】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図20】
【図21】
【図26】
【図22】
【図28】
【図23】
【図24】
【図25】
【図27】
【図29】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ツゥ−ファン・ウォン アメリカ合衆国、32225 フロリダ州、ジ ャクソンビル、ナイト・ホーク・コート 13753 (72)発明者 ラーズ・ウィリアム・ジョンソン アメリカ合衆国、32903 フロリダ州、イ ンディアランティック、ステファニー・コ ート 1271 (72)発明者 ジョン・マーク・レッパー アメリカ合衆国、32257 フロリダ州、ジ ャクソンビル、ウエスト、ハント・バリ ー・ドライブ 8991 (72)発明者 ウォーレス・アンソニー・マーティン アメリカ合衆国、32065 フロリダ州、オ レンジ・パーク、サンドルウッド・コート 2603 (72)発明者 レオナード・ロス・レインハート アメリカ合衆国、32951 フロリダ州、メ ルボルン・ビーチ、アンドリューズ・ドラ イブ 515 (72)発明者 ラヴィ・サンカー・サンカ アメリカ合衆国、32256 フロリダ州、ジ ャクソンビル、ノース、ヘザー・グレン・ ドライブ 10322 (72)発明者 クレイグ・ウィリアム・ウォーカー アメリカ合衆国、32224 フロリダ州、ジ ャクソンビル、ハント・クラブ・ロード 3746

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトレンズを製造するための複数
    の処理ステーションを有する自動製造ラインにおける処
    理パラメータを最適化するための品質管理システムであ
    って、 (a)前記処理ステーションにおいてコンタクトレンズ
    の自動製造に使用する製造パラメータを制御する複数の
    処理制御装置を各々が調整するように成した1つ又はそ
    れ以上の処理ステーションを制御するための複数の処理
    制御装置と、 (b)製造した各々のコンタクトレンズを自動的に評価
    して各々のコンタクトレンズについての検査データを生
    成するための自動レンズ検査手段と (c)前記処理制御装置の各々を頻回にポーリングして
    各々の周期における処理制御データを取り出すためのポ
    ーリング手段と、 (d)前記検査データを前記処理制御データおよび前記
    コンタクトレンズデータに相関させてコンタクトレンズ
    の製造において使用する処理パラメータを最適化するた
    めの手段と、 (e)前記相関手段から受信した前記処理制御データ
    と、前記コンタクトレンズデータと、前記検査データと
    を保存するためのリレーショナルデータベースとを含む
    ことを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 コンタクトレンズを製造するための複数
    の処理ステーションを有する自動製造ラインにおける処
    理パラメータを最適化するための品質管理システムであ
    って、 (a)1台又はそれ以上の処理ステーションを制御する
    ため前記処理ステーションにおいて個タクトレンズの自
    動製造に用いられる製造パラメータを制御するように成
    した複数の処理制御装置を各々が調節する複数の処理制
    御装置と、 (b)製造した各々のコンタクトレンズを評価して各々
    の欠陥コンタクトレンズについての例外データを生成す
    るための自動レンズ検査手段と、 (c)前記処理制御装置の各々を頻回にポーリングして
    各々の周期における処理制御データを取り込むためのポ
    ーリング手段と、 (d)前記例外データを前記処理制御データ及び前記コ
    ンタクトレンズデータと相関させて欠陥コンタクトレン
    ズの製造につながる処理パラメータの追跡と分離を行え
    るようにするための手段と、 (e)前記相関手段から受信した前記処理制御データ
    と、前記コンタクトレンズデータと、前記検査データと
    を保存するためのリレーショナルデータベースとを含む
    ことを特徴とするシステム。
  3. 【請求項3】 複数の処理ステーションを有しパレット
    化したバッチによりコンタクトレンズを製造するための
    自動製造ラインのマルチレベル品質管理システムであっ
    て、 (a)前記処理ステーションでコンタクトレンズの自動
    製造に使用される製造パラメータを制御する複数の処理
    制御装置を各々が調節するように成してあり、レンズの
    パレットが所定範囲を越えた製造パラメータに遭遇した
    ときに各々が排除信号を生成するように成した第1の制
    御レベルで1台又はそれ以上の処理ステーションを制御
    するための複数の処理制御装置と、 (b)前記排除信号に応答して前記信号が生成された後
    で前記製造ラインから前記パレットを取り除くための複
    数の手段と、 (c)製造した各々のコンタクトレンズを自動的に評価
    して前記所定の範囲を超過していない製造パラメータで
    製造された各々の欠陥コンタクトレンズについての例外
    データを生成するための自動レンズ検査手段と、 (d)前記処理制御装置の各々と前記レンズ検査手段を
    頻回にポーリングして各々の期間での処理制御データを
    取り込むためのポーリング手段と、 (e)前記処理制御データを前記期間中に前記処理ステ
    ーションに駐在するコンタクトレンズのパレットを表わ
    すコンタクトレンズデータと相関させ、さらに例外デー
    タを前記処理制御データ及び前記コンタクトレンズデー
    タと相関させて前記コンタクトレンズ製造に使用する処
    理パラメータを最適化するための手段と、 (f)前記ポーリング手段から受信した前記処理制御デ
    ータと前記コンタクトレンズデータと前記例外データを
    保存するためのリレーショナルデータベースとを含むこ
    とを特徴とするシステム。
  4. 【請求項4】 複数の処理ステーションを有しパレット
    化したバッチによりコンタクトレンズを製造するための
    自動製造ラインのマルチレベル品質管理システムであっ
    て、 (a)前記処理ステーションにおいてコンタクトレンズ
    の自動製造に使用する製造パラメータを制御する複数の
    処理装置を各々が調節するように成してあり、レンズの
    パレットが所定の範囲を超過する製造パラメータに遭遇
    したときに排除信号を生成するように成した第1の制御
    レベルで1台又はそれ以上の処理ステーションを制御す
    るための複数の処理制御装置と (b)前記排除信号に応答して前記信号が生成された後
    で前記製造ラインから前記パレットを取り除くための複
    数の手段と、 (c)製造した各々のコンタクトレンズを自動的に評価
    して前記所定の範囲を超過していない製造パラメータで
    製造された各々の欠陥コンタクトレンズについての例外
    データを生成するための自動レンズ検査手段と、 (d)前記処理制御装置の各々と前記レンズ検査手段を
    頻回にポーリングして各々の期間での処理制御データを
    取り込み、前記データを前記期間中に前記処理ステーシ
    ョンに駐在しているコンタクトレンズのパレットを表わ
    すコンタクトレンズのパレットと相関させるためのポー
    リング手段と、 (e)前記ポーリング手段から受信した前記処理制御デ
    ータと前記コンタクトレンズデータと前記例外データを
    保存するためのリレーショナルデータベースと、 (f)前記例外データを前記処理制御データ及び前記コ
    ンタクトレンズデータと相関させて各々の運転サイクル
    の間に1つ又はそれ以上の欠陥コンタクトレンズの製造
    の原因を成す製造ライン部材を分離するための第2のレ
    ベルのデータ処理手段とを含むことを特徴とするシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 複数の処理ステーションを有しパレット
    化したバッチにより一体成型コンタクトレンズを製造す
    るための自動製造ラインのマルチレベル品質管理システ
    ムであって、前記コンタクトレンズの一体成型に用いら
    れる金型部材の一体成型のための少なくとも1つの射出
    成型ステーションを含み、 (a)前記ステーションにおいてコンタクトレンズの自
    動製造に使用される製造パラメータを制御する前記処理
    ステーション及び前記射出成型ステーションで使用され
    る複数の処理装置を調節するように成してあり金型部材
    のパレット又は一体成型したレンズのパレットが所定の
    範囲を超過する製造パラメータに総合したときに排除信
    号を生成するように成した第1の制御レベルで1台又は
    それ以上の処理ステーションと前記射出成型ステーショ
    ンを制御するための複数の処理制御装置と、 (b)前記排除信号に応答して前記信号が生成された後
    で前記製造ラインから前記パレットを取り除くための複
    数の手段と、 (c)製造した各々のコンタクトレンズを自動的に評価
    して前記所定の値を超過していない製造パレめー多で製
    造された各々の欠陥コンタクトレンズについての例外デ
    ータを生成するための自動レンズ検査手段と、 (d)前記処理制御装置の各々と前記レンズ検査手段を
    頻回にポーリングして各々の周期で処理制御データを取
    り込み、前記データを前記期間中に前記処理ステーショ
    ンに駐在しているコンタクトレンズのパレットを表わす
    コンタクトレンズデータと相関させるためのポーリング
    手段と、 (e)前記ポーリング手段から受信した前記処理制御デ
    ータと前記コンタクトレンズデータと前記例外データと
    を保存するためのリレーショナルデータベースと、 (f)前記例外データを前記射出成型ステーションにつ
    いての前記処理制御データ及び前記処理ステーションか
    らの処理制御データと相関させてコンタクトレンズの製
    造に使用される処理パラメータを最適化するための手段
    とを含むことを特徴とするシステム。
  6. 【請求項6】 コンタクトレンズを製造するための自動
    製造ラインにおいて前記製造ラインが複数の相互に連関
    させた製造ステーションを有する場合に処理パラメータ
    の制御を最適化する方法であって、 (a)複数の処理制御装置を調節する1台又はそれ以上
    の第1のレベルの制御装置を用いて1台又はそれ以上の
    製造ステーションを自動的に制御することによりコンタ
    クトレンズの前記自動製造において使用される複数の製
    造パラメータを制御することと、 (b)製造した各々のコンタクトレンズを自動的に評価
    することと製造した各々のコンタクトレンズについての
    視覚検査データを生成することと、 (c)前記第1のレベルの制御装置の各々を頻回にポー
    リングして各々の期間での処理制御データを取り込み、
    前記処理制御データを前記期間中に前記製造ステーショ
    ン内に駐在しているコンタクトレンズを表す割り当てら
    れたコンタクトレンズデータと相関させることと、 (d)リレーショナルデータベース内に前記ポーリング
    手段から受信した前記処理制御データと前記コンタクト
    レンズデータと前記視覚検査データとを保存すること
    と、 (e)前記視覚検査データを前記処理制御データ及び前
    記コンタクトレンズデータと相関させて前記コンタクト
    レンズの製造に使用される処理パラメータを最適化する
    ことを含むことを特徴とする方法。
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