JPH0820194B2 - ヒ−トパイプ - Google Patents
ヒ−トパイプInfo
- Publication number
- JPH0820194B2 JPH0820194B2 JP61274736A JP27473686A JPH0820194B2 JP H0820194 B2 JPH0820194 B2 JP H0820194B2 JP 61274736 A JP61274736 A JP 61274736A JP 27473686 A JP27473686 A JP 27473686A JP H0820194 B2 JPH0820194 B2 JP H0820194B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat pipe
- container
- copper
- hydrogen gas
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D15/00—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
- F28D15/02—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
- F28D15/04—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes with tubes having a capillary structure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D15/00—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
- F28D15/02—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
- F28D15/0283—Means for filling or sealing heat pipes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、作動液として水が使用され、コンテナの
材料として水と反応して水素ガスを発生する銅が使用さ
れているヒートパイプに関する。
材料として水と反応して水素ガスを発生する銅が使用さ
れているヒートパイプに関する。
この明細書において、「銅」という語は、純銅の他に
銅合金を含むものとする。
銅合金を含むものとする。
従来技術とその問題点 銅製コンテナ内に水が封入されたヒートパイプでは、
銅と水とが反応して水素ガスが発生し、短時間でヒート
パイプの伝熱性能を劣化させるという問題があった。
銅と水とが反応して水素ガスが発生し、短時間でヒート
パイプの伝熱性能を劣化させるという問題があった。
なぜなら、発生した水素ガスは、原子状態でコンテナ
の壁内を拡散し、一部は一定速度でコンテナ外に放出さ
れるが、大部分は次第にコンテナ内の凝縮部に溜まるた
め、蒸気の凝縮を妨げてヒートパイプの伝熱性能の劣化
をまねくのみならず、この劣化は時間の経過とともに加
速度的に進行して増大するので、ヒートパイプの寿命は
使用時間が増えるにつれて急激に短縮するからである。
の壁内を拡散し、一部は一定速度でコンテナ外に放出さ
れるが、大部分は次第にコンテナ内の凝縮部に溜まるた
め、蒸気の凝縮を妨げてヒートパイプの伝熱性能の劣化
をまねくのみならず、この劣化は時間の経過とともに加
速度的に進行して増大するので、ヒートパイプの寿命は
使用時間が増えるにつれて急激に短縮するからである。
そこで、従来、上記のような水素ガスの発生と、水素
ガス発生によるヒートパイプの性能劣化を防止するため
に、コンテナの凝縮部を水素透過性の良いパラジウムに
より形成したり(実開昭50−49064号公報参照)、ある
いはコンテナの凝縮部位にパラジウム線を挿設する(実
公昭56−142号公報参照)ことにより、ヒートパイプ内
に溜まった水素ガスをパラジウムを介してヒートパイプ
の外へ排出するようにしたものが提案されている。しか
しながら、このようなヒートパイプでは、高温度下での
使用の際に増大する水素ガスの発生に対して、水素ガス
の透過排出が追いつかず、伝熱性能の劣化を完全には防
止できないばかりか、高価なパラジウムが必要なために
製造コストが高くなるという問題があった。
ガス発生によるヒートパイプの性能劣化を防止するため
に、コンテナの凝縮部を水素透過性の良いパラジウムに
より形成したり(実開昭50−49064号公報参照)、ある
いはコンテナの凝縮部位にパラジウム線を挿設する(実
公昭56−142号公報参照)ことにより、ヒートパイプ内
に溜まった水素ガスをパラジウムを介してヒートパイプ
の外へ排出するようにしたものが提案されている。しか
しながら、このようなヒートパイプでは、高温度下での
使用の際に増大する水素ガスの発生に対して、水素ガス
の透過排出が追いつかず、伝熱性能の劣化を完全には防
止できないばかりか、高価なパラジウムが必要なために
製造コストが高くなるという問題があった。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、長期間にわ
たって伝熱性能の劣化を起こすことがなく、しかもコス
トの安いヒートパイプを提供することにある。
たって伝熱性能の劣化を起こすことがなく、しかもコス
トの安いヒートパイプを提供することにある。
問題点を解決するための手段 この発明は、作動液として水が使用され、コンテナの
材料として銅が使用されているヒートパイプにおいて、
ウィックとして複合ウィックが使用されており、この複
合ウィックは、コンテナ本体の内面全体に接する円筒状
CuO焼結体の内面がステンレスメッシュ製円筒の外面で
密着状に覆われ、同円筒の両端部がコンテナ本体の内面
にろう付けされてなるものであることを特徴とするもの
である。
材料として銅が使用されているヒートパイプにおいて、
ウィックとして複合ウィックが使用されており、この複
合ウィックは、コンテナ本体の内面全体に接する円筒状
CuO焼結体の内面がステンレスメッシュ製円筒の外面で
密着状に覆われ、同円筒の両端部がコンテナ本体の内面
にろう付けされてなるものであることを特徴とするもの
である。
作用 この発明のヒートパイプは、作動液として水が使用さ
れ、コンテナの材料として銅が使用されているヒートパ
イプにおいて、ウィックとして複合ウィックが使用され
ており、この複合ウィックは、コンテナ本体の内面全体
に接する円筒状CuO焼結体の内面がステンレスメッシュ
製円筒の外面で密着状に覆われ、同円筒の両端部がコン
テナ本体の内面にろう付けされてなるものであるから、
作動液である水とコンテナの銅とが反応して水素ガスが
発生したとしても、この水素ガスは高い性能を有する複
合ウィック中のうちでも表面積の大きい円筒状酸化銅焼
結体により酸化されて効率よく水に戻される。
れ、コンテナの材料として銅が使用されているヒートパ
イプにおいて、ウィックとして複合ウィックが使用され
ており、この複合ウィックは、コンテナ本体の内面全体
に接する円筒状CuO焼結体の内面がステンレスメッシュ
製円筒の外面で密着状に覆われ、同円筒の両端部がコン
テナ本体の内面にろう付けされてなるものであるから、
作動液である水とコンテナの銅とが反応して水素ガスが
発生したとしても、この水素ガスは高い性能を有する複
合ウィック中のうちでも表面積の大きい円筒状酸化銅焼
結体により酸化されて効率よく水に戻される。
実施例 以下、この発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
る。
第1図および第2図に示されているヒートパイプ(1
1)は、作動液として純水(図示略)が使用され、コン
テナ(2)の材料として銅が使用され、ウィックとして
複合ウィック(13)が使用されている。この複合ウィッ
ク(13)は、コンテナ本体(4)の内面全体に接する円
筒状CuO焼結体(13a)の内面が#150のステンレスメッ
シュ製円筒(13b)の外面で密着状に覆われ、同円筒(1
3b)の両端部がコンテナ本体(4)の内面にろう付けさ
れてなるものである。
1)は、作動液として純水(図示略)が使用され、コン
テナ(2)の材料として銅が使用され、ウィックとして
複合ウィック(13)が使用されている。この複合ウィッ
ク(13)は、コンテナ本体(4)の内面全体に接する円
筒状CuO焼結体(13a)の内面が#150のステンレスメッ
シュ製円筒(13b)の外面で密着状に覆われ、同円筒(1
3b)の両端部がコンテナ本体(4)の内面にろう付けさ
れてなるものである。
ヒートパイプ(11)の蒸発部(11b)側の端部には、
エンドキャップ(6)が、凝縮部(11c)側の端部に
は、ノズル付きエンドキャップ(7)がそれぞれ取り付
けられている。
エンドキャップ(6)が、凝縮部(11c)側の端部に
は、ノズル付きエンドキャップ(7)がそれぞれ取り付
けられている。
ヒートパイプ(11)の使用時に、作動液である水とコ
ンテナ(2)の銅との反応により発生した水素ガスは、
酸化銅焼結体(13)によって酸化され、つぎの反応によ
り水に戻る。
ンテナ(2)の銅との反応により発生した水素ガスは、
酸化銅焼結体(13)によって酸化され、つぎの反応によ
り水に戻る。
CuO+H2→Cu+H2O 発明の効果 この発明のヒートパイプによれば、作動液である水と
コンテナの銅とが反応して水素ガスが発生したとして
も、この水素ガスは高い性能を有する複合ウィック中の
表面積の大きい円筒状酸化銅焼結体により酸化されて効
率よく水に戻されるので、発生した水素ガスによるヒー
トパイプの伝熱性能の劣化が抑制される。
コンテナの銅とが反応して水素ガスが発生したとして
も、この水素ガスは高い性能を有する複合ウィック中の
表面積の大きい円筒状酸化銅焼結体により酸化されて効
率よく水に戻されるので、発生した水素ガスによるヒー
トパイプの伝熱性能の劣化が抑制される。
さらに、上記従来品のようにパラジウムなどの高価な
材料を用いることがないので、この発明によれば、製造
コストの安いヒートパイプを提供することが可能にな
る。
材料を用いることがないので、この発明によれば、製造
コストの安いヒートパイプを提供することが可能にな
る。
第1図はこの発明によるヒートパイプの縦断面図、第2
図は第1図に示すヒートパイプの横断面図である。 (2)……コンテナ、(11)……ヒートパイプ、(13)
ウィック、(13a)……ステンレスメッシュ製円筒、(1
3b)……円筒状CuO焼結体。
図は第1図に示すヒートパイプの横断面図である。 (2)……コンテナ、(11)……ヒートパイプ、(13)
ウィック、(13a)……ステンレスメッシュ製円筒、(1
3b)……円筒状CuO焼結体。
Claims (1)
- 【請求項1】作動液として水が使用され、コンテナ
(2)の材料として銅が使用されているヒートパイプ
(11)において、ウィックとして複合ウィック(13)が
使用されており、この複合ウィック(13)は、コンテナ
本体(4)の内面全体に接する円筒状CuO焼結体(13a)
の内面がステンレスメッシュ製円筒(13b)の外面で密
着状に覆われ、同円筒(13b)の両端部がコンテナ本体
(4)の内面にろう付けされてなるものであることを特
徴とするヒートパイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61274736A JPH0820194B2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 | ヒ−トパイプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61274736A JPH0820194B2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 | ヒ−トパイプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63129297A JPS63129297A (ja) | 1988-06-01 |
JPH0820194B2 true JPH0820194B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=17545861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61274736A Expired - Fee Related JPH0820194B2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 | ヒ−トパイプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820194B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0469260A1 (en) * | 1990-07-30 | 1992-02-05 | Abb Air Preheater, Inc. | Heat pipe heat exchanger and heat pipe therefor |
CN100416210C (zh) * | 2004-11-04 | 2008-09-03 | 李嘉豪 | 热管多层毛细组织成形结构 |
CN108801019B (zh) * | 2018-07-26 | 2024-05-07 | 华南理工大学 | 一种具有多层吸液芯结构的相变传热元件及其制造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0740855Y2 (ja) * | 1985-08-08 | 1995-09-20 | 株式会社フジクラ | ヒ−トパイプ |
-
1986
- 1986-11-18 JP JP61274736A patent/JPH0820194B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63129297A (ja) | 1988-06-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |