JPH0819950A - 木工用ベルト研磨機 - Google Patents
木工用ベルト研磨機Info
- Publication number
- JPH0819950A JPH0819950A JP18688794A JP18688794A JPH0819950A JP H0819950 A JPH0819950 A JP H0819950A JP 18688794 A JP18688794 A JP 18688794A JP 18688794 A JP18688794 A JP 18688794A JP H0819950 A JPH0819950 A JP H0819950A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing
- belt
- fixed
- guided
- pneumatic cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 木工用ベルト研磨機による処理において、粉
塵中での手作業をなくし健康的、機械的かつ省力的な研
磨処理を可能となす 【構成】 前後移動可能となされた研磨台１の左右方向
へ向けて研磨ベルト２を張設した木工用ベルト研磨機に
おいて、研磨ベルトの上方に沿わせて案内軌道４ａ、４
ｂを設け、この軌道に移動体５を案内させると共にこの
移動体に空気圧シリンダ装置６を縦向きに固定し、その
ピストンロッド６ａ先端を下方へ延出作動可能となすほ
か、ピストンロッド先端に押圧摺接具ｋの固定される保
持部材８を研磨ベルトに沿った軸９を介して揺動自在に
装着した構成とする。
塵中での手作業をなくし健康的、機械的かつ省力的な研
磨処理を可能となす 【構成】 前後移動可能となされた研磨台１の左右方向
へ向けて研磨ベルト２を張設した木工用ベルト研磨機に
おいて、研磨ベルトの上方に沿わせて案内軌道４ａ、４
ｂを設け、この軌道に移動体５を案内させると共にこの
移動体に空気圧シリンダ装置６を縦向きに固定し、その
ピストンロッド６ａ先端を下方へ延出作動可能となすほ
か、ピストンロッド先端に押圧摺接具ｋの固定される保
持部材８を研磨ベルトに沿った軸９を介して揺動自在に
装着した構成とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、板材などの研磨に使用
される木工用ベルト研磨機に関する。
される木工用ベルト研磨機に関する。
【０００２】
【従来の技術】図８に示すように前後方向ｆ１へ移動可
能となされた研磨台１の上側左右方向ｆ２へ向けて研磨
ベルト２を張設されてなる木工用ベルト研磨機は存在し
ている。このさい研磨ベルト２は無端状となされてお
り、複数の案内ローラ３と少なくとも一つの駆動ローラ
３ａで周回移動可能に支持されている。
能となされた研磨台１の上側左右方向ｆ２へ向けて研磨
ベルト２を張設されてなる木工用ベルト研磨機は存在し
ている。このさい研磨ベルト２は無端状となされてお
り、複数の案内ローラ３と少なくとも一つの駆動ローラ
３ａで周回移動可能に支持されている。
【０００３】この研磨機を使用するさいは、研磨台１上
に板材ｗなどを載置した後、一方の手で研磨台１を前後
方向へ移動させて板材ｗなどの水平方向位置を調整し、
また他方の手に押圧摺接具ｋを持ち、これを周回移動さ
れる研磨ベルト２の上面に押しつけ、同ベルト２の下面
を板材ｗなどの表面に適当力で接触させるようにしてい
る。
に板材ｗなどを載置した後、一方の手で研磨台１を前後
方向へ移動させて板材ｗなどの水平方向位置を調整し、
また他方の手に押圧摺接具ｋを持ち、これを周回移動さ
れる研磨ベルト２の上面に押しつけ、同ベルト２の下面
を板材ｗなどの表面に適当力で接触させるようにしてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記した在来の研磨機
では、研磨処理のさいに生じる多量の粉塵の中で作業し
なければならないため汚れるし健康にも好ましくなく、
また多大な労力を要するのである。本発明は斯かる実情
を解消するため、機械的かつ省力的な研磨処理を可能と
なす木工用ベルト研磨機を提供することを目的とする。
では、研磨処理のさいに生じる多量の粉塵の中で作業し
なければならないため汚れるし健康にも好ましくなく、
また多大な労力を要するのである。本発明は斯かる実情
を解消するため、機械的かつ省力的な研磨処理を可能と
なす木工用ベルト研磨機を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、第一の本発明では研磨ベルトの上方に沿わせ
て案内軌道を設け、この軌道に移動体を案内させると共
にこの移動体に空気圧シリンダ装置を縦向きに固定し、
そのピストンロッド先端を下方へ延出作動可能となすほ
か、ロッド先端に押圧摺接具の固定される保持部材を研
磨ベルトに平行させた水平軸を介して揺動自在に装着し
た構成とする。
するため、第一の本発明では研磨ベルトの上方に沿わせ
て案内軌道を設け、この軌道に移動体を案内させると共
にこの移動体に空気圧シリンダ装置を縦向きに固定し、
そのピストンロッド先端を下方へ延出作動可能となすほ
か、ロッド先端に押圧摺接具の固定される保持部材を研
磨ベルトに平行させた水平軸を介して揺動自在に装着し
た構成とする。
【０００６】この発明によれば、空気圧シリンダ装置の
ピストンロッドが下方へ延出作動したさい保持部材に固
定された押圧摺接具の下面が研磨ベルトを空気圧を介し
て板材などの表面に押圧するものとなる。このさい、押
圧摺接具は研磨ベルトに平行させた水平軸廻りへ揺動さ
れてその下面が板材などの前後方向（研磨ベルトと直交
した方向）の斜面に沿った状態となる。
ピストンロッドが下方へ延出作動したさい保持部材に固
定された押圧摺接具の下面が研磨ベルトを空気圧を介し
て板材などの表面に押圧するものとなる。このさい、押
圧摺接具は研磨ベルトに平行させた水平軸廻りへ揺動さ
れてその下面が板材などの前後方向（研磨ベルトと直交
した方向）の斜面に沿った状態となる。
【０００７】また第二の本発明は前記と同様な空気圧シ
リンダ装置のロッド先端に案内枠を固定してこれに前後
方向の摺動変位自在に被案内体を装着すると共にこの被
案内体を前後各側から押圧するものとした空気圧シリン
ダ装置を設けるほか、この被案内体の下部に押圧摺接具
の固定される保持部材を固定した構成とする。
リンダ装置のロッド先端に案内枠を固定してこれに前後
方向の摺動変位自在に被案内体を装着すると共にこの被
案内体を前後各側から押圧するものとした空気圧シリン
ダ装置を設けるほか、この被案内体の下部に押圧摺接具
の固定される保持部材を固定した構成とする。
【０００８】このようにすれば、押圧摺接具は板材など
の前後方向曲面との接触で発生される反力により空気圧
に抗して前後方向へ摺動変位され、同曲面に最も馴染む
前後方向位置に保持されるものとなる。
の前後方向曲面との接触で発生される反力により空気圧
に抗して前後方向へ摺動変位され、同曲面に最も馴染む
前後方向位置に保持されるものとなる。
【０００９】また第三の本発明は前記と同様な被案内体
の下部に、押圧摺接具の固定される保持部材を、研磨ベ
ルトに平行させた水平軸を介して揺動自在に装着する。
の下部に、押圧摺接具の固定される保持部材を、研磨ベ
ルトに平行させた水平軸を介して揺動自在に装着する。
【００１０】これによれば、押圧摺接具は板材などの前
後方向曲面との接触で発生される反力により空気圧に抗
して前後方向へ摺動変位し、同曲面に最も馴染む前後方
向位置に保持されると共に、研磨ベルトに平行させた水
平軸廻りへ揺動されてその下面が板材などの前後方向曲
面に沿った状態となる。
後方向曲面との接触で発生される反力により空気圧に抗
して前後方向へ摺動変位し、同曲面に最も馴染む前後方
向位置に保持されると共に、研磨ベルトに平行させた水
平軸廻りへ揺動されてその下面が板材などの前後方向曲
面に沿った状態となる。
【００１１】さらに上記した第一〜第三の本発明を組み
合わせると、研磨処理に一層効果的なものとなる。
合わせると、研磨処理に一層効果的なものとなる。
【００１２】
【実施例】図１は第一の本発明に係る研磨機の一実施例
を示す図、図２は同研磨機の要部を示す図である。
を示す図、図２は同研磨機の要部を示す図である。
【００１３】図において、研磨台１は図示しない本体フ
レームを介して支持され、上下方向及び水平な前後方向
ｆ１へ駆動可能となされている。このさい研磨台１には
板材ｗなどを固定するための適宜な固定手段が設けられ
る。
レームを介して支持され、上下方向及び水平な前後方向
ｆ１へ駆動可能となされている。このさい研磨台１には
板材ｗなどを固定するための適宜な固定手段が設けられ
る。
【００１４】研磨ベルト２は図示しない本体フレームに
回転自在に設けられた案内ローラ３と一つの駆動ローラ
３ａに掛け回され、モータなどの動力により周回移動可
能となされている。２ａはこの研磨ベルト２と同様に使
用される別の研磨ベルトであるが、その作用は同じであ
るので本実施例ではこれに関連した説明は省略する。
回転自在に設けられた案内ローラ３と一つの駆動ローラ
３ａに掛け回され、モータなどの動力により周回移動可
能となされている。２ａはこの研磨ベルト２と同様に使
用される別の研磨ベルトであるが、その作用は同じであ
るので本実施例ではこれに関連した説明は省略する。
【００１５】４ａ及び４ｂは図示しない本体フレームに
固定された一対の案内軌道で、研磨ベルト２の上部に平
行させて設けてある。これら案内軌道４ａ、４ｂには移
動体５が水平方向への走行駆動可能に案内させてある。
固定された一対の案内軌道で、研磨ベルト２の上部に平
行させて設けてある。これら案内軌道４ａ、４ｂには移
動体５が水平方向への走行駆動可能に案内させてある。
【００１６】６は移動体５の下端部材に縦向きに固定さ
れてなる空気圧シリンダ装置でピストンロッド６ａの先
端が下方へ向けて延出作動するように固定され、ピスト
ンロッド６ａ先端には板片７が固定してある。６ｂ及び
６ｂはピストンロッド６ａの出入りを円滑となすための
一対のガイドロッドである。
れてなる空気圧シリンダ装置でピストンロッド６ａの先
端が下方へ向けて延出作動するように固定され、ピスト
ンロッド６ａ先端には板片７が固定してある。６ｂ及び
６ｂはピストンロッド６ａの出入りを円滑となすための
一対のガイドロッドである。
【００１７】８は押圧摺接具ｋの脱着される保持部材で
研磨ベルト２に平行させた水平軸９を介して前記板片７
と揺動自在に結合してある。
研磨ベルト２に平行させた水平軸９を介して前記板片７
と揺動自在に結合してある。
【００１８】押圧摺接具ｋは研磨ベルト２の上面を押圧
するためのもので、処理内容に応じた形態となされるの
であり、例えば平面を研磨する場合は木製台部材ｋ１の
下平面にスポンジとかフエルトｋ２などを貼着したもの
などとなされる。
するためのもので、処理内容に応じた形態となされるの
であり、例えば平面を研磨する場合は木製台部材ｋ１の
下平面にスポンジとかフエルトｋ２などを貼着したもの
などとなされる。
【００１９】上記の如く構成した本発明品の使用例を説
明すると、作業者は研磨台１上に研磨すべき板材ｗを載
置して特定位置に固定すると共に、図示しないコンピュ
ータ制御装置に予め処理手順を入力する。
明すると、作業者は研磨台１上に研磨すべき板材ｗを載
置して特定位置に固定すると共に、図示しないコンピュ
ータ制御装置に予め処理手順を入力する。
【００２０】研磨台１を最適高さとした後、各部を作動
状態とすると、移動体５が案内軌道４ａ、４ｂ上を走行
して処理開始位置に移動し、研磨台１も前後方向ｆ１へ
適宜移動して処理開始位置に停止する。
状態とすると、移動体５が案内軌道４ａ、４ｂ上を走行
して処理開始位置に移動し、研磨台１も前後方向ｆ１へ
適宜移動して処理開始位置に停止する。
【００２１】続いて、空気圧シリンダ装置６に適当圧の
空気が供給され、この空気圧に押されてピストンロッド
６ａが図示しないスプリングに抗して下方へ延出作動
し、図３に示すように押圧摺接具ｋを板片７、軸９及び
保持部材８を介して、周回移動している研磨ベルト２の
上面に押しつけようとする。そして、ピストンロッド６
ａが押圧摺接具ｋを完全に押さえた状態となると、押圧
摺接具ｋの下面、研磨ベルト２及び板材ｗ表面は安定的
に密接した状態となる。
空気が供給され、この空気圧に押されてピストンロッド
６ａが図示しないスプリングに抗して下方へ延出作動
し、図３に示すように押圧摺接具ｋを板片７、軸９及び
保持部材８を介して、周回移動している研磨ベルト２の
上面に押しつけようとする。そして、ピストンロッド６
ａが押圧摺接具ｋを完全に押さえた状態となると、押圧
摺接具ｋの下面、研磨ベルト２及び板材ｗ表面は安定的
に密接した状態となる。
【００２２】この後は移動体５が予め入力された情報に
基づいて左右方向ｆ２へ適宜移動され、また研磨台１も
前後方向ｆ１へ適宜移動されるのであり、このため押圧
摺接具ｋは研磨ベルト２を板材ｗ表面上の特定位置に押
しつけ、同ベルト２は特定経路上を順に研磨処理するも
のとなる。このさい処理の経路や処理回数などは入力情
報を適当なものとすることにより任意に設定或いは変更
できるものである。
基づいて左右方向ｆ２へ適宜移動され、また研磨台１も
前後方向ｆ１へ適宜移動されるのであり、このため押圧
摺接具ｋは研磨ベルト２を板材ｗ表面上の特定位置に押
しつけ、同ベルト２は特定経路上を順に研磨処理するも
のとなる。このさい処理の経路や処理回数などは入力情
報を適当なものとすることにより任意に設定或いは変更
できるものである。
【００２３】この研磨処理において、押圧摺接具ｋが押
圧する板材ｗ表面箇所の高さ及び傾斜は処理される板材
によって刻々と変化するものとなる場合があるが、この
ような場合であっても、押圧摺接具ｋはピストンロッド
６ａを介して適当大きさの空気圧で押圧されるため、板
材ｗ表面箇所の高さの変化に応じて適宜に上下変位し常
に板材ｗ表面を適当力で押圧するものとなり、また研磨
ベルト２に沿った軸９廻りへ揺動自在となされているた
め、板材ｗ表面箇所の前後方向傾斜の変化に円滑に追随
して傾斜し、その下平面が板材ｗ表面に最適状態で接し
た状態となって品質のよい研磨処理を実施するものとな
る。
圧する板材ｗ表面箇所の高さ及び傾斜は処理される板材
によって刻々と変化するものとなる場合があるが、この
ような場合であっても、押圧摺接具ｋはピストンロッド
６ａを介して適当大きさの空気圧で押圧されるため、板
材ｗ表面箇所の高さの変化に応じて適宜に上下変位し常
に板材ｗ表面を適当力で押圧するものとなり、また研磨
ベルト２に沿った軸９廻りへ揺動自在となされているた
め、板材ｗ表面箇所の前後方向傾斜の変化に円滑に追随
して傾斜し、その下平面が板材ｗ表面に最適状態で接し
た状態となって品質のよい研磨処理を実施するものとな
る。
【００２４】押圧摺接具ｋが研磨終了位置に達すると、
空気圧シリンダ装置６に供給されていた空気は排除さ
れ、ピストンロッド６ａは図示しないスプリング力など
で上昇し、押圧摺接具ｋを研磨ベルト２の上方へ退避さ
せる。
空気圧シリンダ装置６に供給されていた空気は排除さ
れ、ピストンロッド６ａは図示しないスプリング力など
で上昇し、押圧摺接具ｋを研磨ベルト２の上方へ退避さ
せる。
【００２５】以後は処理すべき各板材ｗ毎に同じ作動が
繰り返される。
繰り返される。
【００２６】図４は第二の本発明に係る研磨機の要部の
実施例を示す。同図において、１０は先の実施例のもの
と同様なものとなされた板片７に固定した案内枠であ
り、この案内枠１０の各側方部材外面には案内レール１
１・・が前後方向ｆ１へ向けて固定されている。
実施例を示す。同図において、１０は先の実施例のもの
と同様なものとなされた板片７に固定した案内枠であ
り、この案内枠１０の各側方部材外面には案内レール１
１・・が前後方向ｆ１へ向けて固定されている。
【００２２】１２は前記案内棒１１・・を介して水平な
前後方向ｆ１へ摺動変位自在に装着された被案内体であ
る。
前後方向ｆ１へ摺動変位自在に装着された被案内体であ
る。
【００２３】１３及び１３は案内枠１０の前後部材の端
部に対向状に固定された一対の空気圧シリンダ装置で、
一対のピストンロッド１３ａ、１３ａが適当な空気圧に
押されて被案内体１２を対向状に押圧し、通常状態で、
被案内体１２が案内棒１１・・の中間位置で図示しない
スプリング力などとバランスして停止するものとなされ
ている。
部に対向状に固定された一対の空気圧シリンダ装置で、
一対のピストンロッド１３ａ、１３ａが適当な空気圧に
押されて被案内体１２を対向状に押圧し、通常状態で、
被案内体１２が案内棒１１・・の中間位置で図示しない
スプリング力などとバランスして停止するものとなされ
ている。
【００２４】保持部材８は被案内体１２の下部に固定さ
れていて、研磨処理の内容に応じた押圧摺接具ｋが脱着
可能に固定されるものとなされている。
れていて、研磨処理の内容に応じた押圧摺接具ｋが脱着
可能に固定されるものとなされている。
【００２５】本発明品の作動も先の実施例に準じて行わ
れるのであり、即ち予め入力された情報に基づいて、押
圧摺接具ｋが周回移動されている研磨ベルト２を板材ｗ
表面に押しつけ、所要の研磨処理が実施されるものとな
る。
れるのであり、即ち予め入力された情報に基づいて、押
圧摺接具ｋが周回移動されている研磨ベルト２を板材ｗ
表面に押しつけ、所要の研磨処理が実施されるものとな
る。
【００２６】いま図５などを参照して板材ｗ表面の溝ｍ
内を研磨処理する場合について説明すると、板材ｗはそ
の溝ｍが研磨台１の左右方向ｆ２へ向くように固定し、
また押圧摺接具ｋは下平面に突条ｋ３のあるものとな
す。このさい押圧摺接具ｋの直下となる溝ｍ箇所の高さ
や前後方向位置は処理経路上で刻々と変化するものとな
る場合が多いが、このような場合であっても、押圧摺接
具ｋはピストンロッド６ａを介して適当大きさの空気圧
で押圧されるため、溝ｍ高さの変化に応じて適宜に上下
変位し常に板材ｗ表面を適当力で押圧するものとなり、
また被案内体１２が前後方向ｆ１へ空気圧シリンダ装置
１３、１３の適当な大きさの空気圧に抗して変位するた
め、板材ｗ表面の溝ｍの前後方向位置の変化に追随して
前後移動し、突条ｋ３が研磨ベルト２を溝ｍ内面に適当
力で押圧した状態となるように保持し、品質のよい研磨
処理を実施するものとなる。この処理中にあっては突条
３は板材ｗの溝ｍ中に完全に押し込まれた状態となる。
内を研磨処理する場合について説明すると、板材ｗはそ
の溝ｍが研磨台１の左右方向ｆ２へ向くように固定し、
また押圧摺接具ｋは下平面に突条ｋ３のあるものとな
す。このさい押圧摺接具ｋの直下となる溝ｍ箇所の高さ
や前後方向位置は処理経路上で刻々と変化するものとな
る場合が多いが、このような場合であっても、押圧摺接
具ｋはピストンロッド６ａを介して適当大きさの空気圧
で押圧されるため、溝ｍ高さの変化に応じて適宜に上下
変位し常に板材ｗ表面を適当力で押圧するものとなり、
また被案内体１２が前後方向ｆ１へ空気圧シリンダ装置
１３、１３の適当な大きさの空気圧に抗して変位するた
め、板材ｗ表面の溝ｍの前後方向位置の変化に追随して
前後移動し、突条ｋ３が研磨ベルト２を溝ｍ内面に適当
力で押圧した状態となるように保持し、品質のよい研磨
処理を実施するものとなる。この処理中にあっては突条
３は板材ｗの溝ｍ中に完全に押し込まれた状態となる。
【００２７】図６は第三の本発明に係る研磨機の要部の
実施例を示す。同図に示すように上記のものと同様なも
のとなされた被案内体１２の下部に、保持部材８が研磨
ベルト２に平行させた水平軸９を介して揺動自在に装着
されている。
実施例を示す。同図に示すように上記のものと同様なも
のとなされた被案内体１２の下部に、保持部材８が研磨
ベルト２に平行させた水平軸９を介して揺動自在に装着
されている。
【００２８】保持部材８には研磨処理の内容に応じた押
圧摺接具ｋが脱着可能に固定されている。
圧摺接具ｋが脱着可能に固定されている。
【００２９】本発明の作動も先の実施例に準じて行われ
るのであり、即ち予め入力された情報に基づいて、押圧
摺接具ｋが周回移動されている研磨ベルト２を板材ｗ表
面に押しつけ、所要の研磨処理が実施されるものとな
る。
るのであり、即ち予め入力された情報に基づいて、押圧
摺接具ｋが周回移動されている研磨ベルト２を板材ｗ表
面に押しつけ、所要の研磨処理が実施されるものとな
る。
【００３０】いま図７などを参照して板材ｗ表面の突状
曲面の頂部を研磨処理する場合について説明すると、押
圧摺接具ｋが押圧する箇所の突状曲面の頂部の高さ、前
後方向位置又は傾斜は処理経路上で刻々と変化するもの
となる場合があるが、このような場合であっても、押圧
摺接具ｋはピストンロッド６ａを介して適当大きさの空
気圧で押圧されるため、突状曲面の頂部の高さの変化に
応じて適宜に上下変位し、常に板材ｗ表面を適当力で押
圧するものとなり、また被案内体１２が前後方向ｆ１へ
空気圧シリンダ装置１３、１３の適当な大きさの空気圧
に抗して変位するため、突状曲面の頂部の前後方向位置
の変化に追随して前後移動して常に頂部を正確に真上か
ら押圧するものとなり、また研磨ベルト２に平行させた
水平軸９廻りへ揺動自在であるため、板材ｗ表面箇所の
傾斜の変化に追随して傾斜し、その円弧状下面が突状曲
面の頂部に最適状態で接した状態となり、品質のよい研
磨処理を実施するものとなる。この処理中にあっては押
圧摺接部材ｋの下面は突条曲面の頂部に密接される。
曲面の頂部を研磨処理する場合について説明すると、押
圧摺接具ｋが押圧する箇所の突状曲面の頂部の高さ、前
後方向位置又は傾斜は処理経路上で刻々と変化するもの
となる場合があるが、このような場合であっても、押圧
摺接具ｋはピストンロッド６ａを介して適当大きさの空
気圧で押圧されるため、突状曲面の頂部の高さの変化に
応じて適宜に上下変位し、常に板材ｗ表面を適当力で押
圧するものとなり、また被案内体１２が前後方向ｆ１へ
空気圧シリンダ装置１３、１３の適当な大きさの空気圧
に抗して変位するため、突状曲面の頂部の前後方向位置
の変化に追随して前後移動して常に頂部を正確に真上か
ら押圧するものとなり、また研磨ベルト２に平行させた
水平軸９廻りへ揺動自在であるため、板材ｗ表面箇所の
傾斜の変化に追随して傾斜し、その円弧状下面が突状曲
面の頂部に最適状態で接した状態となり、品質のよい研
磨処理を実施するものとなる。この処理中にあっては押
圧摺接部材ｋの下面は突条曲面の頂部に密接される。
【００３１】なお、上記した全ての実施例において実質
的に同一な部位には同一符号が付してある。
的に同一な部位には同一符号が付してある。
【００３２】
【発明の効果】上記の如く構成した本発明によれば、各
種の押圧摺接具を恰も手作業で操るように機能させるこ
とができて機械的な研磨処理の実施を可能となし、大幅
な省力化を図らしめるものである。
種の押圧摺接具を恰も手作業で操るように機能させるこ
とができて機械的な研磨処理の実施を可能となし、大幅
な省力化を図らしめるものである。
【００３３】特に第一〜第三の本発明を全て実施する
と、一般に必要とされる全ての態様の押圧摺接具の使用
を可能となし、あらゆる研磨処理に応じることのできる
ものとなる。
と、一般に必要とされる全ての態様の押圧摺接具の使用
を可能となし、あらゆる研磨処理に応じることのできる
ものとなる。
【図１】第一の本発明に係る研磨機の一実施例を示す図
である。
である。
【図２】同研磨機の要部を示す図である。
【図３】同研磨機の作用説明図である。
【図４】第二の本発明に係る研磨機の要部の実施例を示
す図である。
す図である。
【図５】同研磨機の作用説明図である。
【図６】第三の本発明に係る研磨機の要部の実施例を示
す
す
【図７】同研磨機の作用説明図である。
【図８】従来例の図である。
１ 研磨台 ２ 研磨ベルト ４ａ及び４ｂ 案内軌道 ５ 移動体 ６ 空気圧シリンダ装置 ６ａ ピストンロッド ８ 保持部材 ９ 研磨ベルトに沿った軸 １０ 案内枠 １２ 被案内体 １３ 空気圧シリンダ装置 ｋ 押圧摺接具
Claims (4)
- 【請求項１】 前後移動可能となされた研磨台の左右方
向へ向けて研磨ベルトを張設した木工用ベルト研磨機に
おいて、研磨ベルトの上方に沿わせて案内軌道を設け、
この軌道に移動体を案内させると共にこの移動体に空気
圧シリンダ装置を縦向きに固定し、そのピストンロッド
先端を下方へ延出作動可能となし、且つこのロッド先端
に押圧摺接具の固定される保持部材を研磨ベルトに平行
させた水平軸を介して揺動自在に装着したことを特徴と
する木工用ベルト研磨機。 - 【請求項２】 前後移動可能となされた研磨台の左右方
向へ向けて研磨ベルトを張設した木工用べルト研磨機に
おいて、研磨ベルトの上方に沿わせて案内軌道を設け、
この軌道に移動体を案内させると共にこの移動体に空気
圧シリンダ装置を縦向きに固定し、そのピストンロッド
先端を下方へ延出作動可能となし、且つこのロッド先端
に案内枠を固定してこれに前後方向の摺動変位自在に被
案内体を装着すると共にこの被案内体を前後各側から押
圧するものとした空気圧シリンダ装置を設け、被案内体
の下部に押圧摺接具の固定される保持部材を固定したこ
とを特徴とする木工用ベルト研磨機。 - 【請求項３】 前後移動可能となされた研磨台の左右方
向へ向けて研磨ベルトを張設した木工用ベルト研磨機に
おいて、研磨ベルトの上方に沿わせて案内軌道を設け、
この軌道に移動体を案内させると共にこの移動体に空気
圧シリンダ装置を縦向きに固定し、そのピストンロッド
先端を下方へ延出作動可能となし、且つこのロッド先端
に案内枠を固定してこれに前後方向の摺動変位自在に被
案内体を装着すると共にこの被案内体を前後各側から押
圧するものとした空気圧シリンダ装置を設け、被案内体
の下部に押圧摺接具の固定される保持部材を研磨ベルト
に平行させた水平軸を介して揺動自在に装着したことを
特徴とする木工用ベルト研磨機。 - 【請求項４】 前後移動可能となされた研磨台の左右方
向へ向けて研磨ベルトを張設した木工用ベルト研磨機に
おいて、研磨ベルトの上方に沿わせて案内軌道を設け、
この軌道に移動体を案内させると共にこの移動体に複数
の空気圧シリンダ装置を縦向きに固定し、その各ピスト
ンロッド先端を独立的に下方へ延出作動可能となし、こ
のさい一つのロッド先端に押圧摺接体の固定される保持
部材を研磨ベルトに沿った軸を介して揺動自在に装着
し、また他の一つのロッド先端に案内枠を固定してこれ
に前後方向の摺動変位自在に被案内体を装着すると共に
この被案内体を前後各側から押圧するものとした空気圧
シリンダ装置を設け且つこの被案内体の下部に押圧摺接
体の固定される保持部材を固定し、また他の一つのロッ
ド先端に案内枠を固定してこれに前後方向の摺動変位自
在に被案内体を装着すると共にこの被案内体を前後各側
から押圧するものとした空気圧シリンダ装置を設け且つ
この被案内体の下部に押圧摺接具の固定される保持部材
を研磨ベルトに平行させた水平軸を介して揺動自在に装
着したことを特徴とする木工用ベルト研磨機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18688794A JPH0819950A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 木工用ベルト研磨機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18688794A JPH0819950A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 木工用ベルト研磨機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0819950A true JPH0819950A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=16196429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18688794A Pending JPH0819950A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 木工用ベルト研磨機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819950A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999051396A1 (fr) * | 1998-04-03 | 1999-10-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Dispositif de polissage et procede de polissage |
| JP2009507664A (ja) * | 2005-09-12 | 2009-02-26 | リスマック マシーネンバウ ウント ディアマントヴェルクツォイゲ ゲーエムベーハー | 帯状、または、板状の金属ワークピースのための、研磨、または、バリ取り用機械加工装置 |
| EP2251139A2 (de) * | 2009-05-13 | 2010-11-17 | bauerrichter Maschinen- und technischer Großhandel GmbH & Co. KG | Poliermaschine mit Polierband und Andruckeinrichtung |
| CN102666012A (zh) * | 2009-11-27 | 2012-09-12 | 利玛机器制造有限公司 | 用于加工工件的加工平台和设备 |
| CN103817580A (zh) * | 2014-03-17 | 2014-05-28 | 成都浪度家私有限公司 | 砂纸带施压装置 |
| CN103831693A (zh) * | 2014-03-17 | 2014-06-04 | 成都浪度家私有限公司 | 便于调整磨削量的木料平整机砂纸带施压装置 |
| CN107671657A (zh) * | 2017-10-10 | 2018-02-09 | 佛山市三水区白坭镇巨财红木厂 | 一种木板平面磨床 |
| CN107671658A (zh) * | 2017-10-10 | 2018-02-09 | 佛山市三水区白坭镇巨财红木厂 | 一种环保平面磨床 |
| CN108972253A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-12-11 | 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 | 一种智能设备用半自动板材打磨机构 |
| CN108972281A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-12-11 | 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 | 一种智能设备用金属薄板自动打磨机构 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59115155A (ja) * | 1982-12-22 | 1984-07-03 | Takegawa Tekko Kk | 木工用枠物研摩機 |
| JPS59224256A (ja) * | 1983-06-03 | 1984-12-17 | Osaka Fuji Kogyo Kk | 鋼板疵取り装置 |
| JPH0737557B2 (ja) * | 1986-08-21 | 1995-04-26 | 鐘淵化学工業株式会社 | ポリアセタ−ル樹脂組成物 |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP18688794A patent/JPH0819950A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59115155A (ja) * | 1982-12-22 | 1984-07-03 | Takegawa Tekko Kk | 木工用枠物研摩機 |
| JPS59224256A (ja) * | 1983-06-03 | 1984-12-17 | Osaka Fuji Kogyo Kk | 鋼板疵取り装置 |
| JPH0737557B2 (ja) * | 1986-08-21 | 1995-04-26 | 鐘淵化学工業株式会社 | ポリアセタ−ル樹脂組成物 |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999051396A1 (fr) * | 1998-04-03 | 1999-10-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Dispositif de polissage et procede de polissage |
| US6383063B1 (en) | 1998-04-03 | 2002-05-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Polishing apparatus and polishing method |
| JP2009507664A (ja) * | 2005-09-12 | 2009-02-26 | リスマック マシーネンバウ ウント ディアマントヴェルクツォイゲ ゲーエムベーハー | 帯状、または、板状の金属ワークピースのための、研磨、または、バリ取り用機械加工装置 |
| EP2251139A2 (de) * | 2009-05-13 | 2010-11-17 | bauerrichter Maschinen- und technischer Großhandel GmbH & Co. KG | Poliermaschine mit Polierband und Andruckeinrichtung |
| CN102666012A (zh) * | 2009-11-27 | 2012-09-12 | 利玛机器制造有限公司 | 用于加工工件的加工平台和设备 |
| JP2013512113A (ja) * | 2009-11-27 | 2013-04-11 | リスマック マシーネンバウ ゲーエムベーハー | ワークピースを加工するための加工ステーションおよび加工装置 |
| CN103817580A (zh) * | 2014-03-17 | 2014-05-28 | 成都浪度家私有限公司 | 砂纸带施压装置 |
| CN103831693A (zh) * | 2014-03-17 | 2014-06-04 | 成都浪度家私有限公司 | 便于调整磨削量的木料平整机砂纸带施压装置 |
| CN107671657A (zh) * | 2017-10-10 | 2018-02-09 | 佛山市三水区白坭镇巨财红木厂 | 一种木板平面磨床 |
| CN107671658A (zh) * | 2017-10-10 | 2018-02-09 | 佛山市三水区白坭镇巨财红木厂 | 一种环保平面磨床 |
| CN108972253A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-12-11 | 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 | 一种智能设备用半自动板材打磨机构 |
| CN108972281A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-12-11 | 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 | 一种智能设备用金属薄板自动打磨机构 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0819950A (ja) | 木工用ベルト研磨機 | |
| CN109382732A (zh) | 角部磨削机工装 | |
| JP2012020390A (ja) | 板状部材研磨装置 | |
| CN112676948B (zh) | 一种智能制造用钢材快速打磨抛光设备 | |
| CN212735473U (zh) | 一种表面抛光装置 | |
| JPH11856A (ja) | ベルトサンダー | |
| CN215201269U (zh) | 一种板料砂光机的底砂机构 | |
| JPH10118905A (ja) | 研磨機の供試体抑止装置 | |
| KR100412260B1 (ko) | 금속판재의 헤어라인 가공기 | |
| JP2606462Y2 (ja) | サンディング装置 | |
| JP2877630B2 (ja) | 板材の面取り装置 | |
| JP2509450B2 (ja) | レ―ル頭部溶接残部の研削装置 | |
| US1686768A (en) | Machine for treating hides, skins, leather, and other like pieces of material | |
| EP0388674A3 (en) | Machine with various operative functions for the processing of shoes | |
| US3482358A (en) | Belt sanders | |
| JP2649447B2 (ja) | ワイドベルトサンダー機 | |
| JP2576899Y2 (ja) | ベルトサンダー機の研削装置 | |
| JPH079294A (ja) | 開先加工機におけるワークセット定規 | |
| JP3044444B2 (ja) | 加工材の研削研磨装置 | |
| JP3045338B2 (ja) | 自動カンナ盤 | |
| JPS6317752U (ja) | ||
| JP6765201B2 (ja) | 研磨加工機 | |
| JP2000218484A (ja) | バリ取り装置 | |
| JPS6010866B2 (ja) | プロフイルサンダ | |
| US3049840A (en) | Sanding tool |