JPH079294A - 開先加工機におけるワークセット定規 - Google Patents

開先加工機におけるワークセット定規

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JPH079294A
JPH079294A JP18007593A JP18007593A JPH079294A JP H079294 A JPH079294 A JP H079294A JP 18007593 A JP18007593 A JP 18007593A JP 18007593 A JP18007593 A JP 18007593A JP H079294 A JPH079294 A JP H079294A
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JP
Japan
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work
contact roller
machining head
workpiece
shaped steel
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Application number
JP18007593A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Matsunaga
知明 松永
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Shinx Ltd
Original Assignee
Shinx Ltd
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Publication date
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Publication of JPH079294A publication Critical patent/JPH079294A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作時における機械的ストレスがなく、構成
がシンプルなワークセット定規を得ること。 【構成】 加工ヘッドの一端部に、ワークWの供給方向
と同方向にスライド可能の保持体24を設け、この保持
体24にワークWに向けた当接ローラ25を取りつけ
る。保持体24にはばね部材31を係合し、当接ローラ
25を上記のスライド方向と反対方向に付勢する。当接
ローラ25は、付勢状態で定位置に設定される。また、
上記の当接ローラ25は、加工ヘッドが走行基点に位置
するとき、ワークWの端部に対応する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、供給されるH形鋼を
所定の加工位置にセットする開先加工機におけるワーク
セット定規に関するものである。 【0002】 【従来の技術】鉄骨仕口部においてH形鋼を用いる場
合、この鋼材には、溶接品質の向上、作業性の向上を目
的として開先加工及びスカラップ加工を行う。要する
に、図4のようにH形鋼W(以下、単にワークWとい
う)における両側フランジa、bとウェブcとの両接合
部に、奥部を円弧状とした切欠きFa、Fb(スカラッ
プ加工)を形成し、また両側フランジa、bの端部に直
線状のルート面Ra、Rbと斜面状の面取り面Va、V
b(開先加工)を形成する。 【0003】上記の開先加工を行う加工機械としては、
ワークにおける両端二箇所の加工を同時に行い、また搬
入搬出を専用のコンベヤによって自動的に行う自動タイ
プのものから、二箇所の加工を一方づつ二回に分けて行
い、また搬送を人為的に行う手動タイプのものまで種々
存在するが、小規模工場においては、価格的な理由から
後者の手動タイプのものが広く普及している。 【0004】この手動タイプの開先加工機の構成を図5
に示す。図において、40は左右一対のバイス片41、
41からなるクランプ手段 Wはフランジa、bを水平
にしてクランプされたワーク 42は一方のバイス片4
1に垂下状に配設した回動アーム 43は回動アーム4
2の下端に取りつけたストッパー定規 44はレール4
5にガイドされて走行する加工ヘッド 46は加工ヘッ
ド44に備えたカッター 47は加工ヘッド44に取り
つけたストッパー定規43の操作片である。 【0005】上記のストッパー定規43は、カッター4
6の走行経路にしてバイス片41、41の間に位置して
おり、供給されるワークWの先端に当接して送り込み位
置を規制する。そして、この位置を確保しながらクラン
プ動作を行うことによって、ワークWを所定の位置にセ
ットすることができる。このクランプ状態において、加
工ヘッド44を走行すると、ワークWは、カッター46
によって所定の開先加工を施される。 【0006】上記において、加工ヘッド44の走行に伴
って操作片47が同方向に移動し、ストッパー定規43
に当接する。このとき、回動アーム42が退避方向に回
動するので、ストッパー定規43がカッター46の走行
経路から逃がされる。上記の当接状態は、切削中におい
て持続されるもので、従って、開先加工は支障なく行わ
れる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ストッパー定規43
は、ワークWの端面(フランジ面)に当接しながら退避
動作を行う。ここで、クランプされたワークWの端面の
通りが正確に出ていれば、退避動作は円滑である。しか
し、ワークWが傾いているときなどは、回動アーム42
が無理に動作するため、機械的なストレスが生ずる。さ
らに回動アームは、カッターの走行経路から退避する関
係上、長い自由長を有するが、上記のストレスのために
余計な剛性を要し、総じて構成が複雑で大型になってし
まうという問題がある。 【0008】本発明は、上記した従来の問題点に着目し
てなされたもので、機械的なストレスの発生を無くし、
構成をシンプルにすることができる開先加工機における
ワークセット定規を提供しようとするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るワークセット定規は次のように構成
したものである。すなわち、その要旨とするところは、
加工ヘッドの一端に、H形鋼の供給方向にスライド可能
の当接ローラを取りつけ、この当接ローラをばね部材に
よって上記スライド方向と反対方向に付勢すると共に、
加工ヘッドが走行基点側に位置するとき、上記の当接ロ
ーラをH形鋼の端部に対応するように配設したことにあ
る。 【0010】 【作用】当接ローラは、ばね部材によって定位置を確保
しており、供給されたワークの先端位置を規制する。こ
の当接ローラは、ワークの端部に当接しながら転動する
ものであり、端部が傾いてクランプされている場合は、
ばね部材がクッション作用を発揮する。また、上記の当
接ローラは、加工ヘッド側に装備されているので、カッ
ターの走行経路から退避動作するための構成が不要であ
り、シンプル化できる。 【0011】 【実施例】以下、本発明に係るワークセット定規を一実
施例について具体的に説明する。図1は、この装置を備
えた開先加工機の平面図 図2は同じく背面図であり、
図1の上部を機械の前側、下部を後側として最初に定め
ておく。図において、1はベース 2はベース1の中央
に配設した横長のフレーム 3はフレーム2の前側上部
に配設したコロコンベヤ式の搬送手段である。なお、作
業者は搬送手段3の前側に立って作業を行う。 【0012】上記の搬送手段3は、左右方向の遊転コロ
を複数本配列したもので、フランジaを水平にして供給
されたワークWを長手方向に移送する。4はフレーム2
の上側に設けたテーブル 5はテーブル4の一側(図1
の右側)に設けた固定バイス台 6はテーブル4の他側
に設けた可動バイス台 7はバイス台6を左右方向にガ
イドする移動ガイド 8はバイス台6を作動する開閉作
動部材である。 【0013】上記した二つのバイス台5、6の対向面に
は、それぞれワークWにおけるフランジaの内面に当接
する下向きの固定基準面9と、フランジaの外面に当接
する回動自在のクランプ爪10とを配設する。クランプ
爪10は、挟持部における垂直面にフランジaの端縁が
当接するとき、水平面を上向きに回動し、基準面9にフ
ランジaを押圧する。上記二つのバイス台5、6はワー
クWをクランプ固定するクランプ手段を構成する。 【0014】11はフレーム2の背面側に配設した左右
方向のガイドレール 12はガイドレール11に走行自
在に係合した往復台 13は往復台12に設けたギヤケ
ースで、このギヤケース13に三本のスピンドル14、
15、16を上向きに突設する。スピンドル14〜16
には、それぞれ開先カッター17、スカラップカッター
18、追込みカッター19を取りつける。上記の各カッ
ター17〜19は、往復台12まで含めて加工ヘッドを
構成する。 【0015】20は往復台12に関連して設けた送りね
じ式の走行駆動手段で、この走行駆動手段20は、往復
台12に設けた受動ナット(図示省略)、送りねじ軸2
1、送りねじ軸21を正逆駆動する電動モータ22によ
って構成する。Aは往復台12の一側(左端)上部に設
けたワークセット定規手段で、往復台12が走行始端
(図1の実線で示す位置)にあるとき、ワークWにおけ
るフランジaの端部に対応する。 【0016】上記のワークセット定規手段Aを図3によ
って説明すると、23は往復台12に設けたスライドガ
イド 24はスライドガイド23に係合したボックス状
の保持体 25は垂直支軸によって保持体24に取りつ
けた当接ローラ この当接ローラ25は、当接面を前向
きにして保持体24に備える。26は回転運動だけを許
容して保持体24に設けた後向きの調整ねじ軸 27は
調整ねじ軸26の先端に設けた操作ハンドルである。 【0017】28は調整ねじ軸26に螺合したフランジ
付のナット筒 29はナット筒28を保持した保持ステ
イで、下端部をスライドガイド23の端部に固定する。
上記のナット筒28には、回り止め部材30が係合して
おり、スライド運動だけが許容されている。31は保持
ステイ29とナット筒28のフランジ28aの間に配設
した縮設ばねからなるばね部材である。 【0018】上記のばね部材31は、調整ねじ軸26と
保持体24を介して当接ローラ25を前方、すなわちワ
ークWの供給方向と反対方向に付勢する。32はナット
筒28の他端外周部に取りつけた係止リング この係止
リング32は、保持ステイ29の端部に当接して当接ロ
ーラ25の位置を規制する。33は当接ローラ25の位
置を表示するための目盛板である。 【0019】一実施例に係る開先加工装置の構成は上記
の通りであり、以下のようにして加工作業を行う。加工
を行うに当たっては、開先加工量に応じてワークWの供
給位置の調整を行うが、これには、まず操作ハンドル2
7を回転し、保持体24を介して当接ローラ25を前後
方向で位置調整する。当接ローラ25を前方に設定する
ときは、カッター19による切削量(追込み量)が小さ
く、後方に設定するときは、追込み量が大きくなる。 【0020】以上のようにして当接ローラ25の設定を
行ったならば、搬送手段3上に供給されたワークWを後
方へ向けて押し込むように操作する。このワークWの移
送は、先端が前記の当接ローラ25に突き当たったとき
停止する。(図1参照)この作業が終了したならば、図
示しない操作スイッチにより開閉作動部材8を駆動し
て、可動バイス台6を閉じる方向に作動する。 【0021】バイス台6の動作により、ワークWは、フ
ランジaの外面をクランプ爪10、10に押圧され、内
面を固定基準面9、9に当接してクランプ固定される。
因みに、ワークWの大きさの違いによりフランジaの厚
さが変わる場合であっても、ワークWは、常にフランジ
aの内面を一定高さにして固定される。(図2参照)な
お、クランプ動作の完了後において、ワークWの先端が
当接ローラ25に接触していることを確認する。 【0022】以上のようにしてワークWのセットが終了
したならば、加工ヘッドの各カッター17〜9を回転す
ると共に、送りねじ式の走行駆動手段20を駆動し、往
復台12を図2の左方へ向けて走行する。この走行移動
によってワークWは、所要の開先加工およびスカラップ
加工を施される。上記の加工ヘッドの移動中において、
当接ローラ25はフランジaに接触しながら転動する。 【0023】ワークWが傾いてクランプされたり、或は
フランジaが傾いて切断されているとき、当接ローラ2
5とフランジaとの間隔は接近又は離反する。このう
ち、後者の場合は問題ないが、前者の場合は、当接ロー
ラ25が強く押圧されることになる。このとき当接ロー
ラ25は、ばね部材31のクッション作用により退避動
作するので、機械的なストレスを生ずることがない。 【0024】上記の切削加工が終了したならば、バイス
台6を開く方向に動作してワークWのクランプを開放
し、続いて走行駆動手段20を逆駆動して加工ヘッドを
走行基点へ移動する。そして、この移動中に作業者が加
工済のワークを手前側に戻して処理する。加工ヘッドが
基点に戻ったとき、当接ローラ25は、ワークWの供給
位置に対応して設定されるもので、次のワークセットを
手際良く行うことができる。 【0025】 【発明の効果】以上のように本発明に係るワークセット
定規は、ワークを規制する当接ローラをクッション自在
にしたので、機械的なストレスを解消でき、耐久的に使
用することができるという優れた効果を発揮する。ま
た、加工ヘッド側に備えることによって、特別な退避手
段が不要となり、構成をシンプル化できるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るワークセット定規を備えた開先加
工機の平面図である。 【図2】同じく背面図である。 【図3】要部の構成を示す平面図である。 【図4】開先加工を施したH形鋼の斜視図である。 【図5】従来の開先加工機の構成を示す説明図である。 【符号の説明】 3 搬送手段 5 固定バイス台 6 可動バイス台 12 往復台 17 開先カッター 18 スカラップカッター 19 追込みカッター A ワークセット定規手段 23 スライドガイド 24 保持体 25 当接ローラ 29 保持ステイ 31 ばね部材 32 係止リング

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 長手方向に供給されるH形鋼を、開閉作動するクランプ
    手段によって所定位置にクランプ固定すると共に、上記
    H形鋼の供給方向と直交する向きに走行する加工ヘッド
    を設けて、この加工ヘッドに備えたカッターによりH形
    鋼の端部に開先加工を施す加工機械において、 上記加工ヘッドの一端に、H形鋼の供給方向にスライド
    可能の当接ローラを取りつけ、この当接ローラをばね部
    材によって上記のスライド方向と反対方向に付勢すると
    共に、加工ヘッドが走行基点側に位置するとき、上記の
    当接ローラをH形鋼の端部に対応するように配設したこ
    とを特徴とする開先加工機におけるワークセット定規。
JP18007593A 1993-06-25 1993-06-25 開先加工機におけるワークセット定規 Pending JPH079294A (ja)

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