JPH0819895A - 全電動式メカニカルプレス - Google Patents

全電動式メカニカルプレス

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JPH0819895A
JPH0819895A JP17157294A JP17157294A JPH0819895A JP H0819895 A JPH0819895 A JP H0819895A JP 17157294 A JP17157294 A JP 17157294A JP 17157294 A JP17157294 A JP 17157294A JP H0819895 A JPH0819895 A JP H0819895A
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JP
Japan
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crosshead
nut
gear
ball screw
mechanical press
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Pending
Application number
JP17157294A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sano
一男 佐野
Toshiharu Karaushi
敏晴 唐牛
Makoto Narita
誠 成田
Takeshi Suzuki
鈴木  剛
Mitsunori Date
充紀 伊達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKKO TOKKI KK
Original Assignee
NIKKO TOKKI KK
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精緻な構造の油圧シリンダを含む油圧システ
ムを使用せず、電気モータ及びギアー装置を使用し、構
造簡素、調整が容易、メンテナンスが容易、静粛かつク
ロスヘッドにコンパクトに装備することができる全電動
式メカニカルプレスの提供。 【構成】 ベッド2と上フレーム3とを連結する複数本
のタイロッド4に昇降動自在に配設したクロスヘッド6
と、クロスヘッド6と各タイロッド4との間に設けたボ
ールスクリュねじ機構5と、各ボールスクリュねじ機構
5のナット5aを正逆に回転駆動する回転駆動装置20
とを備え、ボールスクリュねじ機構5が、タイロッド4
に形成したボールねじ5bと、クロスヘッド6に回転自
在に支持され、各ボールねじ5bに噛合するナット5a
とを有し、前記回転駆動装置20が、クロスヘッド6の
上面に設置され、個別に配置した電気モータ21の回転
駆動力を各ナット5aに伝達する独立したギアー装置2
2を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全電動式メカニカルプ
レスに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の例えば合成樹脂の圧
縮成形に使用するプレスは、電気モータで油圧モータを
駆動し、その圧油を各油圧シリンダに送り、クロスヘッ
ドを駆動する全油圧式プレスである。しかしながら、現
在の全油圧式プレスにあつては、下記の技術的課題があ
る。
【0003】(1)油圧システム及び油圧シリンダは精
緻な構造を有して高価である。 (2)油圧システム(油圧ユニット)が占める専有面積
が大きいと共に、別途に油圧室が必要になる。 (3)油圧システムの調整には、それなりの専門知識が
必要である。また、油を媒体としてエネルギーを伝達し
ているため、油の温度変化、汚染度等による機械性能の
変化がある。よつて、作動油の管理が重要であり、手間
を要する。
【0004】(4)油圧配管からの油漏れによる火災の
危険性及び汚染がある。 (5)クロスヘッド(可動フレーム)の平行制御を要す
る成形方法においては、平行制御のために油圧をサーボ
化すると共に、別途に構造複雑かつ高価な平行制御シス
テム及びシリンダが必要である。加えて、平行制御の精
度に限界があり、許容偏心プレス力、許容偏心モーメン
トにも限界がある。
【0005】(6)一般的な全油圧式プレスには、アク
チュエータである油圧シリンダとして、次の種類及び本
数を要し、それぞれにパッキン等のメンテナンスが定期
的に必要である。 メインシリンダ(加圧シリンダ) 1〜3本 リフトシリンダ(引き戻しシリンダ) 2本 離型シリンダ 4本 (レベリングシリンダ(平行制御シリンダ) 4本) (7)油圧ポンプから発生する騒音がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、次の通りである。請求項1の発明の構成は、ベッド
2、上フレーム3及びベッド2と上フレーム3とを連結
する複数本のタイロッド4を有するプレス本体1と、タ
イロッド4に昇降動自在に配設したクロスヘッド6と、
クロスヘッド6と各タイロッド4との間に設けたねじ機
構5と、各ねじ機構5のナット5aを正逆に回転駆動す
る回転駆動装置20とを備え、ベッド2に配置する下型
8と、下型8に対向させてクロスヘッド6に配置する上
型7とでプレス加工を施す全電動式メカニカルプレスで
あつて、前記ねじ機構5が、各タイロッド4に形成した
雄ねじ5bと、クロスヘッド6に回転自在に支持され、
各雄ねじ5bに噛合するナット5aとを有し、前記回転
駆動装置20が、クロスヘッド6の上面に設置され、個
別に配置した電気モータ21の回転駆動力を各ナット5
aに伝達する独立したギアー装置22を有することを特
徴とする全電動式メカニカルプレスである。請求項2の
発明の構成は、各電気モータ21が、それぞれサーボモ
ータからなり、各サーボモータによつて各ギアー装置2
2を介してクロスヘッド6の平行精度を制御することを
特徴とする請求項1の全電動式メカニカルプレスであ
る。請求項3の発明の構成は、独立したギアー装置22
の間に、各ギアー装置22の対称配置させた所定の歯車
28bに噛合し、クロスヘッド6に回転自在に支持され
る単一の同期ギアー35を有し、クロスヘッド6の平行
精度を同期ギアー35によつて機械的に確保することを
特徴とする請求項1の全電動式メカニカルプレスであ
る。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、クロスヘッド6の上
面に設置した回転駆動装置20によつて各ねじ機構5の
ナット5aを正逆に回転駆動し、クロスヘッド6を昇降
させる。すなわち、個別に配置した電気モータ21をそ
れぞれ一方向に回転駆動し、その回転駆動力を独立した
ギアー装置22を介して各ねじ機構5のナット5aに伝
達する。各ナット5aは、クロスヘッド6に回転自在に
支持され、タイロッド4に形成した雄ねじ5bと噛合し
ているので、各ナット5aの一方向への回転駆動により
クロスヘッド6を下降させることができる。クロスヘッ
ド6を十分に下降させることにより、ベッド2に配置す
る下型8と、下型8に対向させてクロスヘッド6に配置
する上型7とでプレス加工を施すことができる。なお、
本発明によれば、上・下型7,8間のプレス荷重点が偏
心しても、各電気モータ21の回転数制御により位置の
修正を連続的に行つて、上・下型7,8間の所望の平行
度を保つことが可能である。
【0008】個別に配置した電気モータ21をそれぞれ
他方向に回転駆動し、その回転駆動力を独立したギアー
装置22を介して各ねじ機構5のナット5aに伝達すれ
ば、クロスヘッド6を上昇させることができる。クロス
ヘッド6を十分に上昇させることにより、上・下型7,
8を型開きさせることができる。
【0009】請求項2の発明によれば、各電気モータ2
1が、それぞれサーボモータからなるので、各電気モー
タ21の回転数を精緻に制御して、クロスヘッド6の平
行精度、ひいては上・下型7,8間の平行度を高度に維
持することができる。
【0010】請求項3の発明によれば、独立したギアー
装置22の間に、各ギアー装置22の所定の歯車に噛合
し、クロスヘッド6に回転自在に支持される単一の同期
ギアー35を設けるので、個別に配置した電気モータ2
1の回転駆動力が、同期ギアー35の作用によつて各ナ
ット5aに機械的かつ強制的に同期させた状態で伝達さ
れることになる。その結果、クロスヘッド6の平行精度
を高度に維持することができる。なお、同期ギアー35
の個数は、実質的に単一であればよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図3は、全電動式メカニカルプレス
の第1実施例を示す。図中において符号1はプレス本体
を示し、プレス本体1は、下端部のベッド2と、上端部
の上フレーム3と、ベッド2と上フレーム3とを連結す
る複数本(本例では4本)のタイロッド4とからなる。
このタイロッド4には、ボールスクリュねじ機構5を介
してクロスヘッド6(可動フレーム)が昇降動自在に支
持され、クロスヘッド6の下面に固着した上金型7と対
向させて、ベッド2の上面に下金型8を配設してある。
【0012】ボールスクリュねじ機構5は、図1に示す
ようにクロスヘッド6に上下方向の相対移動が不可能か
つ回転自在に支持した円筒状のボールスクリュであるナ
ット5a(雌ねじ)と、各タイロッド4に形成したウォ
ームであるボールねじ5b(雄ねじ)とを有し、各タイ
ロッド4のボールねじ5bにそれぞれ図外のボールを介
在させてナット5aが螺合している。しかして、ボール
スクリュねじ機構5としては、通常の構造を備えてお
り、ねじの接触面の摩擦がボールの転がりによつて低減
される。なお、各ナット5aは、ナット5a及び後記す
る平歯車28aを一体として、その上下両端部をスラス
ト自動調心ころ軸受によつて回転自在かつ相対上下移動
不可能にクロスヘッド6に支持してある。
【0013】この各ナット5aは、それぞれ回転駆動装
置20によつて個別に回転駆動される。各回転駆動装置
20は、クロスヘッド6の上面に設置され、電気モータ
21、ギアー装置22及びブレーキ装置23を有する。
各電気モータ21は、それぞれサーボモータによつて構
成され、図3に示すようにクロスヘッド6の上面にギア
ー装置22と共に前後左右に対称配置されている。ここ
で、サーボモータは、規定の回転数からずれた場合、自
動的にずれ量を検出補正して制御するモータで、インダ
クションモータを用いたサーボモータ、ブラシレスモー
タ等である。
【0014】ギアー装置22は、図3に示すように電気
モータ21のモータ軸とクロスヘッド6上に回転自在に
水平に支持した第1回転軸24の一端部との間に巻回し
たチェーン等の巻掛具25と、図1に示されるように、
第1回転軸24の他端部とクロスヘッド6に回転自在に
垂直に支持した第2回転軸26の一端部との間に介在さ
せた傘歯車装置27と、第2回転軸26の他端部とナッ
ト5aの上端部との間に介在させた平歯車装置28とを
有する。平歯車装置28の一方の平歯車28aは、ナッ
ト5aに固着されている。
【0015】また、ブレーキ装置23は、第1回転軸2
4の中間部とクロスヘッド6上に回転自在に水平に支持
した第3回転軸29との間に平歯車装置30を介在さ
せ、ブレーキ装置23のブレーキ力を第3回転軸29の
例えばブレーキディスクに作用させるようになつてい
る。
【0016】しかして、各電気モータ21を正逆に回転
駆動することにより、ギアー装置22を介してナット5
aが正逆に回転駆動される。すなわち、各電気モータ2
1を正逆に回転駆動すれば、それぞれ巻掛具25、第1
回転軸24、傘歯車装置27、第2回転軸26及び平歯
車装置28によつて回転駆動力が伝達され、平歯車28
aと一体のナット5aが正逆に回転駆動される。また、
各ブレーキ装置23を作動させることにより、第3回転
軸29、平歯車装置30、第1回転軸24、傘歯車装置
27、第2回転軸26及び平歯車装置28にブレーキ力
が作用するので、各電気モータ21によつて回転駆動さ
れるナット5aの回転が制動される。
【0017】更に、クロスヘッド6の上下方向の位置を
検出する位置検出装置9を設ける。位置検出装置9は、
各タイロッド4に対応させてベッド2とクロスヘッド6
との間に設けたポテンシヨメータ、エンコーダ等によつ
て構成することができる。この各位置検出装置9は、ク
ロスヘッド6の上下方向の位置を検出し、その検出値を
図外のコンピュータで演算処理した後、サーボモータ用
アンプからの指令によつて各電気モータ21の回転を制
御する。これにより、クロスヘッド6の各角部の上下位
置を調整する平行制御機構として機能する。対をなす上
・下金型7,8の原点合わせは、コンピュータに金型原
点合わせモードを採らせ、独立した4個の電気モータ2
1等からなる回転駆動装置20によつてクロスヘッド6
を下降させ、上・下金型7,8を加圧をしながら、4箇
所の位置検出装置9の読み込み数値をそれぞれリセット
させて行われ、これによつて特定の上・下金型7,8に
おける原点が決定される。
【0018】次に、第1実施例の作用について説明す
る。先ず、上・下金型7,8をプレス本体1に取り付け
た際には、コンピュータに金型原点合わせモードを採ら
せ、4個の電気モータ21等からなる回転駆動装置20
によつてクロスヘッド6を下降させ、上・下金型7,8
を加圧させた状態で、各位置検出装置9の検出値が零に
なるように設定する。
【0019】この状態から合成樹脂に対する圧縮成形等
のプレス加工を行う。下金型8上に被加工物を入れて各
電気モータ21を一方向に回転駆動すれば、巻掛具2
5、第1回転軸24、傘歯車装置27、第2回転軸26
及び平歯車装置28を介して、平歯車28aと一体の各
ナット5aが一方向に回転駆動される。かくして、各タ
イロッド4のボールねじ5bに沿つて、各ナット5aが
クロスヘッド6を伴つて次第に下降する。このように、
各タイロッド4とクロスヘッド6との間にボールスクリ
ュねじ機構5を介在させ、ボールスクリュねじ機構5
は、クロスヘッド6に回転自在に支持したナット5a
と、各タイロッド4に形成したボールねじ5bとで構成
した。このため、各タイロッド4は、ベッド2に回転不
可能に固定するのみでよく、簡素な構造によつてベッド
2に堅固に固定することができる。また、ナット5a
は、クロスヘッド6に回転自在かつクロスヘッド6に昇
降動が一体になされるように支持すればよく、その支持
が簡素な構造によつて容易になされる。
【0020】このようにしてクロスヘッド6及び上金型
7が次第に下降する際、随時、各位置検出装置9によつ
てクロスヘッド6の平行度を監視する。金型原点合わせ
をした上・下金型7,8間の平行度にずれを生じた場合
には、各位置検出装置9の検出値に基づいて、平行度の
維持制御を行う。すなわち、位置検出装置9により、ク
ロスヘッド6が上位置を採ることを示す箇所に対応する
電気モータ21の回転数を適宜に上昇させ、該当箇所の
下降を促すと共に、クロスヘッド6が下位置を採ること
を示す箇所に対応する電気モータ21の回転数を低下さ
せ、該当箇所を相対的に上昇させる。その際、クロスヘ
ッド6が下位置を採ることを示す箇所に対応するブレー
キ装置23を作動させ、第3回転軸29、平歯車装置3
0、第1回転軸24、傘歯車装置27、第2回転軸26
及び平歯車装置28にブレーキ力を作用させ、所定のナ
ット5aの回転を制動させれば、クロスヘッド6の偏つ
て下降した状態が速やかに是正される。
【0021】なお、電気モータ21としてサーボモータ
を採用したことにより、クロスヘッド6の下降に際する
上・下金型7,8間の平行度のずれは、僅かであり、平
行度の維持制御も精緻になされる。また、クロスヘッド
6の上面に設置した各回転駆動装置20の重量は、上・
下金型7,8間の加圧力として作用する。
【0022】図4〜図6は、全電動式メカニカルプレス
の第2実施例を示し、第1実施例と実質的に同一の部分
には同一符号を付してそれらの説明は省略する。第2実
施例にあつては、図4に示すように第2回転軸26の平
歯車装置28の他方の歯車28bに平歯車33を噛合さ
せ、平歯車33はクラッチ13を介在する第4回転軸3
6により、平歯車34に連結している。平歯車装置28
の歯車28bは前述したように対称配置され、また、平
歯車33,34もクロスヘッド6の上面に対称配置され
ている。更に、全て(4個)の平歯車34に噛合する1
個の平歯車からなる同期ギアー35を、クロスヘッド6
の中央部に回転自在に支持してある。各クラッチ13
は、同期ギアー35と各ギアー装置22との間を断接す
る機能があり、切断した状態では各電気モータ21によ
る各ナット5aの個別の回転駆動が可能になる。
【0023】次に、第2実施例の作用について説明す
る。先ず、上・下金型7,8をプレス本体1に取り付け
た際には、コンピュータに金型原点合わせモードを採ら
せ、各クラッチ13を切断した状態で、4個の電気モー
タ21等からなる回転駆動装置20によつてクロスヘッ
ド6を下降させ、上・下金型7,8を加圧させた状態で
各位置検出装置9の検出値を零に設定する。各クラッチ
13を切断して同期ギアー35の機能を一時的に失わせ
た状態で、4点の位置検出装置9の読み込み数値をそれ
ぞれリセットすることにより、特定の上・下金型7,8
における原点が決定される。この原点合わせ終了後、各
クラッチ13を接続させる。
【0024】この状態から圧縮成形等のプレス加工を行
う。下金型8上に被加工物を入れて各電気モータ21を
一方向に回転駆動すれば、巻掛具25、第1回転軸2
4、傘歯車装置27、第2回転軸26及び平歯車装置2
8を介してナット5aが一方向に回転駆動され、各タイ
ロッド4のボールねじ5bに沿つてナット5aがクロス
ヘッド6を伴つて次第に下降する。その際、同期ギアー
35の作用によつて平歯車33,34及び第2回転軸2
6の平歯車装置28が正確に同期して回転するので、上
・下金型7,8の原点合わせが正確になされている限
り、クロスヘッド6及び上金型7が、機械的かつ強制的
に平行度が維持された状態で下降する。このように、4
組の回転駆動装置20が同期ギアー35の作用によつて
正確に同期して駆動され、上・下金型7,8間の平行度
が強制的に確保されるので、各電気モータ21としてサ
ーボモータ以外のものを使用することも可能である。ま
た、ボールスクリュねじ機構5に代えて、他のねじ機構
を使用することも勿論可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明にかかる全電動式メカニカルプレスによれば、次
の効果を奏することができる。 (1)精緻な構造の油圧シリンダを含む油圧システムを
使用せず、電気モータ及びギアー装置を使用するので、
構造簡素、比較的静粛かつクロスヘッドにコンパクトに
装備することができる。加えて、油圧配管からの油漏れ
による火災の危険性及び汚染の恐れが解消する。 (2)油圧システムを使用せず、調整が比較的容易であ
ると共に、油の温度変化、汚染度等による機械性能の変
化を生じない。その結果、構造が簡素かつ消耗し難いこ
ととも相まつて、メンテナンスが容易である。更に、複
数個の電気モータによつてクロスヘッドを下降させるの
で、上・下型間の平行度の制御が可能である。
【0026】請求項2,3の発明によれば、クロスヘッ
ドの平行制御が簡素な構造によつてなされると共に、型
締め工程に際する上・下型間の平行状態が良好に維持さ
れるので、所定の肉厚を有する品質良好な成形品を比較
的簡素な構造によつて得ることができる。その結果、合
成樹脂材料の成形に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例にかかる全電動式メカニ
カルプレスを一部切開しかつ一部省略して示す正面図。
【図2】 同じく側面図。
【図3】 同じく上フレームを除いた平面図。
【図4】 本発明の第2実施例にかかる全電動式メカニ
カルプレスを一部切開しかつ一部省略して示す正面図。
【図5】 同じく側面図。
【図6】 同じく上フレームを除いた平面図。
【符号の説明】
1:プレス本体、2:ベッド、3:上フレーム、4:タ
イロッド、5:ボールスクリュねじ機構(ねじ機構)、
5a:ナット、5b:ボールねじ(雄ねじ)、6:クロ
スヘッド、7:上型、8:下型、20:回転駆動装置、
21:電気モータ、22:ギアー装置、28b:歯車、
35:同期ギアー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 剛 北海道室蘭市茶津町4番地 日鋼特機株式 会社内 (72)発明者 伊達 充紀 北海道室蘭市茶津町4番地 日鋼特機株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド(2)、上フレーム(3)及びベ
    ッド(2)と上フレーム(3)とを連結する複数本のタ
    イロッド(4)を有するプレス本体(1)と、タイロッ
    ド(4)に昇降動自在に配設したクロスヘッド(6)
    と、クロスヘッド(6)と各タイロッド(4)との間に
    設けたねじ機構(5)と、各ねじ機構(5)のナット
    (5a)を正逆に回転駆動する回転駆動装置(20)と
    を備え、ベッド(2)に配置する下型(8)と、下型
    (8)に対向させてクロスヘッド(6)に配置する上型
    (7)とでプレス加工を施す全電動式メカニカルプレス
    であつて、前記ねじ機構(5)が、各タイロッド(4)
    に形成した雄ねじ(5b)と、クロスヘッド(6)に回
    転自在に支持され、各雄ねじ(5b)に噛合するナット
    (5a)とを有し、前記回転駆動装置(20)が、クロ
    スヘッド(6)の上面に設置され、個別に配置した電気
    モータ(21)の回転駆動力を各ナット(5a)に伝達
    する独立したギアー装置(22)を有することを特徴と
    する全電動式メカニカルプレス。
  2. 【請求項2】 各電気モータ(21)が、それぞれサー
    ボモータからなり、各サーボモータによつて各ギアー装
    置(22)を介してクロスヘッド(6)の平行精度を制
    御することを特徴とする請求項1の全電動式メカニカル
    プレス。
  3. 【請求項3】 独立したギアー装置(22)の間に、各
    ギアー装置(22)の対称配置させた所定の歯車(28
    b)に噛合し、クロスヘッド(6)に回転自在に支持さ
    れる単一の同期ギアー(35)を有し、クロスヘッド
    (6)の平行精度を同期ギアー(35)によつて機械的
    に確保することを特徴とする請求項1の全電動式メカニ
    カルプレス。
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