JPH08197641A - インフレートシール部材の製造方法 - Google Patents

インフレートシール部材の製造方法

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Publication number
JPH08197641A
JPH08197641A JP925695A JP925695A JPH08197641A JP H08197641 A JPH08197641 A JP H08197641A JP 925695 A JP925695 A JP 925695A JP 925695 A JP925695 A JP 925695A JP H08197641 A JPH08197641 A JP H08197641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
seal member
inflatable seal
tube rubber
sealing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP925695A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Ishikawa
雅彦 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP925695A priority Critical patent/JPH08197641A/ja
Publication of JPH08197641A publication Critical patent/JPH08197641A/ja
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特にチューブゴム内の空隙部が小さく、しか
もゴムの肉厚部分が多いインフレートシール部材を加硫
成形する際、チューブゴム内の空隙部が密着して貼付い
てしまうのを有効に防止させたインフレートシール部材
の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 インフレートシール部材1は、ゴム状弾性材
料により帯状に形成され、このインフレートシール部材
1は、一側面側に空隙部5を形成したチューブゴム2が
形成されると共に、その外周に伸縮可能な補強布4を介
してカバーゴム3が形成されている。またインフレート
シール部材1の上部には、膨張時にシール対象物に当接
する突起6が一体的に形成され、前記空隙部5内には、
加硫成形時にチューブゴム2の空隙部5が密着して貼付
いてしまうのを防止する密着防止シート7が内装され、
この密着防止シート7としてはテフロンシート等を用
い、成形時に予めチューブゴム2内に収容しておくもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インフレートシール
部材の製造方法に係わり、更に詳しくはインフレートシ
ール部材の製造時に、チューブゴム内に密着防止シート
を入れて加硫成形するインフレートシール部材の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶用ハッチカバーの周縁部に配
設するシール部材や、車両の開閉扉の周縁部に配設する
シール部材の他、部屋や容器等の気密を保持する部分に
用いられるシール部材として、補強布を埋設したゴム状
弾性材料により形成した筒状体に、低圧の空気を供給す
ることによって筒状体の体積を瞬時に膨張させてタイト
にシールすることにより、空気や他のガス体,液体,粉
塵等を遮断するインフレートシール部材が使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、従来のイ
ンフレートシール部材の製造方法としては、インフレー
トシール部材の下モールド内に補強布を貼付けたカバー
ゴムシートを補強布が上になるように配設し、この補強
布上にチューブゴムを配設した後、上モールドを組付け
て加硫成形する。
【0004】この際、チューブゴムの内面が密着して貼
付かないようにチューブゴム内に空気を入れて膨らまし
ながら加硫成形を行っていた。然しながら、チューブゴ
ム内の空隙部が小さく、しかもゴムの肉厚部分が多いイ
ンフレートシール部材の場合、従来の方法ではチューブ
ゴム内に空気が入らず、加硫成形後にモールド内から製
品を取り出してみると、チューブゴム内の空隙部が貼付
いてしまいインフレートシール部材が膨らまないと言う
問題があった。
【0005】また、上記のようなインフレートシール部
材を製造する際、マンドレル(中子)を作成して同じよ
うな製造方法で製造することも考えられるが、マンドレ
ルが曲がってしまうと言う問題があった。この発明は、
かかる従来の課題に着目して案出されたもので、特にチ
ューブゴム内の空隙部が小さく、しかもゴムの肉厚部分
が多いインフレートシール部材を加硫成形する際、チュ
ーブゴム内の空隙部が密着して貼付いてしまうのを有効
に防止させたインフレートシール部材の製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、下モールド内に補強布を貼付けたカバーゴ
ムシートを補強布が上になるように配設し、この補強布
上に密着防止シートを包み込むようにしてチューブゴム
を配設した後、上モールドを組付けて加硫成形すること
を要旨とするものである。
【0007】また、前記加硫成形後のインフレートシー
ル部材の成形品から密着防止シートを取り除いたり、そ
のまま残すことも可能であり、更に密着防止シートとし
て、テフロンシートを用いるものである。
【0008】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、チュ
ーブゴム内に密着防止シートを入れた状態で加硫成形す
ることにより、特にチューブゴム内の空隙部が小さく、
しかもゴムの肉厚部分が多いインフレートシール部材
(例えば、成形品の断面積:約タテ15mm×ヨコが15mm,
長さ4m)であってもチューブゴム内の空間部が密着し
て貼付いてしまうのを有効に防止出来るものである。
【0009】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、この発明の製造方法により
製造したインフレートシール部材1の一部切欠した正面
図、図2は図1のAーA矢視断面図、図3は図1のBー
B矢視断面図を示し、前記インフレートシール部材1
は、ゴム状弾性材料により帯状に形成され、このインフ
レートシール部材1は、一側面側に空隙部5を形成した
チューブゴム2が形成されると共に、その外周に伸縮可
能な補強布4を介してカバーゴム3が形成されている。
【0010】またインフレートシール部材1の上部に
は、膨張時にシール対象物に当接する突起6が一体的に
形成され、またインフレートシール部材1の端末部1a
には、図示しない接続金具が取付けられる。前記空隙部
5内には、加硫成形時にチューブゴム2の空隙部5が密
着して貼付いてしまうのを防止する密着防止シート7が
内装され、この密着防止シート7としてはテフロンシー
ト等を用い、成形時に予めチューブゴム2内に収容して
おくものである。
【0011】また前記補強布4としては、伸縮性に富
み,柔軟性ある編み物(ニット編み等)や、伸縮可能な
織物(巻縮糸,伸縮糸,仮撚糸等により織った織物)を
使用するのが好ましい。即ち、ゴム状弾性材料に埋設す
る補強布4として伸縮可能な編み物や、伸縮可能な織物
を使用することにより、補強布4の変形に対する自由度
が大きくなり、補強布4とチューブゴム2及びカバーゴ
ム3との界面における剪断応力も小さくなり、界面での
破壊を有効に抑えることが出来るものである。
【0012】また、ゴム状弾性材料の変形に対して補強
布4が追従し、変形に対する自由度が大きいので、複雑
な曲面形状や小さな曲げ半径の部分であっても十分に対
応して使用する事が出来るものである。また、インフレ
ートシール部材1に内圧をかける方法としては、気体,
液体等の流体の使用が考えられ、インフレートシール部
材1の使用上の容易さより、空気圧の使用が一般的であ
り、使用圧力としては、1.5 〜2.0 Kgf/cm2である。
【0013】次にインフレートシール部材1の製造方法
を、図4を参照しながら説明する。インフレートシール
部材1を成形する下モールド8a内に、カバーゴム3を
構成するゴム状弾性材料9及び補強布4を配設すると共
に、この補強布4上にテフロンシートから成る密着防止
シート7を包み込むようにしてチューブゴム2を配設す
る。
【0014】更に、その上にカバーゴム3及び突起6を
構成するゴム状弾性材料10を載置して、上モールド8
bを組付けて加熱プレスにより約150℃で加硫して、
インフレートシール部材1を製造するものである。また
成形後におけるインフレートシール部材1は、密着防止
シート7が予めチューブゴム2内に収容してあるので、
加硫成形時に空隙部5が密着して貼付くようなことはな
く、この密着防止シート7は、成形後にそのまま残して
おくか、取り除くものである。
【0015】また、この実施例におけるインフレートシ
ール部材1は、従来のインフレートシール部材に比べて
膨らみ部分が小さく、装置に取付け易いようにゴム状弾
性材料9,10の部分が多くなっており、これにより膨
張,収縮の繰返しを行ったとしても装置から外れるよう
な不具合が少なく、また耐久性も向上出来るものであ
る。
【0016】
【発明の効果】この発明は、上記のように下モールド内
に補強布を貼付けたカバーゴムシートを補強布が上にな
るように配設し、この補強布上に密着防止シートを包み
込むようにしてチューブゴムを配設した後、上モールド
を組付けて加硫成形するので、特にチューブゴム内の空
隙部が小さく、しかもゴムの肉厚部分が多いインフレー
トシール部材を加硫成形する際、チューブゴム内の空隙
部が密着して貼付いてしまうのを有効に防止出来る効果
がある。
【0017】また、従来のインフレートシール部材に比
べて膨らみ部分が小さく、装置に取付け易いようにゴム
状弾性材料の部分が多くなっており、これにより膨張,
収縮の繰返しを行ったとしても装置から外れるような不
具合が少なく、また耐久性も向上出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の製造方法により製造したインフレー
トシール部材の一部切欠した正面図である。
【図2】図1のAーA矢視断面図である。
【図3】図1のBーB矢視断面図である。
【図4】インフレートシール部材の製造方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 インフレートシール部材 2 チューブゴ
ム 3 カバーゴム 4 補強布 5 空隙部 6 突起 7 密着防止シート 8a 下モールド 8b 上モールド 9,10 ゴム状弾
性材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下モールド内に補強布を貼付けたカバー
    ゴムシートを補強布が上になるように配設し、この補強
    布上に密着防止シートを包み込むようにしてチューブゴ
    ムを配設した後、上モールドを組付けて加硫成形するこ
    とを特徴とするインフレートシール部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記加硫成形後のインフレートシール部
    材の成形品から密着防止シートを取り除く請求項1に記
    載のインフレートシール部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記密着防止シートとして、テフロンシ
    ートを用いる請求項1または請求項2に記載のインフレ
    ートシール部材の製造方法。
JP925695A 1995-01-24 1995-01-24 インフレートシール部材の製造方法 Pending JPH08197641A (ja)

Priority Applications (1)

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JP925695A JPH08197641A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 インフレートシール部材の製造方法

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JPH08197641A true JPH08197641A (ja) 1996-08-06

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JP925695A Pending JPH08197641A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 インフレートシール部材の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106799801A (zh) * 2017-01-20 2017-06-06 无锡市万丰橡胶有限公司 一种橡胶制品二次预成型硫化模具及硫化工艺

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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