JPH0819687A - 全自動洗濯機の防振装置 - Google Patents
全自動洗濯機の防振装置Info
- Publication number
- JPH0819687A JPH0819687A JP6155655A JP15565594A JPH0819687A JP H0819687 A JPH0819687 A JP H0819687A JP 6155655 A JP6155655 A JP 6155655A JP 15565594 A JP15565594 A JP 15565594A JP H0819687 A JPH0819687 A JP H0819687A
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- JP
- Japan
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- vibration
- fully automatic
- vibration isolator
- damping ratio
- electric field
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- Pending
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- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】全自動洗濯コースの脱水工程において、起動か
ら設定回転数に達するまでは、ケース２５内の電極２５
ａとつり棒２に付加されている円形電極板２ａ間に電界
を発生させ、電極２５ａと円形電極板２ａ間に位置する
電気粘性流体２６の粘度を上げ、ケース２５内に注入さ
れた電気粘性流体２６の移動を妨げることで減衰装置２
４の減衰比を上げ、設定回転数に達したならば電界を切
り電気粘性流体２６の粘度を下げ、電気粘性流体２６が
自由に移動できるようにし、減衰装置２４の減衰比を下
げる。 【効果】全自動洗濯機の減衰装置において、減衰装置の
減衰比を可変にしたため、脱水工程における共振及び騒
音を低減することができる。
ら設定回転数に達するまでは、ケース２５内の電極２５
ａとつり棒２に付加されている円形電極板２ａ間に電界
を発生させ、電極２５ａと円形電極板２ａ間に位置する
電気粘性流体２６の粘度を上げ、ケース２５内に注入さ
れた電気粘性流体２６の移動を妨げることで減衰装置２
４の減衰比を上げ、設定回転数に達したならば電界を切
り電気粘性流体２６の粘度を下げ、電気粘性流体２６が
自由に移動できるようにし、減衰装置２４の減衰比を下
げる。 【効果】全自動洗濯機の減衰装置において、減衰装置の
減衰比を可変にしたため、脱水工程における共振及び騒
音を低減することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は全自動洗濯機における防
振装置に関する。
振装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】外槽を本体の上部から吊り棒によりばね
を介して垂下防振支持した場合、衣類が不均一に分布し
ていると、脱水運転時にアンバランスとなり振動が発生
する。振動が支持された外槽等が持つ固有振動数と一致
した場合には、振動が極めて大きくなり、外槽が上下に
はね上がったり外枠に衝突したりする。
を介して垂下防振支持した場合、衣類が不均一に分布し
ていると、脱水運転時にアンバランスとなり振動が発生
する。振動が支持された外槽等が持つ固有振動数と一致
した場合には、振動が極めて大きくなり、外槽が上下に
はね上がったり外枠に衝突したりする。
【０００３】そこで従来は振動を防振するため、円筒と
弾性体からなる減衰装置により抑えている。
弾性体からなる減衰装置により抑えている。
【０００４】本来であれば、振動伝達率−外力の振動数
／固有振動数（以下ω／ωo ）の図９に示すように、共
振点（ω／ωoが約１の位置）を越えω／ωoが√２の位
置までは減衰比を大きくして共振による振動を抑え、ω
／ωo が√２の位置以降は減衰比を小さくすることで振
動伝達率を小さくして振動を抑えるのが理想であるが、
この構成の減衰装置では減衰比が一定値となるため減衰
比の設定が難しかった。
／固有振動数（以下ω／ωo ）の図９に示すように、共
振点（ω／ωoが約１の位置）を越えω／ωoが√２の位
置までは減衰比を大きくして共振による振動を抑え、ω
／ωo が√２の位置以降は減衰比を小さくすることで振
動伝達率を小さくして振動を抑えるのが理想であるが、
この構成の減衰装置では減衰比が一定値となるため減衰
比の設定が難しかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】全自動洗濯機におい
て、脱水運転時の上記問題を解決するため、ω／ωo
が、共振点を越え√２の位置までは減衰比を大きくする
ことで共振による振動を抑え、ω／ωo が√２の位置以
降は減衰比を小さくし振動伝達率を小さくすることで振
動を抑え、さらに振動による騒音についても低減するこ
とができる防振装置を提供する。
て、脱水運転時の上記問題を解決するため、ω／ωo
が、共振点を越え√２の位置までは減衰比を大きくする
ことで共振による振動を抑え、ω／ωo が√２の位置以
降は減衰比を小さくし振動伝達率を小さくすることで振
動を抑え、さらに振動による騒音についても低減するこ
とができる防振装置を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する手段
として、本発明は通常流動性を持つ液体であるが、電界
を発生させると粘度が大きくなり電界を切ると元に戻る
電気粘性流体を減衰装置に使用し、電界の入切及び電界
の強さにより、電気粘性流体の粘度を変化させ、減衰比
を可変にするような手段を設ける。
として、本発明は通常流動性を持つ液体であるが、電界
を発生させると粘度が大きくなり電界を切ると元に戻る
電気粘性流体を減衰装置に使用し、電界の入切及び電界
の強さにより、電気粘性流体の粘度を変化させ、減衰比
を可変にするような手段を設ける。
【０００７】
【作用】全自動洗濯機において、脱水運転を行う場合、
上記手段を用いて振動が脱水起動から共振点を越えてω
／ωo が√２の位置までは減衰比を大きくし、ω／ωo
が√２の位置以降は減衰比を小さくすることで共振及び
振動を抑え、さらには騒音を低減するようにしている。
上記手段を用いて振動が脱水起動から共振点を越えてω
／ωo が√２の位置までは減衰比を大きくし、ω／ωo
が√２の位置以降は減衰比を小さくすることで共振及び
振動を抑え、さらには騒音を低減するようにしている。
【０００８】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
【０００９】本発明の一実施例を採用した洗濯機は、図
１に示すように、鋼板製の外枠１内に、吊り棒２と、ば
ね２３及び減衰装置２４からなる防振装置３により、合
成樹脂製の外槽４を吊架する。吊り棒２及び防振装置３
は４箇所に設けられている。洗濯するための外槽４内に
は、合成樹脂製の脱水槽５を設けてある。
１に示すように、鋼板製の外枠１内に、吊り棒２と、ば
ね２３及び減衰装置２４からなる防振装置３により、合
成樹脂製の外槽４を吊架する。吊り棒２及び防振装置３
は４箇所に設けられている。洗濯するための外槽４内に
は、合成樹脂製の脱水槽５を設けてある。
【００１０】脱水槽５には、多数の脱水孔５ａを設け、
また、中央底部には、衣類を動かし洗濯する撹拌翼６を
設けてある。洗濯及びすすぎ時、脱水槽５を静止させ、
撹拌翼６を正転，逆転方向に一定の周期を持って２回転
させ衣類を動かし洗濯する。撹拌翼６及び脱水槽５の回
転は、駆動装置７により行われる。
また、中央底部には、衣類を動かし洗濯する撹拌翼６を
設けてある。洗濯及びすすぎ時、脱水槽５を静止させ、
撹拌翼６を正転，逆転方向に一定の周期を持って２回転
させ衣類を動かし洗濯する。撹拌翼６及び脱水槽５の回
転は、駆動装置７により行われる。
【００１１】駆動装置７は、誘導電動機モータ８と、モ
ータ８の回転を撹拌翼６、もしくは、脱水槽５に伝達す
るためのプーリ９ａやベルト９ｂからなる伝達手段９
と、洗い及びすすぎ時に撹拌翼６のみを回転させたり、
あるいは、脱水時に脱水槽５を回転させたりするクラッ
チ装置１０と、その切替を行うソレノイド７ａと排水を
司る排水装置１１とからなり、排水装置１１には、排水
ホース１２が接続されている。
ータ８の回転を撹拌翼６、もしくは、脱水槽５に伝達す
るためのプーリ９ａやベルト９ｂからなる伝達手段９
と、洗い及びすすぎ時に撹拌翼６のみを回転させたり、
あるいは、脱水時に脱水槽５を回転させたりするクラッ
チ装置１０と、その切替を行うソレノイド７ａと排水を
司る排水装置１１とからなり、排水装置１１には、排水
ホース１２が接続されている。
【００１２】駆動装置７は、外槽４の底面に鋼板製の支
持板１３を用いて固定してある。外槽４には、外槽４内
の水の圧力を水位センサ１４に伝達するｐｓチューブ１
５を接続する導入口が設けてある。
持板１３を用いて固定してある。外槽４には、外槽４内
の水の圧力を水位センサ１４に伝達するｐｓチューブ１
５を接続する導入口が設けてある。
【００１３】外枠１の上部には、洗濯物を出し入れする
投入口１６ａとコントローラ及びマイコン２０等の電
気，電子部品を収納する操作箱１６ｂとを形成した合成
樹脂製のトップカバー１６が設けてある。投入口１６ａ
には、合成樹脂製のふた１７を設けてある。トップカバ
ー１６には電源スイッチ１８を設け、さらに洗濯及びす
すぎ時に給水するための給水弁１９を設けてある。
投入口１６ａとコントローラ及びマイコン２０等の電
気，電子部品を収納する操作箱１６ｂとを形成した合成
樹脂製のトップカバー１６が設けてある。投入口１６ａ
には、合成樹脂製のふた１７を設けてある。トップカバ
ー１６には電源スイッチ１８を設け、さらに洗濯及びす
すぎ時に給水するための給水弁１９を設けてある。
【００１４】図２に、マイコン２０制御のブロック図を
示す。
示す。
【００１５】入力側には、全自動洗濯機からの電気的指
令が入力される。これは主に電源スイッチ１８，水位セ
ンサ１４，クラッチ装置１０に取り付けられプーリ９ａ
の回転数を測定する回転数センサ２１（図示せず）等が
接続されている。また、出力側にはモータ８，給水弁１
９，ソレノイド７ａ，排水装置１１，センタベースに取
り付けられた直流電圧発生装置２２（図示せず）等が接
続されており、マイコン２０の入出力により洗濯機が制
御され、一連の洗濯動作をする。
令が入力される。これは主に電源スイッチ１８，水位セ
ンサ１４，クラッチ装置１０に取り付けられプーリ９ａ
の回転数を測定する回転数センサ２１（図示せず）等が
接続されている。また、出力側にはモータ８，給水弁１
９，ソレノイド７ａ，排水装置１１，センタベースに取
り付けられた直流電圧発生装置２２（図示せず）等が接
続されており、マイコン２０の入出力により洗濯機が制
御され、一連の洗濯動作をする。
【００１６】図３に吊り棒２及び防振装置３の詳細を示
す。
す。
【００１７】防振装置３は、ばね２３及び減衰装置２４
からなり、ばね２３は吊り棒２の下部に配し、ばね２３
の上部に減衰装置２４を配し、外槽４は減衰装置２４の
上部にて受けている。減衰装置２４の構造は、中空円筒
のケース２５内に電気粘性流体２６を注入しておき、ケ
ース２５内には円中心を通り吊り棒２が挿入されてお
り、吊り棒２が挿入されている上部及び下部には、ケー
ス２５内の電気粘性流体２６が外部に流出しないように
パッキン２７を付加している。ケース２５内の吊り棒２
部にはケース２５内径より小さな円形電極板２ａが付加
されており、円形電極板２ａに接続されたリード線は、
つり棒２と硬質の保護チューブ２８間を通り、増幅器２
９に接続されている。
からなり、ばね２３は吊り棒２の下部に配し、ばね２３
の上部に減衰装置２４を配し、外槽４は減衰装置２４の
上部にて受けている。減衰装置２４の構造は、中空円筒
のケース２５内に電気粘性流体２６を注入しておき、ケ
ース２５内には円中心を通り吊り棒２が挿入されてお
り、吊り棒２が挿入されている上部及び下部には、ケー
ス２５内の電気粘性流体２６が外部に流出しないように
パッキン２７を付加している。ケース２５内の吊り棒２
部にはケース２５内径より小さな円形電極板２ａが付加
されており、円形電極板２ａに接続されたリード線は、
つり棒２と硬質の保護チューブ２８間を通り、増幅器２
９に接続されている。
【００１８】さらにケース２５の円周方向全周にも電極
２５ａが付加されており、増幅器２９に接続されてい
る。円形電極板２ａと電極２５ａとの間に電界を発生さ
せた場合、円形電極板２ａと電極２５ａとの間の電気粘
性流体２６の粘度が上がり、ケース２５内の電気粘性流
体２６の移動を妨げかつ吊り棒２に付加された円形電極
板２ａが抵抗を受けることで、減衰比が大きくなる。電
界を切った場合は、電気粘性流体２６の粘度が小さくな
り電気粘性流体２６が自由に移動できるようになり減衰
比が小さくなるようにしている。
２５ａが付加されており、増幅器２９に接続されてい
る。円形電極板２ａと電極２５ａとの間に電界を発生さ
せた場合、円形電極板２ａと電極２５ａとの間の電気粘
性流体２６の粘度が上がり、ケース２５内の電気粘性流
体２６の移動を妨げかつ吊り棒２に付加された円形電極
板２ａが抵抗を受けることで、減衰比が大きくなる。電
界を切った場合は、電気粘性流体２６の粘度が小さくな
り電気粘性流体２６が自由に移動できるようになり減衰
比が小さくなるようにしている。
【００１９】図４に、減衰装置２４の円形電極板２ａ，
電極２５ａ間に電圧を掛け電界を発生させるためのブロ
ック図を示す。
電極２５ａ間に電圧を掛け電界を発生させるためのブロ
ック図を示す。
【００２０】マイコン２０からの信号により直流電圧発
生装置２２で直流電圧を発生させ、直流電圧発生装置２
２と同様にセンタベースに取り付けられた増幅器２９
（図示せず）により電圧を増幅し、減衰装置２４の円形
電極板２ａ，電極２５ａ間に通電され、電圧が掛かり電
界を発生する。
生装置２２で直流電圧を発生させ、直流電圧発生装置２
２と同様にセンタベースに取り付けられた増幅器２９
（図示せず）により電圧を増幅し、減衰装置２４の円形
電極板２ａ，電極２５ａ間に通電され、電圧が掛かり電
界を発生する。
【００２１】図５に、電気粘性流体２６における電界強
度−見掛け粘度の関係について示す。図より電界を掛け
ると粘度が上がり、オフすると粘度が下がるのがわか
る。
度−見掛け粘度の関係について示す。図より電界を掛け
ると粘度が上がり、オフすると粘度が下がるのがわか
る。
【００２２】図６は、この全自動洗濯機が実行する全自
動洗濯コースの工程を示すブロック図であり、給水工
程，洗い工程，排水工程，脱水工程，給水工程，すすぎ
工程，排水工程，脱水工程，給水工程，すすぎ工程，排
水工程，最終脱水工程から成っている。
動洗濯コースの工程を示すブロック図であり、給水工
程，洗い工程，排水工程，脱水工程，給水工程，すすぎ
工程，排水工程，脱水工程，給水工程，すすぎ工程，排
水工程，最終脱水工程から成っている。
【００２３】図７に最終脱水工程における、脱水運転時
の脱水回転数と時間の関係を示す。脱水運転は、起動か
ら定常回転数にいたるまで数秒間隔でオン−オフを繰り
返す間欠脱水を行い徐々に回転数を上げていき、定常回
転数に達したならば、設定時間運転を行い終了する。
の脱水回転数と時間の関係を示す。脱水運転は、起動か
ら定常回転数にいたるまで数秒間隔でオン−オフを繰り
返す間欠脱水を行い徐々に回転数を上げていき、定常回
転数に達したならば、設定時間運転を行い終了する。
【００２４】また、全自動洗濯コースにおける最終脱水
工程以外の脱水工程においても、最終脱水工程と同様に
起動から定常回転数にいたるまで数秒間隔でオン−オフ
を繰り返す間欠脱水を行い徐々に回転数を上げていき、
定常回転数に達したならば、最終脱水工程より比較的短
い設定時間運転し終了する。
工程以外の脱水工程においても、最終脱水工程と同様に
起動から定常回転数にいたるまで数秒間隔でオン−オフ
を繰り返す間欠脱水を行い徐々に回転数を上げていき、
定常回転数に達したならば、最終脱水工程より比較的短
い設定時間運転し終了する。
【００２５】以上の構成において、全自動洗濯コースの
最終脱水工程及び脱水工程の間欠脱水中に起こる振動
と、防振装置３及び防振装置３に支持された外槽４等が
持つ固有振動数とが一致する共振点を通り、まれに脱水
槽５内の衣類が不均一に分布している場合振動が大きく
なる。
最終脱水工程及び脱水工程の間欠脱水中に起こる振動
と、防振装置３及び防振装置３に支持された外槽４等が
持つ固有振動数とが一致する共振点を通り、まれに脱水
槽５内の衣類が不均一に分布している場合振動が大きく
なる。
【００２６】図８に、脱水行程における減衰装置２４の
制御について示す。
制御について示す。
【００２７】脱水行程となった場合、マイコン２０から
の信号により直流電圧発生装置２２で直流電圧を発生さ
せ、増幅器２９により電圧を増幅し、減衰装置２４の円
形電極板２ａと電極２５ａとの間に電界を発生させて、
円形電極板２ａと電極２５ａとの間の電気粘性流体２６
の粘度を上げ、ケース２５内の電気粘性流体２６の移動
を妨げかつ吊り棒２に付加された円形電極板２ａが抵抗
を受けることで防振装置３の減衰比を大きくし、共振に
よる振動を抑える。
の信号により直流電圧発生装置２２で直流電圧を発生さ
せ、増幅器２９により電圧を増幅し、減衰装置２４の円
形電極板２ａと電極２５ａとの間に電界を発生させて、
円形電極板２ａと電極２５ａとの間の電気粘性流体２６
の粘度を上げ、ケース２５内の電気粘性流体２６の移動
を妨げかつ吊り棒２に付加された円形電極板２ａが抵抗
を受けることで防振装置３の減衰比を大きくし、共振に
よる振動を抑える。
【００２８】定常回転となった後、減衰比が大きいまま
であると振動伝達率が大きいままとなり、振動，騒音に
影響する。
であると振動伝達率が大きいままとなり、振動，騒音に
影響する。
【００２９】そこで、回転数センサ２１よりプーリ９ａ
の回転数を検知し、共振点を越えω／ωo が√２の位置
以降となる設定回転数に達したならば、マイコン２０か
らの信号により直流電圧発生装置２２を停止し、電気粘
性流体２６を液体に戻すことで粘度を下げかつ電気粘性
流体２６が自由に移動できるようにし、防振装置３の減
衰比を小さくし振動伝達率を小さくすることで、振動，
騒音を低減する。
の回転数を検知し、共振点を越えω／ωo が√２の位置
以降となる設定回転数に達したならば、マイコン２０か
らの信号により直流電圧発生装置２２を停止し、電気粘
性流体２６を液体に戻すことで粘度を下げかつ電気粘性
流体２６が自由に移動できるようにし、防振装置３の減
衰比を小さくし振動伝達率を小さくすることで、振動，
騒音を低減する。
【００３０】
【発明の効果】本発明は全自動洗濯機の脱水工程におい
て、減衰装置に電気粘性流体を使用し、電界の入り切り
により、防振装置の減衰比を可変とすることで、共振を
抑えかつ振動，騒音の低減を図ることができる。
て、減衰装置に電気粘性流体を使用し、電界の入り切り
により、防振装置の減衰比を可変とすることで、共振を
抑えかつ振動，騒音の低減を図ることができる。
【図１】全自動洗濯機の断面図。
【図２】マイコン制御の説明図。
【図３】防振装置の断面図。
【図４】電界発生手段のブロック図。
【図５】電気粘性流体の電界強度−見掛け粘度の特性
図。
図。
【図６】全自動洗濯コースの工程の説明図。
【図７】脱水回転数と時間の関係の特性図。
【図８】減衰装置の制御のフローチャート。
【図９】振動伝達率と外力の振動数／固有振動数の関係
を示す特性図。
を示す特性図。
２…吊り棒、２ａ…円形電極板、３…防振装置、４…外
槽、２１…回転数センサ、２２…直流電圧発生装置、２
３…ばね、２４…減衰装置、２５…ケース、２５ａ…電
極、２６…電気粘性流体、２７…パッキン、２８…保護
チューブ、２９…増幅器。
槽、２１…回転数センサ、２２…直流電圧発生装置、２
３…ばね、２４…減衰装置、２５…ケース、２５ａ…電
極、２６…電気粘性流体、２７…パッキン、２８…保護
チューブ、２９…増幅器。
Claims (3)
- 【請求項１】全自動洗濯機の外槽を防振装置を介して支
持したものにおいて、電圧もしくは電界により粘度を変
えられる液体を利用し、前記防振装置の減衰比を可変に
したことを特徴とする全自動洗濯機の防振装置。 - 【請求項２】請求項１において、脱水運転時の回転数を
検知し、脱水回転数の変化に伴い前記防振装置の減衰比
を変化させる全自動洗濯機の防振装置。 - 【請求項３】請求項１において、設定時間により前記防
振装置の減衰比を変化させる全自動洗濯機の防振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6155655A JPH0819687A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 全自動洗濯機の防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6155655A JPH0819687A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 全自動洗濯機の防振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0819687A true JPH0819687A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15610717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6155655A Pending JPH0819687A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 全自動洗濯機の防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819687A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP1564434A1 (fr) * | 2004-02-13 | 2005-08-17 | Brandt Industries SAS | Dispositif d'amortissement des mouvements d'un ensemble mobile de lave linge |
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| WO2011104977A1 (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-01 | 株式会社 東芝 | ダンパ、洗濯機及び洗濯乾燥機 |
| JP2011200292A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
| WO2011135751A1 (ja) * | 2010-04-26 | 2011-11-03 | 株式会社 東芝 | 洗濯機及び乾燥機 |
| WO2011138878A1 (ja) * | 2010-05-06 | 2011-11-10 | 株式会社 東芝 | 洗濯機 |
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| JP2011240080A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
| US8851247B2 (en) | 2010-05-21 | 2014-10-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Damper, washing machine and washing/drying machine |
| EP3382084A1 (en) * | 2017-03-27 | 2018-10-03 | Vestel Elektronik Sanayi ve Ticaret A.S. | Determining an imbalance within a wash basket of a washing machine |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP6155655A patent/JPH0819687A/ja active Pending
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