JPH08196068A - ステッピングモーター - Google Patents

ステッピングモーター

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JPH08196068A
JPH08196068A JP390495A JP390495A JPH08196068A JP H08196068 A JPH08196068 A JP H08196068A JP 390495 A JP390495 A JP 390495A JP 390495 A JP390495 A JP 390495A JP H08196068 A JPH08196068 A JP H08196068A
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stator
printed wiring
terminal
wiring board
slot
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JP390495A
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Tatsuo Ushida
達男 牛田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、自動半田付け処理時のプリント配線
印基板の脱落防止をしたステッピングモーターの提供を
目的とする。 【構成】ステーター1に形成されたスロット内に配設さ
れたスロット絶縁部材7aにステーター1の端面からス
テーター1の軸方向に沿って突出させた接続部13aと
この接続部13aの先端部を折り曲げて形成した係止部
13bとを有する端子13を設け、この端子13の前記
接続部13aにコイル16a〜16hの巻線の端部を接
続し、プリント配線基板20に前記端子13の係止部1
3bが挿入されるとともに前記係止部13bと係合する
孔縁部(係合縁)23aを有する接続孔(係合部)23
を設け、前記接続孔23に前記端子13を挿通して前記
係止部13bとスロット絶縁部材7aの舌片15(当接
部)とによって前記プリント配線基板20を挾持してス
テーター1に取り付けるようにしたステッピングモータ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オフィスオートメー
ション機器、ファクトリーオートメーション機器、電子
計算機の端末機器や周辺機器の制御用として用いられる
ステッピングモーターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のステッピングモーターはステータ
ーの複数の凸極に配設されるコイルの巻線の端末とこの
コイルに所定の入力信号を供給する信号線つまりリード
線との接続は、プリント配線基板を介して行うことが一
般的である。そして、このプリント配線基板を介して接
続する場合の接続方法として、一つは、プリント配線基
板にコイルの巻線端末を挿入する接続孔を設け、この接
続孔に巻線の端末を挿入して半田付けをして接続する方
法がある。しかし、この場合はコイルの巻線の線径が変
わったときは、この接続孔の大きさも変えなければなら
ないという問題がある。すなわち、接続孔を大きく形成
して種々の線径の巻線に対応させようとすると、例えば
大きな接続孔と小さな線径の巻線との組み合わとなった
場合、接続孔に挿通した巻線の外周と接続孔の内周との
間に大きな空隙ができるため確実な半田付けがてきない
という問題があり、逆に巻線の線径が接続孔と等しい程
度大きいものとなると巻線の熱容量が大きくなるため、
半田付けの際プリント配線が基板から熱により剥離する
という問題があるため、上記のようにコイルの巻線の線
径に合わせた接続孔としなければならないためである。
また、上記の方法では自動半田付け処理ができないとい
う問題がある。
【0003】また、上記方法における問題を解決すると
ともに自動半田付け処理を可能としたものとして、プリ
ント配線基板のプリント配線部分に丸孔を設け、一方前
記ステーターに配設したスロット絶縁部材にステーター
の軸方向に突出させるとともに前記丸孔に合わせた直径
の棒状の端子を設け、この端子にコイル巻線の端末を巻
き付けて接続し、この棒状の端子を前記丸孔に挿入した
後自動半田付け処理により半田付けをする方法がある。
この方法によってコイルの巻線端末とプリント配線基板
のプリント配線つまり薄膜導体の接続を行っている従来
のステッピングモーターの構成を図6ないし図9に基づ
いて説明する。
【0004】図6に示すようにステッピングモーター
(以下単にモーターという)100は、ステーター10
1、このステーター101の両端部に図示しないねじ等
の取付具によって取り付けられ中央部に軸受102aお
よび103aが設けられたブラケット102および10
3、前記軸受102a、103aに回転軸104を回転
可能に軸支された図示しないローターとから構成されて
いる。
【0005】そして、前記ステーター101には図7に
示すように複数の凸極105aないし105hが形成さ
れ、この凸極105aないし105hのそれぞれの間に
はスロット106aないし106hが形成されている。
また、ステーター101には前記ブラケット102、1
03を取り付ける固定具を挿通する挿通孔130が設け
られている。
【0006】前記スロット106aないし106hには
スロット絶縁部材107aおよび107bが配設されて
いる。このスロット絶縁107aは熱可塑性の合成樹脂
からなり、図9に示すように凸極105aないし105
hのローターとの対向面を除いた凸極105aないし1
05hの周囲を覆って絶縁する凸極絶縁部108と、こ
の凸極絶縁部108と一体に形成され前記スロットの内
周面を覆って絶縁する環状絶縁部109と、この環状絶
縁部109の一端側外周に段部110を形成し前記ステ
ーターの端面に位置決めするためのフランジ部111
と、このフランジ部111の外周部に形成された環状壁
112とから構成されている。そして、前記凸極絶縁部
108はフランジ部111が形成されている側と反対側
つまり図9において下端側は開放されており、ステータ
ー101の端面側から凸極105aないし105hを凸
極絶縁部108の内側に位置させつつ前記フランジ部1
11がステーター101の端面に当接するまで挿入して
前記スロット106aないし106hに配設するように
なっている。
【0007】また、このスロット絶縁部材107aはフ
ランジ部111をステーター101の端面に位置決めさ
れるまで挿入したとき、その挿入方向先端の端縁109
aはステーター101の軸方向の中間位置に位置するよ
うになっている。前記段部110には棒状の端子113
が一体的に固着され、また、環状絶縁部109の内周に
はこのスロット絶縁部材107aと同一材料で形成され
た取付突起114が一体に形成されている。
【0008】また、前記凸極絶縁部108の内周側には
舌片115が形成され、この舌片115は凸極絶縁部1
08のコイル収納溝108aに巻回されるコイルの巻線
が所定部位からはみ出さないように規制するものであ
る。
【0009】なお、前記スロット絶縁107bは前記端
子113と取付突起114とが設けられていないことを
除き107aと同一形状に形成されている。このスロッ
ト絶縁部材107bの前記スロット106aないし10
6hへの配設は、前記スロット絶縁部材107aと同様
にしてステーター101の他端側から挿入することによ
りなされる。そして、両スロット絶縁部材107aおよ
び107bがステーター101の両端側から挿入して配
設されたときは、スロット絶縁部材107aの環状絶縁
部109の端縁109aとこの端縁109aと対応する
107bの端縁(不図示)とは当接するようになってい
る。
【0010】そして、スロット106aないし106b
にスロット絶縁部材107a、107bを配設した後、
各凸極105aないし105hに巻線を巻回するととも
に巻線の端末つまり端部を前記端子113に巻回し半田
付けにより端子113に接続することによりコイル11
6aないし116hがステーター101に配設される。
このようにしてコイル116aないし116hを配設し
たステーター101に、各コイル116aないし116
hをリード線117に接続するためのプリント配線基板
120が取り付けられる。
【0011】そして、前記プリント配線基板120は中
央部にローターを挿通する挿通孔120aが形成される
とともに所定のプリント配線121が形成されており、
また、このプリント配線基板120には前記スロット絶
縁部材107aに設けた端子113が挿入される所定数
の接続孔122および前記取付突起114が挿入される
複数の取付孔124が形成されている。
【0012】そして、スロット絶縁部材107aの端子
113および取付突起114をプリント配線基板120
の接続孔122および取付孔124に挿入した後、前記
取付突起114の先端部に熱を加えて径大の頭部114
aを形成して取付孔124から抜止して、プリント配線
基板120をスロット絶縁部材107aつまりステータ
ー101に取着する。
【0013】この状態で、前記端子113とプリント配
線とを自動半田付け処理をすることになるが、この自動
半田付け処理は、周知のように前記プリント配線120
のプリント配線121が形成された面側を半田槽内の溶
融した半田に浸漬してなされるものであるが、この際、
場合によっては前記取付突起114の頭部114aが溶
けてしまい、取付突起114および端子113がプリン
ト配線基板120の取付孔124および接続孔122か
ら抜けてプリント配線基板120がスロツト絶縁部材1
07aつまりステーター101が脱落してしまうという
問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにスロット
絶縁部材107aに端子113を設けて、この端子11
3にコイルの巻線の端末を巻回して半田付けにより接続
し、この端子113をプリント配線基板120の接続孔
122に挿通して自動半田付け処理をするものでは、一
種類のプリント配線基板で種々の線径のコイル巻線に対
応できるとともに自動半田付け処理が可能であるという
利点を有するものの、上述したように自動半田付け処理
の際プリント配線基板120がステーター101から脱
落してしまうという問題があり、また、プリント配線基
板120をステーター101に取り付ける際は、スロッ
ト絶縁基板107aの端子113および取付突起114
のそれぞれをプリント基板120の接続孔122および
取付孔124に位置合わせをした後挿入しなければなら
ず、ステーター101へのプリント配線基板120の取
り付け作業が容易ではないという問題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来の
問題を解決するものであり、複数の凸極を有するステー
ターと、前記凸極間に形成されたスロットに配設される
とともにステーターの端面より突出して形成された当接
部を有するスロット絶縁部材と、このスロット絶縁部材
に設けられ前記ステーターの端縁からステーターの軸方
向に沿って突出させた接続部とこの接続部の先端部を折
り曲げて形成した係止部とを有する端子と、前記スロッ
ト絶縁部材を介在して前記凸極に配設されるとともに巻
線端部を前記端子の接続部に接続されたコイルと、前記
端子の係止部が挿通されるとともに前記係止部と係合す
る係合縁を有する係合部が設けられ前記係合縁を前記係
止部とスロット絶縁部材の当接部とによって挾持される
プリント配線基板と、前記ステーターの両端部に設けら
れるとともに軸受を有するブラケットと、この軸受に回
動可能に軸支されたローターとを備えたステッピングモ
ーターとしたものである。
【0016】
【作用】この発明は上記のように構成したので、一種類
のプリント配線基板で種々の線径の巻線を用いたコイル
に対応でき、また、プリント配線基板のプリント配線と
コイルとを自動半田付け処理により接続できるとともに
自動半田付け処理作業の際に発生するステーターからの
プリント配線基板の脱落を防止できる。また、ステータ
ーへのプリント配線基板の取り付けが容易となる。
【0017】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図1および図4
に基づいて説明する。なお、モーターの構成は上記従来
例で説明したモーターの構成と同一であるので、その説
明は省略することとする。
【0018】図において、1はステーターで、このステ
ーター1には複数の凸極5aないし5hが形成され、こ
の凸極5aないし5hのそれぞれの間にはスロット6a
ないし6hが形成されている。また、ステーター1には
ブラケット(不図示)を取り付けるための図示しない固
定具を挿通する挿通孔30が設けられている。そして、
前記スロット6aないし6hにはスロット絶縁部材7a
および7bが配設されている。このスロット絶縁7aは
熱可塑性の合成樹脂からなり、図3に示すように凸極5
aないし5hのローターとの対向面を除いた凸極5aな
いし5hの周囲を覆って絶縁する凸極絶縁部8と、この
凸極絶縁部8一体に形成され前記スロットの内周面を覆
って絶縁する環状絶縁部9と、この環状絶縁部9の一端
側外周に段部10を形成し前記ステーター1の端面に位
置決めするためのフランジ部11と、このフランジ部1
1の外周部に形成された環状壁12とから構成されてい
る。そして、前記凸極絶縁部8はフランジ部11が形成
されている側と反対側つまり図3において下端側は開放
されており、ステーター1の端面側から凸極5aないし
5hを凸極絶縁部8の内側に位置させて前記フランジ部
11をステーター1の端面に当接するまで挿入すること
により前記スロット6aないし6hに配設されるように
なっている。また、このスロット絶縁部材7aはフラン
ジ部11をステーター1の端面に位置決めされるまで挿
入したとき、その挿入方向先端の端縁9aはステーター
1の軸方向の中間位置に位置するようになっている。
【0019】また、前記段部10には端子13が一体的
に固着されて設けられており、この端子13は、ステー
ターの軸方向に沿って突出させた棒状の接続部13aと
この接続部13aの先端部をステーター1の軸心を中心
とする周方向に折り曲げて形成した係止部13bとから
構成されている。そして、前記係止部13bは基部13
cとこの基部13cの先端部を後述するプリント配線基
板の端面から離れる方向に傾斜させて形成した案内部1
3dとからなっている。
【0020】また、前記凸極絶縁部8の内周側には舌片
15が形成され、この舌片15は凸極絶縁部8のコイル
収納溝8aに巻回されるコイルの巻線が所定部位からは
み出さないように規制するとともに後述するプリント配
線基板の位置決めをするものである。なお、舌片15の
頂部および前記環状壁12の端縁はスロット絶縁部材7
aに設けた当接部を構成している。
【0021】なお、前記スロット絶縁7bは、前記端子
13が設けられていないことを除き7aと同一形状に形
成されており、このスロット絶縁部材7bの前記スロッ
ト6aないし6hへの配設は、前記スロット絶縁部材7
aと同様にしてステーター1の他端側から挿入すること
によりなされる。そして、両スロット絶縁部材7aおよ
び7bがステーター1の両端側から挿入して配設された
ときは、スロット絶縁部材7aの環状絶縁部9の端縁9
aとこの端縁9aと対応するスロット絶縁部材7bの図
示しない端縁とは当接するようになっている。
【0022】そして、スロット6aないし6hにスロッ
ト絶縁部材7a、7bを配設した後、各凸極5aないし
5hに巻線を巻回するとともに巻線の端末を前記端子1
3に巻回し半田付けにより接続することによりコイル1
6aないし16hがステーター1に配設される。このよ
うにしてコイル16aないし16hを配設したステータ
ー1に、各コイル16aないし16hをリード線17に
接続するためのプリント配線基板20が取り付けられ
る。
【0023】そして、このプリント配線基板20は中央
部に図示しないローターを挿通する挿通孔20aが設け
られているとともに所定位置にプリント配線21が形成
されており、また、このプリント配線基板20には前記
スロット絶縁部材7aに設けた端子13が挿入される係
合部としての複数の接続孔23が形成されている。この
接続孔23は長孔状に形成され、前記端子13の係止部
13bが自由に挿脱できる大きさに形成されている。ま
た、前記接続孔23の長軸方向の端縁のうち前記端子1
3の係止部13b方向側の孔縁部23aは、前記係止部
13bの基部13cがこの孔縁部23aに圧接状態で位
置したときこの基部13cと係合するようになってお
り、この孔縁部23aは係合縁を構成している。
【0024】つぎに、スロット絶縁部材7aつまりステ
ーター1へのプリント配線基板20の取り付け方につい
て説明する。まず、ステーター1にその両端側からスロ
ット絶縁7aおよび7bを挿入して取り付けた後、凸極
絶縁部8のコイル収納溝8aに巻線を巻いてコイル16
aないし16hを配設し、巻線端末を端子13の接続部
13aに巻回して半田付けして接続する。ついで、プリ
ント配線基板20の接続孔23にスロット絶縁部材7a
に設けた端子13を挿通しつつプリント配線基板20の
図において下面を前記環状壁12の端縁および舌片15
の頂部に当接させ、ついで当接させた状態で前記下面を
環状壁12の端縁および舌片15の頂部に摺接させなが
らプリント配線基板20を図3において時計方向(矢印
方向)に、接続孔23の孔縁部23aに前記端子の係止
部13cが圧接状態となるまでつまり接続部13aが接
続孔23の端縁に当接するまで回動させる。
【0025】この状態においては図3および図4に示す
ように、プリント配線基板20はスロット絶縁部材7a
の舌片15の頂部および環状壁12の端縁と前記端子1
3の係止部13bの基部13cとで挾持され、基部13
cは前記接続孔23の孔縁部23aの上面にプリント配
線21を介して圧接状態で係合し、プリント配線基板2
0は端子13によって抜け止めされてスロット絶縁部材
7aつまりステーターに取り付けられることになる。
【0026】上記のようにして、コイル16aないし1
6hを配設したステーター1のスロット絶縁部材7aに
プリント配線基板20を取付た後に、上述した従来と同
様にプリント配線基板20のプリント配線21が設けら
れている面を半田槽内の溶融半田に浸漬して自動半田付
け処理を行うものである。そして、この自動半田付け処
理においては、プリント配線基板20は端子13の係止
部13bによって係止されているために、半田付け処理
工程中にプリント配線基板20が脱落することはなく、
また、端子13は熱により溶融することがないため従来
のようにプリント配線基板20を係止している係止部材
(取付突起114の頭部114a)が溶融半田の熱によ
り溶けてしまうことに起因するプリント配線基板20の
脱落を確実に防止できる。
【0027】また、プリント配線基板20をスロット絶
縁部材7aに取り付ける際には、前記端子13の係止部
13bに案内部13dが形成されているため、接続孔2
3の孔縁部23aに係止部13bを容易に係合させるこ
とができるものである。
【0028】つぎに、プリント配線基板20をスロット
絶縁部材7aに取り付けた状態を確実に維持するための
構成を図5に基づいて説明する。この構成は、図5に示
すように、スロット絶縁部材7aに形成された舌片15
の先端部に位置決部としての係止突起15aを形成する
とともに、この係止突起15aと係合する被位置決部と
しての係合孔23bをプリントは配線基板20に形成し
たものである。このように構成することにより、プリン
ト配線基板20の接続孔23に端子13を挿通し、つい
でプリント配線基板20の図において下面を前記環状壁
12の端縁と舌片15の係止突起15aに当接させつつ
接続孔23の孔縁部23aに前記端子の係止部13cが
圧接状態となる位置までつまり接続部13aが接続孔2
3の端縁に当接するまで回動すると、前記係止突起15
aが係合孔23bにプリント配線21を介して係合す
る。したがって、プリント配線基板20はステーター1
の軸方向への抜止は端子13の係止部13bによって、
また、周方向への回止は前記係合突起15aによってな
される。このため、プリント配線基板20は軸方向およ
び周方向への動きを確実に規制された状態に保持され、
半田付け処理中に接続孔23内で端子13が動くことが
なく半田付け処理が確実になされるものである。なお、
前記係合突起15aは必ずしも舌片15に設ける必要は
なく、舌片15とは別に環状壁12に設けてもよいもの
である。また、前記係合孔23bはプリント配線基板2
0を貫通する貫通孔としたが、これは貫通させることな
く単に凹状に形成するようにしてもよい。
【0029】なお、上記実施例では、接続孔23の形状
を長孔状に形成することとしたが、これは丸孔状として
もよく、また、例えばプリント配線基板20の外周側を
切り欠いた形状としてもよく要は前記端子13の係止部
13bが挿通できる形状であればその形状は任意の形状
とすることができるものである。また、上記実施例で端
子13の係止部13bの折り曲げ方向をステーター1の
軸心を中心とする周方向に沿わせる方向としたが、これ
に限定されるものではなく要は端子13の係止部13b
が接続孔23の孔縁部23aに係合するような方向であ
ればよく、例えば周方向と直交する方向に折り曲げるな
ど任意の方向とすることができる。しかし、実施例のよ
うに周方向に沿って折り曲げた場合は特に端子13が棒
状部材である場合は案内部13dの形成が容易であると
いう利点がある。なお、前記係止部13bを周方向と直
交する方向に折り曲げるようしたときは、接続孔23を
係合部13bが挿入する周方向と直交する方向の孔とこ
の孔に連続させて接続部13aが移動できる孔とにより
L字状に構成するようにすればよい。
【0030】また、上記実施例では、スロット絶縁部材
7aの当接部を環状壁12と舌片12との両者で構成す
るようにしたが、これはいずれか一方で構成するように
してもよい。
【0031】
【発明の効果】上記のように構成したこの発明は、一種
類のプリント配線基板で種々の線径の巻線を用いたコイ
ルに対応でき、また、プリント配線基板のプリント配線
とコイルとを自動半田付け処理により接続できるととも
に自動半田付け処理作業の際のステーターからのプリン
ト配線基板の脱落を防止できる。また、ステーターへの
プリント配線基板の取り付けは単に端子と係合部の位置
合わせのみでよくまたその位置合わせが容易であるた
め、取付作業を容易とすることができるという効果を奏
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のステッピングモーターのステ
ーターの一部断面をした平面図。
【図2】上記実施例のステーターの一部を断面した側面
図。
【図3】上記実施例のスロット絶縁部材とプリント配線
基板の関係を示す分解斜視図。
【図4】上記実施例のプリント配線基板とスロット髭絶
縁部材との取付状態を示す部分断面図(図1におけるX
−Xの断面図)。
【図5】上記実施例のプリント配線基板とスロット絶縁
部材との取付状態の他の実施例を示す部分断面図。
【図6】従来のステッピングモーターの側面図。
【図7】上記従来例のステーターの平面図。
【図8】上記従来例のステーターの一部を断面した側面
図。
【図9】上記従来例のプリント配線基板とスロット髭絶
縁部材の関係を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 ステーター 7a スロット絶縁部材 13 端子 13a 接続部 13b 係止部 15 舌片(当接部) 16a〜16b コイル 20 プリント配線基板 23 接続孔 23a 孔縁部(係合縁)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の凸極を有するステーターと、前記凸
    極間に形成されたスロットに配設されるとともにステー
    ターの端面より突出して形成された当接部を有するスロ
    ット絶縁部材と、このスロット絶縁部材に設けられ前記
    ステーターの端縁からステーターの軸方向に沿って突出
    させた接続部とこの接続部の先端部を折り曲げて形成し
    た係止部とを有する端子と、前記スロット絶縁部材を介
    在して前記凸極に配設されるとともに巻線端部を前記端
    子の接続部に接続されたコイルと、前記端子の係止部が
    挿通されるとともに前記係止部と係合する係合縁を有す
    る係合部が設けられ前記係合縁を前記係止部とスロット
    絶縁部材の当接部とによって挾持されるプリント配線基
    板と、前記ステーターの両端部に設けられるとともに軸
    受を有するブラケットと、この軸受に回動可能に軸支さ
    れたローターとを備えたことを特徴とするステッピング
    モーター。
  2. 【請求項2】前記端子の係止部をステーターの軸心を中
    心とする周方向に折り曲げるとともにその先端部を前記
    プリント配線基板の端面から次第に離間するように傾斜
    させことを特徴とする請求項1記載のステッピングモー
    ター。
  3. 【請求項3】前記プリント基板に被位置決部を形成する
    とともに前記プリント配線基板に前記係合縁が前記係止
    部とスロット絶縁部材の当接部とによって挾持されたと
    き前記被位置決部と係合する位置決部を設けたことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のステッピングモ
    ーター。
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