JPH0819276A - 誘導体 - Google Patents

誘導体

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JPH0819276A
JPH0819276A JP6150084A JP15008494A JPH0819276A JP H0819276 A JPH0819276 A JP H0819276A JP 6150084 A JP6150084 A JP 6150084A JP 15008494 A JP15008494 A JP 15008494A JP H0819276 A JPH0819276 A JP H0819276A
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JP
Japan
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resin molded
linear member
exchange resin
polymer actuator
electrodes
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JP6150084A
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English (en)
Inventor
Keisuke Oguro
黒 啓 介 小
Kinshi Azumi
積 欣 志 安
Shingo Sewa
和 信 吾 瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANEKA MEDICS KK
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
KANEKA MEDICS KK
Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手元側からの操作を容易かつ確実に先端部に
伝えて、先端部の誘導性能を向上させるとともに、小型
化、細径化が可能で、更には細管内を自由に移動できる
マイクロマシンとしても使用できるようにする。 【構成】 線状部材2の先端部に、例えばイオン交換樹
脂成形品4と電極5a,5bとを有し、この電極5a,
5bに電圧を印加することによって前記イオン交換樹脂
成形品4が変形するように構成した高分子アクチュエー
タ3を接合するとともに、前記高分子アクチュエータ3
と該アクチュエータの操作制御部7とを前記線状部材2
の長さ方向に沿って延びるリード線6a,6bで電気的
に接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば血管挿入用カテ
ーテルの内部に挿通させて、カテーテルを目的とする部
位に導くガイドワイヤ、或いは工業用設備や装置の検
査、補修またはビル内等に敷設された分岐管路での検
査、補修の際のガイド部材等に使用して最適な誘導体に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、前記血管挿入用カテーテルにあ
っては、これを細い末梢血管に挿入する場合もあり、こ
のような場合に対応させるため、非常に細く形成すると
ともに、この内部に誘導体としてのガイドワイヤを挿通
させて、このガイドワイヤでカテーテル自体の腰の弱さ
をカバーするとともに、このガイドワイヤを案内とし
て、カテーテルを目的部位に導くことが広く行われてい
る。
【0003】ここに、前記ガイドワイヤ(誘導体)を案
内としてカテーテルを血管内へ挿入する挿入作業は、手
元側の操作部で、ガイドワイヤを押し引いたり、回転ト
ルクを伝達することにより、ガイドワイヤの先端の位置
を手作業で操作しつつ、複雑に入り組んだり、或いは分
岐した細部にガイドワイヤを挿入し、このガイドワイヤ
を案内としてカテーテルを目的部位に導くことによって
行われていた。
【0004】一方、発電設備等のプラント、或いは航空
機エンジン等の機械システムの高度化、複雑化に伴い、
信頼性の向上及びメンテナンスの低減が大きな課題とな
っており、プラント内の配管系統や航空機のエンジン内
部等のように、著しく制約された空間内において、分解
することなく検査、補修等を行うことができる技術の開
発が強く求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のガイドワイヤを使用してこれをカテーテルの誘導
体とした場合、この手元側での押し引きや、回転トルク
の伝達による操作では、押し込み伝達力の不足や、回転
トルクの伝達力の不足により、ガイドワイヤの先端部の
操作性が著しく劣ってしまい、複雑に入り組んだり、或
いは分岐した細部の目的部位への挿入がかなり困難とな
って時間を要し、また操作者の熟練を必要とするといっ
た問題点があった。
【0006】なお、細管内を自由に移動できるマイクロ
マシンができれば、ビル内、屋内或いはマンホール内等
において、複雑に敷設された分岐管路での点検、補修作
業も容易になると考えられる。
【0007】本発明は上記に鑑み、手元側からの操作を
容易かつ確実に先端部に伝えて、先端部の誘導性能を向
上させるとともに、小型化、細径化が可能で、更には細
管内を自由に移動できるマイクロマシンとしても使用で
きるようにしたものを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る誘電体は、線状部材の先端部に、例え
ばイオン交換樹脂成形品と電極とを有し、この電極に電
圧を印加することによって前記イオン交換樹脂成形品が
変形するように構成した高分子アクチュエータを接合す
るとともに、前記高分子アクチュエータと該アクチュエ
ータの操作制御部とを前記線状部材の長さ方向に沿って
延びるリード線で電気的に接続したことを特徴とするも
のである。
【0009】ここに、前記線状部材及び高分子アクチュ
エータの外径は、例えば5mm以下であることが好まし
く、1mm以下であることが更に好ましい。
【0010】
【作用】上記のように構成した本発明によれば、高分子
アクチュエータを、例えばイオン交換樹脂成形品と電極
とで構成することによって、この小型化・細径化を図る
とともに、操作制御部を手元側に配置しておき、この操
作制御部の操作により、線状部材の先端部に接合した高
分子アクチュエータを任意かつ積極的に変形させて誘導
体としての誘導性能を向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1及び図2は、カテーテルのガイドワイヤとし
て使用して最適な第1の実施例を示すもので、この実施
例において、誘導体としてのガイドワイヤ1は、細長
い、例えば合成樹脂やステンレス製のチューブからなる
線状部材2と、この線状部材2の先端に接合した高分子
アクチュエータ3とから主に構成されている。
【0012】前記高分子アクチュエータ3は、やや細長
い矩形平板状のイオン交換樹脂成形品4の両面に、一対
の電極5a,5bを接合して構成され、この一対の電極
5a,5bに電圧を印加することにより、イオン交換樹
脂成形品4が2方向に湾曲変形(屈曲)するようになっ
ている。
【0013】そして、この各電極5a,5bには、一対
のリード線6a,6bの一端がそれぞれ電気的に接続さ
れているとともに、この各リード線6a,6bは、線状
部材2の内部に位置して該線状部材2の全長に亘って延
び、各リード線6a,6bの他端は、操作制御部7に接
続されている。
【0014】この操作制御部7には、切換え操作可能な
操作レバー8が備えられ、この操作レバー8の操作に伴
って、前記操作制御部7の内部に内蔵された2極双投ス
イッチ9を介して、電源10から前記一対のリード線6
a,6bに流れる電流の電極が切り替えられるようにな
っている。
【0015】即ち、図2において、2極双投スイッチ9
が実線で示す位置にある時には、一方のリード線6aが
+の電極に、他方のリード線6bが−の電極にそれぞれ
接続され、2極双投スイッチ9が操作制御部7の操作レ
バー8の操作に伴って、中立位置から二点鎖線で示すよ
うに切り替えられると、今度は逆に、一方のリード線6
aが−の電極に、他方のリード線6bに+の電極にそれ
ぞれ接続されるようになっている。
【0016】次に、前記高分子アクチュエータ3につい
て説明すると、このアクチュエータ3は、小型化が容易
で、応答性も速く、小電力で作動するアクチュエータ素
子として開発されたものである(特開平4−27507
8号公報参照)。
【0017】即ち、この高分子アクチュエータ3のイオ
ン交換樹脂成形品4としては、陽イオン交換樹脂膜、陰
イオン交換樹脂膜のいずれも使用することができ、例え
ば陽イオン交換樹脂膜としては、ポリスチレンスルホン
酸膜や、スルホン基やカルボキシル基を持つフッ素樹脂
系イオン交換樹脂膜を挙げることができる。
【0018】また、イオン交換樹脂成形品4の両面に接
合する電極5a,5bとしては、白金、イリジウム、パ
ラジウム、ルテニウム等の貴金属が好ましいが、その他
導電性高分子や黒鉛等の導電性と耐蝕性とを併せ持つ物
質も利用できる。
【0019】電極5a,5bのイオン交換樹脂成形品4
への接合には、化学メッキ、電気メッキ、真空蒸着、ス
パッタリング、塗布、圧着、溶着等の電極材料を高分子
膜に付着させる既知の方法を使用することができる。ま
た、リード線6a,6bの電極5a,5bへの接続は、
導電性接着剤、金属溶接、嵌め込み、カシメ、接着剤等
の一般的な方法によって行うことができる。
【0020】リード線6a,6bの材質としては、銅、
鉄、アルミニウム等の一般的な導電性の材料が利用で
き、必要な場合には、メッキまたは絶縁被覆を施すこと
ができる。更に、前記リード線6a,6bを線状部材2
の外側に配置したり、線状部材2の内周面または外周面
に導電性インクを印刷して、これをリード線として使用
することもできる。
【0021】ここに、この実施例においては、イオン交
換樹脂成形品4として、膜厚100μm、幅300μ
m、長さ14mmのフッ素樹脂系イオン交換膜 Nafion
(登録商標,ディポン社製)を使用し、この両面に3m
m/cm2づつの白金を化学メッキして、この白金を電
極5a,5bとした高分子アクチュエータ3を構成する
とともに、電源10として、3Vの直流電源を使用して
いる。
【0022】この高分子アクチュエータ3の作動原理
は、必ずしも明確ではないが、イオン交換樹脂成形品4
の表裏に電位差がかかることで、イオン交換樹脂成形品
4中の正イオンが陰極側に移動し、このイオンに伴われ
て水分子がイオン交換樹脂成形品4で移動するため、陽
極側と陰極側で水分量に差ができ、含水率が高まれば膨
潤し、含水率が低下すれば収縮することによって、イオ
ン交換樹脂成形品4が湾曲すると考えられる。
【0023】即ち、操作制御部7の操作レバー8の操作
により、2極双投スイッチ9を介して、図2に実線で示
すように、一方のリード線6aを電源10の+側に、他
方のリード線6bを同じく−側に同時に接続すれば、こ
のリード線6aに接続された電極5aは陽極に、他方の
リード線6bに接続された電極5bは陰極になり、この
結果、イオン交換樹脂成形品4は、図面に実線で示す直
線状の中立位置から、同図点線で示すように上方に湾曲
する。
【0024】そして、操作制御部7における操作レバー
8を操作して、同図二点鎖線で示すように、一方のリー
ド線6aを電源10の−側に、他方のリード線6bを同
じく+側に同時に接続すれば、このリード線6aに接続
された電極5aは陰極に、他方のリード線6bに接続さ
れた電極5bは陽極になり、この結果、イオン交換樹脂
成形品4は、図面二点鎖線に示すように下方に湾曲する
ことになる。
【0025】このようにして、操作制御部7を手元側に
置いておき、この操作制御部7の操作レバー8の操作に
より、線状部材2の先端部に接合した高分子アクチュエ
ータ3を任意かつ積極的に変形させて、ガイドワイヤ1
としての誘導性能を向上させることができる。
【0026】なお、上記実施例において、線状部材2の
外径は、カテーテルの内径との関係で、5mm以下が好
ましく、1mm以下が更に好ましい。また、電極5a,
5bに印加する電圧は、例えば10V以下であり、電極
の材質の種類によりガスが発生する場合には、2V程度
が好ましい。
【0027】上記実施例において、カテーテル(図示せ
ず)の血管内への挿入作業は、先端の高分子アクチュエ
ータ3を露出させた状態で、カテーテルの内部に誘導体
としてのガイドワイヤ1を挿通させておき、高分子アク
チュエータ3を操作制御部7の操作により任意に変形さ
せつつ、複雑に入り組んだり、或いは分岐した細部にガ
イドワイヤ1を挿入し、このガイドワイヤ1を案内とし
てカテーテルを目的部位に導くことによって行われる。
【0028】図3は、第2の実施例を示すもので、この
実施例の前記第1の実施例と異なる点は、以下の通りで
ある。即ち、このガイドワイヤ(誘導体)11におい
て、線状部材12として、ステンレスコイル12aとス
テンレスチューブ12bとからなる複合チューブを使用
するとともに、このステンレスコイル12aとステンレ
スチューブ12bとを一方のリード線16aとして使用
し、更に他方のリード線16bを、例えば絶縁被覆され
た30μmの鉄製の撚り線により構成し、このリード線
16bを線状部材12の内部に挿通させている。
【0029】そして、前記ステンレスコイル12aとス
テンレスチューブ12b(リード線16a)とを、その
先端において、イオン交換樹脂成形品4の基部に圧着し
て、このイオン交換樹脂成形品4の一方の面に形成した
電極5aと電気的に接続させ、一方、前記リード線16
bとイオン交換樹脂成形品4の他方の面に形成した電極
5bとを錫半田40等により電気的に接続させる。
【0030】更に、エポキシ系接着剤41によって、前
記線状部材12をイオン交換樹脂成形品4に接合させる
とともに、このエポキシ系接着剤51を介して、前記リ
ード線16bと電極5bとの錫半田部を絶縁被覆して、
リード線16a,16bとが互いに短絡してしまうこと
を防止する。
【0031】そして、前記ステンレスコイル12aをそ
の基端部側でステンレスチューブ12bの内側に押し込
んで、エポキシ系接着剤で接着固定するとともに、ステ
ンレスチューブ12b(リード線16a)の基端部に電
気的に接続されたリード線16cを延ばして、このリー
ド線16cと前記リード線16bとを2極双投スイッチ
内蔵し操作レバー18を備えた制御操作部17に接続
し、更にこの制御操作部17を電源部20に接続したも
のである。
【0032】これによって、前記制御操作部17の操作
レバー18を操作することにより、前記第1の実施例と
同様に、イオン交換樹脂成形品4を2方向に任意かつ積
極的に湾曲させることができるように構成されている。
【0033】この実施例の場合、線状部材12を構成す
るステンレスコイル12aとステンレスチューブ12b
とを一方のリード線として使用することにより、線状部
材に沿って延びるリード線を1本で済ますことができ
る。
【0034】なお、この第2の実施例では、電源部20
を操作制御部17と別体に構成しているが、前記第1の
実施例のように、電源部を制御操作部内に内蔵させても
良いことは勿論である。
【0035】図4は、第3の実施例を示すもので、この
実施例におけるガイドワイヤ(誘導体)21は、前記第
2の実施例における複合チューブからなる線状部材12
の先端に、角柱状の高分子アクチュエータ23を接合し
たものである。
【0036】即ち、前記高分子アクチュエータ23は、
例えば300μm角で長さ14mmの正四角柱状のイオ
ン交換樹脂成形品24と、このイオン交換樹脂成形品2
4の4側面に互いに電気的に絶縁されて形成された2対
(4個)の電極25a,25b、35a,35bとから
主に構成され、この各電極25a,25b、35a、3
5bに、例えば絶縁被覆された30μmの鉄線からなる
リード線26a,26b、36a,36bの一端をそれ
ぞれ錫半田等を介して電気的に接続し、イオン交換樹脂
成形品24を挟んで互いに対向する電極25a,25
b、35a,35bに電圧を印加することにより、4方
向に湾曲するようにしたものである。
【0037】この実施例において、前記各電極25a,
25b、35a,35bは、イオン交換樹脂成形品24
の両端面を除く4側面に白金メッキ等を一様に施した
後、この長さ方向に沿った4隅部に位置する白金メッキ
を除去することによって形成されている。
【0038】この実施例は、イオン交換樹脂成形品24
を挟んで互いに対向した2対の電極25a,25b、3
5a,35bを備え、前記各実施例と同様に、これらの
電極25a,25b、35a,35bに電圧を印加する
ことによって、4方向に任意に湾曲させることができ、
しかもこの湾曲の方向を組み合わせることにより、回転
できるようになっている。
【0039】なお、3個の電極を備えることによっても
回転するように構成することができるが、4個(2対)
の電極を設けた方が、この回転をよりスムーズに行わせ
ることができる。
【0040】この実施例の場合、前記各リード線26
a,26b、36a,36bは、線状部材12の内部に
位置してこの長さ方法に沿って延び、例えば図3に示す
操作制御部17に達しているのであるが、この各リード
線26a,26b、36a,36bを、線状部材12の
外側に配置したり、下記の第4の実施例のように、線状
部材を二重チューブで構成して、この接合界面に配置し
ても良い。
【0041】図5乃至図7は、第4の実施例を示すもの
で、この実施例におけるガイドワイヤ(誘導体)31
は、内管32aと外管32bとからなる二重チューブを
線状部材32として使用し、この線状部材32の先端に
円筒状の高分子アクチュエータ33を接合したものであ
る。
【0042】即ち、前記高分子アクチュエータ33は、
例えば内径600μm、外径800μmで長さ15mm
の円筒状のイオン交換樹脂成形品34と、このイオン交
換樹脂成形品34の内周面及び外周面の互いに対向する
位置に形成した4対(8個)の電極45a,45b、5
5a,55b、65a,65b及び75a,75bとか
ら主に構成され、この各電極45a,45b、55a,
55b、65a,65b及び75a,75bに、例えば
絶縁被覆された30μmの鉄線からなるリード線46
a,46b、56a,56b、66a,66b及び76
a,76bの一端をそれぞれ錫半田等を介して電気的に
接続し、イオン交換樹脂成形品34を挟んで互いに対向
する電極45a,45b、55a,55b、65a,6
5b及び75a,75bに電圧を印加することにより、
4方向に湾曲するようにしたものである。
【0043】この場合、湾曲する方向が互いに打ち消し
合わないようにするため、互いに対面する側に位置する
電極、即ち電極45a,45bと電極65a,65b、
電極55a,55bと電極75a,75bとに動く方向
が同じであるように電圧を印可する必要がある。
【0044】また、電極45a,45b、55a,55
b、65a,65b及び75a,75bは、イオン交換
樹脂成形品34の外周面及び内周面に白金メッキを一様
に施した後、この外周面及び内周面の長さ方向に沿った
互いに対向する4箇所に、白金メッキ除去部を設けるこ
とによって形成されている。
【0045】そして、この実施例の場合、合計8本のリ
ード線46a,46b、56a,56b、66a,66
b及び76a,76bが線状部材32に沿って走るよう
になるため、図7に示すように、このリード線46a,
46b、56a,56b、66a,66b及び76a,
76bを内管32aと外管32bの接合界面に配置し、
これによって、これらのリード線46a,46b、56
a,56b、66a,66b及び76a,76bが邪魔
とならないようになっている。
【0046】この場合、例えば外管32bを熱収縮性樹
脂として二重チューブを構成することにより、内管32
aと外管32bとの間に配置したリード線46a,46
b、56a,56b、66a,66b及び76a,76
bを移動不能に挟持保持することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明は上記のような構成であるので、
線状部材の先端部に接合した高分子アクチュエータを、
この操作制御部による操作によって、任意かつ積極的に
湾曲させてこの誘導性能を向上させ、これによって、例
えばカテーテルのガイドワイヤとして使用した場合に、
カテーテルの目的部位への挿入を熟練を要することな
く、迅速かつ容易に行うことができる。
【0048】しかも、高分子アクチュエータを、例えば
イオン交換樹脂成形品と電極とで構成することによっ
て、この小型化・細径化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す概要図。
【図2】同じく、図1の要部を拡大して示す模式図。
【図3】第2の実施例を示す概要図。
【図4】第3の実施例を示す要部拡大斜視図。
【図5】第4の実施例を示す要部拡大斜視図。
【図6】同じく、図5のA−A線拡大断面図。
【図7】同じく、図5のB−B線拡大断面図。
【符号の説明】
1,11,21,31 ガイドワイヤ(誘導体) 2,12,32 線状部材 3,23,33 高分子アクチュエータ 4,24,34 イオン交換樹脂成形品 5a,5b,25a,25b,35a,35b,45
a,45b,55a,55b,65a,65b,75
a,75b 電極 6a,6b,26a,26b,36a,36b,46
a,46b,56a,56b,66a,66b,76
a,76b リード線 7,17 制御操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安 積 欣 志 大阪府池田市緑丘1丁目8番31号 工業技 術院大阪工業技術研究所内 (72)発明者 瀬 和 信 吾 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口2806−4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線状部材の先端部に、電位差で変形する高
    分子アクチュエータを接合するとともに、前記高分子ア
    クチュエータと該アクチュエータの操作制御部とを前記
    線状部材の長さ方向に沿って延びるリード線で電気的に
    接続したことを特徴とする誘導体。
  2. 【請求項2】前記高分子アクチュエータを、イオン交換
    樹脂成形品と電極とを有し、この電極に電圧を印加する
    ことによって前記イオン交換樹脂成形品が変形するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の誘導体。
  3. 【請求項3】前記線状部材及び高分子アクチュエータの
    外径を、5mm以下、好ましくは1mm以下にしたこと
    を特徴とする請求項1記載の誘電体。
JP6150084A 1994-06-30 1994-06-30 誘導体 Pending JPH0819276A (ja)

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Cited By (8)

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JPH1193827A (ja) * 1997-09-18 1999-04-06 Toshiba Corp 機能素子およびアクチュエータ
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