JPH0819269A - サーボ制御装置のパワートランジスタオンディレイ補償法 - Google Patents

サーボ制御装置のパワートランジスタオンディレイ補償法

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Publication number
JPH0819269A
JPH0819269A JP6143465A JP14346594A JPH0819269A JP H0819269 A JPH0819269 A JP H0819269A JP 6143465 A JP6143465 A JP 6143465A JP 14346594 A JP14346594 A JP 14346594A JP H0819269 A JPH0819269 A JP H0819269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
phase
delay
power
current command
Prior art date
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Pending
Application number
JP6143465A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sato
一男 佐藤
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボ制御装置のパワートランジスタのオン
ディレイのバラツキを補償する。 【構成】 電源ライン間に一対のパワートランジスタを
相数組接続し、各パワートランジスタをオンオフして駆
動するサーボ制御装置のパワートランジスタのオンディ
レイ補償法において、ある相の一対のパワートランジス
タのベースに印加する電流指令値を次第に増加させてい
き、その相の負荷電流が流れ始めたときの電流指令値を
求めて記憶しておき、これを各相について行い、求めら
れた各電流指令値をそれぞれのトランジスタのオンディ
レイ補償値として実際の駆動時に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワートランジスタの
オンディレイ補償を行うサーボ制御装置のパワートラン
ジスタオンディレイ補償法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、3相でACモータを駆動するた
めのサーボ制御装置では、6個のパワートランジスタを
組み合わせて3相の電流を巻線に流している。これらの
パワートランジスタは、巻線に2π/3の位相角(電気
角)で電流が流れるように交互にドライブする必要があ
るが、各々のトランジスタには短絡を防止するために、
オンディレイという時間遅れを設け、また遅れるため、
これを補償して使用されている。
【0003】従来のパワートランジスタのオンディレイ
補償は、図4に示すように、各相の電流指令の方向に、
ある一定の補償分を各相に加えていた。ところが、この
ような補償方法では、実際の各トランジスタのオンディ
レイにはバラツキがあるので、ある一定の補償では、補
償不足になったり、過補償になり、電流が流れないため
に振動的になるという問題があった。特開平3−135
389号公報には、オンディレイ補償を電流指令信号の
大きさと極性により行うことが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平3−135389号公報に記載された方法では、各
トランジスタのオンディレイのバラツキを補償できない
ので、補償不足になったり過補償になるという問題があ
った。そこで本発明は、オンディレイ補償を各トランジ
スタごとに行い、各トランジスタのバラツキを補償する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のサーボ制御装置のパワートランジスタオン
ディレイ補償法は、電源ライン間に一対のパワートラン
ジスタを相数組接続し、各パワートランジスタを所定の
位相でオンオフして駆動するサーボ制御装置のパワート
ランジスタのオンディレイ補償法において、ある相の一
対のパワートランジスタのベースに印加する電流指令値
を次第に増加させていき、その相の負荷電流が流れ始め
たときの電流指令値を求めて記憶しておき、これを各相
について行い、求められた各電流指令値をそれぞれのト
ランジスタのオンディレイ補償値として実際の駆動時に
用いることを特徴とする。他の補償法として、ある相の
一対のパワートランジスタの一方を点弧し続け、他方の
点弧時間を伸ばしていき、電流が流れ出す時間を求め、
これを各相について行い、求められた各時間に対応する
各電流指令値を用いることもできる。
【0006】
【作用】上記手段により、各トランジスタに合わせて補
償を行うので、補償不足でトルクが出なかったり、過補
償で振動的になるのを防ぐことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を図1に示して
説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す回路
図、図2は動作を示すフローチャートである。図1にお
いて、1はダイオードブリッジ、2はメインコンデン
サ、3はパワートランジスタ、4はマイクロコンピュー
タ、5はベースドライブ回路、6は電流検出器である。
【0008】以上のように構成されたオンディレイ補償
回路の動作を図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップ10にてメイン電源を投入し、PN間に
直流電圧を充電する。次にステップ20では、U相に正
の電流指令、V相に負の電流指令を加え、電流指令を大
きくしていき、電流検出器6にて、流れ出す電流指令を
求め、マイクロコンピュータ4内のメモリに記憶する。
この時の電流指令のU相をiuo、V相をiv1とする。ス
テップ30では、ステップ20と同様にしてV相に正の
電流指令、W相に負の電流指令を加え、流れ出す電流指
令iV0、iw1を求める。ステップ40もステップ20,
30と同様に流れ出す電流指令iw0、iu1を求める。ス
テップ50では、各トランジスタのオンディレイ補償値
u0、iu1、iv0、iv1、iw0、iw1を設定する。iu0
はU相の上側のトランジスタ、iu1はU相の下側のトラ
ンジスタのオンディレイ補償値である。例えばU相に正
の電流指令、V,W相に負の電流の場合は、U,V,W
相にはiu0、iv1、iw1を電流指令に加えて、オンディ
レイ補償を行う。このようにして各トランジスタのオン
ディレイを観測して設定する。
【0009】また電流指令の代わりにパワートランジス
タをある一定期間点弧して、この点弧時間を伸ばしてい
き、電流が流れ始める点弧時間を求めて、これを補償値
として設定してもよい。図3はその例を示すフローチャ
ートである。これは、導通のペアとなる各相の上下のト
ランジスタのうち、一方を点弧し続け、他方の点弧時間
を伸ばして、電流が流れ始める点弧時間tu0、tv1、t
v0、tw1、tw0、tu1を求め、これらの値から、次式に
基づいてオンディレイ補償分電流指令値を設定する。 i=isat ×f×(点弧時間) 但し、isat :飽和電流指令値 f:トランジスタスイッチング周波数〔Hz〕 i:オンディレイ補償分電流指令値
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、各
トランジスタごとに補償値を求め、補償するので、各ト
ランジスタのパラツキ等も吸収でき、確実に補償するこ
とができる。また、電流投入時等に補償値を求めるよう
にすれば、経年変化による補償値のずれも抑えることが
できる。これにより、補償不足による電流不足や過補償
による電流過大等を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体的実施例を示す回路図である。
【図2】 本発明におけるオンディレイ補償回路の動作
を示すフローチャートである。
【図3】 本発明におけるオンディレイ補償の他の方法
を示すフローチャートである。
【図4】 オンディレイ補償の従来例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 ダイオードブリッジ、2 メインコンデンサ、3
パワートランジスタ、4マイクロコンピュータ、5 ベ
ースドライブ回路、6 電流検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源ライン間に一対のパワートランジス
    タを相数組接続し、各パワートランジスタをオンオフし
    て駆動するサーボ制御装置のパワートランジスタのオン
    ディレイ補償法において、ある相の一対のパワートラン
    ジスタのベースに印加する電流指令値を次第に増加させ
    ていき、その相の負荷電流が流れ始めたときの電流指令
    値を求めて記憶しておき、これを各相について行い、求
    められた各電流指令値をそれぞれのトランジスタのオン
    ディレイ補償値として実際の駆動時に用いることを特徴
    とする、サーボ制御装置のパワートランジスタオンディ
    レイ補償法。
  2. 【請求項2】 電源ライン間に一対のパワートランジス
    タを相数組接続し、各パワートランジスタをオンオフし
    て駆動するサーボ制御装置のパワートランジスタのオン
    ディレイ補償法において、ある相の一対のパワートラン
    ジスタの一方を点弧し続け、他方の点弧時間を伸ばして
    いき、電流が流れ出す時間を求め、これを各相について
    行い、求められた各時間に対応する電流指令値をそれぞ
    れのトランジスタのオンディレイ補償値として実際の駆
    動時に用いることを特徴とする、サーボ制御装置のパワ
    ートランジスタオンディレイ補償法。
JP6143465A 1994-06-24 1994-06-24 サーボ制御装置のパワートランジスタオンディレイ補償法 Pending JPH0819269A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005018080A1 (ja) * 2003-08-18 2005-02-24 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki 電圧形インバータの制御方法

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