JPH08187444A - 真空駆動方式のディスポーザ - Google Patents

真空駆動方式のディスポーザ

Info

Publication number
JPH08187444A
JPH08187444A JP3130495A JP3130495A JPH08187444A JP H08187444 A JPH08187444 A JP H08187444A JP 3130495 A JP3130495 A JP 3130495A JP 3130495 A JP3130495 A JP 3130495A JP H08187444 A JPH08187444 A JP H08187444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
disposer
crushing mechanism
garbage
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3130495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3289172B2 (ja
Inventor
Junichi Yamanaka
潤一 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP3130495A priority Critical patent/JP3289172B2/ja
Publication of JPH08187444A publication Critical patent/JPH08187444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3289172B2 publication Critical patent/JP3289172B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】真空下水配管の真空を利用して破砕機構部を駆
動させることができるようにした真空駆動方式のディス
ポーザを提供する。 【構成】キッチンシンクに接続された厨芥の投入口と、
真空式屋内排水システムの真空下水配管に接続された排
出口と、前記投入口と排出口との間にあり、真空の力で
駆動する破砕機構部と、投入口と排出口とを遮断する真
空弁と、この真空弁を制御する制御機構とで真空駆動方
式のディスポーザを構成する。前記破砕機構部は、厨芥
の螺旋状通路と、該螺旋状通路内に設けられた固定刃と
で構成することができる。また破砕機構部は、真空吸引
により回転する回転刃により構成することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空下水配管の真空を
利用してディスポーザの破砕機構部を駆動させるように
した真空駆動方式のディスポーザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、下水管内を真空にし、圧力差
を用いて汚水を収集する画期的な真空排水システムが開
発されている。この真空排水システムは、重力を利用し
た自然流下方式でないため、排水勾配が不要であり、し
かも下水管を深く埋設する必要がなく、工事を最小限に
することが可能で、細い路地や曲がりくねった路地等の
掘削工事の難しい地域にも応対可能である等の多くの利
点を有している。
【0003】このように優れた真空排水システムを利用
するものとして、キッチンにおいて発生する厨芥をディ
スポーザで処理してこれを真空下水配管を通じて真空搬
送する技術が、実開平4−30046号等で出願済みで
ある。
【0004】この先願技術は図3に示す通りである。キ
ッチンシンク1には、ディスポーザ2への厨芥の投入口
3と、通常の生活排水を行うための排水口4とが設けら
れている。排水口4は、配管5を通じて汚水ます槽6へ
連通接続されている。そして、汚水ます槽6には、真空
下水配管7が配設されており、その途中に真空弁8が取
り付けられている。
【0005】厨芥の投入口3にはディスポーザ2が取り
付けられており、モーター駆動方式によるカッター9で
破砕された厨芥の排出口10は真空弁8と汚水ます槽6
との間の真空下水配管7へ連通接続されている。また汚
水ます槽6には、水位を検知して真空弁8を開動作させ
るコントローラ11と、ディスポーザ2を駆動させたと
きに、真空弁8を開動作させるコントローラ12とが設
けられている。
【0006】これらのコントローラ11及び12は、真
空弁8の下流側の真空下水配管7に連通接続された真空
導管13と、真空弁8の圧力室へ連通接続された信号管
14との連通をコントロールすることで、真空弁8に真
空下水配管7の負圧を作用させ、真空弁8を開動作させ
るものである。負圧の作用が遮断されると、真空弁8は
復帰スプリングによって自動的に閉動作するようになっ
ている。
【0007】ところで、前記従来の先願技術は、食器を
洗浄する等の台所作業において、通常の生活排水のみが
行われている場合は、排水口3から配管5を通じて汚水
ます槽6へ生活排水が貯溜される。そして、所定量を越
えるとこれを水位検知部を備えたコントローラ11が真
空導管13と信号管14とを連通させるようになり、真
空弁8に負圧を作用させ、これを開動作させる。
【0008】そのため、汚水ます槽6内の汚水は、真空
下水配管7を通じて汚水処理場等へ真空搬送される。そ
して、汚水ます槽6内の汚水が所定量以下になると、コ
ントローラ11は真空導管13と信号管14との連通を
遮断し、真空弁8を復帰スプリングによって自動的に閉
動作させている。
【0009】またキッチンシンク1の投入口3から厨芥
を投入し、ディスポーザ2のモーターMを駆動させる
と、カッター9が回転すると同時に、コントローラ12
が真空導管13と信号管14とを連通させて真空弁8を
開動作させるようになる。そのため、ディスポーザ2の
カッター9で破砕された厨芥が、排出口10から真空下
水配管7を通じて汚水処理場等へ真空搬送されるように
なる。
【0010】厨芥の処理が完了し、ディスポーザ2をO
FF動作させた場合は、コントローラ12が真空導管1
3と信号管14との連通を遮断するようになり、真空弁
8は閉状態へ自動復帰する。このように、従来の先願技
術は、通常の生活排水と厨芥とを別々に収集して共通の
真空下水配管7を通じて汚水処理場等へ真空搬送してい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
ディスポーザ2は、モーターMでカッター9を回転駆動
させており、モーターMを駆動させるための電気エネル
ギーが必要である。またそのための配線工事が必要であ
り、感電の虞れもある。更には、モーターの駆動に伴う
騒音が発生するという問題がある。更にまた、モーター
M及び回転駆動部の維持管理も面倒である等の欠点があ
った。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、真空下水配
管の真空を利用して破砕機構部を駆動させることができ
るようにした真空駆動方式のディスポーザを提供せんと
するものである。
【0013】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、キッチンシンクに接続さ
れた厨芥の投入口と、真空式屋内排水システムの真空下
水配管に接続された排出口と、前記投入口と排出口との
間にあり、真空の力で駆動する破砕機構部と、投入口と
排出口とを遮断する真空弁と、この真空弁を制御する制
御機構とからなることを特徴とする真空駆動方式のディ
スポーザである。
【0014】また本発明が採用した請求項2の手段は、
破砕機構部が厨芥の螺旋状通路と、該螺旋状通路内に設
けられた固定刃とからなることを特徴とする前記請求項
1に記載の真空駆動方式のディスポーザである。
【0015】更に本発明が採用した請求項3の手段は、
破砕機構部が真空吸引により回転する回転刃により構成
されていることを特徴とする前記請求項1に記載の真空
駆動方式のディスポーザである。
【0016】
【作用】本発明のディスポーザは、厨芥の投入口と、真
空下水配管へ連通接続される排出口とを有している。投
入口と排出口との間には、真空の力で駆動する破砕機構
部と、真空弁とが配設されている。破砕機構部は、螺旋
状の通路内に固定刃が設けられた方式と、回転刃が設け
られた方式とがある。
【0017】固定刃方式の場合は、真空弁を開動作させ
ると、真空下水配管内の真空圧がディスポーザの投入口
へ作用し、投入された厨芥は螺旋状の通路内を真空圧に
より吸引され搬送される。螺旋状の通路内には、固定刃
が敷設されており、厨芥は前記通路を通過する間に破砕
される。そして、排出口から真空下水配管へ吸引され、
真空下水配管によって汚水処理場へ搬送される。
【0018】一方、破砕機構部が回転刃である場合に
は、真空弁を開動作させてディスポーザ内へ真空圧を作
用させると、前記回転刃が真空圧により回転し、投入さ
れた厨芥を破砕する。破砕された厨芥は、排出口から真
空下水配管へ吸引され、更に汚水処理場へ真空搬送され
る。このように本発明にあっては、真空下水配管の真空
の力を利用してディスポーザの破砕機構部を駆動させて
おり、電気等のエネルギーを必要とするものではない。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の構成を図面に示す実施例に
基づいて説明すると次の通りである。なお、従来の場合
と同一符号は同一部材である。図1は本発明の第1の実
施例に係るディスポーザ15の概略を示す部分縦断面図
である。同図に示す如く、キッチンシンク1に取り付け
られたディスポーザ本体16は、キッチンシンク1側に
厨芥の投入口3が設けられており、他端側に厨芥を破砕
した屑の排出口17が設けられている。
【0020】排出口17は、真空下水配管7へ連通接続
されている。またディスポーザ本体16内には、厨芥を
搬送する螺旋状の通路18が形成されている。この螺旋
状通路18の途中には図示しない固定刃が所定間隔ごと
に配置される等して固定されている。そして、螺旋状通
路18の終端側には、ソレノイド式の真空弁20が取り
付けられている。21は、真空弁20をON,OFF制
御するスイッチが設けられた制御機構部である。
【0021】このように構成されたディスポーザ15に
あって、投入口3からディスポーザ本体16内へ厨芥を
投入し、制御機構部21のスイッチを操作して真空弁2
0を開動作させると、投入口3に真空下水配管7の真空
圧が作用する。この真空圧は通常−3m〜−5mAqで
ある。投入された厨芥は、前記真空圧により螺旋状の通
路18を真空吸引されて搬送され、その途中において、
固定刃19と接触して細かく破砕される。
【0022】この破砕がどの程度のものであるかは、市
販されている紙オムツや女性の生理用品が、何等破砕機
構部が設けられていない真空下水配管7を通過するだけ
でズタズタに破砕されている現状からも予測がつく通り
であり、これに破砕機構部を形成することで、細かく破
砕することが可能である。破砕された厨芥屑は、真空下
水配管7を通じて汚水処理場へ真空搬送され、所定の汚
水処理がなされる。
【0023】次に、図2に示す本発明の第2の実施例の
ディスポーザ22について説明する。この実施例は、第
1の実施例の螺旋状の通路18及び該通路18に設けた
固定刃に代えて、ディスポーザ本体16内に真空圧によ
って回転する回転刃23を装着したものである。その他
の構成は前記第1の実施例の場合と同じである。
【0024】この第2の実施例では、真空弁20を開動
作させると、真空圧によって回転刃23が回転を始める
ようになり、ディスポーザ本体16内へ投入された厨芥
を細かく破砕する。破砕された厨芥の屑は、真空下水配
管7を通じて汚水処理場へ真空搬送され、所定の汚水処
理がなされる。
【0025】ところで、本発明は上述した実施例に限定
されるものではなく、適宜の変更が可能である。例え
ば、制御機構部21及び真空弁20は電気的に接続され
たソレノイド式のものを用いたが図3に示す従来例のよ
うに真空圧により作動するダイヤフラム式のものであっ
てもよく、また手動で直接作動するロッド式や歯車式で
あってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
ディスポーザ本体内に破砕機構部と真空弁とを設けたか
ら、真空弁を開動作させてディスポーザ内へ真空圧を作
用させると、破砕機構部が真空圧により作動し、投入さ
れた厨芥を破砕する。破砕された厨芥は、排出口から真
空下水配管へ吸引され、更に汚水処理場へ真空搬送され
る。つまり、本発明にあっては、真空下水配管の真空の
力を利用してディスポーザの破砕機構部を駆動させるこ
とができ、電気等のエネルギーを必要とするものではな
い。
【0027】そのため、配線工事が不要であり、感電の
虞れもない。また真空圧を破砕機構部の駆動源としてい
るため、モーターの駆動に伴う騒音の発生もなく、面倒
なモーター及び回転駆動部の維持管理も不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るディスポーザを示
す概略縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係るディスポーザを示
す概略縦断面図である。
【図3】従来のディスポーザを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…キッチンシンク 3…投入口 7…真空下水配管 15…ディスポー
ザ 16…ディスポーザ本体 17…排出口 18…螺旋状の通路 20…真空弁 21…制御機構部 22…ディスポー
ザ 23…回転刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キッチンシンクに接続された厨芥の投入口
    と、真空式屋内排水システムの真空下水配管に接続され
    た排出口と、前記投入口と排出口との間にあり、真空の
    力で駆動する破砕機構部と、投入口と排出口とを遮断す
    る真空弁と、この真空弁を制御する制御機構とからなる
    ことを特徴とする真空駆動方式のディスポーザ。
  2. 【請求項2】破砕機構部が厨芥の螺旋状通路と、該螺旋
    状通路内に設けられた固定刃とからなることを特徴とす
    る前記請求項1に記載の真空駆動方式のディスポーザ。
  3. 【請求項3】破砕機構部が真空吸引により回転する回転
    刃により構成されていることを特徴とする前記請求項1
    に記載の真空駆動方式のディスポーザ。
JP3130495A 1995-01-09 1995-01-09 真空駆動方式のディスポーザ Expired - Fee Related JP3289172B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3130495A JP3289172B2 (ja) 1995-01-09 1995-01-09 真空駆動方式のディスポーザ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3130495A JP3289172B2 (ja) 1995-01-09 1995-01-09 真空駆動方式のディスポーザ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08187444A true JPH08187444A (ja) 1996-07-23
JP3289172B2 JP3289172B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=12327559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3130495A Expired - Fee Related JP3289172B2 (ja) 1995-01-09 1995-01-09 真空駆動方式のディスポーザ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3289172B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102330462A (zh) * 2011-06-22 2012-01-25 青岛理工大学 带有粉碎和发电功能的地漏
CN108716238A (zh) * 2018-04-26 2018-10-30 常开喜 一种厨房柔性混杂物旋涡式排放连接装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102330462A (zh) * 2011-06-22 2012-01-25 青岛理工大学 带有粉碎和发电功能的地漏
CN108716238A (zh) * 2018-04-26 2018-10-30 常开喜 一种厨房柔性混杂物旋涡式排放连接装置
CN108716238B (zh) * 2018-04-26 2020-06-05 南京六六创业科技有限公司 一种厨房柔性混杂物旋涡式排放连接装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3289172B2 (ja) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0141360B1 (ko) 진공배수장치
CA1046008A (en) Waste material handling system
KR100254075B1 (ko) 부엌쓰레기처리장치
JPH09964A (ja) 厨芥破砕処理システム
CN113477390A (zh) 一种垃圾处理器控制方法及垃圾处理器
JPH08187444A (ja) 真空駆動方式のディスポーザ
JPH0929129A (ja) 住宅用生ごみ処理装置
JP2001121021A (ja) 厨芥処理システム
JPH0824700A (ja) 厨芥処理機
KR20010013299A (ko) 진공 배출식 변기 시스템
JP3292768B2 (ja) 厨芥処理装置
KR20040001571A (ko) 분뇨 수거 설비 및 그의 자동 운전방법
CN107869170A (zh) 智能厨房垃圾处理器
CN206591578U (zh) 一种厨房专用的可高效粉碎垃圾的垃圾处理器
JP3206389B2 (ja) 厨芥処理装置
JP3639565B2 (ja) 厨芥処理装置
CN108301470A (zh) 一种具有垃圾粉碎功能的集成水槽
CN217451443U (zh) 一种生活垃圾处理器
CN214183424U (zh) 一种厨房垃圾处理器
JP3289174B2 (ja) 真空排出機能を備えたディスポーザ
JPH0810638A (ja) 厨芥処理方法及び厨芥処理機
JP3429539B2 (ja) 厨芥処理装置
JP2769583B2 (ja) 厨芥処理装置
JP2506366Y2 (ja) 真空下水道用のディスポ―ザ
JPH0531388A (ja) 厨房廃棄物の回収処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees