JP3292768B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents
厨芥処理装置Info
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- JP3292768B2 JP3292768B2 JP30450493A JP30450493A JP3292768B2 JP 3292768 B2 JP3292768 B2 JP 3292768B2 JP 30450493 A JP30450493 A JP 30450493A JP 30450493 A JP30450493 A JP 30450493A JP 3292768 B2 JP3292768 B2 JP 3292768B2
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、厨房の生ゴミなどを粉
砕する厨芥処理装置に関するものである。
砕する厨芥処理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３に示すように、厨芥処理装置１は、
通常、厨房の流し台２の下に取り付けられ、回転刃３と
固定刃４によって生ゴミなどの厨芥を粉砕した後、汚水
とともに下水配管に流すよう構成されている。この厨芥
処理装置１の下流側では汚水処理設備５によって汚水を
処理しているが、この汚水の中には粉砕された厨芥を含
む汚水の他に、厨芥は含まず、例えば洗剤だけの汚水も
有るため、汚水処理設備５において効率的に汚水を処理
しようとする時には支障が生じる。そこで、厨芥処理装
置１の下流側の排水管６に切換弁７を設け、この切換弁
７を操作することによって、厨芥処理装置１から排出さ
れる汚水に厨芥を含む場合は高負荷汚水処理部８に汚水
が流れ込むようにし、厨芥処理装置１から排出される汚
水に厨芥を含まない場合は、低負荷汚水処理部９に流れ
込むようにしている。
通常、厨房の流し台２の下に取り付けられ、回転刃３と
固定刃４によって生ゴミなどの厨芥を粉砕した後、汚水
とともに下水配管に流すよう構成されている。この厨芥
処理装置１の下流側では汚水処理設備５によって汚水を
処理しているが、この汚水の中には粉砕された厨芥を含
む汚水の他に、厨芥は含まず、例えば洗剤だけの汚水も
有るため、汚水処理設備５において効率的に汚水を処理
しようとする時には支障が生じる。そこで、厨芥処理装
置１の下流側の排水管６に切換弁７を設け、この切換弁
７を操作することによって、厨芥処理装置１から排出さ
れる汚水に厨芥を含む場合は高負荷汚水処理部８に汚水
が流れ込むようにし、厨芥処理装置１から排出される汚
水に厨芥を含まない場合は、低負荷汚水処理部９に流れ
込むようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の厨
芥処理装置１の場合、排水管６に設けられた切換弁７と
して電動弁、電磁弁、手動切換弁が必要となる。しか
も、電動弁は、流路を切り換えるのに時間がかかる場合
が多く、汚水が適正に選択されて汚水処理施設５に流れ
ない場合がある。また、電磁弁は、切り換えが短時間に
できるが、使用時間中通電する必要が有り、経済的では
ない。さらに、手動切換弁は厨芥処理装置１の使用前後
に手動で切換弁を切り換えなければならず、使い勝手が
悪く実用的ではない。
芥処理装置１の場合、排水管６に設けられた切換弁７と
して電動弁、電磁弁、手動切換弁が必要となる。しか
も、電動弁は、流路を切り換えるのに時間がかかる場合
が多く、汚水が適正に選択されて汚水処理施設５に流れ
ない場合がある。また、電磁弁は、切り換えが短時間に
できるが、使用時間中通電する必要が有り、経済的では
ない。さらに、手動切換弁は厨芥処理装置１の使用前後
に手動で切換弁を切り換えなければならず、使い勝手が
悪く実用的ではない。
【０００４】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、流路切り換えの応答時間が
短く、経済性に優れ、使い勝手の良い厨芥処理装置を提
供することを目的としている。
するためになされたもので、流路切り換えの応答時間が
短く、経済性に優れ、使い勝手の良い厨芥処理装置を提
供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の厨芥処理装置
は、厨芥を粉砕する処理室に上部排水路を設けるととも
に、流下室近傍の主排水路に、厨芥処理装置内に溜まっ
た汚水の水圧が一定以上になると開弁する弁機構を設け
ている。
は、厨芥を粉砕する処理室に上部排水路を設けるととも
に、流下室近傍の主排水路に、厨芥処理装置内に溜まっ
た汚水の水圧が一定以上になると開弁する弁機構を設け
ている。
【０００６】
【作用】前記した構成のように、厨芥処理装置を使用し
ない時、主排水路の弁機構は、閉弁状態を維持したまま
で、蛇口から流れ出た水道水は、流下室と処理室に溜ま
り、水位が上昇して上部排水管から流れ出し、汚水処理
設備の低負荷汚水処理部に流れこみ処理されるか、直接
下水配管に流される。
ない時、主排水路の弁機構は、閉弁状態を維持したまま
で、蛇口から流れ出た水道水は、流下室と処理室に溜ま
り、水位が上昇して上部排水管から流れ出し、汚水処理
設備の低負荷汚水処理部に流れこみ処理されるか、直接
下水配管に流される。
【０００７】厨芥処理装置が駆動して回転刃と回転板が
回転すると、この装置内に溜まって汚水が渦を巻いて回
転し、この渦巻が強くなると、弁機構の弁体にかかる水
圧が上昇するため弁体が開弁し、汚水が主排水路から流
れ出し、汚水処理設備の高負荷汚水処理部に流れ込み、
高濃度に厨芥の混じった汚水が処理される。
回転すると、この装置内に溜まって汚水が渦を巻いて回
転し、この渦巻が強くなると、弁機構の弁体にかかる水
圧が上昇するため弁体が開弁し、汚水が主排水路から流
れ出し、汚水処理設備の高負荷汚水処理部に流れ込み、
高濃度に厨芥の混じった汚水が処理される。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明の厨芥処理装置の一実施例の一部
を破断した正面図、図２は図１の部分拡大図である。図
１において、１１は流し台の底板１２などに設けられた
厨芥処理装置であり、この厨芥処理装置１１のケーシン
グ本体１３内部には、回転駆動装置の一例である電動機
１４が密閉収納され、この電動機１４の回転軸１５に一
対の回転刃１６が取り付けられた回転板１７が設けら
れ、回転板１７の外周部に嵌め込まれたリング状の固定
刃１８と前記回転刃１６とにより厨芥を粉砕している。
ケーシング本体１３の上部はフード１９がかぶせられ、
図示してないが、ボルトとナットで固定されている。
明する。図１は本発明の厨芥処理装置の一実施例の一部
を破断した正面図、図２は図１の部分拡大図である。図
１において、１１は流し台の底板１２などに設けられた
厨芥処理装置であり、この厨芥処理装置１１のケーシン
グ本体１３内部には、回転駆動装置の一例である電動機
１４が密閉収納され、この電動機１４の回転軸１５に一
対の回転刃１６が取り付けられた回転板１７が設けら
れ、回転板１７の外周部に嵌め込まれたリング状の固定
刃１８と前記回転刃１６とにより厨芥を粉砕している。
ケーシング本体１３の上部はフード１９がかぶせられ、
図示してないが、ボルトとナットで固定されている。
【０００９】ケーシング本体１３の側壁には、流下室２
０と連通する主排水路２１が接続している。この主排水
路２１は、流下室２０の側壁に設けられた連結管２２
と、図示していないがこの連結管２２に接続した排水管
とからなっている。連結管２２の中には図２に示すよう
に、通常時はバネ２４によって閉弁状態を維持し、回転
刃と回転板１７の回転に伴って厨芥処理装置１１内の汚
水の水圧が上昇すると開弁する弁機構２５が設けられて
いる。従って、この弁機構２５は、回転刃と回転板の回
転に伴って汚水の水圧がかかる位置に設ける必要があ
る。
０と連通する主排水路２１が接続している。この主排水
路２１は、流下室２０の側壁に設けられた連結管２２
と、図示していないがこの連結管２２に接続した排水管
とからなっている。連結管２２の中には図２に示すよう
に、通常時はバネ２４によって閉弁状態を維持し、回転
刃と回転板１７の回転に伴って厨芥処理装置１１内の汚
水の水圧が上昇すると開弁する弁機構２５が設けられて
いる。従って、この弁機構２５は、回転刃と回転板の回
転に伴って汚水の水圧がかかる位置に設ける必要があ
る。
【００１０】さらに、フード１９の上部には上部排水路
２６が接続し、処理室２７内に溜まった汚水が流れ出る
ようになっている。上部排水路２６は、図１では図示し
ていないが、汚水処理設備の低負荷汚水処理部に連通す
るか、下水配管に直接接続している。
２６が接続し、処理室２７内に溜まった汚水が流れ出る
ようになっている。上部排水路２６は、図１では図示し
ていないが、汚水処理設備の低負荷汚水処理部に連通す
るか、下水配管に直接接続している。
【００１１】次に、前記構成の作用を説明する。厨芥処
理装置１１を使用しない時、即ち、電動機１４が駆動せ
ず、主排水路２１の弁機構２５が閉弁状態のまま食器や
野菜を洗ったりする時は、蛇口から流れ出た水道水は、
流下室２０と処理室２７に溜まる。そして、図１のＨま
で水位が上昇して上部排水路２６から流れ出し、汚水処
理設備の低負荷汚水処理部に流れこみ処理されるか、下
水配管に流される。なお、弁機構２５の弁体２８はバネ
２４によってＨまで水位が上昇しても閉弁状態を維持す
る。
理装置１１を使用しない時、即ち、電動機１４が駆動せ
ず、主排水路２１の弁機構２５が閉弁状態のまま食器や
野菜を洗ったりする時は、蛇口から流れ出た水道水は、
流下室２０と処理室２７に溜まる。そして、図１のＨま
で水位が上昇して上部排水路２６から流れ出し、汚水処
理設備の低負荷汚水処理部に流れこみ処理されるか、下
水配管に流される。なお、弁機構２５の弁体２８はバネ
２４によってＨまで水位が上昇しても閉弁状態を維持す
る。
【００１２】厨芥処理装置１１のスイッチ（図示せず）
を入れると電動機１４が駆動し、回転板１７と回転刃１
６が回転し、厨芥処理装置１１内の汚水に渦が発生し、
この渦が強くなると、弁機構２５の弁体２８にかかる水
圧がバネ２４の付勢力に抗するほど上昇し、弁体２８が
開弁して主排水路２１から汚水が流れ出す。この時、処
理室２７内の水位がＬまで下がって、投入口から汚水と
ともに投入された厨芥は、回転する回転刃１６と固定刃
１８とにより粉砕される。粉砕された厨芥は、主排水路
２１を通って汚水処理設備の高負荷汚水処理部に流れ込
み、高濃度に厨芥の混じった汚水が処理される。
を入れると電動機１４が駆動し、回転板１７と回転刃１
６が回転し、厨芥処理装置１１内の汚水に渦が発生し、
この渦が強くなると、弁機構２５の弁体２８にかかる水
圧がバネ２４の付勢力に抗するほど上昇し、弁体２８が
開弁して主排水路２１から汚水が流れ出す。この時、処
理室２７内の水位がＬまで下がって、投入口から汚水と
ともに投入された厨芥は、回転する回転刃１６と固定刃
１８とにより粉砕される。粉砕された厨芥は、主排水路
２１を通って汚水処理設備の高負荷汚水処理部に流れ込
み、高濃度に厨芥の混じった汚水が処理される。
【００１３】上記実施例では弁機構２５は、円板状の弁
体２８がバネ２４によって閉弁する逆止弁を用いている
が、本発明の弁機構２５は係る構造の弁に限定されず、
一定の水圧によって開弁する弁であればその種類は問わ
ない。
体２８がバネ２４によって閉弁する逆止弁を用いている
が、本発明の弁機構２５は係る構造の弁に限定されず、
一定の水圧によって開弁する弁であればその種類は問わ
ない。
【００１４】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、主排
水路に設けられた弁機構は厨芥処理装置内の汚水の水圧
により開閉するので、流路の切り換えの応答時間が短
い。また、排水管に電動式の切換弁が不用となって通電
の必要がないので、経済的である。さらに、弁機構は自
動的に開閉するので、使い勝手がよい。
水路に設けられた弁機構は厨芥処理装置内の汚水の水圧
により開閉するので、流路の切り換えの応答時間が短
い。また、排水管に電動式の切換弁が不用となって通電
の必要がないので、経済的である。さらに、弁機構は自
動的に開閉するので、使い勝手がよい。
【図１】本発明の厨芥処理装置の一部を破断した正面図
である。
である。
【図２】図１の部分拡大図である。
【図３】従来の厨芥処理装置と汚水処理設備の概略図で
ある。
ある。
【符号の説明】 11 厨芥処理装置 16 回転刃 18 固定刃 20 流下室 21 主排水路 25 弁機構 26 上部排水路 27 処理室
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B02C 18/00 - 18/44 B02C 21/00 E03C 1/266
Claims (1)
- 【請求項１】 回転刃と固定刃によって厨芥を粉砕して
下水配管に流す厨芥処理装置において、厨芥を粉砕する
処理室に上部排水路を設けるとともに、流下室近傍の主
排水路に、厨芥処理装置内に溜まった汚水の水圧が一定
以上になると開弁する弁機構を設けたことを特徴とする
厨芥処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30450493A JP3292768B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 厨芥処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30450493A JP3292768B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 厨芥処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07155631A JPH07155631A (ja) | 1995-06-20 |
| JP3292768B2 true JP3292768B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=17933836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30450493A Expired - Fee Related JP3292768B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 厨芥処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3292768B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100558465C (zh) * | 2007-09-14 | 2009-11-11 | 苏州市洁净废植物油回收有限公司 | 餐厨垃圾破碎机 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007160278A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Toto Ltd | 厨芥処理装置 |
| CN104307843B (zh) * | 2014-09-30 | 2016-02-24 | 苏州美生环保科技有限公司 | 一种垃圾生化一体机 |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP30450493A patent/JP3292768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100558465C (zh) * | 2007-09-14 | 2009-11-11 | 苏州市洁净废植物油回收有限公司 | 餐厨垃圾破碎机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07155631A (ja) | 1995-06-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |