JPH0818448A - 位相同期式周波数シンセサイザ用制御回路 - Google Patents

位相同期式周波数シンセサイザ用制御回路

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Publication number
JPH0818448A
JPH0818448A JP6147635A JP14763594A JPH0818448A JP H0818448 A JPH0818448 A JP H0818448A JP 6147635 A JP6147635 A JP 6147635A JP 14763594 A JP14763594 A JP 14763594A JP H0818448 A JPH0818448 A JP H0818448A
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JP
Japan
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voltage
control
loop filter
controlled oscillator
control signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6147635A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Watanabe
保信 渡邊
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相同期式周波数シンセサイザを構成するた
めに用いられる制御回路に関し、電圧制御発振器を含め
た間欠動作が可能であり、オフ時間及びループフィルタ
の時定数の長短にかかわらず安定な立ち上がりが可能な
位相同期式周波数シンセサイザを実現するための制御回
路を提供することを目的とする。 【構成】 ループフィルタ28が出力する制御信号の範
囲(0〜Vcc)の中央値に相当する電圧(Vcc/
2)を電圧供給部38において生成し、間欠動作の立ち
上がり時、すなわち、VCOオン/オフ制御信号がHレ
ベルでPLLオン/オフ制御信号がLレベルである間は
スイッチ30,32を非導通にすることによってチャー
ジポンプ26の出力をフローティングレベルにするとと
もに、アナログスイッチ36を導通させて、ループフィ
ルタ28へVcc/2の固定電圧を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位相同期式周波数シンセ
サイザを構成するために用いられる制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】周波数シンセサイザは、PLL(位相同
期ループ)内に設けられた可変分周器の分周比を変える
事により、出力周波数fout を基準周波数間隔で所望周
波数にするものであり、送受信周波数が可変の無線機
(例えば自動車電話、パーソナル無線、コードレス電話
等の移動通信に用いられる無線機)、あるいは電子同調
式ラジオ等の電子機器の局部発振器として広く用いられ
ている。
【0003】図7に位相同期式周波数シンセサイザの一
例として、パルススワロー方式の可変分周器を採用した
位相同期式周波数シンセサイザを示す。図7において制
御信号に従って分周比がP又はP+1に切り換わるプリ
スケーラ10と可変分周器12,14によって周知のパ
ルススワロー方式の可変分周器が構成されている。制御
回路16から可変分周器12,14に設定される分周比
をそれぞれA,Nとすると、全体の分周比はP・N+A
で表わされる。
【0004】基準となる水晶発振器18の出力fref
分周器20により1/Mに分周した基準周波数fr の信
号が位相比較器22の一方の入力に入力される。また、
制御電圧により発振周波数の定まる高周波数帯の電圧制
御発振器24の出力を前述のパルススワロー方式の分周
器で分周した分周出力fv を前記位相比較器22の他方
の入力に入力して位相比較を行う。位相比較結果は、チ
ャージポンプ26でフローティングを含む3状態のレベ
ルに変換され、抵抗とコンデンサからなる低域通過特性
のループ・フィルタ28により時間積分され積分電圧を
出力する。ループ・フィルタ28から出力される積分電
圧は電圧制御発振器24にその制御電圧として与えら
れ、その発振周波数を変化させ電圧制御発振器24の発
振出力周波数を分周した分周出力fv の位相を変化さ
せ、位相比較器22の出力する位相誤差がなくなるまで
ループ制御する。このときの電圧制御発振器24の出力
outが局部発振器の出力となる。
【0005】この様に、周波数シンセサイザが複雑な動
作を必要とする為に、消費電流も多くなり、機器全体の
消費電流を上げる原因となってしまう。そこで、受信時
の様な必要時以外は電源をオフにする間欠受信方式を採
る無線機が多くなっており、周波数シンセサイザも間欠
動作を必要され、多種多様な間欠動作方式が発表されて
来た。
【0006】例えば特開昭56−136037号公報に
は、第1の従来技術として、電圧制御発振器以外の回路
の電源をオンオフするスイッチとループフィルタへの信
号を断続するスイッチを連動させて電圧制御発振器以外
の回路を間欠動作させる位相同期発振器が開示されてい
る。また、特開昭60−114030号公報には、第2
の従来技術として、立ち上がり時の動作が不安定である
電圧制御発振器も含めて間欠動作させるために、動作停
止の直前にループフィルタの入力をフローティングレベ
ルにしてループフィルタ内に最後の制御電圧を保持させ
ることによって、動作再開時の電圧制御発振器の動作を
安定にする間欠発振周波数シンセサイザ回路が開示され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の第1の従来技術
では、動作停止時にも電圧制御発振器の電源がオフにな
らないので電力消費の低減に限界がある。また第2の従
来技術においては、動作の停止が長時間にわたるとき及
びループフィルタの時定数が短かいとき問題を生じる。
【0008】オフ時間が短い場合にはループフィルタ内
のコンデンサのディス・チャージは、それほど考える必
要がないが、オフ時間が長くなれば、ディス・チャージ
は大きくなり、間欠立ち上がり時の周波数ずれが大きく
なり、間欠立ち上がり時間を長くする原因となってしま
う。また、現在のシステムでは全般的に周波数切換時間
を短くする必要性から、周波数シンセサイザを高速動作
させる方法として、ループ・フィルタの時定数τを小さ
くして高速化を図ろうとする傾向にある。それには、ル
ープ・フィルタのコンデンサ容量を小さくする事で容易
に達成できるが、開ループ時のディス・チャージを更に
大きくする原因ともなってしまう。
【0009】したがって本発明の目的は、電圧制御発振
器を含めた間欠動作が可能であり、オフ時間及びループ
フィルタの時定数の長短にかかわらず安定な立ち上がり
が可能な位相同期式周波数シンセサイザを実現するため
の制御回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電圧制
御発振器からの被制御信号の位相と基準信号の位相とを
比較して比較結果に応じた周波数制御信号を生成する制
御信号生成回路と、該制御信号生成回路が出力する制御
信号から電圧制御発振器の制御電圧を生成するループフ
ィルタと、電圧制御発振器へ電源が投入された直後の所
定の期間内において、該制御信号生成回路の出力をフロ
ーティングレベルにして開ループ制御とするループ開閉
制御回路と、少なくとも該所定期間内において、該ルー
プフィルタが出力する制御電圧が実質的に制御範囲の中
央の値となるような固定電圧を該ループフィルタへ与え
る固定電圧供給回路とを具備することを特徴とする位相
同期式周波数シンセサイザ用制御回路が提供される。
【0011】
【作用】電圧制御発振器へ電源が投入された直後の所定
期間内にループフィルタへは固定電圧が与えられ、ルー
プフィルタからは制御範囲の中央値が出力されるので、
オフ時間及びループフィルタの時定数の長短にかかわら
ず安定な動作が実現される。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る制御回路を含む位相同期
式周波数シンセサイザの構成の一部を示す。図7と同一
の構成要素には同一の参照番号で示されている。また、
図7に示された分周器10,12,14,20、制御回
路16、及び水晶発振器18は省略されている。
【0013】スイッチ30は分周器20(図7)と、位
相比較器22との間に設けられ、スイッチ32は分周器
14(図7)と位相比較器22との間に設けられる。P
LLオン/オフ制御信号がLレベルになるとスイッチ3
0,32がオフになり、分周器20,14からの信号f
r ,fv が断たれるので、位相比較器22からの制御信
号が出なくなり、チャージポンプ26の出力がフローテ
ィングレベルとなって開ループとなる。電圧制御発振器
24はVCOオン/オフ制御信号がLレベルになると電
源の供給が停止される。EX−OR回路34にはVCO
オン/オフ制御信号及びPLLオン/オフ制御信号が入
力され、一方のみがHレベルのときその出力はHレベル
になる。アナログスイッチ36はEX−OR回路34の
出力がHレベルのときオンとなり、電圧供給部38が出
力する固定電圧をループフィルタ28の入力へ供給す
る。電圧供給部38は電源電圧Vccをを抵抗で分圧し
てVcc/2の固定電圧を出力する。ループフィルタ2
8の出力は0以上Vcc以下の範囲で変化するので、電
圧供給部38が出力する固定電圧Vcc/2は電圧制御
発振器24の制御電圧の範囲の中央値に相当する。
【0014】図2は図1の回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。動作停止中はVCOオン/
オフ制御信号及びPLLオン/オフ制御信号はともにL
レベルであるので、電圧制御発振器24への電源の供給
は停止し、チャージポンプ26の出力はフローティング
レベルである。立ち上がり時には、まずVCOオン/オ
フ制御信号がHレベルになるので、制御は開ループ制御
のままで、先に電圧制御発振器24が立ち上がる。この
ときEX−OR回路34の出力はHレベルになるのでア
ナログスイッチ36が導通し、ループフィルタ28へは
チャージポンプ26からの電圧の代わりに電圧供給部3
8からの電圧Vcc/2が供給される。その後、PLL
オン/オフ制御信号がHレベルになるので、アナログス
イッチ26は非導通になるとともに電圧制御発振器24
の制御は閉ループ制御になる。閉ループ制御に入る直前
にはループフィルタ28内のコンデンサにはオフ時間の
長短にかかわらずVcc/2の電圧がチャージされてお
り、これは制御範囲の中央値に相当するので、短時間で
閉ループ制御が安定する。
【0015】図3は本発明の他の実施例を表わす図であ
る。電圧供給部38が出力する電圧Vcc/2がアナロ
グスイッチ36を経てループフィルタ28の入力ではな
くその中のコンデンサに直接供給される以外は図1と同
様である。コンデンサに直接電圧Vcc/2が供給され
るので図1の場合よりも短時間でコンデンサをVcc/
2にチャージすることができ、立ち上がり時の遅延時間
を短かくすることができる。Vcc/2の電圧は電源電
圧Vccを分圧しただけなので電源雑音を含んでおり、
それが直接電圧制御発振器24へ供給される。しかし、
いずれにしても立ち上がり時の電圧制御発振器の動作は
不安定なので、問題を増やすことにはならない。
【0016】図4は本発明のその他の実施例を表わす図
である。ループフィルタ28がその出力にバッファアン
プを含んでいる点以外は図3と同様である。このタイプ
のループフィルタにおいても図1と同様に電圧Vcc/
2をループフィルタの入力へ供給するようしても良いの
は勿論である。図5は本発明のその他の実施例を表わす
図である。図1と異なる点はEX−OR回路34の代わ
りにインバータ40を使用した点である。そのため、図
6に示されるようにVCOオン/オフ制御信号及びPL
Lオン/オフ制御信号が共にLレベルにあるときも電圧
供給部38からの電圧が供給されるが、立ち上がり時、
及び閉ループ時の動作は同じである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
圧制御発振器を含めて間欠動作する位相同期式周波数シ
ンセサイザにおいて、オフ時間及びループフィルタの時
定数の長短にかかわらず安定な立ち上がりが実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る位相同期式周波数シン
セサイザを表わすブロック図である。
【図2】図1の回路の動作を表わすタイミングチャート
である。
【図3】本発明の他の実施例を表わすブロック図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例を表わすブロック図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例を表わすブロック図であ
る。
【図6】図5の回路の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図7】位相同期式周波数シンセサイザの一例の構成を
表わすブロック図である。
【符号の説明】
10…分周器 12,14,16,20…可変分周器 24…電圧制御発振器 26…チャージポンプ 28…ループフィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振器からの被制御信号の位相
    と基準信号の位相とを比較して比較結果に応じた周波数
    制御信号を生成する制御信号生成回路と、 該制御信号生成回路が出力する制御信号から電圧制御発
    振器の制御電圧を生成するループフィルタと、 電圧制御発振器へ電源が投入された直後の所定の期間内
    において、該制御信号生成回路の出力をフローティング
    レベルにして開ループ制御とするループ開閉制御回路
    と、 少なくとも該所定期間内において、該ループフィルタが
    出力する制御電圧が実質的に制御範囲の中央の値となる
    ような固定電圧を該ループフィルタへ与える固定電圧供
    給回路とを具備することを特徴とする位相同期式周波数
    シンセサイザ用制御回路。
  2. 【請求項2】 前記固定電圧供給回路は前記所定期間内
    において前記ループフィルタの入力に前記固定電圧を与
    える請求項1記載の制御回路。
  3. 【請求項3】 前記固定電圧供給回路は、前記所定期間
    内において前記ループフィルタに含まれるコンデンサへ
    前記固定電圧を直接与える請求項1記載の制御回路。
  4. 【請求項4】 前記固定電圧供給回路は前記所定期間及
    び電圧制御発振器へ電源が投入されない間に前記固定電
    圧を前記ループフィルタへ与える請求項1記載の制御回
    路。
JP6147635A 1994-06-29 1994-06-29 位相同期式周波数シンセサイザ用制御回路 Withdrawn JPH0818448A (ja)

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JP (1) JPH0818448A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6384668B2 (en) 1999-01-29 2002-05-07 Nec Corporation Charge pump circuit
JP2010273313A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Hynix Semiconductor Inc 遅延固定ループ回路およびこれを利用した半導体メモリ装置

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US6384668B2 (en) 1999-01-29 2002-05-07 Nec Corporation Charge pump circuit
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Effective date: 20010904