JPH08183426A - シートベルトのバックル駆動装置 - Google Patents

シートベルトのバックル駆動装置

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Publication number
JPH08183426A
JPH08183426A JP6328979A JP32897994A JPH08183426A JP H08183426 A JPH08183426 A JP H08183426A JP 6328979 A JP6328979 A JP 6328979A JP 32897994 A JP32897994 A JP 32897994A JP H08183426 A JPH08183426 A JP H08183426A
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JP
Japan
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buckle
seat belt
slider
drive device
rail
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JP6328979A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kobayashi
雅明 小林
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/02Semi-passive restraint systems, e.g. systems applied or removed automatically but not both ; Manual restraint systems
    • B60R22/03Means for presenting the belt or part thereof to the wearer, e.g. foot-operated

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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートベルトのタングを片手でバックルに装
着できるようにする。 【構成】 3点式シートベルト105のバックル駆動装
置501において、バックル1を車両前後方向Y、上下
方向Z、車幅方向Xの3方向に移動可能に支持するバッ
クル支持機構と、バックル1を前記3方向に移動する駆
動機構と、該駆動機構を制御することにより、シートベ
ルト105の装着時にバックル1を、シートクッション
12Aの前後方向Yの略中間部で且つシートクッション
12Aの車幅方向Xの中心寄りの初期位置P1に位置決
めし、シートベルト105の装着後に前記バックル1を
シートベルト装着時最適位置P2に移動する制御手段と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用3点式シート
ベルト装置に適用されるシートベルトのバックル駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、自動車の3点式シートベルト
装置の一般的な構成を示している。この図において、1
2は、シートクッション12Aとシートバック12Bを
備えたシート、100はシートベルト装置、150はス
テアリングを示す。
【0003】このシートベルト装置100では、センタ
ーピラー101の下部に固定されたリトラクタ103よ
りシートベルト105が引き出され、該シートベルト1
05が、センターピラー101の上部に固定されたショ
ルダーアンカー107を通って、タング109のスルー
リング部に通され、さらにセンターピラー101の下部
に固定されたアウターアンカー111に連結されてい
る。
【0004】そして、図16に示すように、前記タング
109をつかんで、シートベルト105を引き出し、タ
ング109をシートクッション12Aの反対側の側方に
配したインナーアンカー113のバックル115へ挿入
・係合させることで、乗員を拘束することができるよう
になっている。
【0005】ここでは、ショルダーアンカー107から
タング109までをショルダーベルト105A、タング
109からインナーアンカー113までをラップベルト
105Bと称する。
【0006】図17はタング109をバックル115に
入れやすくした従来のバックル駆動装置(実開平2−1
08641号公報)の例を示す。このバックル駆動装置
は、バックル115を前後方向(図中Y方向)移動自在
に支持するケース130と、バックル115を前後方向
に移動する駆動モータ132とを備えている。
【0007】このバックル駆動装置では、シートベルト
装着前はバックル115が前進位置にあり、シートベル
トの装着を見やすい位置で行えるようにしている。ま
た、シートベルトを装着すると、駆動モータ132によ
りバックル115が後方に移動させられ、シートベルト
を緊張状態に保持する。また、エンジンが停止すると、
モータ132によりバックル115が初期位置に前進さ
せられ、シートベルトの脱着を行いやすくしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、乗員がシー
トベルトを装着する場合、従来一般のシートベルト装置
では、図16に示すように、右肩付近から引いて来たタ
ング109を、反対側の腰骨位置付近の高さ(シートク
ッション座面高さ付近)まで移動して、バックル115
に挿入・係合させなければならなかった。
【0009】このため、肩及び腰の回転のみでは装着で
きず、肘の回転運動を行う必要があり、加えてシートベ
ルト105の引き出し量の増加に伴って引き出し力が増
加することから、片手での装着が困難であった。
【0010】これに対して、図17に示した従来のバッ
クル駆動装置を3点式シートベルト装置に適用すると、
バックルを見やすい位置で装着できるようになるため、
ある程度シートベルトの装着の容易化を図ることができ
る。
【0011】しかし、バックルの移動が前後方向のみで
あり、バックルの上下方向の位置及び車幅方向の位置が
何ら調整されないため、依然、シートベルトのタングを
バックルに片手で装着するのは困難である。
【0012】本発明は、上記事情を考慮し、片手で容易
にシートベルトのタングをバックルに係合させることの
できるシートベルトのバックル装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
用シートのシートクッションの側方に配置され、3点式
シートベルトのタングが係脱されるバックルを備えたシ
ートベルトのバックル駆動装置において、前記バックル
を車両前後方向、上下方向、車幅方向の3方向に移動可
能に支持するバックル支持機構と、前記バックルを前記
3方向に移動する駆動機構と、該駆動機構を制御するこ
とにより、シートベルト装着前に前記バックルを、前記
シートクッションの前後方向の略中間部で且つシートク
ッションの車幅方向の中心寄りの初期位置に位置決め
し、シートベルト装着後に前記バックルをシートベルト
装着時最適位置に移動する制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載のシート
ベルトのバックル駆動装置であって、前記制御手段に
は、前記シートベルト装着時最適位置を、前記シートク
ッションに対する荷重分布と、シートリクライニング角
度と、車速の少なくとも一つからから求めた乗員の姿勢
に基づいて算出する最適位置演算手段が含まれているこ
とを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のシートベルトのバックル駆動装置であって、前記バッ
クル支持機構は、前記バックルを車両前後方向に移動可
能に支持する前後方向移動機構と、前記バックルを上下
方向に移動可能に支持する上下方向移動機構と、前記バ
ックルを車幅方向に移動可能に支持する車幅方向移動機
構とから構成されていることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項3記載のシート
ベルトのバックル駆動装置であって、前記前後方向移動
機構は、前記シートクッションの側方に配された前後方
向に延びるレールと、このレールに支持され該レールに
沿って移動可能とされたスライダとから構成され、該ス
ライダにより前記バックルが支持されていることを特徴
とする。
【0017】請求項5の発明は、請求項4記載のシート
ベルトのバックル駆動装置であって、前記レールが前方
に向かって上り傾斜するよう形成され、該レールと前記
スライダとにより前記上下方向移動機構が構成されてい
ることを特徴とする。
【0018】請求項6の発明は、請求項4または5記載
のシートベルトのバックル駆動装置であって、前記駆動
機構の一つとして、前記スライダに連結されたワイヤの
巻取り及び繰出しによって該スライダを前記レールに沿
って移動させるスライダ駆動機構が設けられていること
を特徴とする。
【0019】請求項7の発明は、請求項5〜6のいずれ
かに記載のシートベルトのバックル駆動装置であって、
前記スライダにロック可能にナックルが連結され、該ナ
ックルに、前記車幅方向移動機構としての回動シャフト
を介して、前記バックルを先端に有する支持バーの基端
が、車幅方向回動可能に連結されていることを特徴とす
る。
【0020】請求項8の発明は、請求項7記載のシート
ベルトのバックル駆動装置であって、前記駆動機構の一
つとして、前記回動シャフトを回動させるモータが、直
接またはワイヤを介して間接的に前記回動シャフトに連
結されていることを特徴とする。
【0021】請求項9の発明は、請求項7記載のシート
ベルトのバックル駆動装置であって、前記スライダの移
動を回動シャフトの回転運動に変換する伝動機構が設け
られていることを特徴とする、請求項10の発明は、請
求項5記載のシートベルトのバックル駆動装置であっ
て、前記レールが前方に向かって上り傾斜すると同時
に、シートクッションの車幅方向中心方向に捩れてお
り、該レールと前記スライダとにより前記上下方向移動
機構と前記車幅方向移動機構が構成されていることを特
徴とする。
【0022】請求項11の発明は、請求項4記載のシー
トベルトのバックル駆動装置であって、前記上下方向移
動機構は、前記前後方向移動機構のスライダに一体化さ
れた上下方向に延びるガイドレールと、このガイドレー
ルに支持され該ガイドレールに沿って上下方向に移動可
能とされた上下スライダとから構成され、該上下スライ
ダに、前記車幅方向移動機構としての回動シャフトを介
して、前記バックルを先端に有する支持バーの基端が、
車幅方向回動可能に連結されていることを特徴とする。
【0023】請求項12の発明は、請求項4〜11のい
ずれかに記載のシートベルトのバックル駆動装置であっ
て、前記レールとスライダとから構成された前後方向移
動機構の他に、前記スライダに対して前記バックルを前
後方向回動可能に支持する回動シャフトからなる第2の
前後方向移動機構が備えられ、前記駆動機構の一つとし
て、該第2の前後方向移動機構の駆動機構が設けられて
いることを特徴とする。
【0024】
【作用】請求項1の発明では、シートベルト装着前にバ
ックルを、シートクッションの前後方向の略中間部で且
つシートクッションの車幅方向の中心寄りの初期位置に
位置決めするので、見やすい状態で、肘の回転運動を必
要とせず、ほぼ肩と腰の回転のみでタングをバックルの
位置に持って行くことができ、片手で容易にタングをバ
ックルに挿入・係合させることができる。
【0025】また、いったんシートベルトを装着する
と、バックルは車幅方向、上下方向、前後方向に自動的
に移動して、シートベルトを緊張するのに最適な位置
(乗員の腰骨付近の側方位置)に収まる。この際、バッ
クルが車幅方向に移動して最適位置に収まるから、ラッ
プベルトに適度なスラックを与えることができ、圧迫感
を低減させながら、乗員をより良く拘束することができ
る。
【0026】また、タングを外すと、バックルは前後方
向、上下方向、車幅方向に移動し、再び見やすく、片手
でタングを装着できる初期位置に位置決めされる。
【0027】請求項2の発明では、シートベルト装着時
最適位置が、シートクッションに対する荷重分布と、シ
ートリクライニング角度と、車速の少なくとも一つから
から求めた乗員の姿勢に基づいて算出され、その位置に
バックルが移動されて保持される。
【0028】請求項3の発明では、バックルは前後方向
移動機構、上下方向移動機構、車幅方向移動機構により
3方向移動自在に支持される。よって、各方向への動作
を適当に組み合わせることにより、バックルを自由な経
路で3次元的に動かすことができる。
【0029】請求項4の発明では、スライダをレールに
沿って動かすことにより、バックルを前後方向に動かす
ことができる。
【0030】請求項5の発明では、スライダをレールに
沿って前方に動かすことにより、バックルを上方に動か
すことができ、スライダをレールに沿って後方に動かす
ことにより、バックルを下方に動かすことができる。
【0031】請求項6の発明では、スライダ駆動機構に
よりワイヤを巻取ったり、繰り出したりすることによ
り、スライダを前後方向に動かすことができる。
【0032】請求項7の発明では、シートベルトに緊急
の張力が作用した際に、ナックルがスライダにロックす
る。また、回動シャフトを回動させることで、バックル
を車幅方向に動かすことができる。
【0033】請求項8の発明では、モータを回転する
と、回動シャフトが回動して、バックルが車幅方向に動
く。
【0034】請求項9の発明では、スライダをレールに
沿って移動させると、その動作が伝動機構によって回動
シャフトに伝えられ、回動シャフトが回動して、バック
ルが車幅方向に動く。すなわち、スライダの移動によ
り、バックルが前後方向と車幅方向に同時に動く。
【0035】請求項10の発明では、レールに沿ってス
ライダを前後方向に移動させると、バックルが前後方向
ばかりでなく、レールの傾斜と捩れにより、上下方向及
び車幅方向に動く。
【0036】請求項11の発明では、スライダをレール
に沿って移動させることにより、バックルが前後方向に
動く。また、上下スライダをガイドレールに沿って移動
させることにより、バックルが上下方向に動く。また、
回動シャフトを回動させることにより、バックルが車幅
方向に動く。
【0037】請求項12の発明では、第2の前後方向移
動機構を動作させることで、バックルを、より微妙な位
置に位置決めすることができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。
【0039】〔第1実施例〕図1〜図6を用いて第1実
施例を説明する。
【0040】図1に示すように、本実施例のバックル駆
動装置501は、右運転席のシートクッション12Aの
左側方に配置されている。
【0041】このバックル駆動装置501は、シートベ
ルトのタングを挿入・係合させるためのバックル1と、
バックル1を車両前後方向、上下方向、車幅方向の3方
向に移動可能に支持するバックル支持機構(後述)と、
バックル1を前記3方向に移動する駆動機構(後述)
と、バックル1の位置を制御する位置制御装置(制御手
段)17(図2参照)とから構成されている。
【0042】位置制御装置17は、駆動機構を制御する
ことにより、シートベルト装着前にバックル1を、シー
トクッション12Aの前後方向の略中間部で且つシート
クッション12Aの車幅方向の中心寄りの初期位置P1
に位置決めし、シートベルト装着後に、バックル1をシ
ートベルト装着時最適位置P2に移動させる機能を有す
る。
【0043】ここで、初期位置P1とは、具体的には、
図1(b)、(c)に示す位置である。すなわち、車両
前後方向の位置は、シートクッション12Aの前後方向
寸法L1の中間部位置である。車幅方向の位置は、シー
トクッション12Aの左側端からシートクッション12
Aの幅L2の1/4〜1/3の範囲内の位置である。上
下方向の位置(高さ)は、ステアリングホイール150
の下端に相当する位置である。
【0044】図2、図3にこのバックル駆動装置501
の詳細を示す。なお、全部の図において、矢印X方向は
車幅方向を示し、矢印Y方向は前後方向を示し、矢印Z
方向は上下方向を示している。
【0045】このバックル駆動装置501のバックル1
は、シートベルト105のタング109(図15参照)
を挿入・係合する係合口(図示)と、タングの係合を解
放する手動操作用のボタン(図示略)と、タングの脱着
を検出するセンサ18とを有している。
【0046】バックル1は、支持バー1Aの先端部に、
前記係合口を先端側に向けた姿勢で固定されている。支
持バー1Aの基端部は、車幅方向移動機構としての左右
回動シャフト3を介して、ナックル2に車幅方向(ここ
では図3中の矢印ハ方向)に回動可能に連結されてい
る。
【0047】また、ナックル2は、前後回動シャフト
(第2の前後方向移動機構に相当)7を介して、レール
13に支持されたスライダ8に、前後方向に回動可能
(ここでは図2中の矢印ロ方向に回動可能)に連結され
ている。
【0048】スライダ8は、上端開放の断面コ字形のフ
レームからなり、レール13の外周に嵌合され、レール
13に沿って矢印イ方向に移動自在に支持されている。
レール13は、シートクッション12A(図1参照)の
側方において車両前後方向に延び、且つ前方に向かって
直線的に上り傾斜している。
【0049】本実施例のバックル駆動装置501におい
ては、前記レール13とスライダ8とにより前後方向移
動機構及び上下方向移動機構が構成され、これら両機構
と、前述した車幅方向移動機構としての左右回動シャフ
ト3とにより、バックル1を上下方向、前後方向、車幅
方向の3方向に移動自在に支持するバックル支持機構が
構成されている。
【0050】前記レール13は、底板13aと2枚の側
板13b、13bとを有した断面コ字形をなし、前端に
スライダ8の移動限を定めるストッパ13Pを有してい
る。レール13の両側板13b、13b間にはナックル
2の下端部が収容され、バックル1に引き出し方向の力
が作用してナックル2が回動した際に、ナックル2の例
えば下端部がレール13の底板13aに食い込んでロッ
クするようになっている。
【0051】また、このバックル駆動装置501には、
スライダ8を前後移動操作するための第1のワイヤ14
と、前後回動シャフト7を回動操作するための第2のワ
イヤ9と、左右回動シャフト3を回動操作するための第
3のワイヤ4とが備わっている。
【0052】これら第1、第2、第3のワイヤ14、
9、4は、先端部がそれぞれスライダ8、前後回動シャ
フト7、左右回動シャフト3に連結され(回動シャフト
7、3への連結は、回動操作できる形態での連結であ
る)、基端側が、それぞれ滑車15、10a、10b、
5a、5bを介して後方に導かれて、ワイヤ巻取モータ
16、11、6に接続されている。そして、ワイヤ巻取
モータ16、11、6を駆動することによって、第1、
第2、第3のワイヤ14、9、4を巻取り・繰出し操作
し、それにより、それぞれスライダ8を前後方向に移
動、ナックル2を前後方向に回動、支持バー1Aを車幅
方向に回動できるようになっている。
【0053】本実施例では、これらのワイヤ巻取モータ
16、11、6、及び第1、第2、第3のワイヤ14、
9、4、滑車15、10a、10b、5a、5bによ
り、バックルの駆動機構が構成されている。
【0054】3つのワイヤ巻取モータ16、11、6
は、位置制御装置17からの駆動信号により駆動制御さ
れる。位置制御装置17には、シートバック12B(図
1参照)に配されたリクライニング角度検知センサ2
0、シートクッション12Aに配された荷重分布センサ
21、車速を検出する速度センサ22からの信号が入力
されており、位置制御装置17はこれらの信号から乗員
の姿勢等を算出し、それに基づいてバックル1のシート
ベルト装着時最適位置P2を算出して、各ワイヤ巻取モ
ータ16、11、6に駆動信号を出力するようになって
いる。
【0055】次に、図5、図6に示すフローチャートを
参照しながら、このバックル駆動装置501の動作を説
明する。なお、図5はシートベルト装着時の内容、図6
はシートベルト装着後の内容を示している。
【0056】このバックル駆動装置501では、最初
(シートベルト装着前)にバックル1の位置が初期位置
P1に設定されている。初期位置P1は、図4に示すよ
うに、シートクッション12Aの前後方向の略中間部で
且つシートクッション12Aの車幅方向の中心寄りの位
置であるから、見やすい状態で、肘の回転運動を必要と
せず、ほぼ肩と腰の回転のみでタング109をバックル
1の位置に持って行くことができ、片手で容易にタング
109をバックル1に挿入・係合させることができる。
【0057】この状態でイグニッションキーをONする
と(図5のフローのステップS201)、停車している
場合(ステップS202がYES)、タングがバックル
1に係合されているか否かがバックル1内のセンサ18
によって検出され、その信号が位置制御装置17に送ら
れる。
【0058】シートベルトを装着した場合(ステップS
203がYES)には、同時に、シート12に設けられ
た荷重分布センサ20やリクライニング角度検知センサ
20等の信号も位置制御装置17に送られ、ここで乗員
の姿勢を算出して、それに応じて、バックル1の最適位
置(腰骨にラップベルトのかかる位置)P2を算出する
(ステップS204)。
【0059】シートベルトを装着していない場合は、シ
ートベルト装着のための処理(ステップS205)を行
ってから、ステップS204に進む。そして、ステップ
S206において、ワイヤ巻取モータ16、11、6
に、ワイヤ巻取り量(時間)に応じた駆動信号をそれぞ
れ送り、ワイヤ巻取モータ16、11、6を駆動させて
バックル1を移動する。
【0060】それぞれのワイヤ巻取モータ16、11、
6が、同時または適当な順番及び適当な速度でワイヤ1
4、9、4の巻取りを開始すると、左右回動シャフト3
が回動してバックル1が車幅方向で移動し、前後回動シ
ャフト7が回動してバックル1が車両前後方向で移動
し、スライダ8がレール13上を移動することによりバ
ックル1が上下及び前後に移動する。そして、これらの
動作により、バックル1がシートベルト装着時最適位置
P2に収まる。
【0061】この際、バックル1は車幅方向(X方向)
に移動して最適位置P2に収まるから、ラップベルト
(図15の105B参照)に適度なスラックを与えるこ
とができ、圧迫感を低減させながら、乗員をより良く拘
束することができる。
【0062】一方、このようなシートベルト装着状態に
て車両を停車させ(図6のフローのステップS21
1)、イグニッションキーをOFFし(ステップS21
2がYES)、シートベルトを外すと(ステップS21
3がYES)、バックル1が初期位置P1へ移動する
(ステップS214)。シートベルトを外していない場
合(ステップS213がNO)は、シートベルトを外し
てから(ステップS215)ステップS214へ進む。
【0063】バックル1を初期位置P1へ戻す場合は、
位置制御装置17から各ワイヤ巻取モータ16、11、
6に駆動信号を送る。そうすると、ワイヤ巻取モータ1
6、11、6によって第1、第2、第3のワイヤ14、
9、4が、同時または適当な順番、速度で繰り出され、
それに応じて左右回動シャフト3、前後回動シャフト
7、スライダ8が前記と逆方向に動作して、バックル1
が前後方向(Y方向)、上下方向(Z方向)、車幅方向
(X方向)に移動し、再び、乗員にとって見やすく、片
手でタング109を装着できる初期位置P1に位置決め
され、次のシートベルト装着に備える。
【0064】この場合、バックル1の初期位置P1は、
乗員にとって見やすい位置でもあるので、シートベルト
装着を促す効果も期待することができる。
【0065】また、本実施例では、バックル1を前後方
向、上下方向、車幅方向に独立して動かすことができる
ので、各方向への動作を適当に組み合わせることによ
り、バックル1を自由な経路(例えば乗員に干渉しない
最短の経路)で、3次元的に動かすことができるという
効果もある。
【0066】なお、実際の動作に当たっては、第1のワ
イヤ14を駆動してスライダ8を動かした場合は、その
動きを補償するように、第2のワイヤ9や第3のワイヤ
4を同期して駆動する必要がある。また、第2のワイヤ
9を駆動した場合は、同じくナックル2の動きを補償す
るように第3のワイヤ4を同期して駆動する必要があ
る。
【0067】〔第2実施例〕次に図7を用いて第2実施
例を説明する。
【0068】本実施例のバックル駆動装置502の特徴
は、前後回動シャフト7の駆動と、左右回動シャフト3
の駆動を、第2、第3のワイヤ9、4やワイヤ巻取モー
タ11、6(図2及び図3参照)によらずに、直接シャ
フト3、7に連結したモータ23、24で行うようにし
ている点にある。その他の構成は第1実施例と同じであ
る。
【0069】このバックル駆動装置502では、バック
ル1を移動する際に、スライダ8に関しては第1実施例
と同じにワイヤ巻取モータ16を駆動して行うが、左右
回動シャフト3と前後回動シャフト7については、直接
モータ23、24を駆動して行う。他の点については第
1実施例と全く同様である。
【0070】このバックル駆動装置502によれば、ワ
イヤ駆動系(ここでは第2、第3のワイヤ9、4及びワ
イヤ駆動モータ11、6)を減らせるので、構造がコン
パクトになるというメリットがある。
【0071】また、第2、第3のワイヤ9、4による駆
動系を無くしたので、前述したスライダ8移動時やナッ
クル2回動時のワイヤの補償制御の必要がなく、制御動
作が簡単になる。
【0072】〔第3実施例〕次に図8、図9を用いて第
3実施例を説明する。
【0073】本実施例のバックル駆動装置503の特徴
は、左右回動シャフト3の駆動を、第3のワイヤ4及び
ワイヤ巻取モータ6(図2及び図3参照)によらずに、
レール13と左右回動シャフト3との間に配設された伝
動シャフト(伝動機構)25によって行うようにした点
にある。
【0074】伝動シャフト25は、ナックル2とスライ
ダ8にそれぞれ回転可能に支持されており、長さ方向の
途中に、ナックル2とスライダ8の相対回動を吸収する
自在継手25aを持つと共に、上端に左右回動シャフト
3のギヤ3aと噛合するギヤ25b、下端にレール13
に形成されたラック26と噛合するギヤ25cを持って
いる。
【0075】これにより、スライダ8がレール13に沿
って移動すると、ラック26→ギヤ25c→伝動シャフ
ト25→ギヤ25b→ギヤ3a→左右回動シャフト3の
順に動力が伝達されて、左右回動シャフト3が連動的に
回動するようになっている。その他の構成は第1実施例
と同じである。
【0076】このバックル駆動装置503では、スライ
ダ8を前後方向に移動させると、伝動シャフト25の働
きにより、連動して左右回動シャフト3が回動する。し
たがって、ワイヤ巻取モータ16を駆動することによ
り、バックル1を前後方向と上下方向ばかりでなく、車
幅方向にも同時に動かすことができる。他の点について
は第1実施例と全く同様である。
【0077】このバックル駆動装置503によれば、左
右回動シャフト3の駆動源を省略できるので、第2実施
例よりも、機構の単純化及び動作制御の簡略化と共に、
軽量化が図れる。
【0078】なお、レール13に設けたラック26は、
レール13のどの位置に配置してもよいし、ラック26
の代わりに、ギヤの噛み合う孔を列設してもよい。
【0079】また、ギヤはどのように組み合わせて配設
してもよし、ギヤ以外の伝動機構を用いても構わない。
【0080】また、前後回動シャフト7の駆動は、第2
実施例のように、直結式のモータで行うようにしてもよ
い。
【0081】〔第4実施例〕次に図10、図11を用い
て第4実施例を説明する。
【0082】本実施例のバックル駆動装置504の特徴
は、左右回動シャフト3の駆動機構を省略し、レール2
7の形状に工夫を施した点に特徴がある。
【0083】すなわち、このレール27は、前方に向か
って上り傾斜すると同時に、シートクッション12Aの
車幅方向中心方向に向かって捩れており、3次元形状に
なっている。その他の構成は、第3実施例の装置から伝
動シャフト25とラック26を取り除いたものと同じで
ある。
【0084】このバックル駆動装置504では、レール
27に沿ってスライダ8を前後方向に移動させると、バ
ックル1が前後方向ばかりでなく、レール27の傾斜と
捩れにより、上下方向及び車幅方向に動く。したがっ
て、レール27とスライダ8とにより、前後方向移動機
構、上下方向移動機構、車幅方向移動機構が構成されて
いる。その他の点については第1実施例と全く同様であ
る。
【0085】このバックル駆動装置504によれば、ワ
イヤ巻取モータ16を駆動してスライダ8を前後方向に
動かすだけで、バックル1を前後方向ばかりでなく、上
下方向、車幅方向に動かすことができるので、上下方向
移動機構や車幅方向移動機構を別途設ける必要がなく、
機構の単純化及び動作制御の簡略化と共に軽量化が図れ
る。
【0086】なお、実際の動作に当たっては、ワイヤ巻
取モータ11を駆動して、前後回動シャフト7を動作さ
せることにより、バックル1をスライダ8の動作に関係
なく前後方向に動かしている。また、左右回動シャフト
3は、車幅方向のバックル1の角度を手動で調整するの
に用いる。
【0087】〔第5実施例〕次に図12、図13を用い
て第5実施例を説明する。
【0088】本実施例のバックル駆動装置505では、
まず、前述した実施例のように傾斜したレール13を用
いのではなく、水平なレール28を用い、これを車両の
フロア面に設置し、このレール28にスライダ8を、図
中矢印イ方向に移動自在に装着している。
【0089】図14に本バックル駆動装置505の設置
状態を示している。
【0090】また、スライダ8に一体的にガイドレール
34を立設し、このガイドレール34に、上下スライダ
30を図12中矢印ニのように上下動自在に装着してい
る。そして、この上下スライダ30に、モータ29で回
動される左右回動シャフト32を介して、バックル1の
支持バー1Aの基端部を連結している。この場合、上下
スライダ30とガイドレール34との間には、例えばギ
ヤとラックによるロック可能な駆動機構が備わってい
る。
【0091】また、スライダ8は、第1実施例と同様
に、ワイヤ14とワイヤ巻取モータ16で動かすように
なっており、上下スライダ30は、滑車33で誘導した
第4のワイヤ31(ここでは、2本のワイヤしかない
が、前述の実施例における第1、第2、第3のワイヤと
区別するため、第4のワイヤと呼ぶ)31とワイヤ巻取
モータ36で動かすようになっている。この場合、前述
したラックに噛合するギヤを第4のワイヤ31で回すこ
とにより、上下スライダ30を動かすようにしてもよい
し、直接第4のワイヤ31で上下スライダ31を動かす
ようにしてもよい。その他の構成は第1実施例と大きく
違わないので、同符号を付して説明を省略する。
【0092】このバックル駆動装置505では、スライ
ダ8が駆動されることで、バックル1が前後にのみ動
く。また、上下スライダ30が駆動されることで、バッ
クル1が上下にのみ動く。また、モータ29によって左
右回動シャフト32が駆動されることで、バックル1が
車幅方向にのみ回動する。そして、これらの動作が組み
合わさることにより、バックル1の位置制御が行われ
る。
【0093】なお、上下スライダ30は、第4のワイヤ
31によって動かすので、スライダ8の移動時には、前
述した補償制御を行う必要がある。
【0094】このバックル駆動装置505によれば、前
後、上下、車幅方向の動作をそれぞれ独立して行うこと
ができるので、自由な経路(乗員の邪魔にならない最短
経路)でバックル1を動かすことができる。
【0095】また、レール28を車体フロアに水平に設
置できるから、シートクッション12A(図1参照)等
の形状変更を行うこと無しに、装備できるというメリッ
トがある。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、シートベルトの装着前に、バックルを前後方向
ばかりでなく、上下方向、車幅方向に移動して初期位置
に位置決めするので、乗員は見やすい状態で、片手で容
易にシートベルトを装着することができる。また、装着
後は、バックルが前後方向、車幅方向、上下方向に自動
的に移動して、シートベルトを緊張するのに最適な位置
に収まるので、確実に乗員を拘束することができる。
【0097】また、バックルの初期位置は、乗員にとっ
て見やすい位置でもあるので、シートベルト装着を促す
効果も期待することができる。
【0098】請求項2の発明によれば、乗員の姿勢に応
じた最適な状態で乗員を拘束することができる。
【0099】請求項3の発明によれば、バックルを自由
な経路で動かせるので、乗員の邪魔にならない最短経路
を任意に設定することができる。
【0100】請求項4の発明によれば、前後方向移動を
レールとスライダによって行うようにしているので、動
作が安定する上、高い強度でバックルを支持することが
できる。
【0101】請求項5の発明によれば、スライダを前後
方向に動かすことで、バックルを前後方向ばかりでな
く、上下方向にも動かすことができる。したがって、上
下方向移動機構を別途設ける必要がなく、構造が単純に
なる。
【0102】請求項6の発明によれば、ワイヤの巻取
り、繰り出しによりスライダを動かすので、機構が単純
で、強固に構成できる。
【0103】請求項7の発明によれば、回動シャフトを
回動させることにより、バックルを車幅方向に動かすこ
とができる。したがって、簡単且つコンパクトな構造で
バックルを車幅方向へ移動可能に支持することができ
る。
【0104】請求項8の発明によれば、バックルを車幅
方向に動かす回動シャフトをモータで駆動するので、バ
ックルを他の動作から独立して車幅方向に動かすことが
できる。
【0105】請求項9の発明によれば、スライダを前後
方向に移動させると、連動してバックルが車幅方向に動
く。したがって、回動シャフトの駆動源を省略でき、機
構の単純化及び動作制御の簡略化と共に、軽量化が図れ
る。
【0106】請求項10の発明によれば、スライダを前
後方向に動かすだけで、バックルを前後方向ばかりでな
く、上下方向、車幅方向に動かすことができる。従っ
て、上下方向移動機構や車幅方向移動機構を別途設ける
必要がなく、機構の単純化及び動作制御の簡略化と共に
軽量化が図れる。
【0107】請求項11の発明によれば、前後、上下、
車幅方向の動作をそれぞれ独立して行うことができ、自
由な経路でバックルを動かすことができる。また、レー
ルを水平に形成することができるから、車体フロアに設
置することができ、シートクッション等の形状変更を行
うこと無しに、上記効果を得ることができる。
【0108】請求項12の発明によれば、レールとスラ
イダからなる前後方向移動機構の他に、回動シャフトか
らなる第2の前後方向移動機構を設けたので、バックル
を前後方向に回動させながら、より微妙な経路で動かす
ことができる。また、両方の前後方向移動機構を目的に
応じて使い分けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のバックル駆動装置の概略
構成図で、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は
正面図である。
【図2】同第1実施例のバックル駆動装置の概略構成を
示す側面図である。
【図3】同第1実施例のバックル駆動装置の概略構成を
示す正面図である。
【図4】同第1実施例のバックル駆動装置の作用説明に
用いる斜視図である。
【図5】同第1実施例のバックル駆動装置のシートベル
ト装着時における制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】同第1実施例のバックル駆動装置のシートベル
ト取り外し時における制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】本発明の第2実施例のバックル駆動装置の概略
構成を示す側面図である。
【図8】本発明の第3実施例のバックル駆動装置の概略
構成を示す側面図である。
【図9】同第3実施例のバックル駆動装置の概略構成を
示す正面図である。
【図10】本発明の第4実施例のバックル駆動装置の概
略構成を示す側面図である。
【図11】同第4実施例のバックル駆動装置の概略構成
を示す正面図である。
【図12】本発明の第5実施例のバックル駆動装置の概
略構成を示す側面図である。
【図13】同第5実施例のバックル駆動装置の概略構成
を示す正面図である。
【図14】同第5実施例のバックル駆動装置を備えた車
両用シートの斜視図である。
【図15】従来一般のシートベルト装置の概略構成を示
す斜視図である。
【図16】従来のシートベルト装置の作用説明図であ
る。
【図17】従来のバックル駆動装置の構成を示す斜視図
である。
【図18】図17のバックル駆動装置を備えた車両用シ
ートの斜視図である。
【符号の説明】
501 バックル駆動装置 1 バックル 2 ナックル 3 左右回動シャフト 4 第1のワイヤ 9 第2のワイヤ 14 第3のワイヤ 5a,5b,15,10a,10b 滑車 6,11,16 ワイヤ巻取モータ 7 前後回動シャフト 8 スライダ 12 車両用シート 12A シートクッション 13 レール 17 位置制御装置(制御手段) 20 リクライニング角度検知センサ 21 荷重分布センサ 22 速度センサ 105 シートベルト 109 タング P1 初期位置 P2 シートベルト装着時最適位置 X 車幅方向 Y 前後方向 Z 上下方向 502 バックル駆動装置 23 モータ 24 モータ 503 バックル駆動装置 25 伝動シャフト(伝動機構) 26 ラック 504 バックル駆動装置 27 レール 505 バックル駆動装置 28 レール 29 モータ 30 上下スライダ 31 第4のワイヤ 33 滑車 32 左右回動シャフト 34 ガイドレール 36 モータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シートのシートクッションの側方
    に配置され、3点式シートベルトのタングが係脱される
    バックルを備えたシートベルトのバックル駆動装置にお
    いて、 前記バックルを車両前後方向、上下方向、車幅方向の3
    方向に移動可能に支持するバックル支持機構と、 前記バックルを前記3方向に移動する駆動機構と、 該駆動機構を制御することにより、シートベルト装着前
    に前記バックルを、前記シートクッションの前後方向の
    略中間部で且つシートクッションの車幅方向の中心寄り
    の初期位置に位置決めし、シートベルト装着後に前記バ
    ックルをシートベルト装着時最適位置に移動する制御手
    段とを備えたことを特徴とするシートベルトのバックル
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシートベルトのバックル
    駆動装置であって、 前記制御手段には、前記シートベルト装着時最適位置
    を、前記シートクッションに対する荷重分布と、シート
    リクライニング角度と、車速の少なくとも一つからから
    求めた乗員の姿勢に基づいて算出する最適位置演算手段
    が含まれていることを特徴とするシートベルトのバック
    ル駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のシートベルトの
    バックル駆動装置であって、 前記バックル支持機構は、 前記バックルを車両前後方向に移動可能に支持する前後
    方向移動機構と、 前記バックルを上下方向に移動可能に支持する上下方向
    移動機構と、 前記バックルを車幅方向に移動可能に支持する車幅方向
    移動機構とから構成されていることを特徴とするシート
    ベルトのバックル駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシートベルトのバックル
    駆動装置であって、 前記前後方向移動機構は、 前記シートクッションの側方に配された前後方向に延び
    るレールと、 このレールに支持され該レールに沿って移動可能とされ
    たスライダとから構成され、 該スライダにより前記バックルが支持されていることを
    特徴とするシートベルトのバックル駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のシートベルトのバックル
    駆動装置であって、 前記レールが前方に向かって上り傾斜するよう形成さ
    れ、 該レールと前記スライダとにより前記上下方向移動機構
    が構成されていることを特徴とするシートベルトのバッ
    クル駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載のシートベルトの
    バックル駆動装置であって、 前記駆動機構の一つとして、前記スライダに連結された
    ワイヤの巻取り及び繰出しによって該スライダを前記レ
    ールに沿って移動させるスライダ駆動機構が設けられて
    いることを特徴とするシートベルトのバックル駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5〜6のいずれかに記載のシート
    ベルトのバックル駆動装置であって、 前記スライダまたはレールに対してロック可能にナック
    ルが連結され、 該ナックルに、前記車幅方向移動機構としての回動シャ
    フトを介して、前記バックルを先端に有する支持バーの
    基端が、車幅方向回動可能に連結されていることを特徴
    とするシートベルトのバックル駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシートベルトのバックル
    駆動装置であって、 前記駆動機構の一つとして、前記回動シャフトを回動さ
    せるモータが、直接またはワイヤを介して間接的に前記
    回動シャフトに連結されていることを特徴とするシート
    ベルトのバックル駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のシートベルトのバックル
    駆動装置であって、 前記スライダの移動を回動シャフトの回転運動に変換す
    る伝動機構が設けられていることを特徴とするシートベ
    ルトのバックル駆動装置。
  10. 【請求項10】 請求項5記載のシートベルトのバック
    ル駆動装置であって、 前記レールが前方に向かって上り傾斜すると同時に、シ
    ートクッションの車幅方向中心方向に捩れており、該レ
    ールと前記スライダとにより前記上下方向移動機構と前
    記車幅方向移動機構が構成されていることを特徴とする
    シートベルトのバックル駆動装置。
  11. 【請求項11】 請求項4記載のシートベルトのバック
    ル駆動装置であって、 前記上下方向移動機構は、 前記前後方向移動機構のスライダに一体化された上下方
    向に延びるガイドレールと、 このガイドレールに支持され該ガイドレールに沿って上
    下方向に移動可能とされた上下スライダとから構成さ
    れ、 該上下スライダに、前記車幅方向移動機構としての回動
    シャフトを介して、前記バックルを先端に有する支持バ
    ーの基端が、車幅方向回動可能に連結されていることを
    特徴とするシートベルトのバックル駆動装置。
  12. 【請求項12】 請求項4〜11のいずれかに記載のシ
    ートベルトのバックル駆動装置であって、 前記レールとスライダとから構成された前後方向移動機
    構の他に、 前記スライダに対して前記バックルを前後方向回動可能
    に支持する回動シャフトからなる第2の前後方向移動機
    構が備えられ、 前記駆動機構の一つとして、該第2の前後方向移動機構
    の駆動機構が設けられていることを特徴とするシートベ
    ルトのバックル駆動装置。
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