JPH08181176A - ウエハプローバ - Google Patents

ウエハプローバ

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Publication number
JPH08181176A
JPH08181176A JP6320254A JP32025494A JPH08181176A JP H08181176 A JPH08181176 A JP H08181176A JP 6320254 A JP6320254 A JP 6320254A JP 32025494 A JP32025494 A JP 32025494A JP H08181176 A JPH08181176 A JP H08181176A
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JP
Japan
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test head
parallel
pair
link mechanism
parallel link
Prior art date
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Pending
Application number
JP6320254A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Mizumura
勉 水村
Takashi Ishimoto
隆 石本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication date
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  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テストヘッドを平行リンクを介して平行移動
するだけで、装置本体の上方位置と上方位置から確実に
退避した位置との間で移動可能にする。 【構成】 平行リンク機構58は、垂直に立設された一
対のガイド棒80A、80Bに一対のリンク84、86
を回動自在に支持すると共にリンク84、86を互いに
平行に配し、リンク84、86を介してテストヘッド5
4をガイド棒80A、80Bに平行に連結した。これに
より、リンク84、86がガイド棒80A、80Bを中
心に揺動してテストヘッド54が水平方向に姿勢を略変
更することなく平行移動する。この場合、リンク84、
86の揺動角度が略90°に設定されていてもテストヘ
ッド54の平行移動量が大きくなるので、リンク84、
86を介してテストヘッド54平行移動するだけでテス
トヘッドが装置本体の上方から確実に退避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウエハプローバに係
り、特に半導体ウエハ上に多数形成された半導体素子回
路の電気的性能を検査するウエハプローバに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子は、ウエハと称される所定大
の略円盤形の薄板上を縦横に整列区画して、夫々に所要
の同一電気素子回路を多数形成することにより製造され
る。そして、同一電気素子回路が多数形成されたウエハ
は、電気素子回路が形成された素子を各チップとして分
断する前に、ウエハプローバと称される半導体素子検査
装置で電気素子回路を個々に検査して、電気素子回路の
良・不良を判定選別する。この半導体素子に粉塵などが
付着しないように、半導体素子をクリーンルーム内で検
査するために、一般にウエハプローバはクリーンルーム
内で使用される。
【0003】図9に示すように、ウエハプローバ10は
テーブル12を備え、テーブル12にはウエハ14が真
空吸着されている。テーブル12は、ウエハ14に形成
された複数の電気素子回路の配列に従って、X・Y方向
の水平移動とZ方向の上下移動を行なう。また、ウエハ
プローバ10は回転リング16を備え、回転リング16
はテーブル12の上方に配設されている。回転リング1
6にはパフォマンスボード18を介してプローブカード
20が取り付けられている。プローブカード20には複
数のプローブニードル20A、20A…が設けられてい
る。複数のプローブニードル20A、20A…は、検査
しようとする電気素子回路の各電極に対応する位置に位
置決めされている。
【0004】このプローブカード20は測定するウエハ
14の品種毎に専用のプローブカードが用意され、専用
のプローブカードには測定するウエハ14に関する品種
・記号等が明記されている。従って、検査するウエハ1
4の種類を変える毎に回転リング16に専用のプローブ
カードを取り付ける必要がある。さらに、ウエハプロー
バ10には回転式ヒンジ型のテストヘッド22が備えら
れている。すなわち、テストヘッド22にはアーム24
が固定され、アーム24は軸26を介して装置本体28
に回動自在に支持されている。テストヘッド22には複
数の基板が収納され、複数の基板はケーブルを介してテ
スタに電気的に接続されている。この複数の基板は、テ
ストヘッド22のパフォーマンスボード(図示せず)に
電気的に接続され、このパフォーマンスボードはテスト
ヘッド22に着脱自在に取り付けられている。
【0005】そして、テストヘッド22を検査位置に位
置決めすると、テストヘッド22のパフォーマンスボー
ドは装置本体側のパフォマンスボード18を介してプロ
ーブカード20に電気的に接続される。これにより、テ
スタがプローブカード20に電気的に接続され、テスタ
は、プローブニードル20A、20A…がウエハ14の
各電気素子回路の電極に接触したときに、各電気素子回
路を検査する。
【0006】ところで、テストヘッド22のパフォーマ
ンスボードはプローブカード20と同様に、測定するウ
エハ14の品種毎に専用のパフォーマンスボードが用意
され、専用のパフォーマンスボードには測定するウエハ
14に関する品種・記号等が明記されている。このよう
に、専用のパフォーマンスボードを使用することによ
り、測定するウエハにテスタの仕様を合わせることがで
きる。従って、検査するウエハ14の種類を変える毎に
テストヘッド22側に設けられた専用のパフォーマンス
ボードと交換する必要がある。
【0007】このパフォーマンスボードはテストヘッド
22の下端部に保持枠30で取り付けられているので、
テストヘッド22側のパフォーマンスボードを交換する
場合、軸26を中心にしてテストヘッド22を約180
°回動してテストヘッド22の下端部を上向きにして、
保持枠30をテストヘッド22から取り外してパフォー
マンスボードを交換する。
【0008】また、ウエハプローバ10をメンテナンス
する場合にも、パフォーマンスボードの交換時と同様に
テストヘッド22を装置本体28から退避する必要があ
る。しかしながら、回転式ヒンジ型のテストヘッド22
を備えたウエハプローバ10において、パフォーマンス
ボードと交換する場合やメンテナンスを行う場合等に、
軸26を中心にして回動してテストヘッド22が上方に
持ち上げられるので、テストヘッド22のパフォーマン
スボードに設けられたポゴピンが軸26を中心として円
弧移動する。従って、テストヘッド22のパフォーマン
スボードに設けられたポゴピンは装置本体28のパフォ
ーマンスボード18の嵌合穴に対して横ズレする。これ
により、テストヘッド22のパフォーマンスボードに設
けられたポゴピンがパフォーマンスボード18の嵌合穴
に偏った状態で接触して、ポゴピンにストレスが発生す
る。
【0009】特に、高集積化された半導体素子の場合、
ポゴピンの本数が増加するのでポゴピンの径が細くな
り、ポゴピンの横ズレに基づいて発生したストレスでポ
ゴピンが破損するという問題がある。一方、図10に示
すように、テストヘッド22がマニュプレータ30に支
持されたマニュプレータ型のウエハプローバ31の場
合、テストヘッド22はマニュプレータ32の支持枠3
3に軸34、34を介して垂直方向に回動自在に支持さ
れている。支持枠33はピン36を介して昇降体38に
水平方向に略90°の範囲で揺動自在に支持され、昇降
体38はマニュプレータ32の軽減装置40に昇降自在
に支持されている。従って、マニュプレータ32は昇降
体38等を介してテストヘッド22を昇降するとともに
ピン36を介して水平方向に略90°の範囲で揺動す
る。
【0010】このように、マニュプレータ型のウエハプ
ローバ31は、テストヘッド22を水平方向に略90°
の範囲内でしか揺動することができないので、テストヘ
ッド22の揺動だけではテストヘッド22を装置本体2
8の上面から完全に退避させることができない。従っ
て、マニュプレータ型のウエハプローバ31のメンテナ
ンス等を行う場合には、マニュプレータ32の軽減装置
40の位置を移動させて、テストヘッド22を装置本体
28の上面から完全に退避させていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マニュ
プレータ32の軽減装置40を移動させてテストヘッド
22を装置本体28の上面から完全に退避させた場合、
メンテナンス等が完了した後、テストヘッド22のパフ
ォーマンスボードに設けられたポゴピンを装置本体28
のパフォーマンスボード18の嵌合穴に位置決めするた
めに、移動した軽減装置40を再度位置決めする必要が
ある。従って、テストヘッド22の位置決めに時間がか
かるという問題がある。
【0012】また、マニュプレータ型のウエハプローバ
31の場合、テストヘッド22をピン36を介して水平
方向に揺動するので、テストヘッド22の揺動時にケー
ブル44にねじれが発生してケーブル44が断線すると
いう問題がある。本発明はこのような事情に鑑みてなさ
れたもので、メンテナンス等の際にポゴピンの破損を防
止し、また、メンテナンス等の完了後にテストヘッドを
短時間で装置本体に位置決めすることができ、さらに、
ケーブル44の断線を防止することができるウエハプロ
ーバを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、半導体素子の電極に接触可能な複数のプ
ローブニードルを有するプローブカードが設けられた装
置本体と、前記装置本体の上方の検査位置に配され、前
記装置本体のプローブカードに電気的に接続可能なパフ
ォーマンスボードが設けられたテストヘッドと、平行に
配された一対のリンクを介して前記テストヘッドを前記
検査位置と該検査位置から退避した退避位置との間で平
行移動する平行リンク機構と、垂直に立設されると共に
前記平行リンク機構を昇降自在に支持する一対のガイド
部材と、を備えたことを特徴としている。
【0014】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、前記平行リンク機構に昇降手段を連結し、前記昇降
手段を作動させて前記平行リンク機構を前記一対のガイ
ド部材に沿って昇降することを特徴としている。さら
に、本発明は、前記目的を達成するために、前記平行リ
ンク機構に該平行リンク機構及び前記テストヘッドの重
量を相殺するカウンタバランスを備えたことを特徴とし
ている。
【0015】
【作用】本発明によれば、平行リンク機構は、垂直に立
設された一対のガイド部材に一対のリンクをそれぞれ回
動自在に支持すると共に互いに平行に配した。また、平
行リンク機構は、平行に配された一対のリンクを介して
テストヘッドを一対のガイド部材に平行に連結した。こ
れにより、平行リンク機構は、検査位置と検査位置から
退避した退避位置との間でテストヘッドを平行に移動す
る。また、昇降手段は平行リンク機構の一対のリンクを
一対のガイド部材に沿って昇降する。
【0016】従って、昇降手段で平行リンク機構の一対
のリンクを一対のガイド部材に沿って上下方向に移動す
ることによりテストヘッドが垂直方向に昇降する。これ
により、テストヘッドのパフォーマンスボードに設けら
れた雄端子が装置本体のパフォーマンスボードの雌端子
に偏った状態で接触してそれぞれの端子にストレスが発
生することを阻止できる。
【0017】また、平行リンク機構の一対のリンクのそ
れぞれが一対のガイド部材を中心に揺動することにより
テストヘッドが水平方向に姿勢を略変更することなく平
行移動する。この場合、一対のリンクの揺動角度が略9
0°に設定されていてもテストヘッドの平行移動量が大
きくなるので、平行リンク機構が支持された一対のガイ
ド部材を移動させずに、テストヘッドを装置本体の上方
から確実に退避させることができる。
【0018】さらに、テストヘッドは姿勢が略変更しな
いように平行移動するので、テストヘッドの移動時にケ
ーブルにねじれが発生しない。また、平行リンク機構を
使用することにより、テストヘッドの平行移動量に比較
して平行リンク機構の移動量を小さくすることができ
る。
【0019】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るウエハプ
ローバについて詳細する。図1は本発明に係るウエハプ
ローバ50の動作を説明した正面図であり、図2はその
平面図である。ウエハプローバ50は装置本体52、テ
ストヘッド54、支持枠56、平行リンク機構58、一
対のガイド棒80A、80B及び昇降手段60を備えて
いる。図3に示すように、装置本体52はテーブル62
を備え、テーブル62にはウエハ64が真空吸着されて
いる。テーブル62は、ウエハ64に形成された複数の
電気素子回路の配列に従って、X・Y方向の水平移動と
Z方向の上下移動を行なう。
【0020】また、装置本体52は回転リング66を備
え、回転リング66はテーブル62の上方に配設されて
いる。回転リング66にはパフォマンスボード68が支
持され、パフォマンスボード68の上面に雌端子68
A、68A…が同心円上に90°の間隔をおいて配設さ
れている。パフォマンスボード68にはプローブカード
70が取り付けられ、プローブカード70には複数のプ
ローブニードル70A、70A…が設けられている。複
数のプローブニードル70A、70A…は、検査しよう
とする電気素子回路の各電極に対応する位置に位置決め
されている。
【0021】このプローブカード70は測定するウエハ
64の品種毎に専用のプローブカードが用意され、専用
のプローブカードには測定するウエハ64に関する品種
・記号等が明記されている。従って、検査するウエハ6
4の種類を変える毎に回転リング66に専用のプローブ
カードを取り付ける必要がある。装置本体52の上方に
はテストヘッド54が配され、テストヘッド54には複
数の基板(図示せず)が収納され、複数の基板はケーブ
ル72(図1参照)を介してテスタ74に電気的に接続
されている。この複数の基板は、テストヘッド54のパ
フォーマンスボード75に電気的に接続され、パフォー
マンスボード75はテストヘッド54に着脱自在に取り
付けられている。パフォーマンスボード75には円筒カ
バー77が取り付けられ、円筒カバー77内には雄端子
77A、77A…が同心円弧上に90°の間隔で配設さ
れている。雄端子77A、77A…はパフォーマンスボ
ード75に電気的に接続されている。
【0022】そして、テストヘッド54を検査位置に位
置決めすると、テストヘッド54の雄端子77A、77
A…がパフォマンスボード68の雌端子68A、68A
…にそれぞれ嵌入する。これにより、テストヘッド54
のパフォーマンスボード75は装置本体52のパフォマ
ンスボード68を介してプローブカード70に電気的に
接続される。従って、テスタ74がプローブカード70
に電気的に接続され、テスタ74は、プローブニードル
70A、70A…がウエハ64の各電気素子回路の電極
に接触したときに、各電気素子回路を検査する。
【0023】図2に示すように、テストヘッド54は支
持枠56内に配されている。支持枠56は略コ字型に形
成され、テストヘッド54は支持ピン78、78を介し
て支持枠56に略中央が回動自在に支持されている。支
持ピン78、78は同軸上に配され、それぞれの軸線は
テストヘッド54の中央に位置する。これにより、テス
トヘッド54は支持ピン78、78を介して、テストヘ
ッド54の中央を中心にして垂直方向に回動する。
【0024】平行リンク機構58は昇降台82、左側リ
ンク84及び右側リンク86を有している。図1に示す
ように、一対のガイド棒80A、80Bは互いに平行
に、かつ垂直になるように支持台88に固定され、一対
のガイド棒80A、80Bにはベアリング81A、81
B(図2参照)を介して昇降台82の両端部がそれぞれ
移動自在に嵌入されている。また、左側のガイド棒80
Aにはベアリング81Aを介して左側リンク84の一端
部が回動自在に、かつ昇降自在に支持されている。左側
リンク84の他端部にはピン90Aを介して支持枠56
の側部に回動自在に支持されている。
【0025】さらに、右側のガイド棒80Bにはベアリ
ング81Bを介して右側リンク86の一端部が回動自在
に、かつ昇降自在に支持されている。右側リンク86の
他端部にはピン90Bを介して支持枠56の側部に回動
自在に支持されている。この場合、支持枠56が一対の
ガイド棒80A、80Bに平行に配され、また、左側リ
ンク84と右側リンク86とが互いに平行に配される。
【0026】従って、テストヘッド54は、P1 位置と
2 位置との間でテストヘッド54の姿勢を略変更する
ことなく矢印A−B方向(図1、図2参照)に平行に水
平移動する。この場合、テストヘッド54がP1 位置か
ら矢印A方向に移動すると、左側リンク84及び右側リ
ンク86がそれぞれ左側のガイド棒80A及び右側のガ
イド棒80Bを中心にして時計回り方向に回動する。一
方、テストヘッド54を、P2 位置から矢印B方向に移
動すると、左側リンク84及び右側リンク86がそれぞ
れ左側のガイド棒80A及び右側のガイド棒80Bを中
心にして反時計回り方向に回動する。
【0027】また、左側リンク84と右側リンク86と
が互いに平行に配されて平行リンクを構成するので、左
側リンク84及び右側リンク86のそれぞれの揺動角度
が略90°の場合でもテストヘッド54の平行移動量が
大きくなる。従って、テストヘッド54の支持台88を
移動させずに、テストヘッド54をウエハプローバ50
の装置本体52の上方から確実に退避させることができ
る。
【0028】さらに、テストヘッド54は姿勢が略変更
しないように平行移動するので、テストヘッド54の移
動時にケーブル72にねじれが発生しない。また、左側
リンク84と右側リンク86とが互いに平行に配されて
平行リンクを構成することにより、テストヘッド54の
平行移動量に比較して左側リンク84及び右側リンク8
6の移動量を小さくすることができる。
【0029】上述した平行リンクを構成する左側リンク
84及び右側リンク86が支持された一対のガイド棒8
0A、80Bの中央に、昇降シリンダ(昇降手段)60
が一対のガイド棒80A、80Bと平行に配されてい
る。昇降シリンダ60のシリンダ部60Aは支持台88
の略中央に固定されている。また、昇降シリンダ60の
ロッド部60Bは昇降台82の中央に固定されている。
従って、昇降シリンダ60が伸縮すると、昇降台82が
一対のガイド棒80A、80Bに沿って昇降する。昇降
台82が昇降すると左側リンク84、右側リンク86及
び支持枠56を介してテストヘッド54が矢印C−D方
向(図1、図3参照)に昇降する。
【0030】従って、図3に示すテストヘッド54のパ
フォーマンスボード75に筒型カバー77を介して設け
られた雄端子77A、77A…が装置本体52のパフォ
ーマンスボード68の雌端子68A、68A…に垂直に
嵌入するので、雄端子77A、77A…に横方向のスト
レスが発生することを阻止する。これにより、メンテナ
ンス等の際に雄端子77A、77A…や雌端子68A、
68A…が破損しない。
【0031】尚、図2上で94はウエハが収納されたカ
セットを収納するカセット収納部、96は作業内容を指
示するキーボード、98は操作状況を表示する操作画面
である。前記の如く構成された本発明に係るウエハプロ
ーバの作用を図4〜図8に基づいて説明する。
【0032】ウエハプローバのメンテナンスを行う場合
や、ウエハプローバで検査するウエハの種類を変えるた
めにテストヘッド66の下端部に取り付けられたパフォ
ーマンスボード76を交換する場合、先ず、図4に示す
検査位置から昇降シリンダ60を伸長して昇降台82を
一対のガイド棒80A、80Bに沿って上昇し、左側リ
ンク84、右側リンク86及び支持枠56を介して図5
の待機位置までテストヘッド54を上昇する。
【0033】次に、待機位置まで上昇したテストヘッド
54を、図5に示すP1 位置から矢印A方向に移動す
る。この場合、図2に示すように、平行リンク部58の
左側リンク84及び右側リンク86がそれぞれ左側のガ
イド棒80A及び右側のガイド棒80Bを中心にして時
計回り方向に回動し、テストヘッド54は図6に示すP
2 位置まで移動する。
【0034】次いで、昇降シリンダ60を収縮して昇降
台82を一対のガイド棒80A、80Bに沿って下降
し、左側リンク84、右側リンク86及び支持枠56を
介して図7の位置までテストヘッド54を下降する。続
いて、支持ピン78、78を中心にしてテストヘッド5
4を180°反時計回り方向に回動する(図8参照)。
これにより、テストヘッド54の下端部に取り付けられ
たパフォーマンスボード75がテストヘッド54の上方
に位置する。
【0035】従って、テストヘッド54のメンテナンス
や、テストヘッド54の下端部に取り付けられたパフォ
ーマンスボード75を新たなパフォーマンスボード75
と交換する作業が容易に行われる。尚、この状態で装置
本体52のプローブカード70を新たなプローブカード
70と交換する。次に、パフォーマンスボード68及び
プローブカード70をそれぞれ新たなパフォーマンスボ
ード68及び新たなプローブカード70と交換した後、
支持ピン78、78を介してテストヘッド54の中央を
中心にしてテストヘッド54を180°時計回り方向に
回動する。次いで、昇降シリンダ60を伸長して昇降台
82を一対のガイド棒80A、80Bに沿って上昇し
て、左側リンク84、右側リンク86及び支持枠56を
介して図6に示す位置までテストヘッド54を上昇す
る。
【0036】続いて、テストヘッド54を、図6に示す
2 位置から矢印B方向に移動すると、左側リンク84
及び右側リンク86がそれぞれ左側のガイド棒80A及
び右側のガイド棒80Bを中心にして反時計回り方向に
回動し、テストヘッド54は図5に示すP1 位置まで移
動する。次に、昇降シリンダ60を収縮して昇降台82
を一対のガイド棒80A、80Bに沿って下降して、左
側リンク84、右側リンク86及び支持枠56を介して
図4の検査位置までテストヘッド54を下降する。
【0037】これにより、テストヘッド54の雄端子7
7A、77A…がパフォマンスボード68の雌端子68
A、68A…にそれぞれ嵌入して、テストヘッド54の
パフォーマンスボード75は装置本体52のパフォマン
スボード68を介してプローブカード70に電気的に接
続される。従って、テスタ74がプローブカード70に
電気的に接続される。この状態で、操作画面98で操作
状況を見ながらキーボード96を操作して検査内容を指
令する。
【0038】この指令に基づいて、カセット収納部94
に取付けられたカセット内のウエハがテーブル(図示せ
ず)上に載置され、このテーブルを上昇してウエハの各
電気素子回路の電極をプローブニードル70A、70A
…に接触させる。これにより、ウエハ64の各電気素子
回路がテスタ74で検査される。前記実施例では昇降シ
リンダ60を伸縮して平行リンク機構58をガイド棒8
0A、80Bに沿って昇降する場合について説明した
が、これに限らず、昇降シリンダ60を使用せずに平行
リンク機構58を手動で昇降させてもよい。この場合、
平行リンク機構58にカウンタバランス(図示せず)を
備え、このカウンタバランスは、左側リンク84、右側
リンク86、支持枠56及びテストヘッド54の重量を
相殺するように重量が設定されている。従って、手動で
平行リンク機構58に上下方向の力を作用させることに
より、平行リンク機構58をガイド棒80A、80Bに
沿って容易に昇降することができる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るウエハプ
ローバによれば、平行リンク機構は、検査位置と検査位
置から退避した退避位置との間でテストヘッドを平行に
移動し、平行リンク機構の一対のリンクは昇降手段によ
り一対のガイド部材に沿って昇降する。従って、昇降手
段で平行リンク機構の一対のリンクを一対のガイド部材
に沿って上下方向に移動することによりテストヘッドが
垂直方向に昇降する。これにより、テストヘッドのパフ
ォーマンスボードに設けられた雄端子が装置本体のパフ
ォーマンスボードの雌端子に偏った状態で接触してそれ
ぞれの端子にストレスが発生することを阻止できるの
で、メンテナンス等の際に端子の破損を防止することが
できる。
【0040】また、平行リンク機構の一対のリンクのそ
れぞれが一対のガイド部材を中心に揺動することにより
テストヘッドが水平方向に姿勢を略変更することなく平
行移動する。この場合、一対のリンクの揺動角度が略9
0°に設定されていてもテストヘッドの平行移動量が大
きくなるので、平行リンク機構を支持する支持台を移動
させずに、テストヘッドを装置本体の上方から確実に退
避させることができる。従って、メンテナンス等の完了
後にテストヘッドを短時間で装置本体に位置決めするこ
とができる。
【0041】さらに、テストヘッドは姿勢が略変更しな
いように平行移動するので、テストヘッドの移動時にケ
ーブルにねじれが発生しない。従って、テストヘッドの
移動時にケーブルが断線することを防止できる。また、
平行リンク機構を使用することにより、テストヘッドの
平行移動量に比較して平行リンク機構の移動量を小さく
することができるので、平行リンク機構の簡素化やコン
パクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウエハプローバの動作を説明した
正面図
【図2】本発明に係るウエハプローバの動作を説明した
正面図
【図3】本発明に係るウエハプローバの平面図
【図4】本発明に係るウエハプローバの動作を説明した
説明図
【図5】本発明に係るウエハプローバの動作を説明した
説明図
【図6】本発明に係るウエハプローバの動作を説明した
説明図
【図7】本発明に係るウエハプローバの動作を説明した
説明図
【図8】本発明に係るウエハプローバの動作を説明した
説明図
【図9】従来のウエハプローバの動作を説明した側面図
【図10】従来のウエハプローバの動作を説明した平面
【符号の説明】
50…ウエハプローバ 52…装置本体 54…テストヘッド 56…支持枠 58…平行リンク機構 60…昇降シリンダ(昇降手段) 64…ウエハ(半導体素子) 68、75…パフォーマンスボード 70…プローブカード 70A…プローブニードル 78…支持ピン(水平方向の回動軸) 80A、80B…ガイド棒(ガイド部材) 84、86…リンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子の電極に接触可能な複数のプ
    ローブニードルを有するプローブカードが設けられた装
    置本体と、 前記装置本体の上方の検査位置に配され、前記装置本体
    のプローブカードに電気的に接続可能なパフォーマンス
    ボードが設けられたテストヘッドと、 平行に配された一対のリンクを介して前記テストヘッド
    を前記検査位置と該検査位置から退避した退避位置との
    間で平行移動する平行リンク機構と、 垂直に立設されると共に前記平行リンク機構を昇降自在
    に支持する一対のガイド部材と、 を備えたことを特徴とするウエハプローバ。
  2. 【請求項2】 前記平行リンク機構に昇降手段を連結
    し、前記昇降手段を作動させて前記平行リンク機構を前
    記一対のガイド部材に沿って昇降することを特徴とする
    請求項1記載のウエハプローバ。
  3. 【請求項3】 前記平行リンク機構に該平行リンク機構
    及び前記テストヘッドの重量を相殺するカウンタバラン
    スを備えたことを特徴とする請求項1記載のウエハプロ
    ーバ。
JP6320254A 1994-12-22 1994-12-22 ウエハプローバ Pending JPH08181176A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008051724A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Yokogawa Electric Corp 半導体テスタ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008051724A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Yokogawa Electric Corp 半導体テスタ装置
JP4665871B2 (ja) * 2006-08-28 2011-04-06 横河電機株式会社 半導体テスタ装置

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