JPH0817318A - リレー - Google Patents

リレー

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JPH0817318A
JPH0817318A JP14902894A JP14902894A JPH0817318A JP H0817318 A JPH0817318 A JP H0817318A JP 14902894 A JP14902894 A JP 14902894A JP 14902894 A JP14902894 A JP 14902894A JP H0817318 A JPH0817318 A JP H0817318A
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JP
Japan
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fixed
fixed contact
pair
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JP14902894A
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English (en)
Inventor
Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Naoki Kanemoto
直樹 金本
Masahiro Kotsuna
正浩 忽那
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作特性及び電気開閉性能を十分にする。 【構成】 可動部材6 が鉄芯3 に吸引されて接離動作す
る電磁石装置M と、耐溶着性能の良好な一方接点対30a
と、接触抵抗の良好な他方接点対30b と、を備え、両接
点対30a,30b の固定接点9,10を固定接点板11に設け、そ
れぞれの接点対30a,30b の可動接点12,13 を設けた一方
及び他方可動接点板14,15 が可動部材6 により駆動さ
れ、かつ一方接点対30a が接点接離動作時には他方接点
対30b よりも先に接触するようなしたリレーにおいて、
固定接点板11は、耐溶着性能の良好な一方固定接点9 を
設けた一方固定接点板111 と、接触抵抗の良好な他方固
定接点10を設けるとともに一方固定接点板111 と電気的
に接続された他方固定接点板112 と、でなる構成にして
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明制御等の突入電流
の大きい負荷を開閉する接点開閉装置を有したリレーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリレーとして、図12及
び図13に示す構成のものが存在する。このものは、可
動部材A が鉄芯B に吸引されて接離動作する電磁石装置
M と、耐溶着性能の良好な一方接点対C と、接触抵抗の
良好な他方接点対D と、を備え、両接点対C,D は並列接
続関係にあり、それぞれの固定接点C1,D1 を固定接点板
E に設け、それぞれの接点対C,D の可動接点C2,D2 を設
けた可動接点板F が可動部材A により駆動され、かつ一
方接点対C が接点接離動作時には他方接点対D よりも先
に接触するようなしたものである。
【0003】このものは、可動部材A が動作したストロ
ークに対する可動接点板F のばね負荷及び電磁石装置M
の吸引力の特性を示した図12に示すように、可動接点
板Fのばね負荷は、可動部材A が動作するにつれて点A
から点B及び点Cを経て点Dに至る。詳しくは、点Bに
おいて一方接点対C が接触し、点Cにおいて他方接点対
D が接触する。従って、一方接点対C は、その固定接点
C1の位置により通電時期が決定され、他方接点対D は、
その固定接点D1の位置により接点圧及び逆方向の動作電
圧が決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のリレーに
あっては、1つの固定接点板E に両接点対C,D の固定接
点C1,D1 が設けられているために、点Bと点Cとの距離
ΔBCが一定のものとなっており、両固定接点C1,D1 間
の距離を調整することができず、動作特性及び電気開閉
性能が不十分になることがある。例えば、ばね負荷荷重
及び電磁石吸引特性の整合を得るために、一方接点対C
の通電時期を遅らせようとして、点Bの位置を点D側に
移動させるよう固定接点板F を移動させると点Cまでが
点D側に移動してしまって、他方接点対D が接触する時
期も遅れてしまい、可動部材A が動作し終わったときの
他方接点対D の接点圧が所定の接点圧に達しなくなった
り、点Dに至らなくなるために復帰方向の動作電圧が所
定の電圧でなくなって、動作特性及び電気開閉性能が不
十分になったりする。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、動作特性及び電気開閉性
能を十分にすることができるリレーを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、可動部材が鉄芯に吸引
されて接離動作する電磁石装置と、耐溶着性能の良好な
一方接点対と、接触抵抗の良好な他方接点対と、を備
え、両接点対は並列接続関係にあり、それぞれの固定接
点を固定接点板に設け、それぞれの接点対の可動接点を
設けた可動接点板が可動部材により駆動され、かつ一方
接点対が接点接離動作時には他方接点対よりも先に接触
するようなしたリレーにおいて、前記固定接点板は、前
記一方接点対の固定接点を設けた一方固定接点板と、前
記他方接点対の固定接点を設けるとともに一方固定接点
板と電気的に接続された他方固定接点板と、からなる構
成にしてある。
【0007】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記一方及び他方固定接点板は、導
電部材を介して接続された構成にしてある。
【0008】また、請求項3記載のものは、請求項2記
載のものにおいて、前記一方接点対は前記導電部材を介
して導通され得るものであって、前記導電部材は所定の
温度まで上昇すると溶断して電気的に切断する温度ヒュ
ーズよりなる構成にしてある。
【0009】
【作用】請求項1記載のものによれば、固定接点板は、
一方接点対の固定接点を設けた一方固定接点板及び他方
接点対の固定接点を設けるとともに一方固定接点板に電
気的に接続された他方固定接点板からなっているから、
両固定接点間の距離を調整することができる。
【0010】請求項2記載のものによれば、両固定接点
板は、導電部材を外した状態では、一方及び他方接点対
の通電試験を別々に行えるので、両接点対の接触時期を
それぞれ検出することができるから、両接点対の通電時
間差を測定することができる。
【0011】請求項3記載のものによれば、接触抵抗の
良好な他方接点対の間にごみ等が侵入して接触抵抗が増
加したり、一方接点対が接触してから他方接点対が接触
するまでの間に電磁石装置が動作しなくなったりする
と、耐溶着性能が良好で接触抵抗性能が悪い一方接点対
に負荷電流を流すことになって、その一方接点対は、そ
の温度が高くなくなることがあるが、所定の温度まで上
昇すると温度ヒューズが溶断して電気的に切断して、導
通しなくなるから、安全性を向上させることができる。
【0012】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図4に基づい
て以下に説明する。このリレーは、基台1 、2組のヨー
ク2,2 、固定鉄芯3 、コイル枠4 、コイル5 、可動枠
(可動部材)6 、接極子7,7 、永久磁石8 、一方固定接
点9 、他方固定接点10、固定接点端子(固定接点板)1
1、一方可動接点12、他方可動接点13、一方可動ばね
(一方可動接点板)14、他方可動ばね(他方可動接点
板)15、可動接点端子16、カード17、ダンパー18、補助
接点部19、ケース20で構成されている。
【0013】双安定電磁石装置1 や耐溶着性能の良好な
一方接点対30a と接触抵抗性能の良好な他方接点対30b
の各部材を基台1 に取着配設して、基台1 と共にハウジ
ングを形成するケース20を被冠して構成される。
【0014】詳しくは、基台1 は、基台本体1a及びその
基台本体1aと接続される接点基台1bよりなっている。
【0015】ヨーク2 は、長片2aと短片2bにてL字状を
なし、さらに長片2aの端部片側を折曲延設した接極片2c
を有する。この2組のヨーク2,2 は、接極片2c,2c が対
向するよう、また短片2b,2b が重合するよう、さらに長
片2a,2a に設けられた凸軸2d,2d が対向位置となるよ
う、一方の接極片2cの端部に設けられた凹部2eと他方の
長片2aの側方に設けられた凸部2fとを互いに嵌合固着し
て一体化される。ここで、接極片2c,2c はヨーク2 の長
片2aを折曲延設されたものに限ることなく、ヨーク2 に
固着し得るよう形成された別部材であってもよい。
【0016】固定鉄心3 は、長片2aと略同長のT字状を
なし、幅広部3aが対向する接極片2c,2c の中央に位置し
て中央接極片となるよう幅狭部3bの端部が短片2b,2b に
固着される。
【0017】コイル枠4 は、固定鉄心3 の幅狭部3bに嵌
装されるもので、ヨーク2 の短片2b側に位置する一方の
鍔部4aにコイル端子4b,4b,4bを貫通固定し、コイル5 が
一方の鍔部4aと他方の鍔部4c間に巻装される。
【0018】可動枠6 は、略コ字状に形成され、両対向
片の先端部にはヨーク2,2 の凸軸2d,2d に嵌合して軸支
される嵌合部6a,6a を有し、中央片6bにはカード17を駆
動するカード駆動部6c,6c 及びダンパー18を押圧するダ
ンパー押圧部6d,6d がそれぞれ突設され、一方対向片に
は補助接点部19を開閉する駆動突起6eが設けられてい
る。そして接極子7,7 と永久磁石8 とは、コ字状につな
がって可動枠6 の中央片6bに保持され、各接極子7,7 は
固定鉄心3 の幅広部3a及び対向する接極片2c,2cの間に
位置して交互に幅広部3aに当接する。
【0019】そして、これらのヨーク2,2 と固定鉄芯3
とコイル枠4 とコイル5 と可動枠6とにより双安定電磁
石装置M (電磁石装置)が構成され、この双安定電磁石
装置M は、コイル端子4b,4b,4bを基台本体1aに貫通固定
することにより、その略中央に取着される。
【0020】一方固定接点9 は、タングステン系の耐溶
着性の良好な金属材料によりなり、一方可動接点12に対
向配置されて、一方接点対30a を形成している。
【0021】他方固定接点10は、銀合金等の接触抵抗良
好な金属材料によりなり、他方可動接点13に対向配置さ
れて、他方接点対30b を形成している。
【0022】固定接点端子(固定接点板)11は、一方固
定接点端子111 及び他方固定接点端子112 からなってい
る。この一方固定接点端子111 は、銅合金等の導電板に
より、略L字状に折曲して形成され、一端部に一方固定
接点9 を固着するとともに他端部に凸型の嵌合部111aが
設けられている。また他方固定接点端子112 は、銅合金
等の導電板により、略L字状に折曲して形成され、一端
部が接点基台1bに貫通固定されるとともに他端部に凹型
の嵌合部112aが設けられ、略中央に他方固定接点10を固
着している。そして、固定接点端子11は、一方固定接点
端子111 の嵌合部111aを他方固定接点端子112 の嵌合部
112aに嵌合して電気的に接続することにより、全体の形
状が大略コ字状になっている。
【0023】一方可動接点12は、一方固定接点9 と同様
に、タングステン系の耐溶着性の良好な金属材料により
なっている。
【0024】他方可動接点13は、他方固定接点10と同様
に、銀合金等の接触抵抗良好な金属材料によりなってい
る。
【0025】一方可動ばね(一方可動接点板)14は、銅
合金等のばね性を有した導電板により、長尺状に形成さ
れている。この一方可動ばね14は、一端部が可動接点端
子16に固着され、他端部より少し中央よりに一方可動接
点12が固着され、略中央に孔部14a が設けられており、
可動接点端子16が接点基台1bに貫通固定されることによ
り配設される。
【0026】他方可動ばね(他方可動接点板)15は、銅
合金等のばね性を有した導電板により、長尺状に形成さ
れ、一方可動ばね14と対向するよう一端部が可動接点端
子16に固着され、他端部に孔部15a が設けられ、他端部
より少し中央よりに他方可動接点22が固着されており、
可動接点端子16が接点基台1bに貫通固定されることによ
り配設される。
【0027】カード17は、対向する凸軸17a,17a を有
し、これら凸軸17a,17a を結ぶ中心軸の両側には接点駆
動部17b,17c が設けられ、対向する一方可動ばね14と他
方可動ばね15との間に、それぞれの可動ばね14,15 に設
けた孔部14a 及び15a に接点駆動部17b,17c がそれぞれ
嵌合するよう配設される。そして可動枠6 のカード駆動
部6c,6c がカード17の凸軸17a,17a に嵌合して軸支さ
れ、可動枠6 によりカード17が駆動される。
【0028】ここで、一方接点対30a は、リフトオフ形
式、すなわち常閉形式であり、一方の接点駆動部17b に
押圧駆動されないときは閉成状態にあり、また他方接点
対30b は、フレキシャー形式、すなわち常開形式であ
り、他方の接点駆動部17c に押圧駆動されないときは開
成状態にある。さらにこれら両接点対30a,30b は、並列
接続関係にあり、一方又は他方可動接点12,13 をそれぞ
れ設けた一方又は他方可動ばね14,15 が双安定電磁石装
置によって駆動され、かつ耐溶着性能の良好な一方接点
対30a は接点閉成動作時には先に接触するよう設定して
ある。
【0029】ダンパー18は、半球ドーム状の第1室18a
及び第2室18b を形成し適量の流体を封入した薄肉シー
トと、流体が移動可能な貫通孔を中央に有して両室18a,
18bを仕切る仕切板18c とを備えてなっており、可動枠6
に設けたダンパー押圧部6d,6d により両室18a,18b が
それぞれ押圧されるよう、基台本体1aに固着されてい
る。
【0030】補助接点部19は、銀合金等の材料により形
成された固定接点19a 及び可動接点19b を有して基台本
体1aに固定され、可動枠6 の駆動突起6eにより駆動され
て、両接点対30a,30b の開閉に応じて同時に開閉される
ようになっており、この補助接点部19を利用して、遠隔
監視システムに本リレーを使用することができる。
【0031】ケース20は、上記した各部材を取着配設し
た基台1 に被冠されて、基台1 と共にハウジングを形成
する。
【0032】次に、一方及び他方固定接点9,10間の距離
を調整する手順を図2(a)及び(b)に基づいて説明
する。一方及び他方固定接点9,10間の距離は、両固定接
点端子111,112 のそれぞれの嵌合部111a,112a を同図
(a)に矢示するように嵌合した状態で摺動して決めら
れ、その後、同図(b)のように一方及び他方固定接点
端子111,112 を固定する。
【0033】かかるリレーにあっては、固定接点端子11
は、一方接点対30a の固定接点9 を設けた一方固定接点
端子111 及び他方接点対30b の他方固定接点10を設ける
とともに一方固定接点端子111 に電気的に接続された他
方固定接点端子112 からなっているから、両固定接点9,
10間の距離を調整することができ、よって動作特性及び
電気開閉性能を十分にすることができる。
【0034】次に、本発明の第2実施例を図5に基づい
て以下に説明する。なお、第1実施例と実質的に同一の
機能を有した部材には同一の符号を付し、第1実施例と
異なるところのみ記す。
【0035】第1実施例では、一方固定接点端子111 の
嵌合部111aが凸型に形成され、他方接点端子112 の嵌合
部112aが凹型に形成されているのに対し、本実施例で
は、一方固定接点端子111 の嵌合部111aが平面視で長円
形の穴型に形成され、他方接点端子112 の嵌合部112aが
突起型に形成されている。そして、固定接点端子11は、
一方固定接点端子111 の穴型の嵌合部111aに他方固定接
点端子112 の突起型の嵌合部112aを挿入して嵌合させる
ことにより形成されている。
【0036】次に、一方及び他方固定接点9,10間の距離
を調整する手順を図5(a)及び(b)に基づいて説明
する。一方及び他方固定接点9,10間の距離は、両固定接
点端子111,112 のそれぞれの嵌合部111a,112a を同図
(a)に矢示するように嵌合した状態で摺動して決めら
れ、その後、同図(b)のように一方及び他方固定接点
端子111,112 を固定する。
【0037】かかるリレーにあっては、第1実施例と同
様に、両固定接点9,10間の距離を調整することができ、
よって動作特性及び電気開閉性能を十分にすることがで
きる。
【0038】次に、本発明の第3実施例を図6に基づい
て以下に説明する。なお、第1実施例と実質的に同一の
機能を有した部材には同一の符号を付し、第1実施例と
異なるところのみ記す。
【0039】第1実施例では、一方固定接点端子111 は
他端部に嵌合部111aを設け、他方固定接点端子112 は他
端部に嵌合部112aを設けているのに対し、本実施例で
は、一方固定接点端子111 は他端部に凸型の突出部111b
を設け、他方固定接点端子112は他端に一方固定接点端
子111 の突出部111bの幅寸法よりも大きい間隔を有した
両対向部112b,112b を設け、一方固定接点端子111 の突
出部111bを他方固定接点端子112 の両対向部112b,112b
の間に挿入して両固定接点9,10の間の距離を調整した後
に、両固定接点端子111,112 が半田等の導電部材113 に
より固着される構成になっている。そして、一方接点対
30a が導電部材113 を介して導通し得るものとなってい
る。
【0040】かかるリレーにあっては、両固定接点端子
111,112 は、導電部材113 により固着される前の状態で
は、一方及び他方接点対30a,30b の通電試験を別々に行
えるので、一方及び他方接点対30a,30b の接触時期をそ
れぞれ検出することができるから、両接点対30a,30b の
通電時間差を測定することができ、第1実施例のものよ
りも精度よく両固定接点間の距離を調整することができ
るので、さらに動作特性及び電気開閉性能を十分にする
ことができる。
【0041】次に、本発明の第4実施例を図7に基づい
て以下に説明する。なお、第3実施例と実質的に同一の
機能を有した部材には同一の符号を付し、第3実施例と
異なるところのみ記す。
【0042】第3実施例では、一方固定接点端子111 は
他端部に突出部111bを設け、他方固定接点端子112 は他
端に両対向部112b,112b を設けているのに対し、本実施
例では、一方固定接点端子111 は突出部111bを、他方固
定接点端子112 は対向部112b,112b を設けておらず、両
固定接点9,10の間の位置関係を調整した後に、両固定接
点端子111,112 がリード線又は網組線等の導電部材113
により固着される構成になっている。
【0043】かかるリレーにあっては、第3実施例と同
様に、一方及び他方接点対30a,30bの接触時期をそれぞ
れ検出することができるから、両接点対30a,30b の通電
時間差を測定することができ、より精度よく両固定接点
間の距離を調整することができるので、さらに動作特性
及び電気開閉性能を十分にすることができる。
【0044】次に、本発明の第5実施例を図8に基づい
て以下に説明する。なお、第4実施例と実質的に同一の
機能を有した部材には同一の符号を付し、第4実施例と
異なるところのみ記す。
【0045】第4実施例では、導電部材113 は、リード
線又は網組線等より構成されているのに対し、本実施例
では、導電部材113 は、金属板材より構成されている。
【0046】次に、導電部材113 を固着する手順を図8
(a)及び(b)に基づいて説明する。一方及び他方固
定接点9,10間の距離を調整した後に、導電部材113 を同
図(a)に矢示するように固着すると、同図(b)のよ
うになる。
【0047】かかるリレーにあっては、第4実施例と同
様に、一方及び他方接点対30a,30bの接触時期をそれぞ
れ検出することができるから、両接点対30a,30b の通電
時間差を測定することができ、より精度よく両固定接点
間の距離を調整することができるので、さらに動作特性
及び電気開閉性能を十分にすることができる。
【0048】次に、本発明の第6実施例を図9に基づい
て以下に説明する。なお、第4実施例と実質的に同一の
機能を有した部材には同一の符号を付し、第4実施例と
異なるところのみ記す。
【0049】第4実施例では、一方及び他方固定接点端
子111,112 のそれぞれの他端部が平坦であり、導電部材
113 はリード線又は網組線等により構成されているのに
対し、本実施例では、一方及び他方固定接点端子111,11
2 の他端部に切り起こした温度ヒューズ固定部111c,112
c が設けられ、導電部材113 は所定の温度まで上昇する
と溶断する温度ヒューズ113aにより構成されている。
【0050】詳しくは、両固定接点9,10の間の距離を調
整した後に、図9(a)に示した温度ヒューズ113aの両
端を、同図(b)のように一方及び他方固定接点端子11
1,112 の温度ヒューズ固定部111c,112c に固着する。
【0051】かかるリレーにあっては、第4実施例の効
果に加えて、接触抵抗の良好な他方接点対30b の間にご
み等が侵入して接触抵抗が増加したり、一方接点対30a
が接触してから他方接点対30b が接触するまでの間に電
磁石装置が動作しなくなったりすると、耐溶着性能が良
好で接触抵抗性能が悪い一方接点対30a に負荷電流を流
すことになって、その一方接点対30a は、その温度が高
くなることがあるが、温度ヒューズ113aが溶断して電気
的に切断して導通しなくなるから、安全性を向上させる
ことができる。
【0052】次に、本発明の第7実施例を図10及び図
11に基づいて以下に説明する。このものは、第1実施
例における耐溶着性の良好な一方接点対30a 及び接触抵
抗の良好な他方接点対30b をそれぞれ2組ずつ備えた、
いわゆる2a接点(両切り)タイプの構成となってお
り、それに伴って、カード17の接点駆動部17b,17c も2
組ずつあり、対向する凸軸17a,17a がそれぞれの接点駆
動部17b,17b 及び17c,17c の中間位置に設けられてい
る。
【0053】かかるリレーにあっては、第1実施例と同
様に、2組の両固定接点9,10及び両固定接点9,10間の距
離をそれぞれ調整することができ、よって動作特性及び
電気開閉性能を十分にすることができる。
【0054】なお、第7実施例では、第1実施例と同様
の構成にしているが、第2乃至第6実施例と同様の構成
により、一方接点対30a 及び他方接点対30b をそれぞれ
2組ずつ備えたものにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載のものは、固定接点板は、
一方接点対の固定接点を設けた一方固定接点板及び他方
接点対の固定接点を設けるとともに一方固定接点板に電
気的に接続された他方固定接点板からなっているから、
両固定接点間の距離を調整することができ、よって動作
特性及び電気開閉性能を十分にすることができる。
【0056】請求項2記載のものは、両固定接点板は、
導電部材を外した状態では、一方及び他方接点対の通電
試験を別々に行えるので、両接点対の接触時期をそれぞ
れ検出することができるから、両接点対の通電時間差を
測定することができ、請求項1記載のものよりも精度よ
く両固定接点間の距離を調整することができるので、さ
らに動作特性及び電気開閉性能を十分にすることができ
る。
【0057】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のの効果に加えて、接触抵抗の良好な他方接点対の間に
ごみ等が侵入して接触抵抗が増加したり、一方接点対が
接触してから他方接点対が接触するまでの間に電磁石装
置が動作しなくなったりすると、耐溶着性能が良好で接
触抵抗性能が悪い一方接点対に負荷電流を流すことにな
って、その一方接点対は、その温度が高くなくなること
があるが、所定の温度まで上昇すると温度ヒューズが溶
断して電気的に切断して導通しなくなるから、安全性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の分解斜視図である。
【図2】同上の両固定接点の間の位置関係の調整手順を
示す斜視図である。
【図3】同上のものを使用したリレーの縦断面図であ
る。
【図4】同上のものを使用したリレーの平断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例の両固定接点の間の位置関
係の調整手順を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例の固定接点端子の斜視図で
ある。
【図7】本発明の第4実施例の固定接点端子の斜視図で
ある。
【図8】本発明の第5実施例の導電部材を固着する手順
を示す斜視図である。
【図9】本発明の第6実施例の温度ヒューズを固着する
手順を示す斜視図である。
【図10】本発明の第7実施例の分解斜視図である。
【図11】同上のものを使用したリレーの縦断面図であ
る。
【図12】従来例の分解斜視図である。
【図13】同上の電磁石の吸引力及びばね負荷の変化を
示す説明図である。
【符号の説明】
3 固定鉄芯(鉄芯) 6 可動枠(可動部材) 9 一方固定接点 10 他方固定接点 11 固定接点端子(固定接点板) 111 一方固定接点端子(一方固定接点板) 112 他方固定接点端子(他方固定接点板) 113 導電部材 113a 温度ヒューズ 12 一方可動接点 13 他方可動接点 14 一方可動ばね(可動接点板) 15 他方可動ばね(可動接点板) 30a 一方接点対 30b 他方接点対 M 双安定電磁石装置(電磁石装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部材が鉄芯に吸引されて接離動作す
    る電磁石装置と、耐溶着性能の良好な一方接点対と、接
    触抵抗の良好な他方接点対と、を備え、両接点対は並列
    接続関係にあり、それぞれの固定接点を固定接点板に設
    け、それぞれの接点対の可動接点を設けた可動接点板が
    可動部材により駆動され、かつ一方接点対が接点接離動
    作時には他方接点対よりも先に接触するようなしたリレ
    ーにおいて、 前記固定接点板は、前記一方接点対の固定接点を設けた
    一方固定接点板と、前記他方接点対の固定接点を設ける
    とともに一方固定接点板と電気的に接続された他方固定
    接点板と、からなることを特徴とするリレー。
  2. 【請求項2】 前記一方及び他方固定接点板は、導電部
    材を介して接続されたことを特徴とする請求項1記載の
    リレー。
  3. 【請求項3】 前記一方接点対は前記導電部材を介して
    導通され得るものであって、前記導電部材は所定の温度
    まで上昇すると溶断して電気的に切断する温度ヒューズ
    よりなることを特徴とする請求項2記載のリレー。
JP14902894A 1994-06-30 1994-06-30 リレー Withdrawn JPH0817318A (ja)

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