JPH08163384A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH08163384A JPH08163384A JP6306618A JP30661894A JPH08163384A JP H08163384 A JPH08163384 A JP H08163384A JP 6306618 A JP6306618 A JP 6306618A JP 30661894 A JP30661894 A JP 30661894A JP H08163384 A JPH08163384 A JP H08163384A
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Abstract
像形成装置のγ特性を精度良く求めることを目的とす
る。 【構成】本発明の画像形成装置では、階調パターンを形
成する階調パターン形成手段と、前記階調パターン形成
手段で形成された階調パターンを記録する画像形成手段
101と、前記画像形成手段から出力した前記階調パタ
ーンを色分解して読み取る画像読取手段102と、前記
画像読取手段の色分解毎の出力信号(例えば、R,G,
B値)の合計(R+G+B)から前記画像形成手段のγ
(ガンマ)特性を推定するγ特性演算手段201を備え
ることを特徴とする。 【効果】画像読取手段の色成分毎の出力信号の合計から
画像形成手段のγ特性を演算するので、画像形成装置の
γ特性を精度良く演算することができる。
Description
タ、デジタルカラー複写機、カラーファクシミリ等に用
いられる電子写真方式あるいは噴射式のデジタルカラー
画像形成装置に関し、特に、画像形成装置のキャリブレ
ーションに関する。
画像形成装置のキャリブレーションとは、あらかじめ予
想した色になるように画像形成装置を補正することをい
うが、このようなキャリブレーションに関する技術とし
ては、階調パターンを画像形成装置から形成し、その階
調パターンを画像読取センサで読み取り、γ補正の補正
内容を変更するものが開示されている(特開平4−77
060号公報)。しかし、上記技術では、センサが読み
取り可能な濃度領域は、画像形成装置が出力する濃度領
域よりも小さいことがあるので、階調パターンの高濃度
領域の部分が読み取れないことがある。
等のプリンタのキャリブレーションを行なう時、階調パ
ターンをプリンタから出力して、スキャナから読み込ま
せる場合、前述したように、スキャナが読み取り可能な
濃度領域は、プリンタが出力する濃度領域よりも小さい
ことがあるので、階調パターンの高濃度領域の部分が読
み取れないことがある。
って、上記の欠点を除去し、階調パターンの高濃度領域
の濃度を推定し、画像形成装置のγ特性を精度良く求め
ることを目的としている。さらに、画像形成装置のキャ
リブレーションも精度良く可能にすることを目的として
いる。
め、請求項1記載の画像形成装置は、階調パターンを形
成する階調パターン形成手段と、前記階調パターン形成
手段で形成された階調パターンを記録する画像形成手段
と、前記画像形成手段から出力した前記階調パターンを
色分解して読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段
の色分解毎の出力信号(例えば、R(レッド),G(グ
リーン),B(ブルー)値)の合計(R+G+B)から
前記画像形成手段のγ(ガンマ)特性を推定するγ特性
演算手段を備えることを特徴とする。
ーンを形成する階調パターン形成手段と、前記階調パタ
ーン形成手段で形成された階調パターンを記録する画像
形成手段と、前記画像形成手段から出力した前記階調パ
ターンを色分解して読み取る画像読取手段と、前記画像
読取手段の感度が良好な濃度の範囲では前記画像読取手
段から前記画像形成手段の第1のγ特性を推定する第1
のγ特性演算手段と、前記画像形成手段から出力した前
記階調パターンを測色する画像測色手段と、前記画像読
取手段の感度が低下する濃度の範囲では、前記画像測色
手段から前記画像形成手段の第2のγ特性を推定する第
2のγ特性演算手段とを備えることを特徴とする。
ーンの画像信号を生成する階調パターン画像信号生成手
段と、画像信号に基づいて像坦持体上に静電潜像を形成
する潜像形成手段と、前記階調パターン画像信号生成手
段の画像信号に基づいて像坦持体上に形成した階調パタ
ーンの静電潜像の表面電位を検知する表面電位検知手段
と、前記静電潜像を現像して像坦持体上に可視像を形成
する現像手段と、前記現像手段により像坦持体上に現像
された可視像を記録する画像形成手段とを備えた画像形
成装置において、前記階調パターン画像信号生成手段に
基づいて形成された階調パターンを色分解して読み取る
画像読取手段と、前記画像読取手段の感度が良好な濃度
の範囲では前記画像読取手段から前記画像形成手段の第
1のγ特性を推定する第1のγ特性演算手段と、前記画
像読取手段の感度が低下する濃度の範囲では前記表面電
位検知手段の表面電位と該表面電位と画像濃度の関係式
から前記画像形成手段の第2のγ特性を推定する第2の
γ特性演算手段とを備えることを特徴とする。
1,2,3記載の画像形成装置において、高濃度領域が
濃度不足の時、操作パネル上にメッセージを表示する手
段を備え、前記画像形成手段のγ特性が所定の範囲外で
あるとき、操作パネル上にメッセージを表示することを
特徴とする。
手段のγ補正をするγ補正手段を備え、請求項1,2,
3の画像形成装置から求めたγ特性に基づき前記γ補正
手段のγ補正カーブを変更するγ補正カーブ変更手段を
備えたことを特徴とする。
1,2,3,5記載の画像形成装置において、前記画像
形成手段のγ特性が所定の範囲外であるとき、前記画像
形成装置の目標入出力特性(目標γ特性)を変更して、
前記画像形成装置のγ特性の補正をするγ補正手段のγ
補正カーブを変更するγ補正カーブ変更手段を備えたこ
とを特徴とする。
2,3,4,5,6記載の画像形成装置において、画像
読取手段の感度が良好な濃度の範囲とは、色分解した画
像読取手段の出力信号(R,G,B値)が所定値以上の
範囲とすることを特徴とする。
2,3,4,5,6記載の画像形成装置において、画像
読取手段の感度が良好な濃度の範囲とは、色分解した画
像読取手段の出力信号(R,G,B値)の合計(R+G
+B)が一所定値以上の範囲とすることを特徴とする。
2,3,4,5,6記載の画像形成装置において、画像
読取手段の感度が良好な濃度の範囲とは、画像読取手段
に入力する階調パターンの濃度(ID)の変化量(ΔI
D)に対する画像読取手段の色分解した出力信号(R,
G,B値)の変化量(ΔR/ΔID,ΔG/ΔID,Δ
B/ΔID)の絶対値(|ΔR/ΔID|,|ΔG/ΔI
D|,|ΔB/ΔID|)が所定値以上の範囲とすること
を特徴とする。
2,3,4,5,6記載の画像形成装置において、画像
読取手段の感度が良好な濃度の範囲とは、画像読取手段
に入力する階調パターンの濃度(ID)の変化量(ΔI
D)に対する画像読取手段の色分解した出力信号(R,
G,B値)の合計(S=R+G+B)の変化量(ΔS/
ΔID)の絶対値(|ΔS/ΔID|)が所定値以上の範
囲とすることを特徴とする。
3,4,5,6,7,8,9,10記載の画像形成装置
において、前記階調パターンにおける表面電位(VS )
と濃度(ID)の関係は、 ID=a・VS+b (但し、a,bは定数) または、現像バイアスのDC成分をVDCとして、 ID=a・(VS−VDC)+b (但し、a,bは定
数) の関係式から成り立つことを特徴とする。
ンを形成し、その階調パターンを画像読取手段で読み取
り、画像読取手段から画像形成手段のγ特性を演算する
ので、画像形成装置のγ特性を精度良く求めることが可
能となり、画像形成装置のキャリブレーションを精度良
く行なうことが可能となる。
した場合を実施例として説明する。図1は本実施例の複
写機の構成例を示す図であって、この複写機は大別して
画像形成手段であるプリンタ101と、画像読取手段で
あるスキャナ102とから構成されている。
された像担持体である感光体ドラム(OPC)103
と、感光体ドラム103の表面を一様に帯電する帯電チ
ャージャ104と、一様に帯電された感光体ドラム10
3の表面上に半導体レーザ光を照射して静電潜像を形成
するレーザ光学系105と、静電潜像に各色トナーを供
給して各色毎にトナー現像を行なう黒現像装置106,
イエロー現像装置107,マゼンタ現像装置108,シ
アン現像装置109と、感光体ドラム103上に形成さ
れた各色毎のトナー像を順次転写する中間転写ベルト1
10と、中間転写ベルト110に転写電圧を印加するバ
イアスローラ111と、転写後の感光体ドラム103の
表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置と、
転写後の感光体ドラム103の表面に残留する電荷を除
去する除電部113と、中間転写ベルト110に転写さ
れたトナー像を記録紙に転写するための電圧を印加する
転写バイアスローラ114と、中間転写ベルト110に
残留したトナー像をクリーニングするためのベルトクリ
ーニング装置115と、中間転写ベルト110から剥離
された記録紙を搬送する搬送ベルト116と、記録紙に
転写したトナー像を加熱及び加圧して定着させる定着装
置117と、定着後の記録紙を排出する排紙トレイ11
8とを備えている。
101の上部に配置されており、原稿載置台としてのコ
ンタクトガラス119と、コンタクトガラス119上の
原稿に走査光を照射する露光ランプ120と、原稿から
の反射光を導くための反射ミラー121及び結像レンズ
122と、反射ミラー121及び結像レンズ122を介
して導かれた反射光を受光して、電気信号に変換する光
電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device)
123とを備えている。尚、CCD123で電気信号に
変換された画像信号は、図示しない画像処理部を経て、
レーザ光学系105中の半導体レーザからレーザ光とし
て照射される。
の一例を示す図である。制御系として、先ず、メイン制
御部201を備えており、メイン制御部201により複
写機各部の制御や後述する演算処理が行なわれる。この
メイン制御部201には、マイクロコンピュータ等から
なる中央処理装置であるCPU202と、CPU202
で使用する各種データや、制御プログラムを記憶したR
OM203と、ワークメモリとして各種データを一時的
に記憶するRAM204と、CPU202と後述する各
部との入出力を行なうためのインターフェースI/O2
05とから構成される。
してメイン制御部201には、レーザ光学系制御部20
6、電源回路207、光学センサ208、トナー濃度セ
ンサ209、環境センサ210、感光体表面電位センサ
211、トナー補給回路212、中間転写ベルト駆動部
213、図示しない画像処理部等がそれぞれ接続されて
いる。
光学系105のレーザ出力を制御する。また、電源回路
207は、帯電チャージャ104に対して所定の帯電用
放電電圧を与えると共に、現像装置106〜109の現
像スリーブ(例えば、図中の108a)に対して所定電
圧の現像バイアスを与え、かつ、バイアスローラ111
及び転写バイアスローラ114に対して所定の転写電圧
を与えるものである。
発光素子とフォトセンサ等の受光素子とから成り、感光
体ドラム103上に形成される階調濃度パターン潜像の
トナー像(階調濃度パターンの可視像)におけるトナー
付着量及び地肌部分におけるトナー付着量を各色毎に検
知する。この光学センサ208からの検知出力信号は、
メイン制御部201に入力され、後述するトナー付着量
の検知及び画像信号の補正等に利用される。また、光学
センサ208からの検知出力信号は、図示を省略した光
電センサ制御に印加され、光電センサ制御部は、階調濃
度パターンのトナー像におけるトナー付着量と地肌部に
おけるトナー付着量との比率を求め、その比率値を基準
値と比較して画像濃度の変動を検知し、トナー濃度セン
サ209の制御値の補正を行なっている。
置106〜109内に存在する現像剤の透磁率変化に基
づいてトナー濃度を検知し、トナー濃度値と基準値とを
比較し、トナー濃度値が一定値を下回ってトナー不足状
態になった場合、その不足分に対応した大きさのトナー
補給信号を出力する。表面電位センサ211は、像担持
体である感光体ドラム103の表面電位を検知し、中間
転写ベルト駆動部213は、中間転写ベルト110の駆
動を制御する。トナー補給回路212は、トナー濃度セ
ンサ209からのトナー補給信号に応じて、現像装置1
06〜109内へ供給するトナー量を制御する。
て説明する。画像処理部は、スキャナ102で読み取っ
た画像信号を入力し、該画像信号に対して後述する種々
の画像処理を施して、プリンタ101(詳細には、レー
ザ光学系制御部206)へ出力する。画像処理部は、図
示の如く、撮像素子(CCD123)のムラや、光源の
照明ムラ等を補正するシェーディング補正回路301
と、スキャナ102からの読み取り信号(反射率デー
タ)を明度データに変換するRGB・γ補正回路302
と、文字部と写真部の判定、及び有彩色・無彩色判定を
行なう画像分離回路303と、入力系(特に高周波領
域)のMTF特性劣化を補正するMTF補正回路304
と、入力系の色分解特性と出力系の色材の分光特性の違
いを補正し、忠実な色再現性に必要な色材Y(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン)の量を算出し、
Y,M,Cの3色が重なる部分をBk(ブラック)に置
き換えるためのUCR処理を行なう色変換UCR処理回
路305と、縦横変倍を行なう変倍回路306と、リピ
ート処理等を行なう画像加工(クリエイト)回路307
と、使用者の好みに応じてシャープな画像やソフトな画
像等になるようにエッジ強調や平滑化等、画像信号の周
波数特性を変更するMTFフィルター308と、プリン
タ101の特性に応じて画像信号の補正を行なうγ変換
回路309と、ディザ処理またはパターン処理を行なう
階調処理回路310と、スキャナ102で読み込んだ画
像信号を外部の画像処理装置等で処理したり、外部の画
像処理装置からの画像信号をプリンタ101で出力する
ためのI/F(インターフェース)311及び312
と、上記各部を制御するCPU313と、ROM314
と、RAM315とを備えている。尚、316はバスを
示す。また、CPU313はシリアルI/F(図示せ
ず)を介してメイン制御部201と接続されており、メ
イン制御部201を経由して図示しない操作部等からの
コマンドが送信される。
ているレーザ変調回路401のブロック図を示す。レー
ザ変調回路401は、書き込み周波数が18.6MHz
であり、1画素の走査時間は53.8nsecである。
8ビットの画像信号(画像デデータ)はLUT(ルック
アップテーブル)402でγ変換を行なうことができ
る。また、パルス幅変調回路(PWM)403で8ビッ
トの画像信号の上位2ビットの信号に基づいて4値のパ
ルス幅に変換され、パワー変調回路(PM)404で下
位6ビットで64値のパワー変調が行なわれ、レーザダ
イオード(LD)405が変調された信号に基づいて発
光する。フォトディテクタ(PD)406で発光強度を
モニターし、1ドット毎に補正を行なう。レーザ光の強
度の最大値は、画像信号とは独立に8ビット(256段
階)に可変できる。
次に、上記構成の複写機のキャリブレーションについ
て、(1)γ特性演算処理a・・・請求項1について、
(2)γ特性演算処理b・・・請求項2について、(3)
γ特性演算処理c・・・請求項3について、(4)γ補正
処理、の順序で説明する。
aを図11に示すフローチャートと図7のグラフで説明
する。先ず、レーザ光学系105を制御して、図5のよ
うにnp個(本実施例では12個)の階調パターンの静
電潜像を感光体ドラム103に形成し、現像装置により
静電潜像にトナーを供給してトナー現像を行ない、感光
体上にトナー像を形成する。このトナー像を中間転写ベ
ルト110に転写後、記録紙に転写、定着させる。定着
後は記録紙を排出する。そして、階調パターンを記録し
た記録紙をスキャナ102で読み込み、スキャナの出力
信号R,G,Bをメイン制御部201のRAM204に
記憶する。ここで、レーザ出力、すなわち、階調パター
ンを形成する際のレーザ信号は、例えば、画像信号の値
で00,10,20,30,40,50,60,70,80,90,B0,D0,
FF(いずれも16進数)を用いる。
同様にディザ処理を施したパターンを用いる。具体的に
は、主走査方向の2画素ずつの画像信号の和をその値に
応じて次のように2画素に割り振る。すなわち、1画素
目の画像信号をN1 、2画素目の画像信号をN2 、処理
後の1画素目の画像信号をN11、処理後の2画素目の画
像信号をN22とすると、 N1+N2≦FF(H)のとき、N11=N1+N2,N22=
0、 N1+N2>FF(H)のとき、N11=FF(H),N22=N1
+N2−FF(H)、 である((H)は16進数を表す)。
AM204に記憶されているスキャナ102の出力信号
R,G,B値の合計値S(=R+G+B)を演算すれ
ば、図7のグラフ(d)のレーザ出力とスキャナ出力値
合計の関係を求めることができる。また、図7のグラフ
(c)は階調パターンの濃度(ID)とスキャナ出力値
R,G,Bの合計値S(=R+G+B)の関係である。
階調パターンの濃度(ID)とスキャナ出力値R,G,
Bの合計値Sの関係は、あらかじめ測定しておいた階調
パターンの濃度(ID)とスキャナ出力値の合計値Sと
から最小自乗法で濃度を演算すればよい。尚、この計算
は一度計算しておけばよい。
(γ特性)は、図7のグラフ(d)のレーザ出力とスキ
ャナ出力値合計の関係と、図7のグラフ(c)の階調パ
ターンの濃度(ID)とスキャナ出力値R,G,Bの合
計値Sとの関係から求めることができる。以上のγ特性
演算処理aをプリンタのイエロー,マゼンタ,シアン,
ブラックの色成分毎に行なえば、色成分毎のγ特性が演
算できる。
算処理aはイエロー,マゼンタ,シアンの色成分の階調
パターンのγ特性の演算は可能だが、ブラックの色成分
の階調パターンのγ特性の演算では高濃度の部分の演算
ができない。そこで、γ特性演算処理bを図12に示す
フローチャートと図8で説明する。先ず、レーザ光学系
105を制御して、図5のようにnp個(本実施例では
12個)の階調パターンの静電潜像を感光体ドラム10
3に形成し、現像装置により静電潜像にトナーを供給し
てトナー現像を行ない、感光体上にトナー像を形成す
る。このトナー像を中間転写ベルト110に転写後、記
録紙に転写、定着させる。定着後は記録紙を排出する。
そして、階調パターンを記録した記録紙をスキャナ10
2で読み込み、スキャナの出力信号R,G,Bをメイン
制御部201のRAM204に記憶する。さらに、高濃
度部の階調パターンを濃度計で測定して、操作パネルか
ら入力する。入力された濃度値はメイン制御部201、
CPU313を経由して、RAM204に記憶する。
尚、階調パターンの形成はγ特性演算処理(a)で用い
た処理が使用できる。
定方法について説明する。図6(a)は画像濃度(I
D)と画像濃度に対するスキャナ出力値X(RまたはG
またはB)の関係である。画像濃度が1.5以内、すな
わちスキャナ出力値がX以上であるときを、スキャナの
感度が良好な範囲であるとする。この範囲でスキャナの
出力値から画像濃度を演算することができる。また、ス
キャナ出力値R,G,Bの合計値S(=R+G+B)か
らでもスキャナの感度が良好な範囲を推定できる。図6
(b)は画像濃度(ID)と画像濃度に対するスキャナ
出力値R,G,Bの合計値Sの関係であり、画像濃度
(ID)が1.5以内、すなわち、スキャナ出力値がS
以上であるときを、スキャナの感度が良好な範囲である
とする。この範囲でスキャナの出力値から画像濃度を演
算することができる。
D)に対するスキャナ出力値X(RまたはGまたはB)
の変化量(ΔX/ΔID)の絶対値(|ΔX/ΔID|)
からでもスキャナの感度が良好な範囲を推定できる。図
6(c)は画像濃度(ID)と画像濃度に対するスキャ
ナ出力値Xと画像濃度(ID)の変化量(ΔID)に対
するスキャナ出力値X(RまたはGまたはB)の変化量
(ΔX/ΔID)の絶対値(|ΔX/ΔID|)の関係で
あり、画像濃度が1.5以内、すなわち、|ΔX/ΔI
D|が|ΔX0/ΔID0| 以上であるときを、スキャナの
感度が良好な範囲であるとする。この範囲でスキャナの
出力値から画像濃度を演算することができる。
D)に対するスキャナ出力値R,G,Bの合計値S(=
R+G+B)の変化量(ΔS/ΔID)の絶対値(|Δ
S/ΔID|)からでもスキャナの感度が良好な範囲を推
定できる。図6(d)は画像濃度(ID)と画像濃度に
対するスキャナ出力値R,G,Bの合計値Sの変化量
(ΔS/ΔID)の絶対値(|ΔS/ΔID|)の関係で
あり、画像濃度が1.5以内、すなわち、|ΔS0/ΔI
D0|以上であるときを、スキャナの感度が良好な範囲で
あるとする。この範囲でスキャナの出力値から画像濃度
を演算することができる。以上のような方法により、ス
キャナの感度が良好な範囲を決定できる。
範囲内と範囲外に分割して次のように演算する。スキャ
ナの感度が良好な範囲では、前記γ特性演算処理aのよ
うにγ特性を演算すればよい。スキャナの感度が良好な
範囲外では、スキャナの感度が良好な範囲内で演算可能
な最高濃度(IDsmax)とRAM204に記憶された高
濃度部の階調パターンの濃度値(IDmax)とから演算
できる。例えば、図8のように、点B(IDsmaxの点)
と点A(IDmaxの点)を直線補間すればよい。このよ
うに直線補間しても実際の画像濃度に近い値で演算する
ことができる。以上のγ特性演算処理bをプリンタのイ
エロー,マゼンタ,シアン,ブラックの色成分毎に行な
えば、色成分毎のγ特性が演算できる。
算処理bはイエロー,マザンタ,シアン,ブラックの色
成分の階調パターンのγ特性の演算は可能だが、高濃度
部の階調パターンの濃度を濃度計で測定しなければなら
ない。γ特性演算処理cでは表面電位計により高濃度部
の演算を行なうので、濃度計は必要ない。γ特性演算処
理cを図13のフローチャートと図9のグラフで説明す
る。図9のグラフ(f)は感光体の光減衰特性を示し、
このグラフは、レーザ光学系105を制御して図5のよ
うにnp個(本実施例では12個)の階調パターンの静
電潜像を感光体ドラム103上に形成し、その静電潜像
の表面電位を電位センサ211で測定することによって
得られる。測定値はメイン制御部201のRAM204
に記憶する。
にトナーを供給してトナー現像を行ない、感光体上にト
ナー像を形成する。このトナー像を中間転写ベルト11
0に転写後、記録紙に転写、定着させる。定着後は記録
紙を排出する。そして、階調パターンを記録した記録紙
をスキャナ102で読み込み、スキャナの出力信号R,
G,Bをメイン制御部201のRAM204に記憶す
る。
記録紙に定着された階調パターンの画像濃度の関係を示
す。あらかじめ階調パターンの表面電位(VS)に対応
した画像濃度(ID)を測定しておき、 ID=a・VS+b (但し、a,bは定数) または、現像バイアスのDC成分をVDCとして、 ID=a・(VS−VDC)+b (但し、a,bは定
数) の関係式を用いて、表面電位(VS)に対応した画像濃
度(ID)を決定する。尚、点Aの画像濃度(IDa)
と表面電位(VSa)、点Bの画像濃度(IDb)と表面
電位(VSb)とからa,bを決定する。
ら、図9のグラフ(f)は感光体の光減衰特性と、グラ
フ(e)の感光体の表面電位と記録紙に定着された階調
パターンの画像濃度の関係からレーザ出力と画像濃度の
関係(γ特性)が得られる。尚、スキャナの感度が良好
な範囲の決定方法についてはγ特性演算処理bで用いた
処理が使用できる。
範囲外に分割して次のように演算する。スキャナの感度
が良好な範囲では、前記γ特性演算処理aのようにγ特
性を演算すればよい。スキャナの感度が良好な範囲外で
は、前記のように感光体の表面電位からγ特性を演算す
る(図9の点A,Bの区間部分)。以上のγ特性演算処
理(c)をプリンタのイエロー,マゼンタ,シアン,ブ
ラックの色成分毎に行なえば、色成分毎のγ特性が演算
できる。
グラフ(a)のγ補正カーブの決定方法について説明す
る。図7,8,9のグラフ(b)はプリンタの目標入出
力特性(横軸:画像入力信号、縦軸:出力画像濃度)で
ある。この目標入出力特性はプリンタのイエロー,マゼ
ンタ,シアン,ブラックの色成分毎にあらかじめ決定し
ておく。
イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの色成分毎のレ
ーザ出力と出力画像濃度の関係、すなわち、γ特性と前
記目標入出力特性とから図7,8,9のグラフ(a)の
γ補正カーブを演算して決定する。
(以下、LUT)に設定して、γ補正を行なう。また、
LUTの中からγ補正カーブを選択する方式の場合に
は、前記グラフ(a)のγ補正カーブと最も近いカーブ
を選択すればよい。ただし、γ特性演算処理a,b,c
で演算したイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの色
成分毎のγ特性が所定の範囲外であるときは、目標入出
力特性が得られない。図9の例では、点Aの濃度が所定
値(IDt)以下であるときである。このようなとき
は、操作パネル上にγ特性が異常であることを表示し
て、ユーザに知らせる。
色バランスがずれてしまうので、図7,8,9のグラフ
(b)のプリンタの目標入出力特性を変更して、色バラ
ンスのずれを少なくする。例えば、図10のように、γ
特性が所定の範囲外である色成分の画像出力濃度の最高
濃度(IDa )を目標入出力特性の最高濃度とするよう
に目標入出力特性を変更すればよい。前記のように変更
した目標入出力特性と、前記γ特性演算処理a,b,c
で演算できたγ特性に基づいて、上記のようにγ補正カ
ーブを演算して決定すればよい。
明によれば、画像読取手段の色成分毎の出力信号(例え
ば、R,G,B値)の合計から画像形成手段のγ特性を
演算するので、画像形成装置のγ特性を精度良く演算す
ることができる。
段の感度が良好な濃度の範囲では前記画像読取手段から
画像形成手段のγ特性を演算し、画像読取手段の感度が
低下する濃度の範囲では、画像測色手段から画像形成手
段のγ特性を演算するので、画像形成装置のγ特性を精
度良く演算することができる。
段の感度が良好な濃度の範囲では前記画像読取手段から
画像形成手段のγ特性を演算し、画像読取手段の感度が
低下する濃度の範囲では、静電潜像の表面電位から画像
形成手段のγ特性を演算するので、画像形成装置のγ特
性を精度良く演算することができる。
置のγ特性が所定の範囲外であるとき、操作パネル上に
メッセージを表示するので、色バランスが異常であるこ
とが判明する。
置のγ補正をするγ補正手段を備えているので、γ特性
演算処理部から求めたγ特性に基づきγ補正が行なえ
る。
置のγ特性が所定の範囲外であるとき、画像形成装置の
目標入出力特性(目標γ特性)を変更するので、色バラ
ンスのずれを少なくすることができる。
画像読取手段の出力信号(R,G,B値)が所定値以上
の範囲を画像読取手段の感度が良好な濃度の範囲として
いるので、画像形成装置のγ特性を精度良く演算でき、
画像形成装置のγ補正を精度良く行なうことができる。
画像読取手段の出力信号(R,G,B値)の合計(R+
G+B)が一所定値以上の範囲を画像読取手段の感度が
良好な濃度の範囲としているので、画像形成装置のγ特
性を精度良く演算でき、画像形成装置のγ補正を精度良
く行なうことができる。
段に入力する階調パターンの濃度(ID)の変化量(Δ
ID)に対する画像読取手段の色分解した出力信号
(R,G,B値)の変化量の絶対値(|ΔR/ΔID|,
|ΔG/ΔID|,|ΔB/ΔID|)が所定値以上の範囲
を画像読取手段の感度が良好な濃度の範囲としているの
で、画像形成装置のγ特性を精度良く演算でき、画像形
成装置のγ補正を精度良く行なうことができる。
手段に入力する階調パターンの濃度(ID)の変化量
(ΔID)に対する画像読取手段の色分解した出力信号
(R,G,B値)の合計(S=R+G+B)の変化量
(ΔS/ΔID)の絶対値(|ΔS/ΔID|)が所定値
以上の範囲を画像読取手段の感度が良好な濃度の範囲と
しているので、画像形成装置のγ特性を精度良く演算で
き、画像形成装置のγ補正を精度良く行なうことができ
る。
における表面電位(VS )と濃度(ID)の関係を、 ID=a・VS+b(但し、a,bは定数)、 または、現像バイアスのDC成分をVDCとして、 ID=a・(VS−VDC)+b(但し、a,bは定
数)、 の関係式から成り立つこととしているので、画像形成装
置のγ特性を精度良く演算でき、画像形成装置のγ補正
を精度良く行なうことができる。
ある。
ブロック図である。
ているレーザ変調回路の構成例を示すブロック図であ
る。
の説明図である。
すグラフ、(b)は画像濃度とスキャナ出力値合計の関
係を示すグラフ、(c)は画像濃度とスキャナ出力値の
関係及び画像濃度と画像濃度の変化量に対するスキャナ
出力値の変化量(ΔX/ΔID)の関係を同時に示すグ
ラフ、(d)は画像濃度とスキャナ出力値合計の関係及
び画像濃度と画像濃度の変化量に対するスキャナ出力値
合計の変化量(ΔS/ΔID)の関係を同時に示すグラ
フである。
って、γ補正カーブ、目標入出力特性、出力画像濃度と
スキャナ出力値合計の関係、スキャナ出力値合計とレー
ザ出力の関係を同時に示したグラフである。
って、γ補正カーブ、目標入出力特性、出力画像濃度と
スキャナ出力値合計の関係、スキャナ出力値合計とレー
ザ出力の関係、レーザ出力と出力画像濃度の関係を同時
に示したグラフである。
って、γ補正カーブ、目標入出力特性、出力画像濃度と
スキャナ出力値合計の関係、スキャナ出力値合計とレー
ザ出力の関係、感光体表面電位と出力画像濃度の関係、
感光体表面電位とレーザ出力の関係を同時に示したグラ
フである。
γ補正カーブ、目標入出力特性、出力画像濃度とレーザ
出力の関係を同時に示したグラフである。
チャートである。
ーチャートである。
すフローチャートである。
Claims (11)
- 【請求項1】階調パターンを形成する階調パターン形成
手段と、前記階調パターン形成手段で形成された階調パ
ターンを記録する画像形成手段と、前記画像形成手段か
ら出力した前記階調パターンを色分解して読み取る画像
読取手段と、前記画像読取手段の色分解毎の出力信号
(例えば、R(レッド),G(グリーン),B(ブル
ー)値)の合計(R+G+B)から前記画像形成手段の
γ(ガンマ)特性を推定するγ特性演算手段を備えるこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】階調パターンを形成する階調パターン形成
手段と、前記階調パターン形成手段で形成された階調パ
ターンを記録する画像形成手段と、前記画像形成手段か
ら出力した前記階調パターンを色分解して読み取る画像
読取手段と、前記画像読取手段の感度が良好な濃度の範
囲では前記画像読取手段から前記画像形成手段の第1の
γ特性を推定する第1のγ特性演算手段と、前記画像形
成手段から出力した前記階調パターンを測色する画像測
色手段と、前記画像読取手段の感度が低下する濃度の範
囲では、前記画像測色手段から前記画像形成手段の第2
のγ特性を推定する第2のγ特性演算手段とを備えるこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】階調パターンの画像信号を生成する階調パ
ターン画像信号生成手段と、画像信号に基づいて像坦持
体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記階調パ
ターン画像信号生成手段の画像信号に基づいて像坦持体
上に形成した階調パターンの静電潜像の表面電位を検知
する表面電位検知手段と、前記静電潜像を現像して像坦
持体上に可視像を形成する現像手段と、前記現像手段に
より像坦持体上に現像された可視像を記録する画像形成
手段とを備えた画像形成装置において、 前記階調パターン画像信号生成手段に基づいて形成され
た階調パターンを色分解して読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段の感度が良好な濃度の範囲では前記画
像読取手段から前記画像形成手段の第1のγ特性を推定
する第1のγ特性演算手段と、前記画像読取手段の感度
が低下する濃度の範囲では前記表面電位検知手段の表面
電位と該表面電位と画像濃度の関係式から前記画像形成
手段の第2のγ特性を推定する第2のγ特性演算手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】高濃度領域が濃度不足の時、操作パネル上
にメッセージを表示する手段を備え、前記画像形成手段
のγ特性が所定の範囲外であるとき、操作パネル上にメ
ッセージを表示することを特徴とする請求項1,2,3
記載の画像形成装置。 - 【請求項5】画像形成手段のγ補正をするγ補正手段を
備え、請求項1,2,3の画像形成装置から求めたγ特
性に基づき前記γ補正手段のγ補正カーブを変更するγ
補正カーブ変更手段を備えたことを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項6】前記画像形成手段のγ特性が所定の範囲外
であるとき、前記画像形成装置の目標入出力特性(目標
γ特性)を変更して、前記画像形成装置のγ特性の補正
をするγ補正手段のγ補正カーブを変更するγ補正カー
ブ変更手段を備えたことを特徴とする請求項1,2,
3,5記載の画像形成装置。 - 【請求項7】画像読取手段の感度が良好な濃度の範囲と
は、色分解した画像読取手段の出力信号(R,G,B
値)が所定値以上の範囲とすることを特徴とする請求項
2,3,4,5,6記載の画像形成装置。 - 【請求項8】画像読取手段の感度が良好な濃度の範囲と
は、色分解した画像読取手段の出力信号(R,G,B
値)の合計(R+G+B)が一所定値以上の範囲とする
ことを特徴とする請求項2,3,4,5,6記載の画像
形成装置。 - 【請求項9】画像読取手段の感度が良好な濃度の範囲と
は、画像読取手段に入力する階調パターンの濃度(I
D)の変化量(ΔID)に対する画像読取手段の色分解
した出力信号(R,G,B値)の変化量(ΔR/ΔI
D,ΔG/ΔID,ΔB/ΔID)の絶対値(|ΔR/
ΔID|,|ΔG/ΔID|,|ΔB/ΔID|)が所定値
以上の範囲とすることを特徴とする請求項2,3,4,
5,6記載の画像形成装置。 - 【請求項10】画像読取手段の感度が良好な濃度の範囲
とは、画像読取手段に入力する階調パターンの濃度(I
D)の変化量(ΔID)に対する画像読取手段の色分解
した出力信号(R,G,B値)の合計(S=R+G+
B)の変化量(ΔS/ΔID)の絶対値(|ΔS/ΔI
D|)が所定値以上の範囲とすることを特徴とする請求
項2,3,4,5,6記載の画像形成装置。 - 【請求項11】前記階調パターンにおける表面電位(V
S )と濃度(ID)の関係は、 ID=a・VS+b (但し、a,bは定数) または、現像バイアスのDC成分をVDCとして、 ID=a・(VS−VDC)+b (但し、a,bは定
数) の関係式から成り立つことを特徴とする請求項3,4,
5,6,7,8,9,10記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30661894A JP3551988B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30661894A JP3551988B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 画像形成装置 |
Publications (2)
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JPH08163384A true JPH08163384A (ja) | 1996-06-21 |
JP3551988B2 JP3551988B2 (ja) | 2004-08-11 |
Family
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Family Applications (1)
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JP30661894A Expired - Fee Related JP3551988B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 画像形成装置 |
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-
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