JPH08159722A - 製品寸法測定装置 - Google Patents

製品寸法測定装置

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JPH08159722A
JPH08159722A JP29765994A JP29765994A JPH08159722A JP H08159722 A JPH08159722 A JP H08159722A JP 29765994 A JP29765994 A JP 29765994A JP 29765994 A JP29765994 A JP 29765994A JP H08159722 A JPH08159722 A JP H08159722A
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JP
Japan
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product
inner diameter
line sensor
light source
center
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JP29765994A
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English (en)
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Koji Uchida
浩二 内田
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品の外径や内径などを高精度に測定するこ
とが可能であり、しかも小型かつ安価な製品寸法測定装
置を提供すること。 【構成】 寸法測定対象の製品24を回転させるステッ
プモータ22と、製品24の回転軸に略平行方向から、
製品24の内縁部で一部遮光されるように、光を照射す
るレーザ光源26と、製品24の縁部で一部遮光された
光を受光するように、製品の回転中心から所定距離離れ
た位置で、回転半径方向に沿って、光源26と反対側に
配置されたラインセンサ30とを有する測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品の外径や内径など
を高精度に測定することが可能であり、しかも安価な製
品寸法測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来例に係る製品寸法装置の概
略図であり、図7は、図6に示すVII−VII線に沿う平面
図である。図6,7に示すように、従来の寸法測定装置
2では、内径を測定しようとする対象の製品4の下方
に、レーザ光源6が配置される。レーザ光源6からは、
製品4の最大内径よりも大きい幅のレーザ光8aが照射
され、このレーザ光8aの一部は、製品の内縁部に当
り、遮光される。
【0003】製品4に対して、レーザ光源6と反対側に
は、一次元ラインセンサ10が配置してある。ラインセ
ンサ10では、受光素子が線状に配置され、ライン方向
の光を一次元的に検出する。図7に示すように、製品4
は、図示省略してある移動手段によりラインセンサ10
の長手方向と略直角方向Aに移動し、ラインセンサ10
は、レーザ光源6から出射され製品の内縁部で一部遮光
されて入射するレーザ光8bの幅xを逐次測定する。そ
して、ラインセンサ10により測定した光の幅xの最大
を、製品4の第1仮内径とする。
【0004】次に、製品4を90度回転させた位置で、
移動手段に取り付け、上述と同様にして、レーザ光源6
から出射され製品の内縁部で一部遮光されて入射するレ
ーザ光8bの幅xを逐次測定する。そして、ラインセン
サ10により測定した光の幅xの最大を、製品4の第2
仮内径とする。
【0005】次に、上述のようにして求めた製品4の第
1仮内径と第2仮内径との平均を求め、それを製品の測
定内径とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6,7に
示す測定装置2を用いた測定方法では、製品4を移動手
段にセットする際のズレにより、正確に製品寸法を測定
できないおそれがある。また、図6,7に示す測定装置
2では、製品4が小径の場合には問題ないが、製品径が
大きくなった場合には、レーザ光源6およびラインセン
サ10を共に大型化させる必要があり、装置が高価にな
り過ぎるなどの課題を有する。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、製品の外径や内径などを高精度に測定することが可
能であり、しかも小型かつ安価な製品寸法測定装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る製品寸法測定装置は、寸法測定対象の
製品を回転させる回転手段と、前記製品の回転軸に略平
行方向から、製品の縁部で一部遮光されるように、光を
照射する光源と、前記製品の縁部で一部遮光された光を
受光するように、前記製品の回転中心から所定距離離れ
た位置で、回転半径方向に沿って、前記光源と反対側に
配置されたラインセンサとを有する。
【0009】前記光源としては、たとえばレーザ光源が
用いられる。レーザ光源から出射されるレーザ光の断面
は、たとえば楕円形などの細長い形状である。測定対象
となる製品としては、たとえばオイルシール部品やOリ
ングなどのリング状部材であり、測定される寸法は、た
とえば製品の内径または外径である。
【0010】
【作用】本発明に係る製品寸法測定装置を用いて、製品
の内径または外径を測定するための方法を説明する。ま
ず、回転手段に、製品を取り付け、製品を回転させなが
ら、光源から製品の内径縁部または外径縁部に向けて光
を照射する。照射された光の一部は、製品の内径縁部ま
たは外径縁部で遮光されるが、その他の光は、ラインセ
ンサへ入射する。
【0011】ラインセンサでは、製品の回転と共に、ラ
インセンサへ入射される光と遮光部分との境界を測定す
る。製品の測定部分が真円であり、製品の中心と回転手
段の回転中心がずれていると仮定すれば、ラインセンサ
へ入射される光と遮光部分との境界の位置は、製品の回
転と共に周期的に変化する。
【0012】製品の回転中心から前記境界までの距離の
最大値と最小値とを求め、これらを足し算すれば、製品
の内径または外径を算出することができる。また、別の
方法として、製品の回転位置が、0度、90度、180
度、270度の4点の各位置で、製品の回転中心から、
ラインセンサで検出した前記境界の位置までの距離をそ
れぞれ求め、これらを全て足し算して、2で割ることに
より、製品の内径または外径を算出することができる。
この方法では、かりに製品の測定部分が真円でなく、楕
円形に近いとしても、平均の内径または外径を求めるこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る製品寸法測定装置を、図
面に示す実施例に基づき、詳細に説明する。図1(A)
は本発明の一実施例に係る製品寸法測定装置の概略構成
図、図1(B)は図1(A)に示すレーザ光の断面図、
図2(A)は図1に示す測定装置で測定される対象とな
る製品の平面図、図2(B)は図2(A)のB−B線に
沿う断面図、図3は回転する製品とラインセンサとの関
係を示す平面図、図4は製品の回転位置を横軸とするラ
インセンサの出力結果を示すグラフ、図5(A)〜
(D)は製品の回転位置とラインセンサの出力結果との
関係を示す概略図である。
【0014】図1(A)に示すように、本実施例に係る
製品寸法測定装置20は、オイルシール部材あるいはO
リングなどのリング状の製品24の内径を測定するため
の装置である。リング状の製品24の全体形状を図2に
示す。図2に示す製品24は、図1において省略してあ
る回転保持部材に装着され、回転手段としてのステップ
モータ22により回転されるようになっている。
【0015】本実施例では、ステップモータ22と同じ
側に、レーザ光源26が配置してある。本実施例のレー
ザ光源26は、製品24の内径部分24aの内径よりも
大きい幅のレーザ光を出射する必要はなく、製品24の
内径部分24aの一部を照射する程度の幅のレーザ光2
8aを出射すれば十分である。レーザ光28aの一例を
図1(B)に示す。レーザ光28aは、製品24の回転
半径方向に細長い形状であれば、特に限定されず、たと
えば図1(B)に示すように、楕円形状であっても良
い。
【0016】製品24を挟んで、レーザ光源26の反対
側には、一次元ラインセンサ30が配置してある。この
ラインセンサ30は、CCDなどのような受光素子が線
状に配置されたものであり、製品24の回転中心から所
定距離離れた位置で、かつレーザ光源26と相対する位
置に、図3に示すように、回転半径方向に沿って配置し
てある。ラインセンサ30には、図1に示すように、判
定回路32が接続してある。判定回路32では、ライン
センサ30の出力から製品の寸法を算出する。
【0017】ラインセンサ30では、図1に示すよう
に、レーザ光源26から出射されて製品24の内径部分
24aで遮光された光以外のレーザ光28bを検出す
る。ステップモータ22(1ステップが、たとえば0.
72度)により製品24を回転させつつ、ラインセンサ
30により製品24の内径部分24aの撮像を行った結
果を図4に示す。本実施例では、ラインセンサ30の長
さは約3.3mmである。
【0018】図4中、曲線αが、横軸を製品の回転角度
位置とした場合に、ラインセンサ30へ入射したレーザ
光と遮光部分との境界の軌跡である。図4に示すよう
に、境界の軌跡αは、製品の回転角度位置に従い、36
0度を1周期として変動する。360度を1周期として
変動するのは、製品が、回転保持部材に対して、偏心し
て取り付けられるためと考えられる。
【0019】次に、図1に示す測定装置20を用い、図
5に基づき、製品24の内径を算出する方法について説
明する。図5に示すように、製品24の中心40が回転
中心42に対して偏心して取り付けられたと仮定し、製
品24を矢印B方向に回転させつつ、ラインセンサ30
でレーザ光を検出した結果、ラインセンサ30の出力が
最小(min)に成るのは、図5(B)の位置関係であ
り、最大(max)と成るのは、図5(D)の位置関係
である。ラインセンサ30の出力が最小または最大にな
る位置とは、回転中心42、製品の中心40およびライ
ンセンサ30の長手方向が一直線になる位置である。し
たがって、回転中心42から最小値までの距離R
min と、回転中心42から最大値までの距離Rmax
を、図1に示す判定回路32で足し算すれば、製品24
の内径を求めることができる。
【0020】上述した実施例では、製品24が回転保持
部材に対して偏心して取り付けられたとしても、製品2
4の内径部分がほぼ真円の場合には、正確に製品24の
内径を求めることができる。製品の内径部分が、真円で
なく、楕円などに近い場合には、次のような方法を採用
することにより、製品の内径の平均値を正確に求めるこ
とができる。
【0021】この方法では、図5(A)〜(D)の各点
(回転位置が、0度、90度、180度、270度)で
のラインセンサ30による出力値(回転中心42からの
距離に対応する)を取り込み、図1に示す判定回路32
にて、これらの出力値を全て足し算し、この値を2で割
る。すると、直交する回転位置での直径の平均値が求め
られる。この値は、製品24の内径の平均値として妥当
な値である。
【0022】本実施例では、製品24の内径に相当する
幅のレーザ光を照射する必要がなく、しかもその幅に相
当するラインセンサを準備する必要もなく、装置が大型
化することもない。しかも、本実施例では、製品24の
中心40と回転中心42とがずれている場合でも、きわ
めて正確に製品24の内径を測定することができる。
【0023】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば、上記実施例では、光源としてレ
ーザ光源26を用いたが、本発明では、その他の種類の
光を出射する光源を用いても良い。
【0024】また、レーザ光源26とラインセンサ30
とは、製品24を挟んで、反対側に位置する。これらが
反対側に位置すれば、これらの位置関係は問わず、図1
に示す位置関係とは逆に、レーザ光源26がラインセン
サ30の上に位置するように構成することもできる。
【0025】また、上述した実施例では、製品24の内
径を求めたが、レーザ光源26およびラインセンサ30
の設置位置を変えるのみで、製品24の外径も上述した
実施例と同様にして求めることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、製品の内径または外径に相当する幅のレーザ光を照
射する必要がなく、しかもその幅に相当するラインセン
サを準備する必要もない。したがって、本発明では、装
置が大型化することがなく、装置が安価になる。しか
も、本発明では、製品が回転手段に対して偏心して取り
付けられたとしても、きわめて正確に製品の内径または
外径などの寸法を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の一実施例に係る製品寸法
測定装置の概略構成図、図1(B)は図1(A)に示す
レーザ光の断面図である。
【図2】図2(A)は図1に示す測定装置で測定される
対象となる製品の平面図、図2(B)は図2(A)のB
−B線に沿う断面図である。
【図3】図3は回転する製品とラインセンサとの関係を
示す平面図である。
【図4】図4は製品の回転位置を横軸とするラインセン
サの出力結果を示すグラフである。
【図5】図5(A)〜(D)は製品の回転位置とライン
センサの出力結果との関係を示す概略図である。
【図6】図6は従来技術に係る製品寸法測定装置の正面
図である。
【図7】図7は図6に示すVII−VII線に沿う平面図であ
る。
【符号の説明】
20… 製品寸法測定装置 22… ステップモータ 24… 製品 24a… 内径部分 26… レーザ光源 28a,28b… レーザ光 30… ラインセンサ 32… 判定手段 40… 製品の中心 42… 回転中心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寸法測定対象の製品(24)を回転させ
    る回転手段(22)と、 前記製品(24)の回転軸に略平行方向から、製品(2
    4)の縁部で一部遮光されるように、光を照射する光源
    (26)と、 前記製品(24)の縁部で一部遮光された光を受光する
    ように、前記製品(24)の回転中心から所定距離離れ
    た位置で、回転半径方向に沿って、前記光源(26)と
    反対側に配置されたラインセンサ(30)とを有する製
    品寸法測定装置。
JP29765994A 1994-11-30 1994-11-30 製品寸法測定装置 Pending JPH08159722A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008171532A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Hoya Corp 円板状基板の内径測定装置、内径測定方法、円板状基板の製造方法および磁気ディスク製造方法
JP2010025671A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Eagle Ind Co Ltd 流体膜厚測定装置
JP2012154740A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Asahi Glass Co Ltd 中心ずれ測定装置及びその方法
CN107401984A (zh) * 2017-08-10 2017-11-28 王勇华 便携式圆孔直径激光测量仪
JP2019032260A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 株式会社ディスコ ラインセンサの位置調整方法

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