JPH081584A - カッティングプロッタ - Google Patents

カッティングプロッタ

Info

Publication number
JPH081584A
JPH081584A JP16608694A JP16608694A JPH081584A JP H081584 A JPH081584 A JP H081584A JP 16608694 A JP16608694 A JP 16608694A JP 16608694 A JP16608694 A JP 16608694A JP H081584 A JPH081584 A JP H081584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cutting medium
medium
perforation
sides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16608694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Suzuki
正明 鈴木
Akimitsu Shirasaki
昭充 白崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mutoh Industries Ltd filed Critical Mutoh Industries Ltd
Priority to JP16608694A priority Critical patent/JPH081584A/ja
Publication of JPH081584A publication Critical patent/JPH081584A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Cutting Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ミシン目状切断部分の破損が生じ易い用紙の両
側部を保護し、ミシン目状切断部分の破損が連鎖的に広
がるのを防止する。 【構成】プラテン14上のカッティング媒体26の両側
部を搬送駆動装置に係合させ、この搬送駆動装置によっ
てカッティング媒体をプラテン上で前後方向に送る。プ
ロッタヘッド18に保持されたカッタ−24を上下及び
カッティング媒体を横切る方向に移動して、カッティン
グ媒体にミシン目状のカッティング軌跡を形成する。コ
ントローラは、プロッタヘッドのY軸上の位置をモニタ
ーし、プロッタヘッドがカッティング媒体の両側部の所
定範囲に進入すると、カッティング媒体の搬送速度及び
加速度を低下させて、ミシン目カッティング軌跡の破損
を防止する。プロッタヘッドが、カッティング媒体の両
側の所定範囲に進入すると、ミシン目の切残し部分の長
さを増大させる。コントローラはミシン目カットデータ
を分割して、カッティング媒体26の中央部に属するカ
ットデータを先にカット処理し、最後に、両側部の所定
範囲に属するカットデータをカット処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙などのカッティン
グ媒体にカッタ−によってミシン目カット軌跡や連続カ
ット軌跡を形成するためのカッティングプロッタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】シート上に押接させるカッタ−の筆圧を
一定時間間隔ごとに微小時間低下させることにより、シ
ート上にカット部分と切り残し部分とから成るミシン目
を形成するカッティングプロッタが特開平2−1659
99号公報に開示されている。また、駆動ローラと加圧
ローラとから成る搬送装置と、スプロケットから成る搬
送装置とを備え、カット紙又はロール紙などの穴のない
用紙と、穴付きの用紙のいづれでも、使用できるカッテ
ィングプロッタが特開平4−107192号公報に開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】図7に示す、穴付き
の用紙2の穴4にスプロケットを係合し、このスプロケ
ットを正逆回転させて用紙2を矢印で示す前後方向に送
り、カッタ−で用紙2に図9に示すように、カット部分
6と切り残し部分8とを交互に形成するミシン目カット
を行い、型紙などのパーツを作成する場合、あるいは、
図8に示すカット用紙あるいはロール用紙などの穴なし
の用紙12を駆動ローラと加圧ローラとで挾み、駆動ロ
ーラを正逆回転させて用紙12をカッティングプロッタ
のプラテン上で矢印で示す前後方向に送り、カッタ−で
用紙にミシン目カット10を行い、型紙を作成する場
合、用紙2のスプロケット穴4を含む両側所定範囲の、
領域T1,T2又は、用紙12の駆動ローラとの係合部
を含む両側所定範囲の、領域T1,T2のミシン目が、
用紙送りを繰り返すうち、用紙反転駆動時の衝撃により
破損してしまうことがある。特に用紙搬送方向即ちX軸
に沿ったミシン目10’が破損し易い。ミシン目が破損
した状態で更に用紙のカッティングを続行すると、ミシ
ン目の破損は連鎖的に広がり、カットパーツ(型紙)の
脱落や紙ジャムの原因となりカット精度が悪化すること
になる。本発明は上記問題点を解決することを目的とす
る。
【0004】
【問題点を解決する手段】
(1)上記目的を達成するため、本発明は、載置部材上
の用紙等のカッティング媒体の両側部と係合して、該カ
ッティング媒体を前後方向に駆動する搬送駆動装置を備
え、該搬送駆動装置によってカッティング媒体を前記載
置部材上で前後方向に送る一方、カッターを上下方向及
び前記カッティング媒体を横切る方向に移動して、前記
カッティング媒体に所定の図形に沿ったカッティング軌
跡を形成するようにしたカッティングプロッタにおい
て、前記カッティング媒体にカット部と切り残し部分と
から成るミシン目を形成するに際し、前記カッタ−が前
記カッティング媒体の両側部の所定範囲に進入すると、
前記カッティング媒体の搬送速度及び加速度を所定のレ
ベルに低下させるようにしたものである。 (2)上記目的を達成するため、本発明は、載置部材上
の用紙等のカッティング媒体の両側部と係合して、該カ
ッティング媒体を前後方向に駆動する搬送駆動装置を備
え、該搬送駆動装置によってカッティング媒体を前記載
置部材上で前後方向に送る一方、カッターを上下方向及
び前記カッティング媒体を横切る方向に移動して、前記
カッティング媒体に所定の図形に沿ったカッティング軌
跡を形成するようにしたカッティングプロッタにおい
て、前記カッティング媒体にカット部と切り残し部分と
から成るミシン目を形成するに際し、前記カッタ−が、
前記カッティング媒体の両側部の所定範囲に進入する
と、前記ミシン目の切り残し部分の長さをカッティング
媒体の中央部において形成されるミシン目の切り残し部
分の長さより所定量長くするようにしたものである。 (3)上記目的を達成するため、本発明は、載置部材上
の用紙等のカッティング媒体の両側部と係合して、該カ
ッティング媒体を前後方向に駆動する搬送駆動装置を備
え、該搬送駆動装置によってカッティング媒体を前記載
置部材上で前後方向に送る一方、カッターを上下方向及
び前記カッティング媒体を横切る方向に移動して、前記
カッティング媒体に所定の図形に沿ったカッティング軌
跡を形成するようにしたカッティングプロッタにおい
て、前記カッティング媒体にカット部と切り残し部分と
から成るミシン目を形成するに際し、前記ミシン目のカ
ット線分データを、カッティング媒体の中央部に属する
ものと、カッティング媒体の両側部の所定範囲に属する
ものとに分割し、カッティング媒体の中央部に属するカ
ット線分データを全てカット処理した後に、カッティン
グ媒体の両側部の所定範囲に属するカット線分データの
カット処理を行うようにしたものである。
【0005】
【作用】
(1)用紙搬送の衝撃が大きく加わる用紙の両側部の所
定範囲のミシン目カットが低速、低加速で行われるの
で、ミシン目カット時のミシン目の破損を防ぐことがで
きる。 (2)用紙搬送の衝撃が大きく加わる用紙の両側部の所
定範囲のミシン目カットは、その切り残し部分の長さが
増加するので、用紙の両側部の所定範囲のミシン目の形
状保持力が増大し、ミシン目が破損することがない。 (3)逐次処理でミシン目カットする場合に比し、用紙
の両側部の所定範囲をミシン目カットしてからの用紙送
り回数が少なくなるため、両側部所定範囲のミシン目の
破損を抑えることができる。
【0006】
【実施例】
(第1実施例)以下に本発明の構成を添付図面に示す実
施例を参照して詳細に説明する。図2乃至図4におい
て、14はカッティングプロッタのシート載置部材(プ
ラテン)であり、プロッタの機体に固設されている。プ
ロッタの機体には、第2図中、紙面垂直方向にYレール
16が架設され、該Yレール16にカーソル(図示省
略)を介してプロッタヘッド18が移動可能に取り付け
られている。
【0007】前記プロッタヘッド18はYモータ20に
よってYレール16に沿って駆動されるように構成され
ている。前記プロッタヘッド18のペン保持アーム22
には、ペン型のカッター24が脱着可能に保持されてい
る。前記カッター24の刃部は方向性を有し、このカッ
ター24の刃部が用紙などのカッティング媒体26に貫
入あるいは当接した状態で、前記プロッタヘッド18と
カッティング媒体26との相対位置がXY方向に変化す
ると、カッター24の刃部の向きが、その先端にかかる
カッティング媒体26との間の摩擦力によって、カッタ
ー24の、カッティング媒体26に対する相対的移動方
向に自動的に向くようにカッター24の刃部は、カッタ
ー24のホルダー部に対して回転自在に構成されてい
る。
【0008】前記ペン保持アーム22はプロッタヘッド
18に内蔵された昇降駆動装置28に連結している。前
記Yレール16に平行に配設された支軸には、一対のピ
ンチローラアーム30が揺動可能に支持され、一対のピ
ンチローラアーム30のうち、一方のピンチローラアー
ムは他方のピンチローラアームに対して、前記支軸に沿
って移動調整可能に構成されている。前記ピンチローラ
アーム30は、そのローラ取付側が下降する方向にばね
力によって付勢され、該ピンチローラアーム30のロー
ラ取付側に回転自在に軸支された加圧ローラ32が後述
する駆動ローラ34に弾接している。
【0009】前記プラテン14の下面には、Xモータ3
6に連係する作図ローラ38と駆動ローラ34とが前記
Yレール16と平行に回転可能に配設され、これらロー
ラ34,38の上部は前記プラテン14の横幅方向に形
成された溝内に配置されている。前記機体には、前記プ
ラテン14の前後の下方に位置して、断面角形のスプロ
ケット駆動軸40,42が回転自在に支承され、これら
駆動軸40,42と平行にスプロケット用ガイド軸4
4,46が支持されている。前記駆動軸40,42は前
記作図ローラ38及び駆動ローラ34と平行に設定され
ている。
【0010】前記スプロケット駆動軸40,42とガイ
ド軸44,46には、スライド部材48,50,52,
54がこれらの軸40,42,44,46に沿ってスラ
イド自在に取り付けられている。前記スプロケット駆動
軸40,42は前記スライド部材48,50,52,5
4の軸穴に対して自由に回転自在に嵌合している。前記
スプロケット駆動軸40,42にはそれぞれ一対のスプ
ロケット56,58,60,62の中心角穴がスライド
自在に嵌合し、該スプロケット56,58,60,62
は、スプロケット駆動軸40,42と連動して回転する
ように構成されている。
【0011】前記スプロケット56,58,60は、そ
れぞれ対応するスライド部材48,50,52,54の
内側面にスラストベアリング64を介して回転自在に連
結している。前記スライド部材48,50,52,54
のそれぞれには、該スライド部材をガイド軸44,46
に対して固定及び固定解除するための公知の固定機構6
6が設けられ、この固定機構66は、レバー68によっ
て操作し得るように構成されている。前記スライド部材
48,50,52,54のそれぞれには、前記スプロケ
ット56,58,60,62の上方に位置して、用紙押
さえ70がヒンジ機構を介して連結している。
【0012】前記用紙押さえ70は、ばね力によって下
向きに付勢されている。前記用紙押さえ70には、スプ
ロケット56,58,60,62のピンと同間隔で、こ
のピンを逃げるための穴72が設けられている。第5図
において、36は機体に配設されたXモータであり、こ
れの出力軸にギア74が固定され、該ギア74の回転
は、ギア76、クラッチ78、ギア80、中間ギア82
及びギア84を介して前記作図ローラ38と駆動ローラ
34に伝達されるように構成されている。また、ギア7
4の回転は、ギア86、クラッチ88、プーリ90、ベ
ルト92、及びプーリ94を介してスプロケット駆動軸
40に伝達され、更に、プーリ96、ベルト98、及び
プーリ100を介して、スプロケット駆動軸42に伝達
されるように構成されている。
【0013】前記XYモータ36,20、昇降駆動装置
28は、図6に示すようにドライバを介して、機体に内
蔵されたコントローラ102に接続し、該コントローラ
102によって制御されるように構成されている。前記
コントローラ102はCADのホストコンピュータ10
4にオンラインで接続し、型紙などのカット作図データ
が、ホストコンピュータ104からコントローラに転送
されるように構成されている。
【0014】上記した構成において、カット紙又はロー
ル紙にカッティング作図する場合には、クラッチ88を
切り、クラッチ78を掛ける。また、レバー68を操作
して、固定機構66の固定状態を解除し、スライド部材
48,50,52,54をガイド軸44,46に沿って
移動して、スプロケット56,58及び60,62を、
第3図に示す如く用紙26の載置領域外に移動してお
く。プラテン14上に載置された用紙26は、駆動ロー
ラ34と加圧ローラ32とで挟持される。モータ36の
正逆回転駆動は、ギア74,76、クラッチ78、ギア
80、中間ギア82及びギア84を介して、作図ローラ
38と駆動ローラ34に伝達され、用紙26は、プラテ
ン14上を前後方向即ちX方向に駆動される。一方、プ
ロッタヘッド18は、Yモータ20によってYレール1
6に沿って用紙26を横切る方向(Y方向)に駆動さ
れ、カッター24がコントローラ102によって作図ロ
ーラ38上で昇降制御され、カッター24によって用紙
26に所定のカッティングが行われる。
【0015】加圧ローラ32の位置は用いる用紙幅に応
じて、所望の位置に移動することができる。両側に穴の
付いたスプロケット用紙106(第4図参照)を使用す
る場合には、スプロケットのみによって用紙を駆動する
制御方法と、スプロケットと駆動ローラによって用紙を
駆動する制御方法とがある。スプロケットのみによって
用紙を駆動してスプロケット用紙106に作図する場合
には、ピンチローラアーム30を公知の上昇手段によ
り、該アーム30のローラ取付側を駆動ローラ34に対
して上昇させる。また、クラッチ78を切って駆動ロー
ラ34及び作図ローラ38をフリー回転とする。あるい
は、クラッチ78,88の両方を掛けて、駆動ローラ3
4及び作図ローラ38をスプロケットと同期回転するよ
うに設定する。スライド部材50,54をガイド軸4
4,46に沿って移動して、スプロケット58,62
を、プラテン14の切欠部内に配置し、レバー68を操
作して、固定機構66によりスライド部材50,54を
ガイド軸44,46に固定する。
【0016】プラテン14上に配置されたスプロケット
用紙106の一方側の穴は、定位置用のスプロケット5
8,62のピンに嵌入される。スプロケット用紙106
の横幅に応じて、他方のスプロケット56,60の位置
をプラテン14の切欠部内で調整し、スプロケット5
6,60のピンがスプロケット用紙106の他方側の穴
に嵌入する位置で、スライド部材48,52をガイド軸
44,46上に固定する。スプロケット用紙106の両
側の穴をスプロケット56,58,60,62に係合さ
せた後に、用紙押さえ70をばね力によりスプロケット
56,58,60,62上の用紙106の上からスプロ
ケット56,58,60,62に圧接する。
【0017】Xモータ36が駆動されると、スプロケッ
ト駆動軸40,42が回転し、スプロケット用紙106
はX方向に送られる。クラッチ78,88が両方掛けら
れている場合には、駆動ローラ34と作図ローラ38が
スプロケット56,58,60,62と同期回転する。
スプロケットと駆動ローラの両方によってスプロケット
用紙106を駆動する場合には、スプロケット56,5
8,60,62にスプロケット用紙106を係合させる
とともに、ピンチローラアーム30のローラ取付側を下
降し、ばね力によって、加圧ローラ32を、スプロケッ
ト用紙106の上から駆動ローラ34に圧接させ、駆動
ローラ34と加圧ローラ32とでスプロケット用紙10
6を挟持する。
【0018】クラッチ78,88を両方とも掛けて、モ
ータ36を駆動すると、スプロケット用紙106は、ス
プロケットと駆動ローラの両方によってX方向に送られ
る。次に、図9に示すように、カット軌跡6と、切残し
8を用紙に交互に形成するミシン目カット10を行う場
合の、メモリに格納されたプログラムに基づくコントロ
ーラの動作について説明する。ミシン目カットデータ
が、ホストコンピュータ104からプロッタのコントロ
ーラ102に転送されると、コントローラは、予め操作
パネル108から、入力されているシート材質に応じた
最高速データから、カッティング媒体の搬送速度及び加
速度を所定の高速の搬送速度及び加速度に設定する(ス
テップ1)。
【0019】次に、コントローラは、ミシン目カットデ
ータに基づき、XYモータ36,20及び昇降駆動装置
28を制御して、カッティング媒体にミシン目のカッテ
ィングを行う(ステップ2)。このカッティング中、コ
ントローラ102は、プロッタヘッド18の位置を、コ
ントローラに内蔵された現在位置カウンタの出力によっ
て監視する(ステップ3)。このとき、コントローラ1
02は一定時間間隔ごとに、カッティング媒体2又は1
2のT1,T2の領域にプロッタヘッド18が進入した
か否か判断する(ステップ4)。上記T1,T2は、図
7に示すように、カッティング媒体2が穴付き用紙の場
合、そのスプロケット穴4形成部から所定間隔、穴付き
用紙の中央方向に離れた位置110と、穴付き用紙の側
縁位置との間のY軸上領域である。
【0020】また、カッティング媒体12が図8に示す
ように、カット紙又はロール用紙の場合、T1,T2
は、用紙のカッティング時、一対の加圧ローラ32が当
接する位置112に対して用紙の中央方向に所定間隔離
れた位置114と、用紙の側縁位置との間のY軸上の領
域である。コントローラ102は、ステップ4で肯定を
判断すると、カッティング媒体の搬送速度及び加速度を
低下させる。例えば、速度(600mm/sec)、加
速度(9.8m/secの2乗)で搬送していたもの
を、速度(300mm/sec)、加速度(4.9m/
secの2乗)に変更する。
【0021】コントローラ102は、ステップ5で変更
した速度及び加速度で、カッティング媒体の搬送を行
い、カッター24をY軸方向及びZ軸方向に制御して、
ミシン目カットをカッティング媒体に施行する。 (第2実施例)次にコントローラの動作の他の実施例を
第10図に示すフローチャートを参照して説明する。ミ
シン目カットデータが、ホストコンピュータ104から
コントローラ102に転送されるとコントローラ102
は、操作パネル108から予め入力されたデータに基づ
いて、ミシン目カットにおける切残しカット長を設定す
る(ステップ1)。
【0022】次にコントローラは、ミシン目カット線分
データ例えば、図11に示す、A−B,A’−B’,
A”−B”がカッティング媒体26のT1,T2領域を
含むか否か判断する(ステップ2)。コントローラ10
2は、ステップ2で肯定を判断すると、ミシン目カット
線分データを、カッティング媒体26の中央部に位置す
る部分とT1,T2の領域に位置する部分とに分割す
る。これを図11に参照して説明すると、ミシン目カッ
ト線分データA−Bは、ミシン目カット線分データA−
A1,A1−Bに分割される。
【0023】ミシン目カット線分データA’−B’は、
線分データA’−A’1,A’1−A’2,A’2−
B’に分割される。ミシン目カット線分データA”−
B”は、線分データA”−A”1,A”1−B”に分割
される。次に、コントローラは、カッティング媒体26
のT1,T2の領域のミシン目カット線分データの切残
し長に予めメモリに登録してある距離データDを加算す
る。これにより、図12Aに示すように、例えばカット
部分6が20mm、切残し部分8が1mmのミシン目カ
ットデータは、前記Dが0.5mmとすると、図12B
に示すようにカット部分6が20mm、切残し部分8が
1.5mmのミシン目カットデータとなる。
【0024】次に、コントローラ102は、ミシン目カ
ットデータに基づいて、カッティング媒体26をカット
し、該カッティング媒体26にミシン目を形成する(ス
テップ5)。この場合、カッティング媒体26に形成さ
れるミシン目は、カッティング媒体26のT1,T2領
域において、切残し部分8の長さが、カッティング媒体
26の中央部に形成されるミシン目に比し、距離D分長
くなる。
【0025】(第3実施例)次に、コントローラの動作
の他の実施例について、図13に示すフローチャートを
参照して説明する。コントローラは、ホストコンピュー
タ104から転送されてきた1フレーム分(1作画範囲
分)のミシン目カットデータを解析し、このミシン目カ
ットデータを、カッティング媒体26の中央部とT1,
T2の領域に属するデータに分割する(ステップ1)。
これを図14を参照して説明すると、カッティング媒体
26上に形成されるミシン目カットデータA−B,A’
−B’,A”−B”は、T1,T2領域に属するミシン
目カットデータA−A1,A’−A’1,A’2−
B’,A”−B”とカッティング媒体26の中央部に属
するミシン目カットデータA1−B,A’1−A’2,
A”−A”1に分割される。コントローラ102は、ス
テップ1で分割したミシン目カットデータをバッファに
格納する(ステップ2)。
【0026】次に、コントローラ102は、バッファに
格納されたミシン目カットデータから、カッティング媒
体26の中央部に属するミシン目カットデータを抽出し
(ステップ3)、これらのミシン目カットデータに基づ
いて、カッティング媒体26にミシン目を形成する(ス
テップ4)。図14で説明すれば、ミシン目カットデー
タA1−B,A’1−A’2,A”−A”1がカット処
理される。コントローラ102は、カッティング媒体2
6の中央部に属するミシン目カットデータのカットが終
了すると(ステップ5)、カッティング媒体26のT
1,T2領域に属するミシン目カットデータ即ちA−A
1,A’−A’1,A’2−B’,A”1−B”をバッ
ファから抽出し(ステップ6)、このカットデータに基
いて、カッティング媒体26のT1,T2領域にミシン
目カットを行う(ステップ7,8)。
【0027】本発明は、上記実施例1乃至3を単独で実
行することによっても、ミシン目の破損防止効果が得ら
れるが、これらを複合的に用いることにより相乗効果を
奏することができる。例えば、第1と第2の実施例を組
合せ、ミシン目カット線分を、カッティング媒体の中央
部とT1,T2領域に分割し、T1,T2領域では、中
央部よりも切残し長を長くするとともに、T1,T2領
域のカット後は、カッティング媒体の搬送速度、加速度
を低速に切り替えるようにする。同様に、第1実施例と
第3実施例の組合せ、第2実施例と第3実施例の組合
せ、第1実施例と第2実施例と第3実施例の組合せのよ
うに、必要に応じて組合せを変更できる。
【0028】
【効果】本発明は、上述の如く、ミシン目の破損を生じ
易いカッティング媒体の両側縁部を保護するようにした
ので、ミシン目の破損が連鎖的に広がることなく、カッ
トパーツの脱落や紙ジャムを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コントローラの動作を示すフローチャートであ
る。
【図2】カッティングプロッタの側面図である。
【図3】カッティングプロッタの外観図である。
【図4】カッティングプロッタの一部の外観図である。
【図5】カッティングプロッタの用紙搬送駆動系の説明
的外観図である。
【図6】カッティングプロッタのブロック説明図であ
る。
【図7】説明図である。
【図8】説明図である。
【図9】説明図である。
【図10】他の実施例を示すフローチャートである。
【図11】説明図である。
【図12】説明図である。
【図13】他の実施例を示すフローチャートである。
【図14】説明図である。
【符号の説明】
2 用紙 4 穴 6 カット部分 8 切残し部分 10 ミシン目カット 12 用紙 14 シート載置板(プラテン) 16 Yレール 18 プロッタヘッド 20 Yモータ 22 ペン保持アーム 24 カッター 26 カッティング媒体 28 昇降駆動装置 30 ピンチローラアーム 32 加圧ローラ 34 駆動ローラ 36 Xモータ 38 作図ローラ 40 スプロケット駆動軸 42 スプロケット駆動軸 44 ガイド軸 46 ガイド軸 48 スライド部材 50 スライド部材 52 スライド部材 54 スライド部材 56 スプロケット 58 スプロケット 60 スプロケット 62 スプロケット 64 スライドベアリング 66 固定機構 68 レバー 70 用紙押さえ 72 穴 74 ギア 76 ギア 78 クラッチ 80 ギア 82 ギア 84 ギア 86 ギア 88 クラッチ 90 プーリ 92 ベルト 94 プーリ 96 プーリ 98 ベルト 100 プーリ 102 コントローラ 104 ホストコンピュータ 106 スプロケット用紙 108 操作パネル 110 位置 112 位置 114 位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置部材上の用紙等のカッティング媒体
    の両側部と係合して、該カッティング媒体を前後方向に
    駆動する搬送駆動装置を備え、該搬送駆動装置によって
    カッティング媒体を前記載置部材上で前後方向に送る一
    方、カッターを上下方向及び前記カッティング媒体を横
    切る方向に移動して、前記カッティング媒体に所定の図
    形に沿ったカッティング軌跡を形成するようにしたカッ
    ティングプロッタにおいて、前記カッティング媒体にカ
    ット部と切り残し部分とから成るミシン目を形成するに
    際し、前記カッタ−が前記カッティング媒体の両側部の
    所定範囲に進入すると、前記カッティング媒体の搬送速
    度及び加速度を所定のレベルに低下させるようにしたこ
    とを特徴とするカッティングプロッタ。
  2. 【請求項2】 載置部材上の用紙等のカッティング媒体
    の両側部と係合して、該カッティング媒体を前後方向に
    駆動する搬送駆動装置を備え、該搬送駆動装置によって
    カッティング媒体を前記載置部材上で前後方向に送る一
    方、カッターを上下方向及び前記カッティング媒体を横
    切る方向に移動して、前記カッティング媒体に所定の図
    形に沿ったカッティング軌跡を形成するようにしたカッ
    ティングプロッタにおいて、前記カッティング媒体にカ
    ット部と切り残し部分とから成るミシン目を形成するに
    際し、前記カッタ−が、前記カッティング媒体の両側部
    の所定範囲に進入すると、前記ミシン目の切り残し部分
    の長さをカッティング媒体の中央部において形成される
    ミシン目の切り残し部分の長さより所定量長くするよう
    にしたことを特徴とするカッティングプロッタ。
  3. 【請求項3】 載置部材上の用紙等のカッティング媒体
    の両側部と係合して、該カッティング媒体を前後方向に
    駆動する搬送駆動装置を備え、該搬送駆動装置によって
    カッティング媒体を前記載置部材上で前後方向に送る一
    方、カッターを上下方向及び前記カッティング媒体を横
    切る方向に移動して、前記カッティング媒体に所定の図
    形に沿ったカッティング軌跡を形成するようにしたカッ
    ティングプロッタにおいて、前記カッティング媒体にカ
    ット部と切り残し部分とから成るミシン目を形成するに
    際し、前記ミシン目のカット線分データを、カッティン
    グ媒体の中央部に属するものと、カッティング媒体の両
    側部の所定範囲に属するものとに分割し、カッティング
    媒体の中央部に属するカット線分データを全てカット処
    理した後に、カッティング媒体の両側部の所定範囲に属
    するカット線分データのカット処理を行うようにしたこ
    とを特徴とするカッティングプロッタ。
  4. 【請求項4】 載置部材上の用紙等のカッティング媒体
    の両側部と係合して、該カッティング媒体を前後方向に
    駆動する搬送駆動装置を備え、該搬送駆動装置によって
    カッティング媒体を前記載置部材上で前後方向に送る一
    方、カッターを上下方向及び前記カッティング媒体を横
    切る方向に移動して、前記カッティング媒体に所定の図
    形に沿ったカッティング軌跡を形成するようにしたカッ
    ティングプロッタにおいて、前記カッティング媒体にカ
    ット部と切り残し部分とから成るミシン目を形成するに
    際し、前記カッタ−が前記カッティング媒体の両側部の
    所定範囲に進入すると、前記カッティング媒体の搬送速
    度及び加速度を所定のレベルに低下させるようにすると
    ともに、前記ミシン目の切り残し部分の長さをカッティ
    ング媒体の中央部において形成されるミシン目の切り残
    し部分の長さより所定量長くするようにしたことを特徴
    とするカッティングプロッタ。
  5. 【請求項5】 載置部材上の用紙等のカッティング媒体
    の両側部と係合して、該カッティング媒体を前後方向に
    駆動する搬送駆動装置を備え、該搬送駆動装置によって
    カッティング媒体を前記載置部材上で前後方向に送る一
    方、カッターを上下方向及び前記カッティング媒体を横
    切る方向に移動して、前記カッティング媒体に所定の図
    形に沿ったカッティング軌跡を形成するようにしたカッ
    ティングプロッタにおいて、前記カッティング媒体にカ
    ット部と切り残し部分とから成るミシン目を形成するに
    際し、前記ミシン目のカット線分データを、カッティン
    グ媒体の中央部に属するものと、カッティング媒体の両
    側部の所定範囲に属するものとに分割し、カッティング
    媒体の中央部に属するカット線分データを全てカット処
    理した後に、カッティング媒体の両側部の所定範囲に属
    するカット線分データのカット処理を行うようにすると
    ともに、前記カッタ−が前記カッティング媒体の両側部
    の所定範囲に進入すると、前記カッティング媒体の搬送
    速度及び加速度を所定のレベルに低下させるようにした
    ことを特徴とするカッティングプロッタ。
  6. 【請求項6】 載置部材上の用紙等のカッティング媒体
    の両側部と係合して、該カッティング媒体を前後方向に
    駆動する搬送駆動装置を備え、該搬送駆動装置によって
    カッティング媒体を前記載置部材上で前後方向に送る一
    方、カッターを上下方向及び前記カッティング媒体を横
    切る方向に移動して、前記カッティング媒体に所定の図
    形に沿ったカッティング軌跡を形成するようにしたカッ
    ティングプロッタにおいて、前記カッティング媒体にカ
    ット部と切り残し部分とから成るミシン目を形成するに
    際し、前記ミシン目のカット線分データを、カッティン
    グ媒体の中央部に属するものと、カッティング媒体の両
    側部の所定範囲に属するものとに分割し、カッティング
    媒体の中央部に属するカット線分データを全てカット処
    理した後に、カッティング媒体の両側部の所定範囲に属
    するカット線分データのカット処理を行うようにすると
    ともに、前記カッタ−が、前記カッティング媒体の両側
    部の所定範囲に進入すると、前記ミシン目の切り残し部
    分の長さをカッティング媒体の中央部において形成され
    るミシン目の切り残し部分の長さより所定量長くしたこ
    とを特徴とするカッティングプロッタ。
  7. 【請求項7】 載置部材上の用紙等のカッティング媒体
    の両側部と係合して、該カッティング媒体を前後方向に
    駆動する搬送駆動装置を備え、該搬送駆動装置によって
    カッティング媒体を前記載置部材上で前後方向に送る一
    方、カッターを上下方向及び前記カッティング媒体を横
    切る方向に移動して、前記カッティング媒体に所定の図
    形に沿ったカッティング軌跡を形成するようにしたカッ
    ティングプロッタにおいて、前記カッティング媒体にカ
    ット部と切り残し部分とから成るミシン目を形成するに
    際し、前記ミシン目のカット線分データを、カッティン
    グ媒体の中央部に属するものと、カッティング媒体の両
    側部の所定範囲に属するものとに分割し、カッティング
    媒体の中央部に属するカット線分データを全てカット処
    理した後に、カッティング媒体の両側部の所定範囲に属
    するカット線分データのカット処理を行うようにすると
    ともに、前記カッタ−が前記カッティング媒体の両側部
    の所定範囲に進入すると、前記カッティング媒体の搬送
    速度及び加速度を所定のレベルに低下させるようにする
    とともに、前記ミシン目の切り残し部分の長さをカッテ
    ィング媒体の中央部において形成されるミシン目の切り
    残し部分の長さより所定量長くするようにしたことを特
    徴とするカッティングプロッタ。
JP16608694A 1994-06-24 1994-06-24 カッティングプロッタ Pending JPH081584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16608694A JPH081584A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 カッティングプロッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16608694A JPH081584A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 カッティングプロッタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH081584A true JPH081584A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15824733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16608694A Pending JPH081584A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 カッティングプロッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081584A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013230526A (ja) * 2012-04-28 2013-11-14 Duplo Seiko Corp シート材加工機
JP2014140903A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Graphtec Corp カッティングプロッタおよびその制御方法ならびに制御プログラム
JP2016179504A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 ブラザー工業株式会社 切断装置
JP2021028105A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 株式会社リコー シート加工装置、画像形成システム
JP2021028103A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 株式会社リコー シート加工装置、画像形成システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013230526A (ja) * 2012-04-28 2013-11-14 Duplo Seiko Corp シート材加工機
JP2014140903A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Graphtec Corp カッティングプロッタおよびその制御方法ならびに制御プログラム
JP2016179504A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 ブラザー工業株式会社 切断装置
JP2021028105A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 株式会社リコー シート加工装置、画像形成システム
JP2021028103A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 株式会社リコー シート加工装置、画像形成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4048658B2 (ja) ラベル製造装置およびラベル製造方法
JP3289153B2 (ja) プロッタのシート切断方法
JPH081584A (ja) カッティングプロッタ
US5479585A (en) Method of carrying a sheet member for plotter and device therefor
JP3774254B2 (ja) 連続用紙の切断加工装置
JPH09141599A (ja) 走間穿孔装置
KR950011934B1 (ko) 용지구동형 자동제도기
JP3738808B2 (ja) レーザ加工装置
JPH0931836A (ja) カッティングプロッター
JP3270178B2 (ja) 連続用紙切断装置
JP2007069277A (ja) ミシン目カット装置及びプリンタ
JP2741398B2 (ja) 連続用紙のスタッカ装置
JP2724487B2 (ja) 連続用紙切断装置
JP3999067B2 (ja) 媒体処理装置
JPH1035187A (ja) 自動製図機における用紙切断装置
JPH0132137B2 (ja)
JPH0615902A (ja) シート移動型プロッタにおけるシート吸着ファンの制御方法
JP2000024996A (ja) カッティング装置
JPH06255849A (ja) 用紙処理装置のトラクタに対する自動給紙装置
JP3165984B2 (ja) 用紙駆動型プロッタのロール紙切断方法
JP2000006090A (ja) スリッター
JPH11226899A (ja) シート材切断装置
JPH0570004A (ja) ワインダ通紙装置
JPS6398466A (ja) 印字装置
JPH08259046A (ja) プリンタの紙送り機構