JPH08157888A - 洗浄方法および装置 - Google Patents

洗浄方法および装置

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JPH08157888A
JPH08157888A JP33056794A JP33056794A JPH08157888A JP H08157888 A JPH08157888 A JP H08157888A JP 33056794 A JP33056794 A JP 33056794A JP 33056794 A JP33056794 A JP 33056794A JP H08157888 A JPH08157888 A JP H08157888A
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JP
Japan
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water
cleaning
alkaline
alkaline water
acidic
Prior art date
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Pending
Application number
JP33056794A
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English (en)
Inventor
Hikari Suyama
光 須山
Toshimoto Aoki
利元 青木
Kazuya Takazawa
和哉 高澤
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MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗剤に依存することなく良好な洗浄効果が得
られる、主に人体以外の被洗浄物を対象とした洗浄方法
および装置を提供する。 【構成】 水源からの水を電気分解して得たアルカリ水
に超音波を照射して被洗浄物へ作用させる。なお、電気
分解に伴って得られる酸性水は洗浄後のすすぎに使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗浄方法および装置
に関し、特に洗浄剤の使用を最小限とし食器や医療器具
等の洗浄に好適な洗浄方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、流水に超音波を照射して被洗
浄物へ作用させたり、被洗浄物を浸漬させた洗浄水中に
超音波を照射したりして洗浄を行なう、いわゆる超音波
洗浄の技術が知られている。この超音波洗浄技術は、被
洗浄物にブラシ等の汚れ落し部材を用いることなく同等
の洗浄効果が期待でき、省エネ・省資源性の高い洗浄技
術といえよう。
【0003】また、水道水を電気分解して、アルカリ水
と酸性水とを生成する整水器が知られている。アルカリ
水は胃腸等への好ましい効能から飲用にされており、ま
た酸性水は殺菌効果があるとして皮膚等の洗浄・消毒に
利用できることが知られている。このアルカリ水および
酸性水は、それぞれに好ましい機能を備えていながら使
用後には普通の水に還元されるという性質があり、環境
問題に極めて明るい示唆をもたらすものと言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、既に超音波
洗浄技術は各種分野の洗浄に実用化されてきているが、
例えば食器等の油汚れが想定される場合には洗剤との併
用が前提とされており、洗剤の不要化を示唆するまでに
は至っていない。また、前記アルカリ水や酸性水は、人
体を対象とした洗浄への応用が知られているだけで(例
えば特開平5−156688号および特開平6−635
40号)、人体以外の被洗浄物に好適な洗浄方法および
装置までは提案されていない。しかも、電気分解により
アルカリ水と酸性水とは同時に生成されるが、従来はア
ルカリ水を使用する場合は酸性水が使用されないまま排
水され、また酸性水を使用する場合はアルカリ水が排水
されてしまい、両方のイオン水を有効に使用することが
できなかった。
【0005】この発明は、このような事情に対処し、上
記した2つの技術に基づいて洗剤・消毒剤等を従来のよ
うに多量に用いなくても良好な洗浄効果が得られる、人
体以外の被洗浄物を対象とした洗浄方法および装置を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するため、水源からの水を電気分解して得たアルカリ
水に超音波を照射して被洗浄物へ向けて放出することを
特徴としている。また、水源からの水を電気分解して得
たアルカリ水を貯えて被洗浄物を浸漬させ超音波を照射
しても良い。なお、前記電気分解に伴って得られる酸性
水は洗浄後のすすぎに使用すれば良い。
【0007】このような洗浄方法を実現するため、電極
を備え水源からの水を電気分解してアルカリ水と酸性水
を生成する電解室と、該電解室からアルカリ水を取り出
す洗浄水路と、該洗浄水路からのアルカリ水に超音波を
照射して吐出する放水手段とを設けて、洗浄装置を構成
すれば良い。また、電極を備え水源からの水を電気分解
してアルカリ水と酸性水を生成する電解室と、該電解室
からアルカリ水を取り出す洗浄水路と、該洗浄水路から
のアルカリ水を貯え内部に超音波を照射する洗浄槽とを
備えるようにしても良い。なお、前記電解室から酸性水
を取り出すすすぎ水路を備え、該すすぎ水路からの酸性
水を被洗浄物へ向けて吐出する手段、あるいは、すすぎ
水路からの酸性水を貯える被洗浄物を浸漬する手段を備
えて、被洗浄物のすすぎを行なうようにすれば良い。
【0008】
【作用】この洗浄方法および装置によれば、電解室で生
成されたアルカリ水と酸性水は、別々の水路によって被
洗浄部へもたらされる。アルカリ水は、超音波照射を伴
って被洗浄物へ作用し、油汚れ等と良く親和しまたタン
パク分解能力を持つため、超音波による汚れ落しの効果
と相俟って高い洗浄力を発揮する。酸性水は、洗浄後の
すすぎに使用され、その殺菌効果により被洗浄物をより
清潔な状態に仕上げることができる。
【0009】
【実施例】以下、その実施例について図面を基に説明す
る。図1は本発明の実施例装置の説明図である。1は内
部に電解室2を形成する電解槽で、電解室2はイオン交
換膜3により仕切られており、このイオン交換膜3を挾
んで電解室2の両側にはプラス電極4とマイナス電極5
が設けられている。6は水道管と連通し電解槽1へ接続
する給水管、7は食塩・塩化カリウム等の電解を促すた
めの添加剤の水溶液を蓄えるタンク、8はタンク7内の
添加剤水溶液を給水管6からの水道水に混合させる混合
器、9は添加剤水溶液の流出量を加減する流量調節弁
で、電動弁10を開くことにより適量の添加剤を混合し
た水道水が電解室2へ送られる。
【0010】電解室2において、各電極4・5に直流電
圧が印加されると前記水道水が電気分解されイオン交換
膜3を介してプラス電極4側に酸性水がマイナス電極5
側にはアルカリ水がそれぞれ生成される。酸性水は管路
11を介してすすぎ槽12へ送られ、アルカリ水は管路
13を介して洗浄用シンク14へ送られる。すすぎ槽1
2は、被洗浄物を出し入れするためのバスケット15
と、電動弁16を備えた排水管17と、槽内の水位を一
定以下に保つオーバーフロー管18とを備えている。1
9は洗浄用シンク14に臨む洗浄ノズルで、管路13と
接続し内部へアルカリ水を導入させるチャンバー20
と、該チャンバー20内のアルカリ水に超音波を照射す
る超音波振動子21とを備え、アルカリ水に超音波を乗
せて放出するものである。
【0011】22は洗浄の開始/停止等を操作する操作
部、23は前記電極4・5の通電回路、24は電動弁1
0・16,超音波振動子21および通電回路23の作動
制御を行うコントローラである。
【0012】以下、この実施例の使用方法および動作に
ついて説明する。操作部22において洗浄開始の操作が
あると、コントローラ24では、まず電動弁10を開い
て電解室2へ添加剤を含んだ水道水を導入し、電解室2
が水道水で満たされる所定時間後に通電回路23を介し
て前記電極4・5へ通電させ、更に電動弁16を閉じ超
音波振動子21を駆動して洗浄を可能にする。
【0013】洗浄用シンク14ではアルカリ水が超音波
照射を伴って放出され、この放出水流を被洗浄物に作用
させることにより洗浄ができる。洗浄した被洗浄物はす
すぎ槽12へ順次入れておき、最後にバスケット15で
まとめて取り出すようにすれば良い。こうして洗浄作業
が行われ操作部22で洗浄停止の操作があれば、電動弁
10を閉じ電極4・5および超音波振動子21への通電
を止めて動作を終える。
【0014】これにより、例えば食器等の洗浄であれ
ば、洗浄ノズル19からの放水に当てるだけで、アルカ
リ水と超音波との相乗効果により特に洗剤等を使わなく
ても殆どの汚れを落とすことができる。なお、こびりつ
いた汚れでも、被洗浄物を短時間水や洗剤水に浸してお
いてからノズル19の放水を当てるようにすれば良い。
この洗浄中にアルカリ水と同時に生成される酸性水はす
すぎ槽12に貯えられ、洗浄後のすすぎに使用すること
ができる。アルカリ水で洗浄した被洗浄物はすすぎ槽1
2において酸性水に浸され、その殺菌効果により清浄な
状態にすることができる。
【0015】図2は他の実施例装置の説明図である。こ
こでは複数の超音波振動子31を備えた洗浄槽32に、
電解室2から管路13を介して送られるアルカリ水を貯
え、洗浄槽32内に浸漬された被洗浄物を超音波振動子
31の発振により洗浄するするようにしたものである。
33は水位センサで、洗浄槽32内の水位が所定以上に
達したのを検知して超音波振動子31の駆動を許すよう
にし、振動子31の空運転を防止し有効に超音波洗浄で
きるようにしたもので、特に振動子31の駆動を時間制
御する場合に必要となる。34は排水路35に設けられ
る電動弁、36はオーバーフロー管、38は被洗浄物を
取り出すためのバスケットである。一方、酸性水はすす
ぎ用シンク39へ放出され、洗浄槽32において洗浄さ
れた被洗浄物のすすぎに使用される。
【0016】なお、洗浄槽32には必要に応じて洗剤を
使用することもできが、アルカリ水と超音波振動との相
乗効果により高い洗浄効果が得られるため、使用量は最
低限のレベルで良い。また必要に応じ、酸性水は図1の
すすぎ槽12と同様に槽内に貯えて使用するようにして
も良い。
【0017】図3はさらに他の実施例装置を示す説明図
であり、自動洗浄システムへの応用例である。コンベア
ラインで搬送される被洗浄物に対し、図1の洗浄ノズル
19と同様な超音波振動子41を備えた洗浄ノズル42
よりアルカリ水を超音波と共に放出させて洗浄を行い、
続いて管路11より酸性水を放出させてすすぎを行うよ
うにしたものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によれば、
アルカリ水に超音波を照射して被洗浄物へ作用させるの
で、アルカリ水の汚れ成分との親和性と超音波振動によ
る汚れ落とし作用とが相乗されて高い洗浄効果を発揮
し、洗剤に依存することなく洗浄できる。
【0019】また、アルカリ水の生成と同時に得られる
酸性水をすすぎに使用すれば、酸性水の殺菌作用により
被洗浄物を清浄な状態に仕上げることができ、酸性水を
無駄にすることなく効果的な洗浄ができる。
【0020】なお、本願発明の思想を応用して酸性水に
超音波を照射して洗浄を行う方法も考えられるが、酸性
水には水道水や添加剤に含まれる塩素系イオンが多く含
まれており、超音波を照射するとこの塩素系イオンの気
化を促進してカルキ臭が発生し、作業者に不快感を与え
るばかりか人体に悪影響を及ぼす危険が生じる。しか
し、本願発明のように塩素系イオンの少ないアルカリ水
にのみ超音波を照射すれば、このような不都合なく安全
に使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置を示す説明図である。
【図2】第2の実施例装置を示す説明図である。
【図3】第3の実施例装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電解槽 2 電解室 4 プラス電極 5 マイナス電極 6 給水管 11 酸性水管路 12 すすぎ槽 13 アルカリ水管路 14 洗浄用シンク 19 洗浄ノズル 21 超音波振動子 31 超音波振動子 32 洗浄槽 39 すすぎ用シンク 41 超音波振動子 42 洗浄槽

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水源からの水を電気分解して得たアルカ
    リ水に超音波を照射して被洗浄物へ向けて放出すること
    を特徴とする洗浄方法。
  2. 【請求項2】 水源からの水を電気分解して得たアルカ
    リ水を貯えて被洗浄物を浸漬させ超音波を照射すること
    を特徴とする洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の洗浄方法におい
    て、前記電気分解に伴って得られる酸性水を洗浄後のす
    すぎに使用することを特徴とする洗浄方法。
  4. 【請求項4】 電極を備え水源からの水を電気分解して
    アルカリ水と酸性水を生成する電解室と、該電解室から
    アルカリ水を取り出す洗浄水路と、該洗浄水路からのア
    ルカリ水に超音波を照射して吐出する放水手段とを備え
    たことを特徴とする洗浄装置。
  5. 【請求項5】 電極を備え水源からの水を電気分解して
    アルカリ水と酸性水を生成する電解室と、該電解室から
    アルカリ水を取り出す洗浄水路と、該洗浄水路からのア
    ルカリ水を貯え内部に超音波を照射する洗浄槽とを備え
    たことを特徴とする洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の洗浄装置におい
    て、前記電解室から酸性水を取り出すすすぎ水路と、該
    すすぎ水路からの酸性水を吐出する手段とを備えたこと
    を特徴とする洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または5記載の洗浄装置におい
    て、前記電解室からアルカリ水を取り出すすすぎ水路
    と、該すすぎ水路からの酸性水を貯えるすすぎ槽とを備
    えたことを特徴とする洗浄装置。
JP33056794A 1994-12-06 1994-12-06 洗浄方法および装置 Pending JPH08157888A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5928948A (en) * 1997-03-10 1999-07-27 Steris Corporation Method for the assessment and validation of cleaning processes
JP2001310164A (ja) * 2000-05-01 2001-11-06 Hajime Shibata 超音波洗浄槽
US6624133B1 (en) 1998-11-16 2003-09-23 The Procter & Gamble Company Cleaning product which uses sonic or ultrasonic waves
JP2007509204A (ja) * 2003-10-16 2007-04-12 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 自動食器洗い機においてガラス製品を表面腐食から保護するための全サイクル法

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